JP2001345242A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents
基板処理装置及び基板処理方法Info
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Abstract
発生剤がレジスト内に均一に分散され、或いはクエンチ
ャーがレジストの表面に均一に形成されるように基板を
熱処理することができる基板処理装置及び基板処理方法
の提供。 【解決手段】 制御部71は、例えば加熱処理時にはウ
エハWに塗布されたレジストに含有するシンナーが揮発
し、且つ、酸発生剤、クエンチャー及びポリマー鎖保護
基がレジスト内に実質的に残存する程度の圧力及び温度
となるように、熱板57の温度及び密閉空間56内の真
空度を制御する。具体的は、例えば熱板57の温度が4
0℃程度、密閉空間56内の真空度が5Torr程度と
なるように、熱板57の温度及び密閉空間56内の真空
度を制御する。
Description
塗布された直後の半導体ウエハを加熱処理する基板処理
装置及び基板処理方法に関する。
ジスト処理工程においては、例えば半導体ウエハ(以
下、「ウエハ」という。)等の基板に対してレジストを
塗布し、所定のパターンを露光した後に、このウエハに
対して現像液を供給して現像処理している。
レジスト塗布と現像処理を行う塗布現像処理装置を接続
したシステムによって行われている。かかる塗布現像処
理装置には、ウエハの塗布現像処理に必要な一連の処
理、例えばレジストの定着性を向上させるための疎水化
処理(アドヒージョン処理)、レジストを塗布するレジ
スト塗布処理、レジスト塗布後のウエハを加熱してレジ
ストを乾燥硬化させる加熱処理、露光後のウエハを所定
の温度で加熱するための加熱処理、露光後のウエハに対
して現像処理を施す現像処理等の各処理を個別に行う処
理ユニットが備えられ、ウエハ搬送装置によってこれら
処理ユニット間でのウエハの受け渡しが行われるように
なっている。
直後の例えば化学増幅型レジストには、溶剤である例え
ばシンナーや光化学反応により触媒作用のある酸発生
剤、溶解阻止剤であるクエンチャー、ポリマー鎖保護基
等が含まれており、レジスト塗布後の加熱処理工程にお
いては、これらのうち特にシンナーを揮発させてレジス
トを硬化する必要がある。
加熱処理工程では、高温でウエハを処理するために、ポ
リマー鎖保護基が破壊されたり、酸発生剤がレジスト内
に均一に分散されなかったり、更にクエンチャーがレジ
ストの表面に均一に形成されない場合がある。
露光の光源として例えばF2レーザー光源程度の非常に
短波長の例えば157nmのものが使われる傾向にあ
る。このような短波長の光源では、露光の際に空気中に
O2やO3、有機物、H2O等が含まれていると、光が
これらの物質によって吸収され、光源からレジストに届
く光量が異常に低下する。ところが、上述した加熱処理
後においては、レジストの表面にO2やO3等が付着す
る傾向が強く、そのため露光工程でこれらの物質によっ
て露光不良を生じるおそれがある。
保護基が破壊されることなく、酸発生剤がレジスト内に
均一に分散され、或いは溶解阻止剤がレジストの表面に
均一に形成されるように基板を熱処理することができる
基板処理装置及び基板処理方法を提供することを目的と
する。
トの表面にO2やO3等が付着することがない基板処理
装置及び基板処理方法を提供することにある。
め、本発明の第1の観点に係る基板処理装置は、少なく
とも酸発生剤、溶解阻止剤及びポリマー鎖保護基のうち
1つの物質並びに溶剤を含有するレジストが塗布された
基板を加熱処理する基板処理装置において、密閉するこ
とが可能な空間を有する処理室と、前記空間内に配置さ
れ、前記レジストが塗布された基板が載置されるプレー
トと、前記密閉された空間内を減圧する減圧部と、前記
レジストに含有する溶剤が揮発し、且つ、前記物質がレ
ジスト内に実質的に残存する程度の圧力となるように、
前記減圧部を制御する制御部とを具備する。
は、少なくとも酸発生剤、溶解阻止剤及びポリマー鎖保
護基のうち1つの物質並びに溶剤を含有するレジストが
塗布された基板を処理する基板処理装置において、密閉
することが可能な空間を有する処理室と、前記空間内に
配置され、上記のレジストが塗布された基板を常温以下
で処理するための処理板と、前記密閉された空間内を減
圧する手段と、前記レジストに含有する溶剤が揮発し、
且つ、前記物質がレジスト内に実質的に残存する程度の
圧力及び温度となるように、前記処理板の温度及び前記
空間内の真空度を制御する手段とを具備する。
は、少なくとも酸発生剤、溶解阻止剤及びポリマー鎖保
護基のうち1つの物質並びに溶剤を含有するレジストが
塗布された基板を加熱処理する方法において、(a)前
記レジストに含有する溶剤が揮発し、且つ、前記物質が
レジスト内に実質的に残存する程度の減圧下及び温度
で、前記基板を加熱処理する工程と、(b)前記処理さ
れた基板を冷却処理する工程とを具備する。
ジストに含有する溶剤が揮発し、且つ、酸発生剤や溶解
阻止剤、ポリマー鎖保護基がレジスト内に実質的に残存
する程度の減圧下及び温度で行っているので、酸発生剤
がレジスト内に均一に分散され、或いは溶解阻止剤がレ
ジストの表面に均一に形成されるように基板を熱処理す
ることができる。
利益とは、以下の説明と添付図面とによって容易に確認
することができる。
に基づき説明する。
体ウエハ(以下、「ウエハ」という)の塗布現像処理シ
ステム1の全体構成の図であって、図1は平面、図2は
正面、図3は背面を夫々示している。
をウエハカセットCRで複数枚、例えば25枚単位で外
部からシステムに搬入したり、あるいはシステムから搬
出したり、ウエハカセットCRに対してウエハWを搬入
・搬出したりするためのカセットステーション10と、
塗布現像工程の中で1枚ずつウエハWに所定の処理を施
す枚葉式の各種処理ユニットを所定位置に多段配置して
なる処理ステーション11と、この処理ステーション1
1に隣接して設けられる露光装置(図示せず)との間で
ウエハWを受け渡しするためのインターフェース部12
とを一体に接続した構成を有している。
に示すように、カセット載置台20上の位置決め突起2
0aの位置に、複数個例えば4個までのウエハカセット
CRが、夫々のウエハ出入口を処理ステーション11側
に向けてX方向(図1中の上下方向)一列に載置され、
このカセット配列方向(X方向)及びウエハカセッ卜C
R内に収納されたウエハのウエハ配列方向(Z方向;垂
直方向)に移動可能なウエハ搬送体21が各ウエハカセ
ットCRに選択的にアクセスするようになっている。
回転自在に構成されており、後述するように処理ステー
ション11側の第3の処理ユニット群G3 の多段ユニッ
ト部に属するアライメントユニット(ALIM)および
イクステンションユニット(EXT)にもアクセスでき
るようになっている。
すように、ウエハ搬送装置を備えた垂直搬送型の主ウエ
ハ搬送機構22が設けられ、その周りに全ての処理ユニ
ットが1組または複数の組に亙って多段に配置されてい
る。
に、筒状支持体49の内側に、ウエハ搬送装置46を上
下方向(Z方向)に昇降自在に装備している。筒状支持
体49はモータ(図示せず)の回転軸に接続されてお
り、このモータの回転駆動力によって、前記回転軸を中
心としてウエハ搬送装置46と一体に回転し、それによ
りこのウエハ搬送装置46は、θ方向に回転自在となっ
ている。なお筒状支持体49は前記モータによって回転
される別の回転軸(図示せず)に接続するように構成し
てもよい。
後方向に移動自在な複数本の保持部材48を備え、これ
らの保持部材48によって各処理ユニット間でのウエハ
Wの受け渡しを実現している。
G1 、G2 、G3 、G4 、G5 が配置可能な構成であ
り、第1および第2の処理ユニット群G1 、G2 の多段
ユニットは、システム正面(図1において手前)側に配
置され、第3の処理ユニット群G3 の多段ユニットはカ
セットステーション10に隣接して配置され、第4の処
理ユニット群G4 の多段ユニットはインターフェース部
12に隣接して配置され、第5の処理ユニット群G5 の
多段ユニットは背面側に配置されることが可能である。
G1 では、カップCP内でウエハWをスピンチャックに
載せて所定の処理を行う2台のスピンナ型処理ユニッ
ト、例えばレジスト塗布ユニット(COT)および現像
ユニット(DEV)が下から順に2段に重ねられてい
る。第2の処理ユニット群G2 でも、2台のスピンナ型
処理ユニット、例えばレジスト塗布ユニット(COT)
および現像ユニット(DEV)が下から順に2段に重ね
られている。これらレジスト塗布ユニット(COT)
は、レジスト液の排液が機構的にもメンテナンスの上で
も面倒であることから、このように下段に配置するのが
好ましい。しかし、必要に応じて適宜上段に配置するこ
とももちろん可能である。
G3 では、ウエハWを載置台SPに載せて所定の処理を
行うオーブン型の処理ユニット、例えば冷却処理を行う
クーリングユニット(COL)、レジストの定着性を高
めるためのいわゆる疏水化処理を行うアドヒージョンユ
ニット(AD)、位置合わせを行うアライメントユニッ
ト(ALIM)、イクステンションユニット(EX
T)、露光処理前の加熱処理を行うプリベーキングユニ
ット(PREBAKE)および露光処理後の加熱処理を
行うポストベーキングユニット(POBAKE)が、下
から順に例えば8段に重ねられている。第4の処理ユニ
ット群G4 でも、オーブン型の処理ユニット、例えばク
ーリングユニット(COL)、イクステンション・クー
リングユニット(EXTCOL)、イクステンションユ
ニット(EXT)、クーリングユニッ卜(COL)、プ
リベーキングユニット(PREBAKE)およびポスト
ベーキングユニット(POBAKE)が下から順に、例
えば8段に重ねられている。
ット(COL)、イクステンション・クーリングユニッ
ト(EXTCOL)を下段に配置し、それらよりも処理
温度の高いベーキングユニット(PREBAKE)、ポ
ストベーキングユニット(POBAKE)およびアドヒ
ージョンユニット(AD)を上段に配置することで、ユ
ニット間の熱的な相互干渉を少なくすることができる。
もちろん、ランダムな多段配置としてもよい。
(X方向)については、前記処理ステーション11と同
じ寸法を有するが、幅方向についてはより小さなサイズ
に設定されている。そしてこのインターフェース部12
の正面部には、可搬性のピックアップカセットCRと、
定置型のバッファカセットBRが2段に配置され、他方
背面部には周辺露光装置23が配設され、さらにまた中
央部にはウエハ搬送体24が設けられている。このウエ
ハ搬送体24は、X方向、Z方向に移動して両カセット
CR、BRおよび周辺露光装置23にアクセスするよう
になつている。前記ウエハ搬送体24は、θ方向にも回
転自在となるように構成されており、前記処理ステーシ
ョン11側の第4の処理ユニット群G4 の多段ユニット
に属するイクステンションユニット(EXT)や、さら
には隣接する露光装置側のウエハ受渡し台(図示せず)
にもアクセスできるようになっている。
述の如く主ウエハ搬送機構22の背面側にも破線で示し
た第5の処理ユニット群G5 の多段ユニットが配置でき
るようになっているが、この第5の処理ユニット群G5
の多段ユニットは、案内レール25に沿って主ウエハ搬
送機構22からみて、側方へシフトできるように構成さ
れている。従って、この第5の処理ユニット群G5 の多
段ユニットを図示の如く設けた場合でも、前記案内レー
ル25に沿ってスライドすることにより、空間部が確保
されるので、主ウエハ搬送機構22に対して背後からメ
ンテナンス作業が容易に行えるようになっている。なお
第5の処理ユニット群G5 の多段ユニッ卜は、そのよう
に案内レール25に沿った直線状のスライドシフトに限
らず、図1中の一点鎖線の往復回動矢印で示したよう
に、システム外方へと回動シフトさせるように構成して
も、主ウエハ搬送機構22に対するメンテナンス作業の
スペース確保が容易である。
ユニット(PREBAKE)について説明する。図4
は、プリベーキングユニット(PREBAKE)の全体
構成を示す略断面図である。
53とに2分されている。本体51上には、昇降機構5
4によって昇降駆動される蓋体55が配置され、蓋体5
5が下降して本体51上を蓋体55が覆うことでウエハ
Wを処理するための密閉空間56が形成される。次に、
処理室内を減圧できるようになっている。このように加
熱処理部52と冷却処理部53とを同一の密閉空間56
に設けることによって加熱処理から冷却処理を減圧下に
おいて連続的に行うことができ、加熱処理後にレジスト
の表面にO2やO3等が付着することがなくなる。
7が配置されている。熱板57には例えばヒータ58が
埋め込まれている。また、熱板57の表面から出没可能
に例えば3本の支持ピン59が設けられている。更に、
熱板57の表面には加熱処理の際にウエハWを所定量浮
かせて保持/支持するプロキシミティーピン60が配置
されている。また、熱板57の表面には、例えばヘリウ
ムガスタンク62に接続され、ヘリウムガスを噴出する
ための噴出孔61が設けられており、これら噴出孔61
から熱板57とウエハWとの隙間にヘリウムガスが噴出
されるようになっている。このようにヘリウムガスを噴
出することで減圧下においても熱伝導性がよくなり、熱
処理を効率良く行うことが可能となる。
等の冷却素子等が埋め込まれた冷却板63が配置されて
いる。この冷却板63は移送機構64によって加熱処理
部52まで移動可能になっており、この冷却板63自体
が加熱処理部52の支持ピン59により支持されたウエ
ハWの受け渡しを行えるようになっている。なお、冷却
板63にも上述した熱板57と同様のヘリウムガス噴出
用の噴出孔を設けてもよい。
この排気口65には圧力調整用のバルブ66を介して真
空ポンプ67が接続されている。このように圧力調整用
のバルブ66を介在させることによって減圧を徐々に、
例えば10Torr/秒〜300Torr/秒、更に好
ましくは90Torr/秒〜110Torr/秒程度で
行うことが可能となる。即ち、直接真空ポンプで減圧す
ると圧力が急激に低下し、レジストが突沸してその表面
が粗くなるからである。また、蓋体55には、パージ用
の不活性ガスである例えば窒素ガスを噴出するための噴
出孔68が設けられている。この噴出孔68には、バル
ブ69を介して窒素ガスタンク70に接続されている。
そして、加熱処理の後に窒素ガスでパージすることによ
ってその後の冷却の際にレジストの表面にO2やO3等
が付着することがなくなる。
3による計測結果等に基づき、ヒータ58や冷却素子の
オン・オフ、バルブ66、69の開閉、その他各部の駆
動等を制御する。制御部71は、例えば加熱処理時には
ウエハWに塗布されたレジストに含有するシンナーが揮
発し、且つ、酸発生剤、クエンチャー及びポリマー鎖保
護基がレジスト内に実質的に残存する程度の圧力及び温
度となるように、熱板57の温度及び密閉空間56内の
真空度を制御する。具体的は、例えば熱板57の温度が
40℃〜50℃程度、密閉空間56内の真空度が5To
rr程度となるように、熱板57の温度及び密閉空間5
6内の真空度を制御する。このように温度及び圧力を制
御することによって、レジスト内に含有するポリマー鎖
保護基が破壊されることなく、酸発生剤がレジスト内に
均一に分散され、或いはクエンチャーがレジストの表面
に均一に形成されるようにウエハWを加熱処理すること
ができる。
グユニット(PREBAKE)の動作を説明する。
し、支持ピン59が熱板57から突出した状態で、主ウ
エハ搬送機構22よりレジストが塗布された直後のウエ
ハWが支持ピン59上に受け渡される。
が下降して密閉空間56を形成し、真空ポンプ67によ
って密閉空間56内が徐々に減圧される。
59が下降して熱板57上にウエハWが載置され、加熱
処理が開始される。
素ガスを噴出して密閉空間56内を窒素ガスでパージす
ると共に、支持ピン59を上昇する。
3が支持ピン59よりウエハWを受け取り、冷却処理が
行われる。冷却処理は例えば25℃以下の温度で行われ
る。
63から支持ピン59を介して主ウエハ搬送機構22に
受け渡され、その後露光装置に搬送されて露光処理が行
われ、更にその後現像処理が行われる。
理装置について説明する。
部82だけを有する。本体81上には、昇降機構84に
よって昇降駆動される蓋体85が配置され、蓋体85が
下降して本体81上を蓋体85が覆うことでウエハWを
処理するための密閉空間86が形成されるようになって
いる。
素子等が埋め込まれた冷却板87が配置されている。ま
た、冷却板87の表面から出没可能に例えば3本の支持
ピン88が設けられている。支持ピン88は図示を省略
した昇降機構により昇降されるようになっている。
この排気口89には圧力調整用のバルブ90を介して真
空ポンプ91が接続されている。
ルブ90の開閉、その他各部の駆動等を制御する。制御
部92は、例えば処理時にはウエハWに塗布されたレジ
ストに含有するシンナーが揮発し、且つ、酸発生剤、ク
エンチャー及びポリマー鎖保護基がレジスト内に実質的
に残存する程度の圧力及び温度となるように、冷却板8
7の温度及び密閉空間86内の真空度を制御する。具体
的は、例えば冷却板87の温度が23℃程度、密閉空間
86内の真空度が2Torr程度となるように、或いは
冷却板87の温度が15℃程度、密閉空間86内の真空
度が1Torr程度となるように、冷却板87の温度及
び密閉空間86内の真空度を制御する。このように温度
及び圧力を制御することによって、加熱処理をすること
なく、レジストを硬化させることができる。よって、レ
ジスト内に含有するポリマー鎖保護基が破壊されること
なく、酸発生剤がレジスト内に均一に分散され、或いは
クエンチャーがレジストの表面に均一に形成されるよう
にウエハWを処理することができる。また、本実施形態
では、特に、その後の冷却処理は不要となる。
板処理装置について説明する。
図6の示した基板処理装置に対面部材93を更に設けた
ものである。この対面部材93は、熱伝導率の低い材
料、例えば高密度ポリエチレンやクリスタル等からな
り、冷却板87に載置されたウエハWと対面するように
配置されている。また、蓋体85には、対面部材93を
支持ピン88の昇降と同期して昇降させる昇降機構94
が設けられている。そして、支持ピン88の下降と共に
対面部材93も下降し、対面部材93は冷却板87に載
置されたウエハWと例えば1mm程度に近接するように
なっている。
らなる対面部材93をウエハWに近接させることによっ
て、処理時のウエハWの温度分布を均一化することがで
き、酸発生剤がレジスト内に均一に分散され、或いはク
エンチャーがレジストの表面に均一に形成されるように
ウエハWを処理することができる。
板処理装置について説明する。
降機構102によって昇降駆動される蓋体103が配置
され、蓋体103が下降して本体101上を蓋体103
が覆うことでウエハWを処理するための密閉空間104
が形成されるようになっている。
ート105が配置されている。また、プレート105の
表面から出没可能に例えば3本の支持ピン106が設け
られている。支持ピン106は図示を省略した昇降機構
により昇降されるようになっている。
設けられ、この排気口107には圧力調整用のバルブ1
08を介して真空ポンプ109が接続されている。ま
た、蓋体103の側部には、ガス導入孔110が設けら
れ、このガス導入孔110には、温調機構111及びガ
ス導入量調整用のバルブ112を介してヘリウムガスボ
ンベ113が接続されている。
開閉や温調機構111の温度管理、その他各部の駆動等
を制御する。そして、制御部114は、例えば処理時に
はウエハWに塗布されたレジストに含有するシンナーが
揮発し、且つ、酸発生剤、クエンチャー及びポリマー鎖
保護基がレジスト内に実質的に残存する程度の圧力及び
温度となるように、ガス導入孔110から導入されるヘ
リウムガスの温度や量、更に及び密閉空間104内の真
空度を制御するものである。
トが塗布された半導体ウエハを熱処理する装置に適用し
たものについて説明したが、半導体ウエハ以外の基板、
例えばLCD基板を熱処理する装置にも本発明は適用で
きる。
明の技術的内容を明らかにする意図のものにおいて、本
発明はそうした具体例にのみ限定して狭義に解釈される
ものではなく、本発明の精神とクレームに述べる範囲
で、いろいろと変更して実施することができるものであ
る。
ポリマー鎖保護基が破壊されることなく、酸発生剤がレ
ジスト内に均一に分散され、或いは溶解阻止剤がレジス
トの表面に均一に形成されるように基板を熱処理するこ
とができる。また、加熱処理後にレジストの表面にO2
やO3等が付着することはなくなる。
ムの全体構成を示す平面図である。
ある。
ある。
体構成を示す略断面図である。
説明するための図である。
全体構成を示す略断面図である。
トの全体構成を示す略断面図である。
トの全体構成を示す略断面図である。
Claims (19)
- 【請求項1】 少なくとも酸発生剤、溶解阻止剤及びポ
リマー鎖保護基のうち1つの物質並びに溶剤を含有する
レジストが塗布された基板を加熱処理する基板処理装置
において、 密閉することが可能な空間を有する処理室と、 前記空間内に配置され、前記レジストが塗布された基板
が載置されるプレートと、 前記密閉された空間内を減圧する減圧部と、 前記レジストに含有する溶剤が揮発し、且つ、前記物質
がレジスト内に実質的に残存する程度の圧力となるよう
に、前記減圧部を制御する制御部と、 を具備することを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置であっ
て、 前記プレートを加熱するヒータを更に有し、 前記制御部は、前記レジストに含有する溶剤が揮発し、
且つ、前記物質がレジスト内に実質的に残存する程度の
温度及び圧力となるように、前記減圧部及び前記ヒータ
を制御する、 ことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の基板処理装置であっ
て、 前記空間内に配置され、前記基板を冷却処理する冷却部
を更に具備することを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の基板処理装置であっ
て、 前記密閉された空間を第1の不活性ガスでパージするパ
ージ部を更に具備することを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の基板処理装置であっ
て、 前記第1の不活性ガスが、窒素ガスであることを特徴と
する基板処理装置。 - 【請求項6】 請求項2に記載の基板処理装置であっ
て、 前記密閉された空間に熱伝導用の第2の不活性ガスに流
すガス流入機構を更に具備することを特徴とする基板処
理装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の基板処理装置であっ
て、 前記第2の不活性ガスが、ヘリウムガスであることを特
徴とする基板処理装置。 - 【請求項8】 請求項6に記載の基板処理装置であっ
て、 前記プレート上で基板を浮かして保持/支持する部材を
有し、 前記ガス流入機構は、前記第2の不活性ガスを前記熱板
と基板との隙間に流すものである、 ことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項9】 請求項1に記載の基板処理装置であっ
て、 前記密閉された空間に温調された第3の不活性ガスに流
す温調ガス流入機構を更に具備し、 前記制御部は、前記レジストに含有する溶剤が揮発し、
且つ、前記物質がレジスト内に実質的に残存する程度の
温度及び圧力となるように、前記減圧部及び前記第3の
不活性ガスの温度を制御する、 ことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項10】 請求項1に記載の基板処理装置であっ
て、 前記プレートに載置された基板と近接するように対面
し、熱伝導率の低い材料からなる対面部材を更に具備す
ることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載の基板処理装置であ
って、 前記プレートに載置された基板と前記対面部材との間隔
がほぼ1mmであることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項12】 請求項10に記載の基板処理装置であ
って、 前記対面部材が、高密度ポリエチレンからなることを特
徴とする基板処理装置。 - 【請求項13】 請求項10に記載の基板処理装置であ
って、 前記対面部材が、クリスタルからなることを特徴とする
基板処理装置。 - 【請求項14】 請求項1に記載の基板処理装置であっ
て、 前記減圧部は、減圧用のポンプと、減圧調整用のバルブ
とを備えることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項15】 請求項14に記載の基板処理装置であ
って、 前記減圧部は、前記減圧調整用のバルブを用いて空間内
を徐々に減圧するものであることを特徴とする基板処理
装置。 - 【請求項16】 少なくとも酸発生剤、溶解阻止剤及び
ポリマー鎖保護基のうち1つの物質並びに溶剤を含有す
るレジストが塗布された基板を処理する基板処理装置に
おいて、 密閉することが可能な空間を有する処理室と、 前記空間内に配置され、上記のレジストが塗布された基
板を常温以下で処理するための処理板と、 前記密閉された空間内を減圧する手段と、 前記レジストに含有する溶剤が揮発し、且つ、前記物質
がレジスト内に実質的に残存する程度の圧力及び温度と
なるように、前記処理板の温度及び前記空間内の真空度
を制御する手段とを具備することを特徴とする基板処理
装置。 - 【請求項17】 少なくとも酸発生剤、溶解阻止剤及び
ポリマー鎖保護基のうち1つの物質並びに溶剤を含有す
るレジストが塗布された基板を加熱処理する方法におい
て、(a)前記レジストに含有する溶剤が揮発し、且
つ、前記物質がレジスト内に実質的に残存する程度の減
圧下及び温度で、前記基板を処理する工程と、(b)前
記処理された基板を冷却処理する工程と、を具備するこ
とを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項18】 請求項17に記載の基板処理方法であ
って、 前記工程(a)と前記工程(b)との間で、基板を処理
する空間を第1の不活性ガスでパージする工程を更に具
備するものであることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項19】 請求項17に記載の基板処理方法であ
って、 前記工程(a)から前記工程(b)までの間、基板を処
理する空間に熱伝導用の第2の不活性ガスを流すもので
あることを特徴とする基板処理装置。
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