JP2001344705A - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JP2001344705A
JP2001344705A JP2000167641A JP2000167641A JP2001344705A JP 2001344705 A JP2001344705 A JP 2001344705A JP 2000167641 A JP2000167641 A JP 2000167641A JP 2000167641 A JP2000167641 A JP 2000167641A JP 2001344705 A JP2001344705 A JP 2001344705A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の磁気記録装置ではホストから入力され
るライトデータそのものに対して周波数異常検出を行う
ため、ヘッドを制御するライトドライバに故障があって
も、前記ライトデータに周波数異常がなければ異常状態
を検出しない。 【解決手段】 本発明では、ディスク6への情報記録手
段としてインダクティブヘッド5を有する磁気記録装置
において、ディスク6へのライトデータに応じてインダ
クティブヘッド5に現れる逆起電圧のパルスを捉えるこ
とで前記ライトデータの周波数異常を検知するライトア
ンセーフ検出回路41を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FDやHD等の磁
気記録媒体への情報記録手段としてインダクティブヘッ
ドを有する磁気記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の磁気記録装置の一構成例を
示すブロック図である。図中に示す磁気記録装置100
において、磁気記録媒体である磁気ディスク106(以
下、ディスク106と呼ぶ)に情報の記録を行う場合に
は、ホスト(CPU)側からライトドライバ101に対
してライトデータ、すなわちディスク106に対する記
録情報が入力される。
【0003】前記ライトデータはホスト(CPU)側か
ら磁気記録装置100に対して1系統のラインでシング
ル入力される場合と、2系統のラインで差動入力される
場合とがあり、磁気記録装置100の仕様によっていず
れかの入力形態をとる。なお、前記ライトデータがシン
グル入力された場合には、磁気記録装置100内部に設
けられた差動変換回路(図示せず)によって前記ライト
データは差動信号に変換され、ライトドライバ101や
後述する周波数異常検出回路104に入力される。
【0004】ライトドライバ101は入力された前記ラ
イトデータを電流波形に変換してからインダクティブヘ
ッド102(以下、ヘッド102と呼ぶ)へと送出す
る。ヘッド102は前記電流波形に基づいて、ディスク
106に対する前記ライトデータの書き込みを行う。
【0005】ここで、従来の磁気記録装置100には、
ディスク106への書き込み状態が異常であるか否かを
検出するためのライトアンセーフ検出回路103が設け
られている。このライトアンセーフ検出回路103は周
波数異常検出回路104と、ヘッド異常検出回路105
とを有している。
【0006】ヘッド異常検出回路105は、入力される
前記ライトデータに応じてヘッド102に現れる逆起電
圧のパルスを捉えることで、ヘッド102のショートと
いったヘッド102自身の異常を検出する回路である。
ヘッド異常検出回路105から送出されるライトアンセ
ーフ出力に基づいて、ホスト(CPU)がヘッド102
の異常を検出した場合には、ディスク106への書き込
みを保障する動作(例えば、リセット動作)が行われ
る。
【0007】一方、周波数異常検出回路104はライト
ドライバ101に入力される前記ライトデータの周波数
が正常であるか否かを判定する回路である。図7は周波
数異常検出回路104の一構成例を示す回路図である。
【0008】前述の通り、周波数異常検出回路104に
入力される前記ライトデータ(t)、(u)は差動信号
となっており、それぞれ第1時定数回路110及び第2
時定数回路111に入力される。第1時定数回路110
の出力端は第1比較器112の正相入力端子(+)に接
続されており、第1比較器112の逆相入力端子(−)
には第1スレッショルド電圧Vth1が加えられている。
【0009】一方、第2時定数回路111の出力端は第
2比較器113の正相入力端子(+)に接続されてお
り、第2比較器113の逆相入力端子(−)には第2ス
レッショルド電圧Vth2が加えられている。第1比較器
112及び第2比較器113の各出力端は共に加算器1
14の入力端に接続されており、加算器114の出力端
は周波数異常検出回路104の出力端子となっている。
【0010】次に、上記構成から成る周波数異常検出回
路104の動作について説明する。図8は周波数異常検
出回路104における内部ロジックの一例を示すタイミ
ングチャートである。なお、図中の(t)〜(z)は図
7中で同符号が付された各信号の電圧レベルを示してい
る。
【0011】周波数異常検出回路104に差動入力され
たライトデータ(t)、(u)は、それぞれ第1時定数
回路110及び第2時定数回路111に入力される。な
お、ライトデータ(t)、(u)においては、各パルス
の立ち上がり/立ち下がりがそれぞれ記録情報として取
り扱われる。よって、所定時間当たりの立ち上がり/立
ち下がり回数が前記ライトデータの周波数であると言え
る。
【0012】ライトデータ(t)、(u)の入力を受け
た第1時定数回路110及び第2時定数回路111から
送出される出力信号(v)、(w)は、それぞれライト
データ(t)、(u)に基づいた台形パルス列となる。
この台形パルスは各時定数回路110、111が有する
時定数に応じて、その立ち上がりが鈍ったものとなって
いる。
【0013】第1時定数回路110の出力信号(v)は
第1比較器112により、第1スレッショルド電圧V
th1と比較される。その比較結果出力(x)は出力信号
(v)の電圧レベルが第1スレッショルド電圧Vth1
り高ければ「H」レベルとなり、低ければ「L」レベル
となる矩形パルス列である。
【0014】同様に、第2時定数回路111の出力信号
(w)は第2比較器113により、第2スレッショルド
電圧Vth2と比較される。その比較結果出力(y)は出
力信号(w)の電圧レベルが第2スレッショルド電圧V
th2より高ければ「H」レベルとなり、低ければ「L」
レベルとなる矩形パルス列である。
【0015】第1比較器112及び第2比較器113の
各比較結果出力(x)、(y)は加算器114によって
足し合わされ、ライトアンセーフ出力(z)としてホス
ト(CPU)側へ送出される。
【0016】上記構成の周波数異常検出回路104にお
いては、第1時定数回路110及び第2時定数回路11
1の各時定数と、第1スレッショルド電圧Vth1及び第
2スレッショルド電圧Vth2の設定値に応じて決定され
る所定時間tより、前記ライトデータの立ち上がり/立
ち下がり間隔が長くなった場合に、ライトアンセーフ出
力(z)の電圧レベルが「H」レベルとなる。
【0017】ここで、前記ライトデータの周波数には磁
気記録装置100の規格に応じて予め最低値が設定され
ている。言い換えれば、前記ライトデータの立ち上がり
/立ち下がり間隔には最大値が存在すると言える。よっ
て、所定時間tの長さを前記ライトデータが取り得ない
値(前記最大値より大きい値)に設定しておけば、ライ
トアンセーフ出力(z)が「H」レベルとなった時点
で、前記ライトデータの周波数が異常であると判断する
ことができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】たしかに、上記構成の
磁気記録装置であれば、磁気記録媒体に対するライトデ
ータの周波数異常やインダクティブヘッド自身の異常を
検知することができるので、ホスト側では前記磁気記録
媒体に対する安定な書き込み動作を保障するための対策
(リセット動作等)を実行することができる。
【0019】しかしながら、従来の磁気記録装置に設け
られたライトアンセーフ検出回路では、ホスト(CP
U)側から入力されるライトデータそのものに対して周
波数異常の検出動作を行っているため、インダクティブ
ヘッドの制御を行うライトドライバに何らかの故障が生
じている場合であっても、ホスト(CPU)側から入力
される前記ライトデータの周波数に異常がなければ、ラ
イトアンセーフ出力は異常状態を示さない結果となる。
よって、磁気記録媒体への書き込み動作は継続され、最
悪の場合には前記磁気記録媒体の記録情報を破壊してし
まう恐れがある。
【0020】また、従来構成の磁気記録装置に設けられ
たライトアンセーフ検出回路では、前記ライトデータの
周波数が正常であるか否かを判定する回路と、前記イン
ダクティブヘッドが正常であるか否かを判定する回路と
が別々に構成されている。そのため、従来のライトアン
セーフ検出回路は回路規模が大きく、チップ面積の拡大
やそれに伴うコストアップが課題となっている。
【0021】本発明は上記の問題点に鑑み、磁気記録媒
体に対する書き込み動作の異常を従来より厳密に検出す
ることができる磁気記録装置を提供することを目的とす
る。また、本発明では前記磁気記録媒体に対する書き込
み動作の異常を検出するためのライトアンセーフ検出回
路の回路規模を従来より縮小することも目的としてい
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る磁気記録装置においては、磁気記録媒
体への情報記録手段としてインダクティブヘッドを有す
る磁気記録装置において、前記磁気記録媒体へのライト
データに応じて前記インダクティブヘッドに現れる逆起
電圧のパルスを捉えることで前記ライトデータの周波数
異常を検知する構成としている。
【0023】具体的には、前記インダクティブヘッドの
一端電圧を所定の閾値電圧と比較する第1比較器と、前
記インダクティブヘッドの他端電圧を所定の閾値電圧と
比較する第2比較器と、第1比較器及び第2比較器の各
出力が入力されるロジック回路と、前記ロジック回路の
出力が入力される時定数回路と、前記時定数回路の出力
を所定の閾値電圧と比較する第3比較器とを有し、第3
比較器の出力に基づいて前記ライトデータの周波数異常
を検知する構成にするとよい。さらに、上記構成から成
る磁気記録装置については、第3比較器の出力に基づい
て前記インダクティブヘッドの異常を検知する構成にす
るとよい。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係る磁気記録装置とし
て、ここではフロッピー(登録商標)ディスクドライブ
装置(以下、FDD装置と呼ぶ)を例に挙げて説明を行
う。FDD装置は磁気記録媒体であるフロッピーディス
ク(以下、ディスクと呼ぶ)に対し、インダクティブヘ
ッドを介して情報の記録/再生を行う装置である。な
お、FDD装置はホスト(CPU)からの命令信号に基
づいて動作し、その制御はFDD装置に設けられた1チ
ップのFDDコントロールLSIによって行われる。
【0025】図1はFDDコントロールLSIの概略構
成を示すブロック図である。図中に示す通り、FDDコ
ントロールLSI1はコントロール回路2、大電流ドラ
イバ回路3、及び信号処理回路4を有している。コント
ロール回路2はホスト(CPU)側からの命令信号等に
基づいて、大電流ドライバ回路3及び信号処理回路4の
コントロールを行うロジック部である。
【0026】大電流ドライバ回路3は比較的大きな電流
を必要とするステッピングモータ等(図示せず)を駆動
させるためのドライバ回路であり、ステッパ部として機
能する。信号処理回路4は前記ディスクから読み出され
るリードデータ、及び前記ディスクへ書き込まれるライ
トデータを処理する回路であり、前記ディスクへの情報
記録再生手段であるインダクティブヘッド5(以下、ヘ
ッド5と呼ぶ)の動作を制御するリードライト部として
の機能を有する。
【0027】さらに信号処理回路4についての詳細な説
明を行う。図2は信号処理回路4及びその周辺構成を示
す要部ブロック図である。コントロール回路2から信号
処理回路4へ送出される前記ライトデータは、信号処理
回路4に設けられたライトドライバ40によって電流波
形に変換されてからヘッド5へと送られる。ヘッド5は
前記電流波形に基づいて、ディスク6に対する前記ライ
トデータの書き込みを行う。
【0028】ここで、本実施形態における信号処理回路
4には、ディスク6への書き込み状態が異常であるか否
かを検出するためのライトアンセーフ検出回路41が設
けられている。ライトアンセーフ検出回路41は入力さ
れる前記ライトデータに応じてヘッド5に現れる逆起電
圧のパルスを捉えることで、前記ライトデータの周波数
が正常であるか否かを判定する回路である。また、ヘッ
ド5のショートといったヘッド5自身の異常も検出する
ことができる。
【0029】ライトアンセーフ検出回路41から送出さ
れるライトアンセーフ出力に基づいて、ホスト(CP
U)が前記ライトデータの周波数異常、もしくはヘッド
5自身の異常を検出した場合には、ディスク6への書き
込みを保障する動作(例えば、リセット動作)が行われ
る。
【0030】図3はライトアンセーフ検出回路41の一
構成例を示す回路図である。本実施形態におけるライト
アンセーフ検出回路41は、ヘッド5の一端電圧を第1
スレッショルド電圧Vth1と比較する第1比較器411
と、ヘッド5の他端電圧を第2スレッショルド電圧V
th2と比較する第2比較器412と、第1比較器411
の出力を反転する第1インバータ回路413と、第2比
較器412の出力を反転する第2インバータ回路414
と、第1インバータ回路413及び第2インバータ回路
414の各出力が入力されるNAND回路415と、N
AND回路415の出力が反転入力される時定数回路4
16と、時定数回路416の出力を第3スレッショルド
電圧Vth3と比較する第3比較器417とを有し、第3
比較器417の出力をライトアンセーフ出力として送出
する構成である。
【0031】ヘッド5の一端は第1比較器411の逆相
入力端子(−)に接続され、他端は第2比較器412の
逆相入力端子(−)に接続されている。また、第1比較
器411及び第2比較器412の各正相入力端子(+)
にはそれぞれ第1スレッショルド電圧Vth1、第2スレ
ッショルド電圧Vth2が加えられている。
【0032】第1比較器411の出力端は第1インバー
タ回路413の入力端に接続されており、第2比較器4
12の出力端は第2インバータ回路414の入力端に接
続されている。第1インバータ回路413及び第2イン
バータ回路414の各出力端はともにNAND回路41
5の入力端に接続されており、NAND回路415の出
力端は時定数回路416の入力端に接続されている。な
お、時定数回路416の入力端は反転入力となってい
る。
【0033】時定数回路416の出力端は第3比較器4
17の正相入力端子(+)に接続されており、第3比較
器417の逆相入力端子(−)には第3スレッショルド
電圧Vth3が加えられている。第3比較器417の出力
端はライトアンセーフ検出回路41の出力端子となって
いる。
【0034】次に、上記構成から成るライトアンセーフ
検出回路41による前記ライトデータの周波数異常検出
について説明する。図4はライトアンセーフ検出回路4
1における内部ロジックの一例を示すタイミングチャー
トである。なお、図中の(a)〜(g)は図3中で同符
号が付された各信号の電圧レベルを示している。
【0035】まず、ヘッド5がセンタータップを有しな
い場合を示した図中(A)を参照しながら説明する。図
中に示すように、ライトドライバ40から差動入力され
るライトデータのパルスが立ち上がると、ヘッド5の一
端電圧(a)および他端電圧(b)には逆起電圧のパル
スが現れる。一端電圧(a)は第1比較器411によ
り、第1スレッショルド電圧Vth1と比較される。その
比較結果出力(c)は一端電圧(a)の電圧レベルが第
1スレッショルド電圧Vth1より低ければ「H」レベル
となり、高ければ「L」レベルとなる矩形パルス列であ
る。
【0036】同様に、他端電圧(b)は第2比較器41
2により、第2スレッショルド電圧Vth2と比較され
る。その比較結果出力(d)は他端電圧(b)の電圧レ
ベルが第2スレッショルド電圧Vth2より低ければ
「H」レベルとなり、高ければ「L」レベルとなる矩形
パルス列である。
【0037】第1比較器411及び第2比較器412の
各比較結果出力(c)、(d)はそれぞれ第1インバー
タ回路413及び第2インバータ回路414によって反
転出力(c’)、(d’)とされ、NAND回路415
に送出される。
【0038】第1インバータ回路413及び第2インバ
ータ回路414の各反転出力(c’)、(d’)はNA
ND回路415によって論理合成され、時定数回路41
6に送出される。この際、NAND回路415からの出
力信号(e)は反転されて時定数回路416に入力され
る。出力信号(e)の反転入力を受けた時定数回路41
6から送出される出力信号(f)は、出力信号(e)に
基づいた台形パルス列となる。この台形パルスは時定数
回路416が有する時定数に応じて、その立ち上がりが
鈍った波形となっている。
【0039】時定数回路416の出力信号(f)は第3
比較器417により、第3スレッショルド電圧Vth3
比較される。その比較結果出力(g)は出力信号(f)
の電圧レベルが第3スレッショルド電圧Vth1より高け
れば「H」レベルとなり、低ければ「L」レベルとなる
矩形パルス列である。この第3比較器417の比較結果
出力(g)はライトアンセーフ出力(g)としてホスト
(CPU)側へ送出される。
【0040】上記構成のライトアンセーフ検出回路41
においては、時定数回路416の時定数、及び第3スレ
ッショルド電圧Vth3の設定値に応じて決定される所定
時間tより、前記ライトデータの立ち上がり/立ち下が
り間隔が長くなった場合に、ライトアンセーフ出力
(g)の電圧レベルが「H」レベルとなる。
【0041】前述した通り、前記ライトデータの周波数
には磁気記録装置の規格に応じて予め最低値が設定され
ているため、前記ライトデータの立ち上がり/立ち下が
り間隔には最大値が存在する。よって、所定時間tの長
さを前記ライトデータが取り得ない値(前記最大値より
大きい値)に設定しておけば、ライトアンセーフ出力
(g)が「H」レベルとなった時点で、前記ライトデー
タの周波数が異常であると判断することができる。
【0042】上記構成から成るライトアンセーフ検出回
路41では、ディスク6へのライトデータに応じてヘッ
ド5に現れる逆起電圧のパルスを捉えることで前記ライ
トデータの周波数異常を検知する構成となっている。こ
のような構成とすることにより、前記ライトデータその
ものに異常がある場合だけでなく、ヘッド5の制御を行
うライトドライバ40に何らかの故障が生じている場合
であっても、ライトアンセーフ出力(g)は異常状態を
示すことになる。よって、ディスク6に対する書き込み
動作の異常を従来より厳密に検出することができる。
【0043】次に、ヘッド5がセンタータップを有する
場合を示した図中(B)を参照しながらライトアンセー
フ検出回路41の動作について説明する。ヘッド5がセ
ンタータップを有する場合、ヘッド5の一端電圧(a)
及び他端電圧(b)には前記ライトデータのパルスが立
ち上がる時だけでなく、立ち下がる時にも逆起電圧のパ
ルスが発生する。
【0044】ここで、本実施形態におけるライトアンセ
ーフ検出回路41に設けられた第1比較器411は、ヘ
ッド5の一端電圧(a)と第1スレッショルド電圧V
th1とを比較し、一端電圧(a)の電圧レベルが第1ス
レッショルド電圧Vth1より低ければ「H」レベルとな
り、高ければ「L」レベルとなる比較結果出力(c)を
出力する。同様に、第2比較器412はヘッド5の他端
電圧(b)と第2スレッショルド電圧Vth2とを比較
し、他端電圧(b)の電圧レベルが第2スレッショルド
電圧Vth2より低ければ「H」レベルとなり、高ければ
「L」レベルとなる比較結果出力(d)を出力する。
【0045】よって、ヘッド5の一端電圧(a)及び他
端電圧(b)において、その低レベル側に発生する逆起
電圧のみを捉えるように第1スレッショルド電圧Vth1
及び第2スレッショルド電圧Vth2を設定しておけば、
第1比較器411及び第2比較器412の比較結果出力
(c)、(d)はヘッド5がセンタータップを有しない
場合、すなわち図中(A)に示す比較結果出力(c)、
(d)と同じ結果となる。このように、本実施形態にお
けるライトアンセーフ検出回路41は、ヘッド5がセン
タータップを有するか否かに関わらず、広く適用するこ
とが可能である。
【0046】続いて、上記構成から成るライトアンセー
フ検出回路41によるヘッド5自体の異常検出動作につ
いて説明する。図5はライトアンセーフ検出回路41に
おける内部ロジックの一例を示すタイミングチャートで
ある。なお、図中の実線はヘッド5の一端と他端とがシ
ョートしている場合を示しており、図中の破線はヘッド
5が正常である場合を示している。
【0047】図中に示すように、ヘッド5の一端電圧
(a)には前記ライトデータの立ち上がりに応じた逆起
電圧のパルスが現れる。しかし、その逆起電圧の大きさ
は正常時に比べて小さく、第1スレッショルド電圧V
th1を下回るまで十分には下がらない。また、ヘッド5
の他端電圧(b)についても同様であり、前記ライトデ
ータの立ち上がりに応じて現れる逆起電圧の大きさは正
常時に比べて小さく、第2スレッショルド電圧Vth2
下回るまで十分には下がらない。
【0048】よって、第1比較器411及び第2比較器
412の比較結果出力(c)、(d)はいずれも常に
「L」レベルとなる。従って、第1インバータ回路41
3及び第2インバータ回路414の反転出力(c’)、
(d’)はいずれも常に「H」レベルとなり、NAND
回路415の出力(e)は常に「L」レベルとなる。
【0049】そのため、NAND回路415の出力信号
(e)が反転入力された時定数回路416の出力信号
(f)は常に「H」レベルとなる。よって、時定数回路
416の出力信号(f)の電圧レベルは第3スレッショ
ルド電圧Vth1を常に上回るため、第3比較器417の
比較結果出力(g)は常に「H」レベルとなる。そし
て、この第3比較器417の比較結果出力(g)がライ
トアンセーフ出力(g)としてホスト(CPU)側へ送
出される。
【0050】よって、ホスト(CPU)側ではライトア
ンセーフ出力(g)が常に「H」レベルを維持している
と認知した時点で、ヘッド5が異常であると判断するこ
とができる。このような構成とすることにより、周波数
異常検出回路とヘッド異常検出回路とを個別に設ける必
要がないため、ライトアンセーフ検出回路41の回路規
模を従来より縮小することが可能となる。
【0051】なお、上記した実施形態においては、磁気
記録装置としてFDD装置を例に挙げて説明を行った
が、本発明はFDD装置に限定されるものではなく、磁
気記録媒体への情報記録手段としてインダクティブヘッ
ドを使用する磁気記録装置について、広く適用すること
ができる。
【0052】
【発明の効果】本発明に係る磁気記録装置においては、
磁気記録媒体への情報記録手段としてインダクティブヘ
ッドを有する磁気記録装置において、前記磁気記録媒体
へのライトデータに応じて前記インダクティブヘッドに
現れる逆起電圧のパルスを捉えることで前記ライトデー
タの周波数異常を検知する構成としている。
【0053】具体的には、前記インダクティブヘッドの
一端電圧を所定の閾値電圧と比較する第1比較器と、前
記インダクティブヘッドの他端電圧を所定の閾値電圧と
比較する第2比較器と、第1比較器及び第2比較器の各
出力が入力されるロジック回路と、前記ロジック回路の
出力が入力される時定数回路と、前記時定数回路の出力
を所定の閾値電圧と比較する第3比較器とを有し、第3
比較器の出力に基づいて前記ライトデータの周波数異常
を検知する構成にするとよい。
【0054】このような構成とすることにより、前記ラ
イトデータそのものに異常がある場合だけでなく、前記
インダクティブヘッドの制御を行うライトドライバ等に
何らかの故障が生じている場合であっても、正確に前記
ライトデータの周波数異常を検出することができるの
で、前記磁気記録媒体に対する書き込み動作の異常を従
来より厳密に検出することが可能となる。
【0055】さらに、上記構成から成る磁気記録装置に
ついては、第3比較器の出力に基づいて前記インダクテ
ィブヘッドの異常を検知する構成にするとよい。このよ
うな構成とすることにより、従来のように周波数異常検
出回路とヘッド異常検出回路とを個別に設ける必要がな
いため、前記ライトアンセーフ検出回路の回路規模を従
来より縮小することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 FDDコントロールLSIの概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】 信号処理回路4及びその周辺構成を示す要部
ブロック図である。
【図3】 ライトアンセーフ検出回路41の一構成例を
示す回路図である。
【図4】 ライトアンセーフ検出回路41における内部
ロジックの一例を示すタイミングチャートである。
【図5】 ライトアンセーフ検出回路41における内部
ロジックの一例を示すタイミングチャートである。
【図6】 従来の磁気記録装置の一構成例を示すブロッ
ク図である。
【図7】 周波数異常検出回路104の一構成例を示す
回路図である。
【図8】 周波数異常検出回路104における内部ロジ
ックの一例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 FDDコントロールLSI 2 コントロール回路 3 大電流ドライバ回路 4 信号処理回路 40 ライトドライバ 41 ライトアンセーフ検出回路 411 第1比較器 412 第2比較器 413 第1インバータ回路 414 第2インバータ回路 415 NAND回路 416 時定数回路 417 第3比較器 5 インダクティブヘッド 6 フロッピーディスク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体への情報記録手段としてイン
    ダクティブヘッドを有する磁気記録装置において、前記
    記録媒体へのライトデータに応じて前記インダクティブ
    ヘッドに現れる逆起電圧のパルスを捉えることで前記ラ
    イトデータの周波数異常を検知することを特徴とする磁
    気記録装置。
  2. 【請求項2】前記インダクティブヘッドの一端電圧を所
    定の閾値電圧と比較する第1比較器と、前記インダクテ
    ィブヘッドの他端電圧を所定の閾値電圧と比較する第2
    比較器と、第1比較器及び第2比較器の各出力が入力さ
    れるロジック回路と、前記ロジック回路の出力が入力さ
    れる時定数回路と、前記時定数回路の出力を所定の閾値
    電圧と比較する第3比較器とを有し、第3比較器の出力
    に基づいて前記ライトデータの周波数異常を検知するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁気記録装置。
  3. 【請求項3】第3比較器の出力に基づいて前記インダク
    ティブヘッドの異常を検知することを特徴とする請求項
    2に記載の磁気記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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