JP2001346663A - 生鮮食品用電子棚札システムおよび値付装置 - Google Patents

生鮮食品用電子棚札システムおよび値付装置

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JP2001346663A
JP2001346663A JP2000172368A JP2000172368A JP2001346663A JP 2001346663 A JP2001346663 A JP 2001346663A JP 2000172368 A JP2000172368 A JP 2000172368A JP 2000172368 A JP2000172368 A JP 2000172368A JP 2001346663 A JP2001346663 A JP 2001346663A
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JP2000172368A
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Hidenao Suzuki
秀直 鈴木
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生鮮食品の特殊性を考慮した生鮮食品用電子
棚札システム、およびこのシステムに最適な計量値付装
置を提供する。 【解決手段】 商品の値付けを行う値付装置と、商品に
対応して配置され、該商品の価格等を表示する複数の電
子棚札と、該電子棚札をコントロールする電子棚札コン
トローラとからなり、前記値付装置に記憶されている単
価(定額商品のときは値段)等のデータを前記電子棚札
コントローラを経由して前記電子棚札に送信して表示す
ることを特徴とする。また、前記値付装置の単価(定額
商品のときは値段)を変更したとき、変更した前記単価
(定額商品のときは値段)を電子棚札コントローラを経
由して前記電子棚札に送信して表示することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生鮮食品用の電
子棚札システム及びこのシステムを構成するのに好適な
値付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、変更された商品の値段がリアルタ
イムで表示される電子棚札システムが開発され、好評で
ある。生鮮食品に電子棚札システムを導入する場合には
生鮮食品の特殊性があり、特別な工夫が必要になる。生
鮮食品の場合、バックルームで商品を加工し、加工した
商品を値付装置で値付けし(値段を印字したラベルを商
品に貼付する)、値付けした商品を売場の所定の陳列場
所に陳列する。
【0003】この場合、商品を陳列するときに、値付け
した単価(定額商品の場合は値段)を電子棚札で表示す
る必要があるが、生鮮食品の場合には、値付処理時の状
況によって、商品の単価(値段)を一時的に変更するこ
とが頻繁に行われる。例えば、ステーキ肉を加工して値
付けしている場合に半端部分がでた場合には、それを半
端物として単価(値段)を一時的に変更して値付けする
ことが一般に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一時的
に変更した単価は例外的なものであり、棚札で表示すべ
きものではないが、この例外への対応ができないという
課題があった。
【0005】また、値段を変更して仕越分(翌日分)の
処理をした場合には、変更した単価(値段)は当日では
なく、翌日表示すべきものであり、従来の電子棚札シス
テムでは十分な対応ができないという課題があった。
【0006】また、生鮮食品の値付けでは、マークダウ
ン処理によりラベルに値下げ前の単価(値段)と値下げ
後の単価(値段)とを併せて表記することにより、客に
その商品の買い得感を強調する場合があり、店舗によっ
て棚札に値下げ前の値段を表示する場合と、値下げ後の
値段を表示する場合とがあるが、従来の棚札システムで
は、この場合の対応が難しいという課題があった。
【0007】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、生鮮食品の特殊性を考慮した生鮮食品用電子棚
札システム、およびこのシステムに最適な計量値付装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、商品の値付けを行う値付装置と、商品に対応して配
置され、該商品の価格等を表示する複数の電子棚札とか
らなり、前記値付装置に記憶されている単価(定額商品
の時には値段)等のデータを前記電子棚札に送信して表
示することを特徴とする生鮮食品用電子棚札システムを
提供する。
【0009】請求項2に記載の発明は、商品の値付けを
行う値付装置と、商品に対応して配置され、該商品の価
格等を表示する複数の電子棚札と、該電子棚札をコント
ロールする電子棚札コントローラとからなり、前記値付
装置に記憶されている単価(定額商品のときは値段)等
のデータを前記電子棚札コントローラを経由して前記電
子棚札に送信して表示することを特徴とする生鮮食品用
電子棚札システムを提供する。
【0010】請求項3に記載の発明は、商品の値付けを
行う値付装置と、商品に対応して配置され、該商品の価
格等を表示する複数の電子棚札と、該電子棚札をコント
ロールする電子棚札コントローラとからなり、前記値付
装置の単価(定額商品のときは値段)を変更したとき、
変更した前記単価(定額商品のときは値段)を電子棚札
コントローラを経由して前記電子棚札に送信して表示す
ることを特徴とする生鮮食品用電子棚札システムを提供
する。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の生鮮食品用電子棚札システムの前記値付装置におい
て、予め設定した値(率)以上の売価(単価、値段)変
更が行われた場合、変更された売価を前記電子棚札で表
示しないことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の生鮮食品用電子棚札システムの前記値付装置におい
て、商品の属性が定貫から不定貫、あるいは不定貫から
定貫に変更された場合には、変更された売価(単価、値
段)を前記電子棚札で表示しないことを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項3に記載
の生鮮食品用電子棚札システムの前記値付装置におい
て、仕越分(翌日分)として処理された商品の変更売価
(単価、値段)は、翌日にシステムを立ち上げたときに
前記電子棚札で表示することを特徴とする。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項2または
3に記載の生鮮食品用電子棚札システムにおいて、前記
値付装置に記憶されている生産実績データを前記電子棚
札コントローラに送信し、必要に応じて前記電子棚札で
表示することを特徴とする。
【0015】請求項8に記載の発明は、単価(値段)デ
ータを電子棚札用データとして送信する機能を有する値
付装置において、予め設定した値(率)以上の売価(単
価、値段)変更が行われた場合、変更した売価データを
送信しないことを特徴とする値付装置を提供する。
【0016】請求項9に記載の発明は、単価(値段)デ
ータを電子棚札用データとして送信する機能を有する値
付装置において、商品の属性を定貫から不定貫、あるい
は不定貫から定貫に変更した場合には、変更した売価デ
ータを送信しないことを特徴とする値付装置を提供す
る。
【0017】請求項10に記載の発明は、単価(値段)
データを電子棚札用データとして送信する機能を有する
値付装置において、仕越分(翌日分)として処理された
商品の変更売価(単価、値段)は、翌日にシステムを立
ち上げたときに送信することを特徴とする値付装置を提
供する。
【0018】請求項11に記載の発明は、単価(値段)
データを電子棚札用データとして送信する機能を有する
値付装置において、マークダウン処理をした場合には、
値下げ前の売価を送信するか、値下げ後の売価を送信す
るかの設定を可能としたことを特徴とする値付装置を提
供する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図を参照しながら説明する。図1はこの発明の一実
施形態による生鮮食品用電子棚札システムおよび値付装
置の構成を示すブロック図である。生鮮食品用電子棚札
システム(STS)は、電子棚札システム(以下、DT
S等とする)10と計量インラインシステム(KIS)
20とからなり、DTS10とKIS20とはローカル
エリアネットワーク(LAN)30で接続され、相互に
データの送受信が可能に構成されている。基本的には、
DTS10およびKIS20それ自体は公知のシステム
であり、DTS10とKIS20との組み合わせ、およ
び組み合わせるに当たってKIS20に施した各種の工
夫(変更部分)が、本願発明の要旨となる。
【0020】DTS10は、基本的には、電子棚札コン
トローラ(DTC)11と、このDTC11に接続され
た送信部(TC)12と、このTC12を介してDTC
11と無線(赤外線)接続された複数台の電子棚札(D
T)131、132、・・・13nとからなる。なお、
各DT131、132、・・・13nは、複数画面分
(実施形態では7画面分)の表示データを記憶可能に構
成されており、画面切換用リモコン(GK)14で表示
画面を切り換えることが可能に構成されている。
【0021】DTC11は、ハード的には、一般のパソ
コンシステム(パソコン、キーボード、表示装置、印字
装置)であり、内蔵あるいは外部の記憶装置(手段)に
は、棚札ID(アドレス)と、この棚札と対応つけた商
品番号(商品コード)の対応テーブル(TB)を予め記
憶しておく(イニシャル処理、棚札と商品との対応付
け)。対応付けした棚札は、当該商品の陳列棚(位置)
に配置する。DTC11は、(TB)をサーチすること
によって商品コード(番号)からこの商品コード(番
号)に対応付けられた棚札の棚札ID(アドレス)が判
断でき、逆に棚札IDから商品コード(番号)が判断で
きる。
【0022】TC12は、DTC11に接続され、LA
N30を介して計量インラインシステム20から転送さ
れてくる各DTへの送信データを赤外線信号に変換して
送信する。
【0023】各DTは、自己のIDを指定するデータを
受信した場合、自己のメモリに記憶する。そして、記憶
データを表示する。(前述のように、各DTは7画面分
の表示データを記憶可能に構成されている。通常は、商
品の値段データである第1画面を表示しているが、前記
GK14で切り換えることによって第2画面以下を必要
に応じて表示させることができる。したがって、DTが
データを受信したとしても、その受信データが現在表示
している画面の表示データのものでなければ、記憶され
るのみで表示されない。)
【0024】図2は、電子棚札の表示例を示す図であ
り、商品名表示欄131a、単価(値段)表示欄131
b、POP表示欄131cを備えている。なお、商品名
表示欄131aおよびPOP表示欄131cには、それ
ぞれ品名ラベル、POPラベルが貼付されている。
【0025】一例として、牛肉ステーキ用(例えば品番
T2345)の値段(単価)を表示する場合、表示させ
る棚札(例えば、棚札IDが「6789」)にこの商品
を対応付けする。具体的には、前記テーブル(TB)に
棚札ID「6789」に対応して品番「2345」を記
憶させる(棚札IDと品番が4桁なのは単なる偶然であ
り、棚札IDと品番とは全く無関係であり、TBで初め
て関連付けられる)。そして、ID「6789」の棚札
を牛肉ステーキ用の陳列棚に取り付ける。
【0026】この状態で、DTC11が品番「234
5」の値段データ(単価データ、例えば700円)を受
信した場合、DTC11はTBから品番「2345」の
棚札ID「6789」と判断し、棚札ID「6789」
と値段(単価データ)とをTC12を介して送信する。
各DTは、受信したIDが自己のID「6789」だっ
たとき、値段データを表示データとして記憶する。記憶
された表示データは、表示部で表示される。なお、これ
までの説明は、単純化して説明したが、実際にはそのデ
ータが何のデータなのか(例えば、値段なのか、後述す
る実績データなのか)の識別データおよび表示モード
(点滅表示か普通表示か等)のモードデータも併せて送
信する。
【0027】計量インラインシステム(KIS)20
は、通常スーパーマーケットなどのバックルームに装備
されている計量値付システムで、1台または複数台の計
量値付機(PL)から構成されている。計量値付機(P
L)は、計量商品の値付けを行う装置で、商品の単価
(U)を設定しておき、商品の重量(W)を計量し、商
品の重量(W)と単価(U)とを乗算して商品の値段を
算出し、算出した値段を商品名、単価、重量、有効日等
とともにラベルに印字して発行する装置である。なお、
計量商品とは、商品の内容量に応じて値段の異なる商
品、つまり同一商品でも一品毎に値段が異なる商品、こ
れに対して通常の商品は定額商品、この分野では定貫商
品という。
【0028】計量値付機は、具体的には、 a.計量ラベルプリンタ(発行したラベルを作業者が手
で貼る) b.自動計量値付装置(発行ラベルを自動的に商品に貼
付する) c.計量包装値付装置(商品を計量して包装し、その後
ラベルを手または自動的に商品に貼付する) 等であり、いずれも商品を計量する計量手段、計量デー
タに基づいて値段を計算する計算手段、計算した値段を
ラベルに印字して発行する印字手段を備えている。
【0029】計量値付機では、定貫商品(定額)の値付
けが可能であるのはもちろんである。定貫商品の場合、
設定した値段をラベルに印字して発行する。なお、一般
に計量値付機(PL)は、値段をラベルにバーコード印
字する。これは、POSシステムでチェックアウトを行
うのが一般的であるためである。
【0030】POSシステムでは、商品ファイル(PL
Uファイル)を備えており、読み取ったバーコードのメ
ーカーコードと商品コードとに基づいてPLUファイル
からその商品の値段を読み出し、登録精算処理を行う。
これに対して、生鮮食品の場合、特に計量商品の場合に
は、前述のように同一商品(商品コードが同じ商品)で
あっても一品毎に値段が異なるため、PLU(プライス
ルックアップ)の手法が採用できない。このため、バー
コード中に、値段データを含んでいる、いわゆるNON
_PLUバーコードを印字する。PLUかNON_PL
Uかは、バーコードの先頭2桁のフラグで判断する。な
お、計量値付機の場合、通常、定額商品(定貫商品)で
も印字するバーコードはNON_PLUである。
【0031】KISの場合、複数台のうちの1台に親機
機能(ファイル管理、集計管理)を備えて親子システム
を構成している。通常、PLの場合、商品番号毎に品
名、単価、有効期間、風袋重量を記憶した商品ファイル
(PLUファイル)を備え、商品番号を入力することに
よってその商品のデータ(品名、単価、風袋、有効期間
等)を呼び出して計量値付処理を行うが、複数台のPL
を用いる場合、各PLで用いる商品ファイルを一括管理
するとともに、各PLでの処理データ(実績データ)を
リアルタイムで集計する集計ファイルを親機に持たせ、
親機と子機とが交信しながら値付処理を行う。
【0032】KIS20の値付処理を説明すると、例え
ば、計量値付機(PL)の子機221で品番「234
5」の商品を値付けする場合、PLの子機221で品番
「2345」を入力すると、親機21のPLUファイル
に記憶されている品番「2345」の商品データが読み
出されて子機221で表示される。子機221で処理さ
れた実績データ、品番毎の処理数、重量累計、金額累計
は、リアルタイムで親機21に送信され、親機21の集
計ファイルに記憶される(ファイルが更新される)。な
お、各子機221、・・・22nは、読み出した商品デ
ータ、例えば、単価等を変更することができる。また、
変更した商品データは、商品ファイルに書き込まれる
(ファイルが更新される)。
【0033】STS導入時のイニシャル処理は、親機P
L21からDTS10のDTC11に、商品ファイルに
記憶されている各商品ファイルについて、単価データを
商品番号とともに送信することにより、各商品に対応付
けされ、この商品の陳列場に配設されているDTで商品
の単価(定貫商品の場合は値段)を表示させる。
【0034】以下、図3に示すフローチャートを参照し
て生鮮食品用電子棚札システムの処理のうち、単価(定
貫の場合は値段)データを変更する場合について動作の
概要を説明する。以下の処理は、各値付機(PL)で単
価データ(定貫商品の場合は値段データ、以下同様)を
変更して所定時間経過した後、スタートする。
【0035】なお、前記所定時間は、分単位で任意に設
定可能である。また、PLに設けた送信キーを操作した
ときにスタートするようにしてもよい。また、送信キー
を操作しない場合、処置時間経過すると自動的にスター
トするようにしてもよい。この場合には、両者の長所が
得られる。所定時間経過でスタートの場合は、送信キー
の操作が不要なので、操作ミスや操作忘れによる単価デ
ータの送信ミスはないが、電子棚札の表示変更時間を任
意に設定することはできない。
【0036】これに対して、送信キーで送信する場合
は、表示変更時間を任意に設定できる。生鮮商品の場
合、値付けした商品をすぐに商品陳列場に配置するので
はなく、時間差があるのが普通であり、この場合には、
送信キーによる送信が有効になる。すなわち、値付けし
た商品を陳列したとき、棚札の単価(値段)を変更す
る。
【0037】SP10…商品の属性、すなわち計量商品
か定貫商品かの変更が行われたか否かを判断する。この
判断結果が「YES」、言い換えれば「計量」から「定
貫」、または「定貫」から「計量」への変更が行われた
場合は、一時的な変更であると判断してこの処理を終了
する。通常、商品の属性を変更するのは、例外的なケー
スである。例えば、端数が出て一定量以下になった場
合、「定量」から「定貫」に変更して値付けする等であ
る。
【0038】SP11…送信する場合の条件が設定され
ているか否か判断する。単価を大幅に変更する場合は、
一般には例外的な変更なので、送信する条件を予め商品
毎に設定できるようになっている。例えば、50%以上
の変更の場合は送信しないとか、100円以上の変更の
場合は送信しない等である。条件が設定されていない場
合、つまり「NO」の場合にはSP13へ、「YES」
の場合はSP12へ処理を移す。
【0039】SP12…条件に適合しているか否か判断
する。つまり、50%と設定されている場合に変更デー
タが50%を超えていた場合(この場合条件適合で「Y
ES」とする)、この処理を終了する。適合しない場
合、SP13に移る。
【0040】SP13…単価の変更が値下げか否かを判
断する。値下げの場合は「YES」でSP15に移行
し、値上げの場合は「NO」でSP14に移行する。
【0041】SP14…単価データを品番とともにDT
C11に送信する。この場合、通常の表示データとして
送信する。したがって、この商品のDTの値段表示欄に
は、変更した単価データが通常表示される。
【0042】SP15…単価データを品番とともにDT
C11に送信する。この場合、点滅する表示データとし
て送信する。したがって、この商品のDTの値段表示欄
には、変更した単価データが点滅表示される。
【0043】上述の実施形態では、 イ.値付時に単価を変更した場合であっても、商品の属
性を変更した場合と、予め設定した条件を満足する場合
には、単価データはDTC11に送信されない。つま
り、DTの値段(単価)表示は、変更されない。 ロ.DTの値段(単価)表示は、変更が値下げの場合に
は点滅表示され、その商品が値下げされたものである
旨、報知する。
【0044】なお、上述の実施形態の場合、所定時間が
経過する前であれば、送信キャンセルキーを操作するこ
とにより、上述の処理によって送信されるはずの単価デ
ータの送信をキャンセルできる。なお、所定時間が経過
する前に単価を複数回変更した場合には、最後の変更が
有効となる。また、単価データをDTC11に送信しな
い場合には、商品ファイルを書き換えない。
【0045】次に、図4を参照してマークダウンを行う
場合の処理について説明する。この処理は、値付作業時
マークダウン処理をした場合で、所定時間経過後にスタ
ートする。マークダウン処理とは、値段ラベルに値下げ
前の値段と値下げ後の値段の両方を印字する処理をい
う。
【0046】SP20…この実施形態では、マークダウ
ン処理した場合、値下げ前の値段をDTで表示させる
か、値下げ後の値段をDTで表示させるかの設定が行え
るようになっている。したがって、値下げ後のデータ
(変更された単価データ)の送信の設定がされているか
否かによって、「YES」の場合、値下げ後(変更後)
データを送信する(SP21)。「NO」の場合、値下
げ前のデータは現在表示されているので、処理を終了す
る。つまり、値下げ後データの送信が設定されている場
合、マークダウン処理すると、値下げ後データがDTで
表示され、設定されていない場合はマークダウン処理し
てもDTには値下げ前のデータが表示される。
【0047】次に、図5を参照して電源ONした場合の
処理について説明する。この処理は、値付機の電源O
N、つまり計量インラインシステム(KIS)20を立
ち上げた場合にスタートする。(なお、この処理は、電
子棚札システムDTS10が稼働していることを前提と
している。) SP30…前日に電源OFFしたとき、つまりシステム
を停止したときの日付(メモリに記憶)と、現在の日付
(時計ICの出力)とを比較して日付が同一日か否かを
判断し、日付が変わっている場合(「YES」)はSP
31に移り、日付が同一日であれば(「NO」)、処理
を終了する。 SP31…日付が変わっている場合、すなわち1日経過
した場合には、単価変更された仕越し商品があるか否か
判断する。仕越し商品とは、翌日販売する商品を販売前
日に値付けする処理である。具体的には、値付実績デー
タの集計を当日分ではなく、翌日分として集計した場合
に仕越し商品と見なされる。翌日分として集計し、か
つ、単価を変更した商品の品番をRAMの仕越し商品フ
ァイルに記憶する。このSP31の処理では、仕越し商
品ファイルにデータがあるか否かによって判断する。デ
ータあり(「YES」)の場合、SP32に処理を移行
し、データなし(「NO」)の場合、処理を終了する。 SP32…仕越し商品ファイルにデータが記憶されてい
る商品の単価データを送信する処理を行う。この場合は
無条件で送信するのではなく、図2に示した処理を行っ
てもよい。通常、仕越し商品の場合は、一時変更ではな
いので、無条件で送信してもよい。
【0048】この実施形態では、前日に翌日分の値付処
理を行い、単価を変更した場合でも翌日(当日)に電源
をONしてシステムを立ち上げると、電子棚札に変更さ
れた単価が表示される。
【0049】次に図6を参照して実績データの送信の動
作について説明する。この処理は、予め設定されている
送信条件を満足した場合にスタートする。例えば、1時
間毎のように経過時間による条件を満足したとき、送信
指示操作を行ったとき、または品番を変更したとき、等
である。 SP40…実績ファイルに記憶されている値付実績デー
タ、例えば、パック数、合計重量、合計値段等(パック
数のみでもよい)をDTC11へ送信して各DTのメモ
リに記憶させる。各DTに記憶されている実績データ
は、リモコンGK14を操作することでDTに表示され
る。
【0050】この実施形態によれば店員はバックルーム
に行き、KIS20の親機21を操作しなくても商品の
売場で必要なときに適宜値付実績(生産実績)データを
確認することができる。例えば、店員は閉店が間近にな
り、売り場で売れ残りパック数と生産数の確認ができる
ので、翌日の生産計画をその場で立てることが可能とな
る。
【0051】なお、以上説明した実施形態の場合、従来
の電子棚札システムをほぼそのまま利用することで本発
明の生鮮食品用電子棚札システムをなるべく簡単で勝つ
安価に構成することを意図している。このため、電子棚
札システムと計量インラインシステム(値付装置)とを
LANで接続し、かつ電子棚札コントローラを介して値
付装置の値段等のデータを電子棚札に送信している。し
かしながら、値付装置(例えば親機等)に、電子棚札コ
ントローラの機能を具備させることにより、別体に構成
した電子棚札コントローラを用いずに、値付装置と電子
棚札とによって本発明を実施することが可能であること
はもちろんである。
【0052】以上、本発明の一実施形態の動作を図面を
参照して詳述してきたが、本発明はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、以下に
記載する場合も本発明に含まれる。
【0053】a.実施形態では、値付機が複数台ある親
子システムの場合であったが、値付機の台数は親機のみ
の1台でもよい。また、親子システムではなく、各値付
機が管理装置(商品ファイル、実績ファイルを記憶し、
棚札システムと交信するパソコン)に接続されている計
量インラインシステムであってもよい。 b.棚札システムの具体的な構成は上述の実施形態に限
定されない。実施形態では、赤外線通信の場合であった
が、電波による無線通信でもよく、また有線通信でもよ
い。 c.実施形態では、値下げ時に点滅表示を行ったが、値
下げであることが確認できるならどのような表示でもよ
く、赤色のカラー表示であってもよい。 d.実施形態では、単価(値段)データ等の数値データ
のみを表示しているが、商品名その他のデータを表示す
るようにしてもよい。 e.実施形態では、説明を省略したが、商品の属性デー
タも併せて送信し、DTで表示されているデータが単価
なのか値段なのかを客に知らせる必要があるのは当然で
ある。
【0054】
【発明の効果】これまでに説明したように、この発明に
よって、以下のような効果が得られる。 イ.請求項1および2の発明によれば、値付装置に記憶
されている単価(値段)が棚札で表示されるので、生鮮
商品の値付時の単価を誤りなく表示できる。 ロ.請求項2の発明によれば、従来の電子棚札システム
および値付装置を若干変更することによって簡単かつ安
価に本発明を実施できる。 ハ.請求項3の発明によれば、値付装置で単価を変更し
た場合、変更した単価が誤りなく棚札で表示される。 ニ.請求項4および5または請求項8および9の発明に
よれば、予め設定した値(率)以上の売価(単価、値
段)変更が行われた場合や、定貫から不定貫、あるいは
不定貫から定貫に変更された場合(一般に半端物や例外
的な処理の場合)には、変更売価が棚札で表示されない
ので、誤った(正常でない)単価が棚札で表示されるこ
とが防止される。 ホ.請求項6または10の発明によれば、仕越分の売価
(単価、値段)は、翌日、電源を立ち上げたときに自動
的に表示されるので、常に正しい単価を誤りなく表示で
きる。 ヘ.請求項7の発明によれば、棚札に適宜、必要に応じ
て値付装置の生産実績データを表示できるので、売場で
商品の陳列数(売れ残り数)を確認しながら生産数を知
ることができる。 ト.請求項11の発明によれば、マークダウン処理をし
た場合には、値下げ前の売価を表示するか、値下げ後の
売価を表示するかの設定ができ、各店舗の運用に応じた
売価表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による生鮮食品用電子棚
札システムおよび値付装置の構成を示すブロック図。
【図2】 電子棚札の表示例を示す図。
【図3】 単価(定貫の場合は値段)データを変更する
場合の動作の概要を示すフローチャート。
【図4】 マークダウンを行う場合の処理を示すフロー
チャート。
【図5】 電源ONした場合の処理を示すフローチャー
ト。
【図6】 実績データの送信の動作を説明するための
図。
【符号の説明】
10…電子棚札システム(DTS) 11…電子棚札コントローラ(DTC) 12…送信部(TC) 131、132、・・・13n…電子棚札(DT) 14…画面切換用リモコン(GK) 20…計量インラインシステム(KIS) 21…計量値付機(親機)(PL) 221、22n…計量値付機(子機)(PL)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/00 W

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の値付けを行う値付装置と、 商品に対応して配置され、該商品の価格等を表示する複
    数の電子棚札とからなり、 前記値付装置に記憶されている単価(定額商品の時には
    値段)等のデータを前記電子棚札に送信して表示するこ
    とを特徴とする生鮮食品用電子棚札システム。
  2. 【請求項2】 商品の値付けを行う値付装置と、 商品に対応して配置され、該商品の価格等を表示する複
    数の電子棚札と、 該電子棚札をコントロールする電子棚札コントローラと
    からなり、 前記値付装置に記憶されている単価(定額商品のときは
    値段)等のデータを前記電子棚札コントローラを経由し
    て前記電子棚札に送信して表示することを特徴とする生
    鮮食品用電子棚札システム。
  3. 【請求項3】 商品の値付けを行う値付装置と、 商品に対応して配置され、該商品の価格等を表示する複
    数の電子棚札と、 該電子棚札をコントロールする電子棚札コントローラと
    からなり、 前記値付装置の単価(定額商品のときは値段)を変更し
    たとき、変更した前記単価(定額商品のときは値段)を
    電子棚札コントローラを経由して前記電子棚札に送信し
    て表示することを特徴とする生鮮食品用電子棚札システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記値付装置において、 予め設定した値(率)以上の売価(単価、値段)変更が
    行われた場合、変更された売価を前記電子棚札で表示し
    ないことを特徴とする請求項3に記載の生鮮食品用電子
    棚札システム。
  5. 【請求項5】 前記値付装置において、 商品の属性が定貫から不定貫、あるいは不定貫から定貫
    に変更された場合には、変更された売価(単価、値段)
    を前記電子棚札で表示しないことを特徴とする請求項3
    に記載の生鮮食品用電子棚札システム。
  6. 【請求項6】 前記値付装置において、 仕越分(翌日分)として処理された商品の変更売価(単
    価、値段)は、翌日にシステムを立ち上げたときに前記
    電子棚札で表示することを特徴とする請求項3に記載の
    生鮮食品用電子棚札システム。
  7. 【請求項7】 前記値付装置に記憶されている生産実
    績データを前記電子棚札コントローラに送信し、必要に
    応じて前記電子棚札で表示することを特徴とする請求項
    2または3に記載の生鮮食品用電子棚札システム。
  8. 【請求項8】 単価(値段)データを電子棚札用デー
    タとして送信する機能を有する値付装置において、 予め設定した値(率)以上の売価(単価、値段)変更が
    行われた場合、変更した売価データを送信しないことを
    特徴とする値付装置。
  9. 【請求項9】 単価(値段)データを電子棚札用デー
    タとして送信する機能を有する値付装置において、 商品の属性を定貫から不定貫、あるいは不定貫から定貫
    に変更した場合には、変更した売価データを送信しない
    ことを特徴とする値付装置。
  10. 【請求項10】 単価(値段)データを電子棚札用デ
    ータとして送信する機能を有する値付装置において、 仕越分(翌日分)として処理された商品の変更売価(単
    価、値段)は、翌日にシステムを立ち上げたときに送信
    することを特徴とする値付装置。
  11. 【請求項11】 単価(値段)データを電子棚札用デ
    ータとして送信する機能を有する値付装置において、 マークダウン処理をした場合には、値下げ前の売価を送
    信するか、値下げ後の売価を送信するかの設定を可能と
    したことを特徴とする値付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008107522A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Seiko Epson Corp 商品情報表示装置、商品情報表示システム、商品情報表示システムの制御方法およびプログラム
JP2009022663A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Sharp Corp 電子棚札システム
GB2621156A (en) * 2022-08-03 2024-02-07 Illinois Tool Works Label printing apparatus
US12026409B2 (en) 2023-07-31 2024-07-02 Illinois Tool Works Inc. Label printing apparatus

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