JP2001343163A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

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JP2001343163A
JP2001343163A JP2000164273A JP2000164273A JP2001343163A JP 2001343163 A JP2001343163 A JP 2001343163A JP 2000164273 A JP2000164273 A JP 2000164273A JP 2000164273 A JP2000164273 A JP 2000164273A JP 2001343163 A JP2001343163 A JP 2001343163A
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air
blower
flow
temperature gas
combustion
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JP2000164273A
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English (en)
Inventor
Takehiko Shigeoka
武彦 重岡
Toshiro Ogino
俊郎 荻野
Noriyuki Komeno
範幸 米野
Motohiko Kitamura
基彦 北村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、室内全体をより均一に暖房するこ
とのできる快適性の高い暖房装置の実現を目的としたも
のである。 【解決手段】 送風機24からの空気流の一部を機器本
体の上部に排出する循環流排出口23を設け、上記送風
機24からの空気流を機器本体の上方に排出するように
し部屋の空気の循環流を形成して、温風吹出口25より
排出される温風に加え、上述の循環流が増えるので、そ
の分、部屋の温度の均一性が増すようになり、暖房感が
向上するようになる。そしてさらに、機器本体の前方に
テーブルや置物などの障害物などが位置して、温風吹出
口25から排出される温風が遮られても機器上部に設け
た循環流排出口23より排出される循環流が上記障害物
を飛び越えて部屋の空気の循環流が流れ、部屋の空気全
体の混合が良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内空気と燃焼ガ
スを混合して暖房に用いる温風暖房機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の温風暖房機は種々のものが
提案されていて、ガスあるいは灯油等を気化させた燃料
ガスを燃焼させ温風暖房に用いるものがある。以下この
液体燃料ガスを燃焼させて温風暖房に用いる温風暖房機
の例を図3を用いて説明する。
【0003】すなわち、まずタンク1にカートリッジタ
ンク2から燃料が供給され、同タンク1の燃料はポンプ
3によってバーナ部4に供給され、そこで燃焼される。
生じた燃焼排ガスは、バーナ部4の周囲を覆うように配
設された燃焼筒5で上方へ導かれ、上記燃焼筒5を覆っ
たダクト6でプロペラファンと送風モータからなる送風
機7からの室内空気流と混合され、温風吹出口8からル
ーバ9を介して該機器の下方前方へ温風として排出され
て暖房に利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成の温風暖房機では、機器本体の前方にテーブルや
置物などの障害物などが位置していると、温風吹出口8
から下方前方へ排出された温風が上記障害物によって遮
られて部屋の隅まで届かず、温風がショートサーキット
して機器本体の周囲だけで循環し、室内の温度分布が不
均一となり暖房感が悪くなる課題があった。
【0005】そこで本発明は機器本体の下方へ排出する
温風に加え、機器本体の上方へ送風機からの空気流の一
部を排出して、室内全体をより均一に暖房することので
きる快適性の高い暖房装置の実現を目的としたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の暖房装置は、上
記課題を解決するため、高温ガス発生手段と、空気流を
供給する送風機と、上記送風機からの空気流と高温ガス
発生手段からの高温ガスを混合して温風として排出する
温風吹出口とを備え、上記送風機からの空気流の一部を
排出する循環流排出口を機器本体の上部に設け、上記送
風機からの空気流を機器本体の上方に排出し、部屋の空
気の循環流を形成するように構成することとした。
【0007】上記発明によれば、送風機からの空気流の
一部を排出する循環流排出出口を機器本体の上部に設
け、上記送風機からの空気流を機器本体の上方に排出す
るようにして、部屋の空気の循環流を形成するので、温
風吹出口より排出される温風に加え、上述の循環流が増
えることとなり、その分、部屋の空気は混ざり合うよう
になる。つまり、温風吹出口から排出される高温の温風
は機器本体の下方前方へ、また循環流排出口から排出さ
れて上記高温の温風より温度の低い循環流は機器本体の
上方前方へ流れ、下方から上方への温風の流れと、上方
から下方への循環流の流れができ、その2通りの流れで
部屋の空気は混ざり合い、部屋の温度の均一性が増すよ
うになり、暖房感が向上する。
【0008】そして、機器本体の前方にテーブルや置物
などの障害物などが位置していて、温風吹出口から排出
される温風が上記障害物によって遮られても機器本体上
部に設けた排出口より排出される循環流が上記障害物の
上方を飛び越えて部屋の空気を循環し、部屋の空気全体
の混合が良くなる。
【0009】また、循環流も機器本体の上方に排出する
ようにしたので機器本体の上方に気流感があるだけで、
機器本体の前方つまり使用者の居住空間には気流感がな
く、気流による不快感を使用者が感じることがなくて暖
房感が向上する。
【0010】さらに、温風吹出口および機器本体の上部
に配設した循環流排出口から排出する循環流は、温風を
送風する送風機と同一の送風機で送風されるので、構成
が簡単でコンパクトにできるとともに、そのバランスも
ほぼ一定の比率を保つようになり、性能も安定するよう
になる。
【0011】また、送風機の室内空気流を排出する開口
が温風吹出口と循環流排出口とにあるので、その通気抵
抗が減少して、送風機の室内空気を吸い込む能力すなわ
ち送風機で形成される室内空気流量も増大するようにな
り、さらに部屋の温度の均一性が増すようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の暖房装置
は、上記課題を解決するため、高温ガス発生手段と、空
気流を供給する送風機と、上記送風機からの空気流と高
温ガス発生手段からの高温ガスを混合して温風として排
出する温風吹出口とを備え、上記送風機からの空気流の
一部を排出する循環流排出口を機器本体の上部に設け、
上記送風機からの空気流を機器本体の上方に排出して、
部屋の空気の循環流を形成するものである。
【0013】そして、送風機からの空気流の一部を機器
本体の上部に循環流排出口を設け、上記送風機からの空
気流を機器本体の上方に排出するようにして、部屋の空
気の循環流を形成するので、温風吹出口より排出される
温風に加え、上述の循環流が増えるので、その分、部屋
の空気は混ざり合うようになる。つまり、温風吹出口か
ら排出される高温の温風は機器本体の下方前方へ、また
排出口から排出される温風より温度の低い循環流は該機
器の上方前方へ流れ、下方から上方への温風の流れと、
上方から下方への循環流の流れができ、その2通りの流
れで部屋の空気は混ざり合い、部屋の温度の均一性が増
すようになり、暖房感が向上する。
【0014】そしてさらに、機器本体の前方にテーブル
や置物などの障害物などが位置していても、温風吹出口
から排出される温風が上記障害物によって遮られても機
器本体上部に設けた循環流排出口より排出される循環流
が上記障害物の上方を飛び越えて部屋の空気を循環さ
せ、部屋の空気全体の混合が良くなる。
【0015】また、循環流も機器本体の上方に排出する
ようにしてあるので機器本体の上方に気流感があるだけ
で、機器本体の前方つまり使用者の居住空間には気流感
がなく、気流による不快感を使用者が感じることがなく
暖房感が向上する。
【0016】さらに、温風吹出口および機器本体の上部
に配設した循環流排出口から排出する空気流は、共に同
一の送風機により送風されるので、構成が簡単でコンパ
クトにできるとともに、そのバランスもほぼ一定の比率
を保つようになり性能も安定するようになる。
【0017】また、送風機の室内空気流を排出する開口
が温風吹出口と循環流排出口とになるので、その通気抵
抗が減少して、送風機の室内空気を吸い込む能力すなわ
ち送風機で形成される室内空気流量も増大するようにな
り、さらに部屋の温度の均一性が増すようになる。
【0018】また、請求項2記載の暖房装置は高温ガス
発生手段が、燃料を燃焼させる燃焼部を備えていて、上
記燃焼部により燃焼ガスを用いて高温ガスを発生させる
構成てある。
【0019】そして、高温ガス発生手段は燃料を燃焼さ
せる燃焼部を備えていて、その燃焼ガスを用いて高温ガ
スを発生させるようにしてあるので、一般の家庭で使用
できる熱源で、電気ヒータや他の熱源を用いたものに比
べ、得られる熱量が多く、温度レベルの高い高温ガスを
簡単に得ることができるようになり、部屋全体を暖める
暖房能力を燃焼部での燃焼量で補えるようになる。
【0020】また、請求項3記載の暖房装置は、高温ガ
ス発生手段と送風機の間には空気取り入れ口を設け、送
風機からの空気流の一部を上記空気取り入れ口より燃焼
分に取り入れる構成としてある。
【0021】そして、高温ガス発生手段と送風機の間に
空気取り入れ口を設け、送風機からの空気流の一部を上
記空気取り入れ口より燃焼部に取り入れるので、別の送
風機等の高温ガス発生手段用の空気流供給手段が不要と
なり、その構成も簡単となり、コンパクトにすることが
できるとともに、他の送風機等を用い個別に制御した場
合に比べ、それぞれのバラツキの要素も減り高温ガス発
生手段の性能が安定する。
【0022】また、燃焼部を備えた高温ガス発生手段に
おいては、高温ガス発生手段内へ取り入れられた送風機
からの空気流の一部は、燃焼用の1次空気として燃焼に
用いられるので、上記送風機以外の特別な送風機等の高
温ガス発生手段用の空気流供給手段が不要となり、その
構成も簡単となり、他の送風機等を用い個別に制御した
場合に比べ、それぞれのバラツキの要素も減り燃焼性能
が安定するようになる。
【0023】また、請求項4記載の暖房装置は、高温ガ
ス発生手段の外壁に空間を有する2重構造の連結冷却風
路を設け、その連結冷却風路に送風機からの空気流の一
部を取り入れる冷却開口を設けるとともに、上記冷却開
口よりの空気流を高温ガス発生手段内へ排出する冷却排
出口を配設して、送風機からの空気流の一部で高温ガス
発生手段の外壁を冷却する構成としてある。
【0024】そして、送風機からの空気流の一部が連結
冷却風路内を流れるようにしてあるので、高温ガス発生
手段の外壁の内側に沿って作用のある空気流が流れて、
その空気流で高温ガス発生手段の外壁は冷却されるとと
もに高温ガス発生手段からの熱を遮断するようになり、
その温度は低く保たれて、他の送風機等の冷却手段が不
要となり、その構成も簡単となりコンパクトにすること
ができる。
【0025】また、燃焼部を備えた高温ガス発生手段に
おいては、高温ガス発生手段内へ冷却排出口より排出さ
れた送風機からの空気流の一部は、燃焼用の2次空気と
して燃焼に用いられ、燃焼の完結も促進させるようにな
り、燃焼排ガスの特性が良化されるようになる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0027】(実施例1)図1は本発明の実施例1の暖
房装置の断面図であり、図2は制御ブロック図である。
【0028】図1、図2において、21は燃焼部で高温
ガス発生手段として機能する部分である。そしてこの燃
焼部21で生じた燃焼排ガスを上方へ導くように燃焼筒
22で覆われている。
【0029】23は、機器本体前面の上方に位置させ、
送風機24により供給された室内空気流を排出する循環
流排出口で、機器本体の前方上方へ室内空気流は排出さ
れ、部屋の空気の循環流を形成する。
【0030】25は、機器本体前面の下方に位置させ、
送風機24より供給された室内空気流と燃焼部で生じた
燃焼排ガスとを混合して温風として排出する温風吹出口
である。
【0031】送風機24は、室内空気流を上記循環流排
出口23と上記温風吹出口25へ分散させるとともに、
その一部を、燃焼部21と送風機24の間に配設した空
気取り入れ口26から燃焼用1次空気として燃焼部21
へ送風するとともに、他の一部を燃焼筒22の外壁に配
設した空間を有する2重構造の連結冷却風路27の冷却
開口28に送風して、燃焼筒22内へ連結冷却風路27
の冷却排出口29を介して排出し、燃焼用2次空気とし
て燃焼筒22内へ供給するようになっている。
【0032】30は制御部で、室温や操作部で設定され
た運転条件等に基づいて上記送風機24等をあらかじめ
決められたシーケンスで制御するようになっている。
【0033】上記した構成において、送風機24からの
室内空気流は燃焼筒22の上部で上記循環流排出口23
と上記温風吹出口25へ分かれて流れ、前者の循環流排
出口23より排出される室内空気流は機器本体の前方上
方へ排出され、部屋の空気の循環流を形成する。また、
後者の温風吹出口25より排出される室内空気流は燃焼
部21で生じた燃焼排ガスに混合され温風として排出さ
れて室内の温風暖房をする。
【0034】制御分30の機能によって、送風機24か
らの空気流の一部を機器本体の上部に設けた循環流排出
口23より機器本体の上方に排出するようにして、部屋
の空気の循環流を形成するので、温風吹出口25より排
出される温風に加え、上述の循環流が増えるので、その
分、部屋の空気は混ざり合うようになる。
【0035】つまり、温風吹出口25から排出される高
温の温風は機器本体の下方前方へ、また循環流排出口2
3から排出されて上記高温の温風より温度の低い循環流
は機器本体の上方前方へ流れ、下方から上方への温風の
流れと、上方から下方への循環流の流れができ、その2
通りの流れで部屋の空気は混ざり合い、部屋の温度の均
一性が増すようになり、暖房感が向上する。
【0036】そして、機器本体の前方にテーブルや置物
などの障害物などが位置していて、温風吹出口25から
排出される温風が上記障害物によって遮られても機器上
部に設けた循環流排出口23より排出される循環流が上
記障害物の上方を飛び越えて部屋の空気の循環流が流
れ、部屋の空気全体の混合が良くなる。
【0037】また、循環流も機器本体の上方に排出する
ようにしてあるので機器本体の上方に気流感があるだけ
で、機器本体の前方つまり使用者の居住空間には気流感
がなく、気流による不快感を使用者が感じることがなく
暖房感が向上する。
【0038】さらに、温風吹出口25および機器本体の
上部に配設した循環流排出口23から夫々空気が排出さ
れるので、構成が簡単でコンパクトにできるとともに、
そのバランスもほぼ一定の比率を保つようになり、性能
も安定するようになる。
【0039】また、送風機24の室内空気流を排出する
開口が温風吹出口25と循環流排出口23とになり、開
口が増える分だけその通気抵抗が減少して、送風機24
の室内空気を吸い込む能力すなわち送風機24で形成さ
れる室内空気流量も増大するようになり、さらに部屋の
温度の均一性が増すようになる。
【0040】また、循環流排出口23から排出される循
環流も機器本体の上方に排出するようにしてあるので機
器本体の上方に気流感があるだけで、機器本体の前方つ
まり使用者の居住空間には気流感がなく、気流による不
快感を使用者が感じることがなく暖房感が向上する。
【0041】さらに、温風吹出口25および機器本体の
上部に配設した循環流排出口23の夫々から排出する空
気流は、何れの空気流も同一の送風機24によるので、
構成が簡単でコンパクトにできるとともに、そのバラン
スもほぼ一定の比率を保つようになるので、その性能も
安定するようになる。
【0042】また、高温ガス発生手段は燃料を燃焼させ
る燃焼部21で構成し、その燃焼ガスを用いて高温ガス
を発生させるようにしてあるので、一般の家庭で使用で
きる熱源で、電気ヒータや他の熱源を用いたものに比
べ、得られる熱量が多くまた、温度レベルの高い高温ガ
スを簡単に得ることができるようになり、部屋全体を暖
める暖房能力を燃焼部での燃焼量で補えるようになる。
【0043】さらに、高温ガス発生手段より発生した高
温ガスをスムーズに排出するために要する高温ガス発生
用の送風機24つまり燃焼部21で生じた燃焼排ガスを
燃焼部21より排出するための送風機24は、燃焼部2
1と送風機24の間に空気取り入れ口26を設け、送風
機24からの空気流の一部を取り入れて、送風機24か
らの空気流の一部を用いるようにしてあるので、この送
風機24以外の他の送風機等の高温ガス発生手段専用の
空気流供給手段が不要となり、その構成も簡単となり、
コンパクトにすることができるとともに、他の送風機等
を用い個別に制御した場合に比べ、それぞれのバラツキ
の要素も減り高温ガス発生手段の性能が安定するように
なる。
【0044】また、高温ガス発生手段を燃焼部21で構
成しているので、燃焼部21内へ取り入れられた送風機
24からの空気流の一部は、燃焼用の1次空気として燃
焼に用いられ、他の送風機等の燃焼部専用の空気流供給
手段が不要となり、その構成も簡単となり、他の送風機
等を用い個別に制御した場合に比べ、それぞれのバラツ
キの要素も減り燃焼性能が安定するようになる。
【0045】そして、送風機24からの空気流の一部が
連結冷却風路内27を流れるようにしてあるので、燃焼
筒22の外壁の内側に沿って冷却作用のある空気流が流
れて、その空気流で燃焼筒22の外壁は冷却されるとと
もに燃焼筒22からの熱を遮断されるようになり、その
温度は低く保たれるようになり、他の送風機等の冷却手
段が不要となり、その構成も簡単となりコンパクトにす
ることができる。
【0046】また、燃焼部21で構成された高温ガス発
生手段においては、燃焼筒22へ冷却排出口29より排
出された送風機24からの空気流の一部は、燃焼用の2
次空気として燃焼に用いられ、燃焼の完結も促進させる
ようになり、燃焼排ガスの特性が良化されるようにな
る。
【0047】なお上記実施例では、高温ガス発生手段を
燃料を燃焼させる燃焼部21を備えていて、その燃焼ガ
スを用いたもので説明したが、これは燃料を燃焼させな
いものでもよく、その他各部の構成も本発明の目的を達
成する範囲であればその構成はどのようなものであって
もよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の暖房
装置によれば、送風機からの空気流の一部を排出するよ
うに機器本体の上部に循環流排出口を設け、上記送風機
からの空気流を機器本体の上方に排出するようにして、
部屋の空気の循環流を形成するので、温風吹出口より排
出される温風に加え、上述の循環流が増すので、その
分、部屋の空気は混ざり合うようになる。つまり、温風
吹出口から排出される高温の温風は該機器の下方前方
へ、また循環流排出口から排出される上記温風右吹き出
し口からの温風より温度の低い循環流は機器本体の上方
前方へ流れ、下方から上方への温風の流れと、上方から
下方への循環流の流れができ、その2通りの流れで部屋
の空気は混ざり合い、部屋の温度の均一性が増すように
なり、暖房感が向上する。
【0049】そして、機器本体の前方にテーブルや置物
などの障害物などが位置していて、温風吹出口から排出
される温風が上記障害物によって遮られても機器上部に
設けた循環流排出口より排出される循環流が上記障害物
の上方を飛び越えて部屋の空気の循環流が流れ、部屋の
空気全体の混合が良くなる。
【0050】また、循環流も機器の上方に排出するよう
にしてあるので機器本体の上方に気流感があるだけで、
機器の前方つまり使用者の居住空間には気流感がなく、
気流による不快感を使用者が感じることがなくなり暖房
感が向上する。
【0051】さらに、温風吹出口および機器本体の上部
に配設した循環流排出口から排出する空気流は、共に同
一の送風機によるので、構成が簡単でコンパクトにでき
るとともに、そのバランスもほぼ一定の比率を保つよう
になり、その性能も安定するようになる。
【0052】またさらに、送風機の室内空気流を排出す
る開口が温風吹出口と循環流排出口とになり、開口が増
える分、その通気抵抗が減少して、送風機の室内空気を
吸い込む能力すなわち送風機で形成される室内空気流量
も増大するようになり、さらに部屋の温度の均一性が増
すようになる。
【0053】また、請求項2記載の暖房装置によれば、
高温ガス発生手段は燃料を燃焼させる燃焼部を備えてい
て、その燃焼ガスを用いて高温ガスを発生させるように
してあるので、一般の家庭で使用できる熱源で、電気ヒ
ータや他の熱源を用いたものに比べ、得られる熱量が多
くまた、温度レベルの高い高温ガスを簡単に得ることが
できるようになり、部屋全体を暖める暖房能力を燃焼部
での燃焼量で補えるようになる。
【0054】また、請求項3記載の暖房装置によれば、
高温ガス発生手段と送風機の間に空気取り入れ口を設
け、送風機からの空気流の一部を取り入れて、送風機か
らの空気流の一部を用いるようにしてあるので、他の送
風機等の高温ガス発生手段用の空気流供給手段が不要と
なり、その構成も簡単となり、コンパクトにすることが
できるとともに、他の送風機等を用い個別に制御した場
合に比べ、それぞれのバラツキの要素も減り高温ガス発
生手段の性能が安定するようになる。
【0055】またさらに、燃焼部を備えた高温ガス発生
手段においては、高温ガス発生手段内へ取り入れられた
送風機からの空気流の一部は、燃焼用の1次空気として
燃焼に用いられ、他の送風機等の高温ガス発生手段用の
空気流供給手段が不要となり、その構成も簡単となり、
他の送風機等を用い個別に制御した場合に比べ、それぞ
れのバラツキの要素も減り燃焼性能が安定するようにな
る。
【0056】また、請求項4記載の暖房装置によれば、
送風機からの空気流の一部が連結冷却風路内を流れるよ
うにしてあるので、高温ガス発生手段の外壁の内側に沿
って冷却作用のある空気流が流れて、その空気流で高温
ガス発生手段の外壁は冷却されるとともに高温ガス発生
手段からの熱を遮断されるようになり、その温度は低く
保たれるようになり、他の送風機等の冷却手段が不要と
なり、その構成も簡単となりコンパクトにすることがで
きる。
【0057】またさらに、燃焼部を備えた高温ガス発生
手段においては、高温ガス発生手段内へ冷却排出口より
排出された送風機からの空気流の一部は、燃焼用の2次
空気として燃焼に用いられ、燃焼の完結を促進させるよ
うになり、燃焼排ガスの特性が良化されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の暖房装置の断面図
【図2】同暖房装置の制御ブロック図
【図3】従来の温風暖房機の断面図
【符号の説明】
21 燃焼部(高圧ガス発生手段) 23 循環流排出口 24 送風機 25 温風吹出口 26 空気取り入れ口 27 連結冷却風路 28 冷却開口 29 冷却排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米野 範幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 北村 基彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L028 AA01 AA02 AC01 AC04 3L037 BA02 BA14 BB10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温ガス発生手段と、空気流を供給する
    送風機と、上記送風機からの空気流と上記高温ガス発生
    手段からの高温ガスを混合して温風として排出する温風
    吹出口とを備え、上記送風機からの空気流の一部を排出
    する循環流排出口を機器本体の上部に設け、上記送風機
    からの空気流を上記機器本体の上方に排出して、部屋の
    空気の循環流を形成する事を特徴とする暖房装置。
  2. 【請求項2】 高温ガス発生手段は、燃料を燃焼させる
    燃焼部を備えていて、上記燃焼部より燃焼ガスを用いて
    高温ガスを発生させる事を特徴とする請求項1記載の暖
    房装置。
  3. 【請求項3】 高温ガス発生手段と送風機の間に空気取
    り入れ口を設け、上記送風機からの空気流の一部を上記
    空気取り入れ口より燃焼部に取り入れる事を特徴とする
    請求項1または2記載の暖房装置。
  4. 【請求項4】 高温ガス発生手段の外壁に空間を有する
    2重構造の連結冷却風路を設け、その連結冷却風路に送
    風機からの空気流の一部を取り入れる冷却開口を設ける
    とともに、上記冷却開口よりの空気流を上記高温ガス発
    生手段内へ排出する冷却排出口を配設して、上記送風機
    からの空気流の一部で上記高温ガス発生手段の外壁を冷
    却するように構成した事を特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1項に記載の暖房装置。
JP2000164273A 2000-06-01 2000-06-01 暖房装置 Pending JP2001343163A (ja)

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