JP2001342909A - Egrクーラ - Google Patents
EgrクーラInfo
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- tube
- exhaust gas
- egr cooler
- cooling water
- inner peripheral
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/08—Tubular elements crimped or corrugated in longitudinal section
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/16—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D21/00—Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
- F28D21/0001—Recuperative heat exchangers
- F28D21/0003—Recuperative heat exchangers the heat being recuperated from exhaust gases
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Geometry (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 チューブの内周面に複数条のスパイラル状突
起を形成してEGRクーラの熱交換効率を大幅に向上す
ると共に、空気溜まりなどを要因として一部のチューブ
が熱膨張して圧縮応力を受けても該チューブの両端を貫
通固定している部位が破損して冷却水が漏れ出てしまう
といった好ましくない破損形態が起こらないようにす
る。 【解決手段】 チューブ3内に排気ガス10を通して該
排気ガス10とチューブ3外の冷却水とを熱交換するよ
うにしたEGRクーラに関し、前記チューブ3の長手方
向における少なくとも一部の内周面に、該チューブ3の
長手方向に位相をずらして複数条のスパイラル状突起1
1,12を形成し、前記チューブ3の残りの部位を未加
工のストレート部13として残す。
起を形成してEGRクーラの熱交換効率を大幅に向上す
ると共に、空気溜まりなどを要因として一部のチューブ
が熱膨張して圧縮応力を受けても該チューブの両端を貫
通固定している部位が破損して冷却水が漏れ出てしまう
といった好ましくない破損形態が起こらないようにす
る。 【解決手段】 チューブ3内に排気ガス10を通して該
排気ガス10とチューブ3外の冷却水とを熱交換するよ
うにしたEGRクーラに関し、前記チューブ3の長手方
向における少なくとも一部の内周面に、該チューブ3の
長手方向に位相をずらして複数条のスパイラル状突起1
1,12を形成し、前記チューブ3の残りの部位を未加
工のストレート部13として残す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排気ガ
スを再循環して窒素酸化物の発生を低減させるEGR装
置に付属されて再循環用排気ガスを冷却するEGRクー
ラに関するものである。
スを再循環して窒素酸化物の発生を低減させるEGR装
置に付属されて再循環用排気ガスを冷却するEGRクー
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車等のエンジンの排気ガス
の一部をエンジンに再循環して窒素酸化物の発生を低減
させるEGR装置が知られているが、このようなEGR
装置では、エンジンに再循環する排気ガスを冷却する
と、該排気ガスの温度が下がり且つその容積が小さくな
ることによって、エンジンの出力を余り低下させずに燃
焼温度を低下して効果的に窒素酸化物の発生を低減させ
ることができる為、エンジンに排気ガスを再循環するラ
インの途中に、排気ガスを冷却するEGRクーラを装備
したものがある。
の一部をエンジンに再循環して窒素酸化物の発生を低減
させるEGR装置が知られているが、このようなEGR
装置では、エンジンに再循環する排気ガスを冷却する
と、該排気ガスの温度が下がり且つその容積が小さくな
ることによって、エンジンの出力を余り低下させずに燃
焼温度を低下して効果的に窒素酸化物の発生を低減させ
ることができる為、エンジンに排気ガスを再循環するラ
インの途中に、排気ガスを冷却するEGRクーラを装備
したものがある。
【0003】図4は前記EGRクーラの一例を示す断面
図であって、図中1は円筒状に形成されたシェルを示
し、該シェル1の軸心方向両端には、シェル1の端面を
閉塞するようプレート2,2が固着されていて、該各プ
レート2,2には、多数のチューブ3の両端が貫通状態
で固着されており、これら多数のチューブ3はシェル1
の内部を軸心方向に延びている。
図であって、図中1は円筒状に形成されたシェルを示
し、該シェル1の軸心方向両端には、シェル1の端面を
閉塞するようプレート2,2が固着されていて、該各プ
レート2,2には、多数のチューブ3の両端が貫通状態
で固着されており、これら多数のチューブ3はシェル1
の内部を軸心方向に延びている。
【0004】そして、シェル1の一方の端部近傍には、
外部から冷却水入口管4が取り付けられ、シェル1の他
方の端部近傍には、外部から冷却水出口管5が取り付け
られており、冷却水9が冷却水入口管4からシェル1の
内部に供給されてチューブ3の外側を流れ、冷却水出口
管5からシェル1の外部に排出されるようになってい
る。
外部から冷却水入口管4が取り付けられ、シェル1の他
方の端部近傍には、外部から冷却水出口管5が取り付け
られており、冷却水9が冷却水入口管4からシェル1の
内部に供給されてチューブ3の外側を流れ、冷却水出口
管5からシェル1の外部に排出されるようになってい
る。
【0005】更に、各プレート2,2の反シェル1側に
は、椀状に形成されたボンネット6,6が前記各プレー
ト2,2の端面を被包するように固着され、一方のボン
ネット6の中央には排気ガス入口7が、他方のボンネッ
ト6の中央には排気ガス出口8が夫々設けられており、
エンジンの排気ガス10が排気ガス入口7から一方のボ
ンネット6の内部に入り、多数のチューブ3を通る間に
該チューブ3の外側を流れる冷却水9との熱交換により
冷却された後に、他方のボンネット6の内部に排出され
て排気ガス出口8からエンジンに再循環するようになっ
ている。
は、椀状に形成されたボンネット6,6が前記各プレー
ト2,2の端面を被包するように固着され、一方のボン
ネット6の中央には排気ガス入口7が、他方のボンネッ
ト6の中央には排気ガス出口8が夫々設けられており、
エンジンの排気ガス10が排気ガス入口7から一方のボ
ンネット6の内部に入り、多数のチューブ3を通る間に
該チューブ3の外側を流れる冷却水9との熱交換により
冷却された後に、他方のボンネット6の内部に排出され
て排気ガス出口8からエンジンに再循環するようになっ
ている。
【0006】尚、図中5aは冷却水入口管4に対しシェ
ル1の直径方向に対峙する位置に設けたバイパス出口管
を示し、該バイパス出口管5aから冷却水9の一部を抜
き出すことにより、冷却水入口管4に対峙する箇所に冷
却水9の澱みが生じないようにしてある。
ル1の直径方向に対峙する位置に設けたバイパス出口管
を示し、該バイパス出口管5aから冷却水9の一部を抜
き出すことにより、冷却水入口管4に対峙する箇所に冷
却水9の澱みが生じないようにしてある。
【0007】ところが、斯かる従来のEGRクーラにお
いては、排気ガス10がチューブ3内をストレートに流
れ、チューブ3の内周面に対して排気ガス10が十分に
接触しないために熱交換効率が悪いという問題があり、
EGRクーラの熱交換効率の更なる向上が望まれてい
る。
いては、排気ガス10がチューブ3内をストレートに流
れ、チューブ3の内周面に対して排気ガス10が十分に
接触しないために熱交換効率が悪いという問題があり、
EGRクーラの熱交換効率の更なる向上が望まれてい
る。
【0008】そこで、本発明者らは、チューブ3を外か
ら螺旋状に凹ませる押圧加工を螺旋凸条を有するロール
等で施すなどして、チューブ3の内周面に該チューブ3
の長手方向に位相をずらして二条のスパイラル状突起1
2を形成し、これによりチューブ3内を流れる排気ガス
10をスパイラル状突起12に沿わせて旋回流とするこ
とにより乱流化させ、排気ガス10のチューブ3の内周
面に対する接触頻度や接触距離を増加させてEGRクー
ラの熱交換効率を大幅に向上することを創案するに到っ
た。
ら螺旋状に凹ませる押圧加工を螺旋凸条を有するロール
等で施すなどして、チューブ3の内周面に該チューブ3
の長手方向に位相をずらして二条のスパイラル状突起1
2を形成し、これによりチューブ3内を流れる排気ガス
10をスパイラル状突起12に沿わせて旋回流とするこ
とにより乱流化させ、排気ガス10のチューブ3の内周
面に対する接触頻度や接触距離を増加させてEGRクー
ラの熱交換効率を大幅に向上することを創案するに到っ
た。
【0009】即ち、例えば、図5に模式的に示す如く、
チューブ3の内周面に排気ガス10の流れに対する傾斜
角αで一条のスパイラル状突起11のみを形成する場
合、このスパイラル状突起11のピッチPをつめると、
図6に示す如く、スパイラル状突起11の傾斜角βが大
きくなって直角に近付き、その結果として圧損が大きく
なることが想定されるので、これに替えて、図7に示す
如く、チューブ3の長手方向に位相をずらして二条のス
パイラル状突起11,12を形成するようにすれば、ス
パイラル状突起11,12の相互間のピッチPをつめて
も、排気ガス10の流れに対するスパイラル状突起1
1,12の傾斜角γを小さく抑えることが可能となり、
圧損を高めずに旋回力を大きくすることが可能となるの
である。
チューブ3の内周面に排気ガス10の流れに対する傾斜
角αで一条のスパイラル状突起11のみを形成する場
合、このスパイラル状突起11のピッチPをつめると、
図6に示す如く、スパイラル状突起11の傾斜角βが大
きくなって直角に近付き、その結果として圧損が大きく
なることが想定されるので、これに替えて、図7に示す
如く、チューブ3の長手方向に位相をずらして二条のス
パイラル状突起11,12を形成するようにすれば、ス
パイラル状突起11,12の相互間のピッチPをつめて
も、排気ガス10の流れに対するスパイラル状突起1
1,12の傾斜角γを小さく抑えることが可能となり、
圧損を高めずに旋回力を大きくすることが可能となるの
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らが、チューブ3の全長に亘り二条のスパイラル状突
起11,12を形成して実験を行ってみると、チューブ
3の長手方向に位相のずれた二条のスパイラル状突起1
1,12を形成したことにより、チューブ3の長手方向
の各位置で一方のスパイラル状突起11に対し直径方向
に対峙する位置に他方のスパイラル状突起12が配置さ
れる結果、チューブ3の曲げ強度が必要以上に高められ
てしまい、このようなチューブ3の過剰な曲げ強度の向
上に起因して以下に詳述する如き特定の条件下で好まし
くない破損形態が起こり得ることが懸念された。
者らが、チューブ3の全長に亘り二条のスパイラル状突
起11,12を形成して実験を行ってみると、チューブ
3の長手方向に位相のずれた二条のスパイラル状突起1
1,12を形成したことにより、チューブ3の長手方向
の各位置で一方のスパイラル状突起11に対し直径方向
に対峙する位置に他方のスパイラル状突起12が配置さ
れる結果、チューブ3の曲げ強度が必要以上に高められ
てしまい、このようなチューブ3の過剰な曲げ強度の向
上に起因して以下に詳述する如き特定の条件下で好まし
くない破損形態が起こり得ることが懸念された。
【0011】即ち、シェル1内に何らかの予期しない事
情により空気溜まりができて一部のチューブ3が冷却水
9に浸漬されない状態が起きてしまったような場合に、
その水冷されないチューブ3が温度上昇して熱膨張し、
該チューブ3が各プレート2,2間で圧縮応力を受ける
ことになり、この際にチューブ3の曲げ強度が前記二条
のスパイラル状突起11,12により過剰に向上されて
いると、前記チューブ3が各プレート2,2を破損して
突き抜け、この各プレート2,2の破損箇所から冷却水
9が漏れ出てしまい、排気ガス10を再循環するライン
を通してエンジンまで冷却水9が導かれる虞れがあっ
た。
情により空気溜まりができて一部のチューブ3が冷却水
9に浸漬されない状態が起きてしまったような場合に、
その水冷されないチューブ3が温度上昇して熱膨張し、
該チューブ3が各プレート2,2間で圧縮応力を受ける
ことになり、この際にチューブ3の曲げ強度が前記二条
のスパイラル状突起11,12により過剰に向上されて
いると、前記チューブ3が各プレート2,2を破損して
突き抜け、この各プレート2,2の破損箇所から冷却水
9が漏れ出てしまい、排気ガス10を再循環するライン
を通してエンジンまで冷却水9が導かれる虞れがあっ
た。
【0012】本発明は上述の実情に鑑みて成されたもの
で、チューブの内周面に複数条のスパイラル状突起を形
成してEGRクーラの熱交換効率を大幅に向上すると共
に、空気溜まりなどを要因として一部のチューブが熱膨
張して圧縮応力を受けても該チューブの両端を貫通固定
している部位が破損して冷却水が漏れ出てしまうといっ
た好ましくない破損形態が起こらないようにすることを
目的としている。
で、チューブの内周面に複数条のスパイラル状突起を形
成してEGRクーラの熱交換効率を大幅に向上すると共
に、空気溜まりなどを要因として一部のチューブが熱膨
張して圧縮応力を受けても該チューブの両端を貫通固定
している部位が破損して冷却水が漏れ出てしまうといっ
た好ましくない破損形態が起こらないようにすることを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、チューブと、該チューブを包囲するシェルと
を備え、該シェルの内部に冷却水を給排し且つ前記チュ
ーブ内に排気ガスを通して該排気ガスと前記冷却水とを
熱交換するようにしたEGRクーラであって、前記チュ
ーブの長手方向における少なくとも一部の内周面に、該
チューブの長手方向に位相をずらして複数条のスパイラ
ル状突起を形成し、前記チューブの残りの部位における
少なくとも一部を未加工のストレート部として残したこ
とを特徴とするものである。
の発明は、チューブと、該チューブを包囲するシェルと
を備え、該シェルの内部に冷却水を給排し且つ前記チュ
ーブ内に排気ガスを通して該排気ガスと前記冷却水とを
熱交換するようにしたEGRクーラであって、前記チュ
ーブの長手方向における少なくとも一部の内周面に、該
チューブの長手方向に位相をずらして複数条のスパイラ
ル状突起を形成し、前記チューブの残りの部位における
少なくとも一部を未加工のストレート部として残したこ
とを特徴とするものである。
【0014】而して、このようにすれば、チューブの長
手方向における少なくとも一部の内周面に形成したスパ
イラル状突起に沿い排気ガスが旋回流となって乱流化
し、チューブの内周面に対する接触頻度や接触距離が増
加する結果、排気ガスがチューブの内周面に満遍なく且
つ十分に接触することになり、EGRクーラの熱交換効
率が大幅に向上される。
手方向における少なくとも一部の内周面に形成したスパ
イラル状突起に沿い排気ガスが旋回流となって乱流化
し、チューブの内周面に対する接触頻度や接触距離が増
加する結果、排気ガスがチューブの内周面に満遍なく且
つ十分に接触することになり、EGRクーラの熱交換効
率が大幅に向上される。
【0015】しかも、チューブにおける複数条のスパイ
ラル状突起を形成していない残りの部位の少なくとも一
部を未加工のストレート部として残しているので、この
ストレート部がチューブに圧縮応力が作用した際に最弱
部位となって曲げ変形を起こし、この曲げ変形により前
記チューブの圧縮応力が吸収されて該チューブの両端を
貫通固定している部位の破損が未然に回避されることに
なる。
ラル状突起を形成していない残りの部位の少なくとも一
部を未加工のストレート部として残しているので、この
ストレート部がチューブに圧縮応力が作用した際に最弱
部位となって曲げ変形を起こし、この曲げ変形により前
記チューブの圧縮応力が吸収されて該チューブの両端を
貫通固定している部位の破損が未然に回避されることに
なる。
【0016】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
チューブと、該チューブを包囲するシェルとを備え、該
シェルの内部に冷却水を給排し且つ前記チューブ内に排
気ガスを通して該排気ガスと前記冷却水とを熱交換する
ようにしたEGRクーラであって、前記チューブの長手
方向における少なくとも一部の内周面に、該チューブの
長手方向に位相をずらして複数条のスパイラル状突起を
形成し、前記チューブの残りの部位における少なくとも
一部を蛇腹構造部として形成したことを特徴とするもの
でもある。
チューブと、該チューブを包囲するシェルとを備え、該
シェルの内部に冷却水を給排し且つ前記チューブ内に排
気ガスを通して該排気ガスと前記冷却水とを熱交換する
ようにしたEGRクーラであって、前記チューブの長手
方向における少なくとも一部の内周面に、該チューブの
長手方向に位相をずらして複数条のスパイラル状突起を
形成し、前記チューブの残りの部位における少なくとも
一部を蛇腹構造部として形成したことを特徴とするもの
でもある。
【0017】このようにした場合には、前述した本発明
の請求項1に記載の発明と同様に、チューブの長手方向
における少なくとも一部の内周面に形成したスパイラル
状突起に沿い排気ガスが旋回流となって乱流化し、チュ
ーブの内周面に対する接触頻度や接触距離が増加する結
果、排気ガスがチューブの内周面に満遍なく且つ十分に
接触することになり、EGRクーラの熱交換効率が大幅
に向上される。
の請求項1に記載の発明と同様に、チューブの長手方向
における少なくとも一部の内周面に形成したスパイラル
状突起に沿い排気ガスが旋回流となって乱流化し、チュ
ーブの内周面に対する接触頻度や接触距離が増加する結
果、排気ガスがチューブの内周面に満遍なく且つ十分に
接触することになり、EGRクーラの熱交換効率が大幅
に向上される。
【0018】しかも、チューブにおける複数条のスパイ
ラル状突起を形成していない残りの部位の少なくとも一
部を蛇腹構造部として形成しているので、この蛇腹構造
部がチューブに圧縮応力が作用した際に圧縮変形し、こ
の圧縮変形により前記チューブの圧縮応力が吸収されて
該チューブの両端を貫通固定している部位の破損が未然
に回避されることになる。
ラル状突起を形成していない残りの部位の少なくとも一
部を蛇腹構造部として形成しているので、この蛇腹構造
部がチューブに圧縮応力が作用した際に圧縮変形し、こ
の圧縮変形により前記チューブの圧縮応力が吸収されて
該チューブの両端を貫通固定している部位の破損が未然
に回避されることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
参照しつつ説明する。
【0020】図1及び図2は本発明を実施する形態の一
例を示すもので、図4及び図7と同一の符号を付した部
分は同一物を表わしている。
例を示すもので、図4及び図7と同一の符号を付した部
分は同一物を表わしている。
【0021】図1及び図2に示す如く、本形態例におい
ては、先に図4で説明したEGRクーラと略同様に構成
したEGRクーラに関し、チューブ3の上流側と下流側
とにおける所要範囲の内周面に、該チューブ3の長手方
向に位相をずらして二条のスパイラル状突起11,12
(特に図2参照)を形成し、これら二条のスパイラル状
突起11,12を形成した上流側の範囲と下流側の範囲
とに挟まれた長手方向中央部付近を未加工のストレート
部13(図1参照)として残すようにしてある。
ては、先に図4で説明したEGRクーラと略同様に構成
したEGRクーラに関し、チューブ3の上流側と下流側
とにおける所要範囲の内周面に、該チューブ3の長手方
向に位相をずらして二条のスパイラル状突起11,12
(特に図2参照)を形成し、これら二条のスパイラル状
突起11,12を形成した上流側の範囲と下流側の範囲
とに挟まれた長手方向中央部付近を未加工のストレート
部13(図1参照)として残すようにしてある。
【0022】ここで、チューブ3の内周面にスパイラル
状突起11,12を形成するに際しては、例えばチュー
ブ3を外から螺旋状に凹ませる押圧加工を螺旋凸条を有
するロールなどにより施し、外から押圧した箇所をチュ
ーブ3の内周面にスパイラル状突起11,12として形
成させるようにすれば良い。
状突起11,12を形成するに際しては、例えばチュー
ブ3を外から螺旋状に凹ませる押圧加工を螺旋凸条を有
するロールなどにより施し、外から押圧した箇所をチュ
ーブ3の内周面にスパイラル状突起11,12として形
成させるようにすれば良い。
【0023】而して、このようにすれば、チューブ3の
上流側と下流側とにおける所要範囲の内周面に形成した
スパイラル状突起11,12に沿い排気ガス10が旋回
流となって乱流化し、チューブ3の内周面に対する接触
頻度や接触距離が増加する結果、排気ガス10がチュー
ブ3の内周面に満遍なく且つ十分に接触することにな
り、EGRクーラの熱交換効率が大幅に向上される。
上流側と下流側とにおける所要範囲の内周面に形成した
スパイラル状突起11,12に沿い排気ガス10が旋回
流となって乱流化し、チューブ3の内周面に対する接触
頻度や接触距離が増加する結果、排気ガス10がチュー
ブ3の内周面に満遍なく且つ十分に接触することにな
り、EGRクーラの熱交換効率が大幅に向上される。
【0024】しかも、チューブ3における中央部付近を
未加工のストレート部13として残しているので、この
ストレート部13がチューブ3に圧縮応力が作用した際
に最弱部位となって曲げ変形を起こし、この曲げ変形に
より前記チューブ3の圧縮応力が吸収されて各プレート
2,2(チューブ3の両端を貫通固定している部位)の
破損が未然に回避されることになる。
未加工のストレート部13として残しているので、この
ストレート部13がチューブ3に圧縮応力が作用した際
に最弱部位となって曲げ変形を起こし、この曲げ変形に
より前記チューブ3の圧縮応力が吸収されて各プレート
2,2(チューブ3の両端を貫通固定している部位)の
破損が未然に回避されることになる。
【0025】従って、上記形態例によれば、チューブ3
内を流れる排気ガス10を旋回流として乱流化すること
ができ、チューブ3の内周面に対する排気ガス10の接
触頻度や接触距離を大幅に増加することができるので、
排気ガス10をチューブ3の内周面に満遍なく且つ十分
に接触させてEGRクーラの熱交換効率を著しく向上す
ることができ、しかも、空気溜まりなどを要因として一
部のチューブ3が熱膨張して圧縮応力を受けたとして
も、その圧縮応力を未加工のストレート部13を曲げ変
形させることで吸収でき、各プレート2,2(図2では
下流側のプレート2のみを図示)が破損して冷却水9
(図2参照)が漏れ出てしまうような好ましくない破損
形態を未然に回避することができる。
内を流れる排気ガス10を旋回流として乱流化すること
ができ、チューブ3の内周面に対する排気ガス10の接
触頻度や接触距離を大幅に増加することができるので、
排気ガス10をチューブ3の内周面に満遍なく且つ十分
に接触させてEGRクーラの熱交換効率を著しく向上す
ることができ、しかも、空気溜まりなどを要因として一
部のチューブ3が熱膨張して圧縮応力を受けたとして
も、その圧縮応力を未加工のストレート部13を曲げ変
形させることで吸収でき、各プレート2,2(図2では
下流側のプレート2のみを図示)が破損して冷却水9
(図2参照)が漏れ出てしまうような好ましくない破損
形態を未然に回避することができる。
【0026】図3は本発明の別の形態例を示すもので、
この形態例においては、前述した図1のチューブ3にお
けるストレート部13に替えて、チューブ3の長手方向
に伸縮自在な蛇腹構造部14を形成するようにしてお
り、このようにした場合には、チューブ3に圧縮応力が
作用した際に蛇腹構造部14が圧縮変形し、この圧縮変
形により前記チューブ3の圧縮応力が吸収されて各プレ
ート2,2の破損が未然に回避されることになる。
この形態例においては、前述した図1のチューブ3にお
けるストレート部13に替えて、チューブ3の長手方向
に伸縮自在な蛇腹構造部14を形成するようにしてお
り、このようにした場合には、チューブ3に圧縮応力が
作用した際に蛇腹構造部14が圧縮変形し、この圧縮変
形により前記チューブ3の圧縮応力が吸収されて各プレ
ート2,2の破損が未然に回避されることになる。
【0027】而して、このような蛇腹構造部14を採用
した例においても、スパイラル状突起11,12を形成
した部位にて排気ガス10を旋回流として乱流化するこ
とができ、しかも、一部のチューブが熱膨張して圧縮応
力を受けた際に、その圧縮応力を蛇腹構造部14を圧縮
変形させることで吸収でき、各プレート2,2が破損し
て冷却水が漏れ出てしまうような好ましくない破損形態
を未然に回避することができる。
した例においても、スパイラル状突起11,12を形成
した部位にて排気ガス10を旋回流として乱流化するこ
とができ、しかも、一部のチューブが熱膨張して圧縮応
力を受けた際に、その圧縮応力を蛇腹構造部14を圧縮
変形させることで吸収でき、各プレート2,2が破損し
て冷却水が漏れ出てしまうような好ましくない破損形態
を未然に回避することができる。
【0028】尚、本発明のEGRクーラは、上述の形態
例にのみ限定されるものではなく、チューブにおける複
数条のスパイラル状突起を形成しない残りの部位に関
し、その少なくとも一部に未加工のストレート部や蛇腹
構造部を形成するとしても、これら未加工のストレート
部や蛇腹構造部を形成しない更なる残りの部位に一条の
スパイラル状突起を形成したり、スパイラル状でない突
起を形成したりすることも可能であること、また、スパ
イラル状突起を形成する部位に関しては、三条以上のス
パイラル状突起としても良いこと、その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。
例にのみ限定されるものではなく、チューブにおける複
数条のスパイラル状突起を形成しない残りの部位に関
し、その少なくとも一部に未加工のストレート部や蛇腹
構造部を形成するとしても、これら未加工のストレート
部や蛇腹構造部を形成しない更なる残りの部位に一条の
スパイラル状突起を形成したり、スパイラル状でない突
起を形成したりすることも可能であること、また、スパ
イラル状突起を形成する部位に関しては、三条以上のス
パイラル状突起としても良いこと、その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明のEGRクー
ラによれば、チューブ内を流れる排気ガスを旋回流とし
て乱流化することができ、チューブの内周面に対する排
気ガスの接触頻度や接触距離を大幅に増加することがで
きるので、排気ガスをチューブの内周面に満遍なく且つ
十分に接触させてEGRクーラの熱交換効率を著しく向
上することができ、しかも、空気溜まりなどを要因とし
て一部のチューブが熱膨張して圧縮応力を受けたとして
も、その圧縮応力を未加工のストレート部を曲げ変形さ
せることや蛇腹構造部を圧縮変形させることで吸収で
き、チューブの両端を貫通固定している部位が破損して
冷却水が漏れ出てしまうような好ましくない破損形態を
未然に回避することができるという優れた効果を奏し得
る。
ラによれば、チューブ内を流れる排気ガスを旋回流とし
て乱流化することができ、チューブの内周面に対する排
気ガスの接触頻度や接触距離を大幅に増加することがで
きるので、排気ガスをチューブの内周面に満遍なく且つ
十分に接触させてEGRクーラの熱交換効率を著しく向
上することができ、しかも、空気溜まりなどを要因とし
て一部のチューブが熱膨張して圧縮応力を受けたとして
も、その圧縮応力を未加工のストレート部を曲げ変形さ
せることや蛇腹構造部を圧縮変形させることで吸収で
き、チューブの両端を貫通固定している部位が破損して
冷却水が漏れ出てしまうような好ましくない破損形態を
未然に回避することができるという優れた効果を奏し得
る。
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図1のチューブの内周面に形成したスパイラル
状突起を示す断面図である。
状突起を示す断面図である。
【図3】本発明の別の形態例を示す斜視図である。
【図4】従来のEGRクーラの一例を示す断面図であ
る。
る。
【図5】チューブの内周面に一条のスパイラル状突起を
形成した場合の模式図である。
形成した場合の模式図である。
【図6】図5のスパイラル状突起のピッチを小さくした
場合の模式図である。
場合の模式図である。
【図7】チューブの内周面に二条のスパイラル状突起を
形成した場合の模式図である。
形成した場合の模式図である。
1 シェル 2 プレート(チューブの両端を貫通固定している部
位) 3 チューブ 9 冷却水 10 排気ガス 11 スパイラル状突起 12 スパイラル状突起 13 ストレート部 14 蛇腹構造部
位) 3 チューブ 9 冷却水 10 排気ガス 11 スパイラル状突起 12 スパイラル状突起 13 ストレート部 14 蛇腹構造部
Claims (2)
- 【請求項1】 チューブと、該チューブを包囲するシェ
ルとを備え、該シェルの内部に冷却水を給排し且つ前記
チューブ内に排気ガスを通して該排気ガスと前記冷却水
とを熱交換するようにしたEGRクーラであって、前記
チューブの長手方向における少なくとも一部の内周面
に、該チューブの長手方向に位相をずらして複数条のス
パイラル状突起を形成し、前記チューブの残りの部位に
おける少なくとも一部を未加工のストレート部として残
したことを特徴とするEGRクーラ。 - 【請求項2】 チューブと、該チューブを包囲するシェ
ルとを備え、該シェルの内部に冷却水を給排し且つ前記
チューブ内に排気ガスを通して該排気ガスと前記冷却水
とを熱交換するようにしたEGRクーラであって、前記
チューブの長手方向における少なくとも一部の内周面
に、該チューブの長手方向に位相をずらして複数条のス
パイラル状突起を形成し、前記チューブの残りの部位に
おける少なくとも一部を蛇腹構造部として形成したこと
を特徴とするEGRクーラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000167512A JP2001342909A (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | Egrクーラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000167512A JP2001342909A (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | Egrクーラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001342909A true JP2001342909A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=18670659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000167512A Pending JP2001342909A (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | Egrクーラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001342909A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1669568A1 (en) * | 2004-12-10 | 2006-06-14 | LG Electronics, Inc. | Exhaust gas heat exchanger for cogeneration system |
WO2007043456A1 (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Hino Motors, Ltd. | Egrクーラ |
JP2007303296A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Hino Motors Ltd | Egrクーラ |
CN100460800C (zh) * | 2006-07-07 | 2009-02-11 | 北京美联桥科技发展有限公司 | 扁平状换热管 |
EP2331900A1 (en) * | 2008-09-22 | 2011-06-15 | AB K A Ekström&Son | Heat exchanger adapted for the production of carbon black |
JP2017180100A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 株式会社Subaru | Egrクーラ構造 |
WO2022106045A1 (de) * | 2020-11-17 | 2022-05-27 | Wieland-Werke Ag | Rohrbündelwärmetauscher |
-
2000
- 2000-06-05 JP JP2000167512A patent/JP2001342909A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1669568A1 (en) * | 2004-12-10 | 2006-06-14 | LG Electronics, Inc. | Exhaust gas heat exchanger for cogeneration system |
WO2007043456A1 (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Hino Motors, Ltd. | Egrクーラ |
US8079409B2 (en) | 2005-10-07 | 2011-12-20 | Hino Motors, Ltd. | EGR cooler |
JP2007303296A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Hino Motors Ltd | Egrクーラ |
CN100460800C (zh) * | 2006-07-07 | 2009-02-11 | 北京美联桥科技发展有限公司 | 扁平状换热管 |
EP2331900A1 (en) * | 2008-09-22 | 2011-06-15 | AB K A Ekström&Son | Heat exchanger adapted for the production of carbon black |
EP2331900A4 (en) * | 2008-09-22 | 2013-02-20 | K A Ekstroem & Son Ab | HEAT EXCHANGER DESIGNED FOR THE PRODUCTION OF CARBON BLACK |
JP2017180100A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 株式会社Subaru | Egrクーラ構造 |
WO2022106045A1 (de) * | 2020-11-17 | 2022-05-27 | Wieland-Werke Ag | Rohrbündelwärmetauscher |
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