JP2001352202A - 高周波スイッチモジュール - Google Patents

高周波スイッチモジュール

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JP2001352202A JP2000173251A JP2000173251A JP2001352202A JP 2001352202 A JP2001352202 A JP 2001352202A JP 2000173251 A JP2000173251 A JP 2000173251A JP 2000173251 A JP2000173251 A JP 2000173251A JP 2001352202 A JP2001352202 A JP 2001352202A
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茂 釼持
Mitsuhiro Watanabe
光弘 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層体内にLC回路や伝送線路を内蔵したも
ので、アイソレーション特性を向上させ挿入損失を小さ
くした高周波スイッチモジュールを提供する。 【解決手段】 通過帯域の異なる複数の送受信系を扱う
高周波スイッチモジュールであって、前記複数の送受信
系に信号を分波する分波回路と、前記各送受信系のそれ
ぞれに送信系と受信系を切り換えるスイッチ回路とを少
なくとも有し、前記分波回路またはスイッチ回路の少な
くとも一部は、電極パターンと誘電体層から構成される
積層体内の前記電極パターンにより構成され、前記電極
パターンは、積層体のグリーンシートを上から見たと
き、一方の送受信系を主に上部の領域に形成し、他方の
送受信系を主に下部の領域に形成した高周波スイッチモ
ジュールである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の異なる通信方
式を使用できる複数通信方式の無線機に用いられる高周
波スイッチモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話のシステムは、たとえば、主に
欧州で盛んなEGSM900(Extended Global System
for Mobile Communications 900)方式、GSM180
0方式、米国で盛んなPCS(Personal Communication
s Services)方式、日本で採用されているPDC(Pers
onal Digital Cellular)方式などの様々なシステムが
あるが、昨今の携帯電話の急激な普及にともない、特に
先進国の主要な大都市部においては各システムに割り当
てられた周波数帯ではシステム利用者を賄い切れず、接
続が困難であったり、通話途中で接続が切断するなどの
問題が生じている。そこで、前記利用者が複数のシステ
ムを利用出来るようにして、実質的に利用可能な周波数
の増加を計り、さらにサービス区域の拡充や各システム
の通信インフラの有効活用することが提唱されている。
【0003】しかしながら、複数のシステムを利用した
い場合には、各システムに対応した携帯電話を必要な分
だけ持たねばならず、従来1台で複数のシステムを通信
できる小型軽量の携帯機がなかった。単純に、1台の携
帯機で複数のシステムを利用可能とするには、システム
毎の部品を用いて携帯機を構成すればよいが、信号の送
信系においては、例えば希望の送信周波数の送信信号を
通過させるフィルタ、送受信回路を切り替える高周波ス
イッチや送受信信号を入放射するアンテナ、また信号の
受信系では、前記高周波スイッチを通過した受信信号の
希望の周波数を通過させるフィルタ等の高周波回路部品
がシステム毎に必要となる。このため携帯機が高価にな
るとともに、体積・重量も増加してしまい携帯用として
は不適である。よって、一台で複数のシステムを利用可
能な携帯機を実現するには複数のシステムの周波数構成
を満たし、かつ小型で複合機能化した高周波回路部品が
必須となる。
【0004】このような高周波回路部品として、高周波
スイッチを用いて複数のシステムの送信回路と受信回路
を切り換える高周波スイッチモジュールがある。本発明
者等は特開平11−225089号、特開平11−31
3003号等で、2つの送受信系の受信回路と送信回路
を切り替える小型かつ高性能の高周波スイッチモジュー
ルを提案している。これらの高周波スイッチモジュール
は、異なる通過帯域を備えたフィルタを組み合わせて構
成する分波回路と、前記分波回路に接続し前記2つの送
受信系の受信回路と送信回路を切り替える2つのスイッ
チ回路を主構成としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この高周波スイッチモ
ジュールはその実施例に記載されているように、例え
ば、第1の送受信系としてEGSM900方式、第2の送
受信系としてGSM1800方式が選択され、それぞれの分
波回路はLC回路で構成され、スイッチ回路はダイオー
ドと伝送線路を主構成とし、前記分波回路のLC回路及
び前記スイッチ回路の伝送線路は、電極パターンと誘電
体層とからなる積層体内に、電極パターンにより構成さ
れている。通常、この電極パターンはグリーンシート上
に印刷成形し、スルーホール電極で接続されるが、その
配置については画一的な配慮はされていなかった。EG
SM900とGSM1800は異なる周波数帯域ではあるが、
両者が混同して設けられると相互に干渉して信号が漏れ
ることがあり、いわゆるアイソレーション特性(遮断特
性)が悪くなる。このような問題は更なる小型化が望ま
れる将来において顕著になると考えられる。
【0006】そこで本発明は、アイソレーション特性を
向上させて挿入損失を小さくした高周波スイッチモジュ
ールを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、通過帯域の異
なる複数の送受信系を扱う高周波スイッチモジュールで
あって、前記複数の送受信系に信号を分波する分波回路
と、前記各送受信系のそれぞれに送信系と受信系を切り
換えるスイッチ回路とを少なくとも有し、前記分波回路
またはスイッチ回路の少なくとも一部は、電極パターン
と誘電体層から構成される積層体内の前記電極パターン
により構成され、前記電極パターンは、積層体のグリー
ンシートを上から見たとき、一方の送受信系を主に上部
の領域に形成し、他方の送受信系を主に下部の領域に形
成した高周波スイッチモジュールである。
【0008】ここで、前記分波回路はLC回路で構成さ
れ、前記スイッチ回路はダイオードと伝送線路を主構成
とし、前記分波回路のLC回路及び前記スイッチ回路の
伝送線路は、電極パターンと誘電体層との積層体内に、
前記電極パターンにより構成され、前記ダイオードは前
記積層体上に配置して構成されていることが望ましい。
また、、積層体の一辺沿いに一方の送受信系の送信端子
と受信端子を配置し、対向する一辺沿いに他方の送受信
系の送信端子と受信端子を配置し、且つ、前記それぞれ
の送信端子及び受信端子はグランド端子に挟まれて設け
られていることが望ましい。
【0009】以上により、一方の送受信系に係る電極パ
ターンと他方の送受信系に係る電極パターンがグリーン
シートの平面上で異なる領域にまとめて形成されたので
信号の漏洩が抑制され、干渉による問題がなくなる。さ
らに、積層方向においても同一の送受信系がまとまって
配置されることになり一層アイソレーション特性が向上
する。このとき、積層体の外部端子についても上記送受
信系に対応した送信端子及び受信端子を同じ領域の辺に
まとめて設け、かつグランド端子に挟んで設けたことに
より、最短の線路長で接続することができ、且つ信号の
漏洩が遮断され、信号端子間のアイソレーションが確実
なものとなった。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して説明する。図1はデュアルバンド用高周波スイ
ッチモジュールを構成する一例の等価回路図である。図
2は積層体の内部構造を示すグリーンシートの展開図で
ある。図3は積層体を示す斜視図である。図4は前記積
層体の裏面を示す平面図である。図5は前記積層体にチ
ップ素子やSAWフィルタを搭載した状態を示す斜視図
である。
【0011】本実施例は、通過帯域の異なる第1の送受
信系(EGSM900)と第2の送受信系(GSM1800)
を扱う高周波スイッチモジュールであり、第1の送受信
系(EGSM900)の送信信号と受信信号を切り換える
第1のスイッチ回路、第1のスイッチ回路の送信ライン
に接続される第1のローパスフィルタ回路、第2の送受
信系(GSM1800)の送信信号と受信信号を切り換える
第2のスイッチ回路、第2のスイッチ回路の送信ライン
に接続される第2のローパスフィルタ回路、第1の送受
信系と第2の送受信系を分波する分波回路から構成され
ている。
【0012】アンテナANTに接続される分波回路部分
は、2つのノッチ回路が主回路となっている。つまり、
伝送線路LF1とコンデンサCF1で一つのノッチ回路
を構成し、伝送線路LF2とコンデンサCF2でもう一
つのノッチ回路を構成している。そして、一つのノッチ
回路には、アースに接続されるコンデンサCF3が接続
されている。このコンデンサCF3は、分波特性のロー
パスフィルタ特性を向上させる目的で接続されている。
また、もう一つのノッチ回路には、アースに接続される
伝送線路LF3と、コンデンサCF4を直列に接続して
いる。この伝送線路LF3とコンデンサCF4は、分波
特性のハイパスフィルタ特性を向上させる目的で接続さ
れている。この分波回路は、2つのノッチ回路のみでも
良い。また、この分波回路は、ノッチ回路以外、例えば
バンドパス回路、ローパス回路、ハイパス回路などを用
いてもよく、これらを適宜組み合わせて構成することも
出来る。
【0013】次に、第1のスイッチ回路について説明す
る。第1のスイッチ回路は、図1上側のスイッチ回路で
あり、EGSM900系の送信TXと受信RXを切り換え
るものである。このスイッチ回路SWは、2つのダイオ
ードDG1、DG2と、2つの伝送線路LG1、LG2
からなり、ダイオードDG1はアンテナANT側にアノ
ードが接続され、送信TX側にカソードが接続され、そ
のカソード側にアースに接続される伝送線路LG1が接
続されている。そして、アンテナ側と受信RX間に伝送
線路LG2が接続され、その受信側にカソードが接続さ
れたダイオードDG2が接続され、そのダイオードDG
2のアノードには、アースとの間にコンデンサCG6が
接続され、その間にインダクタLGが接続され、コント
ロール回路VC1に接続される。そして、送信TX回路
側に挿入されるローパスフィルタ回路は、伝送線路LG
3と、コンデンサCG3、CG4、CG7から構成さ
れ、スイッチ回路SWのダイオードDG1と伝送線路L
G1の間に挿入されている。
【0014】次に、第2のスイッチ回路について説明す
る。第2のスイッチ回路は、図1下側のスイッチ回路で
あり、GSM1800系の送信TXと受信RXを切り換
えるものである。このスイッチ回路SWは、2つのダイ
オードDP1、DP2と、2つの伝送線路LP1、LP
2からなり、ダイオードDP1はアンテナANT側にア
ノードが接続され、送信TX側にカソードが接続され、
そのカソード側にアースに接続される伝送線路LP1が
接続されている。そして、アンテナ側と受信RX間に伝
送線路LP2が接続され、その受信RX側にカソードが
接続されたダイオードDP2が接続され、そのダイオー
ドDP2のアノードには、アースとの間にコンデンサC
P6が接続され、その間にインダクタが接続され、コン
トロール回路VC2に接続される。そして、送信TX回
路側に挿入されるローパスフィルタ回路は、伝送線路L
P3と、コンデンサCP3、CP4、CP7から構成さ
れ、スイッチ回路SWのダイオードDP1と伝送線路L
P1の間に挿入されている。
【0015】図1に示す高周波スイッチモジュールにお
いて、アンテナANTに静電気放電波形が印加される
と、すぐに伝送線路LF2から伝送線路LF3を経て、
アースに速やかに電荷は逃げる。コンデンサCF4から
先の回路は、静電気から見てインピーダンスが遙かに高
いために静電気がそちらに逃げることはなく、電子部
品、回路の損傷する恐れはない。
【0016】図1に示す実施例には、伝送線路LG2,
LP2と受信RX(EGSM,GSM)の間に、SG、
SPで示される弾性表面波素子(SAW)を用いたバン
ドパスフィルタを接続してある。SAWフィルタを用い
ることにより、小型化できるし、電気的にもQ(共振回
路の先鋭度)の高いフィルタとなり、受信波の選択性が
良くなるという効果がある。
【0017】図1において、コンデンサCGPの機能
は、高周波的に短絡して、図1の伝送線路LP3、LP
1とコンデンサCP2、CP3の接続点からアース側を
見たときのインピーダンスが無限大となるようにするも
のである。また、抵抗Rの機能はダイオード動作用の電
流値の制御である。この実施例では、EGSM900系と
GSM1800系の各々のコントロール回路VC1、VC2
に共通になるように構成したので部品点数を低減でき
る。なお、図1において伝送線路とSAWフィルタの間
にDC(直流)カットのコンデンサは不要である。
【0018】次に、図1に示した等価回路を構成するた
めの内部構造及び積層体について説明する。この実施例
では、分波回路、ローパスフィルタ回路及びスイッチ回
路の伝送線路を積層体内に構成し、他方、ダイオード、
チップコンデンサ及びSAWフィルタをその積層体上面
に搭載してワンチップ化した高周波スイッチモジュール
を構成している。また、SAWフィルタ等の搭載部品を
覆う金属ケース(図示せず)を備えている。
【0019】積層体2は低温焼成が可能なセラミック誘
電体材料からなるグリーンシートを用意し、この上にA
gを主体とする導電ペーストを印刷して所望の電極パタ
ーンを形成する。通常、この電極パターンと同じものを
シート上に並列に複数個形成する。このようなシートを
適宜積層して熱圧着した後、チップ状に切断する。そし
てこのチップを一体燒結して積層体2を得ている。
【0020】積層体2の内部構造は図2に示すように
から(18)(10以上の数値はカッコを付す。)までのグリ
ーンシートを、を最下層とし以後順に積層したもので
ある。尚、グリーンシートはの裏面を示している。
一番下層のグリーンシートにはほぼ全面にグランド電
極71が形成されており、その裏面23にはスルーホー
ル73を介してグランド電極70が形成され、このグラ
ンド電極70に連続して側面下部にグランド端子56が
形成される。尚、これらの端子を側面まで延出すること
なく裏面に開口したままとし、これを半田電極を介して
基板に実装することも出来る。次に、コンデンサ用の電
極CG6、CP6、CGL、CPLが複数形成されたグ
リーンシート、その上にグランド電極71が形成され
たグリーンシートが積層される。尚、図面に付した記
号は等価回路図の記号と対応している。
【0021】さらに、その上のグリーンシート、、
、、、(10)にはそれぞれ適宜ライン電極、コンデ
ンサ電極及びスルーホールが形成されており、概略ロー
パスフィルタ回路とスイッチ回路を構成している。ここ
で、本実施例ではグリーンシートを点線の領域で区分
すると、上方にEGSM900系のLG、CG3、CG
4、CF3が形成され、下方にはGSM1800系のLP、
CP3、CP4、CP6が形成されている。次に、グリ
ーンシートは点線より上方にEGSM900系のLGと
CG7が形成され、下方にはGSM1800系のLPとCP
7が形成されている。次のグリーンシートにおいても
点線より上方にEGSM900系のLG、LG1、LG2
が形成され、下方にはGSM1800系のLP、LP2、L
P3が形成されている。以下、グリーンシート、、
(10)についても同様に点線より上方にはEGSM900系
の伝送線路が形成され、下方にはGSM1800系の伝送線
路が形成されている。即ち、本例ではEGSM900系の
伝送線路やコンデンサを上部の領域に形成し、他方のG
SM1800系の伝送線路やコンデンサを下部の領域に形成
するようにしたものである。このように、グリーンシー
トを上から見たとき、一方の送受信系の要素を上部の領
域にまとめて配置し、他方の送受信系の要素を下部の領
域にまとめて配置することによって、それぞれの送受信
系の信号がまとまって干渉することが少なくなり、信号
の漏洩が抑制される。よって、アイソレーション特性が
向上する。
【0022】次に、グリーンシート(11)から上には左側
にライン電極を、右側にSAWフィルタのランド接続部
が形成される。グリーンシート(11)、(12)、(13)、(1
4)、(15)、(16)でほぼ分波回路を構成し、グリーンシー
ト(17)には配線パターンが形成され、最上層のグリーン
シート(18)にはダイオード及びチップコンデンサ用のラ
ンド接続部が形成されている。その外観は図3に示すよ
うに、積層体の上面の左側にはダイオード接続用の一対
のランド63と、チップコンデンサ接続用の一対のラン
ド64が形成され、右側には段差部20が設けられてお
り、SAWフィルタ接続用のランド65が4個づつ並列
に形成されている。
【0023】図4は積層体の裏面に形成された端子を示
しており、長手方向側面の下部にはGSM1800系の送信
TX端子51、電圧VC1端子52、グランド端子5
3、電圧VC2端子54、GSM1800系の受信RX端子
55がそれぞれ設けられている。また、対向する上部に
はEGSM900系の受信RX端子57、グランド端子5
8、共通のアンテナ端子59、グランド端子60、EG
SM900系の送信TX端子61がそれぞれ形成されてい
る。そして、幅方向には複数のスルーホールで連なった
グランド端子56、62が形成されている。これらの端
子電極は積層体の上面にまで到達しないようにし、チッ
プ素子等と短絡しないように、また干渉が生じないよう
に十分な距離をおいて設けている。このように、各端子
の配列についても一方の送受信系と他方の送受信系が対
向する辺にまとまった配置となり、しかも、送信端子と
受信端子を両端部に配置すると共にグランド端子に挟ん
で構成している。これによって、配線等がまとまって最
短距離で出来るので都合がよい。また、端子を側面の周
回方向で見た場合、各端子の間にはグランド端子が形成
されており、グランド端子に挟まれた配置となってい
る。これにより、各端子間の信号の漏洩が遮断され、干
渉が無くなり、信号端子間のアイソレーションが確実な
ものとなる。
【0024】図5は積層体2の上面にそれぞれチップ素
子やSAWフィルタを搭載した状況を示している。即
ち、上記したそれぞれ一対のランドに対し、ダイオード
41、42、43、44とチップコンデンサ45、4
6、47を半田付けし、また、段差部20のランド上に
パッケージ型SAWフィルタ48、49を半田付けで載
置している。この積層体の外形寸法は約6.6×4.9
×0.9mmと極小さく、積層体上面の搭載有効面積に
は余裕がない。そこで、側面端子のランドは無くし、か
つチップ素子間の間隙も必要最小限とし密度の高い配置
とした。また、高さ方向もチップ素子との高さとバラン
スするようにSAWフィルタは段差部に設けるようにな
し低背化を図っている。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、アイソレーション特性
が高く挿入損失を小さくした高周波スイッチモジュール
を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波スイッチモジュールの等価
回路図の一例である。
【図2】積層体の内部構造の一例である。
【図3】積層体を示す斜視図である。
【図4】積層体の裏面を示す平面図である。
【図5】積層体にチップ素子やSAWフィルタを搭載し
た状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:高周波スイッチモジュール 2:積層体 20:段差部 21、22:積層体の幅方向側面 23、24:積層体の長手方向側面 41、42、43、44:ダイオード 45、46、47:チップコンデンサ 48、49:パッケージ型SAWフィルタ 51、61:送信端子 55、57:受信端子 53、56、58、60、62:グランド端子
フロントページの続き Fターム(参考) 5J012 BA02 5K011 BA03 DA02 DA22 DA25 DA27 JA01 KA05 KA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通過帯域の異なる複数の送受信系を扱う
    高周波スイッチモジュールであって、前記複数の送受信
    系に信号を分波する分波回路と、前記各送受信系のそれ
    ぞれに送信系と受信系を切り換えるスイッチ回路とを少
    なくとも有し、前記分波回路またはスイッチ回路の少な
    くとも一部は、電極パターンと誘電体層から構成される
    積層体内の前記電極パターンにより構成され、前記電極
    パターンは、積層体のグリーンシートを上から見たと
    き、一方の送受信系を主に上部の領域に形成し、他方の
    送受信系を主に下部の領域に形成したことを特徴とする
    高周波スイッチモジュール。
  2. 【請求項2】 前記分波回路はLC回路で構成され、前
    記スイッチ回路はダイオードと伝送線路を主構成とし、
    前記分波回路のLC回路及び前記スイッチ回路の伝送線
    路は、電極パターンと誘電体層との積層体内に、前記電
    極パターンにより構成され、前記ダイオードは前記積層
    体上に配置して構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の高周波スイッチモジュール。
  3. 【請求項3】 前記積層体の一辺沿いに一方の送受信系
    の送信端子と受信端子を配置し、対向する一辺沿いに他
    方の送受信系の送信端子と受信端子を配置し、且つ、前
    記それぞれの送信端子及び受信端子はグランド端子に挟
    まれて設けられていることを特徴とする請求項1または
    2記載の高周波スイッチモジュール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005303757A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Ngk Spark Plug Co Ltd アンテナ切換モジュール
JP2006319512A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Murata Mfg Co Ltd 多層配線基板装置
US8183956B2 (en) 2006-07-03 2012-05-22 Hitachi Metals, Ltd. Diplexer circuit, high-frequency circuit and high-frequency module

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