JP2001347857A - 電力回生用インバータとその始動方法 - Google Patents

電力回生用インバータとその始動方法

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JP2001347857A JP2000171647A JP2000171647A JP2001347857A JP 2001347857 A JP2001347857 A JP 2001347857A JP 2000171647 A JP2000171647 A JP 2000171647A JP 2000171647 A JP2000171647 A JP 2000171647A JP 2001347857 A JP2001347857 A JP 2001347857A
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electric power
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Hiroshi Shinohara
博 篠原
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気車からの回生電力を電力系統に回生する電
力回生用インバータの直流側に備える直流コンデンサの
初期充電方法を提供する。 【解決手段】電力回生用インバータ14を運転させるの
に先立って、始動制御回路52によりスイッチ51を閉
路して直流コンデンサを充電し、この充電が完了すると
直流遮断器41を閉路し、その後、電力回生用インバー
タ14の前記回生動作を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、電気車からの回
生電力を電力系統に回生する電力回生用インバータに関
わり、特に、該電力回生用インバータの直流側に備える
直流コンデンサへの初期充電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2はこの種の電力回生用インバータが
設置される概念的な系統図であり、1は上位の電力系
統、2は整流用の変圧器、3は整流器、4はき電線、5
はレール、6は電気車、11は変圧器、12は下位の電
力系統、13は整合用の変圧器、14は電力回生用イン
バータ、15は直流リアクトルである。
【0003】図2において、電気車6を駆動する場合、
電力系統1から変圧器2を介し整流器3で交流から直流
に変換し、き電線4とレール5とを介し電気車6に駆動
用の直流電力を供給している。
【0004】また、電気車6が減速する場合、電気車6
からき電線4に電力を回生させる。ここで、電気車6か
らの回生電力は他の電気車に供給されることが多いが、
他の電気車が電力を必要としない場合は、この回生電力
によりき電線4の直流電圧が上昇し、その結果、電気車
の回生ブレーキ失効となるのを防止するために、この回
生電力を電力回生用インバータ14で交流に変換し、変
圧器13を介して電力系統12に回生している。
【0005】図3は、図2に示した電力回生用インバー
タ14の詳細回路構成図である。
【0006】この電力回生用インバータ14は、自己消
弧形素子としてのGTOとダイオードの逆並列回路を三
相ブリッジ結線したインバータ主回路21と、直流コン
デンサ22とから形成され、自励式インバータ14とも
称される。
【0007】近年、この種の電力回生用インバータとし
ては、回生動作の特性及び応答改善を図るため、従来の
サイリスタを三相ブリッジ結線した他励式インバータか
ら、図3に示した交流出力電圧のPWM制御を行うこと
が可能な自励式インバータ14に代わりつつある。
【0008】図4は、図3に示した自励式インバータ1
4を始動させるのに先立って、直流コンデンサ22への
初期充電を行うための従来例を示す回路構成図である。
【0009】図4において、41は直流遮断器、42は
電磁接触器などのスイッチ、43は限流用の抵抗を示
し、先ず、スイッチ42を開路の状態で直流遮断器41
を投入し閉路させる。その結果、き電線5→直流遮断器
41→抵抗43→直流コンデンサ22→レール5の経路
で直流コンデンサ22が充電され、直流コンデンサ22
の電圧がほぼき電線5の電圧に達し、この充電が完了す
るとスイッチ42が閉路し、き電線5→直流遮断器41
→スイッチ42→直流リアクトル15→直流コンデンサ
22→レール5の経路が主たる経路となり、その後、自
励式インバータ14は先述の回生動作を開始する。
【0010】なお図4に示した回路構成は、産業機械の
動力源としての交流電動機を駆動する自励式インバータ
で一般的に用いられている回路例である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図4に示した直流コン
デンサ22への初期充電のための従来の回路構成による
と、スイッチ42は自励式インバータ16が先述の回生
動作中の直流電流を流すことができる電流定格を備える
必要がある。従って、スイッチ42が大形化,コストア
ップし、大きな設置スペースを必要としていた。
【0012】この発明の目的は、上記問題点を解決した
電力回生用インバータとその始動方法を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この第1の発明は、電気
車からの回生電力を電力系統に回生する電力回生用イン
バータにおいて、前記電力回生用インバータの直流側
と、き電線との間に設置された直流遮断器と直流リアク
トルの直列回路の両端に接続されるスイッチと抵抗の直
列回路と、前記直流遮断器とスイッチの開閉を制御する
始動制御回路とを備え、前記始動制御回路により、先
ず、前記スイッチを閉路して前記電力回生用インバータ
の直流側に備える直流コンデンサを初期充電し、この充
電が完了した時点で前記直流遮断器を閉路し、次に、前
記電力回生用インバータに前記回生動作を行わせること
を特徴とした電力回生用インバータにする。
【0014】また第2の発明は、電力回生用インバータ
の直流側と、き電線との間に設置された直流遮断器が閉
路することにより、電気車からの回生電力を電力系統に
回生する電力回生用インバータにおいて、先ず、前記電
力回生用インバータの直流側に備える直流コンデンサを
初期充電し、この充電が完了した時点で前記直流遮断器
を閉路し、次に、前記電力回生用インバータに前記回生
動作を行わせることを特徴とした電力回生用インバータ
の始動方法にする。
【0015】この発明によれば、前記直流コンデンサを
初期充電する充電電流に耐える小型,小容量のスイッチ
を用いることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、図3に示した自励式イン
バータ14を始動させるのに先立って、直流コンデンサ
22への初期充電を行うためのこの発明の実施例を示す
回路構成図であり、図4に示した従来例回路と同一機能
を有するものには同一符号を付している。
【0017】すなわち図1において、41は直流遮断
器、43は限流用の抵抗、51は電磁接触器などのスイ
ッチと、52は始動制御回路を示す。
【0018】先ず、始動制御回路52に外部より自励式
インバータ14の運転指令が発せられると、始動制御回
路52はスイッチ51を閉路させる。その結果、き電線
5→スイッチ51→抵抗43→直流コンデンサ22→レ
ール5の経路で直流コンデンサ22が初期充電される。
【0019】次に、スイッチ51を閉路してから予め定
めた時間を経過したときには、直流コンデンサ22の電
圧がほぼき電線5の電圧に達しているので、始動制御回
路52により直流遮断器41が投入され閉路させる。そ
の結果、き電線5→直流遮断器41→直流リアクトル1
5→直流コンデンサ22→レール5の経路が主たる経路
となり、その後、始動制御回路52からの起動指令によ
り自励式インバータ14は先述の回生動作を開始する。
【0020】従って、スイッチ51には直流コンデンサ
22を初期充電する充電電流と、自励式インバータ16
が先述の回生動作中の直流電流うち、直流遮断器41の
電流と分流した僅かな電流とが流れ、前記充電電流の平
均電流も小さいことから小型,小容量のスイッチを用い
ることができる。
【0021】また、直流コンデンサ22への初期充電完
了後は、スイッチ51を開路してもよく、このときに
は、スイッチ51は直流コンデンサ22を初期充電する
充電電流のみが流れ、この充電電流の平均電流も小さい
ことから小型,小容量のスイッチを用いることができ
る。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、電力回生用インバー
タに備える直流コンデンサを初期充電するために備える
スイッチを従来に比して電流定格を小さくでき、従っ
て、前記スイッチを小型,低価格にでき、その設置スペ
ースもより小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す回路構成図
【図2】電力回生用インバータが設置される概念的な系
統図
【図3】図2に示した電力回生用インバータの回路構成
【図4】従来例を示す回路構成図
【符号の説明】
1…電力系統、2…変圧器、3…整流器、4…き電線、
5…レール、6…電気車、11…変圧器、12…電力系
統、13…変圧器、14…電力回生用インバータ、15
…直流リアクトル、21…インバータ主回路、22…直
流コンデンサ、41…直流遮断器、42…スイッチ、4
3…抵抗、51…スイッチ、52…始動制御回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気車からの回生電力を電力系統に回生
    する電力回生用インバータにおいて、 前記電力回生用インバータの直流側と、き電線との間に
    設置された直流遮断器と直流リアクトルの直列回路の両
    端に接続されるスイッチと抵抗の直列回路と、 前記直流遮断器とスイッチの開閉を制御する始動制御回
    路とを備え、 前記始動制御回路により、 先ず、前記スイッチを閉路して前記電力回生用インバー
    タの直流側に備える直流コンデンサを初期充電し、 この充電が完了した時点で前記直流遮断器を閉路し、 次に、前記電力回生用インバータに前記回生動作を行わ
    せることを特徴とする電力回生用インバータ。
  2. 【請求項2】 電力回生用インバータの直流側と、き電
    線との間に設置された直流遮断器が閉路することによ
    り、電気車からの回生電力を電力系統に回生する電力回
    生用インバータにおいて、 先ず、前記電力回生用インバータの直流側に備える直流
    コンデンサを初期充電し、 この充電が完了した時点で前記直流遮断器を閉路し、 次に、前記電力回生用インバータに前記回生動作を行わ
    せることを特徴とする電力回生用インバータの始動方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015079544A1 (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 三菱電機株式会社 駅舎電源装置
US9859715B2 (en) 2012-08-29 2018-01-02 Mitsubishi Electric Corporation Station-building power supply device and method of controlling the same
US9898027B2 (en) 2012-09-05 2018-02-20 Mitsubishi Electric Corporation Station building power supply device

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