JP2001351968A - プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法

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JP2001351968A JP2000170550A JP2000170550A JP2001351968A JP 2001351968 A JP2001351968 A JP 2001351968A JP 2000170550 A JP2000170550 A JP 2000170550A JP 2000170550 A JP2000170550 A JP 2000170550A JP 2001351968 A JP2001351968 A JP 2001351968A
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハの吸着エラーを回避できるプラズマ処
理装置およびプラズマ処理方法を提供する。 【解決手段】 プラズマ処理装置は、ウエハ10を静電
吸着させるための静電吸着電極11と、ウエハ10を静
電吸着させた際にウエハ10と静電吸着電極11との間
にヘリウムガスを、圧力を制御しながら導入するヘリウ
ムガス導入手段としてのヘリウムガス供給装置15と、
前記ヘリウムガスの圧力については、予備吸着ステップ
においては第1の圧力とし、プラズマ点火後の定常状態
においては前記第1の圧力よりも高い第2の圧力となる
ように設定する裏面圧力設定手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC(Integrated
Circuit)、LSI(Large Scale Integration)など
の半導体素子の製造において用いられる、半導体ウエハ
(以下、「ウエハ」という。)のプラズマ処理装置およ
びプラズマ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの微細化・高集積化に伴
ない、何層もの配線を形成する必要が生じている。たと
えば、6層の配線が必要とされている。配線の形成は、
一般に、プラズマ処理によって一層ずつ成膜される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】何層もの配線を形成し
なければならない場合、一般に、ウエハの表面にのみ成
膜する工程が続くため、図5に示すように、ウエハ10
の反りが大きくなる傾向にある。成膜する面の表裏や内
容によって反り方は変化するため、図5(a)に示すよ
うに凸形に反る場合と、図5(b)に示すように凹形に
反る場合とがある。半導体装置製造のために何層もの成
膜を行なったウエハにおける反り量は、一般に、最大1
00μm程度であることがわかっている。
【0004】図6に示すように、一般に、ウエハに対し
て成膜の工程を行なうためには、ウエハ10は静電吸着
電極11に吸着させられる。この際、ウエハ10の裏面
における熱交換を促進するために、ウエハ10の裏面、
すなわち、ウエハ10と静電吸着電極11との間に、一
定圧力以上でヘリウムガスが導入される。しかし、上述
のようにウエハ10が反っていると、ウエハ10の裏面
に導入されるヘリウムガスがウエハ10の周辺部からリ
ークして、正常に吸着できなかったり、ウエハ10の裏
面におけるヘリウムガスの圧力(以下、「裏面圧力」と
いう。)が正常に上昇しないという、いわゆる吸着エラ
ーを起こす場合がある。
【0005】そこで、本発明は、このような吸着エラー
を回避できるプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に基づくプラズマ処理装置の一つの局面にお
いては、ウエハを静電吸着させるための静電吸着電極
と、上記ウエハを静電吸着させた際に上記ウエハと上記
静電吸着電極との間にヘリウムガスを、圧力を制御しな
がら導入するヘリウムガス導入手段と、上記ヘリウムガ
スの圧力を、予備吸着ステップにおいては第1の圧力と
し、プラズマ点火後の定常状態においては上記第1の圧
力よりも高い第2の圧力となるように設定する裏面圧力
設定手段とを備える。
【0007】上記構成を採用することにより、プラズマ
点火前の吸着力が弱い時点では、裏面圧力を低い圧力と
することでリークなどによる吸着エラーを避けることが
でき、プラズマ点火によって吸着力が高まった後は、熱
交換の機能を果たすために必要な高い圧力とすることが
できる。よって、機能を損なうことなく、効率良く吸着
エラーを回避することができる。
【0008】上記発明において好ましくは、上記第1の
圧力が上記ウエハに及ぼす力は、プラズマ点火前の上記
ウエハと上記静電吸着電極との吸着力よりも小さい圧力
である。
【0009】上記構成を採用することにより、裏面圧力
がウエハを押す力よりも静電吸着による吸着力が上回る
ため、予備吸着の段階で、ウエハがはずれたりすること
を防止することができる。
【0010】本発明に基づくプラズマ処理装置の他の局
面においては、ウエハを静電吸着させるための静電吸着
電極と、上記ウエハを静電吸着させた際に上記ウエハと
上記静電吸着電極との間にヘリウムガスを、圧力を制御
しながら導入するヘリウムガス導入手段と、プラズマ点
火の後であってプラズマ点火から200ミリ秒以内に上
記ヘリウムガスの導入を開始するヘリウムガス導入開始
時制御手段とを備える。
【0011】上記構成を採用することにより、ヘリウム
ガス導入はプラズマ点火後であるため、裏面圧力を高い
圧力としても問題なく、吸着エラーを回避することがで
きる。また、プラズマ点火後200ミリ秒以内という十
分早い段階でヘリウムガスの導入を開始することができ
るため、ウエハの温度が上昇しすぎることも避けること
ができる。
【0012】上記発明において好ましくは、上記静電吸
着電極の上記ウエハを静電吸着させる面は、凹形であ
る。この構成を採用することにより、ウエハと静電吸着
電極との外周同士が線接触するため、より効果的にリー
クが防止され、吸着エラーを回避することができる。
【0013】上記発明において好ましくは、上記凹形の
深さは約50μmである。この構成を採用することによ
り、一般的に最大100μm程度の反りを有するウエハ
に対して効率良く吸着することができる。
【0014】本発明に基づくプラズマ処理方法の一つの
局面においては、ウエハと静電吸着電極との間にヘリウ
ムガスを第1の圧力になるように圧力制御しながら導入
することによって、上記ウエハを静電吸着により上記静
電吸着電極に対して吸着させる予備吸着工程と、プラズ
マ点火するとともに、上記ヘリウムガスを上記第1の圧
力より高い第2の圧力になるように圧力制御するプラズ
マ点火後工程とを含む。
【0015】上記方法を採用することにより、プラズマ
点火前の吸着力が弱い時点では、裏面圧力を低い圧力と
することでリークなどによる吸着エラーを避けることが
できる。プラズマ点火によって吸着力が高まった後は、
熱交換の機能を果たすために必要な高い圧力とすること
となる。よって、機能を損なうことなく、効率良く吸着
エラーを回避することができる。
【0016】上記発明において好ましくは、上記第1の
圧力は、プラズマ点火前の上記ウエハと上記静電吸着電
極との吸着圧力よりも小さい圧力である。この方法を採
用することにより、吸着圧力が裏面圧力に打ち勝つた
め、予備吸着の段階で、ウエハがはずれたりすることを
防止することができる。
【0017】本発明に基づくプラズマ処理方法の他の局
面においては、プラズマ点火するプラズマ点火工程と、
上記プラズマ点火から200ミリ秒以内にウエハと静電
吸着電極との間にヘリウムガスの導入を開始するヘリウ
ムガス導入工程とを含む。
【0018】上記方法を採用することにより、ヘリウム
ガス導入はプラズマ点火後であるため、裏面圧力を高い
圧力としても問題なく、吸着エラーを回避することがで
きる。また、プラズマ点火後200ミリ秒以内という十
分早い段階でヘリウムガスの導入が開始されるため、ウ
エハの温度が上昇しすぎることも避けられる。
【0019】本発明に基づく半導体装置は、一つの局面
においては、上述のいずれかのプラズマ処理装置を用い
て製造されたものである。また、本発明に基づく半導体
装置は、他の局面においては、上述のいずれかのプラズ
マ処理方法によって製造されたものである。この構成を
採用することによって、吸着エラーを回避することがで
きる結果、歩留りが高く、安定して高品質な半導体装置
とすることができる。
【0020】本発明に基づく半導体装置の製造方法の一
つの局面においては、上述のいずれかのプラズマ処理装
置を用いる工程を含む。また、本発明に基づく半導体装
置の製造方法の他の局面においては、上述のいずれかの
プラズマ処理方法を用いる工程を含む。この構成を採用
することによって、吸着エラーを回避し、高い歩留りで
安定して高品質な半導体装置を製造することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)一般に、プラズ
マ処理装置は、プラズマ点火より前にウエハを予備吸着
させる。この予備吸着の段階で、ウエハが吸着したかど
うかを判定する予備吸着判定を行なっている。予備吸着
判定としては、ウエハの裏面にヘリウムガスを導入し、
裏面圧力を検出し、裏面圧力が判定基準圧力になってい
るかどうかを判定することによって行なわれる。
【0022】従来は、図1に破線で示すように、プラズ
マ点火後の定常状態における裏面圧力は、30torr
(mmHg)すなわち約4000Paであり、予備吸着
の段階での裏面圧力もこれと同じであった。そこで、判
定基準圧力は、これと同じく約4000Paであった。
【0023】(構成)本実施の形態におけるプラズマ処
理装置においては、図2に示すように、チャンバ12
と、チャンバ12内から排気をするための真空ポンプ1
3と、ウエハ10を吸着するためにチャンバ12内に配
置された静電吸着電極11と、静電吸着電極11に電圧
を印加するためのRF(radio frequency)電源および
静電吸着電源14とを備えるとともに、ヘリウムガスの
圧力を制御しながら導入する、ヘリウムガス導入手段と
してのヘリウムガス供給装置15を備えている。ヘリウ
ムガス供給装置15は、圧力計、流量計および圧力制御
バルブを含んでいる。
【0024】このプラズマ処理装置においては、図1の
実線で示すように、プラズマ点火後の定常状態の裏面圧
力は、従来と同じ約4000Paであるものの、予備吸
着の段階では、これより低い、10torr(mmH
g)すなわち約1333Paになるように設定する裏面
圧力設定手段を備えている。したがって、これに合わせ
て、判定基準圧力も、約1333Paとなっている。
【0025】このプラズマ処理装置においては、予備吸
着判定はこのような低い圧力で行ない、プラズマ点火と
ともに、図1の実線で示すように、高い圧力への移行を
開始し、プラズマ点火後の定常状態では、従来どおり、
約4000Paに達する。
【0026】(作用・効果)一般に、裏面圧力が高けれ
ば高いほど、リークを起こしやすい傾向にある。また、
プラズマ点火前に比べて、プラズマ点火後は、ウエハ1
0と静電吸着電極11との間の吸着力が、大きくなる。
【0027】本実施の形態におけるプラズマ処理装置に
おいては、予備吸着の段階では、裏面圧力を低く抑えて
いるため、リークの可能性を低減することができる。ま
た、プラズマ点火後には、ウエハ10と静電吸着電極1
1との間の吸着力が高まっているため、裏面圧力を通常
どおりの高い圧力に変更しても、リークの可能性は低
い。したがって、プラズマ処理自体は従来どおりの裏面
圧力の条件で安定して行なうことができる。
【0028】予備吸着の際の裏面圧力は、ウエハと静電
吸着電極との吸着圧力よりも小さい圧力であることが好
ましい。こうすることによって、予備吸着の状態で、ウ
エハが静電吸着電極からはずれたり、リークしたりする
ことを防止できるからである。
【0029】(実施の形態2) (構成)本実施の形態におけるプラズマ処理装置の構成
は、図2に示したものとほぼ同じである。ただし、この
プラズマ処理装置においては、プラズマ点火より前には
予備吸着を行なわない。その場合、予備吸着を行なって
いないプラズマ点火前の状態でヘリウムガスを導入する
と、裏面圧力によって、ウエハ10が動いてしまう。そ
こで、ヘリウムガスは、プラズマ点火後に導入される。
【0030】このプラズマ処理装置は、実施の形態1に
おける裏面圧力設定手段の代りに、図3に示すように、
プラズマ点火から200ミリ秒以内にヘリウムガスの導
入を開始するヘリウムガス導入開始時制御手段を備え
る。
【0031】したがって、ヘリウムガスは、プラズマ点
火後であってプラズマ点火から200ミリ秒以内に導入
を開始され、図3に示すように、そのまま裏面圧力が上
がって定常状態に達する。
【0032】(作用・効果)ヘリウムガスの導入は、プ
ラズマ点火した後であるため、プラズマ点火によってウ
エハ10と静電吸着電極11との間の吸着力は既に高ま
っている。したがって、裏面圧力を最初から高い圧力と
してもリークを防止することができる。
【0033】また、プラズマ点火して、ヘリウムガスを
導入しないままであったり、プラズマ点火後遅いタイミ
ングで導入されたりした場合、熱交換が十分行われない
ため、ウエハ10の温度が異常に上昇してしまうおそれ
があるが、ヘリウムガスは、プラズマ点火後の200ミ
リ秒以内という十分早い時点で導入を開始されるため、
ウエハの温度が上昇しすぎることもなく、プラズマ処理
を行なうことができる。
【0034】(実施の形態3) (構成)本実施の形態におけるプラズマ処理装置の構成
を図4に示す。基本的には、実施の形態1に述べたもの
(図2参照)と同様であるが、静電吸着電極11の代り
に、ウエハ10を吸着する面が凹形となった静電吸着電
極21が配置されている。
【0035】(作用・効果)一般に、現在の配線工程で
は、ウエハ10は図5(a)に示すように凸形に変形す
る場合が多い。そのため、図4に示すように、凹形の吸
着面を有する静電吸着電極21に対して凸形のウエハ1
0を載せることによって、ウエハ10と静電吸着電極2
1とは、外周において線接触することとなる。線接触と
なることで、接触面積は限られるが、ウエハ10と静電
吸着電極21とが接触すること自体はより確実となる。
したがって、吸着がより確実に行われ、より効果的にリ
ークが防止される。
【0036】既に述べたように、一般に、何層もの成膜
を行なったウエハにおける反り量は、最大100μm程
度であることがわかっているため、静電吸着電極21の
吸着面の凹形の深さは、その半分程度の約50μmであ
ることがより好ましい。浅すぎれば、凹形であることの
効果が薄れ、逆に深すぎても、吸着面を加工する手間が
増すだけで利点がないからである。
【0037】ここでは、実施の形態1におけるプラズマ
処理装置において、吸着面が凹形の静電吸着電極21を
採用した例について説明したが、実施の形態2における
プラズマ処理装置についても、静電吸着電極21を採用
することは可能であり、同様に効果的である。
【0038】なお、今回開示した上記実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の
範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって
示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での
すべての変更を含むものである。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、プラズマ点火前後の吸
着力の大きさの変化に合わせて、裏面圧力の大きさを変
え、リークなどによる吸着エラーを避けることができ
る。よって、効率良く吸着エラーを回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく実施の形態1における裏面圧
力の変化を示すグラフである。
【図2】 本発明に基づく実施の形態1におけるプラズ
マ処理装置の構成をい示す概念図である。
【図3】 本発明に基づく実施の形態2における裏面圧
力の変化を示すグラフである。
【図4】 本発明に基づく実施の形態3におけるプラズ
マ処理装置の構成をい示す概念図である。
【図5】 (a),(b)は、一般的なウエハの反りの
例を示した概念図である。
【図6】 従来技術に基づくプラズマ処理装置における
問題点を示す概念図である。
【符号の説明】
10 ウエハ、11,21 静電吸着電極、12 チャ
ンバ、13真空ポンプ、14 RF電源および静電吸着
電源、15 ヘリウムガス供給装置。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハを静電吸着させるための静電吸着
    電極と、 前記ウエハを静電吸着させた際に前記ウエハと前記静電
    吸着電極との間にヘリウムガスを、圧力を制御しながら
    導入するヘリウムガス導入手段と、 前記ヘリウムガスの圧力を、予備吸着ステップにおいて
    は第1の圧力とし、プラズマ点火後の定常状態において
    は前記第1の圧力よりも高い第2の圧力となるように設
    定する裏面圧力設定手段とを備える、 プラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の圧力が前記ウエハに及ぼす力
    は、プラズマ点火前の前記ウエハと前記静電吸着電極と
    の吸着力よりも小さい圧力である、請求項1に記載のプ
    ラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 ウエハを静電吸着させるための静電吸着
    電極と、 前記ウエハを静電吸着させた際に前記ウエハと前記静電
    吸着電極との間にヘリウムガスを、圧力を制御しながら
    導入するヘリウムガス導入手段と、 プラズマ点火の後であってプラズマ点火から200ミリ
    秒以内に前記ヘリウムガスの導入を開始するヘリウムガ
    ス導入開始時制御手段とを備える、プラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記静電吸着電極の前記ウエハを静電吸
    着させる面は、凹形である、請求項1から3のいずれか
    に記載のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記凹形の深さは約50μmである、請
    求項4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 ウエハと静電吸着電極との間にヘリウム
    ガスを第1の圧力になるように圧力制御しながら導入す
    ることによって、前記ウエハを静電吸着により前記静電
    吸着電極に対して吸着させる予備吸着工程と、 プラズマ点火するとともに、前記ヘリウムガスを前記第
    1の圧力より高い第2の圧力になるように圧力制御する
    プラズマ点火後工程とを含む、 プラズマ処理方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の圧力は、プラズマ点火前の前
    記ウエハと前記静電吸着電極との吸着圧力よりも小さい
    圧力である、請求項6に記載のプラズマ処理方法。
  8. 【請求項8】 プラズマ点火するプラズマ点火工程と、 前記プラズマ点火から200ミリ秒以内にウエハと静電
    吸着電極との間にヘリウムガスの導入を開始するヘリウ
    ムガス導入工程とを含む、 プラズマ処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から5のいずれかに記載のプラ
    ズマ処理装置を用いて製造された、半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項6から8のいずれかに記載のプ
    ラズマ処理方法によって製造された、半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から5のいずれかに記載のプ
    ラズマ処理装置を用いる工程を含む、半導体装置の製造
    方法。
  12. 【請求項12】 請求項6から8のいずれかに記載のプ
    ラズマ処理方法を用いる工程を含む、半導体装置の製造
    方法。
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