JP2001350969A - 受注管理システム - Google Patents
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
るとともに、適正在庫の維持を可能とする受注管理シス
テムを提供すること。 【解決手段】 コントロールセンタ3のコンピュータ3
aの記憶部42に格納される注文11、生産依頼12、
生産回答13、生産実績14及び在庫実績15などの各
種情報には、それぞれユーザ、セールス担当、製品名な
どの受注情報に関連付けられたIDコードが設定されて
いる。そしてこれらの各種情報は、入出力制御部43に
よりその出力が制御されている。コントロールセンタ3
は、入出力制御部2eにおける受注情報のIDデータの
受け取りに基づいて、記憶部42に格納されている各種
情報から当該IDコードが設定されている情報を識別
し、特定の情報を販売部門2のコンピュータ2aへ転送
する。
Description
における情報を管理し、的確な製品納入と適正在庫の維
持を可能とする受注管理システムに関するものである。
多様化などにより、企業などにおいては顧客主導型の商
取引が求められている。このため、企業などは個々のユ
ーザのニーズに適合した製品の開発に尽力し、その結
果、多種多様な製品が製造されている。一方、顧客ニー
ズの変化は激しく、また、技術革新の加速化に伴い製品
のライフサイクルが短縮化し、極めて早期に陳腐化して
しまうという実態がある。
題に直結するため、企業は製品の在庫を確保することに
より、欠品問題が生じないように対応している。そし
て、製品のライフサイクルが短縮化傾向にあるという現
状の下では、過剰在庫は企業の経営基盤を揺るがす事態
となるため、適正在庫を維持することが求められてい
る。
末などの普及に伴い、受発注、輸送、決済などのビジネ
ス文書などを、コンピュータ・ネットワークを介して電
子的に送受信するEDI(Electronic Da
ta Interchange)を利用して行い、製造
業者から消費者の手に製品が渡るまでの製造・物流・販
売過程の情報や製品流通などを管理することにより、企
業活動の効率化が図られている。その手段として、例え
ば、Eメールやインターネット、LAN(Local
Area Network)、VAN(Value A
dded Network)などが知られている。
ば、半導体製造業における従来の管理システムについて
説明する。
2に対してVANなど利用して注文81を行い、これを
受けた販売部門2は、その注文81に基づいて3ヵ月先
までの受注予測を立てて設定した生産依頼82を、LA
Nなどを利用して製造部門4に行なう。製造部門4は、
製造部門4が保有する在庫83を確認し在庫調整を行い
ながら、この生産依頼82に基づき製造計画を立案し、
製品85を製造する。そして、このようにして製造され
た製品85は物流センタ5に納品され、物流センタ5か
らユーザ1に出荷される。
るウエハー製造工程6と、完成品としてのICパッケー
ジを組み立てる組立工程7を経て製造される。そして、
半導体製品を製造するには、ウエハー製造工程6におい
て約2ヶ月程度、組立工程7において約1週間程度の製
造期間を要する。
に、従来の管理システムにおいては、販売部門2から製
造部門4への生産依頼82は、通常月次報告で行なわれ
ているため、ユーザ1と販売部門2との間で生じる突発
的な事態、例えば突然の大量な注文81などに対して製
造部門4が迅速に対応することが困難であった。また、
販売部門2は、製品の種類、納期及び数量が確定した注
文81に基づいてのみ、製造部門4への生産依頼82を
行っていたため、製造部門4においては販売部門2にお
ける販売計画などを把握することができず、そのため、
中・長期的な製造計画を適正に立案することが困難であ
った。
どのように、製造種類が多く、しかも製造期間が長期間
にわたり、製造対応において小回りの聞かない業種にと
って、特に問題となる。そして、これらの問題を解決す
るために、従来は、販売部門2からの急な生産依頼82
に柔軟に対応できるように、製造部門4は製品種類ごと
に十分な在庫83を確保していたが、このようにする
と、結果として過剰な在庫83を抱えることとなり、適
正在庫の維持を図ることができない。
引き起こさないように過剰の生産依頼82を製造部門4
へ行なうようになり、在庫83,84の増加に拍車をか
けることとなる。
であり、その目的は、製品の販売・生産における情報を
管理することにより、製品納入及び出荷を的確に行なう
ことができるとともに、適正在庫の維持を可能とする受
注管理システムを提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明は、製品の受注情報とその
受注情報に関連付けられた生産情報とを記憶する記憶手
段と、受注情報を受け取る受取手段と、受注情報の受け
取りに基づき、受注情報に関連付けられた特定の生産情
報を前記記憶手段から出力されるように制御する制御手
段とを備えていることを特徴とする。
られた生産情報とを記憶させ、受注情報の受け取りに基
づき、その受注情報に関連付けられた特定の生産情報を
出力させることにより、受注情報に対応した製品の生産
情報を把握することができる。このため、適正在庫の維
持に有効であるとともに、納期や数量が的確な製品納入
を行なうことが可能になる。
及び生産情報の少なくとも一方に関連付けられた在庫情
報を記憶する記憶手段と、受注情報を受け取る受取手段
と、受注情報の受け取りに基づき、受注情報及び生産情
報に関連付けられた特定の在庫情報を前記記憶手段から
出力されるように制御する制御手段とを備えていること
を特徴とする。
一方に関連付けられた生産情報を記憶させ、その受注情
報及び生産情報に関連付けられた特定の在庫情報を出力
させることにより、受注情報に対応した製品の在庫情報
を把握することができ、適正在庫の維持に一層有効であ
るとともに、納期や数量が的確な製品納入を行なうこと
が可能になる。
において、前記受注情報は複数に区分されるとともに、
前記生産情報は、その受注情報の区分に従って関連付け
られていることを特徴とする。
受注情報の区分に従って関連付けたことにより、受注情
報を適正に区分して、販売要求者からの受注情報を生産
情報に反映させることができる。これにより、製品の販
売及び製造の情報をリンクさせることができ、適正在庫
の維持に有効である。
いずれかにおいて、前記受注情報は、少なくとも、製品
の種類、生産依頼者及び販売要求者を含むことを特徴と
する。
販売要求者を含む受注情報を用いることにより、製品の
種類、生産依頼者、販売要求者の各別ごとに製品の受注
情報を把握することができるため、的確に製品の納入及
び出荷を行なうことができる。
いずれかにおいて、前記受注情報は、製品の納期及び数
量ともに確定していない第1情報と、製品の納期は確定
していないが数量が確定している第2情報と、製品の納
期及び数量が確定した第3情報とに区分されていること
を特徴とする。
定していない第1情報と、製品の納期は確定していない
が数量が確定している第2情報と、製品の納期及び数量
が確定した第3情報とに区分したことにより、より的確
に製品の受注情報を把握できて、それを製造計画に反映
させることができる。このため、適正在庫の維持に役立
たせることができる。
て、前記生産情報は、少なくとも、前記受注情報に関連
付けられている生産依頼情報と、この生産依頼情報に関
連付けられている生産回答情報とに区分されることを特
徴とする。
付けられている製品の生産の依頼時の生産依頼情報と、
この生産依頼情報に関連付けられている製品の生産開始
時における生産回答情報とに区分することにより、生産
される製品の情報をより的確に把握でき、それを販売計
画に反映することができる。
て、前記生産依頼情報は、少なくとも、前記第1受注情
報に関連付けられている第1生産依頼情報と、前記第2
受注情報に関連付けられている第2生産依頼情報とに区
分されることを特徴とする。
報に関連付けられている第1生産依頼情報と、第2受注
情報に関連付けられている第2生産依頼情報とに区分す
ることにより、生産される製品の情報をより的確に把握
でき、それを製造計画に反映することができる。
て、前記生産回答情報は、少なくとも、前記第1生産依
頼情報に関連付けられている第1生産回答情報と、前記
第2生産依頼情報に関連付けられている第2生産回答情
報とに区分されることを特徴とする。
頼情報に関連付けられている第1生産回答情報と、第2
生産依頼情報に関連付けられている第2生産回答情報と
に区分したことにより、生産される製品の情報をより的
確に把握することができ、それを販売計画に反映させる
ことができる。
いずれかにおいて、前記区分に従って、各情報を入力す
る入力手段を備えていることを特徴とする。
より、各情報を的確に入力することができ、これによ
り、各情報の入力が容易となる。
のいずれかにおいて、出力された情報を前記関連付けに
従って表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
せることにより、各情報についての関連付けを的確に把
握することができる。
0のいずれかにおいて、前記制御手段は、特定の情報に
識別コードを付与して出力されるように制御することを
特徴とする。
付与して出力させることにより、各種情報から、その付
与された識別コードに従って特定の情報を識別すること
ができる。これにより、受注情報に対応した製品の生産
情報又は在庫情報を把握することができ、適正在庫の維
持に一層有効であるとともに、納期や数量が的確な製品
納入を行なうことが可能になる。しかも、識別コードを
付与することにより、受注情報、生産情報、在庫情報の
関連付けを容易に行なうことができる。
おいて、前記識別コードは、少なくとも、製品の種類、
生産依頼者及び販売要求者に対して付与されることを特
徴とする。
販売要求者に対して識別コードを付与することにより、
製品の種類、生産依頼者、販売要求者の各別ごとに製品
の受注情報、生産情報、在庫情報を把握することができ
るようになり、的確に製品の納入及び出荷を行なうこと
ができる。
形態を図1〜図8に従って説明する。
との間で受注情報及び製品の受け渡しを行なう販売部門
2は、予想在庫演算システムを構成するコンピュータ2
aを備えている。また、コントロールセンタ3はコンピ
ュータ3aを、製造部門4はコンピュータ4aを、物流
センタ5はコンピュータ5aをそれぞれ備えている。
は、イントラネットサーバとして機能する。そして、販
売部門2、製造部門4及び物流センタ5のコンピュータ
2a,4a,5aは、イントラネットを介してコントロ
ールセンタ3のコンピュータ3aへアクセス可能となっ
ており、コントロールセンタ3のコンピュータ3aを共
通データベースとして利用可能となっている。
望する特定の製品について、販売部門2に注文11を送
付する。ユーザ1の注文11は、注文書やFAXなどの
非電子データによるものや、VANやインターネットな
どを利用して電子データを送信するものなどが利用可能
である。
1と取引を行い、主として製品の販売、マーケティン
グ、在庫管理などを行なう。ここで、販売部門2の営業
形態としては、一般的な商取引や、インターネット販売
などの種々の形態が知られているが、その形態に制限さ
れるものではない。
品31cとしてのICパッケージを製造し、ウエハー製
造工程6、組立工程7を有するとともにパーツセンタ8
を有している。ウエハー製造工程6においてはシリコン
ウエハー31aに回路を焼き付け、そして、組立工程7
においては、シリコンウエハー31aから製品31cと
してのICパッケージを組み立てる。また、パーツセン
タ8は、製造部門4の管理下におかれ、組立工程7にて
製造された製品31cのサンプルや、保守パーツ、歩留
まり製品(歩留まりの向上などに伴って余分に製造され
る完成品)などのパーツ31bが納品され、主として、
物流センタ5からユーザ1への通常出荷以外の小口注文
などへの対応を行なう。
有・管理するためのものであって、販売部門2の管理下
に属している。そして、製造部門4にて製造された製品
31cはこの物流センタ5に納品され、物流センタ5
は、ユーザ1に対して製品31cを出荷する。
門2、コントロールセンタ3、製造部門4及び物流セン
タ5は、同一主体(企業など)に属するものであって
も、それぞれ別個の主体に属するものであってもよい。
門2のセールス担当は、前記ユーザ1からの受注情報と
しての特定の製品に対する注文11に基づき、生産依頼
情報としての生産依頼12を、3ヵ月先までの受注予測
を考慮して決定し、コンピュータ2aを用いてイントラ
ネットを介してコントロールセンタ3へ転送する。ま
た、販売部門2のセールス担当は、製品の納期が確定し
た時点でユーザ1に注文11に対する納期回答18を送
付する。
転送された生産依頼12及び後述する製造部門4から転
送される生産実績14などに基づいて生産計画を立案
し、この生産計画に基づいて需給調整や納期を調整・修
正して生産指示17を決定する。決定された生産指示1
7は、製造部門4に転送される。また、後述する製造部
門4からの生産実績14や販売部門2からの生産依頼1
2に基づいて、需給調整や納期調整して生産回答情報と
しての生産回答13を決定し、販売部門2からの生産依
頼12に対する生産回答13として、コンピュータ3a
を用いてイントラネットを介して販売部門2へ転送す
る。
の生産指示17に基づいて製品を製造し、その生産実績
14を、コンピュータ4aを用いてイントラネットを介
してコントロールセンタ3へ転送する。ここで、生産実
績14には、製造したシリコンウエハー31a、パーツ
31b及び製品31cの数量に関する情報の他、各製造
工程における仕掛品についての情報も含まれる。
た製品31cと、ユーザ1へ出荷された製品31cに基
づいて在庫情報としての在庫実績15を、コンピュータ
5aを用いてイントラネットを介してコントロールセン
タ3へ転送する。
実際には多数の販社などの組織を含んでいるため、多数
存在するが、ここでは、これらの多数の組織を一つの販
売部門2として取り扱う。さらに、半導体製品は、実際
には、多数の工程から製造されるが、ここでは、シリコ
ンウエハー31aに回路を焼き付けるまでの工程をウエ
ハー製造工程6と、回路を焼き付けた後、シリコンウエ
ハー31aから製品31cとしてのICパッケージを組
み立てるまでの工程を組立工程7として取り扱う。加え
て、製造部門4は、実際には多数の工場などからなり、
しかも、それぞれの工場においては上述した多数の半導
体製造工程のなかのいずれかの製造工程を有しているた
め、多種多様の工場が存在するが、ここではそれらをま
とめて一つとして取り扱う。さらに、物流センタ5は、
実際には、販売部門2と対応するように多数の組織が個
々に有する倉庫などであるが、ここでは、それらをまと
めて一つとして取り扱う。しかも、この物流センタ5
は、ユーザ1により指定された1種類の製品をセールス
担当ごとに扱うものとして、バーチャル的に設定された
ものである。
2、コントロールセンタ3及び製造部門4における情報
の伝達は、生産依頼12についてはユーザ1からの注文
11があったときに随時行なわれ、生産回答13及び生
産指示17については一週間に一回の頻度で行なわれ、
生産実績14については一日一回行なわれる。
注情報としての特定の製品に対する注文11は、以下の
ように区分される。すなわち、製品の納期及び数量とも
確定していない注文11を第1受注情報としての見込注
文11cとし、製品の数量は確定しているが、納期が確
定していない注文11を第2受注情報としての内示注文
11bとし、製品の納期及び数量とも確定している注文
11を第3受注情報としての確定注文11aとする。
に、販売部門2からの生産情報としての生産依頼情報
と、コントロールセンタ3からの生産情報としての生産
回答情報とに区分される。
して特定の製品に対する生産依頼12は以下のように区
分される。すなわち、ユーザ1からの見込注文11cに
対する生産依頼12を第1生産依頼情報としての見込生
産依頼12bとし、ユーザ1からの内示注文11bに対
する生産依頼12を第2生産依頼情報としての内示生産
依頼12aとする。
に基づいて調整されたコントロールセンタ3からの生産
回答情報として特定の製品に対する生産回答13は以下
のように区分される。すなわち、販売部門2からの見込
生産依頼12bに対する生産回答13を第1生産回答情
報としての見込生産回答13bとし、販売部門2からの
内示生産依頼12aに対する生産回答13を第2生産回
答情報としての内示生産回答13aとする。ここで、内
示生産回答13aは組立工程7から生産出荷される製品
31cを対象とし、見込生産回答13bはウエハー製造
工程6で生産されるシリコンウエハー31aを対象とし
ている。そして、内示生産回答13aは、ユーザ1によ
り指定された1種類の製品に対応している。
たは数量の確定の有無により優先順位が設定されてお
り、注文11においては確定注文11a,内示注文11
b、見込注文11cの順に、生産依頼12においては内
示生産依頼12a、見込生産依頼12bの順に、生産回
答13においては内示生産回答13a、見込生産回答1
3bの順にそれぞれ優先順位が設定されている。
ータ3aは、各部の制御やデータの転送、種々の演算な
どを行なう演算部41、各種のデータを格納する記憶手
段としての記憶部42、入出力されるデータを制御する
制御手段及び受取手段としての入出力制御部43、CR
Tなどからなる表示部44などから構成されている。そ
して、コントロールセンタ3は、主として製品の需給調
整、納期管理、生産管理、基本情報管理など、情報の一
元管理を行なう。
の記憶部42は、例えば、RAMやROM、ハードディ
スクなどの記録装置から構成される。その記憶部42に
は、ユーザ1からの注文11(確定注文11a、内示注
文11b、見込注文11c)、販売部門2からの生産依
頼12(内示生産依頼12a、見込生産依頼12b)、
コントロールセンタ3からの生産回答13(内示生産回
答13a、見込生産回答13b)、製品の生産情報とし
ての製造部門4からの生産実績14(ウエハー製造実績
14a,組立製造実績14b)及び製品の在庫実績15
などが、それぞれユーザ別、セールス担当別、製品別、
納期別にデータベース化された状態で格納される。
演算手段及びシミュレーション手段としての演算部2
b、メモリーなどから構成される記憶手段としての記憶
部2c、表示手段としてのCRTなどからなる表示部2
d、制御手段としての入出力制御部2eを備えている。
そして、記憶部2cには、コントロールセンタ3のコン
ピュータ3aから転送される各種のデータ及び物流セン
タ5の現在の在庫実績15及び将来の所定期間(例えば
1ヶ月分、2ヶ月分、3ヶ月分など)における日毎の予
想在庫16のデータなどが記憶される。また、演算部2
bは、記憶部2cに記憶された製品の注文11や生産依
頼12、生産回答13、以前に演算された予想在庫16
などから指定時期における予想在庫16を演算する。
3及び図4を用いて説明する。
から見込注文11cが入力されると、製品種類、ユーザ
及びセールス担当をそれぞれ示す複数のIDコードとと
もにその内容が記憶部2cに記憶される(ステップS
1)。そして、このデータは、コントロールセンタ3の
コンピュータ3aに転送されて記憶部42に記憶される
(ステップS2)とともに、製造部門4のコンピュータ
4aに転送されて製造部門4に通知される(ステップS
3)。ここで、見込注文11cは、数量及び納期が確定
した受注情報ではないが、製造部門4において、ウエハ
ー製造工程6へのウエハーの投入量及び投入タイミング
の判断に役立つ。
力端末から確定注文11a及び内示注文11bの数量が
それぞれ入力されると、製品種類、セールス担当、ユー
ザ、納期をそれぞれ示す複数のIDコードとともにその
内容が記憶部2cに記憶される(ステップS4)。そし
て、その内容が表示部2dに表示される(ステップS
5)。
トに従って、販売部門2のセールスにより予想在庫演算
シミュレーションが行なわれる(ステップS6)。この
シミュレーションにより、指定時期における予想在庫1
6が算出されるとともに、ユーザ1からの確定注文11
a及び内示注文11bに基づいた適正な生産依頼数が設
定された生産依頼12が決定される(ステップ7)。そ
して、生産依頼12が決定されると(ステップS7)、
上記各種データが、販売部門2のコンピュータ2aの記
憶部2cに記憶されるとともに、予想在庫16が更新さ
れる(ステップS8)。そして、これらの各種データ
は、コントロールセンタ3のコンピュータ3aに転送さ
れ、記憶部42に記憶される(ステップS9)。ここ
で、販売部門2のコンピュータ2aの記憶部2c及びコ
ントロールセンタ3の記憶部42に格納される各種デー
タには、製品名別、ユーザ別、セールス担当、納期別に
それぞれコード化されたIDデータが設定される。
期日に到達したか判断し(ステップS10)、指定の期
日に到達した場合に、前述したように生産依頼12や生
産実績14等に基づいて需給調整や納期調整などを行
い、前記IDデータに基づいて各々の生産依頼12に対
し、それぞれ生産量及び適当な納期日が設定された生産
指示17が決定される(ステップS11)。決定された
生産指示17は、コントロールセンタ3のコンピュータ
3aの記憶部42に記憶されるとともに(ステップS1
2)、製造部門4のコンピュータ4aに転送され、製造
部門4に通知される(ステップS13)。ここで、コン
トロールセンタ3のコンピュータ3aの記憶部42に記
憶される生産指示17及び製造部門4に通知される生産
指示17には、前述したIDコードが設定される。
3からの生産指示17に基づき、各工程へ生産投入(各
工程における製造を開始すること)を行なう(ステップ
S14)。ここで、製造部門4に転送される生産指示1
7には前記IDデータが設定され、しかも、製造部門4
における生産投入が生産指示17に基づいて行なわれる
ため、製造部門4において製造される各製品について
は、そのIDコードにより、ユーザ、製品名、セールス
担当、納期毎に、生産指示17(生産依頼12)と、製
造する製品とが一対一に関係付けられることとなる。
て、見込生産依頼12bに基づいてウエハー製造工程6
を開始し、内示生産依頼12aに基づいて組立工程7を
開始する。従って、内示生産依頼12aのない製品の組
立工程7への生産投入は原則として行なわれない。但
し、例えば、生産ラインの稼働率の低下を防止する場合
などには、製造部門4は独自の判断にて、製品の製造を
行なうことができる。
ように設定されたIDコードに基づいて、生産指示17
毎の生産状況としての生産実績14が得られ(ステップ
S15)、得られた生産実績14は、コントロールセン
タ3に転送され、記憶部42に記憶される(ステップS
16)。コントロールセンタ3に転送される生産実績1
4には、前述したIDコードが設定される。
期日に到達したかを判断し(ステップS17)、指定の
期日に到達した場合には、前述したように、生産依頼1
2や生産実績14等に基づいて需給調整や納期調整など
を行い、それぞれ生産量及び適当な納期を設定して販売
部門2の生産依頼12に対応する生産回答13を決定す
る(ステップS18)。ここで、生産回答13は、前記
IDコードに基づいて、ユーザ、製品、セールス担当、
納期毎に、各々の生産依頼12に対応して決定される。
なお、生産実績14等に基づく需給調整や納期調整はス
テップS11の生産指示17を決定する際にも反映され
る。
記憶される(ステップ19)とともに、販売部門2へ転
送されて、販売部門2のコンピュータ2aの記憶部2c
に記憶される(ステップS20)。ここで、販売部門2
に転送される生産回答13及び販売部門2においてコン
ピュータ2aの記憶部2cに記憶される生産回答13に
は、前記IDコードが設定される。
基づいて、予想在庫16を更新し(ステップS21)、
更新された予想在庫16のデータ及び各種の情報は販売
部門2のコンピュータ2aの記憶部2cに記憶される
(ステップS21)。また、更新された各種のデータ
は、コントロールセンタ3へ転送されて、コントロール
センタ3の記憶部42に記憶される(ステップS2
2)。ここで、販売部門2に転送される生産回答13及
び販売部門2においてコンピュータ2aの記憶部2cに
記憶される生産回答13には、前記IDコードが設定さ
れ、また、販売部門2のコンピュータ2aの記憶部2c
に記憶される各種データ及びコントロールセンタ3のコ
ンピュータ3aの記憶部42に記憶される各種情報に
は、前記IDコードが設定される。
及び製造部門4における情報の伝達については、生産依
頼12についてはユーザ1からの注文11があったとき
に随時行なわれ、生産回答13及び生産指示17につい
ては一週間に一回の頻度で行なわれ、生産実績14につ
いては毎日行なわれる。
れた生産依頼12に基づいて製造された半導体製品は、
製品31cについては物流センタ5へ、パーツ31bに
ついてはパーツセンタ8へ納品される。そして、製品3
1cは設定された納期に、物流センタ5からユーザ1へ
出荷される。なお、内示注文11bがされ、IDコード
に従って製造された製品31cについては、そのIDコ
ードに従ってユーザ1に出荷される。
る、注文11、生産依頼12及び予想在庫16の更新手
順について図5(a)〜(c),図6及び図7により説
明する。
に接続し、コントロールセンタ3にアクセスする。する
と、図5(a)に示すように、セールス担当名52及び
パスワード53の入力を促す画面が表示されので、予め
登録されたセールス担当名52とパスワード53とを入
力し、ログインする。ここで、入力されたセールス担当
名52及びパスワード53が予め設定されたものと相違
する場合は、コントロールセンタ3へのアクセスが拒否
される。
ように、セールス担当名52及びパスワード53により
予め付与されたユーザID54及び部署コード55を示
す画面が表示され、セールス担当の属する営業所56の
入力を促されるので、セールス担当は自らが所属する営
業所56を選択しクリックする。すると、図5(c)に
示すように、得意先コード57、製品名58の入力及び
日単位入力59または週単位入力60の選択を促す画面
が表示される。そして、セールス担当は、得意先コード
57及び製品名58を入力し、例えば、週単位入力60
を選択し、クリックすると、図6に示すように、週単位
の生産依頼入力画面が表示される。
なう場合は、図6に示す生産依頼入力画面において、得
意先・製品入力画面ボタン63をクリックすると、図5
(c)の画面が表示されるので、そこで再入力を行なう
ことができる。あるいは、前画面ボタン64、次画面ボ
タン65をクリックすることにより他の製品について入
力することも可能である。このように、生産依頼12
は、得意先、製品、セールス担当、納期毎に管理され
る。
たセールス担当名52、パスワード53、部署コード5
5、営業所56、得意先コード57及び製品名58につ
いては、上述したようにあらかじめIDコードが設定さ
れている。そして、これらのIDデータは、販売部門2
のコンピュータ2aの入出力制御部2eから出力され、
コントロールセンタ3の入出力制御部43にて受け取ら
れる。コントロールセンタ3はこのIDデータの受け取
りに基づいて、記憶部42に格納されている各種情報か
ら当該IDコードが設定されている情報を識別し、特定
の情報を選択することができる。
としてのユーザ1、生産依頼者としての販売部門2のセ
ールス担当、製品31cの種類などを識別する識別子と
して機能する。そして、注文11、生産依頼12、生産
回答13、生産実績14は、それぞれ相互に関連付けら
れ、例えば、特定の内示注文11bに設定されたIDコ
ードは、その内示注文11bに対する内示生産依頼12
aや内示生産回答13a、予想在庫16などについても
同一のIDコードが設定される。そのため、コントロー
ルセンタ3などは、ユーザ1からの注文11に対して設
定された各IDコードにより、ユーザ1別、販売部門2
のセールス担当別、製品31c別などに区分して管理す
ることができることとなる。
ドに基づいてコントロールセンタ3により選択された特
定の情報は、コントロールセンタ3のコンピュータ3a
の入出力制御部43から出力され、販売部門2のコンピ
ュータ2aの記憶部2cへ格納されるとともに、生産依
頼画面の該当箇所、すなわち、図示するようにそれぞれ
関連付けられた状態で表示される。
り、前記ステップS6における予想在庫シミュレーショ
ンが行なわれる。以下、その手順について図7に従って
説明する。
から転送され、または、販売部門2の記憶部2cに記憶
された各種データが読み出され(ステップS61)、各
種データは、それぞれ該当箇所に表示される(ステップ
S62)。表示される情報は、以下の通りである。すな
わち、確定注文11a、内示注文11b、見込注文11
c、内示生産回答13a、見込生産回答13b、内示生
産依頼12a、見込生産依頼12b、予想在庫16が、
製品の納期と関連付けられて表示される(ステップS6
2)。更に、日付66、カレンダー67などが表示され
る(ステップS62)。
ーザ1から受注した注文11について、確定注文11
a、内示注文11b、見込注文11cとに区分して生産
依頼画面においてユーザ希望納期毎に「ユーザ販売要
求」箇所に入力すると(ステップS63)、その内容が
生産依頼画面の「ユーザ販売要求」箇所に表示される
(ステップS64)。
1からの注文11や、市場予測などの要因を考慮し、販
売部門2のセールス担当は、自らの判断で適宜生産依頼
数を修正した生産依頼12を内示生産依頼12a及び見
込生産依頼12bとにそれぞれ区分して「生産依頼箇
所」に入力する(ステップS65)。生産依頼12を入
力した後、予想在庫演算ボタン61をクリックすると、
後述する図8に示す演算式の中から該当する演算式が演
算部2bにより選択されるとともに予想在庫16が算出
され(ステップS66)、その結果が生産依頼画面に表
示される(ステップS67)。なお、予想在庫16の演
算は指定期日毎に処理され、将来の所定期日の予想在庫
16を販売部門2のセールス担当が認識できるようにな
る。
の算出された予想在庫16に基づいて、製品の生産依頼
12における生産依頼数が適正な生産依頼数となってい
るかを判断する(ステップS68)。すなわち、適正在
庫の維持を図るためには、所定の時期における予想在庫
16が、適正在庫量となるように生産依頼12の生産依
頼数を決定することが望ましい。そのため、販売部門2
のセールス担当は、注文11に応じた数量をそのまま生
産依頼12の生産依頼量として入力するだけでなく、市
場予測などを考慮して、所定の時期における予想在庫量
が適正値となるように自ら修正して生産依頼12の生産
依頼数を決定する。ここで、販売部門2のセールス担当
は、生産依頼数が適正でないと判断した場合は、このシ
ミュレーションを繰り返し、すなわち、内示生産依頼1
2a、見込生産依頼12bについてそれぞれ生産依頼数
を再入力し、予想在庫16の算出を行なう(ステップS
65〜S66)。このようにして、販売部門2のセール
ス担当は、生産依頼12の生産依頼数が適正となるよう
に調整し、生産依頼12が決定される(ステップS6
9)。そして、生産依頼12が決定された後、生産依頼
画面において更新ボタン62をクリックすると、予想在
庫16のデータが更新され(ステップS70)るととも
に、販売部門2のコンピュータ2aの記憶部2cに、前
記各種データが、前述した得意先、製品、セールス担
当、納期毎に設定されたIDコードが付加された状態で
記憶される(ステップS70)。そして、販売部門2の
コンピュータ2aの記憶部2cに記憶された各種データ
は、コントロールセンタ3のコンピュータ3aへ転送さ
れ、コントロールセンタ3の記憶部42に格納されてい
る各種データが新たなデータに更新される(ステップS
71)。
は、前記IDコードが設定された状態でコントロールセ
ンタ3の記憶部42に格納され、コントロールセンタ3
のコンピュータ3aの記憶部42における各種情報の識
別に役立つ。
予想在庫演算ボタン61をクリックして予想在庫16を
算出した状態においては、販売部門2のコンピュータ2
aの記憶部2cにおいて算出結果が記憶されるのみで、
コントロールセンタ3のコンピュータ3aの記憶部42
のデータの更新は行われない。そのため、販売部門2の
セールス担当は、コンピュータ2a上で予想在庫16の
演算のシミュレーションを行なうこととなる。また、予
想在庫16のシミュレーション結果は、生産依頼画面に
おいて更新ボタン62をクリックことにより、外部シス
テムとしてのコントロールセンタ3のコンピュータ3a
に転送されるため、この更新ボタン62により、シミュ
レーション結果を転送するモードと、転送しないモード
とに切替可能となっている。
の演算においては、図8に示すフローチャートに従って
以下に示す式1〜式4のいずれかの演算式が選択され
る。
生産依頼12a−内示注文11b(内示注文11bのみ
で、生産回答13がない場合) (式2) 前日までの予想在庫16+内示生産回答13
a−確定注文11a(確定注文11a及び生産回答13
がある場合) (式3) 前日までの予想在庫16+内示生産回答13
a−内示注文11b(内示注文11bのみで、生産回答
13がある場合) (式4) 前日までの予想在庫16+内示生産依頼12
a−確定注文11a(確定注文11aがあり、生産回答
13がない場合) ここで、確定注文11a及び内示注文11bは、受注情
報であるため、物流センタ5の在庫量を減少させるファ
クタであるが、内示注文11bは納期が確定されていな
い情報である。従って、確定注文11aと内示注文11
bとの関係においては、確定注文11aが優先される。
つまり、確定注文11aと内示注文11bとがある場
合、及び確定注文11aのみの場合、演算部2bは、物
流センタ5における予想在庫16の納期日の前日の予想
在庫データから確定注文11aの数量に合わせて減算さ
れる。また、受注情報が内示注文11bのみの場合は、
その納期が任意に設定され、その納期日の前日の予想在
庫データから内示注文11bの数量にあわせて減算され
る。
製品在庫の増加ファクタであるため、製品の供給日にお
ける供給量をそれまでの在庫量に加算する演算が行なわ
れる。すなわち、予想在庫16の納期日の前日の予想在
庫データから内示生産回答13aの数量に合わせて加算
される。この場合、内示生産回答13aが行なわれず、
言い換えれば、供給量がゼロの場合もあり得る。このよ
うな場合には、内示生産回答13aの基礎データとなる
前記ステップS7で設定された内示生産依頼12aが在
庫のプラスファクタとして利用される。このことからも
明らかなように、内示生産依頼12aと内示生産回答1
3aとの関係においては、内示生産回答13aが優先さ
れる。
の予想在庫16が演算されていない場合は、現実の在庫
実績15が前日までの予想在庫16として充当される。
また、図8において、確定注文受付期限とあるのは、あ
らかじめ定められた確定注文期限(例えば4週間)より
先の納期の確定注文11aの有無判別のことであり、こ
の期限より先の確定注文11aは、内示注文11bとし
て扱われる。そして、以上の式1〜式4で算出された予
想在庫16のデータは、その後の予想在庫16の演算の
際における前日までの予想在庫16として用いられる。
た生産依頼12に基づいて製造された製品31cについ
ては、原則として、その依頼を行なったセールス担当の
責任にて在庫管理を行なう。そして、在庫量が過剰にな
った場合は、販売部門2のセールス担当は、ユーザ1の
注文11に対して生産依頼12を行なうことなく、在庫
を充当して製品31cを出荷する。これにより、販売部
門2の過剰な生産依頼12を抑制することができるとと
もに、適正在庫の維持を図ることができる。
を得ることができる。
2からの生産依頼12及び予想在庫16と、コントロー
ルセンタ3からの生産回答13と、製造部門4からの生
産実績14と、物流センタ5の在庫実績15とを、コン
トロールセンタ3のコンピュータ3aの記憶部42に記
憶させた。これにより、製品の情報管理を一元的に行な
うことができるとともに、コントロールセンタ3のコン
ピュータ3aを共通データベースとして利用、すなわ
ち、販売部門2、製造部門4のコンピュータ2a,3a
に各種情報を表示させることにより、販売部門2及び製
造部門4において、特定の製品に関する情報を閲覧する
ことが可能となる。しかも、各種情報に、少なくとも生
産依頼者、販売要求者、製品の種類に基づいてIDコー
ドを設定したことにより、必要とする特定の製品に関連
する情報のみを閲覧することができる。これにより、製
品の中・長期的な販売計画(生産依頼12など)及び製
造計画などをそれぞれの部門が相互に、より詳細に把握
することができるため、より適正な生産依頼12を行な
うことができ、適正在庫の維持を図ることができるとと
もに、製品納期や数量が的確な納入を行なうことができ
る。
11b及び見込注文11cに区分し、その内示注文11
b、見込注文11cに対応させて内示生産依頼12a、
見込生産依頼12bを行なうことにより、製造部門4に
おいて、販売部門2における販売予定状況をより詳細に
把握することができる。これにより、製造部門4におい
ては、その販売計画を考慮してより適正な製造計画を立
案することができることとなり、適正在庫の維持を図る
ことができる。
aに基づいて組立工程7における製品31cの製造を開
始することにより、販売部門2のセールス担当による過
剰の生産依頼12を行なうことに歯止めをかけることが
できる。一方、内示生産依頼12aに基づいて製造部門
4にて製造された製品31cについては、販売部門2に
おいて確実にユーザ1に出荷されるため、在庫増大の要
因とはならない。これにより適正在庫の維持を図ること
ができるとともに、生産依頼12とウエハー製造工程6
及び組立工程7とをリンクさせることができ、製品31
cを的確に納入及び出荷することができる。
対応する内示生産回答13aと、見込生産依頼12bに
対応する見込生産回答13bとに区分したことにより、
販売部門2において、セールス担当は、その内示生産依
頼12a及び見込生産回答13bを把握することができ
るため、これを考慮してより正確に生産依頼12を行な
うことができるため、適正在庫の維持を図ることができ
る。
ータ2aにおいて演算させ、表示部2dに表示させたこ
とにより、販売部門2において、製品の予想在庫16を
把握することができるようになる。そのため、この予想
在庫16を参照しながら製品の生産依頼12を行なうこ
とができるようになり、適正な生産依頼12を行なうこ
とができる。また、あらかじめ演算された予想在庫16
から更に新たな予想在庫16を演算することにより、長
期間にわたる予想在庫16の変動を把握することがで
き、長期間にわたる生産依頼12を検討することができ
る。さらに、コンピュータ2a上で予想在庫16の演算
のシミュレーションを行なうことができるため、シミュ
レーションに基づいて適正な生産依頼12を検討するこ
とできる。
13を、製品の納期及び数量の確定の有無によりそれぞ
れ確定注文11a、内示注文11b、見込注文11c、
内示生産依頼12a、見込生産依頼12b、内示生産回
答13a、見込生産回答13bとに区分し、優先順位を
定めて予想在庫16を演算するようにした。つまり、予
想在庫16を正確に算出するために、より直接的に予想
在庫16の算出に反映される情報を優先したため、より
確実なデータに基づいて予想在庫16を演算することが
可能となる。そのため、算出される予想在庫16の信頼
性を向上させることができるとともに、販売部門2のセ
ールス担当がこの信頼性の高い予想在庫16を考慮して
生産依頼12を検討することにより、より適正な生産依
頼12を行なうことができ、その結果、適正在庫の維持
を図ることができる。
び製造部門4がイントラネットを介して接続され、ま
た、予想在庫16のシミュレーション結果はコントロー
ルセンタ3のコンピュータ3aの記憶部42に記憶され
る。そのため、このコントロールセンタ3のコンピュー
タ3aは、受注情報及び生産情報に関する情報のデータ
ベースとして機能し、ユーザ1の注文11、生産依頼1
2、生産回答13、在庫実績15、予想在庫16などの
製品の情報管理を一元管理することができる。これによ
り、いずれの部門においても、製品の販売及び製造状況
を把握することが可能となり、従来と比較して中・長期
的な製造計画又は販売計画を立案することができ、適正
在庫の維持を図ることができる。
れるものではなく、以下のような態様で具体化すること
も可能である。
の製造,販売管理システムにおいて具体化すること。
に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効
果とともに以下に記載する。
報、生産情報、在庫情報を記憶する記憶手段と、受注情
報を受け付ける受付手段と、受注情報の受け取りに基づ
き、受注情報に関連付けられた特定の生産情報及び在庫
情報が前記記憶手段から出力されるように制御する制御
手段とを備えていることを特徴とする受注管理システ
ム。
させ、関連付けられた情報を一括して出力させることに
より、製品の受注情報に関連付けられた情報のすべてを
把握することができる。
製品の販売・生産における情報を管理することにより、
製品納入及び出荷を的確に行なうことができるととも
に、適正在庫の維持を図ることができる。
念図。
(b)営業所の選択画面、(c)得意先及び製品入力画
面。
ト。
ック図。
の販売部門、2c…記憶手段としての記憶部、2d…表
示手段としての表示部、2e…入力手段としての入力
部、11…受注情報としての注文、11a…第3情報と
しての確定注文、11b…第2情報としての内示注文、
11c…第1情報としての見込注文、12…生産情報と
しての生産依頼情報、12a…第2生産依頼情報として
の内示生産依頼、12b…第1生産依頼情報としての見
込生産依頼、13…生産情報としての生産回答情報、1
3a…第2生産回答情報としての内示生産回答、13b
…第1生産回答情報としての見込生産回答、15…在庫
情報としての在庫実績、31c…製品、42…記憶手段
としての記憶部、43…制御手段及び受取手段としての
入出力制御部。
Claims (12)
- 【請求項1】 製品の受注情報とその受注情報に関連付
けられた生産情報とを記憶する記憶手段と、 受注情報を受け取る受取手段と、 受注情報の受け取りに基づき、受注情報に関連付けられ
た特定の生産情報を前記記憶手段から出力されるように
制御する制御手段とを備えていることを特徴とする受注
管理システム。 - 【請求項2】 製品の受注情報及び生産情報の少なくと
も一方に関連付けられた在庫情報を記憶する記憶手段
と、 受注情報を受け取る受取手段と、 受注情報の受け取りに基づき、受注情報及び生産情報に
関連付けられた特定の在庫情報を前記記憶手段から出力
されるように制御する制御手段とを備えていることを特
徴とする受注管理システム。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記受注情報は複数に区分されるとともに、 前記生産情報は、その受注情報の区分に従って関連付け
られていることを特徴とする受注管理システム。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記受注情報は、少なくとも、製品の種類、生産依頼者
及び販売要求者を含むことを特徴とする受注管理システ
ム。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記受注情報は、製品の納期及び数量ともに確定してい
ない第1情報と、製品の納期は確定していないが数量が
確定している第2情報と、製品の納期及び数量が確定し
た第3情報とに区分されていることを特徴とする受注管
理システム。 - 【請求項6】 請求項5において、 前記生産情報は、少なくとも、前記受注情報に関連付け
られている生産依頼情報と、この生産依頼情報に関連付
けられている生産回答情報とに区分されることを特徴と
する受注管理システム。 - 【請求項7】 請求項6において、 前記生産依頼情報は、少なくとも、前記第1受注情報に
関連付けられている第1生産依頼情報と、前記第2受注
情報に関連付けられている第2生産依頼情報とに区分さ
れることを特徴とする受注管理システム。 - 【請求項8】 請求項7において、 前記生産回答情報は、少なくとも、前記第1生産依頼情
報に関連付けられている第1生産回答情報と、前記第2
生産依頼情報に関連付けられている第2生産回答情報と
に区分されることを特徴とする受注管理システム。 - 【請求項9】 請求項3〜8のいずれかにおいて、 前記区分に従って、各情報を入力する入力手段を備えて
いることを特徴とする受注管理システム。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかにおいて、 出力された情報を前記関連付けに従って表示する表示手
段を備えたことを特徴とする受注管理システム。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかにおいて、 前記制御手段は、特定の情報に識別コードを付与して出
力されるように制御することを特徴とする受注管理シス
テム。 - 【請求項12】 請求項11において、 前記識別コードは、少なくとも、製品の種類、生産依頼
者及び販売要求者に対して付与されることを特徴とする
受注管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000171127A JP2001350969A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 受注管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000171127A JP2001350969A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 受注管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001350969A true JP2001350969A (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=18673721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000171127A Pending JP2001350969A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 受注管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001350969A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004013532A (ja) * | 2002-06-06 | 2004-01-15 | Renesas Technology Corp | 在庫量調整システム |
JP2016012301A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-21 | 東芝テック株式会社 | 需要予測装置およびプログラム |
JP2021152869A (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-30 | 株式会社オービック | 販売計画支援装置、販売計画支援方法および販売計画支援プログラム |
-
2000
- 2000-06-07 JP JP2000171127A patent/JP2001350969A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7492450B2 (ja) | 2020-03-24 | 2024-05-29 | 株式会社オービック | 販売計画支援装置、販売計画支援方法および販売計画支援プログラム |
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