JP2001341136A - コーナーキューブ金型 - Google Patents
コーナーキューブ金型Info
- Publication number
- JP2001341136A JP2001341136A JP2000207539A JP2000207539A JP2001341136A JP 2001341136 A JP2001341136 A JP 2001341136A JP 2000207539 A JP2000207539 A JP 2000207539A JP 2000207539 A JP2000207539 A JP 2000207539A JP 2001341136 A JP2001341136 A JP 2001341136A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corner cube
- mold
- square
- flat plate
- laminated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/38—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the material or the manufacturing process
- B29C33/3842—Manufacturing moulds, e.g. shaping the mould surface by machining
- B29C2033/385—Manufacturing moulds, e.g. shaping the mould surface by machining by laminating a plurality of layers
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】正方形を面に持つ微小なコーナーキューブ形状
を得る金型は、切削加工では作ることができなかった。 【解決手段】微小な正方形の１辺とと同じ厚みの平板を
積層し、積層面に直角２等辺三角形を公知の方法で切削
加工する。半数の平板の側面を直角三角形の底辺の１／
２量切削の後、直角三角形の高さ量ずつずらしながら、
交互に、再積層・固定することにより、容易に微小なコ
ーナーキューブ金型を得る。
を得る金型は、切削加工では作ることができなかった。 【解決手段】微小な正方形の１辺とと同じ厚みの平板を
積層し、積層面に直角２等辺三角形を公知の方法で切削
加工する。半数の平板の側面を直角三角形の底辺の１／
２量切削の後、直角三角形の高さ量ずつずらしながら、
交互に、再積層・固定することにより、容易に微小なコ
ーナーキューブ金型を得る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学用の微細な正
方形コーナーキューブ形状が付与されたシートを作成す
るための金型を提案する。
方形コーナーキューブ形状が付与されたシートを作成す
るための金型を提案する。
【０００２】
【従来の技術】従来、再帰反射用途を中心に、コーナー
キューブ形状を有するシート及びその金型並びに製造方
法は数多く提案され、実用化されている。しかし、その
大半はコーナーキューブ形状が正三角錐を並べた形状で
あり正三角形の平面を持つものである。この金型は、２
次元加工で平板又はロール上に切削して作成することが
できる。
キューブ形状を有するシート及びその金型並びに製造方
法は数多く提案され、実用化されている。しかし、その
大半はコーナーキューブ形状が正三角錐を並べた形状で
あり正三角形の平面を持つものである。この金型は、２
次元加工で平板又はロール上に切削して作成することが
できる。
【０００３】また、形状が正立方体を並べたように正方
形の平面を持つコーナーキューブも実用化されている
が、立体形状から２次元加工で作成することのできる正
方形の大きさが限定される。電鋳加工による立体鋳造も
最終の平面性を出すためには、少し小さい正方形までに
限られる。レーザ光と硬化性樹脂を用いた立体造形技術
も、斜面に配置される正方形の平面度には、まだ大きな
技術的課題があり、実用化されていない。正方形の平面
を持つコーナーキューブで、最も良く知られているもの
は、プラスチックの射出成形で作成された、正方形の１
辺が４ｍｍである、自転車後部の反射部品である。
形の平面を持つコーナーキューブも実用化されている
が、立体形状から２次元加工で作成することのできる正
方形の大きさが限定される。電鋳加工による立体鋳造も
最終の平面性を出すためには、少し小さい正方形までに
限られる。レーザ光と硬化性樹脂を用いた立体造形技術
も、斜面に配置される正方形の平面度には、まだ大きな
技術的課題があり、実用化されていない。正方形の平面
を持つコーナーキューブで、最も良く知られているもの
は、プラスチックの射出成形で作成された、正方形の１
辺が４ｍｍである、自転車後部の反射部品である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、正方
形の平面を持つコーナーキューブで、その正方形の１辺
が１ｍｍ以下、更には０．１ｍｍ以下のものを精度良
く、容易に作ることができる金型を提案することにあ
る。
形の平面を持つコーナーキューブで、その正方形の１辺
が１ｍｍ以下、更には０．１ｍｍ以下のものを精度良
く、容易に作ることができる金型を提案することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、光学機器
の反射板、更には液晶表示装置の反射板に優れた性能を
有する反射板の形状を検討した結果、微細な正方形を平
面に持つコーナーキューブの連続したマイクロプリズム
が好ましいとの結論に到達した。しかし、正方形の１辺
が２ｍｍ程度以上であれば、問題なく平板金属へ切削加
工で金型を作成することができるが、１ｍｍ以下では、
凹コーナー部の仕上げ加工が不可能である。本発明者ら
は、現在の金属加工技術を駆使することにより、不可能
であった微細なコーナーキューブの金型を容易に作成で
きることを見出し、本発明に至った。
の反射板、更には液晶表示装置の反射板に優れた性能を
有する反射板の形状を検討した結果、微細な正方形を平
面に持つコーナーキューブの連続したマイクロプリズム
が好ましいとの結論に到達した。しかし、正方形の１辺
が２ｍｍ程度以上であれば、問題なく平板金属へ切削加
工で金型を作成することができるが、１ｍｍ以下では、
凹コーナー部の仕上げ加工が不可能である。本発明者ら
は、現在の金属加工技術を駆使することにより、不可能
であった微細なコーナーキューブの金型を容易に作成で
きることを見出し、本発明に至った。
【０００６】即ち、本発明は、凹凸部を「層」で分離
し、積層し・鏡面仕上げされた面に、微細な直角２等辺
三角形を隙間なく、平行に公知の技術で切削加工する。
半ピッチ切除された平板とを交互に、且つ上下に規定量
ずらしながら再積層し、固定することにより、目的とす
る金型を完成させることができた。
し、積層し・鏡面仕上げされた面に、微細な直角２等辺
三角形を隙間なく、平行に公知の技術で切削加工する。
半ピッチ切除された平板とを交互に、且つ上下に規定量
ずらしながら再積層し、固定することにより、目的とす
る金型を完成させることができた。
【０００７】
【発明の実施の態様】本発明は、コーナーキューブの一
辺Ａに相当する厚みの平板を積層し、その端面の１面に
鏡面仕上げの上、２辺の長さがそれぞれＡの直角２等辺
三角形の形状を平行に連続して切削する第１工程、得ら
れた平板の半量の側面を直角２等辺三角形の底辺の２分
の１の厚み［Ａ×ｃｏｓ（π／４）］で切削する第２工
程、及び第１工程で得られた平板と第２工程で得られた
平板を交互に積層する際、順次、［Ａ×ｓｉｎ（π／
４）］ずらして積層する第３工程、より得られるコーナ
ーキューブ金型（請求項１）である。
辺Ａに相当する厚みの平板を積層し、その端面の１面に
鏡面仕上げの上、２辺の長さがそれぞれＡの直角２等辺
三角形の形状を平行に連続して切削する第１工程、得ら
れた平板の半量の側面を直角２等辺三角形の底辺の２分
の１の厚み［Ａ×ｃｏｓ（π／４）］で切削する第２工
程、及び第１工程で得られた平板と第２工程で得られた
平板を交互に積層する際、順次、［Ａ×ｓｉｎ（π／
４）］ずらして積層する第３工程、より得られるコーナ
ーキューブ金型（請求項１）である。
【０００８】具体的に、コーナーキューブ金型を作成順
に説明する。正方形の１辺が１００μｍ（０．１ｍｍ）
（ａとする）、金型面の大きさが１００ｍｍ×１００ｍ
ｍのものを作ると仮定する。
に説明する。正方形の１辺が１００μｍ（０．１ｍｍ）
（ａとする）、金型面の大きさが１００ｍｍ×１００ｍ
ｍのものを作ると仮定する。
【０００９】厚み１００μｍ（０．１ｍｍ）（ａ）の鋼
板を、１００ｍｍ×２００ｍｍの大きさで、１，０００
枚を積層し、変形防止の押さえ板（１０ｍｍ厚程度）２
枚を加え、直方体にボルト等で固定する。積層された面
４面を平滑な鏡面仕上げに磨く。１００ｍｍ幅の鏡面
に、積層面と直角に、２辺がそれぞれ１００μｍ（０．
１ｍｍ）（ａ）の直角２等辺三角形の形状を隙間無く平
行に、切削加工する。（第１工程）。７０８本のＶ溝が
作成される。
板を、１００ｍｍ×２００ｍｍの大きさで、１，０００
枚を積層し、変形防止の押さえ板（１０ｍｍ厚程度）２
枚を加え、直方体にボルト等で固定する。積層された面
４面を平滑な鏡面仕上げに磨く。１００ｍｍ幅の鏡面
に、積層面と直角に、２辺がそれぞれ１００μｍ（０．
１ｍｍ）（ａ）の直角２等辺三角形の形状を隙間無く平
行に、切削加工する。（第１工程）。７０８本のＶ溝が
作成される。
【００１０】一旦、積層直方体をばらし、５００枚を再
び、押さえ板と共に固定する。Ｖ溝が切られた面を上と
すると、側面部を、ａ×ｓｉｎ（π／４）＝７０．７
（μｍ）（０．０７０７ｍｍ）の厚みで全面を切削・削
除する。先につくったものと、直角２等辺三角形の半ピ
ッチずれた形である。（第２工程）。
び、押さえ板と共に固定する。Ｖ溝が切られた面を上と
すると、側面部を、ａ×ｓｉｎ（π／４）＝７０．７
（μｍ）（０．０７０７ｍｍ）の厚みで全面を切削・削
除する。先につくったものと、直角２等辺三角形の半ピ
ッチずれた形である。（第２工程）。
【００１１】この２種の、上にＶ溝を持った鋼板を、交
互に１枚ずつ再積層する。この時、治具等を併用し、順
次、ａ×ｓｉｎ（π／４）＝７０．７（μｍ）（０．０
７０７ｍｍ）上下一方向にずらすことが必要である。底
辺が均一な鏡面を保持しておれば、一定傾斜（３５．３
°）に沿って整列させて目的を達することができる。
互に１枚ずつ再積層する。この時、治具等を併用し、順
次、ａ×ｓｉｎ（π／４）＝７０．７（μｍ）（０．０
７０７ｍｍ）上下一方向にずらすことが必要である。底
辺が均一な鏡面を保持しておれば、一定傾斜（３５．３
°）に沿って整列させて目的を達することができる。
【００１２】１０００枚を規定の通り、構成した後、全
体が移動しないように、溶接等で固定する。凹凸面を水
平に保持すれば、コーナーキューブ金型である。
体が移動しないように、溶接等で固定する。凹凸面を水
平に保持すれば、コーナーキューブ金型である。
【００１３】この金型を利用して、コーナーキューブ形
状の付与されたシートを作成することができる。例え
ば、熱及び／又は紫外線硬化樹脂を使用し、第２原盤を
作ることもできる。熱せられたプラスチックを押しつけ
ることにより、コーナーキューブ形状を転写することが
できる。
状の付与されたシートを作成することができる。例え
ば、熱及び／又は紫外線硬化樹脂を使用し、第２原盤を
作ることもできる。熱せられたプラスチックを押しつけ
ることにより、コーナーキューブ形状を転写することが
できる。
【００１４】切削加工では望めない、微小コーナーキュ
ーブ形状の凹部の精密さは、転写されたシートの凸部で
あり、コーナーが鋭角であることは光学的性質を充分発
揮させるには好都合である。
ーブ形状の凹部の精密さは、転写されたシートの凸部で
あり、コーナーが鋭角であることは光学的性質を充分発
揮させるには好都合である。
【００１５】得られたコーナーキューブ形状が付与され
たシート類は、金属蒸着等の２次加工を施され、光学機
器の反射板、特には、液晶表示装置の反射板等に使用さ
れ、三角錐（三角形）状のコーナーキューブに比較し、
反射性能が優れている。
たシート類は、金属蒸着等の２次加工を施され、光学機
器の反射板、特には、液晶表示装置の反射板等に使用さ
れ、三角錐（三角形）状のコーナーキューブに比較し、
反射性能が優れている。
【００１６】添付図は、本発明コーナーキューブ金型の
一部をを真上から見た図である。１つの面に、「点」を
打っているのは、単に見やすくするためだけであり、実
際は平滑である。
一部をを真上から見た図である。１つの面に、「点」を
打っているのは、単に見やすくするためだけであり、実
際は平滑である。
【００１７】
【図】コーナーキューブ金型の真上から見た形状図（一
部）
部）
Claims (1)
- 【請求項１】 コーナーキューブの一辺Ａに相当する厚
みの平板を積層し、その端面の１面に鏡面仕上げの上、
２辺の長さがそれぞれＡの直角２等辺三角形の形状を平
行に連続して切削する第１工程、得られた平板の半量の
側面を直角２等辺三角形の底辺の２分の１の厚み［Ａ×
ｃｏｓ（π／４）］で切削する第２工程、及び第１工程
で得られた平板と第２工程で得られた平板を交互に積層
する際、順次、［Ａ×ｓｉｎ（π／４）］ずらして積層
する第３工程、より得られるコーナーキューブ金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000207539A JP2001341136A (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | コーナーキューブ金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000207539A JP2001341136A (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | コーナーキューブ金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001341136A true JP2001341136A (ja) | 2001-12-11 |
Family
ID=18704287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000207539A Pending JP2001341136A (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | コーナーキューブ金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001341136A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004062008A (ja) * | 2002-07-31 | 2004-02-26 | Sharp Corp | コーナーキューブアレイおよびその製造方法 |
| JP2005128421A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | Sharp Corp | コーナーキューブリフレクタ、その製造方法及びそれを用いた反射型表示装置 |
-
2000
- 2000-06-05 JP JP2000207539A patent/JP2001341136A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004062008A (ja) * | 2002-07-31 | 2004-02-26 | Sharp Corp | コーナーキューブアレイおよびその製造方法 |
| JP2005128421A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | Sharp Corp | コーナーキューブリフレクタ、その製造方法及びそれを用いた反射型表示装置 |
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