JP2001351788A - 発光装置およびその制御方法 - Google Patents

発光装置およびその制御方法

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JP2001351788A
JP2001351788A JP2000166162A JP2000166162A JP2001351788A JP 2001351788 A JP2001351788 A JP 2001351788A JP 2000166162 A JP2000166162 A JP 2000166162A JP 2000166162 A JP2000166162 A JP 2000166162A JP 2001351788 A JP2001351788 A JP 2001351788A
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period
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light emitting
controlling
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JP2000166162A
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Takeshi Matsushima
毅 松島
Morihiko Yamada
守彦 山田
Wakako Takagi
わか子 高木
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SAIPAAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な色の光を様々なパターンで出力するこ
とができる発光装置を提供する。 【解決手段】 乱数処理部15を設け、乱数によって各
色の光をオンする時間Tonおよびオフする時間Tof
fを設定する。さらに、オンする間は、徐々に光量を増
減する。これにより、中間色も含めて様々な色の光が多
種多様なパターンで出力する発光装置を簡易なハードウ
ェアで実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる色の光を出
力することができる装飾用などに適した発光装置および
その制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】装飾用に色の異なる光源、たとえばLE
Dなどの発光源を設け、これらをランダムに点灯あるい
は点滅させることにより、様々な色彩パターンを出力す
ることができる技術が知られており、たとえば、特開平
8−58300に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】出力される色彩パター
ンによってユーザの感じ方はさまざまであり、装飾用に
用いられ場合は、それによって照らし出されるオブジェ
の感じも大きく異なる。たとえば、上記のように色の異
なるLEDをランダムに点灯あるいは点滅すると多彩な
色彩パターンが出力されるが、点滅するタイミングで光
の色が異なるので短期間で色彩パターンが変動し落ち着
かない感じを与えることがある。点滅する周期を長くす
れば、色彩パターンは緩やかに変動する。しかしなが
ら、赤色R、緑色Gおよび青色BのLEDをランダムに
点滅させたときに、あるタイミングで表示される色は白
黒も含めて8通りしかなく、これを長時間表示しても観
賞用としてそれほど大きな効果をもった装置とはなり難
い。
【0004】落ち着いた装飾効果を得るために、これら
のLEDが点滅するタイミングを非同期にすることは非
常に有効である。すなわち、この方法であれば、色が切
り替わるときに少なくとも1つのLEDが点灯しつづけ
ていれば同色系統で切り替わるので点滅の周期を短くし
ても落ち着いた感じと共に、色が変化する様々なパター
ンを楽しむことができる。しかしながら、この方法で
も、あるタイミングで表示される色は8通りに過ぎな
い。
【0005】これに対し、LEDの発光量を徐々に変化
させることは表示される色彩を多様にする点で非常に効
果的である。たとえば、LEDを発光するときに、徐々
に光量(光の強度)を増減することにより、他のLED
から出力される色の光との混色が様々なグレードで発生
する。したがって、理論的には、この方法で表示される
色は無限に変化する。しかしながら、各々のLEDの発
光する周期が同一であると、色は変わっても変化する周
期がワンパターンになり、さらに,予測できない色の変
化や、色が変化するパターンが出現されるようにするた
めには変化する周期も変動できることが望ましい。した
がって、発光する色に加えて、発光するタイミング、お
よびその周期もランダムな発光装置を実現できれば、色
の変化およびその変化するタイミング、さらに、そのパ
ターンも予測できないものになるので、飽きのこない発
光装置を提供することができる。
【0006】しかしながら、これらすべてを選択するた
めに乱数を用いると、乱数の利用度およびそれを発生す
る頻度が高くなり、滑らかな表示を行うためには高速で
動作するハードウェアが必要となる。したがって、コス
トが高くなり、コンパクトで低コストな発光装置では実
現することが難しい。また、乱数の利用度が高くなるの
で、再現率の低い高度な乱数発生手段を採用しないと、
同じあるいは類似のパターンが比較的短時間で表れる可
能性が高くなる。
【0007】そこで、本発明においては、上記のような
発光する色、タイミングおよびその周期をランダムにす
ることができる発光装置を簡易なハードウェアで低コス
トで提供することができる発光装置およびその制御方法
を提供することを目的としている。さらに、発光強度を
徐々に変えることにより、様々な色を無限に表示するこ
とができる発光装置および制御方法を提供することも本
発明の目的としている。また、様々な色の変化を実際に
表現することができる発光装置および制御方法を提供す
ることも本発明の目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、異なる色の複数の光を出力可能な発光装置におい
て、異なる色の光をオンする期間(時間)およびオフす
る期間(時間)だけをランダムに制御することにより、
点灯する色と、その色が点灯する期間を制御できるよう
にしている。すなわち、本発明の発光装置は、異なる色
の光毎のオンする期間およびオフする期間をランダムに
制御する手段を有しており、また、本発明の、異なる色
の複数の光を出力可能な発光装置の制御方法において
は、異なる色の光毎のオンする期間およびオフする期間
をランダムに制御する工程を有する。オンする期間およ
びオフする期間をランダムに制御することにより、それ
ぞれの色の光が点灯するタイミングおよび点灯する期間
がランダムになるので、予測できないタイミングで色が
変わり、さらに、同時に異なる色が点灯しないこともあ
るので、色の変化が極端に変わらず落ち着いた発光パタ
ーンの発光装置を提供できる。さらに、ランダムにタイ
ミングが変わり、複数の色が同時に変わることもあるの
で、色の変化にもアクセントが見られる発光装置を提供
できる。
【0009】さらに、本発明の発光装置およびその制御
方法では、色毎にオンする期間およびオフする期間をラ
ンダムに制御する手段あるいは工程を設けているので、
色毎にランダムなタイミングでランダムな期間だけ点灯
する。したがって、結果的に発光する色をランダムに選
択しなくても、ランダムにLEDなどの発光手段が点灯
し、発光する色をランダムに選択する手段および工程を
設ける必要がない。このため、簡易で低コストなハード
ウェアで上記のような落ち着きとアクセントがある多彩
なパターンの色を表示できる発光装置を提供できる。
【0010】オンする期間およびオフする期間は、バリ
アブルにセットすることも可能であるが、数種類の長さ
の時間(設定時間)を予め用意しておき、それらの中か
らランダムに設定するようにしても良い。すなわち、制
御する手段あるいは工程では、オンする期間およびオフ
する期間を、異なる長さに予め設定された設定時間の中
からランダムに選択する手段あるいは工程とを設けるこ
とができる。限られた数種類の設定時間を選択するので
あれば、それに必要な乱数は数ビットですみ、乱数を発
生する機構を簡易にできる。あるいは、乱数として1度
発生したビット列から期間をセットするのに必要なビッ
ト長の乱数を順番に切り出すことも可能であり、乱数を
発生する頻度を低減することができる。このため、処理
速度の低い、低コストなプロセッサを用いても、時間遅
れや点滅などを起こすことなる乱数に基づきLEDなど
の発光源を制御できる。
【0011】さらに、乱数として発生したビット列から
実際に利用する数ビットの乱数を切り出す場合、その乱
数を必要とするタイミング、すなわち、オンする期間あ
るいはオフする期間も乱数に依存し、ビット列から切り
出す順番もランダムになる。したがって、順番を乱数と
して利用することが可能となり、オンする期間あるいは
オフする期間のいずれか一方を乱数、他方を切り出す順
番でセットしても、いずれの期間もランダムにセットで
きる。すなわち、ランダムに選択する手段あるいは工程
では、所定のビット列の乱数から所定のビット長のデー
タを順番に切り出し、そのデータに基づきオンする期間
およびオフする期間のいずれか一方の期間にセットする
設定時間に変換し、データを切り出す順番を他方の期間
にセットする設定時間に変換することができる。
【0012】さらに、装飾用あるいは展示品の照明用と
して本発明の発光装置を考えた場合、光が出力されない
と装飾あるいは展示品の照明用として機能しない。さら
に、本発明の発光装置では、オフする期間もランダムに
変わるので、すべての光が長時間にわたりオフになる可
能性もある。したがって、制御する手段あるいは工程で
は、異なる色の光の1つの色の光のオフする期間をセッ
トするときに、他の色の光がオフする期間であれば、そ
の1つの色の光をオフする期間をオンする期間に切替え
ることにより、いずれかの色が出力されるようにするこ
とが望ましい。
【0013】さらに、オフする期間中も、異なる色の光
を発光する複数の発光手段から出力される光量を完全に
発光無しの状態にするのではなく、発光手段の光量を視
覚的に発光が認識される程度にすることが望ましい。オ
フする期間中に完全に発光無しの状態にすると、たとえ
ば、3色のうち2色がオフする期間で発光がなく、他の
1色が減光して暗くなると視覚的には完全オフと同じよ
うな状態になり、オブジェが暗闇に埋もれてしまう。こ
れに対し、オフする期間中も光量を発光が認識される程
度にすると微量の発光を保つことができるので、常にオ
ブジェの輪郭が認識される程度の光量を確保することが
できる。したがって、暗闇でも常にオブジェが浮き上が
り、装飾効果のより高い発光装置を提供できる。
【0014】そして、異なる色の光を発光する複数の発
光手段を設け、制御する手段あるいは工程では、オンす
る期間中は、発光手段の光量を徐々に増減することがも
っとも望ましい。徐々に光量を制御することにより、他
の色との混色が無限に変化するので、無限な色を表現す
ることができる。さらに、本発明の発光装置およびその
制御方法では、オンする期間が変動するので、それに伴
って光量を増減するスピードを変えることにより、色が
移り変わる速度もランダムに変えることができ、色彩が
変化するパターンは無限に広がる。さらに、各々の色の
光が同様に異なるタイミングで変動するので、色がグラ
デーションのように徐々に変動したり、急激に変動した
り、実に様々なパターンで様々な色が表示されるように
なる。
【0015】本発明の制御方法は、ハードワイヤードロ
ジックありはゲートロジックで実現することも可能であ
るが、乱数の発生頻度も少なくなり、処理内容はそれほ
ど多くないので,簡単なプロセッサを用いてプログラム
制御しても表示の遅れなどを感じさせずに済む。したが
って、上記の工程を実行可能な命令を有する制御プログ
ラムとしてコンピュータあるいはプロセッサによって読
み込み可能な記録媒体、たとえば、RAMあるいはRO
Mなどに記録して提供することができる。
【0016】光量を増減する方法は、階調データに対し
て光量を比例制御する方法と、LOG制御(逆LOG)
する方法があるが、比例制御すると視覚に感じられる強
さが階調データに比例せずにサチュレートしやすいた
め、明るすぎて色の変化が分かりにくくなる。これに対
し、LOG制御だと、色の変化がリニアに感じられるよ
うになるが原色が強く表示されやすく、色の移り変わり
が表れ難い。このため、本発明においては、これらの比
例制御とLOG制御の間、以降においては擬似LOG制
御と称する制御で階調データを光量(光の強さ)に変換
している。したがって、本発明の発光装置においては、
様々な色に変化する様子を明瞭に表現することが可能と
なる。
【0017】光量を増減するためにはPWM方式を採用
できるが、擬似LOG制御では階調データに対し光量の
変化率を大きくする部分もあり、そのような状態では分
解能が低かったり、プロセッサの動作周波数が低いと、
フリッカが発生する要因となる。動作周波数を上げれば
改善されるが、コストが高くなり、消費電力も増加す
る。このため、PWM方式で光量を制御する設定時間を
第1の周期としたときに、この第1の周期を複数に分割
した第2の周期でPWM制御用のパルス信号を出力し、
そのパルス幅を変えることにより光量を調整し、見かけ
の動作周波数を上げてフリッカなどが発生し難いように
している。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明につ
いてさらに説明する。図1に、本発明に係る発光装置1
の外観を示してある。この発光装置1は、薄い箱型の本
体(ハウジングあるいは筐体)5を備えており、その上
面2がビロードなどの生地に覆われ、ガラスあるいはそ
の他のオブジェを搭載できる、ライティングプレートと
しての機能を果たすようになっている。上面2のほぼ中
央には窓3が設けられており、その下の本体5の内部に
は複数のLEDを備えた発光部6が設置されている。本
体5の内部には、さらに、乾電池あるいは蓄電池が配置
できるバッテリースペース7と、バッテリーから電力を
駆動回路10によって制御し、発光部6を適当なタイミ
ングで点灯できる制御部8が設けられている。また,本
体5の側面4には、ACアダプタなどの外部電源が接続
できるコネクタ9も設けられている。
【0019】図2に、本例の発光装置1にガラス製の透
明あるいは半透明なオブジェ90が配置された様子を示
してある。発光装置1の発光部6には、赤色R、緑色G
および青色Bの光線を照射する複数のLEDが配置され
ており、これらが制御部8によって様々なタイミングお
よび強度で点灯する。このため、窓3からは様々な色の
光が様々なパターンで出力される。したがって、窓3の
上に配置されたオブジェ90は、その光によって照らし
出される。さらに、オブジェ90が透明あるいは半透明
であると、その光を内部で反射あるいは屈折し、複雑な
色彩のパターンを見せたり、外部のその光を照射する。
このため、本例の発光装置1は、窓3から複雑な色の光
を出力するので、それ自体でもインテリアなどとして価
値があるが、オブジェ90を搭載することにより、イン
テリアとしての効果が増大し、また、オブジェ90の新
たな価値を見出すことができる。また、上面2に搭載す
るオブジェ90はユーザの選択に任されるので、本例の
発光装置1を用いてユーザの好みの雰囲気を演出するこ
とができる。
【0020】図3に、本例の発光装置1の内部構成の概
要を示してある。発光部10には、赤色の光を発するL
ED11R、緑色の光を発するLED11Gおよび青色
の光を発するLED11Bの3種類のLEDが配置され
ており、それぞれのLEDから発生される光量(光強
度)を考慮し、ほぼ同等の光量が得られるようにLED
の数が調整されている。たとえば、本例では、LED1
1RおよびLED11Gは4つ配置され、これに対しL
ED11Bは3つ配置され、合計11個のLEDが発光
部6を構成している。もちろん、発光部6の構成はこれ
に限定されることはなく、LEDの個数および組み合わ
せはもちろん、LEDの変わりにレーザを配置してもよ
く、その他の光源、たとえば、カラーフィルタなどを通
して色を表現することができる白色光源であっても良
い。
【0021】発光部6に電力を供給する駆動回路10
も、これらのLED11R、11Gおよび11Bに対し
個別に電力(電圧または電流)を制御できる回路12
R、12Gおよび12Bを備えている。本例では、PW
M方式で電力を制御できるようになっており、このた
め、制御部8から供給される駆動パルスφdによってド
ライブされるパワートランジスタ13が配置されてい
る。本例では、LEDごとに電力がPWM制御されてお
り、11個のLEDに対応して11個のトランジスタ1
3が用意されている。もちろん、各色ごとにPWM制御
用のトランジスタを配置して電力を制御しても良いが、
LEDは固体差が大きいので、LED毎に制御すること
により均質は色を出力するように制御することが可能と
なる。
【0022】制御部8は、LED11R、11Gおよび
11Bを個別に制御する個別制御部14R、14Gおよ
び14Bと、これらに対し共通した乱数を発生し供給す
る乱数処理部15とを備えている。実際には、図4に示
すように、本例の発光装置1の制御部8のほとんどの機
能は本体5に内蔵されたワンチップマイコンとして機能
するCPU21あるいはプロセッサによって行われるよ
うになっており、制御部8の機能は、CPUのプログラ
ムとしてROM22などの記録媒体に記録して提供され
る。したがって、本例の発光装置1の制御機構として
は、これらにオンオフスイッチおよび発光するモードを
複数用意する場合は、それらのモードを切替えるための
インタフェース23を設けるだけの非常に簡単なハード
ウェアで実現することができ、低コストで提供できる。
【0023】個別制御部14R、14Gおよび14Bの
機能は共通するので、以降においては赤色のLED11
Rを制御する場合を例に説明する。また、特に、色毎に
制御が変わる場合を除き、R、GおよびBは付さない。
個別制御部14は、LEDのオン時間Tonあるいはオ
フ時間Toffを決める時間設定部25と、オフ時間T
offを設定するときに、他の個別制御部14Gおよび
14BでLED11Gおよび11Bを点灯しているか否
かを判断する判定部26と、オン時間Tonが設定され
たときにその期間内でLEDの出力を増減する階調発生
部27と、その階調データを擬似Logで変換して実際
にLEDから出力される光量を決定する変換部28と、
それに基づいて駆動パルスφpを出力するPWM制御部
29とを備えている。
【0024】時間設定部25では、乱数に基づいてLE
Dのオンする期間(オンする時間あるいはオン時間)T
onおよびオフする期間(オフする時間あるいはオフ時
間)Toffをセットし、各LED11R、11Gおよ
び11Bから出力される光のタイミング、色、点灯時間
および消灯時間をランダムに決める。一方、判定部26
では、オフ時間Toffが設定されたときに、他のLE
D11Gおよび11Bが点灯していないときは、オフ時
間Toffを採用すると光が窓3から出力されなくなる
ので、これを避けてオフ時間Toffをオン時間Ton
に置換する。さらに、本例の発光装置1では、オフ時間
Toffを設定する場合に、光量の制御量Isにオフセ
ットを付加し、オフの状態でもLEDに最低電力が常に
供給されるように制御する。これにより、オフ時間To
ffの間でもLEDは発光が認識できる程度の光量を出
力するので、窓3に設置されたオブジェ90を常に輪郭
程度は識別できるように照明することができる。オフセ
ットを付加する代わりに、電源制御部10を微小電流が
常時流れるようにパラメータなどを設定し、オフ時間T
offに制御量Isが0になってもLED11が微小点
灯するようにしても良い。
【0025】階調発生部27は、オン時間Tonの間
に、本例では1周期の増減を行うように階調データを発
生する。これによって、オン時間Tonの間にLED1
1Rから出力される光量(光強度)は緩やかに変化し、
他のLED11Gおよび11Bから出力される色の光と
様々な割合で混色する。したがって、無数の色の光が窓
3から出力される。
【0026】変換部28は、階調データをより色の変化
が見えやすい状態でLEDから出力するために、本例で
は擬似Logで光量に変換している。これについては、
後にさらに詳しく説明する。本例のPWM制御部29で
は、駆動回路12を制御する駆動パルスφpを、CPU
21の動作クロックを上げずに短周期で制御できるよう
にしているが、これについても詳しくは後で説明する。
【0027】さらに、本例の制御部15はこれらの個別
制御部14R、14Gおよび14Bに共通した乱数処理
部15を備えている。乱数処理部15は、リクエストに
より6ビットの乱数17を発生する発生部16と、乱数
17から順番Sで2ビットの乱数φrを切り出して個別
制御部14R、14Gおよび14Bに供給する切り出し
部18を備えている。
【0028】以下では、制御部8の処理をフローチャー
トを参照しながらさらに説明する。図5に、各色の光の
制御を行う主な処理を示してある。まず、ステップ31
で、赤色Rの光を出力するLED11Rの、オン時間T
onあるいはオフ時間Toffが経過したか否かを判断
し、経過している場合は、ステップ32で乱数を用いて
時間TonあるいはToffを再設定する。時間中であ
れば、ステップ33でLED11Rをオンする処理ある
いはオフする処理を継続して行う。他の色の光も同様で
あり、ステップ34で、緑色Gの光を出力するLED1
1Gの、オン時間Tonあるいはオフ時間Toffが経
過したか否かを判断し、経過している場合は、ステップ
35で乱数を用いてそのLEDの時間TonあるいはT
offを再設定する。時間中であれば、ステップ36で
オンする処理あるいはオフする処理を継続して行う。ま
た、ステップ37で、青色Bの光を出力するLED11
Bの、オン時間Tonあるいはオフ時間Toffが経過
したか否かを判断し、経過している場合は、ステップ3
8で乱数を用いてその時間TonあるいはToffを再
設定する。時間中であれば、ステップ39でオンする処
理あるいはオフする処理を継続して行う。このように処
理を行うLEDの順番などは例示にすぎないことはもち
ろんである。
【0029】各LED11R、11Gおよび11Bにお
ける再設定するステップ32、35および38は共通
し、また、オンあるいはオンする処理であるステップ3
3、36および39も共通する。このため、以下では、
赤色のLED11Rに対する処理を例に説明する。図6
に、再設定するステップ32をさらに詳細に示してあ
る。まず、ステップ51で2ビットの乱数φrを乱数処
理部15に要求する。このとき、6ビットの乱数17が
使い切られていれば、ステップ52で乱数発生部16に
より新たな乱数を発生させる。乱数切り出し部18は、
ステップ53で、乱数の要求に対し、2ビットの乱数φ
rと、それを切り出した順番S(1から3のいずれか)
を返す。ステップ54では乱数φrが「00」であるか
を判断する。乱数φrが「00」のときは、ステップ5
6でオフ時間Toffに順番Sを設定する。一方、乱数
φrが「00」でないときは、ステップ55で乱数φr
(1から3)をオン時間Tonに設定する。
【0030】本例の発光装置1では、LEDを点灯する
時間および消灯する時間として予め3つの異なる長さの
時間(設定時間)TS1からTS3(本例では、16.
4秒、14秒および13秒の種類)が設けられており、
2ビットの乱数φrによりそれらの単位時間TS1から
TS3を選択してオン時間Tonに設定している。ま
た、乱数φrが0のときは、乱数を切り出した順番Sで
設定時間TS1からTS3のいずれかを選択し、その設
定時間をオフする時間Toffに設定している。もちろ
ん、オン時間Tonとオフ時間Toffとの設定を逆に
しても良いが、乱数φrが0になる確率が1/4である
ことを考慮し、LEDを発光する機会が多いことが望ま
しいことを考慮すると上記のような選択方法が望まし
い。また、乱数をそのままオン時間Tonあるいはオフ
時間Toffに設定する方法あるいは制御も可能である
が、2ビットの乱数φrそのままでは値に差がつかず好
ましくない。利用する乱数の桁(ビット長)を長くすれ
ば良いが、乱数の消費率が高くなるので、乱数を発生す
る頻度が高くなり、CPUの処理能力に影響を与える可
能性がある。また、オフ時間に乱数をそのまま設定する
場合も乱数の消費が増えることは同様である。乱数に適
当な係数をかけてオン時間Tonに設定すること可能で
あるが、揺らぎとして適当な時間にならない可能性もあ
る。これに対し、複数の設定時間を設けて、乱数によっ
てそれらの中のいずれかを選択するようにすれば、乱数
の消費も低減でき、LEDを発光させる期間を揺らがせ
るのに適当な時間を選択することも可能となる。
【0031】また、オン時間Tonを乱数で設定するこ
とにより、LED11Rのみならず、他の色のLED1
1GおよびLED11Bがオンとなる時間Tonはラン
ダムに決まる。したがって、次に時間を設定するために
乱数φrが必要となる順番Sもランダムになる。このた
め、順番Sの組み合わせもランダムになるので、これを
オフ時間Toffに適用することができ、オフ時間To
ffもランダムに決定される。このように、本例の制御
部8では、オン時間Tonおよびオフ時間Toffが設
定時間TS1からTS3の組み合わせとしてランダムに
なる。したがって、各々の色のLED11R、11Gお
よび11Bが点灯するタイミング、点灯する時間がラン
ダムになり、その結果、色が移り変わる順番もランダム
になる。このため、オンする時間Tonおよびオフする
時間Toffをランダムにすることにより、光の色の順
番、光が出るタイミング、光が継続する時間をすべてラ
ンダムにすることが可能であり、多種多様で繰り返しが
ほとんどない様々なパターンの色彩豊かな光を窓3から
出射することができる。オン時間Tonだけをランダム
に設定するようにしても、予測の付かない色の組み合わ
せを出力できるが、オフ時間Toffもランダムにした
ほうがパターンは増え、さらに、次に乱数が必要となる
タイミングもランダムになる。したがって、色彩のパタ
ーン変動はさらに予測されにくくなる。
【0032】すべての光が消えて、次にいずれかのタイ
ミングで新たな光が窓3から出てくるような制御も可能
であるが、本例では、オブジェ90を照明したいという
要望もあり、常に何色かの光が窓3からでるようにして
いる。このため、オン時間Tonあるいはオフ時間To
ffが設定された後に、ステップ57で判定部26の機
能を用いて他の光(LED11GおよびLED11B)
が点灯していないタイミングで乱数φrが0になり、オ
フ時間Toffが設定された場合は、ステップ58でオ
フ時間Toffをオン時間Tonに置換し、LED11
Rは必ず点灯するようにしている。
【0033】図7に、オンあるいはオフの処理をフロー
チャートで示してある。まず、ステップ61でオフ時間
Toffが設定されていれば、ステップ68で階調デー
タIsにLED11が微小点灯していることが肉眼で認
識できる程度の値をオフセットとして付加する。そし
て、以下で説明するステップ66でPWMパルスを出力
し、ステップ67でその時間、すなわちオフ時間Tof
fをカウントする。これにより、オフ時間でも微量な光
が常に出力されるので、オブジェ90が闇に埋もれて不
快感を与えることが無く、オブジェの輪郭を常に浮き立
たせ、視覚的に違和感を与えない照明あるいは装飾効果
を得ることができる。オフセットをセットする代わりに
電力制御部10でオフ時にも微小電流が流れてLED1
1が微小発光するようにしても良いことは上述した通り
である。
【0034】一方、オン時間Tonが設定されていれ
ば、ステップ62で、オン時間Tonの前半であればス
テップ63で階調データを増加し、後半であればステッ
プ64で階調データIsを減少する。このように、本例
では、単にLED11を一定の強度で点灯させるのでは
なく、強度(光量)を変化させることにより、光の強弱
を表現できるようにしている。そして、詳しくは後述す
るようにステップ65で擬似Logで強度を変換し、そ
れに基づきステップ66でPWMパルスφdを出力し、
さらに、オン時間Tonをカウントして光の強度を徐々
に変えながらLED11を点灯する。光量を徐々に変え
ることにより、本例の発光装置1で3色の光が混色され
るときに、各々の光の強度成分がランダムではあるが、
一定の傾向をもって混じりあう。したがって、3原色を
単に混合した8種類の色だけではなく、3原色の比率を
バリアブルに変えた3原色で表現できるすべての多種多
様な色がランダムに表れる可能性がある。さらに、それ
らの多種多様な色の変化が徐々におき、急激に変動する
ことはない。このため、ユーザを極端に刺激することは
なく、むしろ癒し効果をもった、落ち着いた色彩のパタ
ーンを出力することができ、その一方で色およびそれら
が現れるパターンは一定しないので、飽きのこない光の
光を出力することができる。そして、そのような複雑な
変化を示す色の光を非常に簡易なハードウェアで実現で
きることは上述した通りである。
【0035】本例の制御部8では、色の変化をより美し
く、明瞭に感じられるように幾つかの工夫を施してい
る。まず、ステップ65で、階調データIsを擬似Lo
gで変換する。光源の輝度を変調して光量が視覚への刺
激となったときに、視覚が感じる物理量は、Weber
−Fechnerの法則として知られる通り、光量の対
数で表される。したがって、視覚に直線的な明るさを感
じさせるためには、予め光量を逆Logカーブで変化さ
せる手法が一般的に用いられる。すなわち、図8(a)
に示すように、階調データ(ステップ数)Isと、光量
Iあるいは光量に比例する電流あるいは電圧とを比例制
御すると、図8(b)に示すように肉眼でみたときの光
量Ioは比例しない。その結果、図8(c)に示すよう
に、3つの色の光R、GおよびBを徐々に変化させなが
ら混ぜたときに、ほとんど光が強い状態で混色され、色
の変化が分かりにくく白色に近い状態で色が変わるだけ
になる。
【0036】一方、図9(a)に示すように、階調デー
タ(ステップ数)Isと、光量Iあるいは光量に比例す
る電流あるいは電圧とをLog制御(逆Log制御)す
ると、図9(b)に示すように肉眼でみたときの光量I
oは比例する。しかしながら、この方法でも、混色した
状態はそれほど芳しくない。すなわち、図9(c)に示
すように、3つの色の光R、GおよびBを徐々に変化さ
せながら混ぜたときに、ほとんど色の光が弱い状態で混
色され、原色に近い色が表示される期間が長くなる。し
たがって、多様な色が表示されるものの、中間色が表示
される割合が低くなり、また、色が徐々に移り変わるス
ピードが速く感じられる。
【0037】そこで、本例では、リニア制御と、Log
制御の中間で階調データIsを光量Iに変換している。
すなわち、図10(a)に示すように、階調データIs
に対し、リニア制御とLog制御のほぼ中間となるよう
に光量Iを変換する。その結果、図10(b)に示すよ
うに、肉眼で見たときに、若干、低階調度のデータが強
調されるようにLEDから出力することができる。した
がって、このように変換した色の光を混色すると、図1
0(c)に示すように、中間的な強度のときに色が混ざ
り合う。このため、中間色がより頻繁に表示され、ま
た、中間色が表示される時間が長くなる。さらに、色が
変化するスピードが穏やかになり、白色に近い強い光が
出射される確率も少なくなる。
【0038】このように、本例の発光装置1において
は、複数個の赤・緑・青LEDがそれぞれ3つの明暗周
期(速度)からランダムに選ばれ、それらの明るさの変
化は対数変化とリニア変化の間で交差させ、色の交差点
が対数変化より中間点に近くなる擬似Log変化により
制御される。このため、光量の変化がLog曲線に近い
折れ線を描く事により、肉眼で見た場合、リニア変化よ
り明るさの変化は緩やかになる。したがって、本例の発
光装置1が目的としている、癒し効果のある、穏やか
で、落ち着いた色の変化が表現でき、長時間見ていても
飽きのこない多色の光を多彩なパターンで出力すること
ができる。
【0039】擬似Logで階調データIsを光量Iに変
換した後、その光量Iに比例するように電力をPWM方
式でLEDに供給して発光する。そして、その駆動パル
スφdを生成する図7に示したステップ66において、
駆動パルスφdの周期を短くすることにより徐々に移り
変わる色をフリッカしないで表現できるようにしてい
る。すなわち、光量を擬似Logカーブに忠実に変化さ
せようとした場合、カーブが緩やかな部分での変化を実
現するために、明るさ制御の分解能は、10ビット程度
以上が必要である。しかしながら、CPUを使った安価
な回路でPWM制御を行う場合、CPUの動作クロック
を発生させるために、水晶発振子やセラミック発振子を
用いず、抵抗・コンデンサによるCR発振回路を用いコ
ストダウンを図ることが多い。このような構成は、安価
ではあるが、動作クロックが高くできず、たとえば、4
MHz程度の動作クロックが得られる程度である。
【0040】さらに、安価にPWM制御を行おうとする
と、本例のように、ハードウェアによるPWM発生回路
を持てず、また、低コストなCPUでは内部リソースと
しても用意されていないので、ソフトウェア処理により
PWM波形を生成することになる。このような構成にお
けるPWM制御は、その分解能に比例して、PWM周期
が長くなってしまう。例えば8ビット(256段階)の
分解能を持たせたPWM波形を上述したような低い動作
クロックのCPUで、ソフトウェアで発生させようとす
ると、PWM周期は数ミリ秒、たとえば、3ミリ秒程度
となり、PWM周波数にすると333Hzとなる。そし
て、本例の発光装置1のように、RGB3色を同時に処
理する場合は、3倍つまりPWM周波数111Hzなど
となる。したがって、10ビットの分解能を持ちたい場
合には、PWM周期が4倍つまりPWM周波数は、約2
8Hzと非常に低くなる。
【0041】このため、逆Logあるいは擬似Logな
どの非線型な光量変化を、安価なCPUのソフトウェア
によるPWM制御で実現しようとした場合、PWM周波
数が低くなってしまうことが避けられない。これによ
り、LEDなどON/OFF応答性の速い発光デバイス
を制御した場合、低いPWM周波数の影響で光がちらつ
いて見えるいわゆるフリッカが発生することがある。上
述の例で3色の制御を行う場合の28Hzなどは、この
影響が顕著である。
【0042】従来のPWM制御では、例えば分解能6ビ
ット(64段階)の変調をおこなう場合、図11(a)に
示すように、1つのPWM波形は64段階分の周期を持
ち、この一つの波形が繰り返されている。すなわち、分
解能と駆動パルスφpの周期(PWM周期)が一致して
おり、このままLEDを点灯するとLEDの点灯周期で
光のちらつきが肉眼で認識できてしまう。そこで、本例
では、図11(b)に示すように、64段階分の周期を
例えば4分割、すなわち16段階分の周期を持つ4つの
部分に分割し、これをPWM制御によってエネルギーを
制御するための1波形(1周期)とする。そして、この
波形をCPUで繰り返し発生させることにより光量を制
御する。
【0043】図11では、分解能64段階のPWM制御
においてデューティー33/64の状態を示している。
例えば、デューティーが34/64に上がった場合、駆
動パルスφpの周期は1/4となり、LEDが点滅する
周期が1/4になる。したがって、LEDの点滅がちら
つきとして肉眼で認識できる可能性は減る。そして、図
11(b)に示した本例の方式では、第2周期で駆動パ
ルスφpHの期間が9T、Lの期間が7Tと変化する。
このため、エネルギーを変動する周期(64T)では、
従来と同様にPWM制御ができており、4パルスで階調
が表現される。したがって、LED11をPWM制御す
るときに、低解像度であってもちらつきがなく高品質な
中間強度の光を出力することができる。デューティーの
増加あるいは減少に伴い駆動パルスφpのパルス幅Hを
伸ばす制御は、第1周期、第2周期・・の順でなくても
よく、逆順、飛び飛びなどでエネルギーを制御すること
ができる。
【0044】オン時間Tonが設定されている場合は、
このように光量を徐々に変化させながらLED11から
光が照射される。そして、図7のステップ67に示した
ように、オン時間Tonをカウントし、時間が経過する
と乱数を要求して次のサイクルに入る。なお、本例で
は、光量を徐々に減少させてオン時間Tonを終了する
ときに、ステップ68で説明したのと同じ程度のオフセ
ットを維持している。すなわち、オン時間Tonが終了
するタイミングでも、LED11の光量を示す制御信号
Isは肉眼で見える程度の光量に相当する値にしてお
り、制御信号Isはそれ以下に下がらず、LED11が
全く消えてしまうことがないようにしている。これは赤
色のLED11Rに限らず、すべての色のLEDでも同
様である。したがって、上述したステップ68の処理で
オフ時間Toffの間もLEDは肉眼で認識できる程度
に光ように制御されるので、本例の発光装置1において
は、常にすべてのLED11R、11Gおよび11B
が、少なくとも肉眼で認識できる最小輝度で発光し、オ
ブジェ90をライトアップできるようになっている。
【0045】以上に説明したように、本例の発光装置1
では、中間色も含めた多種多様な色の光が様々なパター
ンで表示され、さらに、それらの色が徐々に移り変わ
る。したがって、オフィスでは、会杜のロゴのライトア
ップ、ショウルームでは光を通す商品のライトアップな
どに利用できる。上に置かれる物はガラス細工に限ら
ず、身のまわりにあるありふれた物が、思わぬディスプ
レイとして変身する。光を通すものであれば素材は問わ
ず、香水のビン、台所用品、プラスティックの文具など
様々である。上に置かれたオブジェにより同じ照明色で
あっても、目に映る配光は異なってくる。また、オブジ
ェの中の装飾(たとえ泡や傷であっても)は、不思議な
造詣として映し出される。
【0046】また、このように徐々に色が変化するパタ
ーンだけではなく、他のパターンと混合したり、あるい
は、他のパターンを切り替えて表示できるようにしてお
くことも可能である。本例の発光装置1は、輝度4パタ
ーン点灯モードも備えており、このモードでは、オン時
間Tonおよびオフ時間Toffをランダムに選択する
代わりに、階調データIsがオフも入れて4段階にラン
ダムに設定され、点灯時間は0.8秒などの一定時間に
設定される。したがって、中間色も表示され、点灯パタ
ーンもランダムに変わるが、点滅がスピーディに切り替
わり、上記と異なった趣の照明を行うことができる。
【0047】また、発光部にはLEDを採用しているが
LEDに限定されないことは上述した通りである。しか
しながら、コンパクトで光強度の応答性がよく、単色の
光を発光する光学素子としてLEDは最も適当な発光源
であると言える。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の発光装
置は、異なる色の光毎のオンする期間およびオフする期
間をランダムに制御することができるものであり、簡易
なハードウェアにより、色の順番、タイミングおよびそ
の色の光が出ている期間のすべてをランダムに出力でき
るものである。さらに、発光期間内で光量を増減するこ
とにより、中間色を含めた多種多様な光を予期できない
パターンで出力することが可能であり、イルミネーショ
ン、玩具、文房具、気分転換などを目的とした治療具な
どの多種多様な方面で利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る発光装置の概要を示
す図である。
【図2】発光装置にガラスのオブジェを搭載した状態を
示す図である。
【図3】発光装置の機能構成を示す図である。
【図4】発光装置の概略構成を示す図である。
【図5】発光装置の概略動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】オン期間およびオフ期間を再設定する処理を示
すフローチャートである。
【図7】オンおよびオフする処理を示すフローチャート
である。
【図8】リニア制御の様子を示す図である。
【図9】Log制御の様子を示す図である。
【図10】擬似Log制御の様子を示す図である。
【図11】PWM制御の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 発光装置(ライティングプレート) 3 発光用の窓 6 発光部 7 バッテリースペース 8 制御部 10 電力制御部 11R、11G、11B LED 12R、12G、12B 駆動回路 14R、14G、14B 個別制御部 15 乱数処理部 16 乱数発生部 17 6ビットの乱数 18 乱数切り出し部 21 CPU 22 ROM 25 時間設定部 26 判定部 27 階調発生部 28 擬似Log変換部 29 PWM制御部 90 オブジェ
フロントページの続き (72)発明者 高木 わか子 長野県岡谷市赤羽3丁目6番8号 株式会 社サイパーク内 Fターム(参考) 3K060 AA06 BB02 BB06 BD02 BD06 BD10 EA01 3K073 AA41 CE00 CG06 CG10 CG13 CG15 CG21 CJ05 CJ17 CJ19 CJ21 CL01 CL02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる色の複数の光を出力可能な発光装
    置であって、 前記異なる色の光毎のオンする期間およびオフする期間
    をランダムに制御する手段を有する発光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記制御する手段
    は、前記オンする期間およびオフする期間を、異なる長
    さに予め設定された複数の設定時間の中からランダムに
    選択する手段を備えている発光装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記ランダムに選択
    する手段は、所定のビット列の乱数から所定のビット長
    のデータを順番に切り出し、そのデータに基づき前記オ
    ンする期間およびオフする期間のいずれか一方の期間に
    セットする前記設定時間に変換し、前記データを切り出
    す順番を他方の期間にセットする前記設定時間に変換す
    る発光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記制御する手段
    は、前記異なる色の光の1つの色の光の前記オフする期
    間をセットするときに、他の色の光が前記オフする期間
    であれば、前記1つの色の光をオフする期間を前記オン
    する期間に切替える手段を備えている発光装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記異なる色の光を
    発光する複数の発光手段を有しており、前記制御する手
    段は、前記オフする期間中は、前記発光手段の光量を視
    覚的に発光が認識される程度にする発光装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記異なる色の光を
    発光する複数の発光手段を有しており、前記制御する手
    段は、前記オンする期間中は、前記発光手段の光量を徐
    々に増減する手段を備えている発光装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記光量を増減する
    手段は、階調データに対して光量を、比例制御およびL
    OG制御の間で制御する手段を備えている発光装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記光量を増減する
    手段は、PWM方式で光量を制御する手段であり、光量
    を制御する単位の第1の周期を複数に分割した第2の周
    期のパルス信号により光量を制御する発光装置。
  9. 【請求項9】 異なる色の複数の光を出力可能な発光装
    置の制御方法であって、 前記異なる色の光毎のオンする期間およびオフする期間
    をランダムに制御する工程を有する発光装置の制御方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記制御する工程
    は、前記オンする期間およびオフする期間を、異なる長
    さに予め設定された複数の設定時間の中からランダムに
    選択する工程とを備えている発光装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記ランダムに
    選択する工程では、所定のビット列の乱数から所定のビ
    ット長のデータを順番に切り出し、そのデータに基づき
    前記オンする期間およびオフする期間のいずれか一方の
    期間にセットする前記設定時間に変換し、前記データを
    切り出す順番を他方の期間にセットする前記設定時間に
    変換する発光装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項9において、前記制御する工程
    は、前記異なる色の光の1つの色の光の前記オフする期
    間をセットするときに、他の色の光が前記オフする期間
    であれば、前記1つの色の光をオフする期間を前記オン
    する期間に切替える工程を備えている発光装置の制御方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記発光装置
    は、異なる色の光を発光する複数の発光手段を有してお
    り、 前記制御する工程は、前記オフする期間中は、前記発光
    手段の光量を視覚的に発光が認識される程度にする工程
    を備えている発光装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項9において、前記発光装置は、
    異なる色の光を発光する複数の発光手段を有しており、 前記制御する工程は、前記オンする期間中は、前記発光
    手段の光量を徐々に増減する工程を備えている発光装置
    の制御方法。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記光量を増減
    する工程では、階調データに対して光量を、比例制御お
    よびLOG制御の間で制御する発光装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項14において、前記光量を増減
    する工程では、PWM方式で光量を制御し、光量を制御
    する単位の第1の周期を複数に分割した第2の周期のパ
    ルス信号により光量を制御する発光装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 異なる色の複数の光を出力可能な発光
    装置の制御プログラムであって、 前記異なる色の光毎のオンする期間およびオフする期間
    をランダムに制御する工程を実行可能な命令を有する前
    記制御プログラムが記録されていることを特徴とするコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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