JP2001343500A - 電子線発生装置及び電子線照射装置 - Google Patents

電子線発生装置及び電子線照射装置

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JP2001343500A
JP2001343500A JP2000161920A JP2000161920A JP2001343500A JP 2001343500 A JP2001343500 A JP 2001343500A JP 2000161920 A JP2000161920 A JP 2000161920A JP 2000161920 A JP2000161920 A JP 2000161920A JP 2001343500 A JP2001343500 A JP 2001343500A
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electrons
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Takeshi Yoshioka
毅 吉岡
Masaaki Kajiyama
雅章 梶山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子線照射装置の電子銃の大電流化に伴い、
安定した電子ビームを発生することができる電子線発生
装置を提供する。 【解決手段】 電子線発生器内の加速電極2のビーム通
過穴径を40mmφ以上300mmφ以下とすることに
より、電子銃7近傍の放電にともなう電位不安定性が生
じてもビーム電子の加速電極2への衝突を無くすること
で電子発生器の運転の安定化を図った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物質の改質に用いら
れる大電流照射用の電子線発生装置に係り、例えば樹脂
の架橋に用いる電子線発生装置および火力発電所から排
出される排ガスの処理等に使用される電子線照射装置等
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、世界的に問題となっている大気汚
染による地球温暖化や酸性雨等は、例えば火力発電所等
から排出される燃焼排ガス中に存在するSOx、NOx
等の成分に起因していると考えられる。これらのSO
x、NOx等の有害成分を除去する方法として、燃焼排
ガスに電子線を照射することによって、脱硫・脱硝(
SOx、NOx等の有害成分の除去)を行うことが実施
されている。
【0003】図1は係る用途に用いられる電子線照射装
置の一例を示す。この燃焼排ガスの処理装置は、直流高
電圧を発生する電源装置10と、電子線を燃焼排ガスに
照査する電子線照射装置11と、その装置11の電子線
の照射出口である窓箔15に沿って設けられた燃焼排ガ
スの流路19から主として構成されている。例えばTi
等の薄板からなる窓箔15から外部に放出された電子線
は、燃焼排ガス中の酸素(O)、水蒸気(HO)等
の分子を照射することにより、これらは非常に酸化力の
強いOH、O、HO等のラジカルとなる。そしてこれ
らのラジカルが、 SOx及びNOx等の有害物質を酸
化し、中間生成物である硫酸と硝酸とを生成する。これ
らの中間生成物はあらかじめ投入しておいたアンモニア
ガス(NH)と反応し、硫安及び硝安となり、肥料原
料として回収される。従ってこのような排ガス処理シス
テムにおいては、燃焼排ガス中から有害なSOx、NO
x等の成分を除去することができると共に、その副生品
として有用な硫安・硝安等の肥料の原料として回収する
ことができる。
【0004】図2は、従来の電子線照射装置の電子線の
発生及び加速部の構成を示す。ここで電子線の発生加速
部は、熱電子フィラメント等の電子源1と、その電子源
1より発生した電子を略ビーム状にする電子銃7と、電
子銃7で所定のエネルギー・形状を有するビームとなっ
た電子線を更に加速する多数の加速電極2から構成され
る加速管5と、その加速管5にて形成された高エネルギ
ーの電子線に磁界を印加することでそのビーム径を制御
するとともに長手方向及び短手方向に該ビームを偏向・
走査する1つ以上のコイルとから主に構成されている。
これらは真空容器内に配置され、その内部は10−6
a程度の高真空に保持される。形成された高エネルギー
電子線は、図1に示すように偏向用コイル16および走
査用コイル17に電流を供給して電磁石により磁界を形
成することで、偏向、走査されつつ照射窓(窓箔)15
より排ガス流路19の所定の範囲に出射される(図1参
照)。
【0005】近年、被処理物(例えば燃焼排ガス)の電
子線照射装置1台あたりに要求される電子線照射量が多
くなっている。更に処理施設での電子線照射装置の照射
電流値当たりの設置面積を減ずる必要性が増加してき
た。これに伴い電子線照射装置1台あたりの発生ビーム
電流が従来は100〜300mA程度であったが、近年
1台あたりの発生ビーム電流として500mA程度が要
求されることとなった。
【0006】図3は、電子銃の構成例を示す図である。
電子銃7は、電流が流れることで熱電子を発生するフィ
ラメント(電子源)1と、フィラメントと略同電位であ
るウェネルト電極と呼ばれ、前記電子源を略取り囲む形
状であり前記電子を放出する経路を有する電極3と、電
極3よりフィラメントから放出された電子進行方向側に
配置された引き出し電極と呼ばれる電極4と、フィラメ
ントを保持するフィラメントフランジ8と、フィラメン
トフランジ8の熱を逃がし電子線源を冷却するフィン6
等から構成されている。上述したようにフィラメントフ
ランジ、チャンバー、加速管は高真空を維持する容器内
に収容されている。
【0007】電子銃における電子ビームの形成は以下の
ように行われる。電流が流れるフィラメント1は約20
00〜3000℃の高温となり、フィラメントの材質に
よりリチャードソン・ダッシュマンの式として知られる
熱電子放出係数に従い熱電子を放出する。フィラメント
1及びウェネルト電極3は図示しない高電圧電源に接続
され、負の静電圧500〜1500kVが印加されてい
る。通常フィラメント1の材質はタングステン(W)、
タンタル(Ta)、及びランタン(La)化合物が熱電
子を放出しやすい、つまり仕事関数の低い材料として知
られている。フィラメント1の電位は通常ウェネルト電
極3の電位から数V〜数10Vのバイアス電位を有して
おり、フィラメント1から放出した電子はウェネルト電
極3に開いた穴9付近に浮遊する。引き出し電極4はウ
ェネルト電極3より電子照射方向に配置され、その電位
はフィラメント1よりも接地電位に近く、その電位差は
10〜30kVに通常設定されている。図2にRで示す
凹面曲率を有するウェネルト電極3と引き出し電極4間
の電界による電子レンズによりウェネルト電極3の穴9
から電子が引き出され、更に収束され電子ビームとな
り、電子は加速管5内に進行し、各々複数の加速電極2
のレンズ効果によって収束・加速を繰り返し所定のビー
ム形状となり、最終的に電子線照射装置から大気側の被
照射体に照射される。
【0008】図2に示す、従来の加速電極2の電子が通
過する穴径Sはビーム電流値が100〜300mAと少
ないために約20〜27mmφの寸法であった。
【0009】電子加速電圧が500kV〜1500k
V、電子電流値が500mA級の加速管になると電子銃
部分の前記ウェネルト電極、前記引き出し電極部分で放
電しビームが広がり加速電極2に衝突し、熱応力による
加速電極2の変形、または電極の発熱に伴い電極を支持
する絶縁物の破損を発生することがある。前記ウェネル
ト電極、前記引き出し電極部分の放電は真空度の悪い状
態、特にビームを大気またはガス中に取り出すための前
記窓箔を交換する際、加速管内部を大気雰囲気から高真
空状態にしビームを所定の電流値まで安定して発生する
ようにする、いわゆるビルトアップ過程(ビームコンデ
ィショニング中)に前記放電が発生することが多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】フィラメント1から放
出される電子は、フィラメント1から放出された当初ラ
ンダム方向の運動成分を有しているが、上述したウェネ
ルト電極3と引き出し電極4が形成する電界によって電
子が引き出され、引き出し電極4を通過した後、初期の
ビームとなる。しかし、熱電子は当初ランダム方向運動
成分を有すること、及びビームは空間電荷効果と呼ばれ
る同種電荷を有する粒子の電気的反発力(クーロン力)
の作用によって初期のビーム電子は加速電極2の収束作
用が充分で無い場合には発散する。つまりビーム径が増
大する。その結果、加速されつつあるビーム電子は引き
出し電極4を通過後、電子進行方向に存在する複数の加
速電極2に衝突することがある。上述したように昨今の
電子線照射装置に必要とされる照射電流値は増大してい
る。照射電流値が増大すると、空間電荷効果は顕著とな
り、ビーム電子が加速電極2に衝突する場合が頻繁とな
る。その衝突の結果、ビームが衝突した加速電極2付近
の真空度および該電界の不安定、及び加速電極2に加速
電圧を分配するブリーダ抵抗と称する抵抗の破損が生じ
ることとなる。更に電子銃近傍で生じた放電による電極
間の短絡状態によってビームが一層不安定になり、加速
電極2にビーム電子が衝突する大きな原因となってい
る。この傾向は、従来の加速電極形状では、ビーム電流
値が300mAを超える辺りから顕著になっていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、真空中に配置された電子源と、内部に前記電子源を
有し電界により電子を放出する電子銃と、前記電子銃及
び前記電子銃から発生した電子に負電位及び電流を供給
する高電圧電源と、前記電子が通過経路を自身の内部に
有する前記電子を加速する複数の加速電極2と、前記加
速電極2と交互に積層・固定されて加速管を形成する前
記加速電極2と略同数の絶縁物を有し、前記電子線のエ
ネルギーが500keVから1500keVであり且つ
前記電子線の電流値が略500mAの電子線発生装置に
おいて、前記加速電極2の前記通過経路の内径が40m
mφ以上300mmφ以下とした形状であることを特徴
とする電子線発生装置である。加速電極2の内部穴径を
従来より大きくしたことにより、ビーム電子の加速電極
2への衝突が殆ど無くなるので、安定した電子線発生装
置の運転が達成できる。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記加速電極2
間の距離が10mm以上50mm以下であることを特徴
とする請求項1記載の電子線発生装置である。これによ
り、加速電極2間の距離を適切に決定することで加速電
極2間の放電発生を減少することができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記加速電極間
電位が10kV以上50kV以下であることを特徴とす
る請求項2記載の電子線発生装置である。これにより、
加速電極間の電位を適切に決定することで加速電極間の
放電発生を減少することができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、真空中に配置さ
れた電子源と、内部に前記電子源を有し電界により電子
を放出する電子銃と、前記電子銃及び前記電子銃から発
生した電子に負電位及び電流を供給する高電圧電源と、
前記電子が通過経路を自身の内部に有する前記電子を加
速する複数の加速電極と、前記加速電極と交互に積層・
固定されて加速管を形成する前記加速電極と略同数の絶
縁物を有し、加速された電子線を磁気力により走査する
磁気コイルと、真空中の該電子を大気雰囲気に取り出
し、照射するための薄膜とを有し、前記電子線のエネル
ギーが500keVから1500keVであり且つ前記
電子線の電流値が略500mAの電子線照射装置におい
て、前記加速電極の前記通過経路の内径が40mmφ以
上300mmφ以下とした形状であることを特徴とする
電子線照射装置である。加速電極の内部穴径を従来より
大きくしたことにより、ビーム電子の加速電極への衝突
が殆ど無くなり、安定した電子線照射装置の運転が達成
できる。
【0015】総じて本発明によれば、前記加速電極の形
状、加速電極間の距離、加速電極間の電位をそれぞれ、
前記所定の値とすることで電子ビーム電流値の増大に伴
う、加速管内部へのビーム衝突を大幅に減少すること
で、加速管の電位不安定性及び真空度の不安定性の減少
を達成でき、よって電子線照射量の増大を達成できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図4乃至図11を参照しながら説明する。
【0017】図4は、本発明の実施形態の加速電極2を
示す図である。図2は従来の実施形態の電子線の発生・
加速部図である。この実施形態での電子銃側の加速電極
2のビーム電流が通過する内部穴径Saは、図2で示す
従来の電子銃側の加速電極2の内部穴径Sに比べて大き
い。また本発明の加速電極2はビーム進行方向に向かっ
て全て穴径は50mmφの寸法である。尚、従来の加速
電極2の内部穴径は、上述したように電子銃の直近の2
7mmφからビーム進行方向に向かってテーパー状に順
次大きくなり、最終段の加速電極2の穴径は50mmφ
であった。
【0018】本発明の電子線の発生・加速部によれば、
頂部Aの電界は頂部Bの電界より緩やかであり、更に形
成される電界形状によって、電子ビームに形成されなか
った電子が引き出し電極4に衝突する数が少なくなる。
余分な電子が引き出し電極4に衝突しないため、引き出
し電極4の周囲の真空度が悪化せず、真空雰囲気の放電
を開始せず、電子銃の真空度、電位が安定化する。この
ため電子銃は従来の電子銃に比して大電流を発生でき
る。
【0019】真空雰囲気内での破壊放電電圧・沿面放電
電圧については電極構成材質、形状および印加電圧種類
(交流もしくは直流)に依存する(図10を参照)。ま
た電子銃周りの空間の真空度が悪化し、ガス等が存在す
ると放電開始電圧は低下、即ち放電が生じやすくなる
(パッシェンの法則、図11を参照)。つまり前述した
ようにビーム電子が加速電極2その他に衝突しなければ
加速管内部放電は電極構成材質、形状及び加速電極間電
圧を所定範囲に収めて加速管を製作・運転をして、ビー
ム電子が加速管等に衝突するなどの事態が生じない限
り、加速管放電は生じないのである。
【0020】図5及び図6は、従来の加速管でのビーム
のシミュレーション結果である。この結果はビームエネ
ルギー800keV、ビーム電流500mAで電子銃側
の加速電極2の穴径27mmφからテーパ状に穴径が広
がる形状の加速電極2を有している。最終段の加速電極
穴径は50mmφである。ここでの加速電極2の数は2
3段である。図では左側から右側にビームが発生して進
行している。正常な場合には、加速電極穴径が27mm
φと小径であってもビームは加速電極2に衝突すること
なく加速管部分を通過して電子走査部へと入射してい
る。
【0021】図5に示す結果では、条件は電子銃側2段
の加速電極2a,2bを短絡させた条件(前記2段の加
速電極2a,2b間で内部放電及び外部放電により短絡
に近い状態になった条件のシミュレーション)である。
このシミュレーションの結果、ビーム電子は引き出し電
極から一つ下流側の加速電極2aを始め、加速電極2b
に衝突する状態を表している。加速電極2a,2bにビ
ームが衝突した場合、発熱をするが加速電極2a,2b
には高電圧が印加されているため、加速管の破壊防止を
するための冷却は通常困難である。
【0022】図6も同様に、従来の加速管でのビームの
シミュレーション結果である。ここでは電子銃側の6段
の加速電極2cを短絡に近い状態でのシミュレーション
結果を表している。この場合、電子銃側の加速電極5段
にビームが衝突している。
【0023】図7は、本発明による加速管でのビームシ
ミュレーション結果である。図7の条件は、従来の加速
管に対して、加速電極2の穴径Saを全て50mmφと
したこと以外の条件は同一である。この結果、穴径Sa
を50mmφとした加速管においても、ビーム電子は正
常に加速管を通過し、ビームを問題無く発生させること
ができる。
【0024】図8は、本発明の加速管の電子銃側2段の
加速電極2a,2bを図5と同様に短絡に近い状態にし
た条件のシミュレーション結果である。この結果によれ
ば加速電極2a,2bの2段を短絡させたにも関わら
ず、ビームはすべての加速電極2に衝突しない。衝突し
ているのは加速管と連通しているが大地電圧である、加
速管出口部分Dのみである。加速管出口部分Dは大地電
圧であるため、ビーム衝突が発生して発熱をしても容易
に冷却ができる。
【0025】図9も本発明の加速管の電子銃側6段の加
速電極2cを図6と同様に短絡に近い状態にした条件の
シミュレーション結果である。この結果は加速電極6段
を短絡に近い状態にしたにも関わらず、ビームは殆ど加
速電極2に衝突していない。この程度の加速電極2への
ビーム衝突であれば、運転中行っているブリーダ抵抗に
流れる電流値の異常を検知した後に、高電圧印加停止、
高電圧電源の停止およびフィラメント印加電流の停止等
の対策をとることで加速管の完全破壊を免れることが出
来る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子線発生器内の加速電極のビーム通過穴径を50mm
φ以上300mmφ以下とすることにより、電子銃近傍
の放電にともなう電位不安定性が生じてもビーム電子の
加速電極2への衝突を無くすことができる。これによ
り、電子線発生器の運転の安定化を図れ、産業上の効果
が絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子線照射装置の一例を示す図である。
【図2】従来の電子線の発生・加速管を示す図である。
【図3】電子銃の構成例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態の電子線の発生・加速管を示
す図である。
【図5】従来の加速管(穴径27mmφから50mmφ
へのテーパ状加速電極)でのビームシミュレーション結
果を示す図である。
【図6】従来の加速管(穴径27mmφから50mmφ
へのテーパ状加速電極)でのビームシミュレーション結
果を示す図である
【図7】本発明の加速管(穴径50mmφで統一した加
速電極)でのビームシミュレーション結果を示す図であ
る。
【図8】本発明の加速管(穴径50mmφで統一した加
速電極)でのビームシミュレーション結果を示す図であ
る。
【図9】本発明の加速管(穴径50mmφで統一した加
速電極)でのビームシミュレーション結果を示す図であ
る。
【図10】放電特性の説明図である。
【図11】パッシェンの法則の説明図である。
【符号の説明】
1 フィラメント 2 加速電極 3 ウェネルト電極 4 引き出し電極 5 加速管 6 冷却フィン 7 電子銃 8 フィラメントフランジ 9 穴 11 電子線照射装置 15 窓箔 16 偏向コイル(電磁石) 17 走査コイル(電磁石) 19 流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01J 37/04 Fターム(参考) 4D002 AA02 AA12 AC01 BA09 CA20 4G075 AA03 AA37 BA05 BA06 CA05 CA39 CA61 DA01 DA18 EA06 EB43 EC21 FA01 FC15 5C030 BB09 BB17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空中に配置された電子源と、内部に前
    記電子源を有し電界により電子を放出する電子銃と、前
    記電子銃及び前記電子銃から発生した電子に負電位を与
    え電子銃に電子を供給する高電圧電源と、前記電子が通
    過経路を自身の内部に有する前記電子を加速する複数の
    加速電極と、前記加速電極と交互に積層・固定されて加
    速管を形成する前記加速電極と略同数の絶縁物を有し、
    前記電子線のエネルギーが500keVから1500k
    eVであり、且つ前記電子線の電流値が略500mAの
    電子線発生装置において、前記加速電極の前記通過経路
    の内径が40mmφ以上300mmφ以下とした形状で
    あることを特徴とする電子線発生装置。
  2. 【請求項2】 前記加速電極間の距離が10mm以上5
    0mm以下であることを特徴とする請求項1記載の電子
    線発生装置。
  3. 【請求項3】 前記加速電極間電位が10kV以上50
    kV以下であることを特徴とする請求項2記載の電子線
    発生装置。
  4. 【請求項4】 真空中に配置された電子源と、内部に前
    記電子源を有し電界により電子を放出する電子銃と、前
    記電子銃及び前記電子銃から発生した電子に負電位を与
    え電子銃に電子を供給する高電圧電源と、前記電子が通
    過経路を自身の内部に有する前記電子を加速する複数の
    加速電極と、前記加速電極と交互に積層・固定されて加
    速管を形成する前記加速電極と略同数の絶縁物を有し、
    加速された電子線を磁気力により走査する磁気コイル
    と、真空中の該電子を大気雰囲気に取り出し、照射する
    ための薄膜とを有し、前記電子線のエネルギーが500
    keVから1500keVであり、且つ前記電子線の電
    流値が略500mAの電子線照射装置において、前記加
    速電極の前記通過経路の内径が40mmφ以上300m
    mφ以下とした形状であることを特徴とする電子線照射
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009053188A (ja) * 2007-07-27 2009-03-12 Yazaki Corp 電子線照射装置及び被覆電線の製造方法
CN109862683A (zh) * 2018-11-13 2019-06-07 天津大学 一种高压放电等离子体的时空控制方法及装置

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