JP2001349096A - 超高塔状タワーの施工法 - Google Patents
超高塔状タワーの施工法Info
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Abstract
搬入及び搬出に対する周辺環境の保全、作業を晴雨に拘
らず安全に行うことによる工期の遵守、経済性の向上等
が可能な塔状比5以上の超高塔状タワーの施工方法を提
供する。 【解決手段】展望台用の中部構造体20を基礎Ft上に
おいて構築し、下部構造体10を中部構造体20内の作
業空間においてその下方から上方に順次構築し、構築済
みの下部構造体の上方の部分の上昇に応じて、その構築
済みの部分から反力をとって中部構造体を順次押し上
げ、かつ塔状の上部構造体30を中部構造体内の作業空
間においてその上方の部分から下方の部分へと順次構築
し、その構築済みの部分を順次押し上げ、完成した下部
構造体の上部を中部構造体に連結し、完成した上部構造
体の下部を中部構造体に連結する。 【効果】本設の展望台用の中部構造体を利用するため、
仮設費の大幅な削減が可能である。
Description
の施工法に関するものである。
の(1)〜(3)のようなものがある。 (1)内部に吹き抜け空間を有する鉄筋コンクリート造
(RC造という)の塔状構造物の構築方法において、構
築する塔状構造物の内部に対応する位置にタワークレー
ンを設置する第1工程、作業ステージをターワークレー
ンのポストに支持させた状態で設置する第2工程、作業
ステージの荷重をターワークレーンのポスト側から構築
される分の構造物躯体側に移し替え、作業ステージを前
記構造物躯体で支持する第3工程、構築された分の構造
物躯体上に型枠を配置し、この型枠と前記構造物躯体で
支持された作業ステージとを型枠控えで連結して、1ブ
ロック分の型枠を組み立てる第4工程、前記型枠内に鉄
筋を配置した後、コンクリートを打設して1ブロック分
の構造物躯体を構築する第5工程、および作業ステージ
の荷重をターワークレーンのポスト側に移し替え、作業
ステージをターワークレーンのポストに支持させた状態
で所定高さまで上昇させる第6工程を備え、前記第3工
程から第6工程を繰り返し行なう塔状構造物の構築方法
(例えば、特開平10−2108号公報参照)。 (2)RC造の塔状構造物の構築方法において、打設後
のコンクリート上に載置する主柱と、構築すべき構造物
の部分を包囲する型枠と、主柱と型枠とを連結するジャ
ッキとより構成し、ジャッキを短縮することによって主
柱に反力を取って型枠を引き上げ、引き上げた型枠の下
部をコンクリートに固定し、ジャッキを伸長スルことに
よって型枠に反力を取って主柱を押し上げ、型枠に包囲
された空間内にコンクリートを打設し、このコンクリー
トの上に主柱を搭載し、ジャッキを短縮することによっ
て主柱に反力を取って型枠を引き上げ、以上の動作を繰
り返し行なう塔状構造物の構築方法(例えば、特開平7
−82883号公報参照)。 (3)建屋上に上方へ向かって延びる塔体が立設されて
いる塔状構造物の構築方法において、前記建屋の前記塔
体の下方に位置する内周部を除いた外周部を先行して施
工するとともに、建屋の外周部の内方で塔体の頂部を組
み立てた後、この塔体の頂部を建屋の外周部に設けたプ
ッシュアップ手段で建屋に反力を得てプッシュアップさ
せる工程と、プッシュアップした前記塔体の下方にこれ
に継ぎ足す一定長さの塔体を構成する塔体ユニットを搬
入し、この塔体ユニットを前記塔体の下側に接合する工
程とを繰り返すことによって、前記塔体を上方から下方
に向けて組み立てて行き、前記塔体の全長の組立が完了
した後に、前記塔体を前記プッシュアップ手段でさらに
プッシュアップさせる工程と、その下方に前記建屋の内
周部を組み付ける工程とを繰り返して、前記建屋の内周
部を上方から下方に向けて組み立てて行き、しかる後
に、前記建屋の内周部と外周部とを接合する塔状構造物
の構築方法(例えば、特開平9−32349号公報参
照)。
化への急速な動きの中、各地でデジタルアンテナ塔(電
波塔)の計画が浮上している。アンテナ塔は、限られた
立地条件の中で、地上波受信地域の広域化や観光用展望
台の魅力付け等の機能上からできるだけ高い方が好まし
く、この結果、高さ300m以上で塔状比5以上となる
ような超高塔状タワーが要求されている。こうした超高
塔状タワーにおいては、特に留意ずべき課題として以下
の〜の事項が考えられる。 超高所での作業における安全性の確保。 最重要構造物としての品質の確保。 大量の資材の搬入及び搬出に対する周辺環境の保全。 社会的価値の高い構造物としての工期の遵守。 大規模事業としての健全なる運営のための経済性の向
上。 300m以上の構造物は、我が国では40年前の東京タ
ワー以来の試みであり、当時の唯一の施工実績を参考
に、海外の実施例を踏まえて、現在の我が国での社会経
済情勢に合致した超高構造物の施工技術の確立が急がれ
ている。
である東京タワーは、40年前の施工であるため、当時
の施工方法を現在の技術として考察すると、以下の
(1)〜(5)の問題がある。 (1)材料の削減のため、多数の小断面部材を現地で組
み立てる方式であり、人件費の高い現在ではコストアッ
プにつながる。 (2)品質の確保には作業員の高い職能によるところが
大きかったが、現在では、こうした人材の確保が不可能
である。 (3)展望台の規模は最小限で塔体径とほぼ同等で突出
部が小さいが、現在の事業ニーズではより広いスペース
が必要となるため、高所での構築が困難である。 (4)作業中の資材の落下や飛散に対してある程度おお
らかであったものと考えられるが、現状の社会情勢で
は、許容されない。 (5)交通量の違いから、搬入・搬出回数を大幅に削減
しなければならない。一方、海外の超高タワーの実施例
では、我が国との社会環境の違いによる以下の(a)〜
(c)の困難な面がある。 (a)立地条件の余裕から、作業中の資材の落下、飛散
等に対してある程度許容される状況であったと推定され
るが、我が国の特に都心部では厳格な管理が要求され
る。 (b)上記と同様な理由により交通環境も大きく異な
り、搬入及び搬出の削減が必須である。 (c)鉄筋コンクリート造(RC造という)でスリップ
フォームによる施工での上部仮設費が掛かり、高所作業
に伴う条件に工程が左右される。
築する塔状構造物の内部にタワークレーンを設置し、作
業ステージをターワークレーンのポストで支持させ、作
業ステージをターワークレーンのポストに支持させた状
態で順次上昇させて、塔状構造物を下方から上方へと順
次構築するようになっているが、ターワークレーン及び
作業ステージを本設の構造物で覆うようにはなっていな
い。そのため、安全な作業環境を確保することができ
ず、外界の気象条件に左右され、騒音、飛散等の防止の
ために大規模な仮設の措置を講じる必要がある。前記
(1)の塔状構造物の構築方法は、基礎上に構築される
下部構造体と、下部構造体の上側に構築される展望台用
の中部構造体と、中部構造体の上側に構築されるアンテ
ナの取付部となる塔状の上部構造体とより構成される超
高塔状タワーの施工には適用できないものである。前記
(2)の塔状構造物の構築方法は、主柱と型枠とを連結
するジャッキを短縮することによって主柱に反力を取っ
て型枠を引き上げ、引き上げた型枠の下部をコンクリー
トに固定し、ジャッキを伸長することによって型枠に反
力を取って主柱を押し上げ、型枠に包囲された空間内に
コンクリートを打設し、このコンクリートの上に主柱を
搭載し、ジャッキを短縮することによって主柱に反力を
取って型枠を引き上げ、以上の動作を繰り返し行なう毛
のであるため、頑丈な型枠を使う必要があるうえに、打
設したコンクリートが充分硬化するまで、主柱及び型枠
を押し上げることができない欠点がある。
屋の塔体の下方に位置する内周部を除いた外周部を先行
して施工し、建屋の外周部の内方で塔体の頂部を組み立
てた後、この塔体の頂部の塔体ユニットを建屋の外周部
に設けたプッシュアップ手段で建屋から反力を得てプッ
シュアップさせ、プッシュアップした上側の塔体ユニッ
トの下方に一定長さの下側の塔体ユニットを継ぎ足す作
業と、この上側の塔体ユニットに下側の塔体ユニットを
継ぎ足したものを上記と同じやり方でプッシュアップさ
せる作業を繰り返す行うことにより、所定の高さの塔体
を建屋上に上方へ向けて立設するものであるが、先行し
て施工する部分は、塔体の下方に位置する建屋の外周部
であり、この外周部は基礎上に構築され不動になってい
る。前記(3)の塔状構造物の構築方法は、基礎上に構
築される下部構造体と、下部構造体の上側に構築される
展望台用の中部構造体と、中部構造体の上側に構築され
るアンテナの取付部となる塔状の上部構造体とより構成
される超高塔状タワーの施工には適用できないものであ
る。この発明の解決しようとする課題は、上記の従来技
術が有していた欠点を有していない超高(例えば、高さ
300m以上)塔状タワーの施工を提供すること、換言
すると、超高所での作業の安全性の確保、大量の資材の
搬入、搬出に対する周辺環境の保全、作業を晴雨に拘ら
ず安全に行うことによる工期の遵守、経済性の向上等が
可能な塔状比5以上の超高塔状タワーの施工方法を提供
することにある。
ーの施工法は、基礎上に構築される下部構造体と、下部
構造体の上側に構築される展望台用の中部構造体と、中
部構造体の上側に構築されるアンテナの取付部となる塔
状の上部構造体とより構成される塔状比が5以上の超高
塔状タワーの施工法において、中部構造体を基礎上又は
基礎の上面より余り高くないところにおいて構築し、下
部構造体を中部構造体内の作業空間において施工してそ
の下方から上方に順次構築し、構築済みの下部構造体の
上方の部分の上昇に応じて、その構築済みの部分から反
力をとって中部構造体を順次押し上げ、かつ上部構造体
を中部構造体内の作業空間においてその上方の部分から
下方の部分へと順次構築し、その構築済みの部分を順次
押し上げ、完成した下部構造体の上部を中部構造体に連
結し、完成した上部構造体の下部を中部構造体に連結す
ることを特徴とするものである。この出願の発明の好適
な実施形態では、下部構造体の構築中には中部構造体の
周囲寄りの作業空間の下側の下部構造体の施工の邪魔に
なる部分に開口をあけておき、該開口の部分は下部構造
体の完成後に施工し、中部構造体の中央の作業空間の上
側の上部構造体の施工の邪魔になる部分に開口をあけて
おき、該開口の部分は上部構造体の完成後に施工する。
は、超高(例えば、高さ300m以上)の塔状比5以上
の超高塔状タワーに対し、頂部の展望台用の中部構造体
を先行して構築して、これを作業空間(すなわち、スカ
イファクトリー)として用い、この作業空間内におい
て、下部構造体をその下方から上方へと順次構築しなが
ら、下部構造体の施工済みの部分から反力をとって、作
業空間を構成する展望台用の中部構造体を順次上昇さ
せ、また、アンテナの取付部となる尖塔状の上部構造体
を前記下部構造体内の作業空間においてその上方から下
方へと順次製作しなから、上部構造体の製作済みの部分
を順次上昇させるものである。下部構造体がコンクリー
ト系の材料からなるものである場合には、展望台用の中
部構造体の作業空間(スカイファクトリー)において、
スリップフォームもしくはジャンピングフォームを用い
て下部構造体を施工し、下部構造体の施工済みの部分か
ら反力をとって作業空間を構成する中部構造体を上昇さ
せる。配筋、型枠の設置(もしくはスライド)、コンク
リートの打設、型枠の脱型、仕上げ等の各工程は、展望
台用の中部構造体の作業空間内及び中部構造体から吊り
下げた足場上で行う。下部構造体が鉄骨系の材料からな
るものである場合も、上記と同様に、展望台用の中部構
造体の作業空間(スカイファクトリー)において、下部
構造体の鉄骨建方を行い、下部構造体の施工済みの部分
から反力をとって作業空間を構成する展望台用の中部構
造体を上昇させる。アンテナの取付部となる上部構造体
は、これを展望台用の中部構造体の作業空間内での作業
可能な長さのブロックに分割して製作し、最上部のブロ
ックから押し上げ、その下部にその下方のブロックの上
部を取り付けて押し上げるという工程を繰り返して構築
し、上部構造体の最下部のブロックの下部を展望台用の
中部構造体に連結し、かつ上部構造体にアンテナを設置
する。なお、展望台用の中部構造体内の作業空間への材
料、部材等の資材の供給は、下部構造体と同時に施工す
る下部構造体内の昇降設備を利用して行う。
上に構築される外殻塔体と該外殻塔体の内側の中央コア
体とからなる下部構造体と、下部構造体の外殻塔体の上
側に構築される展望台用の中部構造体と、中部構造体の
上側に構築されるアンテナの取付部となる塔状の上部構
造体とより構成される塔状比が5以上の超高塔状タワー
の施工法において、展望台用の中部構造体を基礎上又は
その上面より余り高くないところにおいて構築し、中部
構造体内の作業空間において外殻塔体の上下方向に延び
る柱状体をその下方から上方に順次構築し、構築済みの
外殻塔体の縦方向に延びる柱状体の上部の上昇に応じ
て、その構築済みの部分から反力をとって中部構造体を
順次上押し上げ、外殻塔体の上下方向に延びる柱状体の
構築に対応して、中部構造体内の作業空間において中央
コア体をその下方から上方に順次構築し、中部構造体の
下側の中部構造体から吊り下げられた作業足場上におい
て、構築済の外殻塔体の縦方向に延びる柱状体間を連結
する水平方向に延びる梁状体を構築し、かつ上部構造体
を中部構造体内の作業空間においてその上方の部分から
下方の部分へと順次構築し、その構築済みの部分を順次
押し上げ、完成した下部構造体の上部を中部構造体に連
結し、完成した上部構造体の下部を中部構造体に連結す
るようにする。
では、外殻塔体の柱状体がその長手方向に延在する中空
部を有する閉鎖型断面の中空体で構成され、かつ柱状体
の中空体の内周に長手方向及び周方向に間隔をおいた多
数の箇所に凸部又は凹部が設けられ、構築済みの外殻塔
体の縦方向に延びる柱状体の上部の上昇に応じてその構
築済みの部分から反力をとって中部構造体を順次押し上
げる支持兼押上装置が、上端が中部構造体の上側の部分
に取り付けられた上下方向に延びる反力柱と、反力柱の
下端にそのピストン杆を連結した油圧ジャッキと、油圧
ジャッキのシリンダの下端に取り付けた下側の反力受体
と、反力柱の下端より少し上の箇所に取り付けた上側の
反力受体と、各反力受体の前記凸部又は凹部に対応する
部分に必要時に出入可能に設けた受片とで構成され、前
記支持兼押上装置の反力受体、油圧ジャッキ等が設けら
れている反力柱の部分を構築中の外殻塔体の柱状体の中
空部内に挿入し、各反力受体の受片の出又は入による下
側及び上側の反力受体の受片の前記凸部又は凹部との係
脱と油圧ジャッキの伸縮とにより反力柱を介して中部構
造体を順次押し上げるようにする。
態では、下部構造体の外殻塔体が、下部構造体の外殻塔
体が基礎の上側の平面視の円上に等しい角間隔をおいて
配されかつ上下方向に延びる多数本のRC造の中空の柱
状体と、上下方向に間隔をおいて配されかつ各柱状体間
を連結する多数本の周方向の梁状体とを多数の四辺形の
軸組が構成されるように結合してなるラーメン架構の略
円錐台形状又は略角錐台形状の構造体で構成され、下部
構造体の中央コア体が、その中心軸を前記のラーメン架
構の略円錐台形状又は略角錐台形状の構造体の中心軸線
と一致させ、かつ基礎から中部構造体の上部又は下部ま
で延在させた略円筒形又は略角筒形の構造体で構成さ
れ、その内部の空間内にリフト、エレベータ等が設置で
きる構成になっている。
造体とするか、その少なくとも多数のRC造の柱状体を
含む構造体として、高剛性のものとする。外殻塔体は、
例えば、S造の構造体とすることもできる。中央コア体
は、例えば、これをS造又はSRC造とする。中央コア
体は、例えば、鉛直方向に延在する中空部のある筒状体
を含み、その筒状体の中空部内にエレベーター等の昇降
施設を設置し得るようにする。展望台用の中部構造体
は、S造とし、例えば、スーパートラス架構にて構成す
る。塔状の上部構造体は、S造とし、例えば、シングル
レヤートラス架構の尖塔体で構成する。
の(a)〜(b)を使って説明する。展望台用の中部構
造体20を、図1の(a)に示すように、基礎Ft上又
はその上面より余り高くない(離れていない)ところに
構築する。なお、中部構造体20内の空間は、作業空間
(スカイファクトリー)として使用する。中部構造体2
0内の作業空間において、図1の(b)に示すように、
下部構造体10をその下方から上方に順次構築し、構築
済みの下部構造体の部分の上部の上昇に応じて、その構
築済みの部分から反力をとって中部構造体10を順次押
し上げる。下部構造体10の上下方向に延びるRC造の
部分を、スリップフォーム、ジャンピングフォーム等の
工法にて施工し、下部構造体10のS造の部分は、鉄骨
部材の継ぎ足しによる建て方により施工する。なお、中
部構造体20内の作業空間内において使う材料、部材等
の資材は、下部構造体10内側に設けた揚重手段にて揚
重する。塔状の上部構造体30を、図1の(c)に示す
ように、中部構造体20内の作業空間において、その上
方の部分から下方の部分へと順次上側の鉄骨部材への下
側の鉄骨部材の継ぎ足しによるやり方にて製作し、その
製作済みの部分を順次押し上げ(ジヤッキアップ)て構
築する。なお、上部構造体30の施工は、下部構造体1
0の施工後又は下部構造体10の施工中に行うことがで
きる。
形又は略角錐台形の下部構造体10の下部の径よりも小
さくい上部の径よりも大きい場合には、例えば、次の
(A)又は(B)のようにする。 (A)下部構造体10の径が中部構造体20の径以下に
なる高さまで下部構造体10を構築してから、中部構造
体を前記構築済の下部構造体の下部上に構築し、構築済
の下部構造体の上部より上の下部構造体を中部構造体内
の作業空間において施工してその下方から上方に順次構
築し、構築済みの下部構造体の部分の上方の部分の上昇
に応じて、その構築済みの部分から反力をとって中部構
造体を順次押し上げる。 (B)下部構造体10の周囲にこれに連結してその径を
中部構造体20の径以上にするための付加構造体を仮設
しておき、下部構造体を中部構造体と前記付加構造体と
からなる合併構造体内の作業空間においてその下方から
上方に順次構築し、構築済みの下部構造体の部分の上方
の部分の上昇に応じて、その構築済みの部分から反力を
とって合併構造体を順次押し上げ、下部構造体の径が中
部構造体の径よりも小さくなる高さまで下部構造体を構
築した後に、中部構造体の周囲の付加構造体を取り除
き、構築済みの下部構造体の上部より上の下部構造体を
中部構造体内の作業空間においてその下方から上方に順
次構築し、構築済みの下部構造体の部分の上方の部分の
上昇に応じて、その構築済みの部分から反力をとって中
部構造体を順次押し上げるようにする。完成した下部構
造体10の上部は中部構造体20に連結し、完成した上
部構造体30の下部は中間構造体20に連結する。
〜図10に示され、その下部構造体10の上下方向に延
びる柱状体11を展望台用の中部構造体20内の作業空
間で施工し、その水平方向に延びる梁状体13を中部構
造体20から吊り下げた仮設足場25上で施工し、また
上部構造体30を前記中部構造体20内の作業空間で構
築して押し上げる例である。先ず、構築する超高塔状タ
ワー100の構造を説明する。超高塔状タワー100
は、図2〜図4に示すように、下部構造体10が外殻塔
体10Aと中央コアー体10Bとで構成され、この下部
構造体10の上部にこれらと連結して展望台用の中部構
造体20が構築され、中部構造体20の上側にこれに連
結して尖塔状の上部構造体30が構築されるものであ
る。外殻塔体10Aは、地盤中に構築された基礎Ftの
上側の平面視の円上に等しい角間隔をおいて配されかつ
上下方向に延びる多数本(図示例では8本)のRC造の
中空の柱状体11と、上下方向に間隔をおいて配されか
つ各柱状体11間を連結する多数本(図示例では72
本)の周方向の梁状体12とを、多数の四辺形の軸組が
構成されるように結合してなるラーメン架構の略円錐台
形状(図2の底面の円形の径がB1で頂面の円形の径が
B2で高さがH1の円錐台形Cと略一致する形状)に構
築されている。
(又は矩形)でその中央に正方形(又は矩形)の中空部
11aがその長手方向に延在しているものであり、円錐
台形Cの上下方向に延びる円錐面に沿って円錐台形Cの
中心軸線側に傾斜し、その下方から上方にゆくに従って
断面積が漸次縮小するようになっている。中央コアー体
10Bは、例えば、横断面が円形で、外殻塔体10A内
の基礎Ft上の中央に外殻塔体10Aの成よりも高く構
築され、少なくとも鉛直方向に延在する多数本(図示例
では8本)のS造の柱体13と、上下方向に間隔をおい
て配されかつ各柱体13間を連結する多数本の周方向の
S造の梁体14と、各柱体13及び各梁体14間の隙間
を塞ぐ壁板15等で構成される。中央コアー体10Bの
内部には横断面が略円筒形の鉛直方向に延びる中空部が
形成され、この中空部にエレベーター等の昇降施設が設
置される。外殻塔体10Aの柱状体11と中央コアー体
10Bの柱体13とは、外殻塔体10Aの梁状体12と
同じレベルにおいて、径方向に向けて水平に配される多
数本のS造の梁体16にて連結される。
殻塔体10Aの上側の中央コアー体10Bの上部の周囲
に、S造のスーパートラス架構等からなる成がH2で直
径がB3の円筒形の構造体として構築される。中部構造
体20の外形は、例えば、通常の建物の複数階(2階以
上の階数)に相当する成の円筒形(又は角筒形)又は逆
さ円錐台形(又は逆さ角錐台形)にされ、その中心軸線
を外殻塔体10Aの円錐台形Cの中心軸線と一致する外
形にする。中部構造体20は、例えば、その径を下部構
造体10の外殻塔体10Aの円錐台形Cの底部の径より
も大径にして、超高塔状タワーの完成時には、その前
後、左右及び上下は窓、壁、床等で覆われるようにし、
ここを展望台として使用するとともに、ここに集客施
設、送受信設備等を収容する。中部構造体20の中央の
上側に、上部構造体30を構成するS造のシングルレヤ
ートラス架構等からなる円錐状の尖塔体が構築される。
上部構造体30に多数のアナログ又はデジタル放送用の
アンテナを上下方向及び周方向に間隔をおいて設置す
る。
この基礎の中心と展望台用の中部構造体20の中心とを
一致させて、円筒状の中部構造体20を基礎Ftの上側
に基礎Ftと縁切りして構築する。中部構造体20は、
その下部をS造の上下の梁21a、束材21b及び斜材
21cからなる立体トラス構造の盤状体21で構成し、
その上部をS造の上下の梁22a、束22b及び斜材2
2cからなる立体トラス構造の盤状体22で構成し、下
部の盤状体21と上部の盤状体22とを、鉛直方向に延
在する多数本の柱体23、図示されていない多数本の斜
材等にて連結し、かつその周囲を防風材(例えば、幕、
膜、板)24で覆って構成する。図9に示すように、展
望台用の中部構造体20の上部の盤状体22の中央の上
部構造体30の施工の邪魔になる部分には、開口22a
2(未施工による開口)をあけておく。中部構造体20
の下部の盤状体21の周囲部の下部構造体10の柱状体
11の施工の邪魔になる部分には、各柱状体11に対応
させて開口21a1(未施工による開口)をあけてお
く。下部の盤状体21の周囲部の中央コアー体10Bの
柱体13の施工の邪魔になる部分にも各柱体13に対応
させて開口(未施工による開口)をあけておく。下部構
造体10及び上部構造体30の施工の邪魔にならない段
階になってから、開口21a1,22a2の部分を施工
する。なお、盤状体21の中央コアー体10B内を昇降
する昇降装置の昇降部に対応する部分にも、昇降体が昇
降する開口を設けておく。中部構造体20内を作業空間
として、下部構造体10の外殻体10Aの各柱状体11
をその下部を基礎と一体にして下方から順次構築する。
次に外殻体10Aの各柱状体11を構築する成型装置4
0を説明する。
に、基礎Ft上の各柱状体11の形成部に外側の型枠4
1aを配置し、その内側に内側の型枠41bを配置し、
外側の型枠41a及び内側の型枠41bの上部を適宜の
手段を介して上動支持枠42に連結し、上動支持枠42
の柱状体11の中空体11aの周壁部の上面に対応する
部分の多数の箇所に、反力棒43aと反力棒43aを上
下動させるためのジャッキ43bとからなる反力手段4
3を設け、上動支持枠42の柱状体11の中空部11a
に対応する部分に反力受兼上動手段44を設けて構成さ
れる。この反力受兼上動手段44は、反力受兼上動棒4
4aと、反力受兼上動棒44aを上下動させるためのジ
ャッキ44bと、反力受兼上動棒44bの下端に取り付
けた略井形の反力受体44cとから構成され、反力受体
44cの略井形の各端部に必要時に出入可能に受片44
c1が設けられ、この受片44c1は、これを出したと
き、柱状体11の中空部11aの内周面の長手方向に間
隔をおいた多数のレベルの多数の箇所(例えば、8箇
所)に形成した凸部11a1に係合し、この凸部11包
1から反力を得ることができるようになっている。
仕方を説明する。まず、ジャッキ43bを使って反力手
段43の反力棒43aの下端をコンクリートの打設部か
ら引き上げ、外側の型枠41aと内側の型枠41bとの
間に鉄筋を配し、型枠41aと型枠41bとの間の間隔
を適宜の間隔保持手段を使って保持し、型枠41a,4
1b間の隙間に、ホッパー45内の生コンクリートを流
し込んで、コンクリートの打設を行う。打設したコンク
リートがある程度硬化したら、間隔保持手段による間隔
の保持を解除し、硬化したコンクリートから型枠41
a,41bを剥がし、基礎面Sf上に置いた反力受体4
4cを介して基礎から反力を採って、反力受兼上動棒4
4aのジャッキ44bより下の反力受兼上動棒44aの
部分を長くすることにより、上動支持枠42を型枠41
a,41bの成より少々小さい高さだけ押し上げる。
筋を配し、型枠41a,41b間の間隔を適宜の間隔保
持手段を使って保持し、型枠41a,41b間の隙間
に、ホッパー45内の生コンクリートを流し込んで、コ
ンクリートの打設を行う。打設したコンクリートがある
程度硬化したら、ジャッキ43bを使って反力手段43
の反力棒43aの下部を降下させ、その下端を打設して
ある程度硬化したコンクリートの上面に当て、ある程度
硬化したコンクリートから反力を採って、反力手段43
にて上動支持枠42を支持した状態にする。この状態に
おいて、ジャッキ44bより下の反力受兼上動棒44a
の部分を縮めることにより、反力受兼上動棒44aの下
端に取り付けた反力受体44cを、その受片44c1を
出したとき、その受片44c1が柱状体11の中空部1
1aの凸部11a1の上面と係合する位置まで上昇させ
る。反力受体44cから出した受片44c1と形成済み
の柱状体11の中空部11aの凸部11a1との係合に
より、形成済みの柱状体11から反力を採った状態にす
る。次に、ジャッキ43bを使って反力手段43の反力
棒43aの下端をコンクリートの打設部から引き上げ、
間隔保持手段による間隔の保持を解除して、硬化したコ
ンクリートから型枠41a,41bを剥がし、反力受体
44cの受片44c1と凸部11a1との係合により形
成済みの柱状体11から反力を採って、反力受兼上動棒
44aのジャッキ44bより下の反力受兼上動棒44a
の部分を長くすることにより、上動支持枠42を型枠4
1a,41bの成より少々小さい高さだけ押し上げる。
それから、型枠41a,41b間に鉄筋を配し、型枠4
1a,41b間の間隔を適宜の間隔保持手段を使って保
持し、型枠41a,41b間の隙間に、ホッパー45内
の生コンクリートを流し込んで、コンクリートの打設を
行う。
動支持枠42による支持状態の創出、反力受兼上動手段
44を使っての反力受体44cの受片44c1と一段上
の凸部11aとの係合による上動支持枠42の支持状態
の創出、反力手段43の反力棒43aの引き上げ、硬化
したコンクリートからの型枠41a,41bの剥がし、
反力受兼上動棒44aによる上動支持枠42の押し上
げ、型枠41a,41b間への鉄筋、型枠41a,41
b間の間隔保持、型枠41a,41b間の隙間へのコン
クリートの打設等の操作を順次繰り返し、所定高さの柱
状体11を構築する。型枠41a,41bによる一回の
柱状体11の形成の度に、柱状体11の中空部11aの
内周面の所定のレベルの反力梁44cの受片44c1に
対応する多数の箇所(例えば、8箇所)に凸部11a1
を形成する。なお、各柱状体11は、その下方から上方
にゆくに従って断面積を漸次縮小させる必要があるか
ら、型枠41a,41bを上昇させる度に、型枠41
a,41bの一部を交換(又は加工)して、それらの幅
を漸次縮小させる。RC造の各柱状体11は、JISに
よるSD685の高強度鉄筋及びJISによるFc10
0の高強度コンクリートを用いて、正四角形(又は矩
形)の中空断面の柱状体になるように構築する。中空断
面とすると、硬化時の発熱によるひび割れを防止するこ
とができ、かつ断面効率や施工性もよくなる。
て、下部構造体10のコア体10Bをその下端を基礎に
接合して適宜のやり方で構築する。外殻塔体10Aの柱
状体11の下部及び中央コアー体10Bの下部を、図5
に示す状態にする作業と並行して、又はその作業の後
に、中部構造体20内の作業空間に、クレーン装置5
0、下部構造体用の支持兼押上手段60、上部構造体用
の押上兼支持手段70等を設置する。クレーン装置50
は、中部構造体内20の作業空間の多数の箇所に配さ
れ、その空間の上部の盤状体22の下側に取り付けら
れ、その装置50のアーム51の回動により、部材、資
材等を吊り揚げて所望の場所に移動させ得るようにす
る。
殻塔体10Aの柱状体11の下部及びその中央コアー体
10Bの下部を、図5に示す高さにした後に設置する。
支持兼押上装置60を設置する以前に、成型装置40の
型枠41a,41bのみを残し、その他の成型装置40
の要素を構築済みの柱状体11から撤去する。支持兼押
上装置60は、図10に示すように、上端が上側の盤状
体22に取り付けた支持押上柱61、支持押上柱61の
下端にそのピストン杆62bを連結した油圧ジャッキ6
2、油圧ジャッキ62のシリンダ62aの下端に取り付
けた下側の反力受体63A、支持押上柱61の下端より
少し上の箇所に取り付けた上側の反力受体63B、油圧
ジャッキ62のシリンダ62aの中途の外側に取り付け
た下側の案内体64A、上側の反力受体63Bの下方の
支持押上柱61に取り付けた上側の案内体64B、及び
反力柱61の上部に取り付けた型枠41a,41bや足
場66A,66Bを支持する支持枠体65等で構成され
ている。下側及び上側の反力受体63A,63Bは、前
述の図7に示す反力受体44cと同じ構成を有し、平面
視が略井形の本体63aの各端部に必要時に出入可能に
受片63bが設けられ、この受片63bは、これを出し
たとき、柱状体11の中空部11aの内周面の長手方向
に間隔をおいた多数のレベルの多数の箇所(例えば、8
箇所)に設けた凸部11a1に係合し、これらの凸部か
ら反力をとるようになっている。支持兼押上装置60
は、図8に示すように、各柱状体11に対応させて8箇
所に設置する。下部構造体10の外殻塔体10Aが略円
錐台形又は略角錐台形である場合には、支持兼押上装置
60の支持押上柱61の上端の中部構造体20の上部の
盤状体22への取付部は、構築中の外殻塔体10Aの径
の縮小に応じて、径方向内方へ(中部構造体20の中心
へ向け)移動させ得るように構成する。支持枠体65の
下側に型枠41a,41bが適宜の手段で連結され、支
持枠体65の下側に外側の型枠41aの外側の吊り足場
66及び内側の型枠41bの内側の吊り足場67が取り
付けられている。
数の反力柱71aと反力柱71a間を連結する支持片7
1b上に配置したジャッキ71cからなる上下動手段7
1と、上下動手段71により上下動する作業台72と、
分割して構築する上部構造体の分割体の下部を支持する
支持体73とで構成され、上下動手段71は、例えば、
図8に示すような8箇所に設置され、上下動手段71の
各反力柱71aの下端が上側の盤状体21に固定され、
その上端が上側の盤状体22に固定されている。前記作
業台72は、作業空間の中央に水平に配され、その周囲
の下端に各ジャッキ71cのピストン杆2の上端が連結
され、反力柱71aに沿って上下動し得るようになって
いる。支持体73は、作業空間の中央の上側の盤状体2
2の下側に水平に配され、その周囲の各反力柱71aに
対応する箇所が各反力柱71a又は盤状体22に固定さ
れている。なお、作業場の中央の上側の盤状体22に
は、塔状体である上部構造体30の平面視の形状(円
形)に略一致する開口22aが予め設けられている。
クレーン装置50、支持兼押上手段60、押上兼支持手
段70等の設置が完了したら、外殻塔体10Aの柱状体
11や中央コアー体10Bの更に上方への構築を行う。
型枠41a,41bとの間に鉄筋を配し、型枠41a,
41b間の間隔を適宜の間隔保持手段を使って保持し、
型枠41a,41b間の隙間に、ホッパー内の生コンク
リートを流し込んで、コンクリートの打設を行う。打設
したコンクリートがある程度硬化したら、間隔保持手段
による間隔の保持を解除して、硬化したコンクリートか
ら型枠41a,41bを剥がし、支持兼押上装置60の
油圧ジャッキ62を作動して上側の反力受体63Bをそ
の受片63bが構築済みの柱状体11の上側の凸部11
a1に対応する高さまで上昇させ、反力受体63Bの受
片63bを突出させて前記凸部11a1に係合させて、
上側の反力受体63Bから反力を採り得る状態にする。
それから、油圧ジャッキ62を作動して下側の反力受体
63Aをその突出していない受片63bが構築済みの柱
状体11の一段上の凸部11a1に対応する高さまで上
昇させ、反力受体63Aの受片63bを突出させて前記
凸部11a1に係合させて、下側の反力受体63Aから
反力を採り得る状態にして、油圧ジャッキ62を作動し
て(伸ばして)、支持押上柱61を介して中部構造体2
0を、型枠41a,41bの成より少々小さい高さだけ
押し上げる。それから、型枠間に鉄筋を配し、型枠間の
間隔を適宜の間隔保持手段を使って保持し、型枠間の隙
間に、ホッパー内の生コンクリートを流し込んで、コン
クリートの打設を行う。以下同様の作業を繰り返し、中
間構造体20内の作業空間において、下部構造体の柱状
体11をその下方から上方へと順次構築する。図5に示
すように、クレーン装置50にて、単位の柱体13を吊
り上げ、構築済みの中央コアー体10Bの柱体13の上
に移動して、その下端を構築済みの柱体の上端に接合
し、下部構造体の中央コアー体10Bの柱体13をその
下方から上方へと順次構築する。
10の柱状体11の上に一定高さの柱状体11の部分を
継ぎ足し、かつ構築済みの中央コアー体10Bの柱体の
上に幾本かの単位の柱体11を継ぎ足し、前記継ぎ足し
に応じて中部構造体20を順次押し上げて、図8に示す
ような高さになる以前に、下側の盤状体21の下側に吊
り足場81,82,83,84を設ける。すなわち、盤
状体21の下側の各柱状体11の周囲に足場81を配
し、吊り材にて盤状体21から吊り下げ、盤状体21の
下側の各柱状体11と中央コアー体10Bの柱体13と
の間に足場82を配し、これを吊り材にて盤状体21か
ら吊り下げ、盤状体21の下側の中央コアー体10Bの
各柱体13の内側に足場83を配し、これを吊り材にて
盤状体21から吊り下げ、前記足場82の下側に足場8
4を配し、これを吊り材にて盤状体21から吊り下げ
る。また、足場82にあけた開口中を上下して地上から
足場82上に部材、資材等を持ち揚げるリフト85,8
6を下側の盤状体21から吊り下げて設け、中央コアー
体10B中を上下して地上から下部の盤状体21上に部
材、資材等を持ち揚げるリフト87を上側の盤状体22
等から吊り下げて設ける。
の各柱状体11間を連結する周方向の梁状体12を構築
するとともに、中央コアー体10Bの各柱体13間を多
数の梁体14にて連結し、壁板15を柱体13及び梁体
14に取り付ける。また、足場82,84上において、
中央コアー体10Bの各柱体13と外殻体10Aの各柱
状体11とを径方向の梁状体16にて連結する。なお、
梁状体12及び梁状体16の施工後に、中部構造体20
を支持兼押上手段60を用いて押し上げる場合には、周
方向の各梁状体12及び径方向の各梁状体16の真下の
足場82の部分のみを除去し、中部構造体20の上方へ
の移動の妨げにならないようにする。押し上げ完了後
に、前記の除去した部分の足場82を仮設する。中部構
造体20の真下の地盤上への部材、資材等の搬入には、
搬送車91を用い、中部構造体20内の盤状体21上に
おける部材、資材等の水平方向の搬送には、搬送車92
を用いる。足場81上に作業員が乗って各柱状体11の
仕上げ等を行い、足場84上に作業員が乗って中央コア
ー体10Bの仕上げ等を行う。下部構造体の柱体11の
下方から上方への構築、各柱状体11間を連結する径方
向の各梁状体12の構築、中央コアー体10Bの下方か
ら上方への構築、各柱体13と各柱体13との径方向の
各梁状体16による連結等を上記と同じやり方にて実施
して、所定の高さの下部構造体10を構築する。
に、中部構造体20内の作業空間の降下時の作業台72
上において、上部構造体30を多数に分割してなる分割
体の第1(最上部)の分割体301を構築し、上下動手
段71のジャッキ71cを働かして、作業台72を押し
上げ、第1の分割体301の下部を支持体73に着脱可
能に結合し、ジャッキ71cを働かして作業台72を降
下させ、作業台72上において支持体73にその下部を
結合した第1の分割体301の下端に第2(最上部より
一つ下)の分割体302の上端を連結して、第2の分割
体302を構築し、第1の分割体301の支持体73へ
の結合を解いて、上下動手段71のジャッキ71cを働
かして、作業台72を押し上げ、第2の分割体302の
下部を支持体73に着脱可能に結合し、ジャッキ71c
を働かして作業台72を降下させ、作業台72上におい
て支持体73にその下部を結合した第2の分割体302
の下端に第3(最上部より二つ下)の分割体の上端を連
結して、第3の分割体を構築し、同様のやり方にて、分
割体の支持体からの解除、押し上げ、押し上げた分割体
の支持体への結合、押し上げた分割体の下部に連結した
下側の分割体の構築の作業を繰り返し行って、上部構造
体30を構築する。完成した上部構造体の下部を中部構
造体20の上側の盤状体22に連結し、完成した下部構
造体の外殻塔体10Aの柱状体11及び梁状体12の上
部を中間構造体の下側の盤状体21に連結する。場合に
よっては、完成した上部構造体の下部を制振手段等を介
して中部構造体及び又は下部構造体に連結し、完成した
下部構造体の上部を制振手段等を介して中間構造体及び
上部構造体に連結するようにする。
造の下部の盤状体21と立体トラス構造の上部の盤状体
22とを多数本の柱体23や斜材等にて連結し、その周
囲を防風材で覆って構成されているが、中部構造体20
を多層の構造体とし、例えば、立体トラス構造の下部の
盤状体と、立体トラス構造の中部の盤状体と、立体トラ
ス構造の上部の盤状体とを間隔を保って多数本の柱体、
斜材等にて連結し、その周囲を防風材で覆って構成し、
実施例の下部の盤状体21の上で行った作業と同じ作業
を中部の盤状体上で行い、実施例の足場82の上で行っ
た作業と同じ作業を下部の盤状体上で行うようにしても
よい。実施例の超高塔状タワーは、そ高さH、その下部
構造体10の外殻塔体10Aの高さH1、及びその展望
台用の中部構造体30の高さH2の一例を示すと、Hは
650〜700m、H1は350〜450m、H2は2
0〜50mである。
に記載した構成を備えることにより、次の(イ)〜
(ト)の効果を奏する。 (イ)請求項1に係る発明の超高塔状タワーの施工法
は、基礎上に構築される下部構造体と、下部構造体の上
側に構築される展望台用の中部構造体と、中部構造体の
上側に構築されるアンテナの取付部となる塔状の上部構
造体とより構成される塔状比が5以上の超高塔状タワー
の施工法において、中部構造体を基礎上又は基礎の上面
より余り高くないところにおいて構築し、下部構造体を
中部構造体内の作業空間において施工してその下方から
上方に順次構築し、構築済みの下部構造体の上方の部分
の上昇に応じて、その構築済みの部分から反力をとって
中部構造体を順次押し上げ、かつ上部構造体を中部構造
体内の作業空間においてその上方の部分から下方の部分
へと順次構築し、その構築済みの部分を順次押し上げ、
完成した下部構造体の上部を中部構造体に連結し、完成
した上部構造体の下部を中部構造体に連結するから、以
下の〜の効果を奏する。 高所での作業がスカイファクトリーとしての展望台用
の中部構造体内の作業空間で行うことができるため、落
下の危険が無く、安全な作業環境が確保でき、外界の気
象条件に左右されずに、能率的な作業進捗を可能とす
る。また、鉄骨系の材料の溶接時、コンクリート硬化時
等の養生を充分に施すことが可能であり、高品質の構造
物の確保に有効である。さらに、騒音防止、飛散防止等
を徹底することができ、周辺環境の保全を容易に実現で
きる。 本設の展望台用の中部構造体を利用するため、仮設費
の大幅な削減が可能である。 展望台用の中部構造体を地上又は地上に近いところに
おいて構築するため、より広い空間を実現するために下
部構造体の上部から突出した形状の展望台用の中部構造
体に対しても、安全性確保、工期の短縮、仮設費の低
減、省力化等が可能になる。 資材の揚重を下部構造体の施工と同期して施工される
下部構造体内の昇降設備を利用して行うから、雨、風等
の外界の気象条件に拘らず、安全かつ効率的な施工が可
能である。
状タワーの施工方法のようにすると、展望台用の中部構
造体を、その径が略円錐台形又は略角錐台形の外形の下
部構造体の下端の径よりも小さくかつ前記下部構造体の
上端の径よりも大きくした略円筒形又は略角筒形又は略
逆さ円錐台形又は略逆さ角錐台形の外形の構造体とした
場合でも、前記(イ)の効果と同様の効果を奏すること
ができる。 (ハ)請求項4に係る発明の超高塔状タワーの施工方法
のようにすると、中部構造体内の作業空間において、中
部構造体の柱、梁、床等の構成部材に邪魔されることな
く、下部構造体を施工することができる。
ーの施工方法は、基礎上に構築される外殻塔体と該外殻
塔体の内側の中央コア体とからなる下部構造体と、下部
構造体の外殻塔体の上側に構築される展望台用の中部構
造体と、中部構造体の上側に構築されるアンテナの取付
部となる塔状の上部構造体とより構成される塔状比が5
以上の超高塔状タワーの施工法において、展望台用の中
部構造体を基礎上又はその上面より余り高くないところ
において構築し、中部構造体内の作業空間において外殻
塔体の上下方向に延びる柱状体をその下方から上方に順
次構築し、構築済みの外殻塔体の縦方向に延びる柱状体
の上部の上昇に応じて、その構築済みの部分から反力を
とって中部構造体を順次押し上げ、外殻塔体の上下方向
に延びる柱状体の構築に対応して、中部構造体内の作業
空間において中央コア体をその下方から上方に順次構築
し、中部構造体の下側の中部構造体から吊り下げられた
作業足場上において、構築済の外殻塔体の縦方向に延び
る柱状体間を連結する水平方向に延びる梁状体を構築
し、かつ上部構造体を中部構造体内の作業空間において
その上方の部分から下方の部分へと順次構築し、その構
築済みの部分を順次押し上げ、完成した下部構造体の上
部を中部構造体に連結し、完成した上部構造体の下部を
中部構造体に連結するから、前記(イ)の効果を奏する
ことができるだけでなく、上下方向に延びる多数の柱状
体と水平方向に延びる多数の梁状体とからなる下部構造
体の外殻塔体及び中央コア体を施工性よく構築すること
ができる。
ーの施工方法は、下部構造体の外殻塔体が、基礎の上側
の平面視の円上に等しい角間隔をおいて配されかつ上下
方向に延びる多数本のRC造の中空の柱状体と、上下方
向に間隔をおいて配されかつ各柱状体間を連結する多数
本の周方向の梁状体とを多数の四辺形の軸組が構成され
るように結合してなるラーメン架構の略円錐台形状又は
略角錐台形状の構造体であるから、下部構造体の高剛性
の外殻塔体を施工性よく構築することができるだけでな
く、通風性のよい下部構造体の外殻塔体が得られる。 (ヘ)請求項7に係る発明の超高塔状タワーの施工方法
は、下部構造体の中央コア体が、その中心軸を多数本の
RC造の中空の柱状体と上下方向に間隔をおいて配され
た多数本の周方向の梁状体とを多数の四辺形の軸組が構
成されるように結合してなるラーメン架構の略円錐台形
状又は略角錐台形状の構造体の中心軸線と一致させ、か
つ基礎上から中部構造体の上部又は下部まで延在させ
て、略円筒形又は略角筒形に構成され、その内部の空間
内にリフト、エレベータ等の昇降設備が設置できる構成
になっているから、下部構造体の外殻塔体の施工と同期
して施工される中央コア体内に前記昇降設備を設置し、
この昇降設備を利用して、部材、資材等の揚重を行うこ
とにより、雨、風等の外界の気象条件に拘らず、安全か
つ効率的な揚重を実現することができる。
ーの施工方法は、外殻塔体の柱状体がその長手方向に延
在する中空部を有する閉鎖型断面の中空体で構成され、
かつ柱状体の中空体の内周に長手方向及び周方向に間隔
をおいた多数の箇所に凸部又は凹部が設けられ、構築済
みの外殻塔体の縦方向に延びる柱状体の上部の上昇に応
じてその構築済みの部分から反力をとって中部構造体を
順次押し上げる支持兼押上装置が、上端が中部構造体の
上側の部分に取り付けられた上下方向に延びる反力柱
と、反力柱の下端にそのピストン杆を連結した油圧ジャ
ッキと、油圧ジャッキのシリンダの下端に取り付けた下
側の反力受体と、反力柱の下端より少し上の箇所に取り
付けた上側の反力受体と、各反力受体の前記凸部又は凹
部に対応する部分に必要時に出入可能に設けた受片とで
構成され、前記支持兼押上装置の反力受体、油圧ジャッ
キ等が設けられている反力柱の部分を構築中の外殻塔体
の柱状体の中空部内に挿入し、各反力受体の受片の出又
は入による下側及び上側の反力受体の受片の前記凸部又
は凹部との係脱と油圧ジャッキの伸縮とにより反力柱を
介して中部構造体を順次押し上げて上昇させるから、柱
状体の中空体の内周に長手方向及び周方向に間隔をおい
た多数の箇所に凸部又は凹部を設けておくだけで、比較
的に簡単な支持兼押上装置の使用により、展望台用の中
部構造体を必要時に順次押し上げて上昇させることがで
きる。
要を示すもので、(a)は基礎上に構築した中部構造体
の立面図、(b)は中部構造体内において下部構造体を
ある程度構築した状態の立面図、(c)は中部構造体内
において上部構造体をある程度構築した状態の立面図
断面した平面図
体を縦断した立面図
する成型装置を縦断した立面図
た平面図
部構造体を押し上げた状態の構築中の超高塔状タワーを
縦断した立面図
手段の配設箇所、上部構造体用の支持兼押上手段の配設
箇所、及び開口の開設箇所を示す概略的な平面図
方の部分から反力を採って、展望台用の中部構造体を支
持しかつ押し上げる支持兼押上手段を縦断した立面図
Claims (8)
- 【請求項1】基礎上に構築される下部構造体と、下部構
造体の上側に構築される展望台用の中部構造体と、中部
構造体の上側に構築されるアンテナの取付部となる塔状
の上部構造体とより構成される塔状比が5以上の超高塔
状タワーの施工法において、中部構造体を基礎上又は基
礎の上面より余り高くないところにおいて構築し、下部
構造体を中部構造体内の作業空間において施工してその
下方から上方に順次構築し、構築済みの下部構造体の上
方の部分の上昇に応じて、その構築済みの部分から反力
をとって中部構造体を順次押し上げ、かつ上部構造体を
中部構造体内の作業空間においてその上方の部分から下
方の部分へと順次構築し、その構築済みの部分を順次押
し上げ、完成した下部構造体の上部を中部構造体に連結
し、完成した上部構造体の下部を中部構造体に連結する
ことを特徴とする超高塔状タワーの施工法。 - 【請求項2】基礎上に構築される外形が略円錐台形又は
略角錐台形の下部構造体と、下部構造体の上側に構築さ
れるその径が下部構造体の下端の径よりも小さくかつ下
部構造体の上端の径よりも大きい外形が略円筒形又は略
角筒形又は略逆さ円錐台形又は略逆さ角錐台形の展望台
用の中部構造体と、中部構造体の上側に構築されるアン
テナの取付部となる塔状の上部構造体とより構成される
塔状比が5以上の超高塔状タワーの施工法において、下
部構造体をその径が中部構造体の径よりも小さくなる高
さまで構築し、中部構造体を前記構築済の下部構造体の
上に構築し、構築済の下部構造体の上部より上の下部構
造体を中部構造体内の作業空間においてその下方から上
方に順次構築し、構築済みの下部構造体の上方の部分の
上昇に応じて、その構築済みの部分から反力をとって中
部構造体を順次押し上げ、かつ上部構造体を中部構造体
内の作業空間においてその上方の部分から下方の部分へ
と順次構築し、その構築済みの部分を順次押し上げ、完
成した下部構造体の上部を中部構造体に連結し、完成し
た上部構造体の下部を中部構造体に連結することを特徴
とする超高塔状タワーの施工法。 - 【請求項3】基礎上に構築される外形が略円錐台形又は
略角錐台形の下部構造体と、下部構造体の上側に構築さ
れるその径が下部構造体の下端の径よりも小さくかつ下
部構造体の上端の径よりも大きい外形が略円筒形又は略
角筒形又は略逆さ円錐台形又は略逆さ角錐台形の展望台
用の中部構造体と、中部構造体の上側に構築されるアン
テナの取付部となる塔状の上部構造体とより構成される
塔状比が5以上の超高塔状タワーの施工法において、展
望台用の中部構造体を基礎上又はその上面より余り高く
ないところにおいて構築し、かつ中部構造体の周囲に中
部構造体と結合して付加構造体を構築して、下部構造体
を中部構造体と付加構造体とからなる合併構造体内の作
業空間においてその下方から上方に順次構築し、構築済
みの下部構造体の上方の部分の上昇に応じて、その構築
済みの部分から反力をとって合併構造体を順次押し上
げ、下部構造体の径が中部構造体の径よりも小さくなる
高さまで下部構造体を構築した後に、中部構造体の周囲
の付加構造体を取り除き、構築済みの下部構造体の前記
上部より上の下部構造体を中部構造体内の作業空間にお
いてその下方から上方に順次構築し、構築済みの下部構
造体の上方の部分の上昇に応じて、その構築済みの部分
から反力をとって中部構造体を順次押し上げ、かつ上部
構造体を中部構造体内の作業空間においてその上方の部
分から下方の部分へと順次構築し、その構築済みの部分
を順次押し上げ、完成した下部構造体の上部を中部構造
体に連結し、完成した上部構造体の下部を中部構造体に
連結することを特徴とする超高塔状タワーの施工法。 - 【請求項4】下部構造体の構築中には中部構造体の周囲
寄りの作業空間の下側の下部構造体の施工の邪魔になる
部分に開口をあけておき、該開口の部分は下部構造体の
完成後に施工し、中部構造体の中央の作業空間の上側の
上部構造体の施工の邪魔になる部分に開口をあけてお
き、該開口の部分は上部構造体の完成後に施工すること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つの項記載の超
高塔状タワーの施工法。 - 【請求項5】基礎上に構築される外殻塔体と該外殻塔体
の内側の中央コア体とからなる下部構造体と、下部構造
体の外殻塔体の上側に構築される展望台用の中部構造体
と、中部構造体の上側に構築されるアンテナの取付部と
なる塔状の上部構造体とより構成される塔状比が5以上
の超高塔状タワーの施工法において、展望台用の中部構
造体を基礎上又はその上面より余り高くないところにお
いて構築し、中部構造体内の作業空間において外殻塔体
の上下方向に延びる柱状体をその下方から上方に順次構
築し、構築済みの外殻塔体の縦方向に延びる柱状体の上
部の上昇に応じて、その構築済みの部分から反力をとっ
て中部構造体を順次押し上げ、外殻塔体の上下方向に延
びる柱状体の構築に対応して、中部構造体内の作業空間
において中央コア体をその下方から上方に順次構築し、
中部構造体の下側の中部構造体から吊り下げられた作業
足場上において、構築済の外殻塔体の縦方向に延びる柱
状体間を連結する水平方向に延びる梁状体を構築し、か
つ上部構造体を中部構造体内の作業空間においてその上
方の部分から下方の部分へと順次構築し、その構築済み
の部分を順次押し上げ、完成した下部構造体の上部を中
部構造体に連結し、完成した上部構造体の下部を中部構
造体に連結することを特徴とする超高塔状タワーの施工
法。 - 【請求項6】下部構造体の外殻塔体が、基礎の上側の平
面視の円上に等しい角間隔をおいて配されかつ上下方向
に延びる多数本のRC造の中空の柱状体と、上下方向に
間隔をおいて配されかつ各柱状体間を連結する多数本の
周方向の梁状体とを多数の四辺形の軸組が構成されるよ
うに結合してなるラーメン架構の略円錐台形状又は略角
錐台形状の構造体であることを特徴とする請求項5記載
の超高塔状タワーの施工法。 - 【請求項7】下部構造体の中央コア体が、その中心軸を
多数本のRC造の中空の柱状体と上下方向に間隔をおい
て配された多数本の周方向の梁状体とを多数の四辺形の
軸組が構成されるように結合してなるラーメン架構の略
円錐台形状又は略角錐台形状の構造体の中心軸線と一致
させ、かつ基礎上から中部構造体の上部又は下部まで延
在させて、略円筒形又は略角筒形に構成され、その内部
の空間内にリフト、エレベータ等の昇降設備が設置でき
る構成になっていることを特徴とする請求項5記載の超
高塔状タワーの施工法。 - 【請求項8】外殻塔体の柱状体がその長手方向に延在す
る中空部を有する閉鎖型断面の中空体で構成され、かつ
柱状体の中空体の内周に長手方向及び周方向に間隔をお
いた多数の箇所に凸部又は凹部が設けられ、構築済みの
外殻塔体の縦方向に延びる柱状体の上部の上昇に応じて
その構築済みの部分から反力をとって中部構造体を順次
押し上げる支持兼押上装置が、上端が中部構造体の上側
の部分に取り付けられた上下方向に延びる反力柱と、反
力柱の下端にそのピストン杆を連結した油圧ジャッキ
と、油圧ジャッキのシリンダの下端に取り付けた下側の
反力受体と、反力柱の下端より少し上の箇所に取り付け
た上側の反力受体と、各反力受体の前記凸部又は凹部に
対応する部分に必要時に出入可能に設けた受片とで構成
され、前記支持兼押上装置の反力受体、油圧ジャッキ等
が設けられている反力柱の部分を構築中の外殻塔体の柱
状体の中空部内に挿入し、各反力受体の受片の出又は入
による下側及び上側の反力受体の受片の前記凸部又は凹
部との係脱と油圧ジャッキの伸縮とにより反力柱を介し
て中部構造体を順次押し上げて上昇させることを特徴と
する請求項5〜7のいずれか一つの項記載の超高塔状タ
ワーの施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000205904A JP3780475B2 (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 超高塔状タワーの施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000205904A JP3780475B2 (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 超高塔状タワーの施工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001349096A true JP2001349096A (ja) | 2001-12-21 |
JP3780475B2 JP3780475B2 (ja) | 2006-05-31 |
Family
ID=18702918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000205904A Expired - Lifetime JP3780475B2 (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 超高塔状タワーの施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3780475B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008169676A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Shimizu Corp | 塔状構造物の施工方法 |
JP2009281030A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Ohbayashi Corp | 塔状構造物の構築方法、塔状構造物 |
CN108951429A (zh) * | 2018-08-30 | 2018-12-07 | 中铁六局集团广州工程有限公司 | 空心墩墩身内置架及空心墩墩身施工的方法 |
-
2000
- 2000-06-02 JP JP2000205904A patent/JP3780475B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2009281030A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Ohbayashi Corp | 塔状構造物の構築方法、塔状構造物 |
CN108951429A (zh) * | 2018-08-30 | 2018-12-07 | 中铁六局集团广州工程有限公司 | 空心墩墩身内置架及空心墩墩身施工的方法 |
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---|---|
JP3780475B2 (ja) | 2006-05-31 |
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