JP2001349520A - 一般廃棄物焼却炉及びその操業方法 - Google Patents

一般廃棄物焼却炉及びその操業方法

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JP2001349520A
JP2001349520A JP2000170520A JP2000170520A JP2001349520A JP 2001349520 A JP2001349520 A JP 2001349520A JP 2000170520 A JP2000170520 A JP 2000170520A JP 2000170520 A JP2000170520 A JP 2000170520A JP 2001349520 A JP2001349520 A JP 2001349520A
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JP
Japan
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waste
general
amount
incinerator
steam
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JP2000170520A
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English (en)
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Masaaki Nishino
雅明 西野
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は設計上の最大発熱量に近い状態で操
業することができ、発熱量の変動を調整し、燃焼の安定
化を図り、廃熱ボイラの蒸気発生量の安定化を確保でき
る一般ごみ焼却炉及びその操業方法を提供する。 【解決手段】 連続式ストーカ型一般ごみ焼却炉の通常
の構成に、制御装置12と、廃プラスチック供給装置1
3を付設する。制御装置12は一般ごみの設計上の単位
当り最大発熱量から求めた基準蒸気発生量と一般ごみを
実際に燃焼し熱交換させた蒸気発生量検出値との差を演
算処理し、それを発熱量差に換算して、廃プラスチック
で調整し、蒸気発生量を基準蒸気発生量に近づけるよう
に制御する。更に、廃プラスチックによる微調整を行
い、これらの廃プラスチックによる調整、微調整によ
り、一般ごみを燃焼するので、所定の温度範囲に維持し
ながら安定したガス燃焼をすることができ、廃熱ボイラ
の蒸気発生量の安定化を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般廃棄物焼却炉
及びその操業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般廃棄物焼却炉による一般廃棄物の焼
却が増加の傾向にある。廃棄物焼却炉で処理される廃棄
物は産業廃棄物と一般廃棄物に大別される。産業廃棄物
は燃えがら、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラス
チック類等であり、一般廃棄物は産業廃棄物以外の廃棄
物で、ごみ、粗大ごみ、し尿、その他である。
【0003】一般廃棄物の代表的な家庭ごみは紙、ちゅ
うかい、繊維、草木、プラスチック、ゴム皮革等で構成
されており、それらの発熱量は乾ベース低位発熱量(k
cal/kg)で、紙、ちゅうかい、繊維、草木が各々
3000〜5000(kcal/kg)程度、ゴム皮革
が5000〜6000(kcal/kg)程度、プラス
チックが6000〜8000(kcal/kg)程度で
あることが知られている。
【0004】従って、一般に家庭ごみを主体とした一般
ごみは、プラスチックが分別収集されている場合もある
が、乾ベース低位発熱量(kcal/kg)で4500
〜5500(kcal/kg)程度の低い発熱量であ
る。
【0005】一方、一般廃棄物焼却炉(以下一般ごみ焼
却炉という)例えばストーカ型一般ごみ焼却炉による一
般廃棄物(以下一般ごみという)の焼却では、燃焼室出
口温度が燃焼ガスのダイオキシン発生防止等から850
℃以上、NOX抑制、および飛灰のボイラチューブへの
付着防止等から950℃以下とされている。従って、燃
焼室出口温度を850℃以上950℃以下に維持するこ
とが必要である。
【0006】上記したように、一般ごみは多種多様で、
発熱量の多いもの、小さいものが含まれており、それら
を一般ごみ焼却炉で焼却した際に、発熱量の変動が激し
く燃焼の安定化が図れず、また、ボイラ等の熱交換器を
設けたごみ焼却炉では、蒸気発生量を安定して確保でき
ない。
【0007】特開平10−132247号公報には産業
廃棄物焼却炉投入管理方法が記載されている。図4に示
すように、各廃棄物貯溜槽3a〜3dは産業廃棄物の性
状により区別され、例えば熱量の高いものから低いもの
へと適宜段階的に区分される。
【0008】ここでは、ごみトラック5で収集される産
業廃棄物は、収集する場所によって発熱量等の性状が特
定され、場所毎に性状は一定とみなせるために、これを
仮の熱量値として推定して設定しておく。そこで、トラ
ック5が産業廃棄物を廃棄物貯溜槽3a〜3dへ搬入す
る場合に、受入廃棄物収録装置2に仮の熱量値を入力し
た後、所定性状の廃棄物貯溜槽3a〜3dへ搬入する。
【0009】前記産業廃棄物の性状(仮の熱量値)及び
計量器4で計測した産業廃棄物の搬入量は、信号aとし
て管理用計算機1に与えられ、管理用計算機1で管理さ
れる。
【0010】管理用計算機1にて所定の演算処理を行
い、信号bとしてごみ搬送装置6を制御する。この時の
制御は、熱量を均一化するために、例えば、廃棄物貯溜
槽3aからはV1,廃棄物貯溜槽3bからはV2だけを搬
送し、ごみ供給装置7a、7bから投入せよという制御
信号である。
【0011】廃棄物貯溜槽3a〜3dには所定の発熱量
毎に産業廃棄物が段階的に性状区分されているために、
廃棄物貯溜槽3a〜3dから焼却炉5aへの投入量を性
状毎に適宜選択すれば、焼却炉5aへの投入する産業廃
棄物の熱量も均一化して管理できる。従って、燃焼が安
定化し、熱交換器における蒸気発生量も安定化する。ま
た、上記廃棄物貯溜槽3a〜3dに区分された廃棄物を
所定の熱量になるように予め混合することもできる。
【0012】蒸気量検出手段は焼却炉付設の熱交換器に
設け、実際の熱量を検出し、炉内に投入した産業廃棄物
の熱量を求める。即ち。蒸気量の検出信号d1として蒸
気制御装置8aにより演算処理し、実際の熱量を求め
る。蒸気量の検出値が蒸気量の設定値より大きい場合
は、この差分だけ所定廃棄物貯溜槽の仮の熱量値を補正
して管理する。図4において、点線矢印は信号の流れ
で、符号a、b、c、d1、e1、e2、f1、f2、g1
2で示している。また、実線矢印は廃棄物の流れであ
る。
【0013】
【発明が解決する課題】前述したように、一般ごみは多
種多様で、発熱量の多いもの、小さいものが含まれてお
り、それらを一般ごみ焼却炉で焼却した際に、発熱量の
変動が激しく燃焼の安定化が図れず、また、ボイラ等の
熱交換器を設けた一般ごみ焼却炉では、蒸気発生量を安
定して確保できない。
【0014】一般ごみ焼却炉は上記のような発熱量の変
動が激しい一般ごみを焼却する目的で計画されているた
め、一般的には設計上限の一般ごみ発熱量(設計上の最
大発熱量)が余裕をもって計画され、廃熱ボイラの後段
の排ガス処理系統までこの設計上の最大発熱量を基にし
たものが設置されている。
【0015】前述した特開平10−132247号公報
による産業廃棄物焼却炉投入管理方法は、産業廃棄物を
性状(仮の熱量値)により所定の区分に分けて各貯溜槽
で貯蔵し、管理用演算手段により、所定の性状の産業廃
棄物を貯溜槽から適宜選択し、焼却炉への投入量及び混
合量を計算して産業廃棄物投入熱量を均一化することに
より、焼却炉への産業廃棄物投入量を制御して燃焼の安
定化、熱交換器における蒸気発生量の安定化を図るもの
である。
【0016】しかしながら、上記管理方法を家庭ごみに
そのまま適用した場合、家庭ごみによる紙、ちゅうか
い、繊維、草木、プラスチック、ゴム皮革等を性状区分
することはその作業が繁雑になり易く、またそれに伴う
貯溜槽等の設置に広い敷地を必要とし、実際上問題であ
る。一般ごみについても、分別しやすいプラスチック、
金属等は分別収集は開始されているが、分別回収された
廃プラスチックの処理方法は確立されていない。
【0017】また、発熱量の変動が激しい一般ごみを焼
却する目的で、一般ごみ焼却炉に計画されている、余裕
をもった設計上の最大発熱量と、実際に稼働する際に燃
焼される一般ごみ発熱量とのギャップについて、ここで
は何ら示唆されていない。
【0018】本発明者は、一般ごみ焼却による上記問題
点の解決を図るべく検討を行った。実際に稼働する際に
燃焼される一般ごみ発熱量は設計上の最大発熱量よりも
かなり低い。しかるに、一般ごみ焼却炉に接続される廃
熱ボイラ、廃熱ボイラの後段の排ガス処理系統までがこ
の設計上の最大発熱量を基にして設置されているので、
その為に、廃熱ボイラ、排ガス処理機器等は余裕を残し
て運転されており、能力一杯に運転されていない。それ
に着目して、本発明に到達したものである。
【0019】本発明は一般ごみ焼却炉で一般ごみを焼却
する際に、設計上の最大発熱量に近い状態で操業するこ
とができるとともに、一般ごみを性状区分しないで処理
し、発熱量の変動を調整し、燃焼の安定化を図り、廃熱
ボイラの蒸気発生量の安定化を確保できる一般ごみ焼却
炉及びその操業方法を提供するとともに分別回収された
廃プラスチックの安価な処理方法を提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明は、
一般ごみを供給し、それを焼却する、蒸気量検出装置を
具えた廃熱ボイラを接続した一般ごみ焼却炉において、
前記一般ごみの設計上の単位当り最大発熱量から求めた
ボイラ基準蒸気発生量(以下基準蒸気発生量という)と
該一般ごみを実際に燃焼し熱交換させたボイラ蒸気発生
量検出値(以下蒸気発生量検出値という)との差を演算
処理する制御装置と、廃プラスチック供給装置とを付設
したことを特徴とする一般ごみ焼却炉である。
【0021】上記発明によれば、基準蒸気発生量と蒸気
発生量検出値との差を演算処理する制御装置と、廃プラ
スチック供給装置とを付設したので、操業において基準
蒸気発生量と蒸気発生量検出値との差を演算処理し、そ
れを発熱量差に換算して、廃プラスチックで調整し、蒸
気発生量を基準蒸気発生量に近づけるように制御しなが
ら操業することができる。
【0022】従って、一般ごみ焼却炉は設計上の単位当
り最大発熱量に近い状態で操業し、それに接続された廃
熱ボイラを能力一杯に運転させることができる。
【0023】請求項2による発明は、請求項1による発
明において、廃熱ボイラを接続した一般ごみ焼却炉がス
トーカ型一般ごみ焼却炉であることを特徴とする。
【0024】上記発明によれば、ストーカ型一般ごみ焼
却炉を用いたので、廃プラスチックによる調整が容易で
あり、適切に蒸気発生量を基準蒸気発生量に近づけるよ
うに制御しながら操業することができる。
【0025】請求項3による発明は、請求項1又は請求
項2による発明において、廃プラスチック供給装置が、
発熱量調整供給装置と発熱量微調整供給装置に区分して
各々別個に設けられたことを特徴とする。
【0026】上記発明によれば、発熱量調整供給装置と
発熱量微調整供給装置に区分して各々別個に設けたの
で、発熱量調整による廃プラスチックの供給と、発熱量
微調整による廃プラスチックの供給がその供給量に対応
させてより適切に行うことができる。
【0027】請求項4による発明は、蒸気量検出装置を
具えた廃熱ボイラを接続した一般ごみ焼却炉に一般ごみ
を供給しそれを焼却する操業方法において、前記一般ご
みの設計上の単位当り最大発熱量から基準蒸気発生量を
求め、該一般ごみを実際に燃焼し熱交換させた蒸気発生
量を検出し、前記基準蒸気発生量と蒸気発生量検出値と
の差を演算処理し、それを発熱量差に換算して、廃プラ
スチックで調整し、蒸気発生量を基準蒸気発生量に近づ
けるように制御しながら操業することを特徴とする一般
ごみ焼却炉の操業方法である。
【0028】上記発明によれば、廃プラスチックによる
調整により、蒸気発生量を基準蒸気発生量に近づけるよ
うに制御しながら操業して、廃熱ボイラを能力一杯に運
転させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
によって詳述する。図1は本発明による実施の形態を示
す概略図である。一般ごみ焼却炉に連続式ストーカ型一
般ごみ焼却炉を用いている。廃熱ボイラ11を接続した
ストーカ型の一般ごみ焼却炉10は、通常の構成とし
て、焼却炉本体10aと、ホッパ17、乾燥ストーカ1
8、燃焼ストーカ19、後燃焼ストーカ20,落下灰コ
ンベヤ21から構成されており、ホッパ17に一般ごみ
を供給するための一般ごみ貯蔵容器22と一般ごみ供給
装置23が付設されている。
【0030】本発明では、上記通常の構成に加えて、制
御装置12と、廃プラスチック供給装置13を付設す
る。
【0031】制御装置12は比較演算部14と制御部1
5と蒸発量検出装置(センサー)16aを具えた検出部
16とから構成されて、一般ごみの設計上の単位当り最
大発熱量から求めた基準蒸気発生量と一般ごみを実際に
燃焼し熱交換させた蒸気発生量検出値との差を演算処理
し、それを発熱量差に換算して、廃プラスチックで調整
し、蒸気発生量を基準蒸気発生量に近づけるように制御
する。
【0032】廃プラスチック供給装置13は制御装置1
2の制御部15からの指令により適切な廃プラスチック
量を一般ごみ焼却炉10に供給する機能を備えている。
符号24は廃プラスチック貯蔵容器である。
【0033】次に本発明の限定理由についてべる。本発
明では一般ごみの焼却を対象としている。産業廃棄物は
燃えがら、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチ
ック類等で区分が容易で、適切な処理がとり易い。これ
に対して、一般廃棄物は、家庭ごみを主体としており、
家庭ごみは紙、ちゅうかい、繊維、草木、プラスチッ
ク、ゴム皮革等で構成されており、その作業区分が煩雑
で実際上困難であり、適切な処理がとり難い。
【0034】現在、一般ごみ焼却炉による一般ごみの焼
却は増加の傾向にあり、一般ごみの適切な処理が強く望
まれているので、それに答えるべく一般ごみの焼却に限
定した。
【0035】本発明では、一般ごみ焼却炉による廃熱を
積極的に利用することを前提として、廃熱ボイラを接続
した一般ごみ焼却炉に限定し、一般ごみの焼却に付加価
値を付与させる。
【0036】一般ごみの焼却に付加価値を付与させる手
段として、廃プラスチック供給装置13を設けて、廃プ
ラスチック貯蔵容器24からの廃プラスチックを熱量調
整材として一般ごみ焼却炉10に供給する。
【0037】廃プラスチックは産業廃棄物において区分
処理されて、例えば再生プラスチックの原料、高炉での
還元剤、油化による燃料等としての再利用が種々検討さ
れて、その一部が実用化されている。しかし、未だ充分
に再利用されていない。そこで、本発明では、廃プラス
チックを再利用するための一端として扱う。
【0038】廃プラスチックは、種々のプラスチック、
例えばポリエチレン、ボリプロピレン、ポリウレタン、
ABS樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等、それらの混合物で
あってもよい。形態は、棒状、薄片状、粉末状等、種々
のものを用いることができる。
【0039】また、予め塩素含有プラスチックを除去し
た廃プラスチックを用いて、塩素含有に伴う消石灰等の
脱塩材、その処理設備等を軽減させることができる。
【0040】廃プラスチックの再利用の仕方としては、
実際に稼働する際に燃焼される一般ごみ発熱量は設計上
の最大発熱量よりもかなり低い。しかるに、一般ごみ焼
却炉に接続される廃熱ボイラ、廃熱ボイラの後段の排ガ
ス処理系統までがこの設計上の最大発熱量を基にして設
置されているので、その為に、廃熱ボイラ、排ガス処理
機器等は余裕を残して運転されており、能力一杯に運転
されていない。そこで、熱量調整材として、廃プラスチ
ックを一般ごみ焼却炉10に供給し、設計上の最大発熱
量に近い状態で操業して、廃熱ボイラ11、排ガス処理
機器等を能力一杯に運転させる。
【0041】次に、本発明による一般ごみ焼却炉の操業
方法について詳述する。制御装置12の比較演算部14
には一般ごみの設計上の単位当り最大発熱量から求めた
ボイラ基準蒸気発生量が入力されている。一般ごみ貯蔵
容器22から切出された一般ごみが一般ごみ供給装置2
3を介して焼却炉10のホッパ17に所定量W供給され
る。
【0042】供給された一般ごみはシュートを通り乾燥
ストーカ18に送られ、そこで乾燥される。一般ごみは
水分を含んでいるので、乾燥ストーカ18上で着火アー
チ、及び火炎からの輻射熱によりごみ層表面から乾燥
し、一部表面燃焼が起こる。
【0043】乾燥ストーカで乾燥された一般ごみは階段
的に燃焼ストーカ16に移動してそこで燃焼される。燃
焼ストーカ16の前部と前記乾燥ストーカ18の後部で
は還元ガスの放出と部分燃焼が始まる。燃焼ストーカ1
6の中央部では火炎を上げて盛んに燃え、後部ではおき
燃焼となる。
【0044】燃焼ストーカ16で燃焼された一般ごみは
階段的に後燃焼ストーカ20に移動し、そこで充分に燃
焼される。後燃焼ストーカ20ではおき燃焼で灰を生じ
る。燃焼ストーカ16、後燃焼ストーカ20によるおき
燃焼で生じた灰は、燃焼ストーカ16、後燃焼ストーカ
20から落下し、落下灰コンベヤ21により灰ピット2
5に送られる。
【0045】一般ごみを燃焼するための燃焼用空気は押
込み送風機、空気予熱器を経て矢印に示すように各スト
ーカに送られる。
【0046】一般ごみ焼却本体10aで一般ごみの燃焼
によって発生した850℃〜950℃の高温の燃焼ガス
は、一般ごみ焼却本体10aの上部に接続された廃熱ボ
イラ11で給水と熱交換して蒸気を発生させる。発生し
た蒸気は蒸気量検出装置16aにより蒸気発生量が検出
される。廃熱ボイラ11を通過した燃焼ガスは排ガスと
して急速反応塔等で処理されて、煙突から大気中に放散
される。発生した蒸気は蒸気タービン28に送られる。
【0047】一方、廃熱ボイラ11で蒸気量検出装置1
6aにより検出された蒸気発生量検出値は、信号により
制御装置12の検出部16から比較演算部14に入力さ
れ、そこで基準蒸気発生量と蒸気発生量検出値との差が
演算処理され、発熱量差に換算されて制御部16に入力
され、制御部16から廃プラスチック供給装置13と一
般ごみ供給装置22に指令される。
【0048】廃プラスチック供給装置13と一般ごみ供
給装置22では指令により、廃プラスチックと一般ごみ
の合量が、設計上の単位当り最大発熱量(kcal/k
g)またはそれに近い所定の発熱量(kcal/kg)
になるように、廃プラスチック供給装置13から廃プラ
スチック量W2、一般ごみ供給装置22から一般ごみ量W
1がホッパ17に供給される。
【0049】この段階の廃プラスチックは調整廃プラス
チックとして扱われる。廃プラスチック量W2、一般ごみ
量W1は制御装置12に入力される。
【0050】調整廃プラスチックにより調整された一般
ごみ(以下調整一般ごみという)は同様に一般ごみ焼却
炉10で焼却されて、発生した燃焼ガスは廃熱ボイラ1
1で給水と熱交換して、蒸気発生量が検出される。
【0051】この場合は、最初の場合と異なり、設計上
の単位当り最大発熱量に近い状態で調整一般ごみを燃焼
しているので、基準蒸気発生量と蒸気発生量検出値との
差は非常に小さい。
【0052】本発明ではより蒸気発生量の安定化を図る
べく、蒸気発生量検出値が基準蒸気発生量より少ない場
合には、制御装置12から廃プラスチック供給装置13
に指令される。
【0053】指令により、廃プラスチック供給装置13
では設計上の単位当り最大発熱量(kcal/kg)に
なるように、廃プラスチック量W3がホッパ17に供給
される。この段階の廃プラスチックは微調整廃プラスチ
ックとして扱われる。
【0054】微調整廃プラスチック量は調整廃プラスチ
ッ量に比較して非常に少ない量なので、調整一般ごみに
上乗せして処理される。
【0055】最初の調整一般ごみによる基準蒸気発生量
と蒸気発生量検出値との差を演算処理し、それを発熱量
差に換算して、調整一般ごみが過剰分の発熱量になった
場合は、許容範囲内であればそのまま継続し、それを超
えた場合は、調整一般ごみの廃プラスチック量の割合を
少なくして調整する。
【0056】また、廃プラスチックによる調整、微調整
により、一般ごみを燃焼するので、所定の温度範囲に維
持しながら安定したガス燃焼をすることがでる。
【0057】図1に示す一般ごみ焼却炉を用いて、操業
した場合の廃プラスチックの調整による蒸気発生量の状
態を図2によって述べる。
【0058】図2は本発明による廃プラスチック調整に
よる蒸気発生量の状態の一例を示す図である。図の上部
は一般ごみ、調整一般ごみ、微調整一般ごみの発熱量の
状態を示し、下部はそれに対応した蒸気発生量の状態を
示す。
【0059】設計上の最大発熱量は湿ベース低位発熱量
で3200(kcal/kg)であり、それから求めた
蒸気発生量を基準蒸気発生量(ton/h)とした。し
かし、ここでは3000(kcal/kg)から求めた
蒸気発生量を所定基準蒸気発生量(ton/h)として
用いた。
【0060】設計上の最大発熱量に近づけた発熱量を3
000(kcal/kg)とし、所定基準蒸気発生量
(ton/h)を求めてそれを操業の基準にしたのは、
廃プラスチックの調整による調整一般ごみが、短期的な
変動により2900〜3100(kcal/kg)で変
動すると考えられたので、蒸気発生量(ton/h)が
変動しても基準蒸気発生量(ton/h)を超えないよ
うにしたことによる。
【0061】一般ごみ焼却の段階(最初の段階)では、
一般ごみは経験的に長期的には2000〜2500(k
cal/kg)程度の変動幅を有している。そのような
変動幅の発熱量を有する一般供給ごみ量Wを一般供給ご
み供給装置24から一般ごみ焼却炉10に供給した。そ
の場合の蒸気発生量(ton/h)(平均値)と基準蒸
気発生量(ton/h)との差をL1(ton/h)で
示し、所定基準蒸気発生量(ton/h)との差をL2
(ton/h)で示した。
【0062】調整一般ごみ焼却の段階では、L2(to
n/h)を発熱量(kcal/kg)に換算して廃プラ
スチックで調整して調整ごみの単位当りの発熱量を30
00(kcal/kg)として、廃プラスチック供給装
置13から廃プラスチック量W2を供給し、一般ごみ供
給装置22から一般ごみ量W1を供給した。W2+W1=W
である。
【0063】一般ごみ焼却炉10は設計上の単位当り最
大発熱量に近い状態の3000(kcal/kg)で操
業し、それに接続された廃熱ボイラは能力一杯に近い運
転ができた。しかし、調整一般ごみは短期的な変動によ
り3100(kcal/kg)で変動すると考えられ、
燃焼により発生した蒸気発生量も変動幅は小さいが変動
した。
【0064】微調整一般ごみ焼却の段階では、単位当り
の発熱量3000(kcal/kg)から求めた所定の
基準蒸気発生量L2(ton/h)を確実に安定して確
保するために、3100±50(kcal/kg)の範
囲で廃プラスチックを供給して微調整した。これらによ
る蒸気発生量(ton/h)は設計上の最大発熱量32
00(kcal/kg)から求めた基準蒸気発生量によ
り近づけものである。
【0065】ここでは、廃プラスチックを供給して31
00±50(kcal/kg)に微調整ごみの発熱量を
微調整して、蒸気発生量を基準蒸気発生量に近づけるよ
うに制御する。
【0066】最大発熱量3200(kcal/kg)と
3150(kcal/kg)との差による50(kca
l/kg)は蒸気発生量の変動による過剰分が生じても
許容できる安全範囲とした。所定基準蒸気発生量等は必
要に応じて種々の値を設定することができる。
【0067】図3は本発明による廃プラスチック供給装
置の他の例を示す概略図である。図1と共通する箇所は
同じ符号を付けて、その説明の一部を省略した。
【0068】廃プラスチック供給装置は発熱量調整供給
装置26と発熱量微調整供給装置27に区分して各々別
個に設けられている。発熱量微調整供給装置27は一般
焼却炉10の燃焼ストーカ19の上方に廃プラスチック
を供給できるようにしている。燃焼ストーカ19上は燃
焼帯で供給された廃プラスチックが直ぐに燃焼して、迅
速に発熱量の調整ができる。
【0069】本発明では、ごみ焼却炉について、ストー
カ式一般ごみ焼却炉で述べたが、これに限定されるもの
ではなく、一般ごみ焼却用流動炉等にも適用できる。以
下に本発明の効果を列挙する。
【0070】一般ごみ焼却炉の設計上の最大発熱量に近
い状態で、一般ごみを燃焼できるので、焼却炉に接続さ
れた上記最大発熱量を基準とした廃熱ボイラについて最
大能力で運転ができる。同様に廃熱ボイラの後部に接続
される排ガス処理設備等もその最大能力で稼働できる。
【0071】一般ごみに安定した高い発熱量の廃ブラス
チックを加えて発熱量を調整するので、調整一般ごみは
一般ごみに比較して発熱量の変動割合をかなり小さくで
きる。
【0072】また、更に廃ブラスチックを加えて発熱量
を微調整するので、微調整一般ごみは発熱量の変動幅を
より小さくできる。従って、上記調整一般ごみ、微調整
一般ごみの燃焼によって熱交換された蒸気発生量は廃熱
ボイラの最大能力で安定して確保できる。
【0073】廃ブラスチックについて、廃ブラスチック
の燃焼に必要な排ガス処理施設等が一般ごみ焼却炉に備
えられているので、また、ストーカ炉の場合燃焼される
ごみの形状的な制限が少ない為前処理等を簡便にして、
再利用ができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明は、一般ごみの設
計上の単位当り最大発熱量から求めた基準蒸気発生量と
該一般ごみを実際に燃焼し熱交換させた蒸気発生量検出
値との差を演算処理する制御装置と、廃プラスチック供
給装置を付設することにより、上記基準蒸気発生量と蒸
気発生量検出値との差を演算処理し、それを発熱量差に
換算して、廃プラスチックで調整し、蒸気発生量を基準
蒸気発生量に近づける制御をしながら、設計上の最大発
熱量に近い状態で操業することができるとともに、一般
ごみを性状区分しないで処理し、発熱量の変動を調整
し、燃焼の安定化を図り、廃熱ボイラの蒸気発生量を最
大能力で安定して確保できる。また、簡単な設備を付加
することによって廃ブラスチツクを処理、有効利用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態を示す概略図である。
【図2】本発明による廃プラスチック調整による単位当
り発熱量の状態の一例を示す図である。
【図3】本発明による廃プラスチック供給装置の他の例
を示す概略図である。
【図4】従来による産業廃棄物焼却炉の投入管理の一例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 一般ごみ焼却炉 10a ストーカ型一般ごみ焼却炉 11 廃熱ボイラ 12 制御装置 13 廃プラスチック供給装置 14 比較演算部 15 制御部 16 蒸気量検出装置 17 ホッパ 18 乾燥ストーカ 19 燃焼ストーカ 20 後燃焼ストーカ 21 落下灰コンベヤ 22 一般ごみ貯蔵容器 23 一般ごみ供給装置 24 廃プラスチック貯蔵容器 25 灰ピツト 26 廃プラスチック調整供給装置 27 廃プラスチック微調整供給装置 28 蒸気ターピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23G 5/46 ZAB B09B 3/00 303J 303F Fターム(参考) 3K062 AA01 AA23 AB01 AC01 AC12 AC13 AC14 AC17 BA02 CB09 DA16 DA36 DB12 3K065 AA01 AA23 AB01 AC01 AC12 AC13 AC14 AC17 BA03 BA06 EA04 EA15 EA22 EA28 JA05 JA18 4D004 AA07 AA46 AB06 BA03 CA28 CA42 CA50 CB02 CB34 CB41 CC02 CC11 DA01 DA02 DA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般廃棄物を供給し、それを焼却する、
    蒸気量検出装置を具えた廃熱ボイラを接続した一般廃棄
    物焼却炉において、前記一般廃棄物の設計上の単位当り
    最大発熱量から求めたボイラ基準蒸気発生量と該一般廃
    棄物を実際に燃焼し熱交換させたボイラ蒸気発生量検出
    値との差を演算処理する制御装置と、廃プラスチック供
    給装置とを付設したことを特徴とする一般廃棄物焼却
    炉。
  2. 【請求項2】 廃熱ボイラを接続した一般廃棄物焼却炉
    がストーカ型一般廃棄物焼却炉であることを特徴とする
    請求項1記載の一般廃棄物焼却炉。
  3. 【請求項3】 廃プラスチック供給装置が、発熱量調整
    供給装置と発熱量微調整供給装置に区分して各々別個に
    設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の一般廃棄物焼却炉。
  4. 【請求項4】 蒸気量検出装置を具えた廃熱ボイラを接
    続した一般廃棄物焼却炉に一般廃棄物を供給しそれを焼
    却する操業方法において、前記一般廃棄物の設計上の単
    位当り最大発熱量からボイラ基準蒸気発生量を求め、該
    一般廃棄物を実際に燃焼し熱交換させたボイラ蒸気発生
    量を検出し、前記ボイラ基準蒸気発生量とボイラ蒸気発
    生量検出値との差を演算処理し、それを発熱量差に換算
    して、廃プラスチックで調整し、蒸気発生量を基準蒸気
    発生量に近づけるように制御しながら操業することを特
    徴とする一般廃棄物焼却炉の操業方法。
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