JP2001341123A - 穴あけ装置 - Google Patents

穴あけ装置

Info

Publication number
JP2001341123A
JP2001341123A JP2000165111A JP2000165111A JP2001341123A JP 2001341123 A JP2001341123 A JP 2001341123A JP 2000165111 A JP2000165111 A JP 2000165111A JP 2000165111 A JP2000165111 A JP 2000165111A JP 2001341123 A JP2001341123 A JP 2001341123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit
chips
drilling
tip
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000165111A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hayashi
猛 林
Kimiya Hisada
仁也 久田
Takeshi Kawahara
剛 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Nippon Diamond Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Nippon Diamond Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp, Nippon Diamond Co Ltd filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2000165111A priority Critical patent/JP2001341123A/ja
Publication of JP2001341123A publication Critical patent/JP2001341123A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 切粉を除去でき、ビットによる穴あけ作業を
良好に行うこと。 【解決手段】 ビット9による穴あけ時、切粉Aが発生
するが、その切粉Aを切粉吸引装置10によって強制的
に吸引することにより、ビット9の穴あけ作業に何等支
障をきたすことがなく、穴あけ作業を、所望の深さに達
するまで継続的に行うことができ、穴あけ作業を容易に
かつ確実に行うことができる。しかも、穴あけ作業に伴
って発生する塵埃をも吸引することができるので、穴あ
け作業現場周辺の環境を汚染することもないものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートやア
スファルトからなる路面に穴をあける穴あけ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンクリートやアスファルトから
なる路面に各種のセンサや送受信装置を埋め込み、これ
らセンサや送受信装置と走行する自動車との間で情報の
やり取りを行い、走行の円滑化を図ることが行われつつ
ある。そして、この種のセンサや送受信装置等の被埋設
装置を埋め込むには、コンクリートやアスファルトから
なる路面の所定位置に目印であるビットマークを付
け、、このビットマークに穴あけ装置のビットを位置決
めし、この穴あけ装置によって穴をあけた後、その穴に
被埋設装置を設置して埋め戻していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種の穴あけ装置にあっては、ビットによってコンクリー
トやアスファルトからなる路面の所定位置に穴をあけて
いるが、切削時に発生する切粉が、周囲に飛散するばか
りでなく、ビット内に集積してしまい、ビットによる穿
孔作業に支障をきたすという問題があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、切削時に発生
する切粉を除去することができ、ビットによる穴あけ作
業を良好に行うことができる穴あけ装置を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の穴あけ装置は、コンクリートやアス
ファルトからなる路面に穴を形成する穴あけ装置であっ
て、先端面に複数の硬質刃体を有した掘削ビットの周囲
を包囲するように、先端部に硬質刃体を有する穿孔コア
ビットが設けられたビットと、該ビットを覆う吸引カバ
ーと、該吸引カバーに接続されて前記ビットにて発生し
た切粉を吸引する吸引装置部とを有することを特徴とし
ている。
【0006】このように、ビットによる穴あけ時、切粉
が発生するが、その切粉を吸引装置部によって強制的に
吸引することにより、ビットの穴あけ作業に何等支障を
きたすことがないので、穴あけ作業を、所望の深さに達
するまで継続的に行うことができ、穴あけ作業を容易に
かつ確実に行うことができる。しかも、穴あけ作業に伴
って発生する塵埃をも吸引することができるので、穴あ
け作業現場周辺の環境を汚染することもない。
【0007】請求項2記載の穴あけ装置は、請求項1記
載の穴あけ装置において、前記ビットの前記掘削ビット
と前記穿孔コアビットとの間には、前記硬質刃体による
路面の掘削時に発生した切粉を収容する空間部が設けら
れ、該空間部と外部とを連通し、前記空間部内の切粉を
外部へ排出する排出孔が形成され、前記吸引装置部は、
前記空間部内の切粉を、前記排出孔を介して前記吸引カ
バーから吸引することを特徴としている。
【0008】つまり、ビットの特に掘削ビットによって
路面を削り取った際の切粉を空間部から排出孔を介して
穿孔コアビットの外部へ確実に吸い出して回収すること
ができ、穴あけ作業をさらに確実に行うことができる。
【0009】請求項3記載の穴あけ装置は、請求項1ま
たは請求項2記載の穴あけ装置において、前記掘削ビッ
トに、後端部から先端面に連通する流通路が形成され、
該流通路を介して掘削ビットの先端面からエアを吹き出
させるエア供給装置部を有することを特徴としている。
【0010】このように、エア供給装置部からのエア
が、掘削ビットの先端面から吹き出すことにより、切削
によって生じる切粉を空間部から排出孔を介して外部へ
積極的に排出させることができる。そのため、排出され
た切粉及び塵埃を吸引装置部が吸引することにより、発
生する切粉を確実に除去でき、従って、エアと吸引とを
利用するので、発生する切粉をいっそう確実に除去する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図9に基づいて説明する。図1〜図6は本発明によ
る穴あけ装置の一実施形態を示している。この穴あけ装
置は、コンクリートやアスファルトからなる路面に比較
的浅い穴をあけるためのものであって、図1に示すよう
に、コンクリート製の架台1にボルト3、ナット4から
なる固定手段を介しベース2が取り付けられている。ベ
ース2には長穴2aが設けられ、ボルト3、ナット4を
緩めることにより、ベース2が架台1上で長穴2aに沿
って移動できるようにしている。
【0012】またベース2上には支柱5が立設され、こ
の支柱5にアーム6を介し駆動機構7が装着されてい
る。アーム6は詳細に図示していないが、支柱5に沿っ
て昇降すると共に、その任意の位置でロックされること
により停止できるようにしている。駆動機構7は、その
上部にインバータモータからなる駆動源と、その駆動源
の出力軸に垂直方向に沿い連結された回転軸8とを有し
ている。
【0013】そして、駆動機構7の回転軸8には、ビッ
ト9が装着されている。このビット9は、図2に示すよ
うに、大別すると、回転軸8に装着されたアダプタ91
と、そのアダプタ91内に取り付けられた掘削ビット9
2と、アダプタ91の先端部に掘削ビット92を取り囲
んで取り付けられた穿孔コアビット96とを有してい
る。
【0014】アダプタ91は、図4に示す如き形状をな
しており、図示しない穴あけ装置の出力軸に装着される
被装着部91aと、その下部に連続して形成され、かつ
内周部にめねじを刻設した掘削ビット用取付部91b
と、さらにその下部に連続して形成され、かつ内周部に
めねじを刻設した穿孔コアビット用取付部91cとを有
している。
【0015】掘削ビット92は、図2に示すように、そ
の上部外周にアダプタ91の掘削ビット用取付部91b
のめねじと螺合するおねじを有し、それらの螺合により
アダプタ91の掘削ビット用取付部91b内にスペーサ
98を介し取り付けられている。この掘削ビット92
は、その先端面92aにおける中心部に芯だしチップ9
3が取り付けられると共に、それと異なる複数種類のチ
ップ94、95が取り付けられている。これらチップ9
4、95、96は、超硬合金、あるいは超砥粒(ダイヤ
モンド砥粒やCBN砥粒)をメタルボンドあるいはレジ
ンボンドのようなバインダーによって固めたダイヤモン
ド工具からなる硬質刃体である。
【0016】芯だしチップ93は、ビット9による穴あ
け時、後述する他のチップ94、95より先んじて路面
に突き当たることにより、ビット9自体を路面の所定位
置に位置決めさせるためのものである。そのため、芯だ
しチップ93は、掘削ビット92の先端面92aで他の
チップ94、95より先端が突き出ている。
【0017】クロスチップ94は、図2及び図3に示す
ように、掘削ビット92の先端面92aの外周部に等間
隔で径方向に沿うよう複数配設され、本例では90度間
隔で配設された四個からなっている。ボタン状に形成さ
れたいわゆるボタンチップ95は、中心がわずかに突出
して、図2及び図3に示す如く、正面から見ると文字通
り円形の釦形状をなすチップであり、掘削ビット92の
先端面92aにおいて芯だしチップ93とそれより外周
部との間に複数配設されている。
【0018】その際、各ボタンチップ95は、ビット9
が回転したとき、芯だしチップ93とクロスチップ94
との間の路面を全て切削し得るよう適宜の間隔をもって
互い違いに配設されている。そして、これらクロスチッ
プ94及びボタンチップ95は、芯だしチップ93と同
様に超硬チップで構成されており、掘削ビット92の先
端面92aに突設されているが、芯だしチップ93より
は短い長さをなしている。
【0019】さらに、アダプタ91の先端部には、掘削
ビット92を包囲し得る大きさの穿孔コアビット97が
取り付けられている。即ち、穿孔コアビット97は、図
2及び図4に示すように、アダプタ91の先端部に、掘
削ビット92を取り囲むように取り付けられており、そ
の先端部には、周方向へチップ96が設けられている。
そして、この穿孔コアビット97は、アダプタ91の先
端部に取り付けられたとき、チップ96が掘削ビット9
2におけるクロスチップ94及びボタンチップ95の先
端より前方に若干突出すると共に、芯だしチップ93よ
り短い長さとなるようにしている。
【0020】この穿孔コアビット97に設けられたチッ
プ96としては、超硬合金、あるいは超砥粒(ダイヤモ
ンド砥粒やCBN砥粒)をメタルボンドあるいはレジン
ボンドのようなバインダーによって固めたダイヤモンド
工具からなる硬質刃体が用いられる。また、チップ96
を有する穿孔コアビット97は、図4の下部に示すよう
に、その上部外周にアダプタ91の穿孔コアビット用取
付部91cの内周に設けためねじと螺合するねじ97a
が設けられ、これらの螺合によりアダプタ91に着脱可
能に取り付けられている。
【0021】さらに、穿孔コアビット97の内周側と掘
削ビット92の外周側との間には、空間部99が設けら
れ、穿孔コアビット97のチップ96及び掘削ビット9
2のクロスチップ94、ボタンチップ95の切削によっ
て発生する切粉を、空間部99に収容できるようにして
いる。また、穿孔コアビット97には、空間部99と連
通する排出孔97bが形成されており、この排出孔97
bから、空間部99に収容された切粉Aが外部に排出さ
れるようになっている。この排出孔97bは、穿孔コア
ビット97の周側部において複数穿設され、ビット9の
穴あけ時、クロスチップ94及びボタンチップ95の切
削によって発生する切粉が、掘削ビット92の外周側と
穿孔コアビット97の内周側との間の空間部99に収容
されたとき、穿孔コアビット97の外部に排出されるよ
うにしている。なお、排出孔97bは、穿孔コアビット
97の周側部にその周囲に沿い複数設けられており、丸
穴の形状、縦方向に長い長穴形状の何れでもよいが、そ
の形状は任意である。
【0022】一方、ビット9による穴あけ時、それによ
って発生する切粉を吸引する切粉吸引装置10を有して
いる。該切粉吸引装置10は、図1及び図5に示すよう
に、ビット9を取り囲む吸引カバー11と、この吸引カ
バー11にホース12を介し接続された吸引装置部13
とからなっている。
【0023】吸引カバー11は、ビット9の穴あけ時に
発生する切粉及びその周囲の塵埃を吸引するためのもの
であって、ビット9の周囲を取り囲むと共に、その真下
の路面の周辺部分を取り囲めるよう、断面略台形をなす
鉢形状に形成されている。吸引装置部13は、穴あけ作
業時、真空源13aが駆動されると、その吸引力によ
り、図6に示すように、ビット9から発生する切粉A
が、吸引カバー11から吸引され、かつホース12及び
フィルタ13bを介し捕集されることにより、切粉Aを
除去できるようにしている。
【0024】次に、上記の如く構成された穴あけ装置に
よって路面Rに穴をあける場合について説明する。ま
ず、穴あけ装置の回転軸8にビット9を取り付け、この
ビット9の中心位置を、予め路面Rに付けておいたビッ
トマークへ合わせる。この位置決めを微調整するには、
固定手段のボルト3、ナット4を緩めたりしてベース2
を架台1上で動かすことにより、また支柱5に対しアー
ム6を昇降させたりすることによって行う。
【0025】その後、ビット9の周囲を取り囲むよう、
切粉吸引装置10の吸引カバー11をセットする。
【0026】しかる後、駆動機構7を駆動させてビット
9を回転させ、さらに切粉吸引装置10の真空源13a
を駆動させる。このとき、ビット9及び駆動機構7を有
するアーム6と、支柱5とのロックを解除し、アーム6
がゆっくり下降するように操作するが、自重で落下する
ようにしてもよい。
【0027】このようにすると、駆動機構7によって回
転されるビット9が、駆動機構7及びアーム6の重さで
路面Rに押し付けられるので、ビット9の各チップ9
3、94、95、96が路面Rを切削することとなる。
この場合、図5に示すように、掘削ビット92の先端面
92aの中央部に取り付けられている芯だしチップ93
が他のチップ94、95、96に先行して路面Rに突き
当たり、ビット9が安定した回転を得、また次第に深く
突き刺さるに伴い、図6に示すように、穿孔コアビット
97のチップ96が形成すべき穴Hの外形をあけ、次い
でその内側をクロスチップ94及びボタンチップ95が
切削することにより、路面Rに穴Hをあけることとな
る。つまり、超硬チップからなるクロスチップ94、ボ
タンチップ95とダイヤモンドチップからなるチップ9
6とにより穴Hをあける。
【0028】上記切削時、切削によって切粉Aが生じ、
その切粉Aによってビット9の切削作業に悪影響を及ぼ
すおそれがある。しかしながら、前述の如く、ビット9
の周囲が切粉吸引装置10の吸引カバー11で覆われ、
切粉Aが吸引カバー11からホース12を介し吸引装置
部13に吸引される。また、ビット9においては、穿孔
コアビット97及び掘削ビット92間の空間部99にク
ロスチップ94、ボタンチップ95の切削によって切粉
Aが収容されるが、回転しているビット9の遠心力と、
切粉吸引装置10の吸引力とによって、切粉Aが穿孔コ
アビット97の排出孔97bから穿孔コアビット97の
外側に排出され、この排出された切粉Aも吸引装置部1
3に吸引される。従って、ビット9の穴あけ時、切粉A
が発生するが、その切粉Aが切粉吸引装置10によって
吸引され、除去されるので、切粉Aによってビット9が
穿孔できなくなるのを防止することができ、ビット9が
所定の深さとなるまで良好な切削を行うことができる。
【0029】そして、ビット9が所定の深さまで穴Hを
形成すると、その時点で駆動機構7を停止すると共に、
切粉吸引装置部13を停止させる。また、アーム6を支
柱5に沿って上昇させることにより、穴Hからビット9
を引き抜く。
【0030】このように、ビット9による穴あけ時、切
粉Aが発生するが、その切粉Aを切粉吸引装置10によ
って強制的に吸引することにより、ビット9の穴あけ作
業に何等支障をきたすことがないので、穴あけ作業を、
所望の深さに達するまで継続的に行うことができ、穴あ
け作業を容易にかつ確実に行うことができる。しかも、
穴あけ作業に伴って発生する塵埃をも吸引することがで
きるので、穴あけ作業現場周辺の環境を汚染することも
ないものである。
【0031】また、駆動機構7としてインバータモータ
を有していると、該モータの回転数を制御し、ビット9
の回転数を調整することにより、発生する切粉Aの粒度
を小さくすることができ、それによって切粉Aを切粉吸
引装置10によって確実に吸引させることができるの
で、吸引効果が極めて有効となる。
【0032】さらに、本穴あけ装置においては、ビット
9を取り囲む吸引カバー11と、この吸引カバー11に
ホース12を介し接続された吸引装置部13とからなる
切粉吸引装置10を有しているので、簡単な構成で切粉
Aを確実に吸引することができる。
【0033】またさらに、本穴あけ装置においては、ビ
ット9が回転することにより、その穿孔コアビット97
のチップ96及び掘削ビット92の先端面92aの各チ
ップ93、94、95、96が協動して穴を形成し、し
かも穴あけに伴うコア芯が形成されることがないので、
コア芯を取り除くなどのはつり作業が不要となり、ま
た、冷却水等を用いることなく穴を形成する乾式タイプ
であるので、穴あけ現場が汚れたりするということもな
い。
【0034】図7〜図9は本発明による穴あけ装置の他
の実施形態を示している。この場合は、ビット9による
切削時に発生する切粉Aを、エア供給装置20と切粉吸
引装置10とにより強制的に除去するようにしたもので
ある。
【0035】本実施形態において、エア供給装置20は
図7に示すように、エア供給装置部21に接続されたエ
アホース22の先端が回転軸8に接続されている。そし
て、図9に示すように、エアが回転軸8及びビット9を
通過し、該ビット9における掘削ビット92の先端面9
2aから路面Rに吹き出すことにより、クロスチップ9
4、ボタンチップ95の切削によって生じる切粉Aを空
間部99方向に吹き飛ばし、その吹き飛ばした切粉Aが
アダプタ91の上部排出孔91Aから切粉吸引装置10
によって吸引し、除去できるようにもしている。
【0036】そのため、エア供給装置20は、コンプレ
ッサー等からなるエア供給装置部21と、その吹き出し
側に接続されたエアホース22とからなり、エアホース
22の先端が駆動機構7の回転軸8にロータリジョイン
トを介し接続されている。一方、回転軸8には図8及び
図9に示すように、エアを流通し得るよう軸方向に沿う
空気路8aが形成されている。さらには、ビット9もエ
アを流通し得るよう以下のように構成されている。
【0037】即ち、図8に示すビット9のアダプタ91
には、その上部に外部と内部とを連絡するよう垂直方向
に沿う上部排出孔91Aが形成されている。また、掘削
ビット92には、その上部に回転軸8の空気路8aと連
絡する流通路92Aが軸方向に設けられ、かつ該流通路
92Aの下部が複数に分岐して先端面92aに開口され
た分岐路92B、92Cが形成され、エア供給装置20
からのエアが回転軸8に送り込まれたとき、流通路92
A及び分岐路92B、92Cを経て路面Rに吹き付けら
れることにより、切削によって生じる切粉Aを空間部9
9方向に吹き上げさせ、かつアダプタ91の上部排出孔
91Aから外部に排出できるようにしている。
【0038】上記の構成であるので、穴あけ作業時、ビ
ット9が駆動されたときに、エア供給装置20及び切粉
吸引装置10もそれぞれ駆動されると、エア供給装置2
0のエア供給装置部21からエアが回転軸8の空気路8
aに送り込まれ、かつビット9内の掘削ビット92の流
路92A及び分岐路92B、92Cを流通することによ
り、掘削ビット92の先端面92aから路面Rに吹き付
け、切削によって生じる切粉Aを、ビット9内の穿孔コ
アビット97と掘削ビット92との間の空間部99に積
極的に排出させ、排出された切粉A及び塵埃を切粉吸引
装置10が吸引することにより、切粉Aを除去すること
ができる。
【0039】上記穴あけ時、形成すべき穴Hが深くなる
と、穿孔コアビット97の排出孔97bが路面Rに埋も
れることから、空間部99内の切粉Aを排出できなくな
るおそれがあるが、前述の如く、アダプタ91に上部排
出孔91Aが設けられているので、この上部排出孔91
Aから空間部99内の切粉Aを吸引し、除去することが
できる。従って、本実施形態によれば、形成すべき穴H
が深い場合、即ち、穿孔コアビット97の排出孔97b
の位置より深い穴Hをあける場合には、アダプタ91の
上部排出孔91Aから外部に切粉Aを吸引し、除去する
ことができるので、前記一実施形態に比較すると、深い
穴Hにも容易に対処することができ、また切粉Aの除去
を確実に行うことができるものである。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の穴あけ
装置によれば、下記の効果を得ることができる。請求項
1記載の穴あけ装置によれば、ビットによる穴あけ時、
切粉が発生するが、その切粉を吸引装置部によって強制
的に吸引することにより、ビットの穴あけ作業に何等支
障をきたすことがないので、穴あけ作業を、所望の深さ
に達するまで継続的に行うことができ、穴あけ作業を容
易にかつ確実に行うことができる。しかも、穴あけ作業
に伴って発生する塵埃をも吸引することができるので、
穴あけ作業現場周辺の環境を汚染することもない。
【0041】請求項2記載の穴あけ装置によれば、ビッ
トの特に掘削ビットによって路面を削り取った際の切粉
を空間部から排出孔を介して穿孔コアビットの外部へ確
実に吸い出して回収することができ、穴あけ作業をさら
に確実に行うことができる。
【0042】請求項3記載の穴あけ装置によれば、エア
供給装置部からのエアが、掘削ビットの先端面から吹き
出すことにより、切削によって生じる切粉を空間部から
排出孔を介して外部へ積極的に排出させることができ
る。そのため、排出された切粉及び塵埃を吸引装置部が
吸引することにより、発生する切粉を確実に除去でき、
従って、エアと吸引とを利用するので、発生する切粉を
いっそう確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による穴あけ装置の一実施形態を示す
全体斜視図である。
【図2】 穴あけ装置に用いるビットを示す左半分断面
の正面図である。
【図3】 ビットにおける掘削ビットの底面図である。
【図4】 ビットにおけるアダプタと穿孔コアビットと
を示す分解図である。
【図5】 穴あけ装置に適用した切粉吸引装置を示す、
穴あけ作業開始時の説明図である。
【図6】 穴あけ作業の状態を示す説明図である。
【図7】 本発明による穴あけ装置の他の実施形態を示
す全体斜視図である。
【図8】 回転軸とビットとにおけるエアの流通路を示
す説明図である。
【図9】 穴あけ作業の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
7…駆動機構 8…回転軸 9…ビット 10…切粉吸引装置 11…吸引カバー 13…吸引装置部 20…エア供給装置 21…エア供給装置部 91A…上部排出孔 92…掘削ビット 92A…流通路 97…穿孔コアビット 97b…排出孔 99…空間部 H…穴 R…路面
フロントページの続き (72)発明者 久田 仁也 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内 (72)発明者 川原 剛 神奈川県横浜市都筑区佐江戸町681 日本 ダイヤモンド株式会社内 Fターム(参考) 3C069 AA04 BA09 DA05 DA07 EA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートやアスファルトからなる路
    面に穴を形成する穴あけ装置であって、 先端面に複数の硬質刃体を有した掘削ビットの周囲を包
    囲するように、先端部に硬質刃体を有する穿孔コアビッ
    トが設けられたビットと、該ビットを覆う吸引カバー
    と、該吸引カバーに接続されて前記ビットにて発生した
    切粉を吸引する吸引装置部とを有することを特徴とする
    穴あけ装置。
  2. 【請求項2】 前記ビットの前記掘削ビットと前記穿孔
    コアビットとの間には、前記硬質刃体による路面の掘削
    時に発生した切粉を収容する空間部が設けられ、 該空間部と外部とを連通し、前記空間部内の切粉を外部
    へ排出する排出孔が形成され、 前記吸引装置部は、前記空間部内の切粉を、前記排出孔
    を介して前記吸引カバーから吸引することを特徴とする
    請求項1記載の穴あけ装置。
  3. 【請求項3】 前記掘削ビットには、後端部から先端面
    に連通する流通路が形成され、該流通路を介して掘削ビ
    ットの先端面からエアを吹き出させるエア供給装置部を
    有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    穴あけ装置。
JP2000165111A 2000-06-01 2000-06-01 穴あけ装置 Pending JP2001341123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000165111A JP2001341123A (ja) 2000-06-01 2000-06-01 穴あけ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000165111A JP2001341123A (ja) 2000-06-01 2000-06-01 穴あけ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001341123A true JP2001341123A (ja) 2001-12-11

Family

ID=18668636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000165111A Pending JP2001341123A (ja) 2000-06-01 2000-06-01 穴あけ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001341123A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118501A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Tosei Kensetsu Kk 穿孔ビット装置及び穿孔機
CN114589818A (zh) * 2022-04-18 2022-06-07 南通冠坤数控机床有限公司 一种全自动石墨加工用深孔钻床用排屑清理系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118501A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Tosei Kensetsu Kk 穿孔ビット装置及び穿孔機
CN114589818A (zh) * 2022-04-18 2022-06-07 南通冠坤数控机床有限公司 一种全自动石墨加工用深孔钻床用排屑清理系统
CN114589818B (zh) * 2022-04-18 2024-05-14 南通冠坤数控机床有限公司 一种全自动石墨加工用深孔钻床用排屑清理系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2400093A1 (en) Horizontal directional drilling in wells
CN1443267A (zh) 切削工具及其使用方法
WO2018052118A1 (ja) コアドリル
WO2003002320A1 (fr) Outil, dispositif et procede de forage
US5382121A (en) Drill bit for use in concrete and asphalt
JP2009196018A (ja) 切削装置
JP2003011115A (ja) 穿孔装置及びそれを用いた穿孔工法
JP2001341123A (ja) 穴あけ装置
JP2001349167A (ja) 道路鋲設置乾式掘削孔コアカッター
JP2002097884A (ja) ビットおよび掘削装置
JPH04101811A (ja) 穿孔方法
JP2002295158A (ja) ロックホールドリル
JP2001090022A (ja) 穴あけ加工方法
JP2019055574A (ja) 集塵型穿孔機のスイベル装置
JP3887281B2 (ja) 大口径掘削装置およびその工法
JPH03156091A (ja) コアビット
JPH07290444A (ja) ダイヤモンドコアビット
JPH08120950A (ja) 建物の解体方法および塵埃除去装置
JP2007118501A (ja) 穿孔ビット装置及び穿孔機
JP3132700U (ja) ボーリングマシン
JP2003127132A (ja) 掘削工具および掘削方法
JP2001342786A (ja) ビット
JPH08238617A (ja) 乾式穿孔用ダイヤモンドドリルビット
JP2515111Y2 (ja) ダイヤモンドドリル
JP2504802Y2 (ja) ダイヤモンドコアドリル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100105