JP2001349367A - フロントフォーク - Google Patents

フロントフォーク

Info

Publication number
JP2001349367A
JP2001349367A JP2000168151A JP2000168151A JP2001349367A JP 2001349367 A JP2001349367 A JP 2001349367A JP 2000168151 A JP2000168151 A JP 2000168151A JP 2000168151 A JP2000168151 A JP 2000168151A JP 2001349367 A JP2001349367 A JP 2001349367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
oil reservoir
damper cylinder
free piston
inner tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000168151A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Nagai
修 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Corp filed Critical Showa Corp
Priority to JP2000168151A priority Critical patent/JP2001349367A/ja
Publication of JP2001349367A publication Critical patent/JP2001349367A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキング時の高荷重と、旋回時の車高即
ち車輛姿勢を低く抑えることを両立させることができる
スプリング荷重特性を備えたフロントフォークを提供す
ること。 【解決手段】 アウタチューブ1とインナチューブ2内
に、ダンパシリンダ7をインナチューブ2に、ピストン
ロッド20をアウタチューブ1に取り付けた自動二輪車
の倒立型フロントフォーク10において、 ダンパシリ
ンダ7外周の環状の油溜室にフリーピストン46を設け
て上下の油溜室B1、B2に区画し、フリーピストン4
6に下部油溜室B2から上部油溜室B1への流れを阻止
するチェック弁53を設け、フリーピストン46にて懸
架スプリング60の下端を支持し、フリーピストン46
は一定以上圧縮ストロークした際に、下部油溜室B1を
上部油溜室B2に連通させるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のフロ
ントフォーク、特に、オンロードレース用のフロントフ
ォークに関し、圧縮時と伸張時で異なるばね荷重特性を
備えたフロントフォークに関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のオンロードレース用のフロ
ントフォークには、以下に述べるような性能が要求され
る。 (a) 平坦な路面の高速直進走行時には、小さなスプリン
グ反力で路面振動の吸収性を上げること。
【0003】(b) コーナーに入る手前でブレーキをかけ
て減速をかけるブレーキング時のように、フロントフォ
ークが高速で大きく沈み込むときには、大きなスプリン
グ反力で、フロントフォークの沈み込みを抑えること。
【0004】(c) ブレーキング後のコーナリング中のよ
うに、一定の速度で定常旋回走行するときには、スプリ
ング反力の上昇を抑えて車高を低く保ち、走行安定性を
向上すること。
【0005】(d) コーナリング中の加速時のように、フ
ロントフォークが圧縮された状態から伸長するときに
は、フロントフォークが伸びないようにしてアンダステ
アになるのを抑え、旋回性を向上させること。
【0006】しかしながら、従来のフロントフォークの
スプリング荷重特性は、図7に示すように、圧縮時と伸
張時で同一のスプリング荷重特性を示す。従って、ブレ
ーキング時に合わせた高荷重特性に設定すると、ブレー
キング後の一定の速度で旋回走行するときにおけるスプ
リング荷重が大きくなって、車高即ち車輛の姿勢が高く
なり、旋回性が悪くなる。また、圧縮状態から伸長行程
に移るときに、フロントフォークの伸びを抑えることに
困難がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ブレ
ーキング時の高荷重と、旋回時の車高即ち車輛姿勢を低
く抑えることを両立させることができるスプリング荷重
特性を備えたフロントフォークを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車体側のアウタチューブ内に車軸側のインナチュー
ブを摺動自在に挿入し、前記インナチューブ内にダンパ
シリンダを立設し、ダンパシリンダ内に先端部にピスト
ンを取り付けたピストンロッドを摺動自在に挿入し、ピ
ストンロッドの基端部を前記アウタチューブに取り付
け、前記ダンパシリンダ内に前記ピストンロッドが収容
されるピストンロッド側油室と、ピストンロッドが収容
されないピストン側油室を形成し、前記ダンパシリンダ
と前記インナチューブとの間に、前記ピストン側油室と
連通する環状の油溜室を形成し、前記アウタチューブと
前記インナチューブとの間に、アウタチューブとインナ
チューブを伸張方向に付勢する懸架スプリングを設けた
自動二輪車の倒立型フロントフォークにおいて、前記環
状の油溜室内に、フリーピストンを摺動自在に設け、フ
リーピストンの下部に前記ダンパシリンダ内のピストン
側油室と連通する下部油溜室を区画するとともに、上部
に上部油溜室を区画し、前記フリーピストンに前記下部
油溜室から前記上部油溜室への流れを阻止するチェック
弁を設け、前記フリーピストンにて前記懸架スプリング
の下端を支持し、前記フリーピストンは、一定以上圧縮
ストロークした際に、前記下部油溜室と前記上部油溜室
を連通させるようにしたものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、車体側のアウタ
チューブ内に車軸側のインナチューブを摺動自在に挿入
し、前記インナチューブ内にダンパシリンダを立設し、
ダンパシリンダ内に先端部にピストンを取り付けたピス
トンロッドを摺動自在に挿入し、ピストンロッドの基端
部を前記アウタチューブに取り付け、前記ダンパシリン
ダ内に前記ピストンロッドが収容されるピストンロッド
側油室と、ピストンロッドが収容されないピストン側油
室を形成し、前記ダンパシリンダと前記インナチューブ
との間に、前記ピストン側油室と連通する環状の油溜室
を形成し、前記アウタチューブと前記インナチューブと
の間に、アウタチューブとインナチューブを伸張方向に
付勢する懸架スプリングを設けた自動二輪車等の倒立型
フロントフォークにおいて、前記環状の油溜室内に、フ
リーピストンを摺動自在に設けて、フリーピストンの下
部に前記ダンパシリンダ内のピストン側油室と連通する
下部油溜室を区画するとともに、フリーピストンの上部
に上部油溜室を区画し、前記ダンパシリンダ内の油室を
加圧する方向に前記フリーピストンを付勢するスプリン
グを設け、前記フリーピストンに前記下部油溜室から前
記上部油溜室への流れを阻止する方向にチェック弁を設
け、前記フリーピストンは、一定以上圧縮ストロークし
た際に、前記下部油溜室と前記上部油溜室を連通させる
ようにしたものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において更に、前記ダンパシリンダの外周
に縮径部を形成し、前記フリーピストンが一定以上圧縮
ストロークした際に、この縮径部に前記フリーピストン
の内周に設けたシール部材が対向することにより前記下
部油溜室を前記上部油溜室に連通させるようにしたもの
である。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記〜の
作用がある。 圧縮時には、ダンパシリンダ内にピストンロッドが進
入してフリーピストンが上動するため、懸架スプリング
は、フロントフォークのストロークに加えて、フリーピ
ストンがストロークした分余計に撓む。これにより、懸
架スプリングのばね荷重を高くすることができる。従っ
て、ブレーキング時に前輪側フロントフォークが沈み込
むことを抑えることができる。
【0012】フリーピストンが一定以上ストロークし
て、フリーピストンの下部油溜室が上部油溜室に連通す
ると、懸架スプリングは、フロントフォークのストロー
ク分のみ撓むため、懸架スプリングのばね荷重は下が
る。これにより、ブレーキング後の旋回時における前輪
側フロントフォークの車高を低くすることができ、車輛
姿勢を低く抑えることができる。
【0013】圧縮行程から伸張行程に移ると、懸架ス
プリングは、フロントフォークのストロークに加えて、
フリーピストンのストローク分余計に伸びるために、ば
ね荷重の低下が大きくなる。これにより、旋回中の加速
時における前輪側フロントフォークの浮き上がりを抑え
ることができる。
【0014】フリーピストンが底付きした時点から、
懸架スプリングの伸びはフロントフォークのストローク
分のみとなり、懸架スプリングのばね荷重は緩やかに低
下する。
【0015】請求項2に記載の本発明によれば下記〜
の作用がある。 圧縮時には、ダンパシリンダ内にピストンロッドが進
入してフリーピストンが上動するため、フロントフォー
クには、懸架スプリングのスプリング荷重とフリーピス
トンを付勢するスプリングのスプリング荷重を加えた合
成ばね反力が作用する。従って、ブレーキング時に前輪
側フロントフォークが沈み込みのを抑えることができ
る。
【0016】フリーピストンが一定以上ストロークし
て、フリーピストンの下部油溜室が上部油溜室に連通す
ると、懸架スプリングのみが撓むため、フロントフォー
クのばね反力は下がる。これにより、ブレーキング後の
旋回時における前輪側フロントフォークの車高を低くす
ることができ、車輛姿勢を低く抑えることができる。
【0017】圧縮行程から伸張行程に移ると、懸架ス
プリングのばね荷重の低下に加え、フリーピストンが下
動することにより、フリーピストンを付勢していたスプ
リングのばね荷重も下がり、ばね反力荷重の低下が大き
くなる。これにより、旋回中の加速時における前輪側フ
ロントフォークの浮き上がりを抑えることができる。
【0018】フリーピストンが底付きした時点から、
懸架スプリングのばね荷重のみとなり、懸架スプリング
のばね荷重は緩やかに低下する。
【0019】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ダンパシリンダの下部外周に縮径部を形成することに
より、フリーピストンが、一定以上ストロークした際
に、下部油溜室と上部油溜室を連通させる連通路を形成
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
り、左側半分はフロントフォークの乗車1G位置を示す
断面図で、右側半分は上部油溜室と下部油溜室の連通時
の圧縮位置を示す要部断面図、図2は図1の上部拡大
図、図3は図1の下部拡大図、図4は図1、3の要部拡
大図、図5は本発明の第2実施形態に係り、左側半分は
フロントフォークの乗車1G位置を示す断面図で、右側
半分は上部油溜室と下部油溜室の連通時の圧縮位置を示
す要部断面図、図6は本発明のフロントフォークのスプ
リング荷重特性線図、図7は従来のフロントフォークの
スプリング荷重特性線図である。
【0021】(第1実施形態)(図1〜図4) フロントフォーク10は、図1に示す如く、アウタチュ
ーブ1内に、インナチューブ2が摺動自在に挿入され、
アウタチューブ1は上部ブラケット(不図示)を介して
車体側に結合され、インナチューブ2は車軸ブラケット
3を介して車軸側に結合される。アウタチューブ1の下
部開口端の内周には、インナチューブ2の外周に摺接す
る下部ブッシュ4が固定され、インナチューブ2の上部
外周には、アウタチューブ1の内周に摺接する上部ブッ
シュ5が固定されている。アウタチューブ1とインナチ
ューブ2の間には、上下のブッシュ5、4で区画される
環状の隙間からなる油室S1が区画形成される。尚、上
部ブッシュ5はアウタチューブ1の内周に固定されるも
のでもよい。6はオイルシールである。
【0022】また、インナチューブ2内の車軸ブラケッ
ト3の底部には、ダンパシリンダ7が立設されている。
そして、ダンパシリンダ7内には、後述する圧側減衰力
発生装置11を支持する支持部材12が嵌挿され、この
支持部材12は、ダンパシリンダ7の下部内周に嵌着さ
れたストッパリング13の上部に段部を介して係止して
いる(図4)。そして、支持部材12の下部孔内に、車
軸ブラケット3の底部外方から挿入されたボルト14が
螺合され、ボルト14を締めつけることにより、ダンパ
シリンダ7がストッパリング13を介して車軸ブラケッ
ト3の底部に固定される。15は、銅パッキンである。
【0023】また、ダンパシリンダ7の上端部内周に螺
着されたロッドガイド16の内周にOリングを介してブ
ッシュ17が設けられている。更に、ブッシュ17の内
周を挿通してピストンロッド20がダンパシリンダ7内
に挿入され、ピストンロッド20の先端部には伸側減衰
力発生装置21が設けられている。即ち、ピストンロッ
ド20の先端部にはピストンホルダ22が螺着され、ピ
ストンホルダ22の外周にダンパシリンダ7内をピスト
ンリング23を介して摺動するピストン24がナット2
5にて固定されている。更に、ダンパシリンダ7内には
作動油が封入されて油室が形成されている。ピストン2
4は、ダンパシリンダ7内にピストンロッド20が収容
されるピストンロッド側油室A1と、ピストンロッド2
0が収容されないピストン側油室A2を区画形成してい
る。
【0024】また、ピストン24にはダンパシリンダ7
内の両側の油室A1、A2を連通する圧側ポート(不図
示)と伸側ポート26が設けられ、圧側ポートには、圧
縮時に開くチェック弁27が設けられ、伸側ポート26
には伸張時に減衰力を発生する伸側バルブ30が設けら
れている。
【0025】また、ピストンロッド20内には伸側減衰
力調整装置31が設けられている。即ち、ピストンホル
ダ22には、ピストン24の圧側ポート(不図示)、伸
側ポート26をバイパスするバイパス油路32が設けら
れ、このバイパス油路32にニードル弁33が臨み、ニ
ードル弁33は調整ロッド34により軸方向に進退して
バイパス油路32の開口面積を調整可能としている。3
5は、最伸張時にピストンホルダ22の拡径部に当接し
て最伸張時の緩衝をなすリバウンドスプリングである。
【0026】また、図4に示すように、ダンパシリンダ
7内の下部には圧側減衰力発生装置11が設けられてい
る。即ち、ダンパシリンダ7の内周下部に嵌挿された支
持部材12に上方から中空ボルト37が螺着され、中空
ボルト37の外周にベースピストン40が固定されてい
る。ベースピストン40には圧側ポート41と伸側ポー
ト42が設けられ、圧側ポート41にピストンロッド2
0の進入体積分の作動油に対し圧側減衰力を発生する圧
側バルブ43が設けられ、伸側ポート42に伸長時に開
く伸側チェック弁44が設けられている。そして、ベー
スピストン40の下部にベースピストン側油室A3が区
画される。
【0027】また、ダンパシリンダ7の下部外周は大径
に形成され、この大径部7aの上方は小径の縮径部7b
とされている。更に、ダンパシリンダ7の外周とインナ
チューブ2の間には、環状の油溜室が形成されている。
【0028】ここで、該環状の油溜室内にはフリーピス
トン46が摺動自在に設けられ、フリーピストン46の
内周にはダンパシリンダ7の大径部7aに摺接するガイ
ドブッシュ47とシール部材のOリング50が設けら
れ、外周にはインナチューブ2の内周に摺接するガイド
ブッシュ51が嵌着され、環状の油溜室を上部油溜室B
1と下部油溜室B2に区画している。上部油溜室B1の
上部はエアー室が形成されている。更に、ダンパシリン
ダ7の下部には連通孔48が設けられ、ダンパシリンダ
7内のベースピストン側油室A3とダンパシリンダ7外
側の下部油溜室B2を連通している。
【0029】また、フリーピストン46には、上下の油
溜室B1、B2を連通する油路52が形成され、この油
路52に下部油溜室B2から上部油溜室B1への流れを
阻止するチェック弁53が設けられ、チェック弁53は
バルブシート54との間に介装されたバルブスプリング
55にて付勢されている。
【0030】また、フリーピストン46の上部には、後
述する懸架スプリング60の下端部を支持する外周に切
り欠きを形成したばね受部46aが形成されている。
【0031】更に、車軸ブラケット3の前方には圧側減
衰力調整装置61が設けられている。そして、中空ボル
ト37、支持部材12およびボルト14内の通路62、
車軸ブラケット3の通路63、圧側減衰力調整装置61
内の通路64、車軸ブラケット3の通路65が、ベース
ピストン40の圧側バルブ43をバイパスする油路を構
成し、圧側減衰力調整装置61は、このバイパス通路の
途中に介装されている。圧側減衰力調整装置61のハウ
ジング66内には、バイパス油路の開口面積を調整する
ニードル弁67が進退自在に螺合され、ニードル弁67
はアジャスター70にて回転され圧側減衰力を調整可能
としている。
【0032】また、図2に示すように、ピストンロッド
20の上端部には、円筒状のガイド部材71がロックナ
ット72にて螺着固定されている。そして、ピストンロ
ッド20の上端部は、円筒状のガイド部材71を介して
凹状のフォークキャップ73の底部73aに固定され、
フォークキャップ73は、Oリングを介してアウタチュ
ーブ1の上端部内周に気密に螺着されている。
【0033】フォークキャップ73の底部73aには、
3つの貫通孔77が円周上に等分に穿設され、3つの貫
通孔77内に挿入される3本のピン75と、この3本の
ピン75の上端部をインサート成形した樹脂製の環状ワ
ッシャー78からなる押圧部材79が設けられている。
また、円筒状のガイド部材71の外周にはスプリングア
ジャスター74が進退自在に螺合され、押圧部材79を
軸方向に進退させることにより後述する懸架スプリング
60のばね荷重を調整している。
【0034】また、円筒状のガイド部材71の下部外周
上に、カップ状のスプリングジョイント76が設けら
れ、スプリングジョイント76の筒状部がOリングを介
してフォークキャップ73の下部外周に係止され、底部
上面に前述した3本のピン75の下端部が当接してい
る。
【0035】更に、スプリングジョイント76の下面に
は、環状のボス部76aが形成され、ボス部76aの外
周にテーパ面(不図示)を介して円筒状の第1スプリン
グカラー80の上端が当接し、第1スプリングカラー8
0の下端にはインナチューブ2の内周に摺接する第1ピ
ストン80aが設けられている(図2)。
【0036】また、第1スプリングカラー80の下端に
連設して第2スプリングカラー81が設けられ、第2ス
プリングカラー81の下端部外周には、インナチューブ
2の内周に摺接する第2ピストン81aが設けられてい
る。また、第2スプリングカラー81には連通孔82が
形成されている。
【0037】これにより、カップ状のスプリングジョイ
ント76、第1スプリングカラー80、第1ピストン8
0aは、油溜室上部のエアー室を内側と外側のエアー室
C1、C2に区画している。
【0038】また、インナチューブ2には上下方向に間
隔をおいて2つの連通孔83、84が設けられている。
更に、インナチューブ2の内周には、図1、2の左側半
分に示す乗車1G位置のときに、第1ピストン80aの
外周とインナチューブ2との間に僅かな隙間が形成され
るように、また、ブレーキング時の圧縮位置ではこの隙
間が消滅するように、インナチューブ2の先端部から下
方に徐々に縮径するテーパ面(不図示)が形成されてい
る。
【0039】これにより、ブレーキング時に、上部連通
孔83が第1ピストン80aの上方に移動すると、内側
のエアー室C1が、上部油溜室B1、第2スプリングカ
ラー81の連通孔82、インナチューブ2の下部連通孔
84、インナチューブ2の外周とアウタチューブ1の間
の環状隙間S1および上部連通孔83を介して、外側の
エアー室C2に連通する。
【0040】ここで、第2ピストン81aの下端部は、
懸架スプリング60の上部を支持するばね受けを兼ね、
懸架スプリング60の下端部は前述したフリーピストン
46にて支持されている。
【0041】尚、円筒状のガイド部材71の内周にはア
ジャスター85が回転自在に螺合され、調整ロッド34
を介してニードル弁33を進退させ、ピストンホルダ2
2内のバイパス油路32の開口面積を調整している。
【0042】また、ピストンロッド20の外周にはダン
パシリンダ7の上端面に衝当して最圧縮時の緩衝をなす
ストッパ部材86が固定されている(図2)。ストッパ
部材86は、ストッパリングを挟んでナット90とホル
ダ91が互いにねじ結合され、ホルダの下端部にストッ
パラバー92を焼き付け固定することにより構成されて
いる。
【0043】上記の構成により、本発明のフロントフォ
ーク10は下記のように作用する。 (圧縮行程)フロントフォーク10の圧縮時には、アウ
タチューブ1とインナチューブ2の一方が他方に対して
相対的に圧縮され、懸架スプリング60が圧縮される。
また、ピストンロッド20がダンパシリンダ7内に進入
し、ピストン側油室A2の作動油がピストン24の圧側
ポート(不図示)のチェック弁27を通り、ピストンロ
ッド側油室A1に流れる。また、ピストンロッド20の
進入体積分の作動油が、低速時にはベースピストン40
の圧側バルブ43をバイパスする油路62、63、6
4、65を通りフリーピストン46の下部油溜室B2に
流れ、中高速時には、ベースピストン40の圧側バルブ
43を撓めてダンパシリンダ7の連通孔48を通りフリ
ーピストン46の下部油溜室B2に流れる。
【0044】この圧縮時には、フリーピストン46のチ
ェック弁53が閉じているので、フリーピストン46が
上動して懸架スプリング60を圧縮する。
【0045】低速時には、圧側バルブ43をバイパスす
る油路に設けられた圧側減衰力調整装置61のニードル
弁67の開度に応じた圧側減衰力を発生し、中高速時に
は、圧側バルブ43で圧側減衰力を発生する。懸架スプ
リング60が圧縮時の衝撃を緩衝し、圧側減衰力が懸架
スプリング60の圧縮速度をコントロールする。
【0046】ところで、このフロントフォーク10の圧
縮行程時に、懸架スプリング60は、アウタチューブ1
がインナチューブ2に対してストロークした分だけ圧縮
される。また、ピストンロッド20がダンパシリンダ7
内に進入するので、進入したピストンロッド20の容積
分の作動油が、フリーピストン46の下部油溜室B2に
流入し、フリーピストン46を上動させ、懸架スプリン
グ60を圧縮する。従って、懸架スプリング60は、フ
ロントフォーク10のストロークに加えて、フリーピス
トン46がストロークした分余計に撓むことになり、懸
架スプリング60のばね荷重の増加率が高くなる。
【0047】図6は、本発明のばね特性を示す線図で、
k1は懸架スプリング60単体のばね特性、k2はフリ
ーピストン46の上動による懸架スプリング60の圧縮
を加えた合成ばね特性である。o点は懸架スプリング6
0の最伸張時で、b点は最圧縮位置を示す。そして、こ
の圧縮時のばね特性をo点からa点で示す。
【0048】次に、フロントフォーク10がさらに圧縮
されると、ピストンロッド20がダンパシリンダ7内に
更に進入し、フリーピストン46はさらに上動する。そ
して、図4の右側半分に示すように、フリーピストン4
6が一定以上ストロークすると、フリーピストン46の
内周のOリング50がダンパシリンダ7外周の縮径部7
bに移動して、Oリング50と縮径部7bとの間に連通
路が形成される。その結果、フリーピストン46下部油
溜室B2の作動油は、この連通路を介して上部油溜室B
1にブローして流れる。その結果、フリーピストン46
はこれ以上、上動しなくなり、懸架スプリング60はフ
ロントフォーク10のストローク分のみ撓むので、懸架
スプリング60のばね荷重が下がる。
【0049】図6のa点は、フリーピストン46が縮径
部7bまで上動して下部油溜室B2が上部油溜室B1に
ブローしたときの圧縮位置を示し、a点からb点までの
間は、懸架スプリング60のばね特性はk1と同じ傾き
で緩やかに上昇する。また、ばね特性k2の2点鎖線で
示す延長部分は、フリーピストン46が上動を続けた場
合の特性を示す。
【0050】(伸張行程)フロントフォーク10の伸張
時には、アウタチューブ1とインナチューブ2の一方が
他方に対して相対的に伸張し、懸架スプリング60が伸
びる。また、ピストンロッド20がダンパシリンダ7内
から退出し、ピストンロッド側油室A1の作動油が、低
速時にはピストンホルダ22のバイパス油路32を通
り、また、中高速時にはピストン24の伸側ポート26
の伸側バルブ30を撓めてピストン側油室A2に流れ
る。また、ピストンロッド20が退出した体積分の作動
油が、フリーピストン46の下部油溜室B2からダンパ
シリンダ7の連通孔48を通り、ベースピストン40の
伸側チェック弁44を開いてピストン側油室A2に還流
する、また、この伸張時にはフリーピストン46のチェ
ック弁53が開くので、フリーピストン46の上部油溜
室B1に流出した作動油も同様にピストン側油室A2に
還流する。
【0051】そして、フリーピストン46は懸架スプリ
ング60の付勢力により下動して懸架スプリング60が
伸びる。
【0052】これにより、低速時には、バイパス油路3
2に設けられた伸側減衰力調整装置31のニードル弁3
3の開度に応じた伸側減衰力を発生し、中高速時には、
伸側バルブ30で伸側減衰力を発生する。また、伸側減
衰力は懸架スプリング60の共振を防止する。
【0053】ところで、圧縮行程から伸張行程に移る
と、懸架スプリング60は、アウタチューブ1がインナ
チューブ2に対してストロークした分だけ伸張する。ま
た、ピストンロッド20がダンパシリンダ7内から退出
するので、フリーピストン46の下部油溜室B2が減圧
されて、フリーピストン46が懸架スプリング60の付
勢力により下動する。その結果、懸架スプリング60
は、フロントフォーク10のストロークに加えて、フリ
ーピストン46のストローク分余計に伸びる。従って、
ばね荷重の低下率が大きくなる。この伸張時のばね特性
を、図6のb点からc点で示す。
【0054】フロントフォーク10がさらに伸張する
と、図4の左側半分に示すように、フリーピストン46
がインナチューブ2の底部に当接し、これ以上、下動し
なくなる。この底付きした時点から、懸架スプリング6
0の伸びはフロントフォーク10のストローク分のみと
なり、懸架スプリング60のばね荷重は緩やかに低下し
て、最伸張状態に戻る。この伸張時のばね特性を、図6
のc点からo点で示す。
【0055】また、c点からo点に戻る伸張時の途中
に、乗車1G位置を示すd点で圧縮に転じた場合には、
フリーピストン46はチェック弁53が閉じて上動し、
ばね特性はd点から破線で示すようにe点に至る。この
ときのばね特性はk2のo点とa点との間の線分と同じ
傾きである。
【0056】以上に述べたフロントフォークの作動にお
いて、ブレーキング時に、フロントフォークは最圧縮位
置のb点付近までストロークする。このときのばね荷重
特性は図6に示すように伸張時より大きなばね荷重特性
となるので、前輪側の沈み込みを有効に抑える。
【0057】ブレーキング後の旋回に入ると、フロント
フォークは伸張に転じ、b点とc点の間のうち、比較的
深いストローク位置で圧縮、伸張する。このときのばね
荷重は前のブレーキング時の圧縮行程よりも小さいの
で、車高、即ち、車輛姿勢を低く保つことができる。そ
の結果、旋回中の操縦安定性を向上することができる。
【0058】このように、フロントフォーク10はスト
ローク態様により、実線の太線で囲んだ範囲内のばね特
性を示す。そして、フリーピストン46が一定以上スト
ロークして上動しなくなった圧縮ストローク域(a点か
らb点の間)から伸張する場合には、圧縮時と伸張時で
ばね特性が異なるヒステリシス特性を示す。
【0059】(第2実施形態)(図5) 図5は、本発明の第2実施形態であり、第1実施形態と
異なる点は、第1実施形態では、フリーピストン46を
懸架スプリング60で付勢していたが、第2実施形態で
は、フリーピストン46を付勢するスプリングを懸架ス
プリング60とは別体にした点のみであり、他の構成は
同一であるので、第1実施形態と同一の符号を付して説
明する。
【0060】即ち、懸架スプリング100の下端部はダ
ンパシリンダ7外周にストッパリングで係止された第1
ばね受け101に支持されている。また、フリーピスト
ン46を付勢するスプリング102の上端部は、ダンパ
シリンダ7外周にストッパリングで係止された第2ばね
受103に支持されている。
【0061】これにより、第1実施形態の場合には、フ
ロントフォーク10の圧縮量に対して、懸架スプリング
60の撓み量を変えて大小異なるばね荷重特性を得てい
たが、第2実施形態の場合には、懸架スプリング100
とフリーピストン46を付勢するスプリング102の合
成ばね荷重特性と、懸架スプリング100単体のばね荷
重特性で、大小異なるばね荷重特性を得ている。第2実
施形態においても、第1実施形態と同様の作用、効果を
奏することができる。
【0062】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ブレーキ
ング時の前輪側車体の沈み込みと、ブレーキング後の旋
回時における車高即ち車輛姿勢を低くすることを両立す
ることができ、車輛の走行安定性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施形態に係り、左側半分
はフロントフォークの乗車1G位置を示す断面図で、右
側半分は上部油溜室と下部油溜室の連通時の圧縮位置を
示す要部断面図である。
【図2】図2は図1の上部拡大図である。
【図3】図3は図1の下部拡大図である。
【図4】図4は図1、3の要部拡大図である。
【図5】図5は本発明の第2実施形態に係り、左側半分
はフロントフォークの乗車1G位置を示す断面図で、右
側半分は上部油溜室と下部油溜室の連通時の圧縮位置を
示す要部断面図である。
【図6】図6は本発明のフロントフォークのスプリング
荷重特性線図である。
【図7】図7は従来のフロントフォークのスプリング荷
重特性線図である。
【符号の説明】
10 フロントフォーク 1 アウタチューブ 2 インナチュー 7 ダンパシリンダ 7b ダンパシリンダの縮径部 20 ピストンロッド 46 フリーピストン 53 チェック弁 A1 ピストンロッド側油室 A2 ピストン側油室 B1 上部油溜室 B2 下部油溜室 60、100 懸架スプリング 102 フリーピストンを付勢するスプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側のアウタチューブ内に車軸側のイ
    ンナチューブを摺動自在に挿入し、 前記インナチューブ内にダンパシリンダを立設し、ダン
    パシリンダ内に先端部にピストンを取り付けたピストン
    ロッドを摺動自在に挿入し、ピストンロッドの基端部を
    前記アウタチューブに取り付け、 前記ダンパシリンダ内に前記ピストンロッドが収容され
    るピストンロッド側油室と、ピストンロッドが収容され
    ないピストン側油室を形成し、 前記ダンパシリンダと前記インナチューブとの間に、前
    記ピストン側油室と連通する環状の油溜室を形成し、 前記アウタチューブと前記インナチューブとの間に、ア
    ウタチューブとインナチューブを伸張方向に付勢する懸
    架スプリングを設けた自動二輪車の倒立型フロントフォ
    ークにおいて、 前記環状の油溜室内に、フリーピストンを摺動自在に設
    け、フリーピストンの下部に前記ダンパシリンダ内のピ
    ストン側油室と連通する下部油溜室を区画するととも
    に、上部に上部油溜室を区画し、 前記フリーピストンに前記下部油溜室から前記上部油溜
    室への流れを阻止するチェック弁を設け、 前記フリーピストンにて前記懸架スプリングの下端を支
    持し、 前記フリーピストンは、一定以上圧縮ストロークした際
    に、前記下部油溜室と前記上部油溜室を連通させること
    を特徴とする自動二輪車等の倒立型フロントフォーク。
  2. 【請求項2】 車体側のアウタチューブ内に車軸側のイ
    ンナチューブを摺動自在に挿入し、 前記インナチューブ内にダンパシリンダを立設し、ダン
    パシリンダ内に先端部にピストンを取り付けたピストン
    ロッドを摺動自在に挿入し、ピストンロッドの基端部を
    前記アウタチューブに取り付け、 前記ダンパシリンダ内に前記ピストンロッドが収容され
    るピストンロッド側油室と、ピストンロッドが収容され
    ないピストン側油室を形成し、 前記ダンパシリンダと前記インナチューブとの間に、前
    記ピストン側油室と連通する環状の油溜室を形成し、 前記アウタチューブと前記インナチューブとの間に、ア
    ウタチューブとインナチューブを伸張方向に付勢する懸
    架スプリングを設けた自動二輪車等の倒立型フロントフ
    ォークにおいて、 前記環状の油溜室内に、フリーピストンを摺動自在に設
    けて、フリーピストンの下部に前記ダンパシリンダ内の
    ピストン側油室と連通する下部油溜室を区画するととも
    に、フリーピストンの上部に上部油溜室を区画し、 前記ダンパシリンダ内の油室を加圧する方向に前記フリ
    ーピストンを付勢するスプリングを設け、 前記フリーピストンに前記下部油溜室から前記上部油溜
    室への流れを阻止する方向にチェック弁を設け、 前記フリーピストンは、一定以上圧縮ストロークした際
    に、前記下部油溜室と前記上部油溜室を連通させること
    を特徴とする自動二輪車の倒立型フロントフォーク。
  3. 【請求項3】 前記ダンパシリンダの外周に縮径部を形
    成し、前記フリーピストンが一定以上圧縮ストロークし
    た際に、この縮径部に前記フリーピストンの内周に設け
    たシール部材が対向することにより前記下部油溜室を前
    記上部油溜室に連通させる請求項1又は2に記載の自動
    二輪車等の倒立型フロントフォーク。
JP2000168151A 2000-06-05 2000-06-05 フロントフォーク Pending JP2001349367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000168151A JP2001349367A (ja) 2000-06-05 2000-06-05 フロントフォーク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000168151A JP2001349367A (ja) 2000-06-05 2000-06-05 フロントフォーク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001349367A true JP2001349367A (ja) 2001-12-21

Family

ID=18671196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000168151A Pending JP2001349367A (ja) 2000-06-05 2000-06-05 フロントフォーク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001349367A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6739609B2 (en) * 2001-06-28 2004-05-25 Kayaba Industry Co., Ltd. Front fork
JP2017026059A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 Kybモーターサイクルサスペンション株式会社 フロントフォーク
JP2017026058A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 Kybモーターサイクルサスペンション株式会社 フロントフォーク
JP2017026057A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 Kybモーターサイクルサスペンション株式会社 フロントフォーク
CN112032238A (zh) * 2020-09-24 2020-12-04 福建金汉科技有限公司 一种铝合金双调节充气式倒置前减震器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6739609B2 (en) * 2001-06-28 2004-05-25 Kayaba Industry Co., Ltd. Front fork
JP2017026059A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 Kybモーターサイクルサスペンション株式会社 フロントフォーク
JP2017026058A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 Kybモーターサイクルサスペンション株式会社 フロントフォーク
JP2017026057A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 Kybモーターサイクルサスペンション株式会社 フロントフォーク
CN112032238A (zh) * 2020-09-24 2020-12-04 福建金汉科技有限公司 一种铝合金双调节充气式倒置前减震器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5240571B2 (ja) フロントフォーク
EP1880880B1 (en) Vehicle
JP4637409B2 (ja) フロントフォーク
JP2003172395A (ja) 自動二輪車のフロントフォーク
JP2001349367A (ja) フロントフォーク
JP4454712B2 (ja) フロントフォーク
JP2003148546A (ja) 自動二輪車等のフロントフォーク
JPH11280826A (ja) フロントフォーク
JP2004019693A (ja) 油圧緩衝器
JP2003148543A (ja) 自動二輪車等のフロントフォーク
JP4137540B2 (ja) 車両の油圧緩衝装置
JP4454788B2 (ja) フロントフォーク
JP2001330076A (ja) 倒立型油圧緩衝器
US20050127587A1 (en) Hydraulic shock absorbing apparatus of vehicle
JP4050076B2 (ja) 自動二輪車のフロントフォーク
JP5342490B2 (ja) フロントフォーク
JP4159691B2 (ja) エアサスペンション
JP4917986B2 (ja) 二輪車のフロントフォーク
JP2002257174A (ja) 油圧緩衝器
JP2001280399A (ja) 油圧緩衝器
JP3719532B2 (ja) 車両用油圧緩衝器
JP2511984Y2 (ja) 油圧緩衝器のアンチダイブ機構
JP6895026B1 (ja) フロントフォーク、及び、鞍乗り型車両
US20240084874A1 (en) Shock Absorber
JP2004028167A (ja) 油圧緩衝器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091222