JP2001352261A - 送信装置及びそのアイソレーション調整方法 - Google Patents

送信装置及びそのアイソレーション調整方法

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JP2001352261A
JP2001352261A JP2000170885A JP2000170885A JP2001352261A JP 2001352261 A JP2001352261 A JP 2001352261A JP 2000170885 A JP2000170885 A JP 2000170885A JP 2000170885 A JP2000170885 A JP 2000170885A JP 2001352261 A JP2001352261 A JP 2001352261A
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signal
circuit
transmitting
isolation
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JP2000170885A
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Yasushi Kosaka
裕史 小坂
Kazuhiko Ikeda
和彦 池田
Yoshifusa Tateno
吉英 立野
Tomoaki Shimizu
智章 清水
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信信号の信号レベルを簡便な方法で精度良
く検出し、各送信信号の出力レベルの精度向上が可能な
送信装置およびそのアイソレーション調整方法を提供す
ること。 【解決手段】 異なるキャリア周波数の送信信号を出力
する第1および第2の送信回路31,32と、第1およ
び第2の送信信号のレベルをそれぞれ検出する第1およ
び第2のレベル検出回路51,52と、検出されたレベ
ルに応じて、第1および第2の送信回路31,32から
出力される第1および第2の送信信号のレベルを可変す
る制御部8と、第1および第2の送信信号を合成する合
成回路61と、合成回路61のアイソレーションを調整
するための可変抵抗71とを有する送信装置であって、
可変抵抗71の抵抗値を調整して合成回路61のアイソ
レーションを確保するによって、第1および第2のレベ
ル検出回路51,52の検出誤差を小さくし、第1およ
び第2の送信信号の出力レベルを向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の搬送波(キ
ャリア)を合成してマルチキャリアの送信信号を出力す
る送信装置及びそのアイソレーション調整方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のキャリア(搬送波)を合成
してマルチキャリアの送信信号を出力する送信装置で
は、合成回路の電力の反射分を吸収するための吸収抵抗
器として固定抵抗を用いて、送信回路系間のアイソレー
ションを確保することにより、出力レベルの精度向上を
図っていた。
【0003】図11は、従来の送信装置を示すブロック
構成図である。複数の送信回路を備えた同図に示す従来
の送信装置14aは、第1の送信回路31aおよび第2
の送信回路32aからのキャリア(搬送波)信号の電力
の一部を、それぞれ第1の結合回路41aおよび第2の
結合回路42aで取り出している。第1のレベル検出回
路51aおよび第2のレベル検出回路52aは、第1お
よび第2の結合回路41a,42aで取り出された信号
の電力レベルに応じてそれぞれ検出信号1011a,1
012aを出力し、制御部8aに入力する。制御部8a
は、第1および第2のレベル可変回路21a,22aに
対して、各レベル可変回路の出力レベルが一定となるよ
うにそれぞれ利得制御信号1001a,1002aを出
力して、第1および第2の送信回路31a,32aの出
力レベルが一定となるようフィードバック制御を行って
いた。
【0004】また、従来の送信装置14aでは、合成回
路61aで電力の反射分を吸収するための吸収抵抗器と
して、最適な抵抗値の固定抵抗1000aを用いること
によって、送信回路系間のアイソレーション、すなわち
第1および第2の送信回路間のアイソレーションを確保
していた。送信回路系間のアイソレーションを確保する
ことによって、各送信回路は互いの影響を受けずに送信
出力端での出力レベルを一定にすることができる。例え
ば、2つの送信回路を有する送信装置においては、吸収
抵抗器の特性インピーダンスが50Ωである場合は、1
00Ωの固定抵抗を用いることによって、各送信回路間
のアイソレーションを確保することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
送信装置14aにあっては、吸収抵抗器として固定抵抗
1000aが用いられているが、実際には、固定抵抗の
抵抗値には製造時における製作偏差があるために、送信
装置によっては送信回路系間のアイソレーションが充分
に確保されない。また、合成回路61aの入出力や負荷
と整合する特性インピーダンスからのばらつきがある場
合も同様に、送信回路系間のアイソレーションが充分に
確保されない。このように、送信回路系間のアイソレー
ションが十分に確保されないと、送信信号の信号レベル
を検出するレベル検出回路に他の送信回路の送信信号が
妨害波として悪影響を及ぼすため、レベル検出回路51
a,52aにおける送信電力レベルの検出誤差が大きくな
ってしまうという問題点があった。したがって、従来の
送信装置14aでは、出力精度の高い送信信号を出力す
ることができなかった。
【0006】また、従来の送信装置14aにあっては、
合成回路61aのアイソレーション、すなわち送信回路
系間のアイソレーションを測定するときに、ネットワー
クアナライザやスペクトラムアナライザ等の測定器を用
いる必要がある。したがって、アイソレーションの測定
作業に時間およびコストがかかってしまうという問題点
もあった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、送信信号の信号レベルを簡便な方法
で精度良く検出し、各送信信号の出力レベルの精度向上
が可能な送信装置及びそのアイソレーション調整方法を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る送信装置は、異なるキャリ
ア周波数の送信信号を出力する複数の送信手段と、該出
力された複数の送信信号の信号レベルをそれぞれ検出す
る複数の信号レベル検出手段と、該検出された各信号レ
ベルに基づき、それぞれの前記送信手段から出力される
送信信号の信号レベルを制御する制御手段と、前記出力
された複数の送信信号を合成する合成手段と、該合成手
段に設けられ、前記複数の送信信号のアイソレーション
を調整するために抵抗値が変更自在である可変抵抗手段
とを備えたものである。
【0009】また、請求項2に係る送信装置は、請求項
1に記載の送信装置において、前記可変抵抗手段は、前
記制御手段によって前記抵抗値が変更される制御型可変
抵抗手段であるものである。
【0010】また、請求項3に係る送信装置は、請求項
1または2に記載の送信装置において、前記複数の送信
手段のうち1つの送信手段が動作して、その他の送信手
段は動作していない状態で、該動作していない送信手段
に対応する前記信号レベル検出手段によって検出される
信号レベルが最小となるように、前記可変抵抗手段の抵
抗値を変更することにより、前記アイソレーションを調
整するものである。
【0011】また、請求項4に係る送信装置は、請求項
2に記載の送信装置において、前記複数の送信手段のう
ち1つの送信手段が動作して、その他の送信手段は動作
していない状態で、該動作していない送信手段に対応す
る前記信号レベル検出手段によって検出される信号レベ
ルが前記制御手段に予め記憶された所定レベル以下とな
るように、前記制御型可変抵抗手段の抵抗値を変更する
ことにより、前記アイソレーションを調整するものであ
る。
【0012】また、請求項5に係る送信装置は、請求項
1、2、3または4に記載の送信装置において、1対の
異なるキャリア周波数の送信信号を合成する前記合成手
段を複数組み合わせて3つ以上の送信信号を合成する場
合、前記可変抵抗手段は、前記複数の合成手段のそれぞ
れに設けられているものである。
【0013】また、請求項6に係る送信装置は、請求項
1、2、3、4または5に記載の送信装置において、前
記送信手段を基板の一方の面に実装し、前記信号レベル
検出手段および前記合成手段を前記基板の他方の面に実
装したものである。
【0014】また、請求項7に係る送信装置は、請求項
1、2、3、4、5または6に記載の送信装置におい
て、受信装置と共に無線基地局装置に搭載されたもので
ある。
【0015】また、請求項8に係るアイソレーション調
整方法は、請求項1または請求項2に記載の送信装置の
アイソレーション調整方法であって、前記複数の送信手
段のうち1つの送信手段が動作して、その他の送信手段
は動作していない状態で、該動作していない送信手段に
対応する前記信号レベル検出手段によって検出される信
号レベルが最小となるように、前記可変抵抗手段の抵抗
値を変更するものである。
【0016】また、請求項9に係るアイソレーション調
整方法は、請求項2に記載の送信装置のアイソレーショ
ン調整方法であって、前記複数の送信手段のうち1つの
送信手段が動作して、その他の送信手段は動作していな
い状態で、該動作していない送信手段に対応する前記信
号レベル検出手段によって検出される信号レベルが前記
制御手段に予め記憶された所定レベル以下となるよう
に、前記制御型可変抵抗手段の抵抗値を変更するもので
ある。
【0017】さらに、請求項10に係るアイソレーショ
ン調整方法は、異なるキャリア周波数の送信信号を出力
する複数の送信手段と、該出力された複数の送信信号の
信号レベルをそれぞれ検出する複数の信号レベル検出手
段と、該検出された各信号レベルに基づき、それぞれの
前記送信手段から出力される送信信号の信号レベルを制
御する制御手段と、前記出力された複数の送信信号を合
成する合成手段と、取り替え自在に前記合成手段に設け
られ、前記複数の送信信号のアイソレーションを調整す
る固定抵抗手段と、を備えた送信装置のアイソレーショ
ン調整方法であって、前記複数の送信手段のうち1つの
送信手段が動作して、その他の送信手段は動作していな
い状態で、該動作していない送信手段に対応する前記信
号レベル検出手段によって検出される信号レベルが最小
となるように、抵抗値の異なる前記固定抵抗手段を取り
替えながら選択するものである。
【0018】本発明の請求項1に係る送信装置では、複
数の送信手段からそれぞれ出力された異なるキャリア周
波数の送信信号の信号レベルを、複数の信号レベル検出
手段においてそれぞれ検出し、制御手段が、信号レベル
検出手段で検出された各信号レベルに基づいて、送信手
段から出力される送信信号の信号レベルを制御し、複数
の送信手段からそれぞれ出力された複数の送信信号を合
成手段で合成し、合成手段に設けられる吸収抵抗器とし
ては、複数の送信信号のアイソレーションを調整するた
めに抵抗値が変更自在である可変抵抗手段が用いられて
いる。特に、請求項2に係る送信装置では、可変抵抗手
段として、制御手段によって抵抗値が変更可能な制御型
可変抵抗手段が用いられている。
【0019】また、請求項3に係る送信装置および請求
項8に係るアイソレーション調整方法では、複数の送信
手段のうち1つの送信手段が動作して、その他の送信手
段は動作していない状態で、該動作していない送信手段
に対応する信号レベル検出手段によって検出される信号
レベルが最小となるように可変抵抗手段の抵抗値を変更
することにより、合成手段のアイソレーションを調整し
ている。
【0020】したがって、複数の送信信号(送信回路系
間)のアイソレーションを容易に最適値に調整すること
ができ、信号レベル検出手段によって検出される信号レ
ベルの誤差を低減することができる。結果として、送信
装置から出力される送信信号の出力精度を向上させるこ
とができる。また、アイソレーション調整のための吸収
抵抗器として可変抵抗手段を用いているため、アイソレ
ーションの調整を容易に行うことができる。さらに、可
変抵抗手段としての制御型可変抵抗手段の抵抗値を制御
手段によって変更することにより、アイソレーションの
調整を短時間でかつ自動的に行うことができる。
【0021】また、請求項4に係る送信装置および請求
項9に係るアイソレーション調整方法では、複数の送信
手段のうち1つの送信手段が動作して、その他の送信手
段は動作していない状態で、該動作していない送信手段
に対応する信号レベル検出手段によって検出される信号
レベルが制御手段に予め記憶された所定レベル以下とな
るように、制御型可変抵抗手段の抵抗値を変更すること
により、合成手段のアイソレーションを調整している。
【0022】したがって、制御手段に予め記憶された所
定レベルを、送信装置の故障や妨害波の影響のない正常
時の送信出力レベルに応じて設定された検出信号のレベ
ルに基づいた値とすることで、合成手段のアイソレーシ
ョンを短時間でかつ自動的に調整できるだけでなく、送
信手段や信号レベル検出手段に異常がある場合や送信手
段からの不要な妨害波の有無を感知することができる。
【0023】また、請求項10に係るアイソレーション
調整方法では、複数の送信手段のうち1つの送信手段が
動作して、その他の送信手段は動作していない状態で、
該動作していない送信手段に対応する信号レベル検出手
段によって検出される信号レベルが最小となるように抵
抗値の異なる固定抵抗手段を取り替えながら選択して、
合成手段のアイソレーションを調整している。
【0024】このように、最適な固定抵抗手段を用いる
ことによって合成回路のアイソレーションを容易に調整
でき、さらに、固定抵抗手段は可変抵抗手段や制御型可
変抵抗手段と比較して固定抵抗の部品形状が小さいた
め、小型化に適し、かつ高周波特性に優れた送信装置を
提供することができる。
【0025】また、請求項5に係る送信装置では、1対
の異なるキャリア周波数の送信信号を合成する合成手段
を複数組み合わせて3つ以上の送信信号を合成する場
合、可変抵抗手段は、複数の合成手段のそれぞれに設け
られていることが望ましい。
【0026】また、請求項6に係る送信装置では、送信
手段を基板の一方の面に実装し、信号レベル検出手段お
よび合成手段を基板の他方の面に実装している。このよ
うに、基板の一方の面に送信手段、他方の面に信号レベ
ル検出手段および合成手段を分けて実装することによ
り、送信手段からの不要な妨害波の空間的な飛び込みを
減らし、各送信手段からの各信号レベルを精度良く検出
することができる。
【0027】さらに、請求項7に係る送信装置では、送
信装置が受信装置と共に無線基地局装置に搭載されてい
ることが望ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る送信装置及び
そのアイソレーション調整方法の実施の形態について、
図面を参照して詳細に説明する。 [第1の実施形態]図1は、本発明に係る送信装置が適
用された無線基地局装置を示す構成図である。同図に示
す無線基地局装置は、アンテナ40、アンテナ共用器3
0、送信装置14および受信装置20を備えて構成され
ている。この無線基地局装置においては、送信装置14
から異なる周波数の複数の送信信号が出力され、アンテ
ナ共用器30でその周波数帯域が制限された後、アンテ
ナ40から電波として空間に送信される。また、アンテ
ナ40で受信した電波はアンテナ共用器30でその周波
数帯域が制限された後、受信信号として受信装置20に
入力され受信処理が行われる。
【0029】図2は、本発明の第1の実施形態に係る送
信装置を示す構成図である。同図に示す送信装置14A
は、特許請求の範囲の送信手段に該当する第1および第
2の送信回路31,32、第1および第2の結合回路4
1,42、信号レベル検出手段に該当する第1および第
2のレベル検出回路51,52、合成手段に該当する合
成回路61、可変抵抗手段に該当する可変抵抗71およ
び制御手段に該当する制御部8を備えて構成されてい
る。
【0030】まず、第1の送信回路31は、送信信号を
出力する送信部11と、送信部11から出力された出力
信号を主に増幅可能な、電力レベルを可変するレベル可
変回路21とを有し、任意のキャリア(搬送波)周波数
の送信信号を出力するものである。また、第2の送信回
路32は、第1の送信回路31と同様に送信部12とレ
ベル可変回路22とを有し、第1の送信回路31と異な
るキャリア周波数の送信信号を出力するものである。
【0031】また、第1および第2の結合回路41,4
2は、第1および第2の送信回路31,32から出力さ
れた送信信号を2方向に分配し、一方を第1および第2
のレベル検出回路51,52に、もう一方を合成回路6
1に出力するものである。なお、第1および第2の結合
回路41,42は、コンデンサや固定抵抗、方向性結合
器等によって実現される。
【0032】また、第1および第2のレベル検出回路5
1,52は、それぞれ第1および第2の結合回路41,
42により取り出された送信信号の電力レベルに応じ
て、検出信号101a,102aとして直流電圧または
直流電流を制御部8に供給するものである。なお、第1
および第2のレベル検出回路51,52は、ダイオード
検波器等によって実現される。
【0033】また、合成回路61は、第1の送信回路3
1および第2の送信回路32を備えた2系統の送信回路
系からの出力信号を合成するものであり、合成回路61
によって合成された2つのキャリアを有する合成信号は
送信出力端子81から出力される。なお、合成回路61
は、特開平6−177616号公報に示されたウィルキ
ンソン合成器等によって実現される。
【0034】また、可変抵抗71は、合成回路61のア
イソレーション、すなわち第1の送信回路11と第2の
送信回路12との間のアイソレーションを確保する吸収
抵抗器であり、合成回路61における電力の反射分を吸
収するものである。可変抵抗71は、合成回路61に並
列に接続されている。
【0035】さらに、制御部8は、第1および第2の送
信回路11,12から出力される送信信号の出力レベル
が一定となるよう、第1および第2のレベル検出回路5
1,52から供給された検出信号101a,102aの電
圧値および電流値に応じた利得制御信号101b,10
2bを各レベル可変回路21,22に供給して、フィー
ドバック制御を行うものである。
【0036】次に、本実施形態の送信装置14Aの動作
について説明する。まず、第1および第2の送信部1
1,12から互いに異なる周波数の送信信号が出力さ
れ、第1および第2のレベル可変回路21,22でそれ
ぞれ増幅される。次に、送信部11とレベル可変回路2
1とから構成される第1の送信回路31から出力される
送信信号、および送信部12とレベル可変回路22とか
ら構成される第2の送信回路32から出力された送信信
号は、それぞれ第1および第2の結合回路41,42で
2方向に分配され、送信信号の電力の一部が第1および
第2のレベル検出回路51,52に供給される。
【0037】次に、第1および第2のレベル検出回路5
1,52は、供給された送信信号の電力レベルに応じた
検出信号101a,102aを制御部8に供給する。さ
らに、制御部8は、第1および第2の送信回路31,3
2の出力レベルが一定となるように、第1および第2の
レベル可変回路21,22に対してそれぞれ利得制御信
号101b,102bを供給してフィードバック制御を
行う。
【0038】一方、第1および第2の結合回路41,4
2から合成回路61に供給された送信信号は、この合成
回路61において合成され、マルチキャリア信号が生成
される。図3に、合成回路61によって生成されたマル
チキャリア信号の周波数スペクトルの一例を示す。同図
に示すマルチキャリア信号には、第1の送信回路31か
らの送信信号による周波数f1成分と、第2の送信回路
32からの送信信号による周波数f2成分とが含まれて
いる。
【0039】合成回路61で生じる電力の反射分は、可
変抵抗71で吸収される。図4に、可変抵抗71の抵抗
値を変化させたときの合成回路のアイソレーション値の
変化を示す。合成回路61のアイソレーション値が最大
となるように可変抵抗71の抵抗値を最適値とすること
で、合成回路61のアイソレーション、すなわち第1の
送信回路11と第2の送信回路12との間のアイソレー
ションを確保することができる。
【0040】次に、本実施形態の送信装置14Aにおけ
る合成回路61のアイソレーション調整方法について説
明する。まず、第1の送信回路31が動作して送信信号
を出力している一方、第2の送信回路32は動作してい
ない状態で、第2のレベル検出回路52から出力される
検出信号102aを電圧計等で監視しながら、検出信号
102aのレベル(電圧レベル等)が最小となるように
可変抵抗71の抵抗値を調整することで、合成回路61
のアイソレーションを調整する。
【0041】逆に、第2の送信回路32が動作して送信
信号を出力している一方、第1の送信回路31は動作し
ていない状態で、第1のレベル検出回路51から出力さ
れる検出信号101aを電圧計等で監視しながら、検出
信号101aのレベルが最小となるように可変抵抗71
の抵抗値を調整することでも、同様に合成回路61のア
イソレーションを調整することができる。
【0042】このように、第1の実施形態の送信装置1
4Aでは、合成回路61の吸収抵抗器として可変抵抗7
1を設け、送信信号を出力していない送信回路側の検出
信号のレベルが最小となるように可変抵抗71の抵抗値
を調整することによって、送信回路系間のアイソレーシ
ョンを容易に調整することができる。したがって、合成
回路61のアイソレーションを最適値に確保することが
でき、第1および第2のレベル検出回路51,52によ
る検波誤差を低減することができる。結果として、送信
装置14Aから出力される各送信信号の出力レベルの精
度を向上させることができる。
【0043】次に、送信装置14Aを構成する各構成要
素の基板上の具体的な配置について説明する。図5は、
送信装置14Aを構成する各構成要素の基板上の配置を
示す説明図である。各構成要素が実装される多層基板1
5の表面には、第1の送信回路31および第2の送信回
路32が実装され、裏面には、合成回路71、第1のレ
ベル検出回路51および第2のレベル検出回路52が実
装されている。なお、多層基板15は、送信信号の空間
的な伝送を遮断する効果を有している。
【0044】多層基板15を上から見た状態において、
合成回路71は第1の送信回路31と第2の送信回路3
2との間に位置し、第1のレベル検出回路51は第2の
送信回路32から遠ざけるように第1の送信回路31の
下方に位置し、第2のレベル検出回路52は第1の送信
回路31から遠ざけるように第2の送信回路32の下方
に位置している。このため、第1のレベル検出回路51
および合成回路71は、第2の送信回路32から発せら
れる空間的な妨害波の影響を受けにくい。同様に、第2
のレベル検出回路52および合成回路71は、第1の送
信回路31から発せられる空間的な妨害波の影響を受け
にくい。
【0045】すなわち、第1の送信回路31から発生さ
れた送信信号は第2のレベル検出回路52や合成回路7
1に影響を与えることなく、第1のレベル検出回路51
によって電力レベルが検出される。また逆に、第2の送
信回路32からの送信信号は第1のレベル検出回路51
や合成回路71に影響を与えることなく、第2のレベル
検出回路52によって電力レベルが検出される。
【0046】従来では、送信装置を構成する全ての部品
を多層基板の表面および裏面のいずれか一方のみに実装
していたので、複数の送信回路からの送信信号がそれぞ
れ漏洩して、合成回路やレベル検出回路に不要な妨害波
として空間的に飛び込む。したがって、この妨害波が送
信信号の電力レベルを検出するレベル検出回路に影響を
及ぼすこととなり、送信回路からの各信号レベルを精度
良く検出することができず、出力レベルの精度を低下さ
せていた。これに対し、本実施形態では、送信回路(3
1,32)をレベル検出回路(51,52)や合成回路
(71)から分離するように、多層基板(15)の表面
と裏面とにそれぞれを実装すると共に、妨害波を発する
送信回路からレベル検出回路および合成回路を遠ざける
ように配置している。したがって、送信回路からの不要
な妨害波の空間的な飛び込みを低減でき、各送信回路か
らの各送信信号のレベルを精度良く検出することができ
る。結果として、送信信号の出力精度を向上させること
ができる。
【0047】なお、このような多層基板上における送信
回路、レベル検出回路および合成回路の配置は、後述す
る第2〜第6の実施形態においても同様であり、2系統
の送信回路系に限らず、3系統以上の送信回路系におい
ても適用される。
【0048】[第2の実施形態]図6は、本発明の第2
の実施形態に係る送信装置を示す構成図である。同図に
示す第2の実施形態の送信装置14Bは、図1に示す無
線基地局装置を構成するものであり、送信装置14Bを
構成する各構成要素は、図5に示したように多層基板1
5の表面および裏面に配置される。また、本実施形態の
送信装置14Bに係る説明では、図2に示す第1の実施
形態と同一の構成要素に同一の符号を附して詳細を省略
する。
【0049】本実施形態の送信装置14Bは、第1およ
び第2の送信回路31,32、第1および第2の結合回
路41,42、第1および第2のレベル検出回路51,
52および合成回路61を有し、さらに、第1の実施形
態とは異なるものとして、特許請求の範囲の制御型可変
抵抗手段に該当する制御型可変抵抗91および制御手段
に該当する制御部8'を備えて構成されている。
【0050】制御型可変抵抗91は、制御部8'から供
給される可変抵抗制御信号110の電圧レベルに応じて
抵抗値が変化する電圧可変型の吸収抵抗器であり、第1
の実施形態と同様に、合成回路61で生じる電力の反射
分を吸収して合成回路61のアイソレーションを確保す
る。なお、可変抵抗制御信号110の電圧レベルは、第
1レベル検出回路51または第2レベル検出回路52か
ら供給された検出信号101aまたは102aに応じて
制御部8で決定される。
【0051】本実施形態の送信装置14Bの動作は、第
1の実施形態の送信装置14Aと同様であるため、説明
を省略する。次に、本実施形態の送信装置14Bにおけ
る合成回路61のアイソレーション調整方法について説
明する。まず、第1の送信回路31が動作して送信信号
を出力している一方、第2の送信回路32は動作してい
ない状態で、第2のレベル検出回路52から出力される
検出信号102aを電圧計等で監視しながら、制御部
8'は、検出信号102aのレベル(電圧レベル等)が
最小となるような電圧レベルの可変抵抗制御信号110
を制御型可変抵抗91に供給する。可変抵抗制御信号1
10によって制御型可変抵抗91はその抵抗値が調整さ
れるため、合成回路61のアイソレーションが調整さ
れ、第1の送信回路11と第2の送信回路12との間の
アイソレーションを確保することができる。
【0052】逆に、第2の送信回路32が動作して送信
信号を出力している一方、第1の送信回路31は動作し
ていない状態で、第1のレベル検出回路51から出力さ
れる検出信号101aを監視しながら、検出信号101
aのレベルが最小となるような電圧レベルの可変抵抗制
御信号110を制御型可変抵抗91に供給して、合成回
路61のアイソレーション調整を行っても良い。
【0053】このように、第2の実施形態の送信装置1
4Bでは、合成回路61の吸収抵抗器として制御型可変
抵抗91を設け、検出信号101a,102aのレベル
が最小となるように、制御部8から供給される可変抵抗
制御信号110によって制御型可変抵抗91の抵抗値を
自動的に調節することで、合成回路61のアイソレーシ
ョンを短時間で自動的に最適値とすることができる。
【0054】なお、本実施形態のアイソレーション調整
方法では、レベル検出回路51または52からの検出信
号101aまたは102aのレベルが最小となるように
制御型可変抵抗91の抵抗値を調整しているが、レベル
検出回路51または52からの検出信号101aまたは
102aのレベルが予め制御部8'に記憶された所定レ
ベル(送信停止時のレベル)以下となるように調整して
も良い。所定レベルは、送信装置14Bの故障や妨害波
の影響のない正常時の送信出力レベルに応じて設定され
た検出信号101a,102aのレベルに基づき予め決
定される。
【0055】このアイソレーション調整方法によれば、
制御部8'に所定レベルが予め記憶されているので、合
成回路61のアイソレーションを短時間で自動的に調整
できることに加えて、送信回路やレベル検出回路の異常
や送信回路からの不要な妨害波の有無を感知することも
できる。
【0056】[第3の実施形態]図7は、本発明の第3
の実施形態に係る送信装置を示す構成図である。同図に
示す第3の実施形態の送信装置14Cも、第1および第
2の実施形態と同様に、図1に示す無線基地局装置を構
成するものであり、送信装置14Cを構成する各構成要
素は、図5に示したように多層基板15の表面および裏
面に配置される。また、本実施形態の送信装置14Cに
係る説明では、図2に示す第1の実施形態と同一の構成
要素に同一の符号を附して詳細を省略する。
【0057】本実施形態の送信装置14Cは、第1およ
び第2の送信回路31,32、第1および第2の結合回
路41,42、第1および第2のレベル検出回路51,
52、合成回路61および制御部8を有し、さらに、第
1の実施形態とは異なるものとして、特許請求の範囲の
固定抵抗手段に該当する固定抵抗95を備えて構成され
ている。固定抵抗95は、多層基板15の面に取り替え
自在に取り付けられており、合成回路61で生じた電力
の反射分を吸収する吸収抵抗器である。
【0058】本実施形態の送信装置14Cの動作は、第
1の実施形態の送信装置14Aまたは第2の実施形態の
送信装置14Cと同様であるため、説明を省略する。次
に、本実施形態の送信装置14Cにおける合成回路61
のアイソレーション調整方法について説明する。まず、
第1の送信回路31が動作して送信信号を出力している
一方、第2の送信回路32は動作していない状態で、第
2のレベル検出回路52から出力される検出信号102
aを電圧計等で監視しながら、検出信号102aのレベ
ルが最小となるような固定抵抗95を取り替えながら選
択して、合成回路61のアイソレーションを調整する。
【0059】逆に、第2の送信回路32を動作して送信
信号を出力している一方、第1の送信回路31は動作し
ていない状態で、第1のレベル検出回路51から出力さ
れる検出信号101aを電圧計等で監視しながら、検出
信号101aのレベルが最小となるような固定抵抗95
を取り替えながら選択することでも、同様に合成回路6
1のアイソレーションを調整することができる。
【0060】このように、第3の実施形態の送信装置1
4Cでは、合成回路61の吸収抵抗器として固定抵抗9
5を設け、送信信号を出力していない送信回路側の検出
信号のレベルが最小となるような固定抵抗95を取り替
えながら選択することによって、合成回路61のアイソ
レーションを容易に調整することができる。また、固定
抵抗95は部品形状が小さいため、送信装置の小型化に
も適しており、かつ高周波特性にも優れている。
【0061】[第4の実施形態]図8は、本発明の第4
の実施形態に係る送信装置を示す構成図である。同図に
示す第4の実施形態の送信装置14Dも、第1、第2お
よび第3の実施形態と同様に、図1に示す無線基地局装
置を構成するものであり、送信装置14Dを構成する各
構成要素は、図5に示したように多層基板15の表面お
よび裏面に配置される。
【0062】第4の実施形態の送信装置14Dは、第1
の実施形態の送信装置14Aが並列に接続され、各合成
信号を合成する第3の合成回路63をさらに備えた4系
統の送信回路系を有したものである。より詳しくは、送
信装置14Dは、第1〜第4の送信回路31〜34、第
1〜第4の結合回路41〜44、第1〜第4のレベル検
出回路51〜54、第1、第2および第3の合成回路6
1,62,63、第1、第2および第3の可変抵抗7
1,72,73および制御部8''を備えて構成されてい
る。
【0063】第1〜第4の送信回路31〜34は、それ
ぞれ異なるキャリア周波数の送信信号を出力するもので
あり、第1の実施形態の第1の送信回路31または第2
の送信回路32と同様である。また、第1〜第4の結合
回路41〜44は、第1〜第4の送信回路31〜34か
ら出力された各送信信号を2方向に分配するものであ
り、第1の実施形態の第1の合成回路61または第2の
合成回路62と同様である。また、第1〜第4のレベル
検出回路51〜54は、第1〜第4の結合回路41〜4
4で分配されて入力された送信信号の電力レベルを検出
し、その検出信号101a〜104aを制御部8''に入
力するものである。
【0064】また、制御部8''は、第1〜第4の送信回
路31〜34から出力される各送信信号の出力レベルが
一定となるよう、第1〜第4の送信回路31〜34に利
得制御信号101b〜104bを供給してフィードバッ
ク制御を行うものである。
【0065】また、第1の合成回路61は、第1および
第2の送信回路31,32を備えた2系統の送信回路系
からの出力信号を合成するものであり、第2の合成回路
62は、第3および第4の送信回路33,34を備えた
2系統の送信回路系からの出力信号を合成するものであ
る。また、第3の合成回路63は、第1および第2の合
成回路61,62から出力された各合成信号をさらに合
成するものであり、第3の合成回路63によって合成さ
れた4つのキャリアを有する合成信号は送信出力端子8
2から出力される。
【0066】さらに、第1〜第3の可変抵抗71,7
2,73は、それぞれ第1〜第3の合成回路61,6
2,63のアイソレーションを確保する吸収抵抗器であ
り、第1〜第3の合成回路61,62,63における各
電流区の反射分を吸収するものである。特に、第3の可
変抵抗73は第3の合成回路63のアイソレーションを
確保するため、第1〜第4の送信回路31〜34のアイ
ソレーションを確保することとなる。なお、第1〜第3
の可変抵抗71,72,73は、第1〜第3の合成回路
61,62,63にそれぞれ並列に接続されている。
【0067】次に、本実施形態の送信装置14Dにおけ
る第1、第2および第3の合成回路61,62,63の
アイソレーション調整方法について説明する。まず、第
1の送信回路31が動作して送信信号を出力している一
方、第2の送信回路32は動作していない状態で、第2
のレベル検出回路52から出力される検出信号102a
を電圧計等で監視しながら、検出信号102aのレベル
(電圧レベル等)が最小となるように可変抵抗71の抵
抗値を調整することで、第1の合成回路61のアイソレ
ーションを調整する。
【0068】逆に、第2の送信回路32が動作して送信
信号を出力している一方、第1の送信回路31は動作し
ていない状態で、第1のレベル検出回路51から出力さ
れる検出信号101aを電圧計等で監視しながら、検出
信号101aのレベルが最小となるように可変抵抗71
の抵抗値を調整することでも、同様に第1の合成回路6
1のアイソレーションを調整することができる。また、
同様の手順で、第3の送信回路33と第4の送信回路3
4とが接続された第2の合成回路62のアイソレーショ
ンを調整する。
【0069】次に、第1〜第4の送信回路31〜34の
うち、いずれか1つの送信回路だけが動作して送信信号
を出力し、その他の送信回路は動作していない状態で、
合成回路によって動作中の送信回路と接続されていない
2つの送信回路系のうち、いずれか1つの送信回路系の
レベル検出回路からの検出信号を電圧計等で監視しなが
ら、検出信号のレベルが最小となるように、可変抵抗7
3の抵抗値を調整して、第3の合成回路63のアイソレ
ーションを調整する。
【0070】例えば、第1の送信回路31が動作して送
信信号を出力し、第2、第3および第4の送信回路3
2,33,34は動作していない状態で、第4の送信回
路34を含む送信回路系のレベル検出回路54からの検
出信号104aを電圧計等で監視しながら、検出信号1
04bのレベルが最小となるように、可変抵抗73の抵
抗値を調整して、第3の合成回路63のアイソレーショ
ンを調整する。
【0071】このように、第4の実施形態では、送信装
置が3系統以上の送信回路系を有していても、合成回路
の吸収抵抗器として、複数の合成回路のそれぞれに可変
抵抗を設け、動作していない送信回路系から出力される
検出信号のレベルが最小となるように可変抵抗の抵抗値
を調整することによって、合成回路のアイソレーション
調整を容易に行うことができる。したがって、3系統以
上の送信回路系間のアイソレーションを全て確保でき
る。なお、本実施形態では、第1、第2および第3の合
成回路61,62,63は2つの入力信号を合成するも
のとして説明したが、3つ以上の入力信号を一度に合成
するものであっても良い。
【0072】[第5の実施形態]図9は、本発明の第5
の実施形態に係る送信装置を示す構成図である。同図に
示す第5の実施形態の送信装置14Eも、第1、第2、
第3および第4の実施形態と同様に、図1に示す無線基
地局装置を構成するものであり、送信装置14Eを構成
する各構成要素は、図5に示したように多層基板15の
表面および裏面に配置される。また、本実施形態の送信
装置14Eに係る説明では、図8に示す第4の実施形態
と同一の構成要素に同一の符号を附して詳細を省略す
る。
【0073】本実施形態の送信装置14Eは、第4の実
施形態と同様に4系統の送信回路系を有しており、第1
〜第4の送信回路31〜34、第1〜第4の結合回路4
1〜44、第1〜第4のレベル検出回路51〜54およ
び第1、第2および第3の合成回路61,62,63を
備え、さらに、第4の実施形態とは異なるものとして、
第1、第2および第3の制御型可変抵抗91,92,9
3および制御部8'''を備えて構成されている。
【0074】第1、第2および第3の制御型可変抵抗9
1,92,93は、制御部8'''から供給される可変抵
抗制御信号110a,110b,110cの電圧レベル
に応じて抵抗値が変化する電圧可変型の吸収抵抗器であ
り、第4の実施形態と同様に、第1、第2および第3の
合成回路61,62,63で生じる電力の反射分を吸収
して第1、第2および第3の合成回路61,62,63
のアイソレーションを確保する。
【0075】本実施形態の送信装置14Eの動作は、第
4の実施形態の送信装置14Dと同様であるため、説明
を省略する。次に、本実施形態の送信装置14Eにおけ
る第1、第2および第3の合成回路61,62,63の
アイソレーション調整方法について説明する。まず、第
1の送信回路31が動作して送信信号を出力している一
方、第2の送信回路32は動作していない状態で、第2
のレベル検出回路52から出力される検出信号102a
を電圧計等で監視しながら、検出信号102aのレベル
(電圧レベル等)が最小となるような電圧レベルの可変
抵抗制御信号110aを制御型可変抵抗91に供給す
る。可変抵抗制御信号110aによって制御型可変抵抗
91はその抵抗値が調整されるため、第1の合成回路6
1のアイソレーションが調整され、第1の送信回路31
と第2の送信回路12との間のアイソレーションを確保
することができる。
【0076】逆に、第2の送信回路32が動作して送信
信号を出力している一方、第1の送信回路31は動作し
ていない状態で、第1のレベル検出回路51から出力さ
れる検出信号101aを監視しながら、検出信号101
aのレベルが最小となるような電圧レベルの可変抵抗制
御信号110aを制御型可変抵抗91に供給して、第1
の合成回路61のアイソレーションを行っても良い。ま
た、同様の手順で、第3の送信回路33と第4の送信回
路34とが接続された第2の合成回路62のアイソレー
ションを調整する。
【0077】次に、第1〜第4の送信回路31〜34の
うち、いずれか1つの送信回路だけが動作して送信信号
を出力し、その他の送信回路は動作していない状態で、
合成回路によって動作中の送信回路と接続されていない
2つの送信回路系のうち、いずれか1つの送信回路系の
レベル検出回路からの検出信号を電圧計等で監視しなが
ら、検出信号のレベルが最小となるような電圧レベルの
可変抵抗制御信号110cを制御型可変抵抗93に供給
して、制御型可変抵抗93の抵抗値を変化させ第3の合
成回路63のアイソレーションを調整する。
【0078】例えば、第1の送信回路31が動作して送
信信号を出力し、第2、第3および第4の送信回路3
2,33,34は動作していない状態で、第4の送信回
路34を含む送信回路系のレベル検出回路54からの検
出信号104aを電圧計等で監視しながら、検出信号1
04bのレベルが最小となるような電圧レベルの可変抵
抗制御信号110cを制御型可変抵抗93に供給して、
第3の合成回路63のアイソレーションを調整する。
【0079】このように、第5の実施形態では、送信装
置が3系統以上の送信回路系を有していても、合成回路
の吸収抵抗器として、複数の合成回路のそれぞれに制御
型可変抵抗を設け、動作していない送信回路系から出力
される検出信号のレベルが最小となるような電圧レベル
の可変抵抗制御信号を制御型可変抵抗に供給して、この
制御型可変抵抗の抵抗値を調整することによって、合成
回路のアイソレーション調整を容易に行うことができ
る。したがって、3系統以上の送信回路系間のアイソレ
ーションを全て確保できる。なお、本実施形態では、第
1、第2および第3の合成回路61,62,63は2つ
の入力信号を合成するものとして説明したが、3つ以上
の入力信号を一度に合成するものであっても良い。
【0080】また、アイソレーション調整方法として
は、上記方法に限らず、第2の実施形態で示したよう
に、動作していない送信回路系のレベル検出回路からの
検出信号のレベルが予め制御部8'''に記憶された所定
レベル(送信停止時のレベル)以下となるように、制御
型可変抵抗に対して可変抵抗制御信号を出力し、その制
御型可変抵抗の抵抗値を調整しても良い。所定レベル
は、送信装置14Eの故障や妨害波の影響のない正常時
の送信出力レベルに応じて設定された検出信号のレベル
に基づき予め決定される。
【0081】[第6の実施形態]図10は、本発明の第
6の実施形態に係る送信装置を示す構成図である。同図
に示す第6の実施形態の送信装置14Fも、第1、第
2、第3、第4および第5の実施形態と同様に、図1に
示す無線基地局装置を構成するものであり、送信装置1
4Fを構成する各構成要素は、図5に示したように多層
基板15の表面および裏面に配置される。また、本実施
形態の送信装置14Fに係る説明では、図8に示す第4
の実施形態と同一の構成要素に同一の符号を附して詳細
を省略する。
【0082】第6の実施形態の送信装置14Fは、第4
の実施形態と同様に4系統の送信回路系を有しており、
第1〜第4の送信回路31〜34、第1〜第4の結合回
路41〜44、第1〜第4のレベル検出回路51〜5
4、第1、第2および第3の合成回路61,62,63
および制御部8''を備え、さらに、第4の実施形態とは
異なるものとして、第1、第2および第3の固定抵抗9
7,98,99を備えて構成されている。
【0083】第1、第2および第3の固定抵抗97,9
8,99は、多層基板15の面に取り替え自在に取り付
けられており、それぞれ第1、第2および第3の合成回
路61,62,63で生じた電力の反射分を吸収する吸
収抵抗器である。
【0084】本実施形態の送信装置14Fの動作は、第
4の実施形態の送信装置14Eと同様であるため、説明
を省略する。次に、本実施形態の送信装置14Fにおけ
る第1、第2および第3の合成回路61,62,63の
アイソレーション調整方法について説明する。まず、第
1の送信回路31が動作して送信信号を出力している一
方、第2の送信回路32は動作していない状態で、第2
のレベル検出回路52から出力される検出信号102a
を電圧計等で監視しながら、検出信号102aのレベル
が最小となるような第1の固定抵抗97を取り替えなが
ら選択して、第1の合成回路61のアイソレーションを
調整する。
【0085】逆に、第2の送信回路32を動作して送信
信号を出力している一方、第1の送信回路31は動作し
ていない状態で、第1のレベル検出回路51から出力さ
れる検出信号101aを電圧計等で監視しながら、検出
信号101aのレベルが最小となるような第2の固定抵
抗97を取り替えながら選択することでも、同様に第1
の合成回路61のアイソレーションを調整することがで
きる。また、同様の手順で、第3の送信回路33と第4
の送信回路34とが接続された第2の合成回路62のア
イソレーションを調整する。
【0086】次に、第1〜第4の送信回路31〜34の
うち、いずれか1つの送信回路だけが動作して送信信号
を出力し、その他の送信回路は動作していない状態で、
合成回路によって動作中の送信回路と接続されていない
2つの送信回路系のうち、いずれか1つの送信回路系の
レベル検出回路からの検出信号を電圧計等で監視しなが
ら、検出信号のレベルが最小となるような第3の固定抵
抗99を取り替えながら選択して、第3の合成回路63
のアイソレーションを調整する。
【0087】例えば、第1の送信回路31が動作して送
信信号を出力し、第2、第3および第4の送信回路3
2,33,34は動作していない状態で、第4の送信回
路34を含む送信回路系のレベル検出回路54からの検
出信号104aを電圧計等で監視しながら、検出信号1
04bのレベルが最小となるような第3の固定抵抗99
を取り替えることによりその抵抗値を調整し、第3の合
成回路63のアイソレーションを調整する。
【0088】このように、第6の実施形態では、送信装
置が3系統以上の送信回路系を有していても、合成回路
の吸収抵抗器として、複数の合成回路のそれぞれに固定
抵抗を設け、動作していない送信回路系から出力される
検出信号のレベルが最小となるようにな固定抵抗を取り
替えながら選択して、その抵抗値を調整することによ
り、合成回路のアイソレーション調整を容易に行うこと
ができ、したがって、3系統以上の送信回路系間のアイ
ソレーションを全て確保できる。なお、本実施形態で
は、第1、第2および第3の合成回路61,62,63
は2つの入力信号を合成するものとして説明したが、3
つ以上の入力信号を一度に合成するものであっても良
い。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の送信装置
およびそのアイソレーション調整方法によれば、複数の
送信手段のうち1つの送信手段が動作して、その他の送
信手段は動作していない状態で、該動作していない送信
手段に対応する信号レベル検出手段によって検出される
信号レベルが最小となるように可変抵抗手段の抵抗値を
変更することにより、合成手段のアイソレーションを調
整しているため、複数の送信信号(送信回路系間)のア
イソレーションを容易に最適値に調整することができ、
信号レベル検出手段によって検出される信号レベルの誤
差を低減することができる。結果として、送信装置から
出力される送信信号の出力精度を向上させることができ
る。
【0090】また、アイソレーション調整のための吸収
抵抗器として可変抵抗手段を用いているため、アイソレ
ーションの調整を容易に行うことができる。さらに、可
変抵抗手段としての制御型可変抵抗手段の抵抗値を制御
手段によって変更することにより、アイソレーションの
調整を短時間でかつ自動的に行うことができる。
【0091】また、複数の送信手段のうち1つの送信手
段が動作して、その他の送信手段は動作していない状態
で、該動作していない送信手段に対応する信号レベル検
出手段によって検出される信号レベルが制御手段に予め
記憶された所定レベル以下となるように、制御型可変抵
抗手段の抵抗値を変更することにより、合成手段のアイ
ソレーションを調整するときは、前記所定レベルを送信
装置の故障や妨害波の影響のない正常時の送信出力レベ
ルに応じて設定された検出信号のレベルに基づいた値と
することで、合成手段のアイソレーションを短時間でか
つ自動的に調整できるだけでなく、送信手段や信号レベ
ル検出手段に異常がある場合や送信手段からの不要な妨
害波の有無を感知することができる。
【0092】さらに、複数の送信手段のうち1つの送信
手段が動作して、その他の送信手段は動作していない状
態で、該動作していない送信手段に対応する信号レベル
検出手段によって検出される信号レベルが最小となるよ
うに抵抗値の異なる固定抵抗手段を取り替えながら選択
して、合成手段のアイソレーションを調整するときは、
最適な固定抵抗手段を用いることによって合成回路のア
イソレーションを容易に調整でき、さらに、固定抵抗手
段は可変抵抗手段や制御型可変抵抗手段と比較して固定
抵抗の部品形状が小さいため、小型化に適し、かつ高周
波特性に優れた送信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る送信装置が適用された無線基地局
装置を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る送信装置を示す
構成図である。
【図3】マルチキャリア信号の周波数スペクトルの一例
を示すグラフである。
【図4】可変抵抗の抵抗値を変化させたときの合成回路
のアイソレーション値の変化を示すグラフである。
【図5】送信装置を構成する各部の基板上の配置を示す
図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る送信装置を示す
構成図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る送信装置を示す
構成図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る送信装置を示す
構成図である。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る送信装置を示す
構成図である。
【図10】本発明の第6の実施形態に係る送信装置を示
す構成図である。
【図11】従来の送信装置を示すブロック構成図であ
る。
【符号の説明】
8 制御部 14 送信装置 11,12 送信部 21,22 レベル可変回路 31,32,33,34 送信回路 41,42,43,44 結合回路 51,52,53,54 レベル検出回路 61,62,63 合成回路 71,72,73 可変抵抗器 91,92,93 制御型可変抵抗 95,97,98,99 固定抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立野 吉英 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株式 会社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 清水 智章 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K060 BB07 JJ02 JJ16 JJ18 LL01 LL07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なるキャリア周波数の送信信号を出力
    する複数の送信手段と、 該出力された複数の送信信号の信号レベルをそれぞれ検
    出する複数の信号レベル検出手段と、 該検出された各信号レベルに基づき、それぞれの前記送
    信手段から出力される送信信号の信号レベルを制御する
    制御手段と、 前記出力された複数の送信信号を合成する合成手段と、 該合成手段に設けられ、前記複数の送信信号のアイソレ
    ーションを調整するために抵抗値が変更自在である可変
    抵抗手段とを備えた送信装置。
  2. 【請求項2】 前記可変抵抗手段は、前記制御手段によ
    って前記抵抗値が変更される制御型可変抵抗手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の送信手段のうち1つの送信手
    段が動作して、その他の送信手段は動作していない状態
    で、該動作していない送信手段に対応する前記信号レベ
    ル検出手段によって検出される信号レベルが最小となる
    ように、前記可変抵抗手段の抵抗値を変更することによ
    り、前記アイソレーションを調整することを特徴とする
    請求項1または2記載の送信装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の送信手段のうち1つの送信手
    段が動作して、その他の送信手段は動作していない状態
    で、該動作していない送信手段に対応する前記信号レベ
    ル検出手段によって検出される信号レベルが前記制御手
    段に予め記憶された所定レベル以下となるように、前記
    制御型可変抵抗手段の抵抗値を変更することにより、前
    記アイソレーションを調整することを特徴とする請求項
    2記載の送信装置。
  5. 【請求項5】 1対の異なるキャリア周波数の送信信号
    を合成する前記合成手段を複数組み合わせて3つ以上の
    送信信号を合成する場合、前記可変抵抗手段は、前記複
    数の合成手段のそれぞれに設けられていることを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載の送信装置。
  6. 【請求項6】 前記送信手段を基板の一方の面に実装
    し、前記信号レベル検出手段および前記合成手段を前記
    基板の他方の面に実装したことを特徴とする請求項1、
    2、3、4または5記載の送信装置。
  7. 【請求項7】 受信装置と共に無線基地局装置に搭載さ
    れたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または
    6記載の送信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項2に記載の送信装
    置のアイソレーション調整方法であって、 前記複数の送信手段のうち1つの送信手段が動作して、
    その他の送信手段は動作していない状態で、該動作して
    いない送信手段に対応する前記信号レベル検出手段によ
    って検出される信号レベルが最小となるように、前記可
    変抵抗手段の抵抗値を変更することを特徴とする送信装
    置のアイソレーション調整方法。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載の送信装置のアイソレー
    ション調整方法であって、 前記複数の送信手段のうち1つの送信手段が動作して、
    その他の送信手段は動作していない状態で、該動作して
    いない送信手段に対応する前記信号レベル検出手段によ
    って検出される信号レベルが前記制御手段に予め記憶さ
    れた所定レベル以下となるように、前記制御型可変抵抗
    手段の抵抗値を変更することを特徴とする送信装置のア
    イソレーション調整方法。
  10. 【請求項10】 異なるキャリア周波数の送信信号を出
    力する複数の送信手段と、該出力された複数の送信信号
    の信号レベルをそれぞれ検出する複数の信号レベル検出
    手段と、該検出された各信号レベルに基づき、それぞれ
    の前記送信手段から出力される送信信号の信号レベルを
    制御する制御手段と、前記出力された複数の送信信号を
    合成する合成手段と、取り替え自在に前記合成手段に設
    けられ、前記複数の送信信号のアイソレーションを調整
    する固定抵抗手段と、を備えた送信装置のアイソレーシ
    ョン調整方法であって、 前記複数の送信手段のうち1つの送信手段が動作して、
    その他の送信手段は動作していない状態で、該動作して
    いない送信手段に対応する前記信号レベル検出手段によ
    って検出される信号レベルが最小となるように、抵抗値
    の異なる前記固定抵抗手段を取り替えながら選択するこ
    とを特徴とする送信装置のアイソレーション調整方法。
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