JP2001341242A - 積層フィルム - Google Patents

積層フィルム

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JP2001341242A JP2000164052A JP2000164052A JP2001341242A JP 2001341242 A JP2001341242 A JP 2001341242A JP 2000164052 A JP2000164052 A JP 2000164052A JP 2000164052 A JP2000164052 A JP 2000164052A JP 2001341242 A JP2001341242 A JP 2001341242A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルムの製造が容易で、且つ、フィルムと印
刷紙とのラミネート強度が経時で低下しにくいプリント
ラミネート用フィルムを提供すること。さらには、建材
ラミネート用や、各種容器の蓋材用、その他一般包装用
等の使用に好適なフィルムを提供すること。 【解決手段】フィルム構成を、基材フィルム層(A)
と、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、低密度ポリ
エチレン、プロピレンランダム共重合体、及びエチレン
−酢酸ビニル共重合体からなる組成物層(B)とを含む
積層フィルムとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱圧着プリントラ
ミネート用、建材ラミネート用、容器の蓋材用、その他
一般包装用等に使用されるフィルム、特に熱圧着プリン
トラミネート用として好適なフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、紙器、出版物、カード、
ポスター、その他の印刷物等紙製品には、その印刷面の
保護、耐水、耐油性の付与、更には美麗化等の目的によ
り、その表面にプラスチックフィルムをラミネートした
ものが多い。このような処理を当業界では「プリントラ
ミネート」又は「プリントラミ」と呼称している。そし
て従来より基材フィルム層と感熱接着性樹脂層とからな
る積層フィルムをプリントラミネート用のフィルムとし
て用いることは広く行われており、印刷紙等の被ラミネ
ート体と前記プリントラミネート用フィルムの感熱接着
性樹脂層とを熱圧着することによってプリントラミネー
ト製品が得られるのである。出版物の場合、通常、表紙
やカバーにプリントラミネート製品が使用される。感熱
接着性樹脂層としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体
やエチレン−メタクリル酸メチル共重合体からなる層が
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たエチレン−酢酸ビニル共重合体やエチレン−メタクリ
ル酸メチル共重合体からなる感熱接着性樹脂層を有する
プリントラミネート用フィルムを用いた出版物のプリン
トラミネート製品は、製本工程や製本後にフィルムと印
刷紙とのラミネート強度の低下が著しく、ひどい場合は
印刷紙からフィルムが浮き上がるという現象が発生す
る。この現象は、特に枚葉のオフセット印刷による出版
物の表紙により多く見られる。
【0004】枚葉のオフセット印刷の場合、乾燥工程が
特にはなく自然乾燥するのが一般的である。従って、印
刷物(出版物本体及び表紙)には残留溶剤が多量に含ま
れるので、経時でそれが表紙の表面に達し、表紙とフィ
ルムとの界面で滞留する結果、フィルムと表紙(印刷
紙)とのラミネート強度の低下が起こると推定される。
なお、オフセット印刷用インキは、通常、カーボンブラ
ック、フタロシアニンブルー等の顔料、ロジン変性アル
キッド樹脂、石油樹脂等の合成樹脂、アマニ油、大豆油
等の油分、沸点が約200〜350℃の石油系溶剤(軽
油)、及び加工助剤からなるものである。
【0005】本発明の第1の課題は、フィルムの製造が
容易で、且つ、フィルムと印刷紙とのラミネート強度が
経時で低下しにくいプリントラミネート用フィルムを提
供することにある。
【0006】本発明の第2の課題は、建材ラミネート用
や、PP容器、Pst容器、A PET容器等各種容器
の蓋材用、その他一般包装用等の使用に好適なフィルム
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する手
段として本発明は、基材フィルム層(A)と、エチレン
−アクリル酸メチル共重合体、低密度ポリエチレン、プ
ロピレンランダム共重合体、及びエチレン−酢酸ビニル
共重合体からなる組成物層(B)とを含む積層フィルム
であることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の基材フィルム層(A)と
は特に限定するものではなく、例えば、ポリプロピレン
系、ポリエステル系、ナイロン系、ポリスチレン系、ポ
リエチレン系等からなる層が例示できる。好ましくは軟
化温度が組成物層(B)のそれより高く、且つ、2軸延
伸されたプラスチックフィルム層、より好ましくは2軸
延伸ポリプロピレン系フィルム層が挙げられる。ここで
いう2軸延伸ポリプロピレン系フィルムとは、沸騰n−
へプタン抽出残分90重量%以上のプロピレン単独重合
体、α−オレフィン含有量が5モル%以下のプロピレン
−α−オレフィン共重合体、あるいはトータルのプロピ
レン含有量が95モル%以上となるような配合のポリプ
ロピレン系(共)重合体の混合物、及び本発明のフィル
ム製造時に発生するフィルム屑を混合した前記ポリプロ
ピレン系樹脂からなる2軸延伸されたフィルムである。
基材フィルム層(A)には、帯電防止剤、アンチブロッ
キング剤、滑剤、紫外線防止剤、安定剤、着色剤、抗菌
剤、あるいは他の樹脂等公知のものを合目的に添加して
もよい。また基材フィルム層(A)表面には、必要に応
じコロナ放電処理等の表面処理を施してもよい。基材フ
ィルム層(A)の厚さは特に限定するものではなく要求
品質に応じ適宜選定すればよい。通常5〜100μm、
プリントラミネート用としては10〜25μmが好まし
い。
【0009】前記2軸延伸ポリプロピレン系フィルム
は、その製造時には、外層は帯電防止剤(例えばグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、
脂肪酸ジエタノールアミン等)や有機滑剤(例えば脂肪
酸、脂肪酸アマイド、エチレンビス脂肪酸アマイド等)
を実質的に含ませず、内層に帯電防止剤や有機滑剤を含
ませた少なくとも2層構成とすることがより望ましい。
何故ならば、帯電防止剤や有機滑剤を外面に含むものは
延伸工程のテンター内で揮散し、その効果が小さくなる
のみならず、揮散した帯電防止剤や有機滑剤がテンター
室上部で凝縮し、やがてフィルム面に落下していわゆる
油汚れの原因にもなるからである。なお、帯電防止剤や
有機滑剤は、フィルム製造後に行うエージング処理によ
ってフィルム表面ににじみ出し、所期の効果を発揮す
る。このためには外層の厚さはあまり厚すぎては具合が
悪く、通常、延伸後0.5〜5μm程度の範囲の厚さに
することが望ましい。
【0010】組成物層(B)を構成するエチレン−アク
リル酸メチル共重合体としては、好ましくはアクリル酸
メチル含有量が6〜30重量%、MFRが0.5〜15
0g/10min、より好ましくはアクリル酸メチル含
有量が10〜24重量%、MFRが6〜30g/10m
inのランダム共重合体が挙げられる。アクリル酸メチ
ル含有量が6重量%未満では、経時による印刷紙とのラ
ミネート強度低下防止効果が小さくなる傾向にあり、3
0重量%を超えるとフィルムがブロッキングし易い傾向
にある。MFRが0.5g/10min未満では経時に
よる印刷紙とのラミネート強度低下防止効果が小さくな
る傾向にあり、150g/10minを超える場合には
筋状等のムラがフィルム表面に発生する傾向にある。
【0011】低密度ポリエチレンとしては、好ましくは
MFRが0.1〜100g/10min、融点が103
〜113℃のものが挙げられる。
【0012】プロピレンランダム共重合体とは、プロピ
レンを主成分とし、エチレン、ブテン−1、ヘキセン−
1等のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種との
ランダム共重合体をいう。好ましくはMFRが1〜30
g/10min、融点が95〜145℃のものが挙げら
れる。
【0013】エチレン−酢酸ビニル共重合体としては、
好ましくは酢酸ビニル含有量が6〜42重量%、MFR
が2〜400g/10min、より好ましくは酢酸ビニ
ル含有量が15〜42重量%、MFRが4〜100g/
10minのランダム共重合体が挙げられる。酢酸ビニ
ル含有量が6重量%未満では印刷紙との初期ラミネート
強度が不足する傾向にあり、42重量%を超えるとフィ
ルムがブロッキングし易い傾向にある。MFRが2g/
10min未満では印刷紙との初期ラミネート強度が不
足する傾向にあり、400g/10minを超える場合
には筋状等のムラがフィルム表面に発生する傾向にあ
る。
【0014】組成物層(B)の表面に表面処理をするも
しないも自由である。しかしながら、印刷紙との熱接着
性を付与するためには表面処理を施すことが望ましい。
処理方法としてはコロナ放電処理、フレーム処理、紫外
線照射処理、化学薬品処理等の公知のものが例示でき、
コロナ放電処理やフレーム処理が効果及び生産性の点か
らはより望ましい。フィルム製造が後記するインライン
積層2軸延伸法による場合には、残存酸素濃度が5容積
%以下、より好ましくは1容積%以下の雰囲気下でのコ
ロナ放電処理が特に望ましい。組成物層(B)の厚さは
特に限定するものではなく、要求品質に応じ適宜選定す
ればよい。通常、1〜50μm、プリントラミネート用
としては6〜18μmがより好ましい。
【0015】次に、組成物層(B)を構成する各樹脂の
作用効果について説明する。エチレン−アクリル酸メチ
ル共重合体は、熱圧着後経時による印刷紙とのラミネー
ト強度の低下防止に有効に働く。その理由は定かではな
いが恐らく、印刷物(出版物本体及び表紙)に含まれる
オフセット印刷用インキの残留溶剤(石油系溶剤)を吸
収し易いため、表紙とフィルムとの界面に溶剤が滞留す
ることなく速やかに基材フィルム層(A)に移行させ、
そして基材フィルム層(A)表面から溶剤が揮散するか
らではないかと思われる。
【0016】エチレン−酢酸ビニル共重合体は、初期ラ
ミネート強度確保に有効に働く。
【0017】低密度ポリエチレンとプロピレンランダム
共重合体とは、製造後のフィルムのブロッキング防止の
みならず、フィルム製造時の引き取りロール、ガイドロ
ール、延伸のための加熱ロール等と組成物層(B)とが
接触する際のベタツキ(フィルム取られ)防止に有効に
働く。一般に低密度ポリエチレンやプロピレンランダム
共重合体は被粘着性であり、エチレン−アクリル酸メチ
ル共重合体やエチレン−酢酸ビニル共重合体は粘着性で
あるが、これら4者を配合することによってはじめて、
初期ラミネート強度を確保し、且つ、経時による印刷紙
とのラミネート強度の低下防止を図りながら、前記の効
果が得られるのである。即ち、これら4者は相溶性が適
度に十分ではない(もちろん白濁する程ではない)の
で、組成物層(B)の表面に微細な凹凸ができ、前記の
効果が得られるのである。低密度ポリエチレン、又はプ
ロピレンランダム共重合体単独でブロッキング防止やベ
タツキ(フィルム取られ)防止を図ろうとすると多量に
配合しなければならず、従って、初期ラミネート強度の
確保と、経時による印刷紙とのラミネート強度の低下防
止を図ることができない。ここに低密度ポリエチレンと
プロピレンランダム共重合体とを配合する意味が存する
のである。
【0018】前記した4者の作用効果をより有効に発揮
するには、組成物層(B)は以下の配合比からなる層と
することが望ましい。即ち、エチレン−アクリル酸メチ
ル共重合体は、好ましくは30〜95重量%、より好ま
しくは50〜75重量%である。エチレン−酢酸ビニル
共重合体は、好ましくは3〜30重量%、より好ましく
は10〜25重量%である。低密度ポリエチレンは、好
ましくは1〜30重量%、より好ましくは5〜15重量
%である。またプロピレンランダム共重合体は、好まし
くは1〜30重量%、より好ましくは10〜20重量%
である。
【0019】組成物層(B)には、帯電防止剤、アンチ
ブロッキング剤、滑剤、紫外線防止剤、安定剤、着色
剤、あるいは他の樹脂等公知のものを合目的に添加して
もよい。なお、基材フィルム層(A)と組成物層(B)
との間に適宜他の層を設けてもよい。
【0020】以上主として熱圧着プリントラミネートに
係わる説明をしてきたが、本発明の積層フィルムはこれ
に限定するものではなく、積層フィルムが使用可能な用
途、例えば、建材ラミネート用、各種容器の蓋材、その
他一般包装用等に用いても良いことは勿論である。
【0021】本発明の積層フィルムの製造方法は公知の
如何なる方法によってもよい。例えば、基材フィルム層
(A)と組成物層(B)とを共押出しする方法、あるい
は、基材フィルム層(A)と組成物層(B)とを共押出
しし、共延伸する方法、あるいは、基材フィルム層
(A)を押出しし、縦方向に延伸した後、基材フィルム
層(A)の上に組成物層(B)を押出しラミネートし、
次いで横方向に共延伸する方法が例示できる。さらに
は、(2軸延伸)基材フィルム層(A)の上に組成物層
(B)を押出しラミネートする方法も例示できる。この
場合には、基材フィルム層(A)のラミネート面には予
めコロナ放電処理を施し、該面にウレタン系等のアンカ
ーコート剤を塗布してラミネートするのがより望まし
い。
【0022】
【実施例】次に、本発明の代表的な実施例を挙げて説明
する。
【0023】初期ラミネート強度の測定は以下の方法に
よる。即ち、印刷紙と積層フィルムとからなるプリント
ラミネート製品を1cm幅に切り取り、印刷紙と積層フ
ィルムとを掴み代分剥離して新東科学株式会社製HEI
DON−17型剥離試験機にセットし、剥離速度20c
m/minで剥離強度を測定し、これを初期ラミネート
強度とした。
【0024】経時ラミネート強度の測定は以下の方法に
よる。即ち、前記と同じプリントラミネート製品から5
cm×5cmの大きさにサンプルを切り取る。次いで、
このサンプルの中央部の印刷紙面に0.03mlの市販
軽油を滴下し、23℃の室内に24時間放置した後、前
記と同様にして剥離強度を測定し、これを経時ラミネー
ト強度とした。
【0025】(実施例1)基材フィルム層(A)となる
プロピレン単独重合体(MFR2g/10min)(A
−1)と、帯電防止剤(ステアリルモノグリセライド6
000ppmとステアリルジエタノールアミン2000
ppm)と有機滑剤(エルカ酸アマイド1000pp
m)とを混合した前記プロピレン単独重合体(A−
2)、組成物層(B)となるエチレン−アクリル酸メチ
ル共重合体(アクリル酸メチル含有量20重量%、MF
R20g/10min)60重量%とエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(酢酸ビニル含有量33重量%、MFR3
0g/10min)15重量%と低密度ポリエチレン
(融点107℃、MFR2g/10min)10重量%
とプロピレン−エチレンランダム共重合体(エチレン含
有量4重量%、融点135℃、MFR6g/10mi
n)15重量%との組成物に、該組成物に対して更にア
ンチブロッキング剤としてシリカ(平均粒子径2.5μ
m)10000ppmを混合したものを、3台の押出機
を用いて混練溶融し、220℃のTダイスから共押出
し、110℃で縦方向に4.5倍ロール延伸し、150
℃で横方向に10倍テンター延伸し、組成物層(B)面
を残存酸素濃度0.5容積%の雰囲気下、処理強度25
W・min/mでコロナ放電処理を行い、巻き取っ
た。次いで、このフィルムを40℃で24時間エージン
グ処理して所期の積層フィルムを得た。基材フィルム層
(A)の厚さは15μm(A−1は2μm、A−2は1
3μm)、組成物層(B)の厚さは10μmであった。
【0026】(実施例2)かくして得た積層フィルムの
組成物層(B)面とオフセット印刷したアートポスト紙
の印刷面とが合わさるようにして、加熱金属ロールとゴ
ムロールとからなるニップロールを用いて、温度100
℃、線圧350N/cmで積層フィルムとアートポスト
紙(印刷紙)とを熱圧着してプリントラミネート製品を
得た。この初期ラミネート強度と経時ラミネート強度と
を表1に示す。
【0027】(比較例1)組成物層(B)として、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量20重量
%、MFR20g/10min)85重量%とプロピレ
ン−エチレンランダム共重合体(エチレン含有量4重量
%、融点135℃、MFR6g/10min)15重量
%の組成物に、該組成物に対して更にアンチブロッキン
グ剤としてシリカ(平均粒子径2.5μm)10000
ppmを混合したものを用いた以外、実施例1と同様に
して積層フィルムを得た。かくして得た積層フィルムを
用いた以外、実施例2と同様にしてプリントラミネート
製品を得た。この初期ラミネート強度と経時ラミネート
強度とを表1に示す。
【0028】(比較例2)組成物層(B)として、エチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体(メタクリル酸メチ
ル含有量25重量%、MFR7g/10min)85重
量%と低密度ポリエチレン(融点107℃、MFR2g
/10min)15重量%の組成物に、該組成物に対し
て更にアンチブロッキング剤としてシリカ(平均粒子径
2.5μm)10000ppmを混合したものを用いた
以外、実施例1と同様にして積層フィルムを得た。かく
して得た積層フィルムを用いた以外、実施例2と同様に
してプリントラミネート製品を得た。この初期ラミネー
ト強度と経時ラミネート強度とを表1に示す。
【0029】
【0030】
【発明の効果】本発明のフィルムは、エチレン−アクリ
ル酸メチル共重合体と低密度ポリエチレンとプロピレン
ランダム共重合体、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体
とからなる組成物層(B)を含む積層フィルムであるの
で、表面滑性に優れる。このため、耐ブロッキング性に
優れ、且つ、フィルム製造時に引き取りロール等にフィ
ルムが取られることがなく、容易にフィルムを製造する
ことができる。
【0031】また、プリントラミネート製品に適用する
場合には、印刷紙との初期ラミネート強度に優れ、経時
によるラミネート強度の低下が実用上問題のないレベル
のものが得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材フィルム層(A)と、エチレン−アク
    リル酸メチル共重合体、低密度ポリエチレン、プロピレ
    ンランダム共重合体、及びエチレン−酢酸ビニル共重合
    体からなる組成物層(B)とを含む積層フィルム。
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