JP2001350814A - 回路シミュレーション装置およびシミュレーション方法 - Google Patents

回路シミュレーション装置およびシミュレーション方法

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JP2001350814A
JP2001350814A JP2000169880A JP2000169880A JP2001350814A JP 2001350814 A JP2001350814 A JP 2001350814A JP 2000169880 A JP2000169880 A JP 2000169880A JP 2000169880 A JP2000169880 A JP 2000169880A JP 2001350814 A JP2001350814 A JP 2001350814A
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accuracy
transistor
circuit simulation
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JP2000169880A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kusano
弘幸 草野
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パラメータ情報を的確に割り当てることがで
きる回路シミュレーション装置およびシミュレーション
方法を得る。 【解決手段】 半導体素子の接続情報を記述した回路接
続情報と回路シミュレーションでトランジスタの動作を
数式の係数で表現したトランジスタモデルパラメータ情
報を入力して回路特性を解析する回路シミュレーション
装置において、前記パラメータ情報に関する高精度パラ
メータ情報3と簡易パラメータ情報4とを記憶するパラ
メータ情報記憶手段5と、精度要求値情報12に応じて
高精度パラメータ情報3と簡易パラメータ情報4のいず
れかを選定するパラメータ情報選定手段16を備え、パ
ラメータ情報選定手段16によって選定したパラメータ
情報により回路シミュレーションを実行するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体回路の設
計にあたり、その設計回路の妥当性を検証する回路シミ
ュレーション装置およびシミュレーション方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の回路シミュレーション装置
の構成を示すブロック図である。図において、14は回
路接続情報、17は回路シミュレーション制御情報、1
8は回路シミュレーション実行手段、19は直流特性解
析手段、20は過渡特性解析手段、21は小信号交流特
性解析手段、22は回路シミュレーション結果情報、2
4はパラメータ情報である。
【0003】次に、動作について説明する。回路シミュ
レーション制御情報17と回路接続情報14とパラメー
タ情報24が回路シミュレーション実行手段18に入力
される。回路シミュレーション実行手段18にて、回路
シミュレーション制御情報17に指定された命令に従
い、回路接続情報14の回路特性を解析する。直流特性
解析手段19では電圧源に電圧を、電流源に電流を与え
たときの各端子における電圧値および電流値を解析し、
過渡特性解析手段20では信号源が変化したときの電圧
値および電流値の時間に対する変化を解析し、小信号交
流解析手段21では信号源が変化したときの電圧値およ
び電流値の周波数に対する変化を解析する。解析された
シミュレーション結果は回路シミュレーション結果情報
22に出力される。
【0004】回路シミュレーション装置でトランジスタ
の動作を表現するパラメータ情報は、トランジスタの物
理的な現象を表現するための改良が行われ、回路シミュ
レーション精度が向上していく反面、数式が複雑になる
ため、計算に時間がかかる。高精度な回路シミュレーシ
ョンを効率良く実行するためには、最適なパラメータ情
報を回路接続情報で使用している各トランジスタに割り
当てる必要があるが、従来の回路シミュレーション装置
では困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、パラメー
タ情報を的確に割り当てることができる回路シミュレー
ション装置およびシミュレーション方法を得ようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る回路シ
ミュレーション装置では、半導体素子の接続情報を記述
した回路接続情報と回路シミュレーションでトランジス
タの動作を数式の係数で表現したトランジスタモデルパ
ラメータ情報を入力して回路特性を解析する回路シミュ
レーション装置において、前記パラメータ情報に関する
高精度パラメータ情報と簡易パラメータ情報とを記憶す
るパラメータ情報記憶手段と、精度要求値情報に応じて
前記高精度パラメータ情報と簡易パラメータ情報のいず
れかを選定するパラメータ情報選定手段を備え、前記パ
ラメータ情報選定手段によって選定したパラメータ情報
により回路シミュレーションを実行するようにしたもの
である。
【0007】第2の発明に係る回路シミュレーション装
置では、前記パラメータ情報選定手段に回路接続情報を
入力する回路接続情報入力手段と、前記パラメータ情報
選定手段に精度要求値情報を入力する精度要求値情報入
力手段とを備え、回路接続情報および精度要求値情報に
応じて前記パラメータ情報選定手段を作動させるように
したものである。
【0008】第3の発明に係る回路シミュレーション装
置では、簡易パラメータ情報についての実測値との精度
比較結果情報を記憶する精度比較結果情報記憶手段を備
え、簡易パラメータ情報についての精度比較結果情報と
精度要求値情報に基づいて前記パラメータ情報選定手段
の選定動作を行わせるようにしたものである。
【0009】第4の発明に係る回路シミュレーション装
置では、簡易パラメータ情報についてトランジスタの電
圧−電流特性を計算して求めたトランジスタ特性計算値
情報を記憶するトランジスタ特性計算手段と、トランジ
スタサイズ毎に実測値情報とトランジスタ特性計算値情
報とを比較する精度比較手段とを備え、前記精度比較手
段の比較結果として出力される精度比較結果情報と精度
要求値情報に基づいて前記パラメータ情報選定手段の選
定動作を行わせるようにしたものである。
【0010】第5の発明に係る回路シミュレーション装
置では、半導体素子の接続情報を記述した回路接続情報
と回路シミュレーションでトランジスタの動作を数式の
係数で表現したトランジスタモデルパラメータ情報を入
力して回路特性を解析する回路シミュレーション装置に
おいて、トランジスタの電圧−電流特性を測定して得ら
れる実測値情報を入力して記憶する実測値情報記憶手
段、高精度パラメータ情報と簡易パラメータ情報を入力
して記憶するパラメータ情報記憶手段、高精度パラメー
タ情報と簡易パラメータ情報についてトランジスタの電
圧−電流特性を計算して求めたトランジスタ特性計算値
情報を記憶するトランジスタ特性計算手段、トランジス
タサイズごとに実測値情報とトランジスタ特性計算値情
報を比較する精度比較手段、精度比較手段の結果として
出力される精度比較結果情報であって実測値情報に対す
るトランジスタ特性計算値情報の自乗平均誤差を記憶す
る比較結果情報記憶手段、回路シミュレーションに対す
る精度要求値情報であって実測値と回路シミュレーショ
ン結果の誤差許容範囲を入力する精度要求値情報入力手
段、回路シミュレーションで使用するパラメータ情報を
決定するために、簡易パラメータ情報に対する精度比較
結果情報と精度要求値情報を回路で使用しているトラン
ジスタサイズごとに比較して、精度比較結果情報が精度
要求値情報より小さい場合に回路シミュレーションに要
する計算時間短縮の観点からこの簡易パラメータ情報を
回路シミュレーションで使用するパラメータ情報として
選定し、簡易パラメータ情報の精度比較結果情報が精度
要求値情報より大きい場合に回路シミュレーション精度
の低下を防止する観点から高精度パラメータ情報を回路
シミュレーションで使用するパラメータ情報として選定
するパラメータ情報選定手段、を備えたことを特徴とす
るものである。
【0011】第6の発明に係る回路シミュレーション装
置では、簡易パラメータ情報についての精度比較結果情
報と精度要求値情報をトランジスタの直流動作点ごとに
比較してパラメータ情報選定手段の選定動作を行わせる
ようにしたものである。
【0012】第7の発明に係る回路シミュレーション装
置では、回路接続情報とパラメータ情報を入力して小信
号交流特性を解析する回路シミュレーション装置におい
て、トランジスタ特性計算値情報と実測値情報を各トラ
ンジスタの電圧ごとに比較する精度比較手段と、回路接
続情報に記述されている各トランジスタに対して、初期
接点電圧値または電流値である直流動作点を解析するト
ランジスタ直流動作解析手段と、精度要求値情報を満た
し、かつ回路シミュレーションの計算時間が短いパラメ
ータ情報を決定するために、簡易パラメータ情報に対す
る精度比較結果情報と精度要求値情報をトランジスタの
直流動作点ごとに比較して、精度比較結果情報が精度要
求値情報より小さい場合、回路シミュレーションに要す
る計算時間短縮の観点からこの簡易パラメータ情報をト
ランジスタ動作情報として選定し、簡易パラメータ情報
の精度比較結果情報が精度要求値情報より大きい場合、
回路シミュレーション精度の低下を防止する観点から高
精度パラメータ情報をトランジスタ動作情報として選定
するパラメータ情報選定手段と、を備えた、ものであ
る。
【0013】第8の発明に係る回路シミュレーション方
法では、半導体素子の接続情報を記述した回路接続情報
と回路シミュレーションでトランジスタの動作を数式の
係数で表現したトランジスタモデルパラメータ情報を入
力して回路特性を解析するにあたり、精度要求値情報に
応じて高精度パラメータ情報と簡易パラメータ情報のい
ずれかを選定し、選定したパラメータ情報により回路シ
ミュレーションを実行するようにしたものである。
【0014】第9の発明に係る回路シミュレーション方
法では、簡易パラメータ情報についての実測値との精度
比較結果情報に基づいて高精度パラメータ情報と簡易パ
ラメータ情報のいずれかを選定するようにしたものであ
る。
【0015】第10の発明に係る回路シミュレーション
方法では、実測値情報と簡易パラメータ情報についてト
ランジスタの電圧−電流特性を計算して求めたトランジ
スタ特性計算値情報とをトランジスタサイズ毎に比較
し、その比較結果としての精度比較結果情報と精度要求
値情報に基づいて高精度パラメータ情報と簡易パラメー
タ情報のいずれかを選定するようにしたものである。
【0016】第11の発明に係る回路シミュレーション
方法では、簡易パラメータ情報についての精度比較結果
情報と精度要求値情報をトランジスタの直流動作点ごと
に比較して高精度パラメータ情報と簡易パラメータ情報
のいずれかを選定するようにしたものである。
【0017】第12の発明に係る回路シミュレーション
方法では、回路接続情報とパラメータ情報を入力して小
信号交流特性を解析するにあたり、トランジスタ特性計
算値情報と実測値情報を各トランジスタの電圧ごとに比
較する精度比較工程と、回路接続情報に記述されている
各トランジスタに対して、初期接点電圧値または電流値
である直流動作点を解析するトランジスタ直流動作解析
工程と、精度要求値情報を満たし、かつ回路シミュレー
ションの計算時間が短いパラメータ情報を決定するため
に、簡易パラメータ情報に対する精度比較結果情報と精
度要求値情報をトランジスタの直流動作点ごとに比較し
て、精度比較結果情報が精度要求値情報より小さい場
合、回路シミュレーションに要する計算時間短縮の観点
からこの簡易パラメータ情報をトランジスタ動作情報と
して選定し、簡易パラメータ情報の精度比較結果情報が
精度要求値情報より大きい場合、回路シミュレーション
精度の低下を防止する観点から高精度パラメータ情報を
トランジスタ動作情報として選定するパラメータ情報選
定工程と、を含むものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明による実
施の形態1を、図1ないし図3について説明する。図1
は、この発明による実施の形態1における回路シミュレ
ーション装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、1は実測値情報、2は実測値情報記憶手段、3は高
精度パラメータ情報、4は簡易パラメータ情報、5はパ
ラメータ情報記憶手段、6はパラメータ情報記憶部、7
はトランジスタ特性計算手段、8はトランジスタ特性計
算値情報、9は精度比較手段、10は精度比較結果情報
記憶手段、11は精度比較結果情報、12は回路シミュ
レーション精度要求値情報、13は精度要求値情報入力
手段である。14は回路接続情報、15は回路接続情報
入力手段、16はパラメータ情報選定手段、17は回路
シミュレーション制御情報、18は回路シミュレーショ
ン実行手段、19は直流特性解析手段、20は過渡特性
解析手段、21は小信号交流特性解析手段、22は回路
シミュレーション結果情報である。
【0019】図2および図3は、実施の形態1を具体的
に説明するための図で、図2はトランジスタ特性計算値
情報8の一例を示す図、図3は精度比較結果情報11の
一例を示す図である。この回路シミュレーション装置
は、実測値情報記憶手段2でトランジスタの電圧−電流
特性である実測値情報1を入力し、パラメータ情報記憶
部6に記憶する。パラメータ情報記憶手段5で高精度パ
ラメータ情報3と簡易パラメータ情報を入力しパラメー
タ情報記憶部6に記憶する。精度要求値情報入力手段1
3で回路シミュレーションに対する精度要求値情報12
を入力する。回路接続情報入力手段15で回路接続情報
14を入力する。
【0020】ここで、高精度パラメータ情報3とは、半
導体素子の接続情報を記述した回路接続情報と回路シミ
ュレーションでトランジスタの動作を数式の係数で表現
したトランジスタモデルパラメータ情報であって、例え
ばBSIM3他のように数式が複雑なため、回路シミュ
レーション精度は良いが回路シミュレーションの計算時
間が長いパラメータ情報をいう。また、簡易パラメータ
情報4とは、導体素子の接続情報を記述した回路接続情
報と回路シミュレーションでトランジスタの動作を数式
の係数で表現したトランジスタモデルパラメータ情報で
あって、例えばBSIM1のように簡易的な数式を用い
るため回路シミュレーションの計算時間は短いが回路シ
ミュレーション精度が劣るパラメータ情報をいう。
【0021】トランジスタ特性計算手段7で高精度パラ
メータ情報3を使用して、トランジスタの電圧−電流特
性を計算し、トランジスタ特性計算値情報8を作成す
る。精度比較手段9でトランジスタサイズごとに実測値
情報1とトランジスタ特性計算値情報8の差を求め、ト
ランジスタサイズごとに自乗平均誤差を計算して、高精
度パラメータ情報3についての精度比較結果情報11を
作成する。精度比較結果情報記憶手段10で高精度パラ
メータ情報3についての精度比較結果情報11をパラメ
ータ情報記憶部6に記憶する。
【0022】簡易パラメータ情報4についても、上記に
示した高精度パラメータ情報3と同様の方法で精度比較
結果情報11を求め、この簡易パラメータ情報4につい
ての精度比較結果11をパラメータ情報記憶部6に記憶
する。
【0023】パラメータ情報選定手段16で簡易パラメ
ータ情報4に対する精度比較結果情報11の自乗平均誤
差と精度要求値情報12で指定した値(誤差に対する許
容範囲)をトランジスタサイズごとに比較して、精度比
較結果情報11の自乗平均誤差が精度要求値情報12の
値より小さい場合、簡易パラメータ情報4を回路シミュ
レーションで使用するパラメータ情報として選定する。
【0024】簡易パラメータ情報4に対する精度比較結
果情報11の自乗平均誤差が、精度要求値情報12の値
より大きい場合、高精度パラメータ情報3を回路シミュ
レーションで使用するパラメータ情報として選定する。
例えば、精度要求値情報12の値が5%で、精度比較結
果情報11が図3に示す内容の場合、チャネル長L=
1.0E−6m,チャネル幅W=1.0E−6mのトラ
ンジスタと、チャネル長L=1.0E‐6m,チャネル
幅W=2.0E−6mのトランジスタは、簡易パラメー
タ情報4の自乗平均誤差がそれぞれ8.1%と5.8%
で、精度要求値情報12の値(5%)より大きいため、
高精度パラメータ情報3を回路シミュレーションで使用
するパラメータ情報として選定し、チャネル長L=1.
0E−6m,チャネル幅W=3.0E−6mのトランジ
スタは、簡易パラメータ情報4の自乗平均誤差が4.6
%で、精度要求値情報12の値(5%)より小さいた
め、簡易パラメータ情報4を回路シミュレーションで使
用するパラメータ情報として選定する。
【0025】回路シミュレーション実行手段18で回路
シミュレーション制御情報17で指定された命令に従っ
て、直流解析手段19,過渡特性解析手段20,小信号
交流特性解析手段21にて回路特性を解析し、結果を回
路シミュレーション結果情報22に出力する。
【0026】以上のように、この実施の形態では、高精
度パラメータ情報3と簡易パラメータ情報4とそれぞれ
のパラメータ情報に対する精度比較結果11を記憶し、
精度比較結果11と回路シミュレーション精度要求値を
トランジスタサイズごとに比較することにより、回路シ
ミュレーションに最適なパラメータ情報を使用して回路
シミュレーションを実行することができる。
【0027】この発明による実施の形態1によれば、半
導体素子の接続情報を記述した回路接続情報と回路シミ
ュレーションでトランジスタの動作を数式の係数で表現
したトランジスタモデルパラメータ情報を入力して回路
特性を解析する回路シミュレーション装置において、ト
ランジスタの電圧−電流特性を測定して得られる実測値
情報1を入力して記憶する実測値情報記憶手段2、高精
度パラメータ情報3と簡易パラメータ情報4を入力して
記憶するパラメータ情報記憶手段5、高精度パラメータ
情報3と簡易パラメータ情報4についてトランジスタの
電圧−電流特性を計算して求めたトランジスタ特性計算
値情報8を記憶するトランジスタ特性計算手段7、トラ
ンジスタサイズごとに実測値情報1とトランジスタ特性
計算値情報8を比較する精度比較手段9、精度比較手段
9の結果として出力される精度比較結果情報であって実
測値情報1に対するトランジスタ特性計算値情報8の自
乗平均誤差を記憶する精度比較結果情報記憶手段10、
回路シミュレーションに対する精度要求値情報12であ
って実測値と回路シミュレーション結果の誤差許容範囲
を入力する精度要求値情報入力手段13、回路シミュレ
ーションで使用するパラメータ情報を決定するために、
簡易パラメータ情報4に対する精度比較結果情報11と
精度要求値情報12を回路で使用しているトランジスタ
サイズごとに比較して、精度比較結果情報11が精度要
求値情報12より小さい場合に回路シミュレーションに
要する計算時間短縮の観点からこの簡易パラメータ情報
4を回路シミュレーションで使用するパラメータ情報と
して選定し、簡易パラメータ情報4の精度比較結果情報
11が精度要求値情報12より大きい場合に回路シミュ
レーション精度の低下を防止する観点から高精度パラメ
ータ情報3を回路シミュレーションで使用するパラメー
タ情報として選定するパラメータ情報選定手段16、を
備えたので、簡易パラメータ情報4に対する精度比較結
果情報11と精度要求値情報12を回路で使用している
トランジスタサイズごとに比較することによりパラメー
タ情報を選定して、パラメータ情報を的確に割り当てる
ことができる回路シミュレーション装置を得ることがで
きる。
【0028】また、この発明による実施の形態1によれ
ば、半導体素子の接続情報を記述した回路接続情報と回
路シミュレーションでトランジスタの動作を数式の係数
で表現したトランジスタモデルパラメータ情報を入力し
て回路特性を解析するにあたり、実測値情報1と簡易パ
ラメータ情報4についてトランジスタの電圧−電流特性
を計算して求めたトランジスタ特性計算値情報とをトラ
ンジスタサイズ毎に比較し、その比較結果としての精度
比較結果情報11と精度要求値情報12に基づいて高精
度パラメータ情報3と簡易パラメータ情報4のいずれか
を選定し、選定したパラメータ情報により回路シミュレ
ーションを実行するようにしたので、パラメータ情報を
的確に割り当てることができる回路シミュレーション方
法を得ることができる。
【0029】実施の形態2.この発明による実施の形態
2を、図4および図5について説明する。図4は、この
発明の実施の形態2による回路シミュレーション装置の
構成を示す図である。図において、1は実測値情報、2
は実測値情報記憶手段、3は高精度パラメータ情報、4
は簡易パラメータ情報、5はパラメータ情報記憶手段、
6はパラメータ情報記憶部、7はトランジスタ特性計算
手段、8はトランジスタ特性計算値情報、9は精度比較
手段、10は精度比較結果情報記憶手段、11は精度比
較結果情報、12は回路シミュレーション精度要求値情
報、13は精度要求値情報入力手段である。14は回路
接続情報、15は回路接続情報入力手段、16はパラメ
ータ情報選定手段、17は回路シミュレーション制御情
報、18は回路シミュレーション実行手段、19は直流
特性解析手段、20は過渡特性解析手段、21は小信号
交流特性解析手段、22は回路シミュレーション結果情
報、23はトランジスタ直流動作点情報である。
【0030】図5は、実施の形態2を具体的に説明する
ための精度比較結果情報の一例を示す。この回路シミュ
レーション装置は、実測値情報記憶手段2でトランジス
タの電圧−電流特性である実測値情報1を入力しパラメ
ータ情報記憶部6に記憶する。パラメータ情報記憶手段
5で高精度パラメータ情報3と簡易パラメータ情報を入
力しパラメータ情報記憶部6に記憶する。精度要求値情
報入力手段13で回路シミュレーションに対する精度要
求値情報12を入力する。回路接続情報入力手段15で
回路接続情報14を入力する。
【0031】トランジスタ特性計算手段7で高精度パラ
メータ情報3を使用して、トランジスタの電圧−電流特
性を計算し、トランジスタ特性計算値情報8を作成す
る。精度比較手段9でトランジスタサイズの直流動作点
ごとに実測値情報1とトランジスタ特性計算値情報8を
比較して差を計算し、精度比較結果情報11を作成す
る。簡易パラメータ情報4も上記に示した高精度パラメ
ータ情報と同様の方法で精度比較結果情報を求め、パラ
メータ情報記憶部6に記憶する。
【0032】パラメータ情報選定手段16で簡易パラメ
ータ情報4に対する精度比較結果情報11の値と精度要
求値情報12の値かろ接続情報14で使用している各ト
ランジスタ直流動作点ごとに比較して、精度比較結果情
報11が精度要求値情報12より小さい場合、簡易パラ
メータ情報を回路シミュレーションで使用するパラメー
タ情報として選定する。簡易パラメータ情報を回路シミ
ュレーションで使用するパラメータ情報として選定す
る。
【0033】簡易パラメータ情報4に対する精度比較結
果情報11が、回路シミュレーション精度要求値情報1
2より大きい場合、高精度パラメータ情報3を回路シミ
ュレーションで使用するパラメータ情報として選定す
る。例えば、精度要求値情報12の値が5%で、精度比
較結果情報11が図5に示す内容の場合、トランジスタ
のゲート電圧が1.0Vと2.0Vのトランジスタは、
簡易パラメータ情報4と実測値情報1の差はそれぞれ
8.1%と5.8%で、精度要求値情報12の値(5
%)より大きいため、高精度パラメータ情報3を回路シ
ミュレーションで使用するパラメータ情報として選定
し、トランジスタのゲート電圧が3.0Vのトランジス
タは、簡易パラメータ情報4と実測値情報1の差は4.
6%で、精度要求値情報12の値(5%)より小さいた
め、簡易パラメータ情報4を回路シミュレーションで使
用するパラメータ情報として選定する。
【0034】回路シミュレーション実行手段18によっ
て、回路シミュレーション制御情報17で指定された命
令に従って、小信号交流特性解析手段21にて回路特性
を解析し、結果を回路シミュレーション結果情報22に
出力する。
【0035】以上のように、この実施の形態によれば、
高精度パラメータ情報と簡易パラメータ情報とそれぞれ
のパラメータ情報に対する精度比較結果を記憶し、精度
比較結果と回路シミュレーション精度要求値を各トラン
ジスタの直流動作点ごとに比較することにより、回路シ
ミュレーションに最適なパラメータ情報を使用して小信
号交流解析の回路シミュレーションを実行することがで
きる。
【0036】この発明による実施の形態2によれば、回
路接続情報とパラメータ情報を入力して小信号交流特性
を解析する回路シミュレーション装置において、トラン
ジスタ特性計算値情報8と実測値情報1を各トランジス
タの電圧ごとに比較する精度比較手段9と、回路接続情
報14に記述されている各トランジスタに対して、初期
接点電圧値または電流値である直流動作点を解析するト
ランジスタ直流動作解析手段19と、精度要求値情報1
2を満たし、かつ回路シミュレーションの計算時間が短
いパラメータ情報を決定するために、簡易パラメータ情
報4に対する精度比較結果情報11と精度要求値情報1
2をトランジスタの直流動作点ごとに比較して、精度比
較結果情報11が精度要求値情報12より小さい場合、
回路シミュレーションに要する計算時間短縮の観点から
この簡易パラメータ情報4をトランジスタ動作情報とし
て選定し、簡易パラメータ情報4の精度比較結果情報1
1が精度要求値情報12より大きい場合、回路シミュレ
ーション精度の低下を防止する観点から高精度パラメー
タ情報3をトランジスタ動作情報として選定するパラメ
ータ情報選定手段16と、を備えたので、前記パラメー
タ情報選定手段16によりパラメータ情報を的確に割り
当てることができる回路シミュレーション装置を得るこ
とができる。
【0037】また、この発明による実施の形態2によれ
ば、回路接続情報とパラメータ情報を入力して小信号交
流特性を解析するにあたり、トランジスタ特性計算値情
報8と実測値情報1を各トランジスタの電圧ごとに比較
する精度比較手段9による精度比較工程と、回路接続情
報14に記述されている各トランジスタに対して、初期
接点電圧値または電流値である直流動作点を解析するト
ランジスタ直流動作解析手段19によるトランジスタ直
流動作解析工程と、精度要求値情報を満たし、かつ回路
シミュレーションの計算時間が短いパラメータ情報を決
定するために、簡易パラメータ情報4に対する精度比較
結果情報11と精度要求値情報12をトランジスタの直
流動作点ごとに比較して、精度比較結果情報11が精度
要求値情報12より小さい場合、回路シミュレーション
に要する計算時間短縮の観点からこの簡易パラメータ情
報4をトランジスタ動作情報として選定し、簡易パラメ
ータ情報4の精度比較結果情報11が精度要求値情報1
2より大きい場合、回路シミュレーション精度の低下を
防止する観点から高精度パラメータ情報3をトランジス
タ動作情報として選定するパラメータ情報選定手段16
によるパラメータ情報選定工程と、を含むので、パラメ
ータ情報を的確に割り当てることができる回路シミュレ
ーション方法を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】第1の発明によれば、半導体素子の接続
情報を記述した回路接続情報と回路シミュレーションで
トランジスタの動作を数式の係数で表現したトランジス
タモデルパラメータ情報を入力して回路特性を解析する
回路シミュレーション装置において、前記パラメータ情
報に関する高精度パラメータ情報と簡易パラメータ情報
とを記憶するパラメータ情報記憶手段と、精度要求値情
報に応じて前記高精度パラメータ情報と簡易パラメータ
情報のいずれかを選定するパラメータ情報選定手段を備
え、前記パラメータ情報選定手段によって選定したパラ
メータ情報により回路シミュレーションを実行するよう
にしたので、パラメータ情報選定手段によりパラメータ
情報を的確に割り当てることができる回路シミュレーシ
ョン装置を得ることができる。
【0039】第2の発明によれば、前記パラメータ情報
選定手段に回路接続情報を入力する回路接続情報入力手
段と、前記パラメータ情報選定手段に精度要求値情報を
入力する精度要求値情報入力手段とを備え、回路接続情
報および精度要求値情報に応じて前記パラメータ情報選
定手段を作動させるようにしたので、回路接続情報およ
び精度要求値情報に応じて作動するパラメータ情報選定
手段によりパラメータ情報を的確に割り当てることがで
きる回路シミュレーション装置を得ることができる。
【0040】第3の発明によれば、簡易パラメータ情報
についての実測値との精度比較結果情報を記憶する精度
比較結果情報記憶手段を備え、簡易パラメータ情報につ
いての精度比較結果情報と精度要求値情報に基づいて前
記パラメータ情報選定手段の選定動作を行わせるように
したので、簡易パラメータ情報についての精度比較結果
情報と精度要求値情報に基づいて選定動作を行うパラメ
ータ情報選定手段によりパラメータ情報を的確に割り当
てることができる回路シミュレーション装置を得ること
ができる。
【0041】第4の発明によれば、簡易パラメータ情報
についてトランジスタの電圧−電流特性を計算して求め
たトランジスタ特性計算値情報を記憶するトランジスタ
特性計算手段と、トランジスタサイズ毎に実測値情報と
トランジスタ特性計算値情報とを比較する精度比較手段
とを備え、前記精度比較手段の比較結果として出力され
る精度比較結果情報と精度要求値情報に基づいて前記パ
ラメータ情報選定手段の選定動作を行わせるようにした
ので、トランジスタサイズ毎に実測値情報とトランジス
タ特性計算値情報とを比較する精度比較手段の比較結果
として出力される精度比較結果情報と精度要求値情報に
基づいて選定動作を行うパラメータ情報選定手段により
パラメータ情報を的確に割り当てることができる回路シ
ミュレーション装置を得ることができる。
【0042】第5の発明によれば、半導体素子の接続情
報を記述した回路接続情報と回路シミュレーションでト
ランジスタの動作を数式の係数で表現したトランジスタ
モデルパラメータ情報を入力して回路特性を解析する回
路シミュレーション装置において、トランジスタの電圧
−電流特性を測定して得られる実測値情報を入力して記
憶する実測値情報記憶手段、高精度パラメータ情報と簡
易パラメータ情報を入力して記憶するパラメータ情報記
憶手段、高精度パラメータ情報と簡易パラメータ情報に
ついてトランジスタの電圧−電流特性を計算して求めた
トランジスタ特性計算値情報を記憶するトランジスタ特
性計算手段、トランジスタサイズごとに実測値情報とト
ランジスタ特性計算値情報を比較する精度比較手段、精
度比較手段の結果として出力される精度比較結果情報で
あって実測値情報に対するトランジスタ特性計算値情報
の自乗平均誤差を記憶する比較結果情報記憶手段、回路
シミュレーションに対する精度要求値情報であって実測
値と回路シミュレーション結果の誤差許容範囲を入力す
る精度要求値情報入力手段、回路シミュレーションで使
用するパラメータ情報を決定するために、簡易パラメー
タ情報に対する精度比較結果情報と精度要求値情報を回
路で使用しているトランジスタサイズごとに比較して、
精度比較結果情報が精度要求値情報より小さい場合に回
路シミュレーションに要する計算時間短縮の観点からこ
の簡易パラメータ情報を回路シミュレーションで使用す
るパラメータ情報として選定し、簡易パラメータ情報の
精度比較結果情報が精度要求値情報より大きい場合に回
路シミュレーション精度の低下を防止する観点から高精
度パラメータ情報を回路シミュレーションで使用するパ
ラメータ情報として選定するパラメータ情報選定手段、
を備えたので、前記パラメータ情報選定手段によりパラ
メータ情報を的確に割り当てることができる回路シミュ
レーション装置を得ることができる。
【0043】第6の発明によれば、簡易パラメータ情報
についての精度比較結果情報と精度要求値情報をトラン
ジスタの直流動作点ごとに比較してパラメータ情報選定
手段の選定動作を行わせるようにしたので、簡易パラメ
ータ情報についての精度比較結果情報と精度要求値情報
をトランジスタの直流動作点ごとに比較して選定動作を
行うパラメータ情報選定手段によりパラメータ情報を的
確に割り当てることができる回路シミュレーション装置
を得ることができる。
【0044】第7の発明によれば、回路接続情報とパラ
メータ情報を入力して小信号交流特性を解析する回路シ
ミュレーション装置において、トランジスタ特性計算値
情報と実測値情報を各トランジスタの電圧ごとに比較す
る精度比較手段と、回路接続情報に記述されている各ト
ランジスタに対して、初期接点電圧値または電流値であ
る直流動作点を解析するトランジスタ直流動作解析手段
と、精度要求値情報を満たし、かつ回路シミュレーショ
ンの計算時間が短いパラメータ情報を決定するために、
簡易パラメータ情報に対する精度比較結果情報と精度要
求値情報をトランジスタの直流動作点ごとに比較して、
精度比較結果情報が精度要求値情報より小さい場合、回
路シミュレーションに要する計算時間短縮の観点からこ
の簡易パラメータ情報をトランジスタ動作情報として選
定し、簡易パラメータ情報の精度比較結果情報が精度要
求値情報より大きい場合、回路シミュレーション精度の
低下を防止する観点から高精度パラメータ情報をトラン
ジスタ動作情報として選定するパラメータ情報選定手段
と、を備えたので、前記パラメータ情報選定手段により
パラメータ情報を的確に割り当てることができる回路シ
ミュレーション装置を得ることができる。
【0045】第8の発明によれば、半導体素子の接続情
報を記述した回路接続情報と回路シミュレーションでト
ランジスタの動作を数式の係数で表現したトランジスタ
モデルパラメータ情報を入力して回路特性を解析するに
あたり、精度要求値情報に応じて高精度パラメータ情報
と簡易パラメータ情報のいずれかを選定し、選定したパ
ラメータ情報により回路シミュレーションを実行するよ
うにしたので、パラメータ情報を的確に割り当てること
ができる回路シミュレーション方法を得ることができ
る。
【0046】第9の発明によれば、簡易パラメータ情報
についての実測値との精度比較結果情報に基づいて高精
度パラメータ情報と簡易パラメータ情報のいずれかを選
定するようにしたので、パラメータ情報を的確に割り当
てることができる回路シミュレーション方法を得ること
ができる。
【0047】第10の発明によれば、実測値情報と簡易
パラメータ情報についてトランジスタの電圧−電流特性
を計算して求めたトランジスタ特性計算値情報とをトラ
ンジスタサイズ毎に比較し、その比較結果としての精度
比較結果情報と精度要求値情報に基づいて高精度パラメ
ータ情報と簡易パラメータ情報のいずれかを選定するよ
うにしたので、パラメータ情報を的確に割り当てること
ができる回路シミュレーション方法を得ることができ
る。
【0048】第11の発明によれば、簡易パラメータ情
報についての精度比較結果情報と精度要求値情報を、ト
ランジスタの直流動作点ごとに比較して高精度パラメー
タ情報と簡易パラメータ情報のいずれかを選定するよう
にしたので、パラメータ情報を的確に割り当てることが
できる回路シミュレーション方法を得ることができる。
【0049】第12の発明によれば、回路接続情報とパ
ラメータ情報を入力して小信号交流特性を解析するにあ
たり、トランジスタ特性計算値情報と実測値情報を各ト
ランジスタの電圧ごとに比較する精度比較工程と、回路
接続情報に記述されている各トランジスタに対して、初
期接点電圧値または電流値である直流動作点を解析する
トランジスタ直流動作解析工程と、精度要求値情報を満
たし、かつ回路シミュレーションの計算時間が短いパラ
メータ情報を決定するために、簡易パラメータ情報に対
する精度比較結果情報と精度要求値情報をトランジスタ
の直流動作点ごとに比較して、精度比較結果情報が精度
要求値情報より小さい場合、回路シミュレーションに要
する計算時間短縮の観点からこの簡易パラメータ情報を
トランジスタ動作情報として選定し、簡易パラメータ情
報の精度比較結果情報が精度要求値情報より大きい場
合、回路シミュレーション精度の低下を防止する観点か
ら高精度パラメータ情報をトランジスタ動作情報として
選定するパラメータ情報選定工程と、を含むので、パラ
メータ情報を的確に割り当てることができる回路シミュ
レーション方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1における回路シ
ミュレーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明による実施の形態1を具体的に説明
するためのトランジスタ特性計算値情報の記述例を示す
図である。
【図3】 この発明による実施の形態1を具体的に説明
するための精度比較結果情報の記述例を示す図である。
【図4】 この発明による実施の形態2における回路シ
ミュレーション装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明による実施の形態2を具体的に説明
するための直流動作点精度比較結果情報の記述例を示す
図である。
【図6】 従来技術における回路シミュレーション装置
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 実測値情報、2 次記憶手段、3 高精度パラメー
タ情報、4 簡易パラメータ情報、5 パラメータ情報
記憶手段、6 パラメータ情報記憶部、7 トランジス
タ特性計算手段、8 トランジスタ特性計算値情報、9
精度比較手段、10 精度比較結果情報記憶手段、1
1 精度比較結果情報、12精度要求値情報、13 精
度要求値情報入力手段、14 回路接続情報、15 回
路接続情報入力手段、16 パラメータ情報選定手段、
17 回路シミュレーション制御情報、18 回路シミ
ュレーション実行手段、19 直流特性解析手段、20
過渡特性解析手段、21 小信号交流特性解析手段、2
2 回路シミュレーション結果情報、23 トランジス
タ直流動作点情報、24 パラメータ情報。
フロントページの続き Fターム(参考) 2G032 AA10 AB01 AC08 AD01 AE07 AE08 AE10 AG02 AG04 AK13 AL11 5B046 AA08 BA03 JA04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子の接続情報を記述した回路接
    続情報と回路シミュレーションでトランジスタの動作を
    数式の係数で表現したトランジスタモデルパラメータ情
    報を入力して回路特性を解析する回路シミュレーション
    装置において、前記パラメータ情報に関する高精度パラ
    メータ情報と簡易パラメータ情報とを記憶するパラメー
    タ情報記憶手段と、精度要求値情報に応じて前記高精度
    パラメータ情報と簡易パラメータ情報のいずれかを選定
    するパラメータ情報選定手段を備え、前記パラメータ情
    報選定手段によって選定したパラメータ情報により回路
    シミュレーションを実行するようにしたことを特徴とす
    る回路シミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 前記パラメータ情報選定手段に回路接続
    情報を入力する回路接続情報入力手段と、前記パラメー
    タ情報選定手段に精度要求値情報を入力する精度要求値
    情報入力手段とを備え、回路接続情報および精度要求値
    情報に応じて前記パラメータ情報選定手段を作動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の回路シミュレーショ
    ン装置。
  3. 【請求項3】 簡易パラメータ情報についての実測値と
    の精度比較結果情報を記憶する精度比較結果情報記憶手
    段を備え、簡易パラメータ情報についての精度比較結果
    情報と精度要求値情報に基づいて前記パラメータ情報選
    定手段の選定動作を行わせることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の回路シミュレーション装置。
  4. 【請求項4】 簡易パラメータ情報についてトランジス
    タの電圧−電流特性を計算して求めたトランジスタ特性
    計算値情報を記憶するトランジスタ特性計算手段と、ト
    ランジスタサイズ毎に実測値情報とトランジスタ特性計
    算値情報とを比較する精度比較手段とを備え、前記精度
    比較手段の比較結果として出力される精度比較結果情報
    と精度要求値情報に基づいて前記パラメータ情報選定手
    段の選定動作を行わせることを特徴とする請求項3に記
    載の回路シミュレーション装置。
  5. 【請求項5】 半導体素子の接続情報を記述した回路接
    続情報と回路シミュレーションでトランジスタの動作を
    数式の係数で表現したトランジスタモデルパラメータ情
    報を入力して回路特性を解析する回路シミュレーション
    装置において、トランジスタの電圧−電流特性を測定し
    て得られる実測値情報を入力して記憶する実測値情報記
    憶手段、高精度パラメータ情報と簡易パラメータ情報を
    入力して記憶するパラメータ情報記憶手段、高精度パラ
    メータ情報と簡易パラメータ情報についてトランジスタ
    の電圧−電流特性を計算して求めたトランジスタ特性計
    算値情報を記憶するトランジスタ特性計算手段、トラン
    ジスタサイズごとに実測値情報とトランジスタ特性計算
    値情報を比較する精度比較手段、精度比較手段の結果と
    して出力される精度比較結果情報であって実測値情報に
    対するトランジスタ特性計算値情報の自乗平均誤差を記
    憶する比較結果情報記憶手段、回路シミュレーションに
    対する精度要求値情報であって実測値と回路シミュレー
    ション結果の誤差許容範囲を入力する精度要求値情報入
    力手段、回路シミュレーションで使用するパラメータ情
    報を決定するために、簡易パラメータ情報に対する精度
    比較結果情報と精度要求値情報を回路で使用しているト
    ランジスタサイズごとに比較して、精度比較結果情報が
    精度要求値情報より小さい場合に回路シミュレーション
    に要する計算時間短縮の観点からこの簡易パラメータ情
    報を回路シミュレーションで使用するパラメータ情報と
    して選定し、簡易パラメータ情報の精度比較結果情報が
    精度要求値情報より大きい場合に回路シミュレーション
    精度の低下を防止する観点から高精度パラメータ情報を
    回路シミュレーションで使用するパラメータ情報として
    選定するパラメータ情報選定手段、を備えたことを特徴
    とする回路シミュレーション装置。
  6. 【請求項6】 簡易パラメータ情報についての精度比較
    結果情報と精度要求値情報をトランジスタの直流動作点
    ごとに比較してパラメータ情報選定手段の選定動作を行
    わせることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいず
    れかに記載の回路シミュレーション装置。
  7. 【請求項7】 回路接続情報とパラメータ情報を入力し
    て小信号交流特性を解析する回路シミュレーション装置
    において、トランジスタ特性計算値情報と実測値情報を
    各トランジスタの電圧ごとに比較する精度比較手段と、
    回路接続情報に記述されている各トランジスタに対し
    て、初期接点電圧値または電流値である直流動作点を解
    析するトランジスタ直流動作解析手段と、精度要求値情
    報を満たし、かつ回路シミュレーションの計算時間が短
    いパラメータ情報を決定するために、簡易パラメータ情
    報に対する精度比較結果情報と精度要求値情報をトラン
    ジスタの直流動作点ごとに比較して、精度比較結果情報
    が精度要求値情報より小さい場合、回路シミュレーショ
    ンに要する計算時間短縮の観点からこの簡易パラメータ
    情報をトランジスタ動作情報として選定し、簡易パラメ
    ータ情報の精度比較結果情報が精度要求値情報より大き
    い場合、回路シミュレーション精度の低下を防止する観
    点から高精度パラメータ情報をトランジスタ動作情報と
    して選定するパラメータ情報選定手段と、を備えたこと
    を特徴とする請求項3ないし請求項5に記載の回路シミ
    ュレーション装置。
  8. 【請求項8】 半導体素子の接続情報を記述した回路接
    続情報と回路シミュレーションでトランジスタの動作を
    数式の係数で表現したトランジスタモデルパラメータ情
    報を入力して回路特性を解析するにあたり、精度要求値
    情報に応じて高精度パラメータ情報と簡易パラメータ情
    報のいずれかを選定し、選定したパラメータ情報により
    回路シミュレーションを実行するようにしたことを特徴
    とする回路シミュレーション方法。
  9. 【請求項9】 簡易パラメータ情報についての実測値と
    の精度比較結果情報に基づいて高精度パラメータ情報と
    簡易パラメータ情報のいずれかを選定することを特徴と
    する請求項8に記載の回路シミュレーション方法。
  10. 【請求項10】 実測値情報と簡易パラメータ情報につ
    いてトランジスタの電圧−電流特性を計算して求めたト
    ランジスタ特性計算値情報とをトランジスタサイズ毎に
    比較し、その比較結果としての精度比較結果情報と精度
    要求値情報に基づいて高精度パラメータ情報と簡易パラ
    メータ情報のいずれかを選定することを特徴とする請求
    項9に記載の回路シミュレーション方法。
  11. 【請求項11】 簡易パラメータ情報についての精度比
    較結果情報と精度要求値情報をトランジスタの直流動作
    点ごとに比較して高精度パラメータ情報と簡易パラメー
    タ情報のいずれかを選定することを特徴とする請求項9
    または請求項10に記載の回路シミュレーション装置。
  12. 【請求項12】 回路接続情報とパラメータ情報を入力
    して小信号交流特性を解析するにあたり、トランジスタ
    特性計算値情報と実測値情報を各トランジスタの電圧ご
    とに比較する精度比較工程と、回路接続情報に記述され
    ている各トランジスタに対して、初期接点電圧値または
    電流値である直流動作点を解析するトランジスタ直流動
    作解析工程と、精度要求値情報を満たし、かつ回路シミ
    ュレーションの計算時間が短いパラメータ情報を決定す
    るために、簡易パラメータ情報に対する精度比較結果情
    報と精度要求値情報をトランジスタの直流動作点ごとに
    比較して、精度比較結果情報が精度要求値情報より小さ
    い場合、回路シミュレーションに要する計算時間短縮の
    観点からこの簡易パラメータ情報をトランジスタ動作情
    報として選定し、簡易パラメータ情報の精度比較結果情
    報が精度要求値情報より大きい場合、回路シミュレーシ
    ョン精度の低下を防止する観点から高精度パラメータ情
    報をトランジスタ動作情報として選定するパラメータ情
    報選定工程と、を含むことを特徴とする回路シミュレー
    ション方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007116462A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Fujitsu Limited 電子回路解析装置及び電子回路解析方法及び電子回路解析プログラム
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