JP2001351443A - シールド付きフラットケーブル - Google Patents

シールド付きフラットケーブル

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JP2001351443A
JP2001351443A JP2000170191A JP2000170191A JP2001351443A JP 2001351443 A JP2001351443 A JP 2001351443A JP 2000170191 A JP2000170191 A JP 2000170191A JP 2000170191 A JP2000170191 A JP 2000170191A JP 2001351443 A JP2001351443 A JP 2001351443A
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JP
Japan
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shield
flat cable
signal
contact
wire
Prior art date
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Application number
JP2000170191A
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English (en)
Inventor
Shunsuke Fujimoto
俊介 藤本
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速信号伝送のための低振幅信号でも回路が
誤動作を起こすことがなく、長距離伝送をするために使
用しても十分なアイパターンを確保できるようにクロス
トークノイズを低減できるシールド付きフラットケーブ
ルを提供する。 【解決手段】 信号線2どうしの間に導体からなる線材
(導線12)を介装する。前記導線12における周囲の
シールド材4と対向する両側部をシールド材4に接触さ
せた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号線を被覆する
絶縁材の周囲がシールド材で覆われたシールド付きフラ
ットケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシールド付きフラットケ
ーブルとしては、例えば図4および図5に示すように構
成されたものがある。図4は従来のシールド付きフラッ
トケーブルの断面図、図5は一部を拡大して示す断面図
である。
【0003】これらの図において、符号1は従来のシー
ルド付きフラットケーブルを示す。このフラットケーブ
ル1は、高速で信号を伝送するために用いるもので、多
数の信号線2を一列に並べて塩化ビニールなどからなる
絶縁材3で被覆し、この絶縁材3の周囲をシールド材4
で覆った構造を採っている。また、多数の信号線2のう
ち、互いに隣り合う信号線2どうしの間には、接地され
た信号線(以下、これをグランド線5という)を配設し
ている。グランド線5をこのように設けるのは、このフ
ラットケーブル1で長距離伝送、すなわちケーブル長を
長くして信号伝送を行う場合に、クロストークノイズが
著しく増大してしまうのを防ぐためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにグランド線5を信号線2どうしの間に設けたと
しても、クロストークノイズが発生するのを阻止するこ
とはできなかった。これは、図5に示すように、信号線
2どうしの間に介在する絶縁材3(グランド線5を被覆
する絶縁材3)を誘電物質とする寄生キャパシタが構成
され、このキャパシタンスによってクロストークノイズ
が発生するからであると考えられる。
【0005】このため、長いケーブル伝送においてはク
ロストークノイズが依然として大きく、信号伝送に必要
なだけのアイパターンが得られないことがあった。一
方、近年では高速信号伝送には低振幅の信号規格が使用
され始めており、基板上での高速信号伝送は、使用され
る絶縁物質の誘電率が高いために信号伝送速度を向上さ
せるにも限界があるから、ケーブル伝送が主流になりつ
つある。しかし、信号の低振幅化によって、よりクロス
トークノイズ等のノイズに対して耐力が弱くなるから、
クロストークノイズが大きいケーブル伝送で基板上での
高速信号伝送を実現しようとすると、回路が誤動作を起
こしてしまう。
【0006】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、高速信号伝送のための低振幅信号で
も回路が誤動作を起こすことがなく、長距離伝送をする
ために使用しても十分なアイパターンを確保できるよう
にクロストークノイズを低減できるシールド付きフラッ
トケーブルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係るシールド付きフラットケーブルは、信
号線どうしの間に導体からなる線材を介装し、前記線材
における周囲のシールド材と対向する両側部をこのシー
ルド材に接触させたものである。本発明によれば、信号
が高速で伝送される各信号線の周囲全域をシールドと、
このシールドに電気的に接続した線材とによって囲むこ
とができ、各信号線を電磁界的にそれぞれ分離すること
ができる。
【0008】請求項2に記載した発明に係るシールド付
きフラットケーブルは、請求項1に記載した発明に係る
シールド付きフラットケーブルにおいて、シールド材に
接触させる線材を断面四角形状に形成するとともに、こ
の線材の互いに対向する二つの側面がシールド材の内面
と平行になるように配設し、前記両側面をシールド材に
接触させたものである。この発明によれば、前記線材と
シールド材4の内面との接触状態が面接触になり、これ
ら両者の接触部分の接触面積を大きくとることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明に係るシールド付きフラットケーブルの一実施の形態
を図1によって詳細に説明する。図1は本発明に係るシ
ールド付きフラットケーブルの断面図で、同図において
前記図4および図5によって説明したものと同一もしく
は同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明は
省略する。
【0010】図1において、符号11で示すものは本発
明に係るシールド付きフラットケーブルである。このフ
ラットケーブル11は、信号線2どうしの間に導体から
なる線材(以下、これを導線12という)を介装してい
る。この導線12は、直径が信号線2の直径(絶縁材3
を含めた直径)と略等しくなるように断面円形状に形成
しており、外周面におけるシールド材4の内面と対向す
る部分を前記内面に接触させている。
【0011】この導線12の外周面とシールド材4の内
面には、絶縁処理を施していない。このため、導線12
とシールド材4とは同電位になる。この実施の形態で
は、シールド材4を図示していない配線によって接地さ
せる構造を採っている。なお、シールド材4とともに導
線12を接地させたり、シールド材4は接地させること
なく導線12のみを接地させる構造を採ることもでき
る。
【0012】上述したように導線12を信号線2どうし
の間に配線してシールド材4に電気的に接続することに
よって、各信号線2の周囲全域をシールドと導線12と
によって囲むことができるから、各信号線2を電磁界的
にそれぞれ分離することができる。この結果、信号線2
間に寄生キャパシタンスが生じることがないから、クロ
ストークノイズが発生するのを阻止することができる。
【0013】(第2の実施の形態)導線は図2に示すよ
うに断面四角形状に形成することができる。図2は他の
実施の形態を示す断面図で、同図において前記図1、図
4および図5によって説明したものと同一もしくは同等
の部材については、同一符号を付し詳細な説明は省略す
る。図2に示す導線12は、断面形状が正方形になるよ
うに形成し、互いに対向する二つの側面がシールド材4
の内面と平行になるように信号線2どうしの間に配設し
ている。また、この導線12は、前記二つの側面をシー
ルド材4の内面に接触状態が面接触になるように対接さ
せている。
【0014】このように導線12を構成しても第1の実
施の形態を採る場合と同等の効果を奏する。この第2の
実施の形態を採ることにより、導線12とシールド材4
の内面との接触部分の接触面積を第1の実施の形態を採
る場合より大きくとることができるから、接触抵抗を低
減することができる。
【0015】(第3の実施の形態)本発明に係るシール
ド付きフラットケーブルは図3に示すように形成するこ
とができる。図3は作動信号伝送用フラットケーブルの
断面図で、同図において前記図1、図2、図4および図
5によって説明したものと同一もしくは同等の部材につ
いては、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0016】第1および第2の実施の形態で示したシー
ルド付きフラットケーブル11はシングルエンドの信号
伝送用のものであるが、第3の実施の形態に示すシール
ド付きフラットケーブルは、差動信号伝送用のものであ
る。図3に示した差動信号伝送用シールド付きフラット
ケーブル21は、差動信号伝送用の互いに対をなす2本
の信号線2,2(差動信号線)を信号線群Aとし、互い
に隣接する信号線群Aどうしの間に本発明に係る導線1
2を介装している。この実施の形態では、導線12を断
面円形状に形成しているが、この導線12は、第2の実
施の形態を採る場合のように断面四角形状に形成するこ
とができる。
【0017】このように2本の差動信号線からなる信号
線群Aどうしの間に導線12を配設することにより、ク
ロストークノイズが発生することがない差動信号伝送用
フラットケーブル21を形成することができる。
【0018】第1〜第3の実施の形態では導線12を断
面形状が円形または四角形になるように形成する例を示
したが、導線12の断面形状は適宜変更することができ
る。また、信号線2は、同軸ケーブルによって形成して
もよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、信
号が高速で伝送される信号線の周囲全域をシールドと、
このシールドに電気的に接続した線材とによって囲むこ
とができるから、各信号線を電磁界的にそれぞれ分離す
ることができる。したがって、信号線どうしの間でノイ
ズが伝播することがなく、信号線間の寄生キャパシタン
スも最小限に(理論的には0にすることができる)なる
から、クロストークノイズが発生するのを阻止すること
ができる。クロストークノイズがなくなることにより、
信号の高速ケーブル伝送で問題になる信号線間のske
wも低減できるという効果を奏する。
【0020】請求項2記載の発明によれば、線材とシー
ルド材の内面との接触状態が面接触になり、これら両者
の接触部分の接触面積を大きくとることができる。した
がって、接触抵抗を低減することができるから、より一
層高いシールド効果を奏するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシールド付きフラットケーブル
の断面図である。
【図2】 他の実施の形態を示す断面図である。
【図3】 作動信号伝送用フラットケーブルの断面図で
ある。
【図4】 従来のシールド付きフラットケーブルの断面
図である。
【図5】 従来のシールド付きフラットケーブルの一部
を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
2…信号線、3…絶縁材、4…シールド材、11…シー
ルド付きフラットケーブル、12…導線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の信号線が一列に並び、これらの信
    号線を被覆する絶縁材の周囲がシールド材で覆われたシ
    ールド付きフラットケーブルにおいて、前記信号線どう
    しの間に導体からなる線材を介装し、前記線材における
    前記シールド材と対向する両側部を前記シールド材に接
    触させたことを特徴とするシールド付きフラットケーブ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシールド付きフラットケ
    ーブルにおいて、シールド材に接触させる線材を断面四
    角形状に形成するとともに、この線材の互いに対向する
    二つの側面がシールド材の内面と平行になるように配設
    し、前記両側面を前記シールド材に接触させたことを特
    徴とするシールド付きフラットケーブル。
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