JP2001346571A - フィルタ付きホモジナイズ袋 - Google Patents

フィルタ付きホモジナイズ袋

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JP2001346571A
JP2001346571A JP2000130377A JP2000130377A JP2001346571A JP 2001346571 A JP2001346571 A JP 2001346571A JP 2000130377 A JP2000130377 A JP 2000130377A JP 2000130377 A JP2000130377 A JP 2000130377A JP 2001346571 A JP2001346571 A JP 2001346571A
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filter
small space
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homogenizing
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JP2000130377A
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Kazuo Shiraiwa
和雄 白岩
Shinichi Waku
信一 和久
Nobuyuki Sugiyama
信之 杉山
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Elmex Ltd
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】短いピペットであっても開口部から垂直に差し
込むことにより懸濁液を容易に吸入することのできる新
規な構成のホモジナイズ袋を提供する。 【構成】希釈液と共に食品試料を収容してホモジナイズ
処理を行うために用いられるホモジナイズ袋であって、
袋10の内部空間を大空間部12と小空間部13とに区
画するフィルタ11が設けられ、ホモジナイズ処理後の
食品残渣は大空間部に残され、懸濁液はフィルタを通過
して小空間部に収容される。小空間部は任意の高さ位置
においてその全幅に亘って液密シールされ、その上方に
液溜部16が形成されている。この液密シールは、水平
シール部14と、そのフィルタ側の端部に近接した位置
からフィルタと略平行に上方に延設される垂直シール部
15とからなる略L字状に形成することができる。袋の
小空間部側の端辺には、袋を略水平方向に引き裂くため
の切れ目21,22が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品試料をホモジ
ナイズ処理するに際して該食品試料を希釈液と共に収容
するために用いられるフィルタ付きホモジナイズ袋に関
する。
【0002】
【従来の技術】食品微生物検査等の目的に供するため、
食品試料を希釈液と共にホモジナイズ袋に収容してホモ
ジナイザに投入し、ホモジナイザに内蔵されるローラや
パドルにより繰り返し押圧力を与えることにより食品試
料や拭き取り検体等の組織を機械的に破砕して懸濁化す
ることが、従来より行われている。また、希釈液と共に
袋に収容した食品試料をローラや手揉みで破砕分散また
は抽出することも行われている(以下これらの処理を総
称して「ホモジナイズ処理」と言う)。
【0003】ホモジナイズ袋としては、図に示すよう
に、強化ポリエチレン等の材質による袋体1の内部に不
織布等によるフィルタ2を取り付けたものが汎用されて
いる。そして、フィルタ2により区画された2つの内部
空間のうちの大きい空間3内に希釈液と共に食品試料を
収容した状態で、ホモジナイザ等によりホモジナイズ処
理する。ホモジナイズ処理によって、微生物検査に適合
するように懸濁化された食品試料はフィルタ2を通って
小空間部4に入り込み、フィルタ2を通過できない残渣
は大空間部3内に残る。
【0004】このようにして小空間部4内に懸濁液が得
られた後、ホモジナイズ袋をホモジナイザから取り出
し、小空間部4の上方開口部よりピペットを挿入して、
適量の懸濁液を吸入し、微生物検査に供する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ホモジナイズ袋の大き
さは、使用されるホモジナイザによって異なるが、たと
えば高さ(深さ)30cm程度のものが一般に用いられ
ている。これに対してピペットには様々な長さのものが
あり、必ずしもホモジナイズ袋の高さには対応していな
い。したがって、短いピペットを用いてホモジナイズ袋
の小空間部4の奥深くに収容された懸濁液を吸入するに
は、該小空間部4の奥底部を指で摘んだり、あるいは袋
を斜めに傾ける等して、小空間部4内の懸濁液の表面を
開口部に近い位置まで移動させる必要があった。このよ
うな作業は面倒であるだけでなく、懸濁液がピペットに
付着したり、開口部から溢れ出して作業者の手や衣服を
汚すことがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、従来技
術における上記問題を解決し、短いピペットであっても
開口部から垂直に差し込むことにより懸濁液を容易に吸
入することのできる新規な構成のホモジナイズ袋を提供
することを目的とする。
【0007】この目的を達成するため、請求項1に係る
本発明は、希釈液と共に食品試料を収容してホモジナイ
ズ処理を行うために用いられるホモジナイズ袋であっ
て、袋の内部空間を上記食品試料を収容するための大空
間部と小空間部とに区画するフィルタが設けられ、ホモ
ジナイズ処理後の食品残渣は大空間部に残され、懸濁液
はフィルタを通過して小空間部に収容されるものにおい
て、該小空間部を任意の高さ位置において該小空間部の
全幅に亘って液密シールすることにより該小空間部の該
液密シールの上方部分に液溜部を形成したことを特徴と
している。
【0008】請求項2は、請求項1のフィルタ付きホモ
ジナイズ袋において、小空間部における液密シールが、
該小空間部の任意の高さ位置において該小空間部の全幅
に亘って略水平に設けられる水平シール部と、該水平シ
ール部のフィルタ側の端部に近接した位置からフィルタ
と略平行に上方に延設される垂直シール部とからなる略
L字状の液密シールであることを特徴とする。
【0009】請求項3は、請求項2のフィルタ付きホモ
ジナイズ袋において、水平シール部と垂直シール部との
間に液溜部からの懸濁液の流出を許容するための通路が
形成されることを特徴とする。
【0010】請求項4は、請求項1のフィルタ付きホモ
ジナイズ袋において、小空間部における液密シールが、
フィルタ側を高くした傾斜シール部として設けられるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項5は、請求項1のフィルタ付きホモ
ジナイズ袋において、フィルタは折り畳んだ状態で、該
折り畳み部分を大空間部側にして、その両端部を袋の両
側面に各々液密シールすることにより設けられ、大空間
部側に突出する折り畳み部分において懸濁液の流動を許
容する垂直通路が形成されることを特徴とする。
【0012】請求項6は、請求項1のフィルタ付きホモ
ジナイズ袋において、袋の小空間部側の端辺に袋を略水
平方向に引き裂くための切れ目が設けられることを特徴
とする。
【0013】請求項7は、請求項6のフィルタ付きホモ
ジナイズ袋において、上記切れ目が上記液密シールの上
方の液溜部に設けられることを特徴とする。
【0014】請求項8は、請求項6のフィルタ付きホモ
ジナイズ袋において、上記切れ目が上記液密シールの下
方に設けられることを特徴とする。
【0015】請求項9に係る本発明は、希釈液と共に食
品試料を収容してホモジナイズ処理を行うために用いら
れるホモジナイズ袋であって、袋の内部空間を上記食品
試料を収容するための大空間部と小空間部とに区画する
フィルタが設けられ、ホモジナイズ処理後の食品残渣は
大空間部に残され、懸濁液はフィルタを通過して小空間
部に収容されるものにおいて、袋の小空間部側の端辺に
袋を略水平方向に引き裂くための一または複数の切れ目
が任意の高さ位置に設けられることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態による
ホモジナイズ袋を示す正面図であり、図2および図3は
図1中A−A線およびB−B線でそれぞれ切断したとき
の概略断面図である。
【0017】このホモジナイズ袋10は強化ポリエチレ
ンで形成され、幅190mm、高さ300mmで上端が
開口されている。このような袋は、たとえば、2枚の1
90mm×300mmの強化ポリエチレンシートを両側
縁部10a,10aおよび底縁部10bの所定領域(た
とえば10mm幅)をヒートシールすることによって形
成することができる。この例によれば、袋には幅170
mm×高さ290mmの内部空間が与えられることにな
る。
【0018】このホモジナイズ袋10の幅方向所定位置
にはフィルタ11が略全高に亘って設けられており、袋
内部を大空間部12と小空間部13とに区画している。
図示実施例に用いられているフィルタ11は幅70mm
の不織布シートであり、その両端部11a,11aが各
幅10mmに亘ってホモジナイズ袋10の両側面に各々
ヒートシールされており、このヒートシールされた両端
部11a,11aを除く幅50mmが2つに折り畳まれ
た状態で大空間部12側に突出している(折り畳み部1
1b)。図2および図3においてフィルタ両端部11
a,11aの外側面が袋10の内側面と接しているよう
に示されているのは、これらが互いにヒートシールされ
ていることを示している。
【0019】ホモジナイズ袋10の両側面は、小空間部
13の全幅に亘って任意高さ位置でヒートシールされて
いる(水平シール部14)。水平シール部14の大空間
部12側の端部はフィルタ11の両端部11a,11a
と重合しており、且つ、その上方においてはフィルタ両
端部11a,11a同士が所定長さに亘ってヒートシー
ルされて垂直シール部15を形成している(図3参
照)。図3においてフィルタ両端部11aの内側面同士
が接しているように示されているのは、これらが互いに
ヒートシールされて垂直シール部15を形成しているこ
とを示している。
【0020】すなわち、小空間部13の上方領域は、水
平シール部14と垂直シール部15とでL字形に液密シ
ールされた液溜部16とされている。垂直シール部15
はフィルタ両端部11a,11aの幅内で形成されてい
るため、折り畳み部分11bはフィルタ11の全長に亘
って何らシールされておらず、小空間部13に入り込ん
だ懸濁液の上下方向の流動を許容する垂直通路17(図
2、図3)が全長に亘って形成されている。
【0021】以上のように構成されたホモジナイズ袋1
0の作用について説明する。大空間部12に希釈液と共
に食品試料を入れ、ホモジナイザに投入し、所定の位置
にセットする。このとき、ホモジナイズ袋10の上端は
クランプ機構により液密に封止される。この状態でホモ
ジナイザを運転すると、内蔵のローラやペダルが往動し
てホモジナイズ袋10の外側から食品試料を押し潰す。
あるいはローラや手揉みによって同様にホモジナイズ処
理を行う。ホモジナイズ処理により得られた懸濁液は、
大空間部12からフィルタ11を通って小空間部13へ
と移動する。所定時間のホモジナイズ処理によっても懸
濁化されなかった食品残渣は大空間部12に残る。
【0022】ホモジナイズ処理の間、食品試料は、ペダ
ルやローラの往動あるいは手揉みによってホモジナイズ
袋10内をランダムに移動しながら懸濁化される。フィ
ルタ11を通過するに十分な程度まで懸濁化されると、
懸濁液がフィルタ11を通過して小空間部13内に入り
込む。懸濁液の一部は、図1に矢印Xで示されるよう
に、大空間部12から垂直シール部15の上端よりも上
方にある部分のフィルタ11を通って直接液溜部16に
入り込む。あるいは、一旦は水平シール部14の下方の
小空間部13に入った懸濁液も、図1に矢印Yで示され
るように、ホモジナイズ処理の間に垂直通路17に沿っ
て上方に移動し、垂直シール部15を乗り越えて液溜部
16に入り込むことができる。
【0023】このようにしてホモジナイズ処理が行われ
た後のホモジナイズ袋10においては、水平シール部1
4と垂直シール部15とによって形成された液溜部16
内に懸濁液が収容されている。したがって、ホモジナイ
ズ袋10を傾けたりする必要なしに、液溜部16の直上
の開口部からピペットを挿入することで、液溜部16に
溜まっている懸濁液を簡単に吸入することができる。
【0024】図4は本発明の別の実施形態によるホモジ
ナイズ袋20を示す。このホモジナイズ袋20において
は、水平シール部14と垂直シール部15との間にわず
かな隙間をあけて、液溜部16に収容された懸濁液が垂
直通路17に向けて水平方向に流動することを許容する
水平通路18を形成している。このような構成とする
と、ホモジナイズ処理を受ける間に、矢印XまたはYの
ようにして液溜部16に入り込んだ懸濁液が水平通路1
8を通って(矢印Z)垂直通路17に戻り、更に垂直シ
ール部15の上端を乗り越えて(矢印Y)液溜部16に
入ることになり、懸濁液の環流性が向上される。
【0025】図5は本発明のさらに別の実施形態による
ホモジナイズ袋30を示す。このホモジナイズ袋30に
おいては、水平シール部14と垂直シール部15をL字
形に形成することに代えて、フィルタ両端部10a,1
0a側を高くした傾斜シール部19が形成されている。
このような構成とした場合も、図1の構成と同様、水平
シール部14下方の小空間部13に入った懸濁液であっ
ても、ホモジナイズ処理の間に垂直通路17を通って上
方に移動して、傾斜シール部15の上端を乗り越えて
(矢印Y’)、液溜部16に入り込むことができる。
【0026】図6は本発明のさらに別の実施形態による
ホモジナイズ袋40を示す。このホモジナイズ袋40に
おいては、水平シール部14’をフィルタ11よりもさ
らに大空間部12に入り込むまで延長させ、その大空間
部12側の端部からフィルタ17と略平行に上方に垂直
シール部15’を連続して延長させ(図7参照)、袋4
0の両側面をこれら水平シール部14’と垂直シール部
15’とでL字形にヒートシールすることによって小空
間部12の上方に液溜部16を形成している。
【0027】このような構成とすると、大容量の液溜部
16が得られるため、ピペッティングを容易に行うこと
ができる。また、垂直シール部15’を越えて領域23
(図7)に入り込んだ試料がその後のホモジナイズ処理
によってフィルタ11を通過して液溜部16に収容され
ることになるため、優れた濾過効率を発揮することがで
きる。
【0028】図1、図4、図5および図6に示されるホ
モジナイズ袋10,20,30および40において、小
空間部13側の側縁ヒートシール部10aには、袋を略
水平方向に切り裂くための切れ目21および22が形成
されている。切れ目21は水平シール部14(図1、図
4、図6)または傾斜シール部19(図5)の上方に形
成された液溜部16に通じるような高さ位置に形成さ
れ、切れ目22はこれらシール部の下方における小空間
部13に通じるような高さ位置に形成されている。
【0029】切れ目21に沿って袋を引き裂くことによ
り、液溜部16の深さを浅くすることができるため、ホ
モジナイズ処理後に液溜部16に入り込んだ懸濁液のピ
ペッティングがより容易となる。
【0030】また、ホモジナイズ袋に収容した食品試料
が粘性が大きく流動性が小さいような場合、ホモジナイ
ズ処理したときに液溜部16に懸濁液を必要量収容する
ことができなかったり、もっぱら上澄み液が収容されて
しまって、微生物検査に供するべき懸濁液がシール部1
4,19の下方の小空間部13に収容されてしまうこと
がある。このような場合には、下方の切れ目22に沿っ
て袋を引き裂き、その切り裂き上端からピペットを挿入
することで、小空間部13の底部に溜まっている懸濁液
を容易にピペッティングすることができる。
【0031】なお、各1つの切れ目21,22が図示さ
れているが、上方の切れ目21および下方の切れ目22
の個数は任意であり、複数の切れ目を形成しても良い。
また、上方の切れ目21または下方の切れ目22のいず
れか一方のみを一または複数設けても良い。
【0032】また、図示実施形態では、袋の両側面をヒ
ートシール14,14’,15,15’,19して小空
間部13の上方に液溜部16を形成したものにおいて切
れ目21,22を形成しているが、液溜部16を形成せ
ず、単に任意箇所に任意個数の切れ目を形成したホモジ
ナイズ袋として構成しても良い。この場合には、フィル
タ11を通過した懸濁液が小空間部13の底部に溜まる
ことになるので、その液面よりも上方に形成されている
切れ目から袋を引き裂くことで、ピペッティングを容易
に行うことができる。
【0033】図8はフィルタ11の取付態様についての
変形例を示し、フィルタ11を略W字状に折り曲げてそ
の両端部11a,11aを袋内側面にヒートシールする
と共に、折り畳み部11b’を大空間部12側に突出さ
せてその間に垂直通路17を形成したものである。垂直
シール部15においては、図9に示すように、フィルタ
11の両端部11a,11aの幅内においてフィルタ1
1の重合部分がすべてヒートシールされており、大空間
部12側にループ状に突出している折り畳み部11b’
内に垂直通路17を有している。このような構成による
と大きなフィルタ面積が得られる利点がある。
【0034】なお、図8および図9に示す実施形態にお
けるホモジナイズ袋は、既述した実施形態におけるホモ
ジナイズ袋10、20、30および40とは異なり、両
側縁に沿ったヒートシール部10a,10aを持たず、
底縁部10bのみでヒートシールされているものであっ
て、このような構成の袋も本発明において使用可能であ
ることを示している。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のホモジ
ナイズ袋によれば、小空間部の上方部分に液密シールさ
れた液溜部が形成されるため、ホモジナイザ内での食品
破砕処理によってフィルタを通って液溜部に溜まった懸
濁液をピペットで吸入する際に、その上方開口部からピ
ペットを垂直に差し込んで容易に作業を行うことがで
き、従来のようにホモジナイズ袋を傾けたりする必要が
ないため、開口部から溢れ出した懸濁液がピペットに付
着したり作業者の手や衣服等を汚す恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるホモジナイズ袋を示
す正面図である。
【図2】図1中A−A線による概略断面図である。
【図3】図1中B−B線による概略断面図である。
【図4】本発明の別の実施形態によるホモジナイズ袋を
示す正面図である。
【図5】本発明のさらに別の実施形態によるホモジナイ
ズ袋を示す正面図である。
【図6】本発明のさらに別の実施形態によるホモジナイ
ズ袋を示す正面図である。
【図7】図6中C−C線による概略断面図である。
【図8】本発明のホモジナイズ袋におけるフィルタの取
付態様についての変形例を示す図2に対応した概略断面
図である。
【図9】図8の変形例を示す図3に対応した概略断面図
である。
【符号の説明】
10,20,30,40 ホモジナイズ袋 11 フィルタ 12 大空間部 13 小空間部 14,14’ 水平シール部 15,15’ 垂直シール部 16 液溜部 17 垂直通路 18 水平通路 19 傾斜シール部 21,22 切れ目

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】希釈液と共に食品試料を収容してホモジナ
    イズ処理を行うために用いられるホモジナイズ袋であっ
    て、袋の内部空間を上記食品試料を収容するための大空
    間部と小空間部とに区画するフィルタが設けられ、ホモ
    ジナイズ処理後の食品残渣は大空間部に残され、懸濁液
    はフィルタを通過して小空間部に収容されるものにおい
    て、該小空間部を任意の高さ位置において該小空間部の
    全幅に亘って液密シールすることにより該小空間部の該
    液密シールの上方部分に液溜部を形成したことを特徴と
    するフィルタ付きホモジナイズ袋。
  2. 【請求項2】小空間部における液密シールが、該小空間
    部の任意の高さ位置において該小空間部の全幅に亘って
    略水平に設けられる水平シール部と、該水平シール部の
    フィルタ側の端部に近接した位置からフィルタと略平行
    に上方に延設される垂直シール部とからなる略L字状の
    液密シールであることを特徴とする請求項1のフィルタ
    付きホモジナイズ袋。
  3. 【請求項3】水平シール部と垂直シール部との間に液溜
    部からの懸濁液の流出を許容するための通路が形成され
    ることを特徴とする請求項2のフィルタ付きホモジナイ
    ズ袋。
  4. 【請求項4】小空間部における液密シールが、フィルタ
    側を高くした傾斜シール部として設けられることを特徴
    とする請求項1のフィルタ付きホモジナイズ袋。
  5. 【請求項5】フィルタは折り畳んだ状態で、該折り畳み
    部分を大空間部側にして、その両端部を袋の両側面に各
    々液密シールすることにより設けられ、大空間部側に突
    出する折り畳み部分において懸濁液の流動を許容する垂
    直通路が形成されることを特徴とする請求項1のフィル
    タ付きホモジナイズ袋。
  6. 【請求項6】袋の小空間部側の端辺に袋を略水平方向に
    引き裂くための切れ目が設けられることを特徴とする請
    求項1のフィルタ付きホモジナイズ袋。
  7. 【請求項7】上記切れ目が上記液密シールの上方の液溜
    部に設けられることを特徴とする請求項6のフィルタ付
    きホモジナイズ袋。
  8. 【請求項8】上記切れ目が上記液密シールの下方に設け
    られることを特徴とする請求項6のフィルタ付きホモジ
    ナイズ袋。
  9. 【請求項9】希釈液と共に食品試料を収容してホモジナ
    イズ処理を行うために用いられるホモジナイズ袋であっ
    て、袋の内部空間を上記食品試料を収容するための大空
    間部と小空間部とに区画するフィルタが設けられ、ホモ
    ジナイズ処理後の食品残渣は大空間部に残され、懸濁液
    はフィルタを通過して小空間部に収容されるものにおい
    て、袋の小空間部側の端辺に袋を略水平方向に引き裂く
    ための一または複数の切れ目が任意の高さ位置に設けら
    れることを特徴とするフィルタ付きホモジナイズ袋。
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