JP2001350622A - 多入力データソーティング回路 - Google Patents

多入力データソーティング回路

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JP2001350622A JP2000173286A JP2000173286A JP2001350622A JP 2001350622 A JP2001350622 A JP 2001350622A JP 2000173286 A JP2000173286 A JP 2000173286A JP 2000173286 A JP2000173286 A JP 2000173286A JP 2001350622 A JP2001350622 A JP 2001350622A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多入力データを大きさ順にデータソーティング
する、回路規模が小さく、制御に規則性があり且つ拡張
性の高い多入力データソーティング回路を提供する。 【解決手段】nビットの複数データが入力されるデータ
レジスタ11、このデータレジスタ11の出力側に接続
された入力データ制限回路12および最大値一致検出回
路15、入力データ制限回路12の出力側に接続された
最大値検出回路13およびこの最大値検出回路13が検
出した最大値をラッチして最大値一致検出回路15に入
力する最大値ラッチ回路14より構成される。最大値一
致検出回路15の出力は、入力データ制限回路12に入
力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多入力データソーテ
ィング回路、特にデジタルデータ処理における多入力デ
ータを、データの大きさの順にソーティング処理する回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルデータの多入力データソーテン
グ処理に関する従来技術は、特開平11−126155
号公報(以下、第1従来技術という)に開示されてい
る。2入力データのうち大きい方のデータを出力し、他
方の出力に小さい方のデータを出力するデータ並べ替え
回路を複数段縦続接続している。
【0003】図10に従来技術の機能ブロック図を示
す。この従来技術の例は、nビットの3入力データの場
合である。3個の2入力データ並べ替え回路100、2
00および300により構成される。nビット入力デー
タ1および2は、2入力データ並べ替え回路100に入
力され、この2入力並べ替え回路100の一方の出力と
nビット入力データ3が、2入力データ並べ替え回路2
00に入力される。また、2入力データ並べ替え回路1
00の他方の出力と2入力データ並べ替え回路200の
一方の出力が、2入力データ並べ回路300に入力され
る。そして、2入力データ並べ替え回路300からnビ
ット出力データの「最大値」および「中央値」が出力さ
れ、2入力データ並べ替え回路200の残りの出力か
ら、nビット出力データの「最小値」が出力される。こ
こで、2入力データ並べ替え回路100は、2入力デー
タ比較回路1001、1対の2入力データセレクタ10
02、1003およびインバータ(位相反転回路)10
04より構成される。2入力データ並べ替え回路200
および300も、2入力データ並べ替え回路100と同
様構成である。
【0004】入力データ数mが偶数である場合には、偶
数段には(m/2)個の2入力データ並べ替え回路を使
用する。奇数段には、(m/2−1)個の2入力データ
並べ替え回路を使用する。そして、2入力データ並べ替
え回路をm段縦続接続する。一方、入力データ数mが奇
数の場合には、各段には(m−1)/2個の2入力デー
タ並べ替え回路を使用する。そして、m段の2入力デー
タ並べ替え回路を縦続接続する。
【0005】一方、本発明の一形態であり、画像処理に
おける画質改善手法の1つであり、局所領域中の濃度の
中央値を出力濃度として与えるメディアンフィルタの従
来技術としては、特開昭57−155671号公報の
「メディアンフィルタ回路」(以下、第2従来技術とい
う)等に開示されている。この従来技術では、入力デー
タの中で、あるデータの値より大きいデータの数を数え
るという処理を特徴とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た第1および第2従来技術には、次の如き課題を有す
る。先ず、第1従来技術に開示された多入力データソー
ティング技法では、2入力データ並べ替え回路を複数段
縦続接続する方式であるために、入力データ数が増加す
ると回路規模が増大する。また、第2従来技術又は特開
平5−233804号公報に開示されるメディアンフィ
ルタでは、ハードウエアで実現するには回路規模が増大
すると共にそれを制御する制御回路が複雑になる。例え
ば、上述した第2従来技術では、メディアンフィルタを
実現するための入力データの中で、あるデータの値より
大きいデータの数を数えるという処理がハードウエアで
実現するするには、回路規模が増大し且つ回路が複雑で
ある。
【0007】
【発明の目的】従って、本発明の主な目的は、ハードウ
ェアの規模が小さく、ハードウエア構成および制御に規
則性がある拡張性の高い多入力データソーティング回路
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による多入力デー
タソーティング回路は、m個のnビット入力データを受
けて、大きさの順にソーティングして出力する回路であ
って、最大値のデータを検出する最大値検出回路と、こ
の最大値検出回路の前段に設けられ、m個のデータセレ
クタ回路を有するデータ制限回路とを備える。
【0009】本発明の多入力データソーティング回路の
好適実施形態によると、最大値検出回路は、それぞれコ
ンパレータ回路およびこのコンパレータ回路の比較出力
で制御されるデータセレクタ回路を含む(m−1)個の
nビット2入力データ比較モジュールにより構成され
る。最大値検出回路が検出した最大値データを保存する
最大値ラッチ回路からの最大値データを受け、入力デー
タと比較して一致検出する最大値一致検出回路とを備え
る。最大値一致検出回路は、2入力一致検出回路および
1つの最大値データに対して複数の入力データが一致し
た場合に、優先度付けするデータ優先回路より構成され
る。m個のnビット入力データを入力とする、m個のデ
ータレジスタを有する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の上記および他の目的、特
徴および利点を明確にすべく、以下添付した図面を参照
しながら、本発明による多入力データソーティング回路
の好適実施形態を詳細に説明する。
【0011】先ず、図1は、本発明による多入力データ
ソーティング回路の構成を示す機能ブロック図である。
この多入力データソーティング回路は、データレジスタ
回路11、入力データ制限回路12、最大値検出回路1
3、最大値ラッチ回路14、最大値一致検出回路15お
よびタイミング制御回路16から構成されている。
【0012】図1に示す多入力データソーティング回路
の各構成要素の構成および機能等を説明する。データレ
ジスタ回路11は、m個のnビット入力データ1〜mに
対応して、m個のnビットのデータレジスタから構成さ
れている。入力データ制限回路12は、m個のデータセ
レクタ回路から構成され、それぞれデータレジスタ回路
11の各データレジスタ出力に接続されている。各入力
データ制限回路12は、最大値一致検出回路15からの
セレクタ制御入力により、データレジスタ回路11の各
データレジスタ出力をそのまま出力するか、データの最
小値である「0」データを出力するかを選択する機能を
有する。最大値検出回路13は、入力データ制限回路1
2の各データ出力から最大値のデータを検出する。最大
値ラッチ回路14は、(m/2−0.5)個のnビット
レジスタから構成されるシフトレジスタ回路で、最大値
出回路13の出力結果である最大値データを保持する。
上述した最大値一致検出回路15は、最大値ラッチ回路
14のデータとデータレジスタ回路11の各出力データ
とを比較して、一致検出する。この検出結果は、入力デ
ータ制限回路12の各入力データ制限回路に出力する。
タイミング制御回路16は、本発明の多入力データソー
ティング回路の全体タイミングを制御する。
【0013】以下、図1に示す多入力データソーティン
グ回路の各構成要素12〜16をハードウェアで構成し
た場合の具体例を示す。図2は、入力データ制限回路1
2をハードウェアで構成した具体例である。図2の入力
データ制限回路12は、m個のnビット2入力データセ
レクタ回路20a〜20mで構成される。各データセレ
クタ回路20a〜20mの入力データAおよびBとし
て、各入力データ1、2、…、mとデータの最小値であ
る「0」を入力する。また、各データセレクタ回路20
a〜20mのセレクタ端子Sに入力されるセレクタ制御
信号は、最大値一致検出回路15からの信号出力であ
る。
【0014】図3は、図1に示す最大値検出回路13を
ハードウェアで構成した具体例である。この最大値検出
回路13は、複数のnビット2入力データ比較モジュー
ル(30a、30b、…)により構成される。m個のn
ビット入力データに対しては、(m−1)個のnビット
の2入力データ比較モジュール30が必要になる。図4
は、これら各2入力データ比較モジュール30の更に詳
細構成を示す。図4に示すnビット2入力データ比較モ
ジュール30は、nビット2入力データA、Bの大小比
較するコンパレータ回路32と、nビット2入力データ
セレクタ回路31から構成される。このnビット2入力
データ比較モジュール30では、コンパレータ回路32
で2入力データA、Bを比較する。その比較結果を、2
入力データセレクタ回路31のセレクト端子Sに入力
し、入力データA、Bをセレクトすることにより、2入
力データA、Bのうち大きいデータ値を出力する機能を
有する。
【0015】図5は、図1に示す最大値一致検出回路1
5をハードウェアで構成した場合の具体例であり、一致
検出回路51およびデータ優先回路50の縦続接続回路
より構成される。一致検出回路51は、入力データ1用
のnビット2入力一致回路51a〜51k、入力データ
2用のnビット2入力一致回路52a〜52k、…、入
力データm用のnビット2入力一致回路5ma〜5mk
より構成される。この一致検出回路51は、最大値ラッ
チ回路14のk(k=m/2−0.5)個のデータとm
個の各入力データとの一致を検出する。nビット2入力
一致検出回路51a〜51kは、最大値ラッチ回路14
のk(k=m/2−0.5)個のデータと入力データ1
との一致を検出する。nビット2入力一致検出回路52
a〜52kは、最大値ラッチ回路14のk(k=m/2
−0.5)個のデータと入力データ2との一致を検出す
る。以下、同様にnビット2入力一致検出回路5ma〜
5mkは、最大値ラッチ回路14のk(k=m/2−
0.5)個のデータと入力データmとの一致を検出す
る。
【0016】一方、最大値一致検出回路15を構成する
データ優先回路50は、各最大値に対するデータ優先回
路50a、50b、…、50および50(k+1)より
構成される。これらからデータ優先回路50a〜50
(k+1)は、1つの最大値データに対し、複数の入力
データが一致した場合に、優先度を付けて、ただ1つの
入力データのみが一致したとする回路である。データ優
先回路50a〜50kは、全て同様構成である。複数の
入力データがあった場合(例えば、論理「H」)のデー
タ優先回路で、m個の入力データに優先度を付ける構成
とし、複数の入力データがあった場合においても、出力
結果としては必ず1つだけにする回路である。
【0017】図6は、図5に示すデータ優先回路50を
ハードウェアで構成した場合の具体例を示す。図6の具
体例では、入力データ1を位相反転するインバータ61
a、このインバータ61aで位相反転されたデータ1お
よび入力データ2を入力とするANDゲート62a、こ
のANDゲート62aの出力を位相反転するインバータ
61b、これらインバータ61aおよび61bで位相反
転されたデータおよび入力データ3を入力とするAND
ゲート62bの如く、複数のインバータ61およびAN
Dゲート62より構成される。出力データ1、2、3、
…は、入力データを直接出力する以外、上述したAND
ゲート62a、62b、…より取り出す。この構成によ
り、入力データ1の優先度が一番高くなっている。例え
ば入力データに論理「H」が入力した場合には、他の入
力データに論理「H」があったとしても、出力データは
入力データ1に対応する出力データ1のみが論理「H」
となり、他の出力データは全て論理「L」となる。論理
和回路50(k+1)は、m個のk入力論理和(OR)
ゲートから構成されている。それぞれの論理和ゲートで
は、前段の各データ優先回路50a〜50kの各入力デ
ータに対応する出力データに対して論理和をとる構成に
なっている。
【0018】次に、本発明による多入力データソーティ
ング回路の動作を、図1を参照して説明する。この多入
力データソーティング回路では、m(mは奇数)個の入
力データの場合、(m/2+0.5)回の最大値検出処
理が必要となる。先ず、m個のnビット入力データをデ
ータレジスタ回路11にラッチする。
【0019】これから、最初の最大値検出処理を実施す
る。最初の最大値検出処理において、最大値ラッチ回路
14が初期化されており、シフトレジスタの各データ値
としては、最小値である「0」が入力されている。最大
値一致検出回路15では、最大値ラッチ回路14のシフ
トレジスタの各データ値と入力データ値との一致検出を
実施しているので、入力データが「0」の場合のみ一致
を検出し、対応する入力データ制限回路12の各入力デ
ータ制限回路に論理レベル「1」を送出する。
【0020】入力データ制限回路12の各入力データ制
限回路は、最大値一致検出回路15から入力する制御信
号が論理レベル「0」のとき、入力データを出力する。
入力する制御信号が論理レベル「1」のとき、データ
「0」を出力する。従って、入力データ値が「0」以外
の入力データは、入力データ制限回路12からそのまま
出力される。最大値検出回路13により最大値が検出さ
れ、最大値ラッチ回路14のシフトレジスタに入力され
る。
【0021】次に、2回目の最大値検出処理を説明す
る。最初の最大値検出処理により、m個の入力データの
最大値が、最大値ラッチ回路14のシフトレジスタに入
力されたとき、最大値一致検出回路15では、シフトレ
ジスタの内容と入力データとの一致を検出する。即ち、
上述した「0」データの他、新たに検出した最大値と入
力データ値の一致を検出する。最大値である入力データ
が入力されている入力データ制限回路12のデータセレ
クタ回路20は、最大値一致検出回路15から入力する
制御信号が論理レベル「1」になるので、回路出力とし
てはデータの最小値である「0」を出力する。従って、
2回目の最大値検出処理では、最初の最大値検出処理で
検出した最大値を除いた、入力データで最大値検出処理
を実施するのと同等になる。
【0022】同様に、3回目の最大値検出処理を説明す
る。上述した1回目および2回目の最大値検出処理によ
り、最大値と最大値の次に大きなデータが既に最大値ラ
ッチ回路14のシフトレジスタに入力されている。最大
値一致検出回路15では、最大値ラッチ回路14のシフ
トレジスタの内容と入力データとの一致を検出する。上
述した如く、最大値と最大値の次に大きなデータが入力
データとして入力されている入力データ制限回路12の
データセレクタ回路20は、最大値一致検出回路15か
ら入力する制御信号が論理レベル「1」になるので、回
路出力としてはデータ「0」を出力する。従って、3回
目の最大値検出処理では、1回目、2回目の最大値検出
処理で検出した最大値を除いた入力データで最大値検出
処理を実施するのと同等になる。
【0023】以下同様にして、最大値検出処理を実施す
る。最後の最大値検出処理である(m/2+0.5)回
目の処理を説明する。今までの(m/2−0.5)回の
最大値検出処理により、既にm個の入力データの中で最
大値から順番に(m/2−0.5)個のデータが最大値
ラッチ回路14のシフトレジスタに入力されている。最
大値一致検出回路15において、最大値ラッチ回路14
のシフトレジスタの内容と入力データとが一致したデー
タが入力されている入力データ制限回路12のデータセ
レクタ回路20の出力は、データ「0」を出力する。従
って、(m/2+0.5)回目の最大値検出処理では、
今までの(m/2−0.5)回の最大値検出処理で検出
した最大値を除いた入力データで最大値検出処理を実施
するのと同等になり、m個のデータの中間値を検出する
ことになる。ここで、最大値検出処理において、検出し
た最大値と同じ値の入力データが複数個存在した場合に
は、最大値一致検出回路15では、1つの最大値に対し
複数の入力データとの一致を検出することになる。しか
し、入力データ1から入力データm方向に優先度を設け
ることにより、最大値一致検出回路15では、1つの最
大値に対し、入力データとの一致はただ1つだけ出力す
るよう構成している。
【0024】本発明の用途例として、画像処理における
画質改善手法の1つであるメディアンフィルタの処理方
式を具体的な数値を使用して処理ステップ毎に説明す
る。図7は、入力データが9個(m=9)で16ビット
データである場合のメディアンフィルタ処理を示してい
る。図7の処理ステップ(0)は、入力データがデータ
レジスタにセットされた状態を示している。また、最大
値ラッチレジスタの内容もデータの最小値である「0
0」になっている(初期状態)。
【0025】次に、処理ステップ(1)では、初回の最
大値検出処理の結果を示している。この処理において、
入力データの中で最大値であるデータレジスタのデー
タ「e2」が最大値として検出される。
【0026】処理ステップ(2)では、データ「e2」
を最大値としてラッチすると共に、最大値として検出し
たデータレジスタのデータ「e2」をデータの最小値
である「00」にしている。
【0027】処理ステップ(3)では、処理ステップ
(2)のデータに対して2回目の最大値検出処理を行
う。この場合、処理ステップ(2)のデータの中で最大
値であるデータレジスタのデータ「ca」が、最大値
として検出される。従って、初期状態であるステップ
(0)における9個の入力データの中で2番目に大きな
データを検出することになる。
【0028】処理ステップ(4)では、処理ステップ
(2)と同様の処理を実施する。データ「ca」を最大
値としてラッチすると共に最大値として検出したデータ
レジスタのデータ「ca」をデータの最小値である
「00」にしている。
【0029】処理ステップ(5)では、処理ステップ
(4)のデータに対して3回目の最大値検出処理を行
う。この場合、処理ステップ(4)のデータの中で最大
値であるデータレジスタのデータ「b3」が最大値と
して検出される。従って、初期状態であるステップ
(0)における9個の入力データの中で3番目に大きな
データを検出することになる。
【0030】処理ステップ(6)では、処理ステップ
(2)と同様の処理を実施する。データ「b3」を最大
値としてラッチすると共に最大値として検出したデータ
レジスタのデータ「b3」をデータの最小値である
「00」にしている。
【0031】処理ステップ(7)では、処理ステップ
(6)のデータに対して4回目の最大値検出処理を行
う。この場合、処理ステップ(6)のデータの中で最大
値であるデータレジスタのデータ「7c」が最大値と
して検出される。従って、初期状態であるステップ
(0)における9個の入力データの中で4番目に大きな
データを検出することになる。
【0032】処理ステップ(8)では、処理ステップ
(2)と同様の処理を実施する。データ「7c」を最大
値としてラッチすると共に最大値として検出したデータ
レジスタのデータ「7C」をデータの最小値である
「00」にしている。
【0033】処理ステップ(9)では、処理ステップ
(8)のデータに対して5回目の最大値検出処理を行
う。この場合、処理ステップ(8)のデータの中で最大
値であるデータレジスタのデータ「64」が最大値と
して検出される。従って、初期状態であるステップ
(0)における9個の入力データの中で5番目に大きな
データ、即ち中間値を検出することになる。
【0034】図8は、図7の入力データが9個(m=
9)である場合のメディアンフィルタ処理のタイミング
を示す。ストローブ信号(図8(a)参照)では、入力
データをラッチすると共に最大値ラッチ回路のデータを
データの最小値である「0」にする。データクロック
(図8(b)参照)は、最大値検出処理した結果を、最
大値ラッチ回路に取り込むための信号である。図8
(c)には、これら処理内容が示されている。
【0035】図9は、本発明による多入力データソーテ
ィング回路の第2実施形態の構成を示す。この第2実施
形態は、データレジスタ901、最大値検出回路91
1、921、…、9j1および入力データ制限回路91
2、922、…より構成される。最大値検出回路911
および入力データ制限回路912により初回の最大値検
出処理を行う。最大値検出回路921および入力データ
制限回路922により2回目の最大値検出処理を行う。
また、最大値検出回路9j1を含む回路部分によりj回
目の最大値検出処理を行う。ここで、j=(m/2+
0.5)である。この第2実施形態の基本的な処理方式
は、上述の通りであるが、演算回数の低減についてさら
に工夫している。その第2実施形態によりメディアンフ
ィルタを構成した場合には、上述の如く、入力データ数
がm個(mは奇数)であれば、(m/2+0.5)回の
最大値検出処理を行う。即ち、このメディアンフィルタ
の処理時間としては、クロック数として(m/2+0.
5)回分の時間が必要である。
【0036】図9を参照すると、処理回路としては、
(m/2+0.5)回の最大値検出処理を直列に実施す
る構成である。従って、この第2実施形態では、入力デ
ータをデータレジスタ901にセットするだけで、メデ
ィアンフィルタの目的である中間値を検出できる。
【0037】図9に示す本発明の第2実施形態では、ハ
ードウェアの規模は第1実施形態よりも大きくなるが、
1回の処理で中間値を検出でき、ハードウェアのタイミ
ング制御回路を削除できる効果がある。
【0038】以上、本発明による多入力データソーティ
ング回路およびそれを使用するメディアンフィルタの構
成および動作を詳述した。しかし、斯かる実施形態は、
本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するも
のではない。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用
途に応じて、種々の変形変更が可能であること、当業者
には容易に理解できよう。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
の多入力データソーティング回路によると、次の如き実
用上の顕著な効果が得られる。先ず、複数入力データか
ら最大値を検出する回路の前段に入力データを制御する
回路を設けたという基本構成に基づき、同様な最大値検
出処理を実行するだけで、データの大きさ順にデータソ
ーティングが構成可能である。従って、ハードウェア規
模が小さくなる。
【0040】また、ハードウェア構成に規則性があり、
制御が容易であるため、拡張性の高い多入力データソー
ティング回路が構成でき、特に画像処理における画質改
善手法の1つであるメディアンフィルタ等に好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多入力データソーティングの第1
実施形態の機能ブロック図である。
【図2】図1中に示す入力制限回路の具体例のブロック
図である。
【図3】図1中に示す最大値検出回路の具体例のブロッ
ク図である。
【図4】図3中に示す最大値検出回路を構成するnビッ
ト2入力データ比較モジュールの詳細構成図である。
【図5】図1に示すの最大値一致検出回路の具体例のブ
ロック図である。
【図6】図5に示す最大値一致検出回路のデータ優先回
路の具体例のブロック図である。
【図7】本発明による多入力データソーティング回路の
9入力データの場合の処理方式を示す。
【図8】9入力データの場合におけるメディアンフィル
タの処理タイミングチャートである。
【図9】本発明による多入力データソーティング回路の
第2実施形態の機能ブロック図である。
【図10】従来技術の機能ブロック図である。
【符号の説明】
11 データレジスタ 12 入力データ制限回路 13 最大値検出回路 14 最大値ラッチ回路 15 最大値一致検出回路 16 タイミング制御回路 20a〜20m データセレクタ回路 30a、30b、… 2入力データ比較モジュール 31 データセレクタ 32 コンパレータ回路 50 データ優先回路 51 一致検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】m個のnビット入力データを受けて大きさ
    の順にソーティングして出力する多入力データソーティ
    ング回路において、 最大値のデータを検出する最大値検出回路と、該最大値
    検出回路の前段に設けられ、m個のデータセレクタ回路
    を有するデータ制限回路とを備えることを特徴とする多
    入力データソーティング回路。
  2. 【請求項2】前記最大値検出回路は、それぞれコンパレ
    ータ回路および該コンパレータ回路の比較出力で制御さ
    れるデータセレクタ回路を含む(m−1)個のnビット
    2入力データ比較モジュールより構成されることを特徴
    とする請求項1に記載の多入力データソーティング回
    路。
  3. 【請求項3】前記最大値検出回路が検出した最大値デー
    タを保存する最大値ラッチ回路からの前記最大値データ
    を受け、前記入力データと比較して一致検出する最大値
    一致検出回路を備え、該最大値一致検出回路の出力によ
    り前記データ制限回路の前記m個のデータセレクタ回路
    を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の多
    入力データソーティングを回路。
  4. 【請求項4】前記最大値一致検出回路は、2入力一致検
    出回路および1つの最大値データに対して複数の入力デ
    ータが一致した場合に、優先度を付けるデータ優先回路
    より構成されることを特徴とする請求項1、2又は3に
    記載の多入力データソーティング回路。
  5. 【請求項5】前記m個のnビット入力データを入力とす
    るm個のデータレジスタを有することを特徴とする請求
    項1、2、3又は4に記載の多入力データソーティング
    回路。
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