JP2001340734A - 分離膜支持体と分離膜に積層して使用されるスペーサー - Google Patents

分離膜支持体と分離膜に積層して使用されるスペーサー

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JP2001340734A
JP2001340734A JP2000164871A JP2000164871A JP2001340734A JP 2001340734 A JP2001340734 A JP 2001340734A JP 2000164871 A JP2000164871 A JP 2000164871A JP 2000164871 A JP2000164871 A JP 2000164871A JP 2001340734 A JP2001340734 A JP 2001340734A
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義紹 濱
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美保 高畑
Akihiro Okubo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造する純水に含まれる細菌等を極減する。 【解決手段】 分離膜支持体は、不織布の表面に半透膜
を付着している。不織布は、繊維を立体的に集合してな
る繊維集合シートを、熱圧加工して繊維の交点を結合し
て薄いシート状にしたものである。さらに、不織布は、
処理水に含まれる微生物を殺菌する抗菌繊維を含む。分
離膜支持体は、不織布に含まれる抗菌繊維が、処理水に
含まれる微生物を殺菌する状態で分離膜支持体に透過水
を透過させている。また、分離膜に積層して使用される
スペーサーにも抗菌繊維を使用すると、さらに効果があ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に半透膜が積
層されて分離膜となる不織布製の分離膜支持体と分離膜
に積層して使用されるスペーサーに関する。
【0002】
【従来の技術】分離膜の中で特に逆浸透膜は、水に含ま
れる各種のイオンに加えて、細菌やビールスも除去す
る。この特性が生かされて、水を透過させて純水を製造
する装置として使用される。逆浸透膜は、水に含まれる
塩素イオンやナトリウムイオン等のイオンを除去する。
このため、水道水を逆浸透膜に透過させると、塩素を除
去して飲用に適した水にできる。さらに、逆浸透膜は、
大腸菌やブドウ状球菌等の細菌も分離して除去できる。
また、極めて微細なビールスさえも除去できる。したが
って、水道水を逆浸透膜に透過させると、塩素や細菌を
含まない、極めて高品質な飲料水が得られる。
【0003】逆浸透膜を透過させて得られた純水は、飲
料水として使用され、あるいは医薬用の純水としても使
用され、あるいはまた食品工場においても使用されてい
る。このような用途に使用される純水を製造する装置と
して、逆浸透膜をスパイラルに卷いているスパイラル
型、逆浸透膜を円盤状にして積層している平膜型、さら
に逆浸透膜を細い筒状にした筒状型の装置が開発されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、開発されている
分離膜を使用して水を透過させる装置は、理想的な状態
で水を透過させるかぎり、高純度な純水を製造できる。
しかしながら、分離膜は、常に理想的な状態で使用され
るとは限らない。たとえば、分離膜に極めて微細なピン
ホールができると、脱塩ができないばかりか、細菌やビ
ールスがピンホールを透過する。分離膜は、不織布であ
る分離膜支持体の表面に半透膜を積層して形成している
ので、たとえば、不織布に起毛繊維があって、これが表
面にあると、ピンホール等の膜欠陥の原因となる。分離
膜自体にできるピンホールに限らず、たとえば、分離膜
を接着して袋状として内部に加圧水を供給して透過させ
る装置では、接着部分にピンホールができることもあ
る。分離膜は、液体を加圧して透過させる。このため、
加圧状態で使用されて、ピンホール等が発生しやすい。
また、分離膜を逆洗するときには、半透膜を不織布の表
面から剥離させる方向に圧力が加えられるので、半透膜
が不織布から離れやすくすることも、ピンホール発生の
原因となる。
【0005】以上のようにして、分離膜やその接着部分
にピンホールができると、ここを細菌やビールスが透過
する。透過した細菌等は純水に混合されて、急激に繁殖
して増殖する。とくに、純水は、殺菌力のある塩素が除
去されて細菌等の繁殖しやすい環境となっている。この
ため、分離膜は、細菌等の透過を確実に阻止することが
極めて大切である。しかしながら、分離膜を透過し、あ
るいは接着部分を透過する細菌等を皆無にすることは、
技術的には極めて難しい。また、細菌等が透過して純水
に混合する状態を、直ちに発見することも難しい。この
ため、純水に細菌等が含まれる状態で飲用水等に使用さ
れることがある。
【0006】本発明はこのような弊害を防止することを
目的に開発されたもので、製造する純水に含まれる細菌
等を極減できる分離膜支持体とこの分離膜に積層して使
用されるスペーサーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の分離膜支持体は
不織布であって、表面に半透膜を積層して分離膜とな
る。不織布は、湿式あるいは乾式で、繊維を立体的に集
合して繊維集合シートとし、この繊維集合シートを熱圧
加工して繊維の交点を結合して薄いシート状にしたもの
である。不織布は、処理水に含まれる微生物を殺菌する
抗菌繊維を含み、不織布に含まれる抗菌繊維が、透過す
る処理水に含まれる微生物を殺菌する。
【0008】この状態で処理水を透過させる分離膜支持
体は、透過水を抗菌繊維で殺菌する。本発明の分離膜支
持体は、不織布を構成している繊維の一部あるいは全体
を抗菌繊維で構成することを特徴としている。不織布の
表面を抗菌剤でコーティングしているのではない。不織
布を構成している繊維を抗菌繊維とし、抗菌繊維を含む
繊維を立体的に集合して、これを熱圧加工してシート状
に結合している。抗菌繊維を熱圧加工してなる不織布
は、繊維の交点を溶着している。この状態で繊維を結合
してなる不織布は、抗菌繊維の表面を直接に処理水に接
触させる。さらに、分離膜支持体を透過する透過水は、
抗菌繊維の間の微細な空隙を通過する。このため、細菌
等は、不織布を透過するときに、抗菌繊維に接触して確
実に死滅される。
【0009】さらに、本発明の分離膜支持体は、不織布
の繊維に抗菌繊維を使用して、これを熱圧加工してシー
ト状にしているために、不織布で細菌等を有効に殺菌で
きるにもかかわらず、不織布の表面が緻密になったり、
あるいは、不織布の密度が高くなることもない。分離膜
支持体に使用される不織布は、表面が緻密になって密度
が高くなると、表面に接着する半透膜の接着強度が低下
してしまう。それは、半透膜を構成する製膜液が、不織
布の繊維間に有効に浸透しなくなって、半透膜の投錨効
果による接着強度が低下するからである。
【0010】また、本発明の分離膜支持体は、抗菌繊維
を含む繊維を熱圧加工してシート状に加工している。こ
のため、抗菌繊維で細菌等を殺菌できるにもかかわら
ず、半透膜の接着強度が低下することもない。
【0011】さらに、本発明の分離膜支持体は、好まし
くは、抗菌繊維として、銀イオンを担持するアクリル系
繊維を使用する。この抗菌繊維は、たとえば、0.2〜
0.6重量%の銀イオンを含有する。
【0012】さらに、本発明の分離膜支持体は、好まし
くは、1〜80重量%の抗菌繊維で不織布を製作する。
さらに、好ましくは、不織布は抗菌繊維を2〜60重量
%とし、さらに好ましくは抗菌繊維を5〜50重量%と
し、最適には抗菌繊維を20〜40重量%としている。
【0013】さらに、本発明の分離膜に積層されて、分
離膜の間に処理水の通過隙間を設けるスペーサーは、繊
維を交点で結合して、繊維の間に処理水を通過させる空
隙を有するシートである。このスペーサーのシートを構
成している繊維は、処理水に含まれる微生物を殺菌する
抗菌繊維を含み、シートの抗菌繊維でもって、通過隙間
を通過する処理水に含まれる微生物を殺菌する。
【0014】スペーサーの抗菌繊維は、好ましくは、銀
イオンを担持するアクリル繊維で、このアクリル繊維
は、たとえば、0.2〜0.6重量%の銀イオンを含有
する。
【0015】さらに、本発明のスペーサーは、好ましく
は、1〜80重量%の抗菌繊維でシートを製作する。さ
らに、好ましくは、シートは抗菌繊維を2〜60重量%
とし、さらに好ましくは抗菌繊維を5〜50重量%と
し、最適には抗菌繊維を20〜40重量%としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための分離膜支持体と分離膜に
積層して使用されるスペーサーを例示するものであっ
て、本発明は分離膜支持体とスペーサーを下記のものに
特定しない。
【0017】本発明の分離膜支持体は不織布で、表面に
半透膜を積層、接着して分離膜とする。不織布は、繊維
を湿式あるいは乾式で立体的に集合して繊維集合シート
とし、この繊維集合シートを熱圧加工して繊維の交点を
結合して薄いシート状にしたものである。
【0018】不織布は、乾式、湿式等の各種製法で製造
される。不織布に使用する繊維は、主体繊維とバインダ
ー繊維とからなる。主体繊維は、一部あるいは全体を抗
菌繊維としている。不織布の繊維に使用される抗菌繊維
の割合は、たとえば、1〜80重量%、好ましくは2〜
60重量%、さらに好ましくは5〜50重量%、最適に
は20〜40重量%とする。抗菌繊維の添加量が1重量
%よりも少ないと十分な抗菌作用がなく、反対に80重
量%よりも多いとバインダー繊維の使用量が少なくなっ
て、繊維を十分な強度で結合できなくなる。このため、
抗菌繊維の使用量は、抗菌作用と不織布としての強度を
考慮して前述の範囲で最適値とする。主体繊維に添加さ
れるバインダー繊維の添加量は、繊維全体の20〜80
重量%とする。
【0019】抗菌繊維には、たとえば、日本エクスラン
工業株式会社製のNX−85を使用する。この抗菌繊維
は、特開平7−243169号公報に記載されるもの
で、アクリル繊維に銀イオンを担持させたものである。
銀の含有量は0.2〜0.6重量%である。抗菌繊維
は、銅イオンを担持させたものも使用できる。抗菌繊維
には、以上の繊維以外に、処理水に接触して細菌等を殺
菌できる全ての繊維を使用できる。
【0020】抗菌繊維に添加される主体繊維とバインダ
ー繊維は、好ましくは、ポリエステル、ポリオレフィ
ン、ナイロン、アラミド、ポリフェニレンサルファイド
等の合成繊維を使用する。合成繊維である、ポリエステ
ル、ポリオレフィン、ナイロン、アラミド、ポリフェニ
レンサルファイド等の熱可塑性繊維をバインダー繊維と
して使用すると、熱圧加工して不織布繊維を交点で結合
できる。主体繊維として抗菌繊維に添加される繊維に
は、ポリエステルが最適である。機械的強度、耐薬品
性、熱加工適性、コスト等の総合的な見地から、不織布
として最も優れているからである。さらに、ポリエステ
ル繊維であって、低融点繊維あるいは未延伸繊維は、バ
インダー繊維として使用できる。
【0021】抗菌繊維と主体繊維とバインダー繊維は、
長さをたとえば、2〜30mm、好ましくは、3〜15
mmとする。さらに、不織布は、繊維集合シートを熱圧
加工して、単位面積の重量を20〜120g/mのシ
ート状とする。
【0022】不織布は、好ましくは、湿式法で製造され
る。それは、湿式で製造された不織布は、全体を均一に
製造できるからである。ただし、乾式その他の方法で製
造した不織布も使用できるのは、いうまでもない。
【0023】熱圧加工して製作された不織布は、繊維に
よって、均一に分布した多くの微細な空隙を有する。こ
の空隙は、半透膜を製膜するための溶液を、支持体の内
部に適度に浸透させて、投錨効果による膜接着強度を向
上させる。不織布は、空隙を理想的な状態として、投錨
効果で半透膜の接着強度を向上させ、さらに、製膜面の
起毛による半透膜のピンホールを解消するために、繊維
の太さと、嵩密度と、通気度を特定された範囲に制限す
る。
【0024】不織布は、太さを0.1〜20デニールと
する繊維を、60重量%以上含む不織布で構成してい
る。熱圧加工された不織布の嵩密度は、不織布を構成し
ている繊維の平均比重に対して、50〜70%である。
【0025】不織布は、面積当たりの重量を同じとし
て、不織布を構成する単繊維の長さを同じとする場合、
太い繊維の比率を多くすると、面積当りの繊維本数が減
少する。このため、通気性が増加し、製膜液の浸透もよ
くなるが、大きな空隙が不均一に存在するために、浸透
むらが生じ、部分的に裏抜けを生じたり、半透膜の欠陥
となる場合がある。不織布の均一性を得るために、不織
布を構成する繊維は、太さを0.1〜20デニールとす
るものを60重量%以上含む。不織布の繊維を、0.1
デニールよりも細くすると、空隙が小さくなって製膜液
の浸透性が悪くなり、半透膜の接着強度が低下する。反
対に不織布繊維が20デニールよりも太くなると、製膜
液の浸透はよくなるが、浸透むらが生じて、部分的に裏
抜けを生じ、半透膜の欠陥となる。不織布の通気度は
0.5〜6cc/cm/secのものが分離膜支持体
として膜の接着強度、裏抜け防止の面で適している。
【0026】繊維を立体的に集合している繊維集合シー
トは、熱圧加工して、目的とする嵩密度、通気度、表面
性、強度等に調整された不織布とする。熱可塑性繊維を
集合している繊維集合シートは、熱圧加工されるとき
に、繊維の交点が結合されて、薄いシート状に加工され
る。不織布は、繊維集合シートを熱圧加工するときの圧
力と温度と時間で嵩密度を調整する。不織布は、繊維集
合シートを熱圧加工する圧力と温度を高くして、押圧時
間を長くすると、嵩密度が大きくなる。反対に、熱圧加
工する圧力と温度を低くして押圧時間を短くすると、不
織布の嵩密度は小さくなる。
【0027】不織布は、2本のロールに挟んで移送さ
れ、連続的に熱圧加工されて分離膜支持体となる。2本
のロールは、一方あるいは両方を熱ロールとして、熱ロ
ールの温度と、ロールの挟着力と、不織布の移送速度、
すなわち、押圧時間を調整して、熱圧加工する程度を制
御する。熱ロールは、たとえば、表面温度を200〜2
50℃として不織布を構成する繊維のうち熱可塑性繊維
を溶融して結合する。不織布を熱圧加工する時間は、不
織布の移送速度と、熱ロールの直径で決定される。速度
を遅くして、熱ロールの直径を大きくすると、不織布を
熱圧加工する時間は長くなる。たとえば、不織布を熱圧
加工する熱ロールは、外径を100cmφとして、不織
布の移送速度を、20〜100m/分とする。
【0028】熱圧加工工程において、熱圧加工された不
織布の嵩密度は、不織布を構成する繊維の平均比重に対
して、好ましくは50〜70%とする。熱圧加工された
不織布の嵩密度を、構成繊維平均比重の50%未満にす
ると、繊維間の結合が不十分となって、強度が弱くな
り、反対に嵩密度を構成繊維平均比重の70%を超える
まで強く熱圧加工すると、強度は向上するが、非常に緻
密な構造となって、半透膜となる製膜液が空隙に浸透し
難く、また空隙の容積も少なくなるため、製膜液の投錨
効果による膜接着力が低下するからである。
【0029】以上のようにして製造された不織布は、表
面に半透膜を積層して接着する。半透膜には、分離膜支
持体用の半透膜として現在使用され、あるいはこれから
開発されるものが使用される。
【0030】図1は不織布に半透膜を積層する装置を示
す。この図の装置は、不織布1をドラム2に沿って回転
させながら、上面にキャスト液3を膜状に付着させる。
キャスト液3は、ドラム2の上方に配設されたホッパー
4に充填している。ホッパー4は、不織布1との境界か
らキャスト液3が漏れないように、下端を不織布1の表
面に接近させている。
【0031】不織布1のキャスト液3を硬化させるため
に、ドラム2に沿って不織布1をゲル化槽5に導入す
る。ゲル化槽5に導入された不織布1は、ドラム2から
離れて、ゲル化槽5に浸漬される。
【0032】キャスト液3には、ポリサルフォンを約1
6.5重量%の濃度で、N,N−ジメチルホルムアミド
(DMF)に溶解したものが使用できる。このキャスト
液3は水に接触すると、ポリサルフォンがゲル化して固
まる性質を持つため、水を入れたゲル化槽5に浸漬して
ゲル化させる。図の装置は、ゲル化槽5で、不織布1に
塗布しているキャスト液3をゆっくりと凝固させる。そ
の後、ゲル化槽5を通過した不織布1は、浸漬槽6に浸
漬し、残留しているDMFを洗浄しながら凝固させる。
以上のようにして、不織布1の表面に20〜100μm
のポリサルフォン層を設ける。
【0033】その後、ポリサルフォン層の表面に活性層
をコーティングして、不織布に半透膜を積層した分離膜
支持体を製造する。活性層には用途に応じて、酢酸セル
ロース等のセルロース系、ポリアミド系、ポリイミド系
等が使用される。活性層は、ポリサルフォン層よりも薄
く付着される。
【0034】分離膜9は、図2に示すように、スペーサ
ーを介して積層される。スペーサーは、分離膜9の間に
処理水の通過隙間を設けるために積層される。スペーサ
ーは、加圧液を供給するための通過隙間を設ける原液側
スペーサー7と、分離膜9を透過した処理水を通過させ
る通過隙間を設ける透過液側スペーサー8とがある。ス
ペーサーは、繊維を交点で結合して、繊維の間に処理水
を通過させる空隙のある構造のシートである。この構造
のシートは、原液側スペーサー7と透過液側スペーサー
8を同じ構造とすることもできるが、好ましくは、原液
側スペーサー7を網目構造として、透過液側スペーサー
8を編地とする。
【0035】図2において、網目構造の原液側スペーサ
ー7は、通過隙間に供給される原液の乱流促進材として
作用する。このため、この構造の原液側スペーサー7を
使用すると、濃度分極が起こり難くなり、どの部分でも
膜面流速を均一にできる特長がある。このため、原液の
汚れに伴うつまり等の発生が少なく、良好な分離膜特性
が得られる。
【0036】適用用途の原液の性状に応じて、原液側ス
ペーサー7の厚み、網目形状などが決定される。この構
造の原液側スペーサー7は、通常、厚さを0.5〜2.
0mmとする合成繊維製のネットが使用される。合成繊
維は、抗菌繊維と、ポリプロピレン繊維あるいはポリエ
チレン繊維である。スペーサーの網目形状は、分離膜処
理装置の性能に大きく関与する。例えば、シートを形成
する繊維を太くすると、通過隙間を広くできるが、モジ
ュールの充填密度が低下して、分離膜の面積が小さくな
る。繊維間の隙間を小さくして、空隙率を小さくして
も、有効膜面積が小さくなって流量が低下するので、こ
れ等の要求される特性を考慮して最適値に設計する。
【0037】透過液側スペーサー8は、分離膜9を透過
した処理液を、分離膜支持体10の間に効率よく流すた
めに、分離膜支持体10の間に配設される。この透過液
側スペーサー8は、好ましくは、厚さを0.2〜1.0
mmとする合成繊維製の編地を使用する。透過液側スペ
ーサー8は、一般的には編地に、メラミン樹脂やエポキ
シ樹脂等を含浸した後、熱硬化して製造できる。
【0038】原液側スペーサー7や透過液側スペーサー
8をシート状としている繊維は、たとえば、1〜80重
量%、好ましくは2〜60重量%、さらに好ましくは5
〜50重量%、最適には20〜40重量%とする。抗菌
繊維の添加量が1重量%よりも少ないと十分な抗菌作用
がなく、反対に80重量%よりも多いと、原料コストが
高くなると共に、スペーサーとしての強度が低下する。
このため、抗菌繊維の使用量は、抗菌作用とスペーサー
としての強度を考慮して前述の範囲で最適値とする。
【0039】抗菌繊維には、分離膜支持体と同じよう
に、たとえば、日本エクスラン工業株式会社製のNX−
85を使用する。この抗菌繊維は、特開平7−2431
69号公報に記載されるもので、アクリル繊維に銀イオ
ンを担持させたものである。銀の含有量は0.2〜0.
6重量%である。抗菌繊維は、銅イオンを担持させたも
のも使用できる。抗菌繊維には、以上の繊維以外に、処
理水に接触して細菌等を殺菌できる全ての繊維を使用で
きる。
【0040】
【実施例】[実施例1]本発明の分離膜支持体に使用す
る不織布は、以下の方法で製造する。 繊維集合シートを製造する工程 湿式法で繊維集合シートを製造する。繊維には、平均長
さを3〜5mmとするポリエステル繊維と抗菌繊維とを
用いる。ポリエステル繊維は、1.5デニールと3デニ
ールの主体繊維と、未延伸バインダー繊維を使用する。
バインダー繊維の混合率は、繊維全体の40重量%とす
る。抗菌繊維には、日本エクスラン工業株式会社製のN
X−85として市販されている抗菌アクリル繊維を使用
し、抗菌繊維の混合率を繊維全体の40重量%とする。
この抗菌繊維は、0.45重量%の銀イオンを担持して
いる。
【0041】湿式法による不織布の製造においては、製
紙機械としてすでに湿式の不織布製造装置に使用されて
いる長網抄紙機、円網抄紙機、傾斜金網等を利用する。
繊維の分散が良いこと、配向性の調整が容易であること
等の点からすると、傾斜金網を使用する装置が最適であ
る。以上の装置と繊維を使用して、単位面積に対する重
量を70g/mとする不織布を製造する。
【0042】 繊維集合シートを熱圧加工する工程 抄紙機で製造した不織布を、熱圧処理により、嵩密度、
通気度を調整する。熱圧処理は、原紙製造と別ラインで
あってもよいが、同一ラインで一貫生産とすることもで
きる。通常連続的な処理は、加熱された金属製の熱ロー
ルと、ある程度の弾性を有する加圧ロール間に不織布を
通過させることにより行われる。
【0043】以上の工程で、厚さを89μm、嵩密度を
0.79g/cm、通気度を4cc/cm/se
c、嵩密度/繊維比重を61%とする不織布が得られ
た。
【0044】[実施例2]さらに、本発明の分離膜支持
体に使用する不織布は、以下の方法で製造する。 繊維集合シートを製造する工程 湿式法で繊維集合シートを製造する。繊維集合シート繊
維には、平均長さを5mmとするポリエステル繊維と実
施例1で使用したのと同じ抗菌アクリル繊維を用いる。
抗菌繊維の配合率を繊維全体の20重量とする。ポリエ
ステル繊維は、1.5デニールと3デニールの主体繊維
と未延伸バインダー繊維を使用する。バインダー繊維の
混合率は、繊維全体の40重量%とする。ポリエステル
繊維の加重平均密度は1.38である。これ等の繊維を
使用して、傾斜金網で単位面積に対する重量を70g/
とする繊維集合シートを製造する。
【0045】 繊維集合シートを熱圧加工する工程 抄紙機で製造した繊維集合シートを、熱圧処理により、
嵩密度、通気度を調整する。熱圧処理は、実施例1と同
じように、加熱された金属製の熱ロールと、ある程度の
弾性を有する加圧ロール間に繊維集合シートを通過させ
ることにより行われる。
【0046】以上の工程で、厚さを84μm、嵩密度を
0.83g/cm、通気度を2cc/cm/se
c、嵩密度/繊維比重を60%とする不織布が得られ
た。
【0047】[実施例3]原液側スペーサー7を以下の
ようにして製作する。合成繊維として、抗菌繊維を30
重量%、ポリプロピレン繊維を70重量%使用して、網
目形状に作製した。合成繊維には、日本エクスラン工業
株式会社製のNX−85として市販されている抗菌アク
リル繊維を使用する。ポリプロピレン繊維の間に抗菌繊
維を配設して、これを碁盤格子状のネットとし、繊維の
交点を結合して、厚さを0.7mm、空隙率を73%と
するスペーサーを製作する。
【0048】[実施例4]透過液側スペーサー8を以下
のようにして製作する。30重量%の抗菌繊維と、70
重量%のポリエステル繊維を編組して編地とし、熱ロー
ルで加熱して、繊維の交点を結合して、熱さを0.28
mmとするシート状に加工する。抗菌繊維には、原液側
スペーサー7と同じように、日本エクスラン工業株式会
社製のNX−85として市販されている抗菌アクリル繊
維を使用する。
【0049】
【発明の効果】本発明の分離膜支持体やスペーサーは、
製造する純水に含まれる細菌等を極減できる特長があ
る。それは、本発明の分離膜支持体が、処理水に含まれ
る微生物を殺菌する抗菌繊維を含む不織布の表面に半透
膜を付着し、また本発明のスペーサーが、抗菌繊維を含
む繊維をシート状に加工しているからである。この分離
膜支持体やスペーサーは、不織布やシートに含まれる抗
菌繊維が、処理水に含まれる微生物を殺菌しながら、処
理水を透過させるので、製造する純水に含まれる細菌等
を極減できる。
【0050】とくに、本発明の分離膜支持体やスペーサ
ーは、不織布やシートの繊維表面を抗菌剤でコーティン
グするのではなく、不織布やシートを構成している繊維
の一部あるいは全体を抗菌繊維で構成している。不織布
は、抗菌繊維を含む繊維を立体的に集合して、これを熱
圧加工によってシート状に結合して繊維の交点を溶着し
ている。この状態で繊維を結合してなる不織布は、抗菌
繊維の表面を直接に処理水に接触させて、細菌等を死滅
させる。また、スペーサーはシートを構成する繊維に抗
菌繊維を使用して、抗菌繊維の表面を直接に処理水に接
触させる。したがって、本発明の分離膜支持体やスペー
サーは、通過する水を、抗菌繊維の間の空隙に通過させ
て、いいかえると、処理水と抗菌繊維との接触面積を広
くして、不織布やシートを通過する細菌等を、抗菌繊維
に接触させて確実に死滅できる。
【0051】さらに、本発明の分離膜支持体は、抗菌繊
維を含む繊維を立体的に集合してなる繊維集合シートを
熱圧加工してシート状にするので、不織布の表面が緻密
になったり、あるいは、不織布やシートの密度が高くな
るのを防止できる。このため、半透膜を構成する製膜液
を、不織布の繊維間に有効に浸透させて、半透膜の投錨
効果による接着強度を向上できる。したがって、本発明
の分離膜支持体は、半透膜の接着強度の低下を有効に防
止して、これに起因するピンホールの発生を有効に防止
して品質を向上できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる不織布に半透膜を積層
する装置を示す概略図
【図2】分離膜とスペーサーとを積層する状態を示す断
面図
【符号の説明】
1…不織布 2…ドラム 3…キャスト液 4…ホッパー 5…ゲル化槽 6…浸漬槽 7…原液側スペーサー 8…透過液側スペーサー 9…分離膜 10…分離膜支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 531 C02F 1/50 531E 560 560E (72)発明者 中 秀雄 岡山県岡山市金田794番地14 (72)発明者 日下 善文 徳島県徳島市南庄町四丁目5−1 (72)発明者 高畑 美保 徳島県板野郡板野町矢武字宮前13 (72)発明者 大久保 彰洋 徳島県板野郡土成町吉田字毘沙門の一8番 地の1 Fターム(参考) 4D006 GA03 KB30 MA02 MA09 PB06 PB27 PB28 PB70

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維を立体的に集合してなる繊維集合シ
    ートを熱圧加工して繊維の交点を結合してなる不織布で
    あって、表面に半透膜を付着して分離膜となる分離膜支
    持体において、 不織布が、処理水に含まれる微生物を殺菌する抗菌繊維
    を含み、不織布に含まれる抗菌繊維が、分離膜支持体を
    透過する処理水に含まれる微生物を殺菌するようにして
    なることを特徴とする分離膜支持体。
  2. 【請求項2】 抗菌繊維が、銀イオンを担持するアクリ
    ル繊維である請求項1に記載される分離膜支持体。
  3. 【請求項3】 抗菌繊維が、0.2〜0.6重量%の銀
    を含む繊維である請求項2に記載される分離膜支持体。
  4. 【請求項4】 不織布が、1〜80重量%の抗菌繊維を
    含む請求項1に記載される分離膜支持体。
  5. 【請求項5】 繊維を交点で結合して、繊維の間に処理
    水を通過させる空隙を有するシートであって、分離膜に
    積層されて分離膜の間に処理水の通過隙間を設けるスペ
    ーサーにおいて、 シートを構成する繊維が、処理水に含まれる微生物を殺
    菌する抗菌繊維を含み、シートの抗菌繊維が、通過隙間
    を通過する処理水に含まれる微生物を殺菌するようにし
    てなることを特徴とする分離膜に積層して使用されるス
    ペーサー。
  6. 【請求項6】 抗菌繊維が、銀イオンを担持する繊維で
    ある請求項5に記載されるスペーサー。
  7. 【請求項7】 抗菌繊維が、0.2〜0.6重量%の銀
    を含む繊維である請求項6に記載されるスペーサー。
  8. 【請求項8】 不織布が、1〜80重量%の抗菌繊維を
    含む請求項5に記載されるスペーサー。
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