JP2001351140A - 硬貨識別装置 - Google Patents

硬貨識別装置

Info

Publication number
JP2001351140A
JP2001351140A JP2000172534A JP2000172534A JP2001351140A JP 2001351140 A JP2001351140 A JP 2001351140A JP 2000172534 A JP2000172534 A JP 2000172534A JP 2000172534 A JP2000172534 A JP 2000172534A JP 2001351140 A JP2001351140 A JP 2001351140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
signal
light receiving
identified
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000172534A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Tokumura
昌一 徳村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takamisawa Cybernetics Co Ltd
Original Assignee
Takamisawa Cybernetics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takamisawa Cybernetics Co Ltd filed Critical Takamisawa Cybernetics Co Ltd
Priority to JP2000172534A priority Critical patent/JP2001351140A/ja
Publication of JP2001351140A publication Critical patent/JP2001351140A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Coins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 硬貨の外周面に形成された縞の方向及び傾斜
の度合いを識別することができる硬貨識別装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明に係る硬貨識別装置は、所定の方
向に移動する硬貨Cの外周面に光を照射する発光素子3
2と、硬貨の外周面から反射された反射光を受光する第
1の受光部38aと、所定の方向と交差する方向に関し
て第1の受光部38aとは異なる位置に配置された第2
の受光部38bとを有する。そして、第1の受光部38
aから出力される信号と第2の受光部38bから出力さ
れる信号の信号差に基づいて硬貨を識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬貨の外周面に形
成された縞を識別して、硬貨を識別するための硬貨識別
装置に関し、特に券売機、販売機、ATMや硬貨計数装
置に用いられるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、硬貨の外周面に凹凸によって
形成された縞を検出する硬貨識別装置が知られていた。
例えば、特開平6−176235号公報に記載されたコ
イン識別装置は、硬貨の外周に対して光を照射する光源
及び硬貨の外周からの反射光を受光する受光手段と、受
光手段からの出力に基づき硬貨の外周の凹凸の有無を判
別する判別手段とを備えている。このような構成によっ
て、硬貨の大きさや重量がほぼ等しい場合であっても、
硬貨の外周に形成された凹凸を検知して、硬貨を識別す
ることを可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、硬貨
の偽造・変造が大きな社会問題となっており、これに対
して大蔵省は500円硬貨の改鋳を行うことを公表して
いる。図7は新しい500円硬貨を示す図であるが、図
7に見られるように、新しい500円硬貨の外周面には
凹凸によって斜めの縞が形成されることとなっている。
【0004】しかしながら、上記の硬貨識別装置は、硬
貨の外周面に縞が形成されているか否かの判別はできる
が、どちらの方向にどの程度の傾斜で縞が形成されてい
るかまで検知することはできない。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決し、硬貨
の外周面に形成された縞の方向及び傾斜の度合いを識別
することができる硬貨識別装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る硬貨識別装
置は、所定の方向に移動する硬貨の外周面に光を照射す
る発光部と、硬貨の外周面から反射された反射光を受光
して第1の信号を出力する第1の受光部と、所定の方向
と交差する方向に関して第1の受光部とは異なる位置に
配置されると共に、硬貨の外周面から反射された反射光
を受光して第2の信号を出力する第2の受光部と、第1
の信号と第2の信号との信号差に基づいて硬貨を識別す
る硬貨識別手段とを備えることを特徴とする。
【0007】前述のように、改鋳される硬貨の外周面に
は凹凸によって斜めの縞が形成される。本発明は、硬貨
の外周面に形成された縞の方向及び傾斜の度合いを識別
し、硬貨の厚さ方向に形成された縞と、斜めに形成され
た縞とを識別できるようにするものである。なお、図7
に示す硬貨は本発明に係る硬貨識別装置によって識別で
きる硬貨の一例であり、図7に示す硬貨以外の硬貨であ
っても外周面に縞が形成された硬貨であれば、本発明に
係る硬貨識別装置を適用することができる。
【0008】本発明に係る硬貨識別装置では、硬貨の移
動方向と交差する方向に関してそれぞれ異なる位置に配
置された第1の受光部及び第2の受光部によって、硬貨
の外周面から反射された反射光を受光することにより、
硬貨の外周面の異なる2箇所の領域からの反射光を受光
している。このように配置された第1の受光部及び第2
の受光部から出力される第1の信号及び第2の信号は、
硬貨の外周面に形成された縞の凹凸に対応した所定の周
期を有する信号となる。従って、第1の信号と第2の信
号との信号差に基づいて、どの方向にどの程度の傾斜で
縞が形成されているかを識別することができる。
【0009】また、上記硬貨識別装置において、硬貨識
別手段は、所定の周期のパルスを生成するパルス生成手
段と、パルス生成手段で生成されたパルスによって信号
差を求める信号差測定手段とを有することを特徴として
も良い。
【0010】パルス生成手段で生成されたパルスを用い
て、第1の信号の周期と第2の信号の周期の時間的なず
れをカウントすることによって、容易に信号差を測定す
ることができる。
【0011】また、上記硬貨識別装置は、正規の硬貨に
ついてあらかじめ取得した第1の信号と第2の信号との
信号差を基準データとして格納する格納手段をさらに備
え、硬貨識別手段は、信号差測定手段によって測定され
た信号差と、格納手段に格納された基準データとの比較
に基づいて、硬貨の真贋を判定する判定手段をさらに有
することを特徴としても良い。
【0012】このように格納手段が正規の硬貨について
の信号差を基準データとして格納し、判定手段が格納手
段に格納された基準データを用いて、識別対象である硬
貨との比較を行うことにより、識別対象である硬貨が正
規なものであるかの判定を行うことができる。
【0013】また、上記硬貨識別装置は、硬貨の転動を
防止すると共に硬貨を所定の方向に搬送する硬貨搬送手
段をさらに備えることを特徴としても良い。
【0014】このように硬貨搬送手段によって硬貨の転
動を防止することにより、第1の信号と第2の信号との
信号差から縞の方向及び傾斜の度合いを算出することが
容易になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明に係る硬
貨識別装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付
し、重複する説明を省略する。
【0016】図1は、本発明に係る硬貨識別装置10を
示す断面図である。硬貨識別装置10は、識別対象であ
る硬貨(以下、「被識別硬貨」という)Cを識別する硬
貨識別ユニット30と、硬貨識別ユニット30による識
別結果に基づいて被識別硬貨Cを正規の硬貨(以下、
「正貨」という)とそうでない硬貨(以下、「偽貨」と
いう)とに振り分ける硬貨振分部14と、硬貨振分部1
4によって振り分けられた正貨を処理する硬貨処理部1
6と、被識別硬貨Cを搬送する硬貨搬送ガイド18と
を、筐体12内に備えている。また、偽貨を返却口12
bに搬送するベルトコンベア24が筐体12の下部に設
けられている。
【0017】筐体12は、金属からなり、ほぼ直方体の
形状を有している。筐体12の一側面の上部には、被識
別硬貨Cを投入する硬貨投入口12aが設けられてい
る。また、上記一側面の下部には、釣銭や偽貨を返却す
るための硬貨返却口12bが設けられている。
【0018】硬貨搬送ガイド18は、硬貨投入口12a
から硬貨処理部16へと延びる搬送路20と、搬送路2
0のほぼ水平な部分の上方に配設されたベルトコンベア
22とを有している。このベルトコンベア22が被識別
硬貨Cを搬送路20に押し付けることによって、転動を
防止すると共に搬送路20の水平な部分において被識別
硬貨Cに推進力を与える。また、硬貨識別ユニット30
と硬貨処理部16との間の搬送路20には、搬送路20
に形成された孔を塞ぐ蓋14aによって硬貨振分部14
が設けられている。硬貨振分部14は、蓋14aを開閉
させることによって被識別硬貨Cを振り分ける。すなわ
ち、硬貨識別ユニット30によって被識別硬貨Cを識別
した結果、正貨であった場合は蓋14aを閉じた状態に
して正貨を硬貨処理部16に搬送し、偽貨であった場合
には硬貨振分部14の蓋14aを開くことによって下方
に設けられたベルトコンベア24に偽貨を落下させる。
【0019】次に、搬送路20に設けられている硬貨識
別ユニット30について、図2〜図4を参照しながら説
明する。図2に示すように、硬貨識別ユニット30の形
状はL字形とされており、この硬貨識別ユニット30は
搬送路20を搬送される被識別硬貨Cの一部を覆うこと
が可能なようにして、搬送路20の一側縁に取り付けら
れている(図2,3参照)。搬送路20の硬貨識別ユニ
ット30取付側の縁部は、被識別硬貨Cが搬送される部
分より高くされた硬貨当接縁部20aとなっており(図
2参照)、被識別硬貨Cは硬貨当接縁部20aに当接し
た状態で搬送路20上を搬送されるため、被識別硬貨C
の径の大小に関係なく硬貨識別ユニット30から所定の
距離を隔てた領域を被識別硬貨Cが通過することとな
る。
【0020】硬貨識別ユニット30は、被識別硬貨Cの
外周面に光を照射する2個の発光素子と(発光部)、被
識別硬貨Cの外周面から反射した光を受光する2個の受
光素子とを有している。2個の受光素子34a,34b
は、図2に示すように被識別硬貨Cの移動方向と垂直に
交差する方向、すなわち被識別硬貨Cの厚さ方向に並べ
て配置されている。また、図3に示すように発光素子3
2aと受光素子34aとは被識別硬貨Cの移動方向に並
べて配置されており、図示しない発光素子32bと受光
素子34bも同様に被識別硬貨Cの移動方向に並べて配
置されている。なお、本実施形態では、2個の受光素子
34a,34bは被識別硬貨Cの厚さ方向に並べて配置
されているが、2個の受光素子34a,34bは被識別
硬貨Cの厚さ方向に関して異なる位置に配置されれば、
必ずしも被識別硬貨Cの移動方向と垂直な方向に並べる
必要はない。
【0021】次に、硬貨識別ユニット30のシステム構
成について図4を参照しながら説明する。図4に示すよ
うに、硬貨識別ユニット30は、被識別硬貨Cに光を照
射する発光素子32a,32bと、被識別硬貨Cからの
反射光に基づいて信号を出力する第1受光部38a及び
第2受光部38bと、第1受光部38a及び第2受光部
38bからそれぞれ出力された第1の信号及び第2の信
号の差に基づいて被識別硬貨Cを識別する硬貨識別部4
0とを備えている。
【0022】第1受光部38aは、被識別硬貨Cからの
反射光を受光する受光素子34aと、受光素子34aか
ら出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して出
力するセンサ出力検出回路36aとを有している。ここ
で、センサ出力検出回路36aは、バンドパスフィル
タ、増幅器、コンパレータ等から構成されている。ま
た、第2受光部38bも第1受光部38aと同様の構成
とされており、受光素子34bとセンサ出力検出回路3
6bとを有している。
【0023】硬貨識別部40は、第1受光部38aから
出力された第1の信号と第2受光部38bから出力され
た第2の信号との信号差を測定する信号差測定ルーチン
44と、被識別硬貨Cの真贋を判定する判定ルーチン4
6を有している。ここで、信号差測定ルーチン44は、
CPU42のクロックで生成されるパルスを利用して、
第1の信号と第2の信号との信号差を測定する。また、
硬貨識別部40は、正貨について第1の信号と第2の信
号との信号差の測定を行った結果を基準データとして格
納した基準データファイル48を有している。
【0024】次に、本実施形態の硬貨識別装置10の硬
貨識別手順について説明する。
【0025】まず、硬貨識別装置10の硬貨投入口12
aに投入された被識別硬貨Cは、硬貨搬送ガイド18に
案内されて硬貨識別ユニット30に搬送される。ここ
で、搬送路20の水平な部分においては、ベルトコンベ
ア22が被識別硬貨Cを搬送路20に押圧して被識別硬
貨Cの転動を防止すると共に、被識別硬貨Cを移動させ
る。硬貨識別ユニット30の発光素子32は常時ONと
されており、被識別硬貨Cが搬送路20に設けられた硬
貨識別ユニット30を通過すると、発光素子32から被
識別硬貨Cの外周面に光が照射される。そして、受光素
子34a,34bは、被識別硬貨Cの外周面から反射し
た反射光を受光する。
【0026】受光素子34a,34bは反射光を受光す
ると、反射光に対応した電気信号(アナログ信号)を出
力する。受光素子34a,34bから出力された電気信
号は、センサ出力検出回路36a,36bにそれぞれ入
力される。センサ出力検出回路36a,36bは、受光
素子34a,34bから入力されたアナログ信号に対応
したデジタル信号を出力する。この際にセンサ出力検出
回路36a,36bから出力されるデジタル信号につい
て、図5(a)及び図5(b)を参照しながら説明す
る。図5(a)は、被識別硬貨Cの外周面に斜めに形成
された縞(以下、「斜めギザ」という)を示す図であ
り、斜めギザの凸部Cgを図5(a)に実線で示してい
る。図5(b)は、第1受光部38a及び第2受光部3
8bが有するそれぞれのセンサ出力検出回路36a,3
6bから出力されるデジタル信号D1,D2を示す図で
ある。図5(b)に示すように、センサ出力検出回路3
6a,36bは、斜めギザの凸部Cgで”1”となり、
凸部Cgと凸部Cgの間の凹部で”0”となる周期的な
デジタル信号D1,D2を出力する。
【0027】続いて、第1受光部38a及び第2受光部
38bから出力されたデジタル信号D1,D2に基づい
て、硬貨識別部40が硬貨を識別する。図6は、硬貨識
別部40における硬貨識別手順を示すフローチャートで
ある。
【0028】最初に、斜めギザの検出原理について説明
する。第1受光部38aから出力される第1の信号D1
と第2受光部38bから出力される第2の信号D2と
は、共に被識別硬貨Cの外周面に形成された斜めギザに
対応しており、図5(b)に示されるように、斜めギザ
の凹凸に対応した周期的な信号となっている。そして、
第1の信号D1と第2の信号D2との間には、斜めギザ
の傾きと被識別硬貨Cの搬送速度等に対応した時間的な
ずれが生じている。本実施形態の硬貨識別部40では、
この時間的なずれを各信号D1,D2の信号差として検
出し、この信号差によって斜めギザの傾きの度合いを検
出する。
【0029】まず、硬貨識別部40は、信号差測定ルー
チン44が有するカウンタをリセットする(S10)。
そして、第1受光部38aから出力された第1の信号D
1の立ち上がり部分を検出する(S12)。信号差測定
ルーチン44は第1の信号D1の立ち上がりを検出する
(図5(b)時刻t1)と、カウンタによってCPU4
2のクロックが生成するパルスをカウントアップする
(S14)。そして、信号差測定ルーチン44はパルス
をカウントアップすると共に、第2受光部38bから出
力された第2の信号D2の立ち上がりを検出する(S1
6)。信号差測定ルーチン44は、第2の信号の立ち上
がりを検出した時点(図5(b)時刻t2)でパルスの
カウントアップを終了する(S18)。このようにカウ
ンタによってCPU42が生成したパルスをカウント
し、第1受光部38aが凸部Cgを検出した時刻t1
と、第2受光部38bが凸部Cgを検出した時刻t2と
の間隔Tを測定している。
【0030】次に、硬貨識別部40は、判定ルーチン4
6によって、被識別硬貨Cが正貨であるか否かの判定す
る。判定の方法は、基準データファイル48に格納され
た正貨についての基準データと、被識別硬貨Cについて
測定された信号差とを比較して行う(S20)。ここ
で、基準データは、測定された信号差と同様に、第1の
信号と第2の信号との信号差をパルスによって測定した
カウンタ値である。被識別硬貨Cについて得られた信号
差(カウンタ値)が、基準データの範囲内である場合に
は、被識別硬貨Cは正貨であると判断され(S22)、
逆に測定された信号差(カウンタ値)が基準データの範
囲外である場合には、被識別硬貨Cは偽貨であると判断
される(S24)。ここで、基準データの範囲は、考え
られる硬貨のキズや汚れ等を考慮に入れて決定される。
このように高周波数のCPU42のクロックを用いて第
1の信号D1と第2の信号D2との信号差を測定するこ
とにより、精度の良い計測を行うことができる。
【0031】そして、被識別硬貨Cが正貨と判断された
場合には、硬貨振分部14の蓋14aは閉じられた状態
とされ、正貨は硬貨処理部16に搬送される。硬貨処理
部16は、搬送された被識別硬貨Cを種類ごとに分類し
て貯留する等の処理を行う。一方、被識別硬貨Cが偽貨
であると判断された場合には、硬貨振分部14の蓋14
aが開けられて、偽貨は下方のベルトコンベア24に落
下し、ベルトコンベア24によって硬貨返却口12bに
搬送される。
【0032】本実施形態の硬貨識別装置10は、被識別
硬貨Cの厚さ方向に関して異なる位置に設けられた2つ
の受光素子34によって、被識別硬貨Cの外周面から反
射した光を受光している。これにより、被識別硬貨C形
成された斜めギザを検出することができると共に、被識
別硬貨Cの斜めギザと正貨の斜めギザとを比較して、被
識別硬貨Cが正貨であるか否かを判定することができ
る。
【0033】また、本実施形態の硬貨識別装置10にお
いては、硬貨識別部40はCPU42のクロックによっ
て生成されるパルスをカウントすることにより、第1受
光部38aから出力された第1の信号D1と第2受光部
38bから出力された第2の信号D2との信号差を測定
している。これにより、第1の信号D1と第2の信号D
2との信号差が微小である場合にも、精度良く信号差を
測定することができる。
【0034】以上、本発明の実施形態について詳細に説
明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではない。
【0035】上記実施形態においては、硬貨識別ユニッ
ト30に発光素子32a,32bを2個設けることとし
たが、1個の発光素子から出力された光をスリット等に
よって2方向に分割して被識別硬貨Cの2箇所に照射す
ることとしても良い。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、硬貨の移動方向と交差
する方向に関して位置の異なる2箇所の領域からの反射
光を受光する第1の受光部と第2の受光部とを備えるこ
とにより、第1の受光部と第2の受光部とからの信号の
信号差に基づいて、どの方向にどの程度の傾斜で縞が形
成されているかを識別することができる。
【0037】また、識別手段は、所定の周期のパルスを
生成するパルス生成手段と、パルス生成手段で生成され
たパルスによって信号差を求める信号差測定手段とを有
することにより、容易に信号差を測定することができ
る。
【0038】また、正規の硬貨についてあらかじめ取得
した第1の信号と第2の信号との信号差の情報を基準デ
ータとして格納する格納手段をさらに備え、識別手段
は、信号差測定手段によって測定された信号差と基準デ
ータとの比較に基づいて、硬貨の真贋を判定する判定手
段をさらに有することにより、識別対象である硬貨が正
規なものであるかの判定を行うことができる。
【0039】また、本発明によれば、硬貨の転動を防止
すると共に硬貨を所定の方向に搬送する硬貨搬送手段を
さらに備えることにより、第1の信号と第2の信号との
信号差から縞の方向及び傾斜の度合いを算出することが
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の硬貨識別装置を示す図である。
【図2】図2は搬送路をII−II方向から見た部分断面図
である。
【図3】図3は搬送路をIII−III方向から見た部分断面
図である。
【図4】硬貨識別ユニットのシステム構成を示す図であ
る。
【図5】(a)は硬貨の斜めギザを示す図、(b)は斜
めギザに対応して出力される信号を示す図である。
【図6】硬貨識別部の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】新500円硬貨を示す斜視図である。
【符号の説明】
10・・・硬貨識別装置、12・・・筐体、14・・・硬貨振分
部、16・・・硬貨処理部、18・・・硬貨搬送ガイド、20
・・・搬送路、22、24・・・ベルトコンベア、30・・・硬
貨処理ユニット、32・・・発光素子、34・・・受光素子、
36・・・センサ出力検出回路、38a・・・第1受光部、3
8b・・・第2受光部、40・・・硬貨識別部、42・・・CP
U、44・・・信号差測定ルーチン、46・・・判定ルーチ
ン、48・・・基準データファイル、C・・・被識別硬貨。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向に移動する硬貨の外周面に光
    を照射する発光部と、 前記硬貨の外周面から反射された反射光を受光して第1
    の信号を出力する第1の受光部と、 前記所定の方向と交差する方向に関して前記第1の受光
    部とは異なる位置に配置されると共に、前記硬貨の外周
    面から反射された反射光を受光して第2の信号を出力す
    る第2の受光部と、 前記第1の信号と前記第2の信号との信号差に基づいて
    前記硬貨を識別する硬貨識別手段と、 を備えることを特徴とする硬貨識別装置。
  2. 【請求項2】 前記硬貨識別手段は、 所定の周期のパルスを生成するパルス生成手段と、 前記パルス生成手段で生成されたパルスによって前記信
    号差を求める信号差測定手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の硬貨識別装
    置。
  3. 【請求項3】 正規の硬貨についてあらかじめ取得した
    前記第1の信号と前記第2の信号との信号差を基準デー
    タとして格納する格納手段をさらに備え前記硬貨識別手
    段は、前記信号差測定手段によって測定された信号差
    と、前記格納手段に格納された前記基準データとの比較
    に基づいて、前記硬貨の真贋を判定する判定手段をさら
    に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の硬貨
    識別装置。
  4. 【請求項4】 前記硬貨の転動を防止すると共に前記硬
    貨を所定の方向に搬送する硬貨搬送手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の
    硬貨識別装置。
JP2000172534A 2000-06-08 2000-06-08 硬貨識別装置 Pending JP2001351140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000172534A JP2001351140A (ja) 2000-06-08 2000-06-08 硬貨識別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000172534A JP2001351140A (ja) 2000-06-08 2000-06-08 硬貨識別装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001351140A true JP2001351140A (ja) 2001-12-21

Family

ID=18674918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000172534A Pending JP2001351140A (ja) 2000-06-08 2000-06-08 硬貨識別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001351140A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5829085A (ja) 紙幣鑑別方式
JP3909667B2 (ja) 紙幣識別装置および識別方法
JP2001351140A (ja) 硬貨識別装置
US5526918A (en) Coin validating apparatus and method
JP2003317129A (ja) 硬貨識別装置
JPH0675064U (ja) 変形硬貨検出装置
JPH09270040A (ja) 硬貨処理装置及び硬貨識別方法
JP2003248852A (ja) 紙葉の真偽鑑別装置
JP2000187747A (ja) 硬貨処理装置
US20040124065A1 (en) Coin distinguishing method and device
JPH01209309A (ja) 紙葉類判別装置
JPH02108185A (ja) 紙葉類鑑別装置
JPH04134584A (ja) 紙幣鑑別装置
JP4221171B2 (ja) 硬貨識別装置
JP3204559B2 (ja) コイン識別装置
JP2003216997A (ja) 硬貨判別装置
JP2001222733A (ja) 硬貨の識別装置
JPH0110692Y2 (ja)
JPH01316892A (ja) 紙幣識別方法
JPH10162194A (ja) 識別装置
JP2002197504A (ja) 硬貨識別装置
JP2008027277A (ja) 物体識別装置
JPH10149471A (ja) 識別装置
JP2004021392A (ja) 円形物体の識別方法
JP2001109924A (ja) 硬貨の識別装置