JP2001346102A - 固体撮像装置、それを用いた固体撮像システム、及び信号転送装置 - Google Patents

固体撮像装置、それを用いた固体撮像システム、及び信号転送装置

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JP2001346102A JP2000166308A JP2000166308A JP2001346102A JP 2001346102 A JP2001346102 A JP 2001346102A JP 2000166308 A JP2000166308 A JP 2000166308A JP 2000166308 A JP2000166308 A JP 2000166308A JP 2001346102 A JP2001346102 A JP 2001346102A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線型性の問題を改善しつつ、A/D変換を行
う。 【解決手段】 光電変換手段と、前記光電変換手段で発
生した信号を電流に変換して出力する第1のトランジス
タと、所定の基準レベルを電流に変換して出力する第2
のトランジスタと、第1のトランジスタからの電流値
と、前記第2のトランジスタからの電流値とを比較する
比較手段と、比較手段により比較結果に基づいて前記光
電変換手段で発生した信号に対応するディジタル信号を
出力するアナログ・ディジタル変換手段と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像装置、それ
を用いた固体撮像システム、及び信号転送装置に係わ
り、特に信号電荷を増幅する増幅型MOSセンサーの出
力を取り出す駆動回路、増幅型固体撮像装置の出力電圧
をA/D変換する変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図1
4に従来のMOS型固体撮像装置およびそのアナログ信
号出力電圧をA/D変換するA/D変換器の構成を示
し、図15にその駆動タイミングを示す。単位セルは、
フォトダイオード81、増幅トランジスタ82、選択ト
ランジスタ83、リセットトランジスタ84から構成さ
れている。
【0003】各セルに配置されたフォトダイオード81
(81−1−1,81−1−2,…)に蓄積された信号
は増幅トランジスタ82(82−1−1,82−1−
2,…)によって電圧として、検出ノードである垂直信
号線88(88−1,88−2,…)に読み出される。
このとき、増幅トランジスタ82と負荷トランジスタ8
9(89−1,89−2,…)によりソースフォロワ回
路が構成されているので、フォトダイオード81の信号
に対応した電圧が垂直信号線88に読み出される。この
ような構成のMOS型固体撮像装置では増幅トランジス
タ82のしきい値バラツキに対応した固定パターン雑音
が発生する問題があるので、以下にその動作を示すノイ
ズキャンセル回路が通常使用される。
【0004】選択信号線86−1にパルス501を印加
することによって、増幅トランジスタ82−1−1,8
2−1−2,…の行を活性化させる。このとき、フォト
ダイオード81−1−1,81−1−2,…に蓄積され
た信号負荷に対応した出力信号電圧が垂直信号線88
(88−1,88−2,…)に読み出される。セルを活
性化しているパルスが“H”レベル(パルス501)の
間にクランプトランジスタ91のゲートに接続される端
子123に“H”電圧(パルス502)を印加し、垂直
信号線95(95−1,95−2,…)を端子124に
印加されるクランプ電圧にクランプする。
【0005】その後、リセット信号線87(87−1,
87−2,…)に“H”の電圧(パルス503)を印加
することで、フォトダイオード81(81−1−1,8
1−1−2,…)の電圧をリセットする。このリセット
時の電圧は、垂直信号線88に現れるので、この電圧を
クランプ容量90(90−1,90−2,…)で垂直信
号線95(95−1,95−2,…)に伝達する。次い
でサンプル−ホールドトランジスタ92(92−1,9
2−2,…)をONすることにより、垂直信号線96
(96−1,96−2,…)に信号を伝達する。そして
水平シフトレジスタ119からの選択パルス505,5
06,…が水平選択トランジスタ94(94−1,94
−2,…)に印加されることで選択された行の信号が水
平信号線117へ読み出される。
【0006】この水平信号線117に読み出された信号
電圧は出力アンプ120で増幅され、A/D変換器12
1に出力されてデジタル信号に変換される。
【0007】この場合、A/D変換器121は1つしか
ないので高速に変換動作を行う必要があり、消費電力、
ノイズの点で問題が発生しやすく、また多画素のセンサ
ー出力を交換する場合により高速性が求められるのでそ
の設計が難しくなるという欠点もあった。
【0008】また図16に従来の電流出力型CMOSセ
ンサーの概略回路図を示す。131はフォトダイオー
ド、132はフォトダイオード131の信号電荷を受け
信号電流に変換、出力する増幅トランジスタ、133は
リセットスイッチ、134はセンサーセル選択スイッ
チ、135は水平選択スイッチ、136は固定バイアス
電流源、137はセンサーセルからの信号電流を信号電
圧に変換するための抵抗、138は出力アンプ、139
は出力アンプ138のDC出力レベルを定めるバイアス
電圧源である。
【0009】フォトダイオード131で発生した信号電
荷は、増幅トランジスタ132のゲートに付随する容量
によって電圧に変換され、その変換された電圧に応じて
増幅トランジスタ132はドレイン信号電流を流そうと
する。スイッチ134,135がONすると電流源13
6の電流と、増幅トランジスタ132の出力電流の差分
が抵抗137に流れ、出力アンプ138の出力端子に、
その差分電流に応じた電圧が現われる。
【0010】図17に従来の別のタイプの電流出力型の
増幅型MOS固体撮像素子、およびその出力を読み出す
読み出し回路の構成を示す。1101は光電変換部で、
ここで発生した信号電荷を転送トランジスタ1102を
介して増幅トランジスタ1103のゲートへ移動させ、
この信号電荷を信号電圧に変換してトランジスタ110
3に入力する。増幅トランジスタ1103は、この信号
電圧に応じた信号電流Ioutを画素選択トランジスタ1
104を介して出力線に出力する。この出力された信号
電流は差動増幅器1107の出力端子と反転入力端子間
に接続された抵抗1106によって電圧に変換され、出
力端子1109からバイアス電圧源1108の電圧を加
えた形で出力される。しかしながら、これら図16、図
17の従来例の場合、図18に示す増幅トランジスタ1
103の入力電圧対出力電流の特性から解るように、出
力電流は入力電圧の2乗に比例し、特にしきい値電圧以
下の入力電圧に対しては指数関数特性となるため、線型
性が悪い、また温度に大きく依存するという欠点があっ
た。
【0011】さらに図19に、センサーセル内の増幅ト
ランジスタ1103のもつ製造バラツキに起因するノイ
ズを抑制する読み出し回路の従来例を示す。スイッチ1
108、容量1110、トランジスタ1112で構成さ
れる電流サンプル/ホールド回路にて、増幅トランジス
タ1103がリセット状態にあるときの出力電流を保持
し、スイッチ1109、容量1111、トランジスタ1
113で構成されるもう一方の電流サンプル/ホールド
回路で増幅トランジスタ1103が信号電流を出力して
いる時の電流を保持し、それぞれの保持された電流を電
流−電圧変換回路1116,1117で電圧に変換し、
引き算回路1118の出力端子1119で最終的な出力
が得られる。
【0012】この従来例ではノイズ抑制のために多くの
トランジスタ、スイッチ、容量、増幅器を必要とし、そ
の消費電力やチップ占有面積が大きいという問題があ
る。また図17の従来例を用いて光電変換部を多数並列
に配置し、画素選択スイッチを介して共通信号線に出力
する場合を図20に示す。光電変換素子201(201
−1,201−2,…,201−n)の出力電荷は増幅
トランジスタ203(203−1,203−2,…,2
03−n)のゲートで電圧に変換され、さらに増幅トラ
ンジスタ203によって電流に変換され、画素選択トラ
ンジスタ204(204−1,204−2,…,204
−n)を介して共通信号線209に出力され、増幅アン
プ213と帰環抵抗212で再び電圧に変換され出力さ
れる。各画素間には高電位電源端子からの配線が有する
寄生抵抗r1〜rnが増幅トランジスタのソース端子に
付随し、電源端子から位置的に遠い画素ほど当然r1〜
rnの和として抵抗は大きくなる。仮に各画素内の光電
変換素子201の信号電荷が全く等しく各画素で発生
し、増幅トランジスタ203のゲート端子で等しい信号
電圧に変換されても、前記ソース端子に付随する電源配
線寄生抵抗の値の違いで各画素の増幅トランジスタ20
3の出力電流は変化し、電源端子から遠い画素ほど小さ
くなるいわゆるシェーディングが発生する。この現象は
増幅トランジスタの出力電流が大きくなるほど顕著にな
り、通常光電変換素子からの信号電荷量が大きい時に出
力電流も増え、出力電圧の精度はこの寄生抵抗によって
低下する。
【0013】また前記画素選択スイッチ4にはゲート−
ドレイン間重なり容量と呼ばれる寄生容量206(20
6−1,206−2,…,206−n)やドレイン−ウ
ェル間PN接合容量という寄生容量207(207−
1,207−2,…,207−n)が存在し、多画素の
センサーではこの寄生容量の和は大きな値となるため、
図20の例では増幅アンプ3の負荷容量として働き、ス
ルーレートの低下やリンギングなどの不安定現象を誘発
するという問題があった。
【0014】上記従来例では、フォトダイオードの信号
を電圧に変換、増幅して、ノイズキャンセルを行いなが
らA/D変換するまでの過程に多くのスイッチトランジ
スタやクランプ容量やサンプルホールド容量などの容量
を必要としており、そのためのチップ占有面積も大き
く、コストの上昇という問題が生じていた。また水平信
号線に現れる、選択された垂直信号線からの信号電圧を
1つのA/D変換器で変換する場合、その変換処理速度
を非常に速くする必要があり、例えばHD(HighDefini
tion)対応センサーでは1画素の変換処理時間は数十n
sと非常に短くする必要があり、高価な高速A/D変換
器を必要とする問題があった。
【0015】さらに電流出力型CMOSセンサーでは、
増幅トランジスタ2の出力電流(I O)とフォトダイオ
ード1からの電荷による信号電圧VS の関係は、次式に
示すような2乗特性となり、特に信号電圧が小さい領域
では指数関数特性となるので、直線性が悪いという問題
があった。
【0016】IO =K・W/L(VS−Vth2 Kは定数、W,Lはそれぞれ増幅トランジスタ2のゲー
ト幅とゲート長、Vthはしきい値電圧である。
【0017】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の固体
撮像装置は、光電変換手段と、前記光電変換手段で発生
した信号を電流に変換して出力する第1のトランジスタ
と、所定の基準レベルを電流に変換して出力する第2の
トランジスタと、前記第1のトランジスタからの電流値
と、前記第2のトランジスタからの電流値とを比較する
比較手段と、前記比較手段により比較結果に基づいて前
記光電変換手段で発生した信号に対応するデジタル信号
を出力するアナログ・デジタル変換手段と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0018】また本発明の固体撮像装置は、光電変換手
段と前記光電変換手段で発生した信号を電流に変換して
出力する第1のトランジスタを含む画素を水平方向及び
垂直方向に複数配列するとともに、垂直方向の一列毎の
画素にそれぞれ接続された垂直出力線と、所定の基準レ
ベルを電流に変換して出力する第2のトランジスタと、
前記第1のトランジスタからの電流値と、前記第2のト
ランジスタからの電流値とを比較する比較手段と、前記
比較手段により比較結果に基づいて前記光電変換手段で
発生した信号に対応するデジタル信号を出力するアナロ
グ・デジタル変換手段とを有し、前記第2のトランジス
タ、前記比較手段及び前記アナログ・デジタル変換手段
を一列の前記画素毎で共通に用いたことを特徴とする。
【0019】また本発明の固体撮像装置は、光電変換手
段と、前記光電変換手段で発生した信号を電流に変換し
て出力する第1のトランジスタと、所定の基準レベルを
電流に変換して出力する第2のトランジスタと、前記第
1のトランジスタからの電流値と、前記第2のトランジ
スタからの電流値とを近づけるように前記第1のトラン
ジスタ又は前記第2のトランジスタを制御する制御手段
と、前記第1のトランジスタからの電流値と、前記第2
のトランジスタからの電流値とを比較する比較手段と、
前記比較手段により比較結果に基づいて前記光電変換手
段で発生した信号に対応する信号を出力する出力手段
と、を有することを特徴とする。
【0020】本発明は、光電変換手段からの信号を第1
のトランジスタにより電流として読み出し、第2のトラ
ンジスタの電流と比較し、その比較結果に基づいて光電
変換手段で発生した信号に対応するデジタル信号をアナ
ログ・デジタル変換手段により出力するものである。ア
ナログ・デジタル変換手段の構成の一例は、第2のトラ
ンジスタの制御電極と主電極との間(例えば絶縁ゲート
型トランジスタの場合はゲート−ソース間)にD/A変
換手段で設定された電圧を印加し、主電極(例えばドレ
イン)に表われた電流をカレントミラー回路を用いて前
記第1のトランジスタの出力信号電流と比較するもので
ある。
【0021】またリセット状態の時の第1のトランジス
タの出力電流を保存し、光電変換手段からの信号をA/
D変換する時にはその保持された電流を差し引くことで
いわゆる“ダーク補正”を行う。このような構成とする
ことで、第1のトランジスタのもつ制御電極−主電極間
電圧と出力電流間の非線型性をキャンセルしながら非常
に簡単な回路構成で、ライン毎のA/D変換が可能にな
る。
【0022】また本発明の固体撮像装置は光電変換手段
と、該光電変換手段からの信号を受ける第1の端子、該
信号を増幅して出力する第2の端子、該第2の端子から
の出力のレベルを制御する制御信号を受ける第3の端子
を有してなる増幅素子と、前記第3の端子に前記制御信
号を送る制御信号源と、前記増幅素子から出力する信号
を保存する保存手段と、前記保存手段に保存された、前
記増幅手段が第1の状態の時の第1の出力と前記増幅手
段が第2の状態の時の第2の出力との差分を信号として
前記制御信号源にフィードバックする手段と、を有し、
前記制御信号源は前記差分の信号に基づいて前記第3の
端子に前記制御信号を送る固体撮像装置である。
【0023】本発明は、光電変換手段の信号電荷を第1
の端子に受ける増幅素子の第3の端子の入力を、該増幅
素子の第1の状態の時の出力自身によってサンプル−ホ
ールド回路等の保持手段を用い生成した第1の出力と、
該増幅素子の第2の状態の時の第2の出力との差分の信
号をフィードバックすることで制御するものである。こ
のような単一の増幅素子の出力の比較という手段をとる
ことで、増幅素子のもつ入力電圧−出力電流間の非線型
性や、製造上のバラツキに寄因する不完全なキャンセル
による出力信号電圧精度の悪化という問題が解決され
る。また増幅素子の第3の端子の入力を、前記フィード
バックによって制御する場合、前記増幅素子の第1の状
態の時の出力が充分小さい(つまり、配線抵抗による電
圧降下分が無視できる)値に設定することで配線抵抗に
よるシェーディングは問題とならなくなる。
【0024】本発明の信号転送装置は、信号源からの信
号を受ける第1の端子、該信号を増幅して出力する第2
の端子、該第2の端子からの出力のレベルを制御する信
号を受ける第3の端子を有してなる増幅素子と、前記増
幅素子の前記第1の端子に信号が送られた状態で前記第
2の端子から信号を読み出す読み出し手段と、所定の基
準レベルと前記読み出し手段により読み出された信号と
を比較し、その比較結果をもとに前記第3の端子に、前
記第2の端子からの出力のレベルを制御する信号を出力
する比較出力手段と、を備えた信号転送装置。
【0025】本発明の実施形態例を図21〜図23を用
いて説明する。なお、信号転送装置は固体撮像装置に好
適に用いることができるものである。
【0026】図21は本発明の信号転送装置の一実施形
態を示す概念図である。図21において、A1は信号源
であり、電気信号として信号を出力するものであればい
かなるものであってもよい。例えば、フォトダイオード
等の光電変換素子、ホール素子,磁気抵抗効果素子等の
磁電変換素子、電気信号を記憶する半導体メモリ等が挙
げられる。A2はトランジスタ等の増幅素子であり、信
号源A1と接続される第1の端子TM1、増幅された信
号を出力する第2の端子TM2、比較・フィードバック
手段A3からの信号を受ける第3の端子TM3を備えて
いる。比較・フィードバック手段(比較出力手段とな
る)A3は、増幅素子A2から出力される第1の信号と
第2の信号とを比較し、その比較をもとに前記第3の端
子に、前記第2の端子からの出力のレベルを制御する信
号を出力する。
【0027】例えば、増幅素子A2の第1の端子TM1
側をリセットしたときの増幅素子A2の出力を第1の信
号(この第1の信号は所定の基準レベルとなる。)、リ
セット後に信号源A1から出力される信号を増幅素子A
2に入力したときの増幅素子A2の出力を第2の信号と
する場合、比較・フィールドバック手段A3は第1の信
号と第2の信号とを比較し、第2の信号のレベルが前記
第1の信号のレベルに近づくように第3の端子TM3に
信号を送る。このとき第2の信号の信号レベルは、リセ
ット後に信号が転送されたときのノイズ成分を含む信号
レベルからノイズ成分のレベルである第1の信号のレベ
ルまで変動することになる。この変動を増幅素子A2か
らの出力O1のレベル変化として検出することでノイズ
成分が除去された信号を得ることが可能である。また、
比較・フィードバック手段A3からの出力O2のレベル
変化として検出してもノイズ成分が除去された信号を得
ることが可能である。なお、信号源A1から出力される
信号を増幅素子A2に入力したときの増幅素子A2の出
力を第1の信号とし、その出力後にリセット信号を第2
の信号として出力することもできる。このとき第2の信
号の信号レベルは、ノイズ成分のレベルからリセット後
に信号が転送されたときのノイズ成分を含む信号レベル
まで変動することになる。
【0028】図22、図23は増幅素子を絶縁ゲート型
トランジスタ等の電界効果型トランジスタとした場合の
例を示すものであり、図22は絶縁ゲート型トランジス
タのソース端子に比較・フィードバック手段A3からの
信号を入力した場合、図23は絶縁ゲート型トランジス
タのバックゲート端子に比較・フィードバック手段A3
からの信号を入力した場合を示す。端子TM1はゲート
端子、端子TM2はドレイン端子となる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は本発明の第1の実施例であり、
増幅型MOS固体撮像素子(センサーセル)を行列に2
次元的に配列したもので、ここでは簡略化のため3行3
列としている。センサーセル内の構成はフォトダイオー
ド1(1−1−1,1−1−2,…)、PMOS増幅ト
ランジスタ2(2−1−1,2−1−2,…)、選択ト
ランジスタ3(3−1−1,3−1−2,…)、リセッ
トトランジスタ4(4−1−1,4−1−2,…)から
成る。フォトダイオード1で発生する電荷は増幅トラン
ジスタ2のゲート容量により電圧に変換され、増幅トラ
ンジスタ2のソース端子に印加された一定電圧とで決ま
るゲート−ソース間電圧に応じた電流が、垂直シフトレ
ジスタ16によって垂直選択線14(14−1,14−
2,…)が“H”レベルになり選択トランジスタ3がO
Nしたとき垂直信号線8(8−1,8−2,…)へ供給
される。
【0030】カウンター12(12−1,12−2,
…)からのデジタル値に応じてアナログ電圧を発生する
D/A変換器11(11−1,11−2,…)の出力電
圧を電圧−電流変換MOSトランジスタ9(9−1,9
−2,…)のゲート−ソース端子間に印加する。初期状
態の設定としてカウンター12の全ビット出力は0、そ
のデジタル値を受けたD/A変換器11のアナログ出力
電圧は、センサーセル内のリセットトランジスタ4(4
−1−1,4−1−2,…)に印加されるリセット電圧
にほぼ等しい電圧が出力されるよう設定されていると仮
定する。
【0031】以下、図2のタイミングチャートも交えて
動作を説明する。
【0032】垂直シフトレジスタ16によってリセット
信号線15−1(パルス102)と垂直選択信号線14
−1(パルス101)を“H”レベルにし、センサーセ
ル内のリセットトランジスタ4(4−1−1,4−1−
2,…)と選択トランジスタ3(3−1−1,3−1−
2,…)をONさせ、フォトダイオード1をリセットし
た状態に応じたリセット電流を増幅トランジスタ2(2
−1−1,2−1−2,…)から垂直信号線8(8−
1,8−2,…)に出力する。その時、同時に端子17
を“H”レベルにし(パルス103)、スイッチ5(5
−1,5−2,…)をONさせ、前記リセット電流によ
って生じるトランジスタ7(7−1,7−2,…)のゲ
ート−ソース間電圧を容量6(6−1,6−2,…)に
サンプリングする。その後、スイッチ5はOFFするの
で容量6によって保持された電圧によってトランジスタ
7はリセット電流を流し続ける。リセット信号線15−
1が“L”レベルになりリセットトランジスタ4(4−
1−1,4−1−2,…)がOFFし、フォトダイオー
ド1に信号電荷が蓄積され、その電荷量に応じた電圧が
増幅トランジスタ2(2−1−1,2−1−2,…)の
ゲートに発生する。その時点で垂直選択線14−1を再
び“H”レベルにし(パルス104)、選択トランジス
タ3(3−1−1,3−1−2,…)をONにして増幅
トランジスタ2の出力電流を垂直信号線8に出力する。
この信号電流の大きさは前記リセット電流の大きさと異
なり、仮にフォトダイオード1で発生する電荷が電子で
ある場合は増幅トランジスタ2のゲート電圧はリセット
時よりも低くなるので増幅トランジスタ2の信号出力電
流はリセット電流よりも大きくなる。したがって垂直信
号線8の電位は選択スイッチトランジスタ3(3−1−
1,3−1−2,…)のソース電位まで上昇する(これ
をVH とする。)。カウンター12(12−1,12−
2,…)を0からカウント動作させて、そのデジタル出
力をD/A変換器11(11−1,11−2,…)に入
力することで、D/A変換器11の出力電圧は徐々に下
り(ここでは、入力デジタル値の増加に対しアナログ出
力が減少するタイプを用いている。)、電圧−電流変換
トランジスタ9(9−1,9−2,…)のドレイン電流
は増加していき、カレントミラー10(10−1,10
−2,…)の出力電流も増加する。あるところでセンサ
ーセル内の増幅トランジスタ2(2−1−1,2−1−
2,…)の出力電流値よりも、リセット電流を流すトラ
ンジスタ7の出力電流と前記カレントミラー10の出力
電流の合算した電流値が上回り、垂直信号線8の電位は
ある低電位(これをVL とする)に下がる。この垂直信
号線8の電位変化を、比較しきい電圧をVH とVL の中
間にしたコンパレーターなどでとらえ、そのタイミング
でカウンター12を停止させる。このときのカウンター
12のデジタルデータがフォトダイオード1に発生した
電荷量に応じた値となるのでアナログ−デジタル変換が
行われたことになる。 (第2の実施例)図3は本発明の第2の実施例であり、
センサーセル部とA/D変換に関わる部分だけを抜き出
して図示している。21はフォトダイオード、22は増
幅トランジスタ、23はリセットトランジスタ、24は
垂直選択トランジスタ、25は垂直信号線の電位変化を
検出するコンパレーター、26はD/A変換器27の出
力電圧を電流に変換するトランジスタ、28はD/A変
換器27にデジタルデータを供給するカウンター、30
はカレントミラー回路である。図1の第1の実施例から
の変更点は、増幅トランジスタ22のソース端子と電圧
−電流変換トランジスタ26のソース端子にそれぞれ抵
抗31,32を付加していることである。
【0033】これは固体撮像装置においてセンサーセル
が多数並べられた場合、増幅トランジスタの電源配線に
は必ずある値の配線抵抗が付随し、その配線抵抗によっ
て増幅トランジスタの出力電流が、フォトダイオードか
ら同じ信号電荷を受けた場合でも変動してしまう問題が
発生するため、その配線抵抗値より充分大きな値の抵抗
を増幅トランジスタのソース端子に付加することで影響
を非常に小さくできるためである。そして電圧−電流変
換トランジスタのソース端子にも、増幅トランジスタの
出力電流との相対精度を向上させるため抵抗を挿入し、
多くの場合同じ値の抵抗を用いることが望ましい。した
がって、本実施例では上記のように増幅トランジスタ2
2のソース端子と電圧−電流変換トランジスタ26のソ
ース端子にそれぞれ抵抗31,32を付加している。
【0034】さらに図3における増幅トランジスタ22
のゲート−ソース間電圧(VGS)と出力ドレイン電流
(IO )の関係は図4に示すような2乗特性であり、と
くにV GSがしきい値電圧Vth以下の領域では、サブスレ
ッショルド領域と呼ばれ、特性は指数関数となるので、
O とVGSの線型性は非常に悪くなるので、フォトダイ
オード1をリセットする電圧をある程度制御し、リセッ
ト時の増幅トランジスタのVGSが図4のVA のようなし
きい値Vthを超える値となるようにし、サブスレッショ
ルド領域に入らないようにすることが好ましい。
【0035】図1、図3はセンサーセル内の増幅トラン
ジスタとしてPMOSトランジスタを用いた場合を示し
たが、反対の導電型のNMOSトランジスタを用いたも
のにも本発明を適用することができる。
【0036】その場合の図3に応じたものを図5に示
す。図5において、導電型を除いては図3に示す部材と
同じ部材なので、同一符号を付する。
【0037】以上説明したようにセンサーセル内の増幅
トランジスタと同一の導電型のトランジスタを用い、さ
らにそのゲートの大きさも同一にすることによって、そ
れぞれの出力電流を比較するという手段を用いれば、セ
ンサーセル内の増幅トランジスタのもつ、入力電圧と出
力電流との間の非線型性はキャンセルされることが分か
る。 (第3の実施例)図6は本発明の第3の実施例を表わす
図で、41は光電変換素子、42は従来例と同様、光電
変換素子41の信号電荷を増幅トランジスタ43のゲー
トに転送する転送トランジスタ、44は画素選択トラン
ジスタ、45はリセットトランジスタ、46は増幅トラ
ンジスタ43の出力電流をスイッチ47と保存用コンデ
ンサー48によって電圧として保存し、その電圧を電流
に変換しながら出力する電流源用トランジスタ、49は
電流源トランジスタ46の出力電流と、画素選択トラン
ジスタ44を介して出力される増幅トランジスタ43の
出力電流との差分の信号を受け、その差信号に応じて電
圧を増幅トランジスタ43のソース(主電極)端子へ出
力する可変電圧源である。
【0038】上記の構成で、例として増幅トランジスタ
がリセットされた後、光電変換素子からの信号電荷によ
る信号電圧を得る方法を図7のタイミングチャートを交
えて説明する。ここで図6の各トランジスタ42,4
3,44,45はPMOSトランジスタとして、トラン
ジスタ46はNMOSトランジスタとして以降説明す
る。可変電圧源49はある一定の電圧V1を出力してい
るものとする。端子φRを“L”レベルとして(パルス
101)リセットトランジスタ45をONさせ、増幅ト
ランジスタ43のゲート端子を所定の電位にリセットす
る。その時、同時に端子φXを“L”レベル(パルス4
02)にして選択トランジスタ44をONさせ、またス
イッチ47もONさせる。増幅トランジスタ43のリセ
ット時の出力電流は、トランジスタ46がゲート−ドレ
インが短絡することで発生するゲート電圧の形で保存用
コンデンサ48に保存される。その後、トランジスタ4
5,44、スイッチ47はOFFし、光電変換素子に入
力した光に応じた信号電荷を、端子φT を“L”レベル
にする(パルス403)ことで転送トランジスタ42が
ONし増幅トランジスタ43のゲート端子に転送する。
この時のゲート電位はリセット時よりも低い電圧であっ
たとすると増幅トランジスタ43の出力電流はそれに応
じてリセット時よりも大きい値となる。一方、トランジ
スタ46は保存用コンデンサ48の電圧を受け、増幅ト
ランジスタ43がリセットされた時の電流を出力してい
る。端子φX を“L”レベルにし(パルス404)再び
トランジスタ44をONさせると出力ライン50は高電
位VH になる。
【0039】その後、可変電圧源49の出力電圧を徐々
に下げてゆくとそれにともない増幅トランジスタ43の
出力電流も減少し、ついにはトランジスタ46の出力電
流と等しい値になる。このとき出力ライン50の電位は
急速に低下するのでその電位変動を検出し、可変電圧源
49の出力電圧の変化を停止する。この時の電圧をV2
とすると前記V1 との差電圧(V1 −V2 )は、増幅
トランジスタ43のゲート電位の、リセットされた時の
電位と信号電荷が転送された時の電位の差分に等しい値
となるので、この(V1 −V2 )を光電変換素子の信号
電荷に応じた信号電圧として取り出せば良い。
【0040】図6の構成における可変電圧源をアナログ
差動増幅回路を用いて実現する一実施例を図8に示す。
【0041】この例では、増幅トランジスタ43をリセ
ット後に光電変換素子41の信号電荷を増幅トランジス
タ43のゲートに転送した後に増幅トランジスタ43の
出力電流と増幅トランジスタ43の出力電流の差電流を
差動増幅アンプ49と容量51で積分し、前記差電流が
0になったところで増幅アンプ49の出力電圧の変化は
止まる。初期状態の設定は、増幅トランジスタ43をリ
セットする時に同時に容量51を、スイッチ50をON
にし、スイッチ54を電圧源53側にしてリセットして
おけば増幅トランジスタ43のソース電位は、電圧源5
3の電圧を初期値とし、パルス404と同期してスイッ
チ54を増幅アンプ49側にしたところから変化する。
変化が停止した時の前記差電流が0という状態は、増幅
トランジスタ43の出力電流が、自らがリセットした状
態のときの出力電流に等しい状態であり、それはすなわ
ち増幅トランジスタ43のゲート電位がリセット状態か
ら信号電荷転送に至る過程で生じた変化の量と、増幅ア
ンプ49の出力電圧の変化の量が等しいことを意味す
る。
【0042】図9は、図6の構成における可変電圧源を
アナログ差動増幅アンプを用いて実現する他の実施例で
あり、図8の場合とは異なり、積分回路は使用せず、単
純な負帰環のループの中に増幅トランジスタ43、選択
トランジスタ104を含めたものである。この例では、
増幅トランジスタ43のリセット時にはスイッチ50を
接地側にし、増幅アンプ49をコンパレーターとして動
作させある所定の高電位(VHA)が出力されるように設
定する。電圧源52の電圧は、トランジスタ46のゲー
ト−ドレイン間を短絡し、そこに増幅トランジスタ43
がリセットされた時の出力電流が流れ込んだ時に発生す
るゲート−ソース間電圧程度に設定しておくと精度上好
ましい。増幅トランジスタ43に信号電荷が転送された
後、パルス404と同期してスイッチ50をトランジス
タ46の出力端子側にすると、増幅アンプ49はトラン
ジスタ46の出力端子電圧が電圧源52の電圧に等しく
なるように増幅トランジスタ43のソース電圧を制御す
る。この時増幅トランジスタ43の出力電流はトランジ
スタ46のそれに等しい。この制御の変化は前記負帰環
ループの帯域で決まり、通常数μsオーダーの非常に速
い変化となるので図8の例に比べ処理時間的に優れてい
る。増幅アンプ49の出力電圧がVLAのときにトランジ
スタ46の出力端子電圧が電圧源52の電圧に等しくな
ったとすると求める光電変換素子の信号電荷に応じた信
号電圧は(VHA−VLA)となる。
【0043】さらに図10に他の実施例として、図6に
おける可変電圧源をD/A変換器55で構成し、増幅ト
ランジスタ43とトランジスタ46の差信号をコンパレ
ーター57で検出し、D/A変換器55にデジタル信号
を供給するカウンター56の動作をコンパレーター57
の出力で制御するものである。図6の動作と同様にリセ
ットトランジスタ45をONさせ増幅トランジスタ43
をリセットするときD/A変換器55はある高電位(V
HD)を出力するように設定する。カウンター56はリ
セットされ、カウント動作はしていない。増幅トランジ
スタ43のリセット時の出力電流を選択トランジスタ4
4を介してトランジスタ46に供給し、スイッチ47を
ONさせることで容量48にトランジスタ46が前記リ
セット電流を流すのに必要な電圧を保存する。その後、
転送トランジスタ42をONし光電変換素子41の信号
電荷を増幅トランジスタ43のゲートに転送する。再び
選択トランジスタ44をONさせるとコンパレーター5
7の入力電位はある高電位(VH)に上昇する。この後
カウンター56を動作し、そのデジタル出力を増幅さ
せ、それを受けるD/A変換器55の出力電圧は徐々に
減少(D/A変換器55はデジタル入力信号に対し負極
性のアナログ出力電圧を発生すると仮定する。)する。
ある時点で、増幅トランジスタ43の出力電流とトラン
ジスタ46の出力電流が等しくなり、コンパレーター5
7の入力電圧は急速に減少するので、その変化を検出
し、カウンター56のカウント動作を停止させる。
【0044】このカウンター56のカウント開始から停
止までに変化したデジタル値は光電変換素子41の信号
電荷に応じたものになるのでA/D変換が行われたこと
になる。
【0045】図11は図10の実施例を、光電変換部が
3行3列の2次元に配列された場合に適用させたもので
ある。光電変換素子61(61−1−1,61−1−
2,…)、転送トランジスタ62(62−1−1,62
−1−2,…)、増幅トランジスタ63(63−1−
1,63−1−2,…)、画素選択トランジスタ64
(64−1−1,64−1−2,…)、リセットトラン
ジスタ65(65−1−1,65−1−2,…)、定電
流トランジスタ66(66−1,66−2,…)、増幅
トランジスタ63の出力電流によってトランジスタ66
のゲート−ソース間に発生する電圧を取り込み、保存す
るためのスイッチ67(67−1,67−2,…)と容
量68(68−1,68−2,…)、垂直信号線72
(72−1,72−2,…)の電位変化を検出するコン
パレーター71(71−1,71−2,…)、D/A変
換器69(69−1,69−2,…)にデジタル信号を
供給するカウンター70(70−1,70−2,…)な
ど構成は図5の場合と同様である。
【0046】一行目の画素の出力を得る場合、垂直シフ
トレジスタ77からの駆動線75−1を“L”レベルに
してリセット用トランジスタ65(65−1−1,65
−1−2,65−1−3)をONさせ、その後駆動線7
4−1を“L”レベルにして画素選択トランジスタ64
(64−1−1,64−1−2,64−1−3)をON
させて、リセット状態の増幅トランジスタ63(63−
1−1,63−1−2,63−1−3)の出力電流を垂
直信号線72(72−1,72−2,72−3)へ出力
し、駆動線73を“H”レベルにしてスイッチ67(6
7−1,67−2,67−3)をONさせ、容量68
(68−1,68−2,68−3)にトランジスタ66
にリセット状態の出力電流を供給した時のゲート−ソー
ス間に発生する電圧を保持する。
【0047】その後、図10の動作と同様にカウンター
70(70−1,70−2,70−3)のカウント動作
を開始し、D/A変換器69(69−1,69−2,6
9−3)の出力電圧を減少させ、垂直信号線12の電位
変動をコンパレーター71で検出し、カウンター70の
動作を停止させて、カウント開始から停止までのデジタ
ル値の変化分をデジタル出力としてA/D変換が完了す
る。
【0048】図12は光電変換部内の増幅トランジスタ
や選択トランジスタ、転送トランジスタなどがNMOS
トランジスタである場合の実施例で、図6の実施例など
から容易に考え得るものである。図12において、導電
型を除いては図6に示す部材と同じ部材なので、同一符
号を付する。
【0049】以上の全ての実施例において、画素内の増
幅トランジスタがリセットされた時のゲート−ソース間
電圧をしきい値電圧よりわずかに上回る値になるようリ
セット用電圧源の電圧を設定することで、前記可変電圧
源の電圧を制御して出力電圧を決定する際にも前記増幅
トランジスタの出力電流は小さい状態になっているので
前述の電源配線による寄生抵抗の影響は無視できる。
【0050】またこのように増幅トランジスタの出力電
流が小さくなり、共通信号線の電位変化の速度が共通信
号線に付随する寄生容量によって低下してしまう場合
や、前述の増幅アンプの不安定性が生じる場合には図1
3に示すようなバッファーアンプ210による、寄生容
量の2端子のうち、共通信号線側でない方の端子の駆動
が有効になる。210は共通信号線の電位を受け、AC
的に同じ電位を発生するバッファーアンプであり、20
8−1〜208−nは図20のインバーター208(2
08−1,…,208−n)の構成を示しており、nM
OSトランジスタ208のソース端子はバッファーアン
プ210の出力に接続されている。またバッファーアン
プ210の出力はトランジスタ204−1のバックゲー
トに接続されている。nMOSトランジスタ208−1
のソース端子をバッファーアンプ210の出力に接続す
ることで、nMOSトランジスタ208−1がオンした
ときにはトランジスタ204−1のゲートとソースとの
間の寄生容量(ゲートとソースとの重なり容量等)の端
子間電圧は一定となる。また、バッファーアンプ10の
出力をトランジスタ204−1のバックゲートに接続す
ることでソース領域の接合容量による寄生容量の端子間
電圧も一定となる。このように、前記寄生容量の端子間
電圧は一定になり、電荷の流入がないため容量としては
機能しない。
【0051】図24に撮像システム概略図を示す。同図
に示すように、光学系2171、絞り2180を通って
入射した画像光はCMOSセンサ2172上に結像す
る。CMOSセンサ2172上に配置されている画素ア
レーによって光情報は電気信号へと変換され、ノイズ除
去されて出力される。その出力信号は信号処理回路21
73によって予め決められた方法によって信号変換処理
され、出力される。信号処理された信号は、記録系、通
信系2174により情報記録装置により記録、あるいは
情報転送される。記録、あるいは転送された信号は再生
系2177により再生される。絞り2180、CMOS
センサ2172、信号処理回路2173はタイミング制
御回路2175により制御され、光学系2171、タイ
ミング制御回路2175、記録系・通信系2174、再
生系2177はシステムコントロール回路2176によ
り制御される。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
センサーの線型性の問題を大幅に改善しながら非常に簡
単な回路構成で、センサー信号を、各垂直毎にA/D変
換を行うことが可能となり、したがって変換に必要な時
間は従来の1つのA/D変換器で変換する方法に比べ、
垂直ライン数倍取ることが可能となる。
【0053】また本発明によれば、固体撮像装置におけ
るセンサーセル内の増幅トランジスタのもつ非線型性
や、その非線型性をキャンセルするために使用される別
のリファレンス用増幅トランジスタのもつ製造バラツキ
による上記キャンセルが不充分になることの問題を解決
し、前記非線型性や製造バラツキは一切出力される信号
には影響を与えないため高精度の信号出力を得ることが
可能である。
【0054】さらに従来トランジスタの製造上のバラツ
キに起因するノイズの低減のために必要としていた付加
回路が、本発明では、非常に少ない素子数で同様の効果
が得られるため消費電力やチップ占有面積の点で優れて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像装置の第1の実施例を示す回
路図である。
【図2】上記第1の実施例の固体撮像装置の動作を説明
するタイミングチャートである。
【図3】本発明の固体撮像装置の第2の実施例を示す一
部回路図である。
【図4】増幅トランジスタのゲート−ソース間電圧(V
GS)と出力ドレイン電流(IO)の関係を示す特性図で
ある。
【図5】図3の固体撮像装置の変形例を示す一部回路図
である。
【図6】本発明の固体撮像装置の第3の実施例を示す回
路図である。
【図7】上記第3の実施例の固体撮像装置の動作を説明
するタイミングチャートである。
【図8】図6の構成における可変電圧源をアナログ差動
増幅回路を用いて実現する一実施例を示す回路図であ
る。
【図9】図6の構成における可変電圧源をアナログ差動
増幅アンプを用いて実現する他の実施例を示す回路図で
ある。
【図10】図6の構成を実現するさらに他の実施例を示
す回路図である。
【図11】図10の実施例を、光電変換部が3行3列の
2次元に配列された場合に適用させた場合の固体撮像装
置の回路構成図である。
【図12】図6の固体撮像装置の変形例を示す回路図で
ある。
【図13】本発明の固体撮像装置の変形例を示す回路図
である。
【図14】従来のMOS型固体撮像装置およびそのアナ
ログ信号出力電圧をA/D変換するA/D変換器の構成
を示す回路図である。
【図15】図14の駆動タイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【図16】従来の電流出力型CMOSセンサーの概略回
路図である。
【図17】従来の増幅型MOS固体撮像素子、およびそ
の出力を読み出す読み出し回路の構成を示す回路図であ
る。
【図18】増幅トランジスタの入力電圧対出力電流の特
性を示す図である。
【図19】センサーセル内の増幅トランジスタのもつ製
造バラツキに起因するノイズを抑制する読み出し回路の
従来例を示す図である。
【図20】図17の従来例を用いて光電変換部を多数並
列に配置し、画素選択スイッチを介して共通信号線に出
力する場合の回路図である。
【図21】本発明の実施形態例を示す概念図である。
【図22】本発明の実施形態例を示す概念図である。
【図23】本発明の実施形態例を示す概念図である。
【図24】本発明の撮像システムの概略を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 フォトダイオード 2 PMOS増幅トランジスタ 3 選択トランジスタ 4 リセットトランジスタ 5 スイッチ 6 容量 7 トランジスタ 8 垂直信号線 9 電圧−電流変換トランジスタ 10 カレントミラー回路 11 D/A変換器 12 カウンター 14 垂直選択線 15 リセット信号線 16 垂直シフトレジスタ 41 光電変換素子 42 転送トランジスタ 43 増幅トランジスタ 44 画素選択トランジスタ 45 リセットトランジスタ 46 電流源用トランジスタ 47 スイッチ 48 保存用コンデンサー 49 可変電圧源
フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA04 AA05 AA10 AB01 BA14 CA02 DD10 DD12 FA06 5C024 AX01 CX05 CX32 CY16 GX03 GY37 GY38 GZ04 HX13 HX17 HX23 HX29 HX35 HX40 HX44 HX47 5J022 AA02 AB07 AC02 BA04 BA06 CE05 CE09 CF01 CF02 CF04 CF05

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換手段と、前記光電変換手段で発
    生した信号を電流に変換して出力する第1のトランジス
    タと、 所定の基準レベルを電流に変換して出力する第2のトラ
    ンジスタと、 前記第1のトランジスタからの電流値と、前記第2のト
    ランジスタからの電流値とを比較する比較手段と、 前記比較手段により比較結果に基づいて前記光電変換手
    段で発生した信号に対応するデジタル信号を出力するア
    ナログ・デジタル変換手段と、 を有することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の固体撮像装置におい
    て、前記アナログ・デジタル変換手段は、計数動作を行
    うカウンターを含み、前記カウンターは、前記比較結果
    に基づいて制御されるとともに、カウンターから前記光
    電変換手段で発生した信号に対応するデジタル信号を出
    力することを特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の固体撮像
    装置において、前記第1のトランジスタからの電流値
    と、前記第2のトランジスタからの電流値とを近づける
    ように前記第1のトランジスタ又は前記第2のトランジ
    スタを制御する制御手段を有することを特徴とする固体
    撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の固体撮像装置におい
    て、前記制御手段は、前記所定の基準レベルを前記比較
    結果に基づいて変化させ、前記比較手段は、前記第1の
    トランジスタからの電流値と、前記第2のトランジスタ
    からの電流値とが一致することを検出し、アナログ・デ
    ジタル変換手段は、前記検出結果に基づきデジタル信号
    を出力することを特徴とする固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の固体撮像装置におい
    て、前記制御手段は、前記第1のトランジスタの出力の
    レベルを前記比較結果に基づいて変化させ、前記比較手
    段は、前記第1のトランジスタからの電流値と、前記第
    2のトランジスタからの電流値が一致することを検出
    し、アナログ・デジタル変換手段は、前記検出結果に基
    づきデジタル信号を出力することを特徴とする固体撮像
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の固体撮像装置におい
    て、前記トランジスタの主電極を制御することにより、
    前記出力のレベルを制御することを特徴とする固体撮像
    装置。
  7. 【請求項7】 光電変換手段と前記光電変換手段で発生
    した信号を電流に変換して出力する第1のトランジスタ
    を含む画素を水平方向及び垂直方向に複数配列するとと
    もに、 垂直方向の一列毎の画素にそれぞれ接続された垂直出力
    線と、 所定の基準レベルを電流に変換して出力する第2のトラ
    ンジスタと、 前記第1のトランジスタからの電流値と、前記第2のト
    ランジスタからの電流値とを比較する比較手段と、 前記比較手段により比較結果に基づいて前記光電変換手
    段で発生した信号に対応するデジタル信号を出力するア
    ナログ・デジタル変換手段とを有し、 前記第2のトランジスタ、前記比較手段及び前記アナロ
    グ・デジタル変換手段を一列の前記画素毎で共通に用い
    たことを特徴とする固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 光電変換手段と、前記光電変換手段で発
    生した信号を電流に変換して出力する第1のトランジス
    タと、 所定の基準レベルを電流に変換して出力する第2のトラ
    ンジスタと、 前記第1のトランジスタからの電流値と、前記第2のト
    ランジスタからの電流値とを近づけるように前記第1の
    トランジスタ又は前記第2のトランジスタを制御する制
    御手段と、 前記第1のトランジスタからの電流値と、前記第2のト
    ランジスタからの電流値とを比較する比較手段と、 前記比較手段により比較結果に基づいて前記光電変換手
    段で発生した信号に対応する信号を出力する出力手段
    と、を有することを特徴とする固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の固体撮像装置におい
    て、前記制御手段は、前記所定の基準レベルを前記比較
    結果に基づいて変化させ、前記比較手段は、前記第1の
    トランジスタからの電流値と、前記第2のトランジスタ
    からの電流値が一致することを検出し、出力手段は、前
    記検出結果に基づき信号を出力することを特徴とする固
    体撮像装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の固体撮像装置におい
    て、前記制御手段は、前記第1のトランジスタの出力の
    レベルを前記比較結果に基づいて変化させ、前記比較手
    段は、前記第1のトランジスタからの電流値と、前記第
    2のトランジスタからの電流値が一致することを検出
    し、出力手段は、前記検出結果に基づき信号を出力する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の固体撮像装置にお
    いて、前記第1のトランジスタの主電極を制御すること
    により、前記出力のレベルを制御することを特徴とする
    固体撮像装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の固体撮像装置におい
    て、前記第2のトランジスタに与えられる所定の基準レ
    ベルはデジタル・アナログ変換手段によって与えられ、
    該デジタル・アナログ変換手段に与えられるデジタル値
    はカウンターよりなされ、該カウンターのカウント動作
    は、前記第1のトランジスタの出力電流と前記第2のト
    ランジスタの出力電流との比較結果によって制御される
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の固体撮像装置におい
    て、前記第1のトランジスタと第2のトランジスタとの
    主電極に、それぞれが接続される電源配線の寄生抵抗の
    値より充分大きい値の抵抗を接続することを特徴とする
    固体撮像装置。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の固体撮像装置におい
    て、前記光電変換手段のリセットを行うリセットスイッ
    チで第1のトランジスタの入力に与えられるリセット電
    圧を、該第1のトランジスタのしきい値電圧より大きい
    値が該第1のトランジスタの入力に与えられるよう制御
    することを特徴とする固体撮像装置。
  15. 【請求項15】 信号源からの信号を受ける第1の端
    子、該信号を増幅して出力する第2の端子、該第2の端
    子からの出力のレベルを制御する信号を受ける第3の端
    子を有してなる増幅素子と、 前記増幅素子の前記第1の端子に信号が送られた状態で
    前記第2の端子から信号を読み出す読み出し手段と、 所定の基準レベルと前記読み出し手段により読み出され
    た信号とを比較し、その比較結果をもとに前記第3の端
    子に、前記第2の端子からの出力のレベルを制御する信
    号を出力する比較出力手段と、を備えた信号転送装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の信号転送装置にお
    いて、前記所定の基準レベルは前記増幅素子の第1の端
    子側をリセットしたときに前記第2の端子から出力され
    る信号のレベルであり、前記比較出力手段は該信号のレ
    ベルに前記読み出し手段により読み出された信号のレベ
    ルが近づくように前記第3の端子に信号を出力すること
    を特徴とする信号転送装置。
  17. 【請求項17】 請求項15又は請求項16に記載の信
    号転送装置において、前記比較出力手段からの出力信号
    に基づいて、前記信号源からの出力データを得る信号転
    送装置。
  18. 【請求項18】 請求項15又は請求項16に記載の信
    号転送装置において、前記第2の端子からの出力信号に
    基づいて、前記信号源からの出力データを得る信号転送
    装置。
  19. 【請求項19】 請求項15に記載の信号転送装置にお
    いて、前記増幅素子は絶縁ゲート型トランジスタであ
    り、前記第3の端子はソース端子又はバックゲート端子
    であること特徴とする信号転送装置。
  20. 【請求項20】 光電変換手段と、 該光電変換手段からの信号を受ける第1の端子、該信号
    を増幅して出力する第2の端子、該第2の端子からの出
    力のレベルを制御する制御信号を受ける第3の端子を有
    してなる増幅素子と、 前記第3の端子に前記制御信号を送る制御信号源と、 前記増幅素子から出力する信号を保存する保存手段と、 前記保存手段に保存された、前記増幅手段が第1の状態
    の時の第1の出力と前記増幅手段が第2の状態の時の第
    2の出力との差分を信号として前記制御信号源にフィー
    ドバックする手段と、を有し、 前記制御信号源は前記差分の信号に基づいて前記第3の
    端子に前記制御信号を送る固体撮像装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の固体撮像装置にお
    いて、 前記第1の状態は前記増幅素子の第1の端子側がリセッ
    トされた状態であり、前記第2の状態は前記増幅素子に
    前記光電変換手段からの信号が送られた状態である固体
    撮像装置。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の固体撮像装置にお
    いて、 前記第1の状態は前記増幅素子に前記光電変換手段から
    の信号が送られた状態であり、前記第2の状態は前記増
    幅素子の第1の端子側がリセットされた状態である固体
    撮像装置。
  23. 【請求項23】 請求項20に記載の固体撮像装置にお
    いて、 前記増幅素子は絶縁ゲート型トランジスタであり、前記
    光電変換手段からの信号は該絶縁ゲート型トランジスタ
    のゲート端子で受け、前記制御信号源の出力は該絶縁ゲ
    ート型トランジスタのソース端子に入力されることを特
    徴とする固体撮像装置。
  24. 【請求項24】 請求項20に記載の固体撮像装置にお
    いて、 前記制御信号源に差分の信号をフィードバックする前記
    手段は、第2の状態の時の出力と、保存手段で保存され
    た第1の状態の時の出力とが等しくなるように前記制御
    信号源の出力を制御することを特徴とする固体撮像装
    置。
  25. 【請求項25】 請求項21又は請求項22に記載の固
    体撮像装置において、 前記リセットの状態のときの前記増幅素子の前記第2の
    端子からの出力値が、前記光電変換手段からの信号が送
    られた状態のときの前記増幅素子の前記第2の端子から
    の出力値よりも小さい固体撮像装置。
  26. 【請求項26】 請求項1から14、20から25のい
    ずれかの請求項に記載の固体撮像装置と、前記固体撮像
    装置へ光を結像する光学系と、前記固体撮像装置からの
    出力信号を処理する信号処理回路とを有することを特徴
    とする固体撮像システム。
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