JP2001339804A - ハイブリッド車両 - Google Patents
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Synchronous Machinery (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハイブリッド車両におけるシステムの高効率
化,低コスト化及び安全性向上を可能とする。 【解決手段】 ハイブリッド車両に搭載するモータ駆動
システムにおいて、モータに高リラクタンス及び低誘起
電圧型モータを備え、電力調整器に電気エネルギー貯蔵
手段に対するフェールセーフ機能を備えることで、ハイ
ブリッド車両システムの高効率化,低コスト化及び安全
性向上を可能とする。
化,低コスト化及び安全性向上を可能とする。 【解決手段】 ハイブリッド車両に搭載するモータ駆動
システムにおいて、モータに高リラクタンス及び低誘起
電圧型モータを備え、電力調整器に電気エネルギー貯蔵
手段に対するフェールセーフ機能を備えることで、ハイ
ブリッド車両システムの高効率化,低コスト化及び安全
性向上を可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド車両
に関し、より詳しくはパラレル型のハイブリッド車両に
関する。
に関し、より詳しくはパラレル型のハイブリッド車両に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球の環境保護の観点から、排気
の原因となるエンジンを駆動源とせず、クリーンな電力
によって車両を駆動させる電気自動車が注目されてい
る。電気自動車は、大容量の駆動用電源から供給される
電力によって電動機を回転させ、車両の駆動力とするも
のである。
の原因となるエンジンを駆動源とせず、クリーンな電力
によって車両を駆動させる電気自動車が注目されてい
る。電気自動車は、大容量の駆動用電源から供給される
電力によって電動機を回転させ、車両の駆動力とするも
のである。
【0003】ところが、この電気自動車は駆動用電源を
必要とし、その充電に長時間を要すると共に、駆動用電
源を充電するための設備も必ずしも十分には存在してい
ないのが現状である。そこで、燃料の供給が容易な従来
のエンジンと、エネルギーとしてクリーンなモータとを
組み合わせ、両者によって直接駆動輪を回転させるパラ
レル型のハイブリッド型車両も開発されている(特開昭
59−63910号公報、USP4533011号)。
必要とし、その充電に長時間を要すると共に、駆動用電
源を充電するための設備も必ずしも十分には存在してい
ないのが現状である。そこで、燃料の供給が容易な従来
のエンジンと、エネルギーとしてクリーンなモータとを
組み合わせ、両者によって直接駆動輪を回転させるパラ
レル型のハイブリッド型車両も開発されている(特開昭
59−63910号公報、USP4533011号)。
【0004】このパラレル型のハイブリッド型車両とし
ては、クラッチ等の接続により、走行速度や、走行地域
といった各種条件に応じ、モータによる駆動とエンジン
による駆動とを、適宜切り換えて、それらのエンジン及
びモータの駆動力(機械的な動力)を、変速装置等の動
力伝達手段を介して駆動輪に伝達して走行するものが一
般に知られている。
ては、クラッチ等の接続により、走行速度や、走行地域
といった各種条件に応じ、モータによる駆動とエンジン
による駆動とを、適宜切り換えて、それらのエンジン及
びモータの駆動力(機械的な動力)を、変速装置等の動
力伝達手段を介して駆動輪に伝達して走行するものが一
般に知られている。
【0005】この種のハイブリッド車両では、例えば車
両の加速時にモータに駆動力を生成させ、それをエンジ
ンの出力と併せて駆動輪に伝達することで、車両の必要
な加速性能を確保しつつエンジンの出力を抑制し、ひい
ては、エンジンの燃料消費や排気ガスの少量化を図るよ
うにしている。
両の加速時にモータに駆動力を生成させ、それをエンジ
ンの出力と併せて駆動輪に伝達することで、車両の必要
な加速性能を確保しつつエンジンの出力を抑制し、ひい
ては、エンジンの燃料消費や排気ガスの少量化を図るよ
うにしている。
【0006】さらに、例えば車両の減速時には、駆動輪
から動力伝達手段を介してモータに伝達される車両の運
動エネルギーによって、該モータを発電機として駆動し
て回生発電を行わしめ、その回生発電出力をモータの電
源バッテリ等の電気エネルギー貯蔵手段に回収すること
が一般に行われている。
から動力伝達手段を介してモータに伝達される車両の運
動エネルギーによって、該モータを発電機として駆動し
て回生発電を行わしめ、その回生発電出力をモータの電
源バッテリ等の電気エネルギー貯蔵手段に回収すること
が一般に行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のハ
イブリッド車両では、車両の加速時にモータに補助出力
を発生させる際には、該モータはバッテリ等の、電力を
供給するための電気エネルギー貯蔵手段の電気エネルギ
ーを比較的大きく消費するため、電気エネルギー貯蔵手
段に貯蔵されている電気エネルギーが少ない状態で、車
両の加速時にモータに補助出力を発生させると、電気エ
ネルギー貯蔵手段の劣化を招き易い。
イブリッド車両では、車両の加速時にモータに補助出力
を発生させる際には、該モータはバッテリ等の、電力を
供給するための電気エネルギー貯蔵手段の電気エネルギ
ーを比較的大きく消費するため、電気エネルギー貯蔵手
段に貯蔵されている電気エネルギーが少ない状態で、車
両の加速時にモータに補助出力を発生させると、電気エ
ネルギー貯蔵手段の劣化を招き易い。
【0008】従って、このような場合には、モータによ
る補助出力の生成を行わず、該モータを動作停止状態
(モータの通電遮断状態)とすることが好ましいと考え
られる。
る補助出力の生成を行わず、該モータを動作停止状態
(モータの通電遮断状態)とすることが好ましいと考え
られる。
【0009】また、車両のクルーズ走行時(定速走行
時)には、エンジンの燃料消費を十分に少ないものとし
つつ該エンジンの出力だけで支障なく車両の走行を行う
ことができ、また、必要以上に電気エネルギー貯蔵手段
の電気エネルギーを消費することは該電気エネルギー貯
蔵手段の劣化を招き易いことから、一般には、前記モー
タは動作停止状態とされる。
時)には、エンジンの燃料消費を十分に少ないものとし
つつ該エンジンの出力だけで支障なく車両の走行を行う
ことができ、また、必要以上に電気エネルギー貯蔵手段
の電気エネルギーを消費することは該電気エネルギー貯
蔵手段の劣化を招き易いことから、一般には、前記モー
タは動作停止状態とされる。
【0010】しかるに、従来のハイブリッド車両では、
エンジンの出力を用いて車両の走行を行っている際に
は、モータのロータは常時、エンジンの出力軸と連動し
て回転するようになっている(モータのロータが、エン
ジンの出力軸に直結されたり、ギヤ等を介してエンジン
の出力軸に接続されている。例えば特開平8−1935
31号公報、特開平9−14360号公報を参照)。
エンジンの出力を用いて車両の走行を行っている際に
は、モータのロータは常時、エンジンの出力軸と連動し
て回転するようになっている(モータのロータが、エン
ジンの出力軸に直結されたり、ギヤ等を介してエンジン
の出力軸に接続されている。例えば特開平8−1935
31号公報、特開平9−14360号公報を参照)。
【0011】このため、従来のハイブリッド車両では、
エンジンの出力を使用した車両の走行時に、車両の走行
状態や電気エネルギー貯蔵手段のエネルギー貯蔵状態
(例えばバッテリの残容量)等に応じてモータを動作停
止状態としたとき、該モータのロータがエンジンの負荷
となり、それがエンジンの燃料消費を増加させる一つの
要因となっていた。
エンジンの出力を使用した車両の走行時に、車両の走行
状態や電気エネルギー貯蔵手段のエネルギー貯蔵状態
(例えばバッテリの残容量)等に応じてモータを動作停
止状態としたとき、該モータのロータがエンジンの負荷
となり、それがエンジンの燃料消費を増加させる一つの
要因となっていた。
【0012】特に、モータとして磁石式の電気モータを
使用した場合には、車両の駆動軸、または駆動系統に直
結した電気モータの回転子が回転すると、回転子に設け
た永久磁石により誘起電圧が発生する。この誘起電圧、
すなわち固定子に鎖交する磁束により、電気モータの固
定子に鉄損が発生する。
使用した場合には、車両の駆動軸、または駆動系統に直
結した電気モータの回転子が回転すると、回転子に設け
た永久磁石により誘起電圧が発生する。この誘起電圧、
すなわち固定子に鎖交する磁束により、電気モータの固
定子に鉄損が発生する。
【0013】この鉄損は、特にモータに通電していなく
ても生じるため、エンジン出力の低下や、モータが発熱
するために定格出力の低下,効率の低下を引き起こすこ
ととなり、一充電走行距離の短縮といったハイブリッド
車両の課題となっている。
ても生じるため、エンジン出力の低下や、モータが発熱
するために定格出力の低下,効率の低下を引き起こすこ
ととなり、一充電走行距離の短縮といったハイブリッド
車両の課題となっている。
【0014】また、このような問題の解決策としては、
モータとして、磁石を全く使用しないリラクタンスモー
タを用いることが考えられそうだが、リラクタンスモー
タを使用した場合には、要求出力を得るために該モータ
が比較的大きな体格となってしまう。
モータとして、磁石を全く使用しないリラクタンスモー
タを用いることが考えられそうだが、リラクタンスモー
タを使用した場合には、要求出力を得るために該モータ
が比較的大きな体格となってしまう。
【0015】ハイブリッド車両は、現状においても走行
源としてエンジン,モータと2つの駆動用システムを搭
載しているため、車両スペ−スに余裕がない。ゆえに、
前記にあるように該モータの体格が大きくなることは好
ましくなく、リラクタンスモータを用いることには困難
があった。
源としてエンジン,モータと2つの駆動用システムを搭
載しているため、車両スペ−スに余裕がない。ゆえに、
前記にあるように該モータの体格が大きくなることは好
ましくなく、リラクタンスモータを用いることには困難
があった。
【0016】さらに、モータが動作停止状態,つまりエ
ンジンの出力だけで車両が高速走行を行っている際に、
誤動作等によりモータが通電状態で適切な制御が行われ
ないとモータのロータは常時、エンジンの出力軸と連動
して回転するようになっているため、モータが発電機と
して駆動して回生発電を行い、電源バッテリ等の電気エ
ネルギー貯蔵手段に過大な電圧が印可する。それが該電
気エネルギー貯蔵手段の貯蔵している電気エネルギーが
十分な状態では、該電気エネルギー貯蔵手段の劣化,も
しくは破損に繋がり、危険な状態に陥る恐れがある。
ンジンの出力だけで車両が高速走行を行っている際に、
誤動作等によりモータが通電状態で適切な制御が行われ
ないとモータのロータは常時、エンジンの出力軸と連動
して回転するようになっているため、モータが発電機と
して駆動して回生発電を行い、電源バッテリ等の電気エ
ネルギー貯蔵手段に過大な電圧が印可する。それが該電
気エネルギー貯蔵手段の貯蔵している電気エネルギーが
十分な状態では、該電気エネルギー貯蔵手段の劣化,も
しくは破損に繋がり、危険な状態に陥る恐れがある。
【0017】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、ハイブリッド車両システムにおける高
効率化及び安全性の確保を可能とすることを目的とす
る。
れたものであり、ハイブリッド車両システムにおける高
効率化及び安全性の確保を可能とすることを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の本発明(請求項1に対応)は、電力を貯蔵
する電気エネルギー貯蔵手段と、前記電気エネルギー貯
蔵手段の電力を用いて駆動するモータと、前記モータを
制御するモータ制御手段と、前記モータと前記電気エネ
ルギー貯蔵手段との間に設けられ、両者の電力変換を行
う電力変換器と、燃料で駆動するエンジンと、前記エン
ジンを制御するエンジン制御手段とを備え、前記モータ
の駆動力と前記エンジンの駆動力とを用いて走行するハ
イブリッド車両において、前記モータは、永久磁石を持
つ第1の回転体部と磁気的突極性を持つ構造の第2の回
転体部とを回転軸方向に連結した回転子と、前記回転子
を駆動する界磁を発生する固定子とを有することを特徴
とするハイブリッド車両である。
めに、第1の本発明(請求項1に対応)は、電力を貯蔵
する電気エネルギー貯蔵手段と、前記電気エネルギー貯
蔵手段の電力を用いて駆動するモータと、前記モータを
制御するモータ制御手段と、前記モータと前記電気エネ
ルギー貯蔵手段との間に設けられ、両者の電力変換を行
う電力変換器と、燃料で駆動するエンジンと、前記エン
ジンを制御するエンジン制御手段とを備え、前記モータ
の駆動力と前記エンジンの駆動力とを用いて走行するハ
イブリッド車両において、前記モータは、永久磁石を持
つ第1の回転体部と磁気的突極性を持つ構造の第2の回
転体部とを回転軸方向に連結した回転子と、前記回転子
を駆動する界磁を発生する固定子とを有することを特徴
とするハイブリッド車両である。
【0019】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、前記第1回転体部と、前記第2回転体部とは、前記
第1の回転体部の最大トルクの発生する電流位相と、前
記第2の回転体部の最大トルクの発生する電流位相とが
実質上同一になるような機械角で組み合わせられている
ことを特徴とする上記本発明である。
は、前記第1回転体部と、前記第2回転体部とは、前記
第1の回転体部の最大トルクの発生する電流位相と、前
記第2の回転体部の最大トルクの発生する電流位相とが
実質上同一になるような機械角で組み合わせられている
ことを特徴とする上記本発明である。
【0020】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、電気エネルギー貯蔵手段の異常を監視する異常監視
手段と、前記異常監視手段からの信号に基づき、前記電
力変換器の動作を制御する電力変換器制御手段とをさら
に備えたことを特徴とする上記本発明である。
は、電気エネルギー貯蔵手段の異常を監視する異常監視
手段と、前記異常監視手段からの信号に基づき、前記電
力変換器の動作を制御する電力変換器制御手段とをさら
に備えたことを特徴とする上記本発明である。
【0021】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、前記異常監視手段は、前記エネルギー貯蔵手段の電
圧を監視する電圧監視手段、前記エネルギー貯蔵手段の
電流を監視する電流監視手段、前記エネルギー貯蔵手段
の温度を監視する温度監視手段、前記電力変換器の異常
を監視する電力変換器監視手段の全部または一部を有す
ることを特徴とする上記本発明である。
は、前記異常監視手段は、前記エネルギー貯蔵手段の電
圧を監視する電圧監視手段、前記エネルギー貯蔵手段の
電流を監視する電流監視手段、前記エネルギー貯蔵手段
の温度を監視する温度監視手段、前記電力変換器の異常
を監視する電力変換器監視手段の全部または一部を有す
ることを特徴とする上記本発明である。
【0022】以上のような構成を有する本発明のハイブ
リッド車両システムは、永久磁石を備える第1の回転体
部及び磁気的突極性を備えた構造の第2の回転体部を回
転軸方向に連結した回転子と、電流を供給することで前
記回転子を駆動する界磁を発生する固定子とを備えたモ
ータを備え、該モータの出力を走行源として車両に搭載
することで、従来までの磁石式モータを使用したハイブ
リッド車両システムに対して、モータ出力としては、第
1の回転体部に配設された永久磁石の漏れ磁束を、第2
の回転体部701に回り込ませて、第2の回転体部を磁
気飽和させることによって、第2の回転体部の突極比を
高めることにより、第2の回転体部に発生するリラクタ
ンストルクを増大させることによる高出力化が実現でき
るため同等出力を維持したまま、仮にモータが動作停止
状態でエンジンによりモータが回転させられる場合にも
ロータに使用する磁石量を減らしているため、誘起電圧
の発生を抑え、鉄損を低減させることができる。
リッド車両システムは、永久磁石を備える第1の回転体
部及び磁気的突極性を備えた構造の第2の回転体部を回
転軸方向に連結した回転子と、電流を供給することで前
記回転子を駆動する界磁を発生する固定子とを備えたモ
ータを備え、該モータの出力を走行源として車両に搭載
することで、従来までの磁石式モータを使用したハイブ
リッド車両システムに対して、モータ出力としては、第
1の回転体部に配設された永久磁石の漏れ磁束を、第2
の回転体部701に回り込ませて、第2の回転体部を磁
気飽和させることによって、第2の回転体部の突極比を
高めることにより、第2の回転体部に発生するリラクタ
ンストルクを増大させることによる高出力化が実現でき
るため同等出力を維持したまま、仮にモータが動作停止
状態でエンジンによりモータが回転させられる場合にも
ロータに使用する磁石量を減らしているため、誘起電圧
の発生を抑え、鉄損を低減させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1によるハイブリッド車両の構成図である。図1に
おいて、101は従来までの車両の走行源である、燃料
で駆動するエンジンである。102はトランスミッショ
ンである。103はエンジン1と共に、もしくは個別に
車両の走行源となり得るモータである。105はバッテ
リ等の電気エネルギー貯蔵手段である。104は電気エ
ネルギー貯蔵手段105からモータ103へ伝達される
電力、またはモータ103から電気エネルギー貯蔵手段
105に伝達される電力を変換する電力調整器である。
107はハイブリッド車両を構成する本体である。10
6は本体107を駆動させるための車輪である。
形態1によるハイブリッド車両の構成図である。図1に
おいて、101は従来までの車両の走行源である、燃料
で駆動するエンジンである。102はトランスミッショ
ンである。103はエンジン1と共に、もしくは個別に
車両の走行源となり得るモータである。105はバッテ
リ等の電気エネルギー貯蔵手段である。104は電気エ
ネルギー貯蔵手段105からモータ103へ伝達される
電力、またはモータ103から電気エネルギー貯蔵手段
105に伝達される電力を変換する電力調整器である。
107はハイブリッド車両を構成する本体である。10
6は本体107を駆動させるための車輪である。
【0025】また、図7は、本実施の形態によるハイブ
リッド車両に用いられるモータ103の模式構成図であ
る。図7において、モータ103は、永久磁石を備え、
磁石式モータとして動作する第1の回転体部700,磁
気的突極性を有し、リラクタンスモータとして動作する
第2の回転体部701および回転軸702とから構成さ
れる回転子と、回転子の周囲に設けられた、電流を供給
することで前記回転子を駆動する界磁を発生する固定子
703とを有するものである。
リッド車両に用いられるモータ103の模式構成図であ
る。図7において、モータ103は、永久磁石を備え、
磁石式モータとして動作する第1の回転体部700,磁
気的突極性を有し、リラクタンスモータとして動作する
第2の回転体部701および回転軸702とから構成さ
れる回転子と、回転子の周囲に設けられた、電流を供給
することで前記回転子を駆動する界磁を発生する固定子
703とを有するものである。
【0026】なお、本発明のハイブリッド車両に用いら
れるモータは、第1の回転体部と、第2の回転体部と
は、回転軸の方向にて連結した構成を有するものであ
り、本実施の形態においては、図に示すように、第2の
回転部体部701が、2つの第1の回転体部700に挟
まれた構成例を示したが、第1の回転体部700と第2
の回転体部701との構成はこれに限定するものではな
く、第1の回転部体部700が、2つの第2の回転体部
701に挟まれた構成としてもよく、また、第1の回転
体部700と第2の回転体部701とが一つづつ連結し
た構成としてよい。要するに、本発明第1の回転体部7
00と、第2の回転体部701とが、各々の個数によら
ず、回転軸702の方向にて連結した構成を有していれ
ばよい。
れるモータは、第1の回転体部と、第2の回転体部と
は、回転軸の方向にて連結した構成を有するものであ
り、本実施の形態においては、図に示すように、第2の
回転部体部701が、2つの第1の回転体部700に挟
まれた構成例を示したが、第1の回転体部700と第2
の回転体部701との構成はこれに限定するものではな
く、第1の回転部体部700が、2つの第2の回転体部
701に挟まれた構成としてもよく、また、第1の回転
体部700と第2の回転体部701とが一つづつ連結し
た構成としてよい。要するに、本発明第1の回転体部7
00と、第2の回転体部701とが、各々の個数によら
ず、回転軸702の方向にて連結した構成を有していれ
ばよい。
【0027】このような構成を有する本実施の形態によ
るハイブリッド車両によれば、永久磁石を備える第1の
回転体部700及び磁気的突極性を備えた構造の第2の
回転体部701を回転軸方向に連結した回転子702
と、電流を供給することで前記回転子を駆動する界磁を
発生する固定子とを備えたモータ103を備え、該モー
タ103の出力を走行源として車両に搭載することで、
従来までの磁石式モータを使用したハイブリッド車両シ
ステムに対して、モータ出力としては、第2の回転体部
701の発生するリラクタンストルクによる出力によっ
て、従来のモータと同等の出力を維持したまま、仮にモ
ータ103が動作停止状態で、エンジン1によりモータ
3が回転させられる場合、もしくはハイブリッド車両が
下り坂を走行する等の原因によりモータ103が回転さ
せられる場合にも、回転子に使用する永久磁石の量を減
らしているため、誘起電圧の発生を抑え、モータの鉄損
を低減させることができ、モータの定格出力、効率を同
等以上とし、ハイブリッド車両の一充電当たりの走行距
離を延長することが可能となる。
るハイブリッド車両によれば、永久磁石を備える第1の
回転体部700及び磁気的突極性を備えた構造の第2の
回転体部701を回転軸方向に連結した回転子702
と、電流を供給することで前記回転子を駆動する界磁を
発生する固定子とを備えたモータ103を備え、該モー
タ103の出力を走行源として車両に搭載することで、
従来までの磁石式モータを使用したハイブリッド車両シ
ステムに対して、モータ出力としては、第2の回転体部
701の発生するリラクタンストルクによる出力によっ
て、従来のモータと同等の出力を維持したまま、仮にモ
ータ103が動作停止状態で、エンジン1によりモータ
3が回転させられる場合、もしくはハイブリッド車両が
下り坂を走行する等の原因によりモータ103が回転さ
せられる場合にも、回転子に使用する永久磁石の量を減
らしているため、誘起電圧の発生を抑え、モータの鉄損
を低減させることができ、モータの定格出力、効率を同
等以上とし、ハイブリッド車両の一充電当たりの走行距
離を延長することが可能となる。
【0028】なお、モータ103の動作に際しては、両
端の第1の回転体部700に配設された永久磁石の漏れ
磁束を、両側から第2の回転体部701に回り込ませ
て、第2の回転体部を磁気飽和させることによって、第
2の回転体部701の突極比を高めることにより、第2
の回転体部に発生するリラクタンストルクを増大させる
ことができ、これによって従来例と同等以上の出力が得
られる。
端の第1の回転体部700に配設された永久磁石の漏れ
磁束を、両側から第2の回転体部701に回り込ませ
て、第2の回転体部を磁気飽和させることによって、第
2の回転体部701の突極比を高めることにより、第2
の回転体部に発生するリラクタンストルクを増大させる
ことができ、これによって従来例と同等以上の出力が得
られる。
【0029】又、モータ103が動作停止状態,つまり
エンジン101の出力だけで車両が高速走行を行ってい
る際にも、ロータに使用する磁石量を減らしているた
め、該モータの高速回転時の回転による発生電圧を低減
させ、電源バッテリ等の電気エネルギー貯蔵手段105
の劣化,破損を防止することができる。
エンジン101の出力だけで車両が高速走行を行ってい
る際にも、ロータに使用する磁石量を減らしているた
め、該モータの高速回転時の回転による発生電圧を低減
させ、電源バッテリ等の電気エネルギー貯蔵手段105
の劣化,破損を防止することができる。
【0030】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2によるハイブリッド車両の、モータ駆動を行うシ
ステムのブロック図である。図2において、201は、
例えばバッテリ等で実現される電気エネルギー貯蔵手段
である。202はIGBT(大電力トランジスタ)等
の、電力変換を行うための半導体である。203は半導
体2をON/OFFするスイッチ手段である。205は
本実施の形態1の、永久磁石を備える第1の回転体部及
び磁気的突極性を備えた構造の第2の回転体部を回転軸
方向に連結した回転子と、電流を供給することで前記回
転子を駆動する界磁を発生する固定子とを備えたモータ
である。204はモータ205の制御手段を含むマイコ
ンである。206は電気エネルギー貯蔵手段201から
モータ205へ伝達される電力、またはモータ205か
ら電気エネルギー貯蔵手段201に伝達される電力を変
換する電力調整器である。207は電気エネルギー貯蔵
手段201の電圧を監視する電圧監視手段である。20
8は電気エネルギー貯蔵手段201の電流を監視する電
流監視手段である。209は電気エネルギー貯蔵手段1
の温度を監視する温度監視手段である。2010は電圧
監視手段207、電流監視手段208及び温度監視手段
9等を含む異常監視手段である。2011はマイコン2
04を監視するマイコン異常監視手段である。2012
は電気エネルギー貯蔵手段201の温度を検出する温度
検出器である。2013は半導体204の温度を検出す
る温度検出器である。2014はモータ205の温度を
検出する温度検出器である。2015は電気エネルギー
貯蔵手段1に流入もしくは流出する電流を検出する電流
検出器である。2016〜2018はモータ205に流
入もしくは流出する電流を検出する電流検出器である。
2019はモータ205の回転子の位置検出器である。
形態2によるハイブリッド車両の、モータ駆動を行うシ
ステムのブロック図である。図2において、201は、
例えばバッテリ等で実現される電気エネルギー貯蔵手段
である。202はIGBT(大電力トランジスタ)等
の、電力変換を行うための半導体である。203は半導
体2をON/OFFするスイッチ手段である。205は
本実施の形態1の、永久磁石を備える第1の回転体部及
び磁気的突極性を備えた構造の第2の回転体部を回転軸
方向に連結した回転子と、電流を供給することで前記回
転子を駆動する界磁を発生する固定子とを備えたモータ
である。204はモータ205の制御手段を含むマイコ
ンである。206は電気エネルギー貯蔵手段201から
モータ205へ伝達される電力、またはモータ205か
ら電気エネルギー貯蔵手段201に伝達される電力を変
換する電力調整器である。207は電気エネルギー貯蔵
手段201の電圧を監視する電圧監視手段である。20
8は電気エネルギー貯蔵手段201の電流を監視する電
流監視手段である。209は電気エネルギー貯蔵手段1
の温度を監視する温度監視手段である。2010は電圧
監視手段207、電流監視手段208及び温度監視手段
9等を含む異常監視手段である。2011はマイコン2
04を監視するマイコン異常監視手段である。2012
は電気エネルギー貯蔵手段201の温度を検出する温度
検出器である。2013は半導体204の温度を検出す
る温度検出器である。2014はモータ205の温度を
検出する温度検出器である。2015は電気エネルギー
貯蔵手段1に流入もしくは流出する電流を検出する電流
検出器である。2016〜2018はモータ205に流
入もしくは流出する電流を検出する電流検出器である。
2019はモータ205の回転子の位置検出器である。
【0031】以上のような構成を有する、本実施の形態
2によるハイブリッド車両の動作を、以下に説明する。
なお、以下の説明において、電気エネルギー貯蔵手段2
01は、バッテリを例にとって説明する。
2によるハイブリッド車両の動作を、以下に説明する。
なお、以下の説明において、電気エネルギー貯蔵手段2
01は、バッテリを例にとって説明する。
【0032】はじめに、マイコン204が正常に動作し
てる場合は、異常監視手段2010内の電圧監視手段2
07が上記バッテリの電圧を、電流監視手段208が電
流を、温度監視手段209が温度をそれぞれ監視してい
る。
てる場合は、異常監視手段2010内の電圧監視手段2
07が上記バッテリの電圧を、電流監視手段208が電
流を、温度監視手段209が温度をそれぞれ監視してい
る。
【0033】したがって、バッテリに危険な状態、つま
り過充電もしくは過放電等によって引き起こされる以下
の状態、すなわち、電圧が許容値を超えた場合、電圧が
許容値以上で電流が流入しようとした場合、電圧が許容
値以下で電流が流出しようとした場合、温度が許容値を
超えた場合、の全部またはいずれかが生じると、異常監
視手段2010は、これら許容値のオーバーに応じてマ
イコン204に異常検出信号を出力し、次に、異常検出
信号を受けたマイコン204がスイッチ手段203に半
導体OFF指令信号を出力し、スイッチ手段203が半
導体202をOFFする。
り過充電もしくは過放電等によって引き起こされる以下
の状態、すなわち、電圧が許容値を超えた場合、電圧が
許容値以上で電流が流入しようとした場合、電圧が許容
値以下で電流が流出しようとした場合、温度が許容値を
超えた場合、の全部またはいずれかが生じると、異常監
視手段2010は、これら許容値のオーバーに応じてマ
イコン204に異常検出信号を出力し、次に、異常検出
信号を受けたマイコン204がスイッチ手段203に半
導体OFF指令信号を出力し、スイッチ手段203が半
導体202をOFFする。
【0034】これにより、モータ205からバッテリへ
の電力の供給、もしくはバッテリからモータ205への
電力の供給を遮断し、バッテリを保護することができ
る。
の電力の供給、もしくはバッテリからモータ205への
電力の供給を遮断し、バッテリを保護することができ
る。
【0035】上記の動作において、仮に電流監視手段2
08もしくは電流検出器2015が異常状態になり、バ
ッテリの電流異常を検出できなかった場合には、温度検
出器2012が、バッテリの温度が許容値を超えたこと
を検出し、これに基づき異常監視手段2010がマイコ
ン204に異常検出信号を出力し、次にマイコン204
がスイッチ手段203に半導体OFF指令信号を出力
し、スイッチ手段203が半導体202をOFFするこ
とでバッテリを保護する。
08もしくは電流検出器2015が異常状態になり、バ
ッテリの電流異常を検出できなかった場合には、温度検
出器2012が、バッテリの温度が許容値を超えたこと
を検出し、これに基づき異常監視手段2010がマイコ
ン204に異常検出信号を出力し、次にマイコン204
がスイッチ手段203に半導体OFF指令信号を出力
し、スイッチ手段203が半導体202をOFFするこ
とでバッテリを保護する。
【0036】また、電圧監視手段207が異常状態にな
り、バッテリの電圧異常を検出できなかった場合でも、
温度検出器2012が、バッテリの温度が許容値を超え
たことを検出し、これに基づき異常監視手段2010が
マイコン204に異常検出信号を出力し、次にマイコン
204がスイッチ手段203に半導体OFF信号を出力
し、スイッチ手段203が半導体202をOFFするこ
とで、上記の電流監視手段208が異常状態にあるとき
と同様にして、バッテリを保護することができる。
り、バッテリの電圧異常を検出できなかった場合でも、
温度検出器2012が、バッテリの温度が許容値を超え
たことを検出し、これに基づき異常監視手段2010が
マイコン204に異常検出信号を出力し、次にマイコン
204がスイッチ手段203に半導体OFF信号を出力
し、スイッチ手段203が半導体202をOFFするこ
とで、上記の電流監視手段208が異常状態にあるとき
と同様にして、バッテリを保護することができる。
【0037】一方、マイコン204が異常である場合に
は、前記のようにバッテリが危険な状態になり、異常監
視手段2010からの異常検出信号をマイコン204が
入力しても、マイコン204からは正常にスイッチ手段
203に半導体OFF指令信号を出力せず、ゆえにスイ
ッチ手段203が半導体202をOFFできない不具合
が生ずる恐れがある。
は、前記のようにバッテリが危険な状態になり、異常監
視手段2010からの異常検出信号をマイコン204が
入力しても、マイコン204からは正常にスイッチ手段
203に半導体OFF指令信号を出力せず、ゆえにスイ
ッチ手段203が半導体202をOFFできない不具合
が生ずる恐れがある。
【0038】本実施の形態においては、上記のような不
具合が生ずるのを防ぐために、マイコン異常監視手段2
011によりマイコン204を常に監視するようにして
いる。これにより、マイコン204が異常になった場合
でも、マイコン異常監視手段2011が、スイッチ手段
203を直接制御し、スイッチ手段203が半導体20
2に半導体OFF信号を出力し半導体202をOFFす
ることでバッテリを保護することができる。
具合が生ずるのを防ぐために、マイコン異常監視手段2
011によりマイコン204を常に監視するようにして
いる。これにより、マイコン204が異常になった場合
でも、マイコン異常監視手段2011が、スイッチ手段
203を直接制御し、スイッチ手段203が半導体20
2に半導体OFF信号を出力し半導体202をOFFす
ることでバッテリを保護することができる。
【0039】そうすることで仮にマイコン204が異常
になった場合にも、モータ205からバッテリへの電力
もしくはバッテリからモータ205への電力を遮断し、
バッテリを保護することができる。
になった場合にも、モータ205からバッテリへの電力
もしくはバッテリからモータ205への電力を遮断し、
バッテリを保護することができる。
【0040】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3によるハイブリッド車両の構成図である。図1と
同一構成要素には同一番号を付している。また、301
0はモータである。
形態3によるハイブリッド車両の構成図である。図1と
同一構成要素には同一番号を付している。また、301
0はモータである。
【0041】本実施の形態によるハイブリッド車両は、
実施の形態1と、モータ3010の構成において異な
る。すなわち、本実施の形態のハイブリッド車両におけ
るモータ3010は、図8の、モータ3010の回転子
の4分割図に示すように、永久磁石を備える第1の回転
体部700及び磁気的突極性を備えた構造の第2の回転
体部701を回転軸702の軸方向に連結した回転子
と、電流を供給することで前記回転子を駆動する界磁を
発生する固定子とを備えたモータにおいて、第1の回転
体部700と、第2の回転体部701とが、それぞれ最
大トルクの発生する電流位相が実質上同一になるような
機械角にて組合せられた構成を有するものである。
実施の形態1と、モータ3010の構成において異な
る。すなわち、本実施の形態のハイブリッド車両におけ
るモータ3010は、図8の、モータ3010の回転子
の4分割図に示すように、永久磁石を備える第1の回転
体部700及び磁気的突極性を備えた構造の第2の回転
体部701を回転軸702の軸方向に連結した回転子
と、電流を供給することで前記回転子を駆動する界磁を
発生する固定子とを備えたモータにおいて、第1の回転
体部700と、第2の回転体部701とが、それぞれ最
大トルクの発生する電流位相が実質上同一になるような
機械角にて組合せられた構成を有するものである。
【0042】このような構成を有する本実施の形態によ
るハイブリッド車両によれば、永久磁石を備える第1の
回転体部700及び磁気的突極性を備えた構造の第2の
回転体部701を、それぞれ最大トルクの発生する電流
位相が同じになるような機械角で回転軸702方向に連
結した回転子と、電流を供給することで前記回転子を駆
動する界磁を発生する固定子とを備えるモータ3010
を搭載したことにより、従来までの磁石式モータを使用
したハイブリッド車両システムに対して、モータ出力と
してはリラクタンストルクによる高出力化が実現できる
ため同等出力を維持したまま、仮にモータが動作停止状
態で、動作しているエンジン101の駆動力に連動して
回転させられる場合や、ハイブリッド車両が下り坂等を
走行する等の原因によりモータ3が回転させられる場合
にもロータに使用する磁石量を減らしているため、誘起
電圧の発生を抑え鉄損を低減させることができ、ハイブ
リッド車両の一充電走行距離を延長することが可能とな
る。
るハイブリッド車両によれば、永久磁石を備える第1の
回転体部700及び磁気的突極性を備えた構造の第2の
回転体部701を、それぞれ最大トルクの発生する電流
位相が同じになるような機械角で回転軸702方向に連
結した回転子と、電流を供給することで前記回転子を駆
動する界磁を発生する固定子とを備えるモータ3010
を搭載したことにより、従来までの磁石式モータを使用
したハイブリッド車両システムに対して、モータ出力と
してはリラクタンストルクによる高出力化が実現できる
ため同等出力を維持したまま、仮にモータが動作停止状
態で、動作しているエンジン101の駆動力に連動して
回転させられる場合や、ハイブリッド車両が下り坂等を
走行する等の原因によりモータ3が回転させられる場合
にもロータに使用する磁石量を減らしているため、誘起
電圧の発生を抑え鉄損を低減させることができ、ハイブ
リッド車両の一充電走行距離を延長することが可能とな
る。
【0043】この場合も実施の形態1と同様、モータ3
010の動作に際しては、両端の第1の回転体部700
に配設された永久磁石の漏れ磁束を、両側から第2の回
転体部701に回り込ませて、第2の回転体部を磁気飽
和させることによって、第2の回転体部701の突極比
を高めることにより、第2の回転体部に発生するリラク
タンストルクを増大させることができ、これによって従
来例と同等以上の出力が得られる。
010の動作に際しては、両端の第1の回転体部700
に配設された永久磁石の漏れ磁束を、両側から第2の回
転体部701に回り込ませて、第2の回転体部を磁気飽
和させることによって、第2の回転体部701の突極比
を高めることにより、第2の回転体部に発生するリラク
タンストルクを増大させることができ、これによって従
来例と同等以上の出力が得られる。
【0044】又、モータ3010が動作停止状態,つま
りエンジン1の出力だけで車両が高速走行を行っている
際にも、ロータに使用する磁石量を減らしているため、
モータ3の高速回転時の回転による発生電圧を低減さ
せ、電源バッテリ等の電気エネルギー貯蔵手段5の劣
化,破損を防止することができる。
りエンジン1の出力だけで車両が高速走行を行っている
際にも、ロータに使用する磁石量を減らしているため、
モータ3の高速回転時の回転による発生電圧を低減さ
せ、電源バッテリ等の電気エネルギー貯蔵手段5の劣
化,破損を防止することができる。
【0045】さらに、モータ3010は、第1の回転体
部700及び第2の回転体部701を、それぞれ最大ト
ルクを出力できることから、より高出力を得ることがで
き、これによって高効率のハイブリッド車両が得られる
効果がある。
部700及び第2の回転体部701を、それぞれ最大ト
ルクを出力できることから、より高出力を得ることがで
き、これによって高効率のハイブリッド車両が得られる
効果がある。
【0046】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4によるハイブリッド車両の、モータ駆動を行うシ
ステムのブロック図である。図4において、図2と同一
構成要素には同一番号を付している。また、4020は
モータであり、実施の形態3で述べたモータ3010と
同一の構成を有するものである。
形態4によるハイブリッド車両の、モータ駆動を行うシ
ステムのブロック図である。図4において、図2と同一
構成要素には同一番号を付している。また、4020は
モータであり、実施の形態3で述べたモータ3010と
同一の構成を有するものである。
【0047】以上のような構成を有する本実施の形態に
よるハイブリッド車両は、実施の形態2にて説明した、
電気エネルギー貯蔵手段201の異常を監視する異常監
視手段2010およびマイコン異常監視手段2011を
搭載した、モータ駆動を行うシステムにおいて、実施の
形態3に説明した、永久磁石を備える第1の回転体部及
び磁気的突極性を備えた構造の第2の回転体部を、それ
ぞれ最大トルクの発生する電流位相が同じになるような
機械角で回転軸方向に連結した回転子と、電流を供給す
ることで前記回転子を駆動する界磁を発生する固定子と
を備えるモータを用いたものである。
よるハイブリッド車両は、実施の形態2にて説明した、
電気エネルギー貯蔵手段201の異常を監視する異常監
視手段2010およびマイコン異常監視手段2011を
搭載した、モータ駆動を行うシステムにおいて、実施の
形態3に説明した、永久磁石を備える第1の回転体部及
び磁気的突極性を備えた構造の第2の回転体部を、それ
ぞれ最大トルクの発生する電流位相が同じになるような
機械角で回転軸方向に連結した回転子と、電流を供給す
ることで前記回転子を駆動する界磁を発生する固定子と
を備えるモータを用いたものである。
【0048】したがって、本実施の形態によるハイブリ
ッド車両のモータ駆動を行うシステムにおける、異常監
視手段2010およびマイコン異常監視手段2011の
動作は、実施の形態2と同様に行われるものであり、ま
た同等の効果が得られるものである。
ッド車両のモータ駆動を行うシステムにおける、異常監
視手段2010およびマイコン異常監視手段2011の
動作は、実施の形態2と同様に行われるものであり、ま
た同等の効果が得られるものである。
【0049】(実施の形態5)次に、図5は、上記の各
実施の形態のハイブリッド車両システムの模式構成図で
ある。図5において、図2および図4と同一構成要素に
は同一番号を付し、説明を省略する。また、5020は
従来までの車両の走行源である、燃料で駆動するエンジ
ンである。5021はトランスミッションである。50
23はハイブリッド車両を構成する本体である。502
2は本体107を駆動させるための車輪である。ただ
し、モータ4020の回転子はハイブリッド車両の駆動
軸と直接もしくは間接的に繋がっているものとする。ま
た、モータ5000は本実施の形態1または3において
用いられているモータである。
実施の形態のハイブリッド車両システムの模式構成図で
ある。図5において、図2および図4と同一構成要素に
は同一番号を付し、説明を省略する。また、5020は
従来までの車両の走行源である、燃料で駆動するエンジ
ンである。5021はトランスミッションである。50
23はハイブリッド車両を構成する本体である。502
2は本体107を駆動させるための車輪である。ただ
し、モータ4020の回転子はハイブリッド車両の駆動
軸と直接もしくは間接的に繋がっているものとする。ま
た、モータ5000は本実施の形態1または3において
用いられているモータである。
【0050】このような構成を有する、本実施の形態に
よるハイブリッド車両によれば、ハイブリッド車両がエ
ンジンの出力だけで走行しているか、下り坂を慣性で下
っているか、もしくは何か外部の別の車両等に牽引され
ており、モータ4020が動作停止状態(モータの通電
遮断状態)のとき、モータ5000の回転子は、ハイブ
リッド車両の駆動により回転するが、モータ5000の
回転子に使用する磁石量を減らしているため、誘起電圧
の発生を抑え鉄損を低減させることができ、さらにはハ
イブリッド車両の一充電走行距離を延長することが可能
となる。又、エンジン20の出力だけでハイブリッド車
両が前記のような形で高速走行を行いモータ5が高速回
転をしている場合にも、ロータに使用する磁石量を減ら
しているため、従来までは電源バッテリ電圧を超えてい
た発生電圧を低減させることが可能となり、電源バッテ
リ等で実現される電気エネルギー貯蔵手段201の劣
化,破損を防止することができる。
よるハイブリッド車両によれば、ハイブリッド車両がエ
ンジンの出力だけで走行しているか、下り坂を慣性で下
っているか、もしくは何か外部の別の車両等に牽引され
ており、モータ4020が動作停止状態(モータの通電
遮断状態)のとき、モータ5000の回転子は、ハイブ
リッド車両の駆動により回転するが、モータ5000の
回転子に使用する磁石量を減らしているため、誘起電圧
の発生を抑え鉄損を低減させることができ、さらにはハ
イブリッド車両の一充電走行距離を延長することが可能
となる。又、エンジン20の出力だけでハイブリッド車
両が前記のような形で高速走行を行いモータ5が高速回
転をしている場合にも、ロータに使用する磁石量を減ら
しているため、従来までは電源バッテリ電圧を超えてい
た発生電圧を低減させることが可能となり、電源バッテ
リ等で実現される電気エネルギー貯蔵手段201の劣
化,破損を防止することができる。
【0051】次に、ハイブリッド車両のモータ駆動シス
テムにおいて、モータ5000の回転による発生電圧
が、電気エネルギー貯蔵手段201の電圧を超えない状
態で、半導体202が、誤作動等の原因により、電気エ
ネルギー貯蔵手段201が危険な状態に陥るON/OF
F制御を行った場合には、電圧監視手段207または電
流監視手段208,温度監視手段209を含む異常監視
手段2010が異常検出信号をマイコン4に出力し、マ
イコン204は半導体202の電源遮断を含む半導体2
02のOFF状態を操作し、電気エネルギー貯蔵手段2
010の劣化,破損を防止する。
テムにおいて、モータ5000の回転による発生電圧
が、電気エネルギー貯蔵手段201の電圧を超えない状
態で、半導体202が、誤作動等の原因により、電気エ
ネルギー貯蔵手段201が危険な状態に陥るON/OF
F制御を行った場合には、電圧監視手段207または電
流監視手段208,温度監視手段209を含む異常監視
手段2010が異常検出信号をマイコン4に出力し、マ
イコン204は半導体202の電源遮断を含む半導体2
02のOFF状態を操作し、電気エネルギー貯蔵手段2
010の劣化,破損を防止する。
【0052】次に、マイコン204が電圧監視手段20
7または電流監視手段208,温度監視手段209を含
む異常監視手段2010の異常検出信号を認識しない、
もしくはマイコン204によるモータ5000を制御す
る電流指令出力異常があった場合、もしくは電流検出器
2015〜2018の電流を認識しないようなマイコン
動作が異常であった場合には、マイコン異常監視手段2
011が半導体202を、電源遮断を含む半導体202
のOFF状態を操作し、電気エネルギー貯蔵手段201
0の劣化,破損を防止することができる。
7または電流監視手段208,温度監視手段209を含
む異常監視手段2010の異常検出信号を認識しない、
もしくはマイコン204によるモータ5000を制御す
る電流指令出力異常があった場合、もしくは電流検出器
2015〜2018の電流を認識しないようなマイコン
動作が異常であった場合には、マイコン異常監視手段2
011が半導体202を、電源遮断を含む半導体202
のOFF状態を操作し、電気エネルギー貯蔵手段201
0の劣化,破損を防止することができる。
【0053】次に、図6は従来までのハイブリッド車両
システムの中のモータ駆動システムを示すブロック図の
簡略図である。図6において、601は電源バッテリ等
の電気エネルギー貯蔵手段である。603は電気エネル
ギー貯蔵手段601からモータ604やモータ604か
ら電気エネルギー貯蔵手段601に電力を変換する電力
調整器である。604はハイブリッド車両を駆動する走
行源となるモータである。602は電気エネルギー貯蔵
手段601と電力調整器603の間に接続される電気エ
ネルギー貯蔵手段1を保護するための大電力リレーであ
る。
システムの中のモータ駆動システムを示すブロック図の
簡略図である。図6において、601は電源バッテリ等
の電気エネルギー貯蔵手段である。603は電気エネル
ギー貯蔵手段601からモータ604やモータ604か
ら電気エネルギー貯蔵手段601に電力を変換する電力
調整器である。604はハイブリッド車両を駆動する走
行源となるモータである。602は電気エネルギー貯蔵
手段601と電力調整器603の間に接続される電気エ
ネルギー貯蔵手段1を保護するための大電力リレーであ
る。
【0054】ここで、本実施の形態1または3の、永久
磁石を備える第1の回転体部及び磁気的突極性を備えた
構造の第2の回転体部を回転軸方向に連結した回転子
と、電流を供給することで前記回転子を駆動する界磁を
発生する固定子とを備えたモータ、もしくは永久磁石を
備える第1の回転体部と磁気的突極性を備えた構造の第
2の回転体部のそれぞれ最大トルクの発生する電流位相
が同じになるような機械角で両者を組合せたモータを備
え、更に実施の形態2または4の、電力調整器を搭載す
ることで、従来まで必要とされていた大電力リレー60
2を削除すること、またはより安価な半導体スイッチで
置き換えることが可能となり、高価な大電力リレーにつ
いてのコストを低減することが可能となる。
磁石を備える第1の回転体部及び磁気的突極性を備えた
構造の第2の回転体部を回転軸方向に連結した回転子
と、電流を供給することで前記回転子を駆動する界磁を
発生する固定子とを備えたモータ、もしくは永久磁石を
備える第1の回転体部と磁気的突極性を備えた構造の第
2の回転体部のそれぞれ最大トルクの発生する電流位相
が同じになるような機械角で両者を組合せたモータを備
え、更に実施の形態2または4の、電力調整器を搭載す
ることで、従来まで必要とされていた大電力リレー60
2を削除すること、またはより安価な半導体スイッチで
置き換えることが可能となり、高価な大電力リレーにつ
いてのコストを低減することが可能となる。
【0055】なお、上記の各実施の形態においては、ハ
イブリッド車両に搭載されるモータ特性としては、高ト
ルクかつ高速領域はさほど要求されない。このことか
ら、本発明のハイブリッド車両では、モータの誘起電圧
の低減に伴うモータ単体の最高回転数の増加により、従
来までの弱め界磁制御等の複雑な計算を削除することが
可能となり、ソフトのスリム化が行え、ハ−ドで構成し
ている場合には回路部品等の削減による低コスト化が図
れる。
イブリッド車両に搭載されるモータ特性としては、高ト
ルクかつ高速領域はさほど要求されない。このことか
ら、本発明のハイブリッド車両では、モータの誘起電圧
の低減に伴うモータ単体の最高回転数の増加により、従
来までの弱め界磁制御等の複雑な計算を削除することが
可能となり、ソフトのスリム化が行え、ハ−ドで構成し
ている場合には回路部品等の削減による低コスト化が図
れる。
【0056】なお、本発明の電力調整器制御手段は、各
実施の形態のマイコン、半導体、スイッチ手段に相当す
るものであり、電力調整器監視手段は、各実施の形態の
マイコン異常監視手段に相当するものである。
実施の形態のマイコン、半導体、スイッチ手段に相当す
るものであり、電力調整器監視手段は、各実施の形態の
マイコン異常監視手段に相当するものである。
【0057】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
によれば、従来までのモータを使用したハイブリッド車
両システムに対して、モータ出力としてはリラクタンス
トルクによる高出力化が実現できるため同等出力を維持
したまま、鉄損を低減させることができ、ハイブリッド
車両の一充電走行距離を延長し、更に電源等バッテリの
劣化,破損を防止することができる。
によれば、従来までのモータを使用したハイブリッド車
両システムに対して、モータ出力としてはリラクタンス
トルクによる高出力化が実現できるため同等出力を維持
したまま、鉄損を低減させることができ、ハイブリッド
車両の一充電走行距離を延長し、更に電源等バッテリの
劣化,破損を防止することができる。
【0058】また、大型リレ−を削除しハイブリッド車
両の低コスト化が図れる。
両の低コスト化が図れる。
【図1】本発明の実施の形態1によるハイブリッド車両
の模式構成図
の模式構成図
【図2】本発明の実施の形態2によるハイブリッド車両
のモータ駆動システムを示すブロック図
のモータ駆動システムを示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3によるハイブリッド車両
の模式構成図
の模式構成図
【図4】本発明の実施の形態4によるハイブリッド車両
のモータ駆動システムを示すブロック図
のモータ駆動システムを示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態5によるハイブリッド車両
の模式構成図
の模式構成図
【図6】従来の技術によるハイブリッド車両のモータ駆
動システムを示すブロック図
動システムを示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態によるハイブリッド車両に
用いられるモータの模式構成図
用いられるモータの模式構成図
【図8】本発明の実施の形態によるハイブリッド車両に
用いられるモータの回転子の4分割図
用いられるモータの回転子の4分割図
101 エンジン 102 トランスミッション 103 モータ 104 電力調整器 105 電気エネルギー貯蔵手段 106 車輪 107 本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 19/10 H02K 21/12 M 21/12 B60K 9/00 ZHVE (72)発明者 角谷 直之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H115 PA08 PA11 PC06 PG04 PI16 PI24 PI29 PO02 PO06 PO09 PU10 PU23 PU25 PV09 PV23 QN03 SE04 TD20 TI05 TI06 TI10 TO05 TO12 TR01 TR19 TU12 TU16 TU17 TU20 TZ04 TZ14 5H619 AA00 AA01 BB01 BB02 BB06 BB15 BB24 PP02 PP08 5H621 BB07 BB10 HH01 PP01
Claims (4)
- 【請求項1】 電力を貯蔵する電気エネルギー貯蔵手段
と、 前記電気エネルギー貯蔵手段の電力を用いて駆動するモ
ータと、 前記モータを制御するモータ制御手段と、 前記モータと前記電気エネルギー貯蔵手段との間に設け
られ、両者の電力変換を行う電力調整器と、 燃料で駆動するエンジンと、 前記エンジンを制御するエンジン制御手段とを備え、 前記モータの駆動力と前記エンジンの駆動力とを用いて
走行するハイブリッド車両において、 前記モータは、永久磁石を持つ第1の回転体部と磁気的
突極性を持つ構造の第2の回転体部とを回転軸方向に連
結した回転子と、 前記回転子を駆動する界磁を発生する固定子とを有する
ことを特徴とするハイブリッド車両。 - 【請求項2】 前記第1回転体部と、前記第2回転体部
とは、前記第1の回転体部の最大トルクの発生する電流
位相と、前記第2の回転体部の最大トルクの発生する電
流位相とが実質上同一になるような機械角で組み合わせ
られていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリ
ッド車両。 - 【請求項3】 電気エネルギー貯蔵手段の異常を監視す
る異常監視手段と、 前記異常監視手段からの信号に基づき、前記電力調整器
の動作を制御する電力調整器制御手段とをさらに備えた
ことを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッ
ド車両。 - 【請求項4】 前記異常監視手段は、 前記エネルギー貯蔵手段の電圧を監視する電圧監視手
段、前記エネルギー貯蔵手段の電流を監視する電流監視
手段、前記エネルギー貯蔵手段の温度を監視する温度監
視手段、前記電力調整器の異常を監視する電力調整器監
視手段の全部または一部を有することを特徴とする請求
項3に記載のハイブリッド車両。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000153852A JP2001339804A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | ハイブリッド車両 |
US09/863,131 US6744164B2 (en) | 2000-05-24 | 2001-05-23 | Motor, electric vehicle and hybrid electric vehicle |
DE60130600T DE60130600T2 (de) | 2000-05-24 | 2001-05-23 | Motor, elektrisches Fahrzeug und elektrisches Hybridfahrzeug |
EP01112614A EP1158652B1 (en) | 2000-05-24 | 2001-05-23 | Motor, electric vehicle and hybrid electric vehicle |
CNB011197420A CN1237688C (zh) | 2000-05-24 | 2001-05-24 | 电动机、电动车辆和混合电动车辆 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000153852A JP2001339804A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | ハイブリッド車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001339804A true JP2001339804A (ja) | 2001-12-07 |
Family
ID=18659034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000153852A Pending JP2001339804A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | ハイブリッド車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001339804A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006149030A (ja) * | 2004-11-17 | 2006-06-08 | Toyota Motor Corp | 車両駆動システムおよびそれを備える車両 |
JP2010247725A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Toyota Motor Corp | 電動車両の電源制御装置 |
EP2765017A1 (en) | 2013-02-06 | 2014-08-13 | Samsung SDI Co., Ltd. | Method and system for controlling motor |
KR20140100385A (ko) | 2013-02-06 | 2014-08-14 | 삼성에스디아이 주식회사 | 모터 제어 방법 및 모터 제어 시스템 |
KR20170068673A (ko) * | 2015-12-09 | 2017-06-20 | 현대모비스 주식회사 | 마일드 하이브리드 차량에서의 인버터 제어 방법 |
JP7441261B2 (ja) | 2022-03-31 | 2024-02-29 | 本田技研工業株式会社 | 車両の電力制御装置 |
-
2000
- 2000-05-24 JP JP2000153852A patent/JP2001339804A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006149030A (ja) * | 2004-11-17 | 2006-06-08 | Toyota Motor Corp | 車両駆動システムおよびそれを備える車両 |
JP4581640B2 (ja) * | 2004-11-17 | 2010-11-17 | トヨタ自動車株式会社 | 車両駆動システムおよびそれを備える車両 |
JP2010247725A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Toyota Motor Corp | 電動車両の電源制御装置 |
EP2765017A1 (en) | 2013-02-06 | 2014-08-13 | Samsung SDI Co., Ltd. | Method and system for controlling motor |
KR20140100385A (ko) | 2013-02-06 | 2014-08-14 | 삼성에스디아이 주식회사 | 모터 제어 방법 및 모터 제어 시스템 |
US9246419B2 (en) | 2013-02-06 | 2016-01-26 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Method and system for controlling motor |
KR20170068673A (ko) * | 2015-12-09 | 2017-06-20 | 현대모비스 주식회사 | 마일드 하이브리드 차량에서의 인버터 제어 방법 |
KR102448628B1 (ko) | 2015-12-09 | 2022-09-29 | 현대모비스 주식회사 | 마일드 하이브리드 차량에서의 인버터 제어 방법 |
JP7441261B2 (ja) | 2022-03-31 | 2024-02-29 | 本田技研工業株式会社 | 車両の電力制御装置 |
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