JP2001340438A - 室内脱臭機 - Google Patents

室内脱臭機

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JP2001340438A
JP2001340438A JP2000165326A JP2000165326A JP2001340438A JP 2001340438 A JP2001340438 A JP 2001340438A JP 2000165326 A JP2000165326 A JP 2000165326A JP 2000165326 A JP2000165326 A JP 2000165326A JP 2001340438 A JP2001340438 A JP 2001340438A
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眞人 芦田
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佐知子 江副
Kiyomi Matsuo
清美 松尾
Yoshito Ebara
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Iwatani International Corp
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ROUDOU FUKUSHI JIGYODAN
Iwatani International Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小能力のオゾン発生器を使用するものであり
ながら、長期間にわたって安定した高い脱臭効果を維持
することができ、かつ、快適な室内環境を保持すること
のできる室内脱臭機を提供する。 【解決手段】 内部に送風機(１)を配置してなるケーシ
ング(２)の空気吸引口(３)にヘパフィルタあるいはウル
パフィルタなどのフィルタエレメント(４)と活性炭層
(５)とを順に配置し、活性炭層(５)よりも気流の流れ方
向下流側でのケーシング(２)内にオゾン発生器(７)を配
置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内にこもった煙
草やペットの臭い、あるいは病室等での排便時の臭いを
脱臭する空気脱臭機に関し、特に、オゾンガスを使用す
る室内脱臭機に関する。
【０００２】
【従来の技術】室内の脱臭にオゾンを使用する脱臭機は
従来から種々提供されている。従来のオゾンを使用する
空気脱臭機では、臭いをオゾンで分解脱臭し、残留オゾ
ンが機器外(室内)に放出されないようにするため、オゾ
ン発生器の下流側(空気吹出し口)に活性炭層を配置し、
活性炭で残留オゾンを処理するようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、活性炭で残
留オゾンを捕捉分解する従来の脱臭機では、吸引してき
た空気中の臭い成分を全て発生オゾンで脱臭処理するこ
とになるから、オゾン発生器は大きなオゾン発生能力を
要求されることから、ランニングコストが高くつくとい
う問題があった。
【０００４】また、活性炭層の活性炭は残留するオゾン
を吸着・反応することから、活性炭の劣化が激しく、メ
ンテナンス間隔が短周期になるという問題もあった。
【０００５】本発明は、このような点に着目して提案さ
れたもので、小能力のオゾン発生器を使用するものであ
りながら、長期間にわたって安定した高い脱臭効果を維
持することのでき、かつ、快適な室内環境を保持できる
室内脱臭機を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、内部に送風機を配置してなるケーシング
内での空気吸引口にヘパ(ＨＥＰＡ)フィルタあるいはウ
ルパ(ＵＬＰＡ)フィルタ等のフィルタエレメントと活性
炭層とを順に配置し、活性炭層よりも気流の流れ方向下
流側でのケーシング内にオゾン発生器を配置したこと特
徴としている。
【０００７】
【発明の効果】本発明では、活性炭層よりも下流側にオ
ゾン発生器を配置しているので、活性炭層で吸着され残
った臭い成分だけオゾンで処理すればよいことになるか
ら、オゾン発生器をオゾン発生能力の小さなものにする
ことができるようになる。なお、脱臭機から排出される
気流中には、極微量(例えば０.１ppm以下)のオゾンが含
まれた状態となるが、この排出気流中のオゾンガス量
は、オゾン発生器での発生量や送風量を制御することに
より、所定濃度以下に制限することができる。
【０００８】また、室内に放出されたオゾンで室内を脱
臭することができるうえ、室内に浮遊している菌を殺菌
することができる。さらに、オゾンを含む気流は循環風
となって脱臭機に戻り、活性炭層に蓄積されている臭い
成分を循環風中のオゾンガスで分解することになるか
ら、活性炭層での臭い成分の蓄積が減少し、活性炭の寿
命を延長することができることになる。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施形態を示す
概略図であり、内部に遠心式送風機(１)を配置してなる
ケーシング(２)の空気吸引口(３)に、気流の流れ方向上
手側からヘパフィルタ(ＨＥＰＡフィルタ)(４)と活性炭
層(５)とが順に配置してある。また、活性炭層(５)と遠
心式送風機(１)のファンブレード(６)との間の空間部分
にオゾン発生器(７)が配置してある。なお図中符号(８)
は遠心式送風機(１)の駆動モータである。
【００１０】また、この脱臭機では、図示を省略した臭
いセンサーで検知した室内の臭いに応じて、運転制御装
置(図示略)からの指令でオゾン発生器(７)のオゾン発生
量や遠心式送風機(１)の回転速度を調節するようにして
ある。
【００１１】このように構成した脱臭機では、ケーシン
グ(２)内に取り込まれた室内空気は、ヘパフィルタ(４)
を透過する間にほこりや花粉等の粒子がフィルタエレメ
ントに捕捉され、次いで活性炭層(５)で臭い成分が吸着
除去される。活性炭層(５)を透過した臭い成分は、オゾ
ン発生器(７)で発生したオゾンと接触して分解され、ケ
ーシング(２)から室内に放出される。このとき、放出風
に最大０.１ppm程度の濃度のオゾンが残るようにオゾン
発生器(７)でのオゾン発生量又は送風機(１)の送風量を
制御している。
【００１２】このように微量のオゾンを室内に放出する
ことにより、室内でのオゾン脱臭を行うことができるう
え、室内の浮遊菌等を殺菌することができる。また、オ
ゾン発生時に生じたマイナスイオンも排出風とともに室
内に放出されることから、マイナスイオンによる森林浴
効果も期待できる。
【００１３】さらに、脱臭機の運転中は、室内の空気は
循環風となって脱臭機と室内とを移動するが、この循環
風中にオゾンガスが微量に混入していることから、活性
炭層で吸着されていた臭い成分に循環風中の残留オゾン
ガスが作用して、その臭い成分と反応して臭い成分を分
解するとともに、オゾンも分解されることになるから、
活性炭の寿命を延長させることになるうえ、放出風中の
オゾン濃度が上昇してしまうこともない。
【００１４】ちなみに、内容積１立方メートルの箱での
アンモニア脱臭試験では、アンモニア残存率が１０％に
なるまでの経過時間は２４秒であった。また、内容積１
立方メートルの箱でのタバコ臭脱臭試験では１３５秒ご
に残存率が０になった。
【００１５】上記の実施例では、最上流側に配置するフ
ィルタをヘパフィルタで構成したが、このフィルタはウ
ルパフィルタ(ＵＬＰＡフィルタ)であってもよい。ま
た、上記実施例では送風機として遠心式送風機を使用し
たが、送風機は軸流式送風機であってもよい。
【００１６】
【発明の効果】本発明では、活性炭層よりも下流側にオ
ゾン発生器を配置しているので、活性炭層で吸着され残
った臭い成分だけオゾンで処理すればよいことになるか
ら、オゾン発生器をオゾン発生能力の小さなものにする
ことができる。
【００１７】また、気流中に含まれているオゾンが室内
に放出されることになるので、そのオゾンで室内を脱臭
することができるうえ、室内に浮遊している菌を殺菌す
ることができる。さらに、オゾンを含む気流は循環風と
なって脱臭機に戻り、活性炭層に蓄積されている臭い成
分を循環風中のオゾンガスで分解することになるから、
活性炭層での臭い成分の蓄積が減少し、活性炭の寿命を
延長することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示す概略図である。
【符号の説明】
１…送風機、２…ケーシング、３…ケーシングの空気吸
引口、４…フィルタエレメント、５…活性炭層、７…オ
ゾン発生器(７)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江副 佐知子 大阪市港区西新橋３丁目21番８号 岩谷産 業株式会社東京本社内 (72)発明者 松尾 清美 神奈川県川崎市幸区堀川町580 労働福祉 事業団内 (72)発明者 江原 喜人 神奈川県川崎市幸区堀川町580 労働福祉 事業団内 Ｆターム(参考） 4C080 AA05 AA07 BB02 BB05 CC02 CC08 CC13 HH02 HH05 JJ01 JJ04 KK03 KK08 LL02 MM05 MM08 QQ01 QQ17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 内部に送風機(１)を配置してなるケーシ
    ング(２)の空気吸引口(３)にフィルタエレメント(４)と
    活性炭層(５)とを順に配置し、活性炭層(５)よりも気流
    の流れ方向下流側でのケーシング(２)内にオゾン発生器
    (７)を配置したこと特徴とする室内脱臭機。
  2. 【請求項２】フィルタエレメント(４)がヘパフィルタあ
    るいはウルパフィルタのエレメントである請求項１に記
    載の室内脱臭機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023173750A1 (zh) * 2022-03-14 2023-09-21 青岛海尔空调器有限总公司 用于控制空调器的方法及装置、空调器

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