JP2001341205A - ハニカムパネル端末部の接合構造及びその接合方法 - Google Patents

ハニカムパネル端末部の接合構造及びその接合方法

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JP2001341205A
JP2001341205A JP2000167567A JP2000167567A JP2001341205A JP 2001341205 A JP2001341205 A JP 2001341205A JP 2000167567 A JP2000167567 A JP 2000167567A JP 2000167567 A JP2000167567 A JP 2000167567A JP 2001341205 A JP2001341205 A JP 2001341205A
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Hiroshi Kotani
洋 小谷
Yoshiaki Yamada
義明 山田
Rumi Fukushima
留美 福島
Masao Kimura
誠夫 木村
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】ハニカムパネルの端末接合部の重量を低減
させると共に、端末部の接着強度を向上させたハニカム
パネル端末部の接合構造及びその接合方法を提供するこ
とにある。 【解決手段】1,2は端末部を接合させる軽金属アルミ
ニュウムまたは繊維強化プラスチックにより構成したハ
ニカムパネルであって、その接合端末部1a,2aは互
いに接合可能な鋭角α1に切断されている。前記端末部
1a,1b内には、ガラス、または樹脂材料で成形した
マイクロバルーンにエポキシ樹脂等の樹脂材料を混合し
て成る充填材料3xが充填させて硬化してあり、接合端
末部1a,2aの当接端面と、接合端末部1a,2aの
内外面には、接着剤4、4a,4bを介在させ、特に接
合端末部1a,2aの内外面は、接着剤層4bを介して
炭素繊維強化プラスチック板から成る補強部材7a,7
bで補強してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハニカムパネル
端末部の接合構造及びその接合方法にかかわり、更に詳
しくは接合部の重量を軽減させると共に接着強度を向上
させたハニカムパネル端末部の接合構造及びその接合方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、構造物や機械類の構成材料とし
て、軽量を目的とした軽金属または繊維強化プラスチッ
クから成るハニカムパネルが使用されている。
【0003】ところで、このようなハニカムパネル間の
端末接合部においては、図3に示すように、ハニカムパ
ネル1,2の接合端末部1a,2aを互いに接合可能な
鋭角に切断し、その端末部1a,2a内に、アルミニュ
ウム等の金属板等から成るインサート材料3a,3bを
埋設し、端末部1a,2a同士を接着剤4を介して接合
すると共に、L型金具5やネジボルト6等を使用して機
械的接合が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のよ
うな機械的接合方法では、材料にL型金具5やネジボル
ト6等の金属材料を使用することから重量超過となる問
題があり、またハニカムパネル1,2に、接合角度αを
拡げるような力Fが作用した時、コーナ部Rに応力集中
が作用するため、接着剤4に亀裂が発生して、簡単に壊
れてしまう等の問題があった。
【0005】この発明の目的は、ハニカムパネルの端末
接合部の重量を低減させると共に、端末部の接着強度を
向上させたハニカムパネル端末部の接合構造及びその接
合方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、この発明のハニカムパネル端末部の接合
構造は、接着剤を介して接合した接合端末部の内部に、
非金属製の充填材料を充填すると共に、接合端末部の内
外面を、接着剤を介在させて非金属製の補強部材により
それぞれ補強したことを要旨とするものである。
【0007】前記ハニカムパネルは、軽金属または繊維
強化プラスチックにより構成し、その接合端末部に、ガ
ラス、または樹脂材料で成形したマイクロバルーンに樹
脂材料を混合して成る充填材料を充填させて硬化し、更
に接合端末部の内外面を、接着剤を介在させて繊維強化
プラスチック板から成る補強部材で補強したことを要旨
とするものである。
【0008】また、この発明のハニカムパネル端末部の
接合方法は、軽金属または繊維強化プラスチックにより
構成したハニカムパネルの接合端末部を互いに接合可能
な鋭角または鈍角に切断し、該接合端末部に、ガラス、
または樹脂材料で成形したマイクロバルーンに樹脂材料
を混合して成る充填材料を充填させて硬化し、前記接合
端末部を、接着剤を介して接合させると共に、接合端末
部の内外面に接着剤を塗布し、補強部材に固定して補強
することを要旨とするものである。
【0009】この発明は、上記のように構成され、接着
剤を介して接合した接合端末部の内部に、非金属製の充
填材料を充填すると共に、接合端末部の内外面を、接着
剤を介して非金属製の補強部材によりそれぞれ補強した
ので、ハニカムパネルの接合部における重量軽減と、接
着強度を向上させることが出来、例え接合角度を拡げる
ような力が作用したとしても、接着剤に亀裂や破損等を
未然に防止することが出来るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づきこの発明
の実施の形態を説明する。
【0011】なお、従来例と同一構成要素は、同一符号
を付して説明は省略する。
【0012】図1は、この発明を実施したハニカムパネ
ル端末部の接合部の平面図を示し、1,2は端末部を接
合させる軽金属アルミニュウムまたは繊維強化プラスチ
ックにより構成したハニカムパネルであって、その接合
端末部1a,2aは互いに接合可能な鋭角α1に切断さ
れている。
【0013】前記端末部1a,1b内には、ガラス、ま
たは樹脂材料で成形したマイクロバルーンにエポキシ樹
脂等の樹脂材料を混合して成る充填材料3xが充填させ
て硬化してあり、接合端末部1a,2aの当接端面と、
接合端末部1a,2aの内外面には、接着剤4、4a,
4bを介在させ、特に接合端末部1a,2aの内外面
は、接着剤層4bを介して炭素繊維強化プラスチック板
(CFRP)から成る補強部材7a,7bで補強してあ
る。
【0014】次に、ハニカムパネル端末部1a,2aの
接合方法を説明すると、軽金属または繊維強化プラスチ
ックにより構成したハニカムパネル1,2の接合端末部
を互いに接合可能な鋭角α1(この実施形態では鋭角に
切断してあるが、鈍角に切断して接合することも可能で
ある)に切断する。
【0015】そして、ハニカムパネル1,2の接合端末
部1a,2aに、ガラス、または樹脂材料で成形したマ
イクロバルーンに樹脂材料を混合して成る充填材料3x
を充填させて硬化する。その後、前記接合端末部1a,
2aを、接着剤4を介して接合させると共に、接合端末
部1a,2aの内外面に接着剤4a,4bを塗布し、そ
の上から炭素繊維強化プラスチック板(CFRP)から
成る補強部材7a,7bを固定して補強するものであ
る。
【0016】この発明の実施形態では、充填材料3xと
して、ガラス、または樹脂材料で成形したマイクロバル
ーンに樹脂材料を混合したものを使用することで、従来
の金属製(アルミニュウム等)のインサート材料に比べ
て、同体積では50%の重量軽減を図ることが出来、ま
た、補強部材7a,7bを炭素繊維強化プラスチック板
を使用することで、従来の機械的接合に比べて重量軽減
と、接着強度を高めることが出来るものである。
【0017】従って、またハニカムパネル1,2に、接
合角度α1を拡げるような力Fが作用したとしても、コ
ーナ部Rに応力集中が作用するため、接着剤4a,4b
に亀裂が発生して、簡単に壊れてしまう等の問題等も解
消出来る。
【0018】図2は、この発明のハニカムパネル端末部
の接合部における強度試験方法であって、試験片は、端
末部をポッティングした表面板のアルミハニカムパネル
1,2(1/4セル)を、57°の角度α2にて接合し
た形状とし、エッジ部の中と外には、表面板と同じ積層
構成の補強部材7a,7bを接着剤4を介して接着し
た。なお、試験の関係上、エッジ部から荷重点までの距
離を70mmに設定した。
【0019】そして、図3に示すようにアルミハニカム
パネル1,2に、荷重用台座8を介して試験機との接合
治具9をそれぞれ連結し、接合角度α2を拡げるような
力Fを作用した時、下記の試験結果を得ることが出来
た。
【0020】最大荷重の個別値:427.28N,439.04N,
421.4 N 平均値:427.6 N破壊状況は、荷重が294
Nを超えるとポッティング端部ハニカムコアの曲げ破壊
が起こる。その後、上述した最大荷重まで達した。試験
後、接着部を調べたが剥離等の異常は認められなかっ
た。
【0021】
【発明の効果】この発明は上記のように、接着剤を介し
て接合した接合端末部の内部に、非金属製の充填材料を
充填すると共に、接合端末部の内外面を、接着剤を介在
させて非金属製の補強部材によりそれぞれ補強したの
で、ハニカムパネルの接合部における重量軽減と、接着
強度を向上させることが出来、例え接合角度を拡げるよ
うな力が作用したとしても、接着剤に亀裂や破損等を未
然に防止することが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したハニカムパネル端末部の接
合部の平面図である。
【図2】この発明のハニカムパネル端末部の接合部にお
ける強度試験方法の説明図である。
【図3】従来のハニカムパネル端末部の接合部の平面図
である。
【符号の説明】
1,2 ハニカムパネル 1a,2a 接合端末部 3x 充填材料 4、4a,4b 接着剤 7a,7b 補強部材 α1 鋭角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 留美 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 木村 誠夫 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 Fターム(参考) 4F211 AD05 AD16 AD23 AG06 AH47 TA03 TC08 TC22 TD08 TJ10 TN42 TN58 TN72

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填材料を埋設した接合端末部を互いに
    接合可能な鋭角または鈍角に切断し、該端末部を接着剤
    を介して接合するハニカムパネル端末部の接合構造にお
    いて、 前記接着剤を介して接合した接合端末部の内部に、非金
    属製の充填材料を充填すると共に、接合端末部の内外面
    を、接着剤を介在させて非金属製の補強部材によりそれ
    ぞれ補強して成るハニカムパネル端末部の接合構造。
  2. 【請求項2】 軽金属または繊維強化プラスチックによ
    り構成したハニカムパネルの接合端末部の内部に、ガラ
    ス、または樹脂材料で成形したマイクロバルーンに樹脂
    材料を混合して成る充填材料を充填させて硬化し、接合
    端末部の内外面を、接着剤を介在させて繊維強化プラス
    チック板から成る補強部材で補強した請求項1に記載の
    ハニカムパネル端末部の接合構造。
  3. 【請求項3】 軽金属または繊維強化プラスチックによ
    り構成したハニカムパネルの接合端末部を互いに接合可
    能な鋭角または鈍角に切断し、該接合端末部に、ガラ
    ス、または樹脂材料で成形したマイクロバルーンに樹脂
    材料を混合して成る充填材料を充填させて硬化し、前記
    接合端末部を、接着剤を介して接合させると共に、接合
    端末部の内外面に接着剤を塗布し、補強部材に固定して
    補強するハニカムパネル端末部の接合方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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