JP2001349044A - 扉開閉装置 - Google Patents

扉開閉装置

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JP2001349044A JP2000169548A JP2000169548A JP2001349044A JP 2001349044 A JP2001349044 A JP 2001349044A JP 2000169548 A JP2000169548 A JP 2000169548A JP 2000169548 A JP2000169548 A JP 2000169548A JP 2001349044 A JP2001349044 A JP 2001349044A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作及び維持コストがかからず、かつクリー
ンルーム内に配置される処理装置の空気圧を駆動源とし
た扉開閉装置の提供。 【解決手段】 第1の気圧状態P1に維持される第1の
クリーンルーム1と、第1の気圧状態より低い第2の気
圧状態P2に維持される第2のクリーンルーム2との間
に設けられる開口部3a、3bに配設され、扉部材4
a、4bを開閉駆動することで開口部を閉状態と開状態
とにする扉開閉装置であって、開口部の上方縁部に沿っ
て配設される磁性材料からなる丸棒部材5、5と、丸棒
部材の外周面から所定間隔を隔てた磁気吸引状態に保持
され扉部材の上方に固定される複数の第1の永久磁石6
と、扉部材の下方を支持するリニアモーションガイドと
リニアブロックとにより扉部材を開閉駆動する駆動装置
20とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は扉開閉装置に係り、
特にクリーンルーム内で使用される防塵を目的とした開
閉扉機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、クリーンルーム内で使用され
る開閉扉は防塵機能を備えたものが必要とされていた。
そこで、扉の摩擦部分に吸引機構を備えた開閉扉や摩擦
部分のない非接触式の扉開閉装置が使用されている。
【0003】非接触式扉開閉装置の場合において、第1
の扉部材と第2の扉部材とを引き戸式に設けると、互い
にすれ違う個所にわずかな隙間ができるが、一般にクリ
ーンルーム内はクリーンルーム外より高圧であるため、
たとえ隙間があっても外からの塵等の侵入は殆ど無いこ
とが知られている。一方、塵発生の要因となる摩擦部分
を無くした磁気利用の扉開閉装置として特開平2−16
7979号公報に示される機構が採用されている。
【0004】しかしながら、上記公報になる磁気を利用
した扉開閉装置によれば、扉を開閉自在に支持するため
の支持手段と、扉を開閉駆動する駆動手段の双方に電磁
石を利用しているので、製作コストが高くなり、しかも
消費電力が多いために維持コストがかかるという問題が
あった。すなわち、電磁石は永久磁石に比べ、高価であ
り、電磁石の機能を維持させるためには常に電気の供給
が必要であるが永久磁石を用いれば維持経費も必要なく
なる。
【0005】一方、クリーンルーム内に設置される種々
のウエハ処理装置の駆動源としては、空圧供給用の配管
が設置済みである場合が多いことから、制御弁と配管を
行なえば簡単に扉開閉のための駆動源を得ることが可能
となる。
【0006】また、複数の永久磁石を扉に固定し、磁性
体からなる丸棒部材に対向するように移動自在に設ける
ことで、非接触状態で案内することができるが、単純に
配置しただけでは、不要な部分においても磁気吸引力が
作用してしまい、移動の際にかえって抵抗となってしま
う。
【0007】したがって、本発明は上記の問題点に鑑み
て成されたものであり、製作及び維持コストがかからな
い扉開閉装置の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、第1の気圧状
態に維持される第1のクリーンルームと、前記第1の気
圧状態より低い第2の気圧状態に維持される第2のクリ
ーンルームとの間に設けられる開口部に配設され、扉部
材を開閉駆動することで前記開口部を閉状態と開状態と
にする扉開閉装置であって、前記開口部の上方縁部に沿
って配設される磁性材料からなる丸棒部材と、前記丸棒
部材の外周面から所定間隔を隔てた磁気吸引状態に保持
されるとともに、前記扉部材の上方に固定される複数の
第1の永久磁石から構成される上方支持手段と、前記開
口部の下方縁部に沿って配設され、前記扉部材の下方を
支持する下方支持手段と、往復移動する第2の永久磁石
と、前記第2の永久磁石により磁気吸引されることで前
記扉部材を前記開閉駆動する磁性部材とから構成される
駆動手段とを具備することを特徴としている。
【0009】また、前記駆動手段は、空気圧により中空
筒体の内部を往復移動する前記第2の永久磁石と、前記
第2の永久磁石により磁気吸引されることで前記扉部材
を前記開閉駆動する磁性部材とから構成される空圧駆動
手段であることを特徴としている。
【0010】また、前記複数の第1の永久磁石は、前記
丸棒部材に対向する上面部と、側面部と、底面部を有し
た円筒形状に形成されるとともに、前記上面部と前記底
面部は異極着磁され、かつ前記底面部と前記側面部の一
部を第1の磁性材料で覆うことで、前記磁気吸引状態を
保持することを特徴としている。
【0011】また、前記第1のクリーンルームに配置さ
れる第1の処理装置と前記第2のクリーンルームの間に
設けられる第1の開口部を閉状態と開状態とにする第1
の扉部材と、前記第1のクリーンルームにおいて前記第
1の処理装置に隣接して配置される第2の処理装置と前
記第2のクリーンルームの間に設けられる第2の開口部
を閉状態と開状態とにする第2の扉部材と、前記第1の
開口部と前記第2の開口部の上方縁部に併設される一対
の前記上方支持手段と、前記第1の開口部と前記第2の
開口部の下方縁部に併設される一対の前記下方支持手段
と、前記第1の開口部と前記第2の開口部の下方縁部に
併設される一対の前記駆動手段と、前記第1の扉部材と
前記第2の扉部材の開閉状態を検出する検出手段と、前
記一対の駆動手段と、前記検出手段に接続されるととも
に、前記第1の扉部材と前記第2の扉部材とが同時に開
状態にならないように駆動制御する制御手段とを具備す
ることを特徴としている。
【0012】そして、前記第1の扉部材と前記第2の扉
部材とがすれ違う面に沿って、前記第1の永久磁石を覆
うための第2の磁性材料を設けることを特徴としてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な各実施形
態につき、添付の図面を参照して説明すると、図1は扉
開閉装置の外観斜視図である。
【0014】本図において、開口部3a、3bを開状態
または閉状態(図示では閉状態を示す)にするための扉
部材4a、4bが2枚分設けられた様子を代表して図示
しているが、一枚でも良いことは言うまでもなく、2枚
にするか1枚にするかはワークWの工程に応じて適宜設
定されることになる。
【0015】さて、図中のハッチングで図示したクリー
ンルーム床面上には、ワークWを不図示のワーク供給部
から取り出すために、矢印X,Z方向に図示のハンドを
移動し、保持した後に、矢印Y方向に移動し、矢印θ方
向に旋回した後に、第1の気圧状態P1に維持される第
1のクリーンルーム1内へ移載するためのロボット装置
53が設けられている。
【0016】このロボット装置53は軌道55上を移動
し、ロボット装置53を第1の気圧状態P1より低い第
2の気圧状態P2に維持される第2のクリーンルーム2
内を走行する構成としている。第1のクリーンルーム1
と第2のクリーンルーム2の間には、上方の上フレーム
8と下方の下フレーム9と左右の壁面で取り囲まれた開
口部3a、3bが設けられており、この開口部3a、3
bを介してワークWの出し入れを行なう。この開口部3
a、3bには、図示の第1の扉部材4aと第2の扉部材
4bとが夫々矢印D1,D2方向に移動する引き戸式に
設けられており、第1の扉部材4aの奥側の第1の処理
装置51と第2の扉部材4bの奥側の第2の処理装置5
2のいずれかへのワークWの出し入れを行なうようにし
て、同時には開くことがないように制御される。
【0017】以上のように引き戸式に扉部材を設ける
と、すれ違う個所にわずかな隙間ができるが、上記のよ
うに処理装置が配置されるクリーンルーム内はロボット
装置が配置されるクリーンルームより高圧(P1>P
2)であるため、たとえ隙間があってもロボット装置側
からの塵等の侵入は殆ど無い。
【0018】以上のように配設される第1の扉部材4a
と第2の扉部材4bは、下フレーム9に固定されるリニ
アガイドにより自重が支えられて矢印D1、D2方向及
び逆方向に移動自在に支持される一方で、駆動装置2
0、20により個別に駆動される。また、第1の扉部材
4aと第2の扉部材4bの上端部は、上フレーム8に固
定される丸棒部材5、5に対して第1の永久磁石6によ
り磁気吸着されることで移動自在に支持される。
【0019】図2は、図1のA−A線矢視断面図であ
る。本図において、既に説明済みの構成部品については
同様の符号を附して説明を割愛すると、上記のように移
動する扉部材は樹脂カバー11の凹溝部11a内で数ミ
リ間隔を空け非接触状態で設けられた鉄製の円柱の丸棒
部材5をガイドとするために、樹脂カバー11をブラケ
ット14を介して固定している。
【0020】樹脂カバー11の内部には第1の永久磁石
6が部分的に複数埋め込まれており、単純にこの永久磁
石と鉄製の丸棒部材5とを近づけると完全に磁気吸着さ
れてしてしまうが、上に鉄、下に永久磁石付の固体とし
て配置した場合には、鉄と永久磁石の磁気吸引力より永
久磁石を固定した物体の自重が小さければ鉄によって磁
石付の固体は持ち上げられてしまう、ここでは永久磁石
6の吸引力よりわずかに扉部材側の重さを大きくするこ
とで、非接触ではあるが磁気の吸引力で板状の扉部材4
a、4bの姿勢を直立維持させるようにしている。
【0021】このために、丸棒部材5を鉄製とし、円弧
側面を第1の永久磁石6による吸引状態に維持すること
で最も近い部分で扉部材が常に直立維持される。すなわ
ち、永久磁石と鉄製の部材が向き合う面を平面同志とす
る場合よりも、磁気吸引の発生する個所をより厳密に限
定することが可能となる。
【0022】また、第1の永久磁石6の周囲を樹脂性素
材からなる樹脂カバー11で覆うことにより、鉄製の部
材と永久磁石とが接触してしまった場合でも非磁性体の
樹脂カバーを介在させることで簡単に引き離すことが容
易となる。また、永久磁石を上記のブラケット14に対
して固定するときに、樹脂カバーを設けないと磁石本体
への取付け用ねじ穴等の加工が必要となるが、加工容易
な樹脂カバー11で覆うことで永久磁石本体への加工が
不必要となる。
【0023】さらに、第1の永久磁石6は、丸棒部材に
対向する上面部と、側面部と、底面部を有した円筒形状
に形成されるとともに、上面部と底面部は異極着磁さ
れ、かつ底面部と側面部の一部を第1の磁性材料7で覆
うことで、磁気吸引状態を保持することで磁力調整を図
るようにしている。また、第1の扉部材4aと第2の扉
部材4bがすれ違う面に沿って、第1の永久磁石6を覆
うための第2の磁性材料13を樹脂カバー11の側面に
固定することで、磁力線の方向を制御し、すれ違い時に
おける相手側の扉部材に対する不要な磁気吸引を防止し
ている。
【0024】次に、図3(a)は、丸棒部材5と複数の
第1の永久磁石6の磁気吸引の様子を示しN極、S極が
厚さ方向に異極着磁されている外観斜視図であり、ま
た、図3(b)は、丸棒部材5と複数の第1の永久磁石
6の磁気吸引の様子を示しN極、S極が移動方向に異極
着磁されている外観斜視図である。
【0025】図3(a)において、丸棒部材5と複数の
第1の永久磁石6間の磁気吸引を高めるためにN極、S
極を交互に配置してフラックスFが閉磁束回路を半径方
向に形成している。すなわち、丸棒部材5と向き合う面
をどちらか一方の極のみにすることで図示の磁力が働く
ようにしている。
【0026】また、図3(b)のように磁力を働かせた
方が双方から引っ張りあうことになり、より磁力か強く
なる。磁力の方向はこの場合、永久磁石と丸棒部材の間
のみ働けばよいが、永久磁石は周囲に対し四方に磁力を
働かせる。そこで不必要な方向への磁力の働きを抑える
ため磁石本体の約半分から下を上記の第1の磁性材料7
で覆うようにしている。こうすることで磁石の下半分の
磁力は周囲に対して働かないことになる。尚、図3
(a)、(b)において、永久磁石の形状を円筒形状と
した場合を示したが、これに限定されず所定の磁力線を
得ることができる永久磁石であればその形状はいかなる
ものでも良い。
【0027】再度、図2に基づき、扉部材4a、4bの
構成について説明する。扉部材4a、4bは帯電防止を
目的として塩ビ板部材17から出来ているために、例え
ば1m×1m以上の広さになると強度面で不安定である
ために補強材としてステンレス製枠16で囲んで固定し
ている。上記のブラケット14はスペーサ15を間に入
れ共締めで扉部材に固定している。
【0028】また、扉部材4a、4bの重量を支持する
ために下フレーム9に固定された2本のリニアモーショ
ンガイド30により移動自在に支持されるリニアブロッ
ク19を夫々固定した下方のブラケット18について
も、図示のようにスペーサ15を介在して共締めで扉部
材に固定されている。
【0029】これらのブラケット18には小窓部18a
が穿設されており、この小窓部18aに空圧駆動装置2
0のブラケット25の先端部分が潜入することで、駆動
装置20の駆動力を伝達するように構成されている。以
下に、駆動装置を空圧駆動する場合の構成について述べ
るが、この駆動装置としては、ステッピングモータの出
力軸に固定されたボールネジに螺合することでガイドレ
ール上を往復駆動される移動ブッシュから構成しても良
く、種々の構成があることは言うまでもない。図4
(a)は、空圧駆動装置20の外観斜視図であり、図4
(b)は空圧駆動装置20の要部断面図である。
【0030】図4において、空圧駆動装置20はエアシ
リンダーの一種であるロッドレスシリンダーを利用して
いる。この空圧駆動装置20は、起動と停止時において
低速で扉開閉が行なえるとともに、クリーンルーム内に
設置した場合であっても完全な防塵効果が得られるよう
に構成されている。
【0031】このために図4(a)、(b)において、
空圧駆動装置20は中空筒型の非磁性材料から形成され
た筒部材35の両端を塞ぐように端部部材26、26が
固定されており、端部部材26に接続される配管24か
らエアの給排を筒部材35の内部に行なうとともに、筒
部材35の中には両端にシャフト部材23aを固定し、
図示のように筒部材35の内周面を気密状態にすること
で左右のシリンダ室を形成するようにした第2の永久磁
石22が左右に移動自在に設けられている。
【0032】また、筒部材35の外周面には図2で述べ
たブラケット25を固定した磁性体21が筒部材35の
長手方向に移動するように設けられており、筒部材35
内の第2の永久磁石22が空気供給にともない左右いず
れかに移動すれば、磁性体21が磁気吸引されることで
同様に連動されるように構成されている。
【0033】さらに、端部部材26には上記のシャフト
23aが納まる空洞部26aが穿設されており、この空
洞部26aの内径寸法がシャフト23aの外径よりクリ
アランス分大きく設定されており、また、シャフト23
aの外周面には螺旋溝部23hが空気を逃がすように形
成されており、空洞部26a内のエアを徐々に筒外に逃
がすようにすることで、シャフト23aが空洞部26a
に納まり最終位置に移動できるように構成されている。
また、逆にシャフト23aが空洞部26aから外へ出る
場合には、螺旋溝部23hを通じて空気が徐々に筒部材
35内に供給されるので急激に突出しないことになる。
以上のようなダンパー機能により、少なくとも停止時と
起動時には、低速でスムーズな扉移動が行なえる。ま
た、空洞部には、空気を供給及び排気する配管の他に、
空気を排気する絞りを有する配管が設けられており、停
止時の停止速度を制御可能にしている。
【0034】再度、図1において、処理装置が稼動中
は、防塵のため、第1、第2の扉部材4a、4bは閉じ
ているが、処理が終えて次の処理を行なう場合には、第
1の扉部材4aが上記の空圧駆動装置20への空気供給
によりセンサ(不図示)が感知するまで矢印D1方向に
移動される。このとき低速で扉が開き始め、低速で停止
する。
【0035】また、扉が前後に重なりあう場合がある
が、この場合、上記の第1の永久磁石を利用しているた
め他方の扉のガイド部へ磁力がとび、互いに干渉しあう
ことで弊害が起こる可能性があるので、扉を前後に複数
重ねて使用するときには図2に示すようにガイド部側面
の第2の磁性材料13で影響を解消している。
【0036】尚、本発明は、上記の実施形態に限定され
ず、請求の範囲に規定される種々の構成が可能であり、
例えば扉を上下方向に移動するようにしても良い。 以
上のように、永久磁石は磁石の回り一帯に磁力を生じさ
せるため、不必要な方向にも働くと弊害が起こる可能性
があるが、上記のように必要方向のみに磁力を働かせる
ように不必要な方向に対しては磁性材料で覆うことで磁
力方向をコントロールすることで解消した。
【0037】また、扉の開閉動作が速ければ周囲に風速
を起こしクリーンルーム内の気流阻害になり塵を侵入さ
せる可能性があるが、扉の開閉動作をスムーズに行いク
リーンルーム内に塵を侵入させないようにした。すなわ
ち、扉部材の開閉動作の起動・停止を低速で行ない埃の
巻き上げ等をなくした。
【0038】さらに扉部材のガイド部は非接触であるた
め、上部にはわずかな隙間でき、さらに前後方向にも間
隙ができるが、上記の圧力差から第2のクリーンルーム
側からの挨の侵入はほとんど無い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製作及び維持コストがかからない扉開閉装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示す外観斜視図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】(a)は、丸棒部材5とN極、S極が厚さ方向
に着磁されている第1の永久磁石6の磁気吸引の様子を
示した外観斜視図、(b)は、丸棒部材5とN極、S極
が移動方向に着磁されている第1の永久磁石6の磁気吸
引の様子を示した外観斜視図である。
【図4】(a)は空圧駆動装置20の外観斜視図、
(b)は空圧駆動装置20の要部断面図である。
【符号の説明】
1 第1のクリーンルーム 2 第2のクリーンルーム 3a、3b 第1、第2の開口部 4a、4b 第1、第2の扉部材 5 丸棒部材 6 第1の永久磁石 7 第1の強磁性材料 8 上フレーム 9 下フレーム 11 樹脂カバー 13 第2の磁性材料 20 駆動装置(空圧) 21 磁性体 22 第2の永久磁石 24 配管 26 端部部材 35 筒部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の気圧状態に維持される第1のクリ
    ーンルームと、前記第1の気圧状態より低い第2の気圧
    状態に維持される第2のクリーンルームとの間に設けら
    れる開口部に配設され、扉部材を開閉駆動することで前
    記開口部を閉状態と開状態とにする扉開閉装置であっ
    て、 前記開口部の上方縁部に沿って配設される磁性材料から
    なる丸棒部材と、前記丸棒部材の外周面から所定間隔を
    隔てた磁気吸引状態に保持されるとともに、前記扉部材
    の上方に固定される複数の第1の永久磁石から構成され
    る上方支持手段と、 前記開口部の下方縁部に沿って配設され、前記扉部材の
    下方を支持する下方支持手段と、 往復移動する第2の永久磁石と、前記第2の永久磁石に
    より磁気吸引されることで前記扉部材を前記開閉駆動す
    る磁性部材とから構成される駆動手段とを具備すること
    を特徴とする扉開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、空気圧により中空筒体
    の内部を往復移動する前記第2の永久磁石と、前記第2
    の永久磁石により磁気吸引されることで前記扉部材を前
    記開閉駆動する磁性部材とから構成される空圧駆動手段
    であることを特徴とする請求項1に記載の扉開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の第1の永久磁石は、前記丸棒
    部材に対向する上面部と、側面部と、底面部を有した円
    筒形状に形成されるとともに、前記上面部と前記底面部
    は異極着磁され、かつ前記底面部と前記側面部の一部を
    第1の磁性材料で覆うことで、前記磁気吸引状態を保持
    することを特徴とする請求項1または2に記載の扉開閉
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のクリーンルームに配置される
    第1の処理装置と前記第2のクリーンルームの間に設け
    られる第1の開口部を閉状態と開状態とにする第1の扉
    部材と、 前記第1のクリーンルームにおいて前記第1の処理装置
    に隣接して配置される第2の処理装置と前記第2のクリ
    ーンルームの間に設けられる第2の開口部を閉状態と開
    状態とにする第2の扉部材と、 前記第1の開口部と前記第2の開口部の上方縁部に併設
    される一対の前記上方支持手段と、 前記第1の開口部と前記第2の開口部の下方縁部に併設
    される一対の前記下方支持手段と、 前記第1の開口部と前記第2の開口部の下方縁部に併設
    される一対の前記駆動手段と、 前記第1の扉部材と前記第2の扉部材の開閉状態を検出
    する検出手段と、 前記一対の駆動手段と、前記検出手段に接続されるとと
    もに、前記第1の扉部材と前記第2の扉部材とが同時に
    開状態にならないように駆動制御する制御手段とを具備
    することを特徴とする請求項1に記載の扉開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の扉部材と前記第2の扉部材と
    がすれ違う面に沿って、前記第1の永久磁石を覆うため
    の第2の磁性材料を設けることを特徴とする請求項4に
    記載の扉開閉装置。
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