JP2001346689A - コーヒー液貯留装置 - Google Patents
コーヒー液貯留装置Info
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Abstract
る。 【解決手段】 ポット本体の上部開口を覆い、中央部に
おいてじょうご部を持ち、かつ、周縁部の一部が切り欠
かれてなる注出口を持つ蓋本体と、その周縁部に装着さ
れた弾性パッキンと、注出口を覆うような開閉板と、じ
ょうご部に垂下した注入筒とを持つ。また、前記蓋本体
において、じょうご部の外側に円環平板部が連設され、
その下面に三方囲い部材が突設され、この部材は前記注
出口対応部に近接し、かつ、該注出口対応部側を開放し
ている。円筒部が円環平板状部と同心で、その下面に別
体で取り付けられ、その一部が前記三方囲い部材の開放
側で切り欠かれてそれの外側面に嵌合し、パッキン挟持
円環部が前記円筒部の円中心に同心、かつ、その下端に
一体形成され、円環パッキンを嵌入できるように外円周
面に溝を持つ。
Description
装置に関する。
液はポット蓋の中央孔を通ってガラスポット内に貯留さ
れる。前記蓋は天板部の下面に短円筒体が垂下したプラ
スチック成形品からなる。そして、短円筒体の円周方向
数か所において、円筒体中心軸受けに平行な切欠が設け
られ、これにより、半径方向に弾性屈曲可能な舌片部が
形成され、この部分の外周に突起が設けられ、これらの
突起がガラスポット内側に嵌合していた(従来第1
例)。
ヒー液は容器外の空気(酸素)と接触しているので、コ
ーヒー液の成分が酸化されコーヒーの劣化が起こり、清
澄な液は混濁し、渋味、酸味が増し、コーヒー独特の香
りは減少して泥臭い香りになり、レストラン等において
は商品価値が失われる。
ば、特開昭57−128116号公報(従来第2例)に
示されている。即ち、開口上端部を有し、蒸気圧が大気
圧を越えるコーヒーの相当量を収容するようにされるデ
カンタ(ポット)と組み合って、前記開口上端部を閉塞す
るトップアセンブリー(蓋)と、上記デカンタの底部か
ら収容コーヒーを外部に分配するため同デカンタの底部
近くから上端部に延びる注ぎ管と、上記のデカンタに通
気させ、コーヒー収容中のデカンタ内部に大気圧を越え
る圧力を維持させるよう、空気小孔を持つ小蓋からなる
ものである。
報(従来第3例)にあるように、コーヒー豆から抽出し
たコーヒー液を貯留するコーヒー受け容器と、コーヒー
受け容器の開口に着脱自在に装着されるコーヒー容器蓋
とを備え、コーヒー容器蓋にはコーヒー受け容器の開口
との気密接合部と、抽出するコーヒー液受け部と、受け
部にて受けたコーヒー液をコーヒー受け容器内に流入す
る液トラップと、受け部側の液トラップ口部に対する部
分に形成するコーヒー液注ぎ部とを形成してなるもので
ある。
第1例では、次のような問題があった。即ち、一般的に
ガラス成型品は寸法精度が悪いとされており、特に内寸
法は肉厚が不均一になるために寸法が一定にならない。
その寸法の定まらない内壁に舌片部の弾性変形で蓋を保
持し、また、蓋自体も熱により軟化するため、蓋の保持
方法としては不確実である。コーヒーを注ぐ時にコーヒ
ーに押されて蓋が脱落し、同時に大量のコーヒーが流れ
出してしまうことがあり、危険である。
いずれもポット内に貯留されたコーヒー液を全て排出さ
せることができず、必ずある程度のコーヒー液が残留し
てしまうのである。
酸化による劣化を最少限に抑え、かつ、コーヒー液が残
留しないようなコーヒー液貯留装置を提供することを目
的とする。
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、第1構成
は、ポット本体の上部開口を覆い、中央部においてじょ
うご部を持ち、かつ、周縁部の一部が切り欠かれてなる
注出口を持つ蓋本体と、該蓋本体の周縁部に装着された
弾性パッキンとを含むことである。
い、中央部においてじょうご部を持ち、かつ、周縁部の
一部が切り欠かれてなる注出口を持つ蓋本体と、該蓋本
体の周縁部に装着された弾性パッキンと、前記注出口を
覆うよう、上下に揺部可能に前記蓋本体に取り付けられ
た開閉板と、前記蓋本体のじょうご部の中央下端に接続
されて垂下した注入筒とを含むことである。
前記蓋本体は、中央部においてじょうご部を持ち、該じ
ょうご部の半径方向外側に円環溝部が連設され、該円環
溝部の半径方向外側に円環平板部が連設されてなり、該
円環平板部の円周方向の一部範囲で切り欠かれて注出口
となり、該注出口に対応した位置の前記円環溝部は、前
記注出口の高さまで底部が持ち上げられていることであ
る。
前記蓋本体において、中央部においてじょうご部があ
り、該じょうご部の半径方向外側に円環平板部が連設さ
れ、円筒部が前記円環平板状部と同心で、その下面に別
体で取り付けられ、その一部が前記注出口側で切り欠か
れ、パッキン挟持円環部が前記円筒部の円中心に同心、
かつ、その下端に一体形成され、円環パッキンを嵌入で
きるように外円周面に溝を持つことである。
前記蓋本体において、中央部においてじょうご部があ
り、該じょうご部の半径方向外側に円環平板部が連設さ
れ、該円環平板部の下面に三方囲い部材が一体突設さ
れ、該三方囲い部材は前記円環平板部の注出口対応部に
近接し、かつ、該注出口対応部側を開放し、円筒部が前
記円環平板状部と同心で、その下面に別体で取り付けら
れ、その一部が前記三方囲い部材の開放側で切り欠かれ
てそれの外側に嵌合し、パッキン挟持円環部が前記円筒
部の円中心に同心、かつ、その下端に一体形成され、円
環パッキンを嵌入できるように外円周面に溝を持つこと
である。
ン円環部において、半径方向内側に門形部が注出口を形
成するように一体形成され、該注出口の上側を三方で囲
むように前記三方囲い部材が対接し、前記開閉板の揺動
軸は前記三方囲い部材および前記門形部の対接部に設け
た軸受け切欠内で回動自在に位置決め支持されたことで
ある。
に示す一実施例にもとづき説明する。図1において、従
来から公知のコーヒー液抽出器1は本体1aの上部に滴
下口1b、下端にポット台1cが設けられ、このポット
台1cに本発明に係るコーヒー液貯留装置Aが載置され
る。
装置Aにおいて、ポット本体2の上端には蓋本体3が着
脱自在に嵌合され、側面には取っ手9が設けられる。該
蓋本体3は、中央部においてじょうご部3aを持ち、該
じょうご部の半径方向外側に円環溝部3bが連設され、
該円環溝部の半径方向外側に、円環平板部3cおよび円
環パッキン8を嵌入できるように外円周面に円周溝3g
を持つパッキン挟持円環部3fが連設されてなる。そし
て、シリコンゴム弾性パッキン8が円周溝3gに嵌入さ
れる。
囲で切り欠かれて注出口3dとなり、該注出口に対応し
た位置の前記円環溝部は、前記注出口の高さまで底部が
持ち上げられて高台部3eとなっている。前記注出口3
dを覆うよう、上下に揺部可能に開閉板4が、前記蓋本
体にブラケット5とピン6を介して取り付けられる。前
記蓋本体のじょうご部3aの中央下端に注入筒7が接続
されて垂下する。
器1の滴下口1bから滴下したコーヒー液は蓋本体3の
じょうご部3aを経て、注入筒7内を流下し、ポット本
体2に貯留される。このとき、貯留されたコーヒー液の
液面は、注入筒7の部分を除いて、大気に対し遮断され
ており、コーヒー液の酸化による劣化が最少限に抑えら
れる。なお、注入筒7の部分は大気に通じているが、全
面積に対し極めて小さい面積であるから、前記と同様に
劣化が最少限に抑えられる。そして、注出口3dからコ
ップ等に注出するとき、開閉板4が液の重力で開き(図
6)、液の全部が完全に排出できるのである。
周溝部3bが除かれ、その部分が円環平板部3cとなっ
たものである。
の実施例を示す。即ち、図8〜図11で、蓋本体10に
おいて、中央部においてじょうご部11があり、該じょ
うご部の半径方向外側に円環平板部12が連設され、該
円環平板部の下面に三方囲い部材13が一体突設され
る。該三方囲い部材13は前記円環平板部12の注出口
対応部12aに近接し、かつ、該注出口対応部側を開放
している。円筒部14が前記円環平板状部12と同心
で、その下面に別体で取り付けられ、その一部が前記三
方囲い部材13の開放側で切り欠かれ、その外側面に嵌
っている。
環部15が前記円筒部14の円中心に同心、かつ、その
下端に一体形成される。このパッキン挟持円環部15で
は、円環本体15aの前記注出口対応部12aに対応し
た部分の半径方向内側に、三日月部15dが一体形成さ
れる。そして、その半径方向外側に注出切欠15cが設
けられる。また、パッキン16を嵌入できるように、円
環本体15aの外円周面および三日月部15dの注出切
欠15c側にパッキン溝15bが設けられる。パッキン
16では、図13のように、円環本体16aの前記注出
口対応部12aに対応した部分の半径方向内側に、三日
月部16bが一体形成され、その半径方向外側に注出切
欠16cが設けられる。
日月部15dの半径方向内側に門形部15eが注出口1
5gを形成するように一体形成される。そして、この注
出口15gの上側を三方で囲むように、前記三方囲い部
材13が対接する。門形部の内側に鍾り22の付いた開
閉板21が取り付けられる。即ち、図10に示すよう
に、開閉板21の本体21aは矩形を呈し、ポット底を
水平状態に保ったとき、三日月部15dの上に展延して
支持された状態で、門形部15eで形成された注出口1
5gおよび円環部15の注出切欠15cを上から覆ぐ。
そして、内側端付近の両端面には揺動軸21bが一体突
設され、また、内側端付近にはその端面に平行な長孔2
1cが設けられる。
けられる。錘22は矩形板からなる本体22aの一方短
辺の延長上の両長辺から揺動軸22b,22bが一体突
設される。この本体22aが開閉板の長辺21cを貫通
して揺動軸22bで支えられる。前記開閉板21および
錘22の各々の揺動軸21b,22bは、三方囲い部材
13に設けた軸受け切欠13bおよび門形部15eに設
けた軸受け切欠15h内で回動自在に位置決め支持され
る。
の間および前記注出切欠15cと反対側の半径方向内側
に向かって取付アーム15fが一体形成される。これら
の取付アーム15fを上下に貫通した止ねじ18が前記
円環平板部12の取付筒12bにねじ込まれて、円環平
板部に対し円筒部14と共にパッキン扶持円環部15が
固定される。このとき、前記三方囲い部材13の下面と
前記門形部15eの上面とが一致する。
る。(1)コーヒー液を注ぐ時には流れ出るコーヒー液が
開閉板21の裏側に当たり、両側に広がるように出て行
くが、囲い部材13の効果で広がるのを防ぐことができ
る。従ってカップに注ぎ易くなる。(2)蓋本体と囲い部
材によって開口部が覆われているので埃等の付着が防げ
る。(3)パッキン16をパッキン挟持円環部15の溝に
嵌入する方法により、ビスなどの着脱なしにパッキン自
体の弾性変形により溝への着脱ができ、パッキンの交換
が容易にできる。このことは極めて有益である。即ち、
パッキンは時間経過と共に曲がり癖がついて保持力が低
下し、コーヒー液注ぎ時に液に押されて蓋本体が脱落す
るため、消耗品として簡単に交換出来る必要がある。ま
た、コーヒーのアクのようなものが付着するので、頻繁
にパッキンを外して洗う必要がある。
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
法より大きめのパッキンを使用し、パッキンの弾性を利
用しているので、ガラス成型品の内寸法のバラツキの影
響は受けず、また、熱による軟化もないのでより確実に
保持できる。
え、ポット本体に貯留されたコーヒー液の劣化が防止で
きる。しかも、ポット本体に貯留されたコーヒー液が全
て注出口より注出できることとなり、残留液による不都
合が除去された。
構成の効果に加え、円環溝部に指を差し入れて、じょう
ご部の外周を摘んで蓋本体を着脱できる。しかも、円環
溝部の僅かな半径方向の弾性変形により、ポット本体開
口への適度の嵌合具合とシール具合が確保できることと
なった。
効果に加え、蓋本体がパッキン挟持円環部と円筒部とで
一体となった下部と、その他の部分である上部との二つ
の部分からなっているので、開口部での埃等の付着が防
げる。また、パッキンをパッキン挟持円環部の溝に嵌入
する方法により、ビスなどの着脱なしにパッキン自体の
弾性変形により溝への着脱ができ、パッキンの交換が極
めて容易である。
効果に加え、三方囲い部材により、コーヒー液をカップ
に注ぎ易くなった。
開閉板および錘の蓋本体への取付が容易である。
出器にセットした状態の側面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ポット本体の上部開口を覆い、中央部に
おいてじょうご部を持ち、かつ、周縁部の一部が切り欠
かれてなる注出口を持つ蓋本体と、該蓋本体の周縁部に
装着された弾性パッキンとを含むことを特徴とするコー
ヒー液貯留装置。 - 【請求項2】 ポット本体の上部開口を覆い、中央部に
おいてじょうご部を持ち、かつ、周縁部の一部が切り欠
かれてなる注出口を持つ蓋本体と、該蓋本体の周縁部に
装着された弾性パッキンと、前記注出口を覆うよう、上
下に揺部可能に前記蓋本体に取り付けられた開閉板と、
前記蓋本体のじょうご部の中央下端に接続されて垂下し
た注入筒とを含むことを特徴とするコーヒー液貯留装
置。 - 【請求項3】 前記蓋本体は、中央部においてじょうご
部を持ち、該じょうご部の半径方向外側に円環溝部が連
設され、該円環溝部の半径方向外側に円環平板部が連設
されてなり、該円環平板部の円周方向の一部範囲で切り
欠かれて注出口となり、該注出口に対応した位置の前記
円環溝部は、前記注出口の高さまで底部が持ち上げられ
ていることを特徴とする請求項1または2記載のコーヒ
ー液貯留装置。 - 【請求項4】 前記蓋本体において、中央部においてじ
ょうご部があり、該じょうご部の半径方向外側に円環平
板部が連設され、 円筒部が前記円環平板状部と同心で、その下面に別体で
取り付けられ、その一部が前記注出口側で切り欠かれ、 パッキン挟持円環部が前記円筒部の円中心に同心、か
つ、その下端に一体形成され、円環パッキンを嵌入でき
るように外円周面に溝を持つことを特徴とする請求項1
または2記載のコーヒー液貯留装置。 - 【請求項5】 前記蓋本体において、中央部においてじ
ょうご部があり、該じょうご部の半径方向外側に円環平
板部が連設され、該円環平板部の下面に三方囲い部材が
一体突設され、該三方囲い部材は前記円環平板部の注出
口対応部に近接し、かつ、該注出口対応部側を開放し、 円筒部が前記円環平板状部と同心で、その下面に別体で
取り付けられ、その一部が前記三方囲い部材の開放側で
切り欠かれてそれの外側面に嵌合し、 パッキン挟持円環部が前記円筒部の円中心に同心、か
つ、その下端に一体形成され、円環パッキンを嵌入でき
るように外円周面に溝を持つことを特徴とする請求項1
または2記載のコーヒー液貯留装置。 - 【請求項6】 前記パッキン円環部において、半径方向
内側に門形部が注出口を形成するように一体形成され、
該注出口の上側を三方で囲むように前記三方囲い部材が
対接し、前記開閉板の揺動軸は前記三方囲い部材および
前記門形部の対接部に設けた軸受け切欠内で回動自在に
位置決め支持されたことを特徴とする請求項5記載のコ
ーヒー貯留装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000173416A JP3534307B2 (ja) | 2000-06-09 | 2000-06-09 | コーヒー液貯留装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000173416A JP3534307B2 (ja) | 2000-06-09 | 2000-06-09 | コーヒー液貯留装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001346689A true JP2001346689A (ja) | 2001-12-18 |
JP3534307B2 JP3534307B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=18675649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000173416A Expired - Fee Related JP3534307B2 (ja) | 2000-06-09 | 2000-06-09 | コーヒー液貯留装置 |
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JP (1) | JP3534307B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007079616A1 (en) * | 2006-01-13 | 2007-07-19 | Zhicheng Shao | A kettle for boiling beverage |
JP2018095282A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | パール金属株式会社 | 飲料容器の蓋体 |
-
2000
- 2000-06-09 JP JP2000173416A patent/JP3534307B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2007079616A1 (en) * | 2006-01-13 | 2007-07-19 | Zhicheng Shao | A kettle for boiling beverage |
JP2018095282A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | パール金属株式会社 | 飲料容器の蓋体 |
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JP3534307B2 (ja) | 2004-06-07 |
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