JP2001341092A - 多関節ロボットおよび多関節ロボットの位置教示方法 - Google Patents

多関節ロボットおよび多関節ロボットの位置教示方法

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JP2001341092A JP2000166262A JP2000166262A JP2001341092A JP 2001341092 A JP2001341092 A JP 2001341092A JP 2000166262 A JP2000166262 A JP 2000166262A JP 2000166262 A JP2000166262 A JP 2000166262A JP 2001341092 A JP2001341092 A JP 2001341092A
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articulated robot
driving
torque
robot
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Koji Yamabuchi
浩二 山渕
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Abstract

(57)【要約】 【課題】減速比の大きい多関節ロボットであっても手動
による位置教示を行うことができ、しかも突発的に加わ
る外力に対してもロボットが破損したり、人間へ危険を
及ぼすことがなく、ホームユースとしても安全性が高い
多関節ロボット及びそのロボットの位置教示方法を提供
する。 【解決手段】多関節ロボットは、各関節部にその関節部
を動作させるための駆動力を供給する駆動手段と、その
駆動力から所望の回転速度が得られるよう予め所定の減
速比が設定された減速機構と、外力によってリミッタト
ルクを発生させることにより、その関節部を駆動手段に
対して任意に変位可能とするトルクリミッタ機構と、各
関節部の曲げ角度を検出する位置検出手段とを設ける構
造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間と共存する多
関節型のロボットの構造及びその多関節ロボットの位置
教示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロボットにおける位置教示は、数
値デ−タを直接入力するか、あるいはロボットが動作し
ていない状態で、ロボットを教示したい位置まで手動で
動かし、ロボットの位置センサの値を読み取り、それを
デ−タとして必要に応じて加工し記憶するという方法が
行われてきた。しかし、多関節ロボットにおいては、各
部品の加工精度や組み立て精度上、すべての位置デ−タ
の数値デ−タを入力することは困難であることから、手
動による動作位置の教示(ダイレクト教示)が行われる
ことが多い。しかし、このダイレクト教示では、関節数
がさらに多いロボットの場合、困難になる。すなわち、
サーボを切った状態で何箇所もの関節の位置を手動で調
整し、ロボットの自重も含めた外力に対し、所望の姿勢
を維持することが難しい。
【0003】この困難を解決する技術として、特開平1
1−77560号公報には、複数の動作部を連結する関
節部分に、この関節部分を介して連結されている複数の
相対位置関係を保持するブレーキ機構を備えたものが開
示されている。このブレーキ機構によって操作者が直接
動かして動作させようとする動作部に関連する関節部分
における動作部の相対位置関係の保持を解除するように
なっている。この構成により、上記任意の動作部につい
て簡単にその相対位置関係を変えることができ、その他
の複数の動作部を連結する関節部分では、ブレーキ機構
が働き、その関節部分における複数の動作部の相対位置
関係を保持することができる。このように、特開平11
−77560号公報に記載の技術では、操作者が任意の
動作部の相対位置関係の変更を行い、その任意の動作部
の位置を教示することを、多関節ロボットの姿勢を崩さ
ずに簡単に行えるものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
11−77560号公報に記載の技術において、関節部
を手動で動かすこと、すなわち、従動側から駆動側を動
かすことは必ずしも可能であるとは言えない。例えば、
関節を駆動するモータの減速比が大きくなった場合、モ
ータの軸受け負荷が大きく、またディテントトルク(コ
ギング)等によって関節部を動かすことは困難となる。
また、モータの減速比が大きくない場合であっても、ウ
ォームギアなどの減速機構を用いた場合では従動側から
駆動側を動かすことはできない。一方、ゆっくりと従動
側から駆動側を動かすことができる程度に減速比が小さ
い場合では、位置教示を行うことは可能であるが、モー
タのロータイナーシャのため急激に動かすことはできな
い。従って、大きな外力が瞬間的にかかった場合には、
関節部を破損するおそれがある。
【0005】本発明はこれらの問題点を解決するために
なされたものであり、減速比の大きい多関節ロボットで
あっても手動による位置教示を行うことができ、しかも
突発的に加わる外力に対してもロボットが破損したり、
人間へ危険を及ぼすことがなく、ホームユースとしても
安全性が高い多関節ロボット及びそのロボットの位置教
示方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、本発明の多関節ロボットは、複数の関節部を備
えており、その関節部にそれぞれ、当該関節部を動作さ
せるための駆動力を供給する駆動手段と、その駆動力か
ら所望の回転速度が得られるよう予め減速比が設定され
た減速機構と、外力によってリミッタトルクを発生させ
ることにより、当該関節部を上記駆動手段に対して任意
に変位可能とするトルクリミッタ機構と、各関節部の曲
げ角度を検出する位置検出手段とが設けられていること
によって特徴付けられている。
【0007】この構成により、トルク値の調整が可能に
なり、大きな減速比である場合でも手動による位置教示
を行うことができる。また、部品精度や組立精度にばら
つきがあった場合でも、適切なトルク値に設定すること
ができる。また、例えば、トルク値を関節部や減速機構
の破損が発生する限界のトルク値以下に設定すれば、急
激な外力が加わった場合でも、ロボットの破損を防ぐこ
とができる。また、接触する可能性のある人間に対して
危険となるトルク値以下とすれば、ホームユースとして
も安全性の高いロボットとすることができる。
【0008】この多関節ロボットにおいて、上記減速機
構は、その駆動状態では外部からの力によって上記駆動
手段の駆動状態を変化させない減速比に設定されている
ことが好ましい。この構成とすれば、駆動状態では外力
からの影響をうけず、安定した駆動状態を維持できる。
【0009】また、上記減速機構に、ウォーム・ウォー
ムホイールを用いてもよい。
【0010】さらに、上記リミッタトルクは外部より調
整可能であることが好ましい。この構成とすれば、トル
ク値を外部から調整することができ、操作し易い。
【0011】また、上記位置検出手段は、ポテンション
メータあるいはロータリーエンコーダとすることができ
る。
【0012】この構成により、これらの位置検出手段の
いずれかが、関節部に直接設けられているので、関節の
曲げ角度を精度良く検出することができる。
【0013】また、本発明の多関節ロボットの位置教示
方法は、上記した本発明の多関節ロボットを用いて行う
ものであり、上記駆動手段の駆動を停止状態とした後、
任意の関節部を予め設定されたリミッタトルク値以上の
力で手動により動かし、その関節部の曲げ角度を上記位
置検出手段によって検出することにより、位置教示を行
うことによって特徴付けられている。
【0014】この構成により、駆動部の駆動如何に関わ
らず、関節部の位置情報を確実に得ることができ、手動
による位置教示を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。
【0016】図3は本発明の実施の形態の多関節ロボッ
トの外観図である。
【0017】この多関節ロボット1は、娯楽用4足歩行
ロボットであり、人間と同じ作業空間内で動作する種類
のものである。言い換えれば、人間と接触する可能性の
ある人間共存型ロボットであり、主にホームユースとし
て用いられる。このロボット1は4つの脚、すなわち、
左前脚10、右前脚20、左後脚30、右後脚40を有
し、それぞれの脚は3つの自由度をもつ構成である。例
えば、左前脚10においては、膝部の回転軸10Aを中
心としてロボット1に対して前後方向に、肩部の回転軸
10Bを中心としてロボット1に対して前後方向、回転
軸10Cを中心として左右方向にそれぞれ関節を曲げる
ことができる。他の脚についても同様に3つの自由度を
もって関節を曲げることができる。また、左右前脚1
0、20の回転軸10B,20Bおよび左右後脚30、
40の回転軸30B,40Bは同軸であり一致してい
る。また、頭部50では、回転軸50Aを中心にピッチ
動作を、回転軸50Bを中心に回転動作を、さらに回転
軸50Cを中心にロール方向に動作をさせることができ
る構成となっている。さらに尻尾部60については、回
転軸60Aを中心に上下方向に動作させることができ
る。
【0018】このように、ロボット1は、脚部において
はそれぞれ3つ(合計12)、頭部においては3つ、尻
尾部に1つの自由度(合計16)をもたせ、それぞれの
関節部をコントロールすることによって歩行をはじめと
する動物に似た動作をさせることができる。
【0019】これら16の自由度に対するコントロール
のための手段として、図1に示すように、それぞれの関
節部にその駆動源としてのモータ14、減速機構として
のギア列15a‥15e、関節の曲げ角度を検出するた
めのポテンションメータ19が設けられている。モータ
サイズおよびギア減速比については、それぞれの関節部
によって異なっており、その部位に応じてその駆動力お
よび回転速度が得られるようにモータおよびギア列が選
定されている。例えば、脚部の肩部における関節では胴
体を支えるためにモータの駆動力を大きくする必要があ
るが、尻尾部における関節では駆動力は小さくてよい。
【0020】図1は本発明の実施の形態に適用される関
節部のトルクリミッタ機構の構成を示す図であり、同図
(a)はその断面図、同図(b)はその側面図である。
【0021】腿に相当する脚部11と脛に相当する脚部
12は、回転軸13を中心として回転自在である。脚部
12には駆動モータ14、減速機構として中継ギア15
a,15b,15c,15d,15e、および位置検出
用のポテンションメータ19が設けられている。駆動モ
ータ14からの動力はピニオンギア14aから中継ギア
15aに伝えられ、中継ギア15b,15c,15d,
15eからなる減速機構を介して駆動ギア16に伝えら
れる。駆動ギア16はこの減速機構を介して脚部11の
突起部11aに取り付けられているので、モータ14が
取り付けられている脚部12は、図1(b)に示すよう
に脚部11に対してD方向に相対的に回転運動可能とな
る。一方、脚部11の突起部11aには回転軸13が強
固に固定されている。この突起部11aの滑り面11b
にはフェルト22を貼り付けた駆動ギア16がボス17
によって押さえつけられている。このボス17はボール
ベアリング18とともに回転軸13にスライド自在に嵌
められているが、調整ネジ21を締めることによって、
ボールベアリング18、ボス17とともに駆動ギア16
を滑り面11bに押さえることができる。このように、
調整ネジ21を締め付けることによって、駆動ギア16
と脚部11の滑り面11bとの間に大きな摩擦力が発生
し、リミッタトルクを発生させることができる構造とな
っており、これらにより、トルクリミッタ機構が構成さ
れている。つまり、調整ネジ21によって、所望のリミ
ッタトルクを設定できる。
【0022】なお、ボス17および調整ネジ21がボー
ルベアリング18と接する面には、段が設けられ、これ
らがボールベアリング18のインナーレースのみに当た
るようにし、アウターレースおよびシールドカバーには
当たらないようにしている。
【0023】また、回転軸13の一方の片側は調整ネジ
用にタップが切られているが、もう一方の片側には切り
欠きが設けられ、ポテンションメータ19の回転部に嵌
められている。従って、回転軸13は脚部11に固定さ
れているため、トルクリミッタ機構の動作如何にかかわ
らず、脚部11と脚部12とが相対的に回転した場合に
はポテンションメータ19によってその角度位置の検出
を行うことができる。
【0024】以上の構成により、ロボット動作中は勿
論、モータの非制御時であっても、ポテンションメータ
19からの関節の曲げ角度情報を得ることができ、手動
による位置教示を行うことができる。例えば、歩行に関
してのデータを作成する場合、トルクリミッタ機構を動
作させて手動で4本の脚に歩行に適切な角度を教示する
ことができる。この時の関節部のポテンションメータの
出力値をそれぞれ記録することによって、1つのフレー
ムとして各関節部のデータを得ることができ、簡単に歩
行データを作成することができる。
【0025】本実施例におけるモータ関節部のギア減速
比はおよそ1/100から1/500であり、ロボット
の動作に必要な駆動力および回転速度が得られるように
してある。従来技術では上記したように、この程度の減
速比、特に1/500近くになれば関節部を手動で動か
そうとしても減速機構における摩擦ロスや、モータのデ
ィテントトルク(コギング)により動かすのは難しい。
たとえ、手動で関節部を動かすことができる場合でも急
激な外力が加わった場合には、モータのロータイナーシ
ャのため瞬間的に回転することができない。しかし、本
実施の形態では上記したようなリミッタトルクの調整を
可能とするトルクリミッタ機構を設けておけば、急激な
外力によっても関節部を破損させるこなく即時に回転さ
せることができる。
【0026】ロボットは通常4本の脚で支えられ、たと
えロボットが伏せた状態から起き上がる場合でも常時2
本以上の脚で支えられる。従って、ほとんどの場合、脚
1本あたりロボット重量の半分以下の負荷しかかからな
い。このことから、こうした負荷に応じた大きさの関節
駆動トルクがロボットの動作に必要となる。さらに、床
面との摩擦やロボットのあらゆる姿勢を想定した場合、
安全率としては2以上することがが望ましく、これを満
たすようトルク値が設定されている。例えば、ロボット
の重量を1kgとし、脚の長さを40mmとした場合、
約0.4Nm以上の関節駆動トルクが要求される。従っ
て、このトルク値をリミッタトルク値に設定すれば、ロ
ボットの動作が行えるとともに、どのような減速機構を
用いても手動で位置教示を行うことができる。
【0027】また、人間共存型ロボットであるため、関
節部に手や指が入らないような構造とすることは当然で
あるが、動作時に手や指を挟んでしまうようなことがあ
った場合でも、人間に危険が及ばないリミッタトルク値
としておく必要がある。このようなトルク値とすれば指
を挟んだりする場所での危険が生じない。例えば、上記
0.4Nmのリミッタトルクであれば、回転軸より20
mm離れた位置で指を挟んでも20Nの力しかかからな
いため、大きな危険はない。しかし、同じリミッタトル
クであっても回転軸に近い位置の大きな力が発生するよ
うな箇所ではカバー等を設け、指を挟むなどの危険を回
避することが好ましい。特に、ロボットが大型になった
場合、必然的に駆動トルクも大きくする必要がある。こ
の場合、手が触れる部位に、指を挟んだ時にこれを検知
するセンサ等を設けることにより、安全性の高いロボッ
トとして機能させることができる。
【0028】なお、本実施の形態では、位置検出手段と
して電気抵抗式ポテンションメータを用いたが、これに
限ることなく、ホール素子型のものを用いてもよい。ま
た、アブソリュート型の磁気式あるいは光学式のロータ
リーエンコーダを用いることもでき、上記電気抵抗式ポ
テンションメータと同様に回転角度を検出することがで
きる。なお、インクリメント型のロータリーエンコーダ
を用いることも可能であるが、この場合、教示や動作を
させる前に、リミッタトルク機構の原点位置補正を行う
必要がある。
【0029】さらに、本実施の形態においては、トルク
リミッタ機構は摩擦を利用しており、摩擦板としては安
定性の高いフェルトを用いている。トルクリミッタ機構
は常時動作状態ではないため、簡単な構成としても構わ
ないが、トルクリミッタ機構に粘着による異常が発生し
た場合は事故につながる可能性もあるため、滑らせる部
分には信頼性の高い材料を用いることが望ましい。
【0030】また、本実施の形態の関節部では調整ネジ
21を外部から調整し、締付けトルクによってリミッタ
トルク値を調整することが可能となっているが、摩擦面
に圧力を加えるためのバネ等を組み込んだトルクリミッ
タ機構であってもよい。
【0031】なお、減速機構としては、図2に示すよう
なウォーム・ウォームホイール25を用いたものがあ
る。これはコストの観点から有益であるが、手動では全
く動かすことができないため、これに図1に示すような
トルクリミッタ機構を組み込むことで、簡単に手動によ
る位置教示を行うことができる。
【0032】以上の構成の本実施の形態の多関節ロボッ
トにおいては、その位置教示は以下方法によって行われ
る。
【0033】駆動モータ14の駆動を停止状態とした
後、任意の関節部(左前脚10、右前脚20、左後脚3
0、右後脚40の関節部)を予め設定されたリミッタト
ルク値以上の力で手動により動かし、その関節部の曲げ
角度をポテンションメータ19によって検出し、この検
出された出力値に基づいて、位置教示が行われる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の本発明の
多関節ロボットは、各関節部に、当該関節部を動作させ
るための駆動力を供給する駆動手段と、その駆動力から
所望の回転速度が得られるよう予め減速比が設定された
減速機構と、外力によってリミッタトルクを発生させる
ことにより、当該関節部を上記駆動手段に対して任意に
変位可能とするトルクリミッタ機構と、各関節部の曲げ
角度を検出する位置検出手段を設ける構成としたので、
トルク値の調整が可能になり、大きな減速比である場合
でも手動による位置教示を行うことができる。また、部
品精度や組立精度にばらつきを補償することができるの
で信頼性の高い多関節ロボットとすることができる。ま
た、突発的に加わる外力に対してもロボットが破損した
り、人間へ危険を及ぼすことがなくホームユースとして
も安全性が高い多関節ロボットとすることができる。
【0035】また、減速機構は、その駆動状態では外部
からの力によって駆動手段の駆動状態を変化させない減
速比に設定する構成とすれば、外力からの影響をうける
ことがなく、駆動状態を安定させることができる。
【0036】また、上記減速機構に、ウォーム・ウォー
ムホイールを用いた構成とした場合、コストを低減でき
る。
【0037】さらに、リミッタトルクを外部より調整可
能な構成とすれば、トルク値を外部から調整することが
できるので、操作し易く効率的である。
【0038】また、位置検出手段として、ポテンション
メータあるいはロータリーエンコーダとするした場合、
これらの位置検出手段のいずれかが、関節部に直接設け
られているので、関節の曲げ角度を精度良く検出するこ
とができ、位置教示を正確に行うことができる。
【0039】本発明の多関節ロボットの位置教示方法
は、上記した本発明の多関節ロボットを用い、駆動手段
の駆動を停止状態とした後、任意の関節部を予め設定さ
れたトルク値以上の力で手動により動かし、その関節部
の関節角度を上記位置検出手段によって検出することに
より、位置教示を行う構成としたので、関節部の位置情
報を確実に得ることができ、手動による位置教示を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される関節部のトル
クリミッタ機構の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に適用されるウォーム減速
機構を用いた構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の多関節ロボットの外観図
である。
【符号の説明】
1‥‥多関節ロボット 10A,10B,10C,20A,20B,30A,3
0B,30C,40A,50A,50B,50C,60
A、13‥‥回転軸 11、12‥‥脚部 14‥‥駆動モータ 14a‥‥ピニオンギア 15a,15b,15c,15d,15e‥‥中継ギア 16‥‥駆動ギア 18‥‥ボールベアリング 19‥‥ポテンションメータ 21‥‥調整ネジ 22‥‥フェルト 25‥‥ウォーム・ウォームホイール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F059 AA00 BA02 BB06 BC09 CA02 CA05 CA06 DA02 DA08 DB02 DB09 DC01 DC08 DD01 DD06 FA03 FA05 FB01 FB26 FB29 FC02 FC07 FC13 FC14 3F060 AA00 CA14 GA05 GA13 GB23 GB25 GC01 GC03 GD07 GD12 GD14 HA02 HA11 HA32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の関節部を備えた多関節ロボットで
    あって、その関節部にそれぞれ、当該関節部を動作させ
    るための駆動力を供給する駆動手段と、その駆動力から
    所望の回転速度が得られるよう予め減速比が設定された
    減速機構と、外力によってリミッタトルクを発生させる
    ことにより、当該関節部を上記駆動手段に対して任意に
    変位可能とするトルクリミッタ機構と、各関節部の曲げ
    角度を検出する位置検出手段とが設けられていることを
    特徴とする多関節ロボット。
  2. 【請求項2】 上記減速機構は、その駆動状態では外部
    からの力によって上記駆動手段の駆動状態を変化させな
    い減速比に設定されていることを特徴とする請求項1に
    記載の多関節ロボット。
  3. 【請求項3】 上記減速機構にはウォーム・ウォームホ
    イールが用いられていることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の多関節ロボット。
  4. 【請求項4】 上記リミッタトルクは外部より調整可能
    であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の
    多関節ロボット。
  5. 【請求項5】 上記位置検出手段は、ポテンションメー
    タあるいはロータリーエンコーダであることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の多関節ロボット。
  6. 【請求項6】 複数の関節部を備え、各関節部を動作さ
    せるための駆動力を供給する駆動手段と、その駆動力か
    ら所望の回転速度が得られるよう予め減速比が設定され
    た減速機構と、外力によってリミッタトルクを発生させ
    ることにより、当該関節部を上記駆動手段に対して任意
    に変位可能とするトルクリミッタ機構と、各関節部の曲
    げ角度を検出する位置検出手段が設けられた多関節ロボ
    ットの位置教示方法であって、上記駆動手段の駆動を停
    止状態とした後、任意の関節部を予め設定されたリミッ
    タトルク値以上の力で手動により動かし、その関節部の
    曲げ角度を上記位置検出手段によって検出することによ
    り、位置教示を行うことを特徴とする多関節ロボットの
    位置教示方法。
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