JP2001348317A - 制汗組成物 - Google Patents

制汗組成物

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JP2001348317A
JP2001348317A JP2000167474A JP2000167474A JP2001348317A JP 2001348317 A JP2001348317 A JP 2001348317A JP 2000167474 A JP2000167474 A JP 2000167474A JP 2000167474 A JP2000167474 A JP 2000167474A JP 2001348317 A JP2001348317 A JP 2001348317A
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nonionic surfactant
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antiperspirant
powder
antiperspirant composition
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Yoshitaka Bandai
好孝 万代
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉末の凝集を長期に亘って防止し、使用感を
損なわない制汗組成物の提供。 【解決手段】 制汗性粉末と、下記一般式(I)で表さ
れ、(a)から(c)を満たし該制汗性粉末と親和性の
高いノニオン界面活性剤と、を含有することを特徴とす
る制汗組成物である。 一般式(I): R1−O−(CH2CH2O)n−H (R1:炭素数6〜24のアルキル基又はアルケニル
基、n:エチレンオキサイド(EO)の付加モル数) (a):nの平均値である平均付加モル数Nが、5〜1
5。 (b):nが3未満であるノニオン界面活性剤の含有量
が、10重量%以下。 (c):nが、nMAX−2からnMAX+2であるノニオン
界面活性剤の全含有量Yiが、55重量%以上(但し、
MAXは、一般式(I)で表されるノニオン界面活性剤
のうち、最も重量が多いノニオン界面活性剤における付
加モル数を表す。)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のノニオン界
面活性剤を使用することで、使用感を損なうこと無く、
長期に亘って粉末の凝集を防止し得る制汗組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、化粧料に、使用感向上又は制汗効
力を持たせる目的で、粉末状制汗成分を配合させる技術
が研究・開発されている。かかる技術としては、従来よ
り、粉末が凝集し、容器の吐出口等に目詰まりが生じた
り、外観不良、使用時の白化等が生ずるという問題があ
った。
【0003】前記問題の改善を図るものとして、特開平
11−209241号公報等において、高分子を用いて
粉末を分散させる技術が提案されている。しかし、かか
る技術によっても、完全に粉末の凝集を抑制することが
できず、また、べたつき等があったため、使用感に不具
合を生じ問題があった。近年、技術の発達に伴い、使用
感を損なうことなく、粉末成分の凝集を長期に亘って防
止し得る技術が強く要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、粉末の凝集を長期に亘って
防止し、使用感を損なわない制汗組成物を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段としては、以下の通りである。即ち、 <1> 制汗性粉末と、下記一般式(I)で表され、条
件(a)から(c)を満たし該制汗性粉末と親和性の高
いノニオン界面活性剤と、を含有することを特徴とする
制汗組成物である。 一般式(I): R1−O−(CH2CH2O)n−H 一般式(I)において、R1は、炭素数6〜24のアル
キル基又はアルケニル基を表す。nは、エチレンオキサ
イド(EO)の付加モル数を示す。 条件(a):nの平均値である平均付加モル数Nが、5
〜15である。 条件(b):nが3未満であるノニオン界面活性剤の含
有量が、10重量%以下である。 条件(c):nが、nMAX−2からnMAX+2であるノニ
オン界面活性剤の全含有量Yiが、55重量%以上であ
る(但し、nMAXは、一般式(I)で表される ノニオン界面活性剤のうち、最も重量が多いノニオン界
面活性剤における付加モル数を表す。)。
【0006】<2> ノニオン界面活性剤のHLBが、
11から16である前記<1>に記載の制汗組成物であ
る。 <3> nが3未満であるノニオン界面活性剤の含有量
が、3重量%以下である前記<1>又は<2>に記載の
制汗組成物である。 <4> Yiが、70重量%以上である前記<1>から
<3>のいずれかに記載の制汗組成物である。 <5> 更に、水不溶性粉末を含有する前記<1>から
<4>のいずれかに記載の制汗組成物である。<6>
更に、殺菌剤を含有する前記<1>から<5>のいずれ
かに記載の制 汗組成物である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の制汗組成物は、ノニオン界面活性剤と、
制汗性粉末と、を含有し、必要に応じて適宜選択した水
不溶性粉末、殺菌剤等の成分を含有する。
【0008】[ノニオン界面活性剤]前記ノニオン界面
活性剤は、下記一般式(I)で表される。一般式
(I): R1−O−(CH2CH2O)n−H一般式
(I)において、R1は、炭素数6〜24のアルキル基
又はアルケニル基を表す。nは、エチレンオキサイド
(EO)の付加モル数を示し、ノニオン界面活性剤の製
造時に用いるアルコール(後に詳述)1モルに対して反
応させたエチレンオキサイドのモル数を意味する。
【0009】一般式(I)において、R1としては、直
鎖状でも、分岐状でもよいが、より安定に分散可能な点
で、直鎖状が好ましい。R1の炭素数としては、臭気及
び皮膚刺激の点で、10〜22が好ましく、12〜18
がより好ましい。R1としては、具体的には、ヘキシル
基、オクチル基、ウンデシル基、ドデシル基、ミリスチ
ル基、パルミチル基、ステアリル基、オレイル基、アラ
キル基、ベヘニル基等が挙げられる。用いられるノニオ
ン界面活性剤において、R1は、互いに同一であっても
よいし、異なっていてもよい。
【0010】前記ノニオン界面活性剤は、条件(a)か
ら(c)を満たすことが必要である。 条件(a):nの平均値である平均付加モル数Nが、5
〜15である。 条件(b):nが3未満であるノニオン界面活性剤(以
下、「低付加ノニオン界面活性剤」と称することがあ
る。)の含有量が、10重量%以下である。 条件(c):nが、nMAX−2からnMAX+2であるノニ
オン界面活性剤の全含有量Yiが、55重量%以上であ
る(但し、nMAXは、一般式(I)で表されるノニオン
界面活性剤のうち、最も量が多いノニオン界面活性剤に
おける付加モル数を表す。)。
【0011】前記一般式(I)において、nの平均値で
ある平均付加モル数Nとしては、6〜13が好ましく、
7〜11がより好ましい。前記平均付加モル数Nが、上
記数値範囲外では、良好な洗浄力が得られない。
【0012】前記低付加ノニオン界面活性剤の含有量と
しては、0〜5重量%が好ましく、0〜3重量%がより
好ましい。但し、前記「低付加ノニオン界面活性剤」に
は、未反応アルコール、即ち、一般式(I)において、
nが0である化合物も含まれる。尚、本発明において
は、前記低付加ノニオン界面活性剤の含有量の数値範囲
として、前記数値範囲のいずれかの下限値若しくは上限
値又は後述する実施例のいずれかの数値を下限とし、前
記数値範囲のいずれかの下限値若しくは上限値又は後述
する実施例のいずれかの数値を上限とする数値範囲も好
ましい。
【0013】前記低付加ノニオン界面活性剤の含有量
が、上記数値範囲内であれば、ノニオン界面活性剤にお
ける界面張力が低下することがない。一方、前記低付加
ノニオン界面活性剤の含有量が、10重量%を超える
と、必然的に未反応アルコールが増大するため、洗浄力
が低下したり、アルコールに基づく臭気が発生し好まし
くない。
【0014】前記Yiとしては、60〜100重量%が
好ましく、70〜100重量%がより好ましい。尚、本
発明においては、前記Yiの数値範囲として、前記数値
範囲のいずれかの下限値若しくは上限値又は後述する実
施例のいずれかの数値を下限とし、前記数値範囲のいず
れかの下限値若しくは上限値又は後述する実施例のいず
れかの数値を上限とする数値範囲も好ましい。前記Yi
が、55重量%に満たないと、低温における流動性が低
下し、前記制汗性粉末の溶解性及び分散性が低下すると
ともに、ゲル化を起こす。
【0015】前記ノニオン界面活性剤としては、前記制
汗性粉末との親和性が高ければ特に制限はないが、その
HLB(親水・親油バランス)としては、11〜16が
好ましく、12〜15がより好ましい。前記HLBが、
前記数値範囲外では、制汗組成物に含有される粉末の凝
集を良好に防止できないことがある。尚、本発明におい
て、前記HLB(親水・親油バランス)は、下記式で求
めた値を用いている。 式: HLB=20×Mw/M 式中、Mは、ノニオン界面活性剤の分子量、Mwは、親
水基の重量を示す。
【0016】前記ノニオン界面活性剤の制汗組成物にお
ける含有量としては、0.01〜10重量%が好まし
く、0.1〜7重量%がより好ましい。前記含有量が、
0.01重量%未満では、制汗組成物に含有される粉末
の凝集を良好に防止できないことがある一方、前記含有
量が、10重量%を超えると、使用の際、べたつきを生
ずることがある。
【0017】前記ノニオン界面活性剤は、例えば、ノニ
オン界面活性剤を蒸留して、所定の留分のみを取得する
方法や、特定のアルコキシル化触媒を使用して脂肪族ア
ルコール等のアルコールにエチレンオキサイドを付加反
応させることによって容易に得ることができる。
【0018】ここで、前記アルコキシル化触媒として
は、例えば、特公平6−15038号公報に記載されて
いるアルコキシル化触媒を好適に使用することができ
る。具体的には、Al3+、Ga3+、In3+、Tl3+、C
3+、Sc3+、La3+、Mn2+等の金属イオン(以下、
単に「金属イオン」と称することがある。)を添加した
酸化マグネシウム等を使用することにより、前記エチレ
ンオキサイドの付加モル分布をより狭く、かつ、未反応
物・副生成物をより少ない量に抑えることが可能とな
る。これらの触媒の中でも、特に、特開平8−2689
19号公報に記載のnMgO・Al23・mH2
(n,m:整数)で示される水酸化アルミニウム・マグ
ネシウムを焼成活性化して得られるAl、Mg複合酸化
物触媒、特開平2000−61304号公報記載のマグ
ネシウムと、アルミニウムと、6A族、7A族、及び8
A族から選ばれる少なくとも1種の金属と、を含有する
金属酸化物からなる触媒等が特に好適である。
【0019】前記触媒において、前記金属イオンの含有
量としては、0.1〜30重量%が好ましく、0.5〜
20重量%がより好ましい。前記触媒の製造方法として
は、特に制限はなく、例えば、前記金属イオンを含有す
る硝酸塩水溶液又は炭酸塩水溶液を、純度99%以上の
酸化マグネシウムに含浸させた後、窒素気流下で、又
は、真空・400〜1000℃温度条件下において焼成
する方法(含浸法)、硝酸マグネシウムと前記金属イオ
ンとを所定割合で混合して水溶液を調製した後、水酸化
物又は複合酸化物の水和物を共沈させ、濾過、洗浄、及
び、乾燥させた後、窒素気流下で、又は、真空・400
〜1000℃温度条件下において焼成する方法(共沈
法)等の公知の方法が挙げられる。
【0020】前記脂肪族アルコール等のアルコールにエ
チレンオキサイドを付加させる際、用いられる脂肪族ア
ルコールとしては、天然のものでもよく、合成により得
られたものでもよく、例えば、市販されているドバノッ
クス、ドバノール、ダイアドール、ネオドール等の1級
合成アルコールや、椰子油高級アルコール等の天然アル
コール等が特に好適である。これらのアルコールは、1
種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0021】前記付加の際の反応温度としては、80〜
230℃が好ましく、120〜180℃がより好まし
く、120〜160℃が特に好ましい。前記反応温度
が、80℃未満では、反応速度が遅いことがある一方、
230℃を超えると、生成するノニオン界面活性剤が分
解してしまうことがある。
【0022】前記付加の際の圧力としては、前記反応速
度にもよるため一概には言えないが、0〜20atmが
好ましく、2〜8atmがより好ましい。前記付加の際
の前記触媒の量としては、反応に供されるアルコールと
エチレンオキサイドとのモル比等によっても異なるが、
通常、アルコール等の量に対して0.1〜20重量%が
好ましく、0.5〜6重量%がより好ましい。
【0023】尚、本発明において、前記ノニオン界面活
性剤におけるエチレンオキサイドの付加モル数nの付加
モル分布は、カラムにZORBAX C8(デュポン社
製)、移動相にアセトニトリルと水との混合溶媒を用い
た高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によって測
定した。
【0024】 [制汗性粉末]前記制汗性粉末としては、例えば、クロ
ルヒドロキシアルミニウム(ACH)、パラフェノール
スルホン酸亜鉛、アルミニウムジルコニウム錯体、硫酸
亜鉛、硫酸アルミニウム、レシノレンサン亜鉛、スメク
タイト等が挙げられ、これらの中でも、使用感の観点
で、クロルヒドロキシアルミニウム(ACH)、パラフ
ェノールスルホン酸亜鉛、スメクタイト等が好ましい。
【0025】前記制汗性粉末の制汗組成物における含有
量としては、0.01〜50重量%が好ましく、0.0
5〜25重量%がより好ましい。前記含有量が、0.0
1重量%未満であると、制汗効果が充分でないことがあ
る一方、前記含有量が、50重量%を超えると、使用の
際のべたつき、白化等が生ずることがある。
【0026】前記制汗性粉末の粒子径(体積平均粒子径
50)としては、0.01〜1000μmが好ましく、
0.1〜200μmがより好ましい。前記粒子径が、前
記数値範囲外では、制汗効果が充分発揮されないことが
ある。
【0027】[水不溶性粉末]前記水不溶性粉末は、使
用感を向上させる目的で添加され、例えば、タルク、カ
オリン、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マグネシウム、ベ
ントナイト、シリカ、マイカ、ゼオライト、ケイ酸マグ
ネシウム、花弁状シリカ、雲母チタン、シルク、ナイロ
ン末、ポリエチレン末、ポリスチレン末、ポリメタクリ
レート、ポリアクリル酸架橋体、シリコーン樹脂等が挙
げられる。これらの中でも、ポリメチルシルセスキオキ
サン粉末は、使用感が良好で、サラサラ感に優れている
ため好ましい。前記水不溶性粉末の平均粒子径(体積平
均粒子径D50)としては、使用感の観点から、0.1〜
100μmが好ましく、1〜20μmがより好ましい。
【0028】前記水不溶性粉末の制汗組成物における含
有量としては、0.01〜30重量%が好ましく、0.
05〜20重量%がより好ましい。前記含有量が、0.
01重量%未満では、使用感の向上が充分でないことが
ある一方、前記含有量が、30重量%を超えると、白化
が生ずることがある。
【0029】[殺菌剤]前記殺菌剤としては、イソプロ
ピルアルコール、塩化ベンザルコニウム、イソプロピル
メチルフェノール、トリクロサン、塩化ベンゼトニウ
ム、トリクロロカルバリニド、塩酸クロルヘキシジン、
オクトピロックス等が挙げられる。前記殺菌剤の制汗組
成物における含有量としては、0.01〜10重量%が
好ましく、0.05〜5重量%がより好ましい。前記含
有量が、0.01重量%未満では、殺菌効果が充分でな
いことがある一方、前記含有量が、10重量%を超える
と、皮膚刺激性が生ずることがある。
【0030】本発明においては、前記水溶性粉末、前記
殺菌剤のほか、本発明の効果を損なわない範囲で、従来
から使用されてきた他の成分を含有してもよい。前記他
の成分としては、例えば、精製水等のほか、クエン酸等
のpH調整剤、色素、香料、グリセリン等の保湿剤、安
息香酸塩等の抗菌剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース等の水溶性高分子、プロピレングリコール等の多価
アルコール、食塩、芒硝、可溶化剤、タンパク誘導体、
動植物抽出エキス、カチオン化セルロース等のカチオン
性高分子化合物(コンディショニング剤)、パール外観
付与剤、ハイドロトロープ、防腐剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、粘度調整剤等が挙げられる。
【0031】以上説明した本発明の制汗組成物は、スプ
レー、コロン、ローション、乳液、化粧水等として、好
適に用いることができる。
【0032】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限され
るものではない。
【0033】(実施例1〜11、及び、比較例1〜7)
表1〜4に示す各組成の成分を含む制汗組成物を公知の
常法に従って調製した。尚、実施例11では、表2記載
の組成物を原液とし、噴射剤として0.15MPa(2
0℃)の液化石油ガスを用いたスプレーとした。原液と
噴射剤との構成比(重量比)は、原液/噴射剤=10/
90であった。得られた各制汗組成物について、粉末の
分散性、長期安定性、及び、使用感について、下記評価
基準により評価を行った。結果を表1〜4に示す。
【0034】<分散性の評価>得られた制汗組成物を、
スライドガラスに1滴採り、カバーグラスをかけたもの
を光学顕微鏡(倍率:約400倍)にて位相差観察し
た。分散粒子(粉末)の分散性を以下の評価基準にて評
価した。 −分散性の評価基準− ◎:分散粒子の凝集が全くなく個々の粒子が単体で存在
する。 ○:分散粒子が部分的に2〜3個凝集した凝集体が僅か
に存在する。 △:分散粒子が数個凝集した凝集体が分散粒子の全体数
の30%以上存在する。 ×:ほとんど総ての粒子が凝集体として存在する。
【0035】<長期安定性の評価>得られた制汗組成物
を、50mlのバイアル瓶に入れ、50℃の高温で1ヶ
月保管した後、スライドガラスに1滴採り、カバーグラ
スをかけたものを光学顕微鏡(倍率:約400倍)の倍
率にて位相差観察した。粉末が沈降している場合は、上
下に5回振とうし、保管前と保管後の分散粒子の大きさ
の変化を下記評価基準にて評価した。 −長期安定性の評価基準− ◎:保管前後の分散粒子径に変化がない。 ○:保管前の分散粒子に比べ、保管後には、直径が1〜
2倍程度の大きさの粒子が存在する。 △:保管前の分散粒子に比べ、保管後には、直径が5倍
以上の大きさの粒子が存在する。 ×:保管前の分散粒子に比べ、保管後には、直径が10
倍以上の大きさの粒子が存在する。
【0036】<使用感の評価> 得られた制汗組成物を適量顔に塗布し、べたつき感につ
いて10名の被験者により以下に示す評点で評価しその
平均点を算出し評価した。−べたつき感の評点− 5点:べたつきが全くない 4点:べたつきがない 3点:どちらでもない 2点:ややべたつく 1点:かなりべたつく
【0037】
【表1】 表1中、各成分の配合量は、重量%で表した数値であ
る。
【0038】
【表2】 表2中、各成分の配合量は、重量%で表した数値であ
る。
【0039】
【表3】 表3中、各成分の配合量は、重量%で表した数値であ
る。
【0040】
【表4】 表4中、各成分の配合量は、重量%で表した数値であ
る。
【0041】尚、上記表中に示した各成分の詳細を以下
に示す。 ・NREアルコールエトキシレートA(ノニオン界面活
性剤)(商品名:コノール30OC、C16/C18=
70/30、N(平均付加モル数):15モル、付加モ
ル数nが3未満:1重量%未満、Yi=87重量%) ・NREアルコールエトキシレートB(ノニオン界面活
性剤)(商品名:コノール30OC、C16/C18=
70/30、N(平均付加モル数):7モル、付加モル
数nが3未満:1重量%未満、Yi=92重量%) ・NREアルコールエトキシレートC(ノニオン界面活
性剤)(商品名:コノール30OC、C16/C18=
70/30、N(平均付加モル数):12モル、付加モ
ル数nが3未満:1重量%未満、Yi=80重量%) ・NREアルコールエトキシレートD(ノニオン界面活
性剤)(商品名:コノール30OC、C16/C18=
70/30、N(平均付加モル数):8モル、付加モル
数nが3未満:1重量%未満、Yi=75重量%) ・BREアルコールエトキシレート(ノニオン界面活性
剤)(商品名:コノール30OC、C16/C18=7
0/30、N(平均付加モル数):15モル、付加モル
数nが3未満:1重量%未満、Yi=38重量%)
【0042】・タルク(商品名:JA−24A、浅田製
粉(株)製) ・シリカ(多孔質シリカ)(商品名:サンスフェアH−
52、旭硝子(株)製) ・ナイロン末(商品名:オルガゾール、エルフ・アトケ
ム社製) ・ポリエチレン末(商品名:サンワックス、三洋化成
(株)製) ・ポリアクリル酸架橋体(商品名:テクポリマーEM
A、積水化成(株)製) ・シリコーン樹脂(商品名:トスパール、東芝シリコー
ン(株)製) ・クロルヒドロキシアルミニウム(ACH)(商品名:
マイクロドライ、リハイス社製) ・パラフェノールスルホン酸亜鉛(商品名:スルホ石炭
酸亜鉛、松本製薬(株)製)
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、粉末の凝集を長期に亘
って防止し、使用感を損なわない制汗組成物を提供する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA112 AB052 AB172 AB222 AC012 AC102 AC181 AC182 AC472 AC642 AC692 AC782 AC812 AC852 AD022 AD072 AD092 AD152 AD642 BB04 BB21 BB48 CC17 DD08 EE01 EE06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制汗性粉末と、下記一般式(I)で表さ
    れ、条件(a)から(c)を満たし該制汗性粉末と親和
    性の高いノニオン界面活性剤と、を含有することを特徴
    とする制汗組成物。 一般式(I): R1−O−(CH2CH2O)n−H 一般式(I)において、R1は、炭素数6〜24のアル
    キル基又はアルケニル基を表す。nは、エチレンオキサ
    イド(EO)の付加モル数を示す。 条件(a):nの平均値である平均付加モル数Nが、5
    〜15である。 条件(b):nが3未満であるノニオン界面活性剤の含
    有量が、10重量%以下である。 条件(c):nが、nMAX−2からnMAX+2であるノニ
    オン界面活性剤の全含有量Yiが、55重量%以上であ
    る(但し、nMAXは、一般式(I)で表されるノニオン
    界面活性剤のうち、最も重量が多いノニオン界面活性剤
    における付加モル数を表す。)。
  2. 【請求項2】 ノニオン界面活性剤のHLBが、11か
    ら16である請求項1に記載の制汗組成物。
  3. 【請求項3】 nが3未満であるノニオン界面活性剤の
    含有量が、3重量%以下である請求項1又は2に記載の
    制汗組成物。
  4. 【請求項4】 Yiが、70重量%以上である請求項1
    から3のいずれかに記載の制汗組成物。
  5. 【請求項5】 更に、水不溶性粉末を含有する請求項1
    から4のいずれかに記載の制汗組成物。
  6. 【請求項6】 更に、殺菌剤を含有する請求項1から5
    のいずれかに記載の制汗組成物。
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