JP2001339802A - トロール線と電車負荷との摺動接続集電方法 - Google Patents

トロール線と電車負荷との摺動接続集電方法

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JP2001339802A
JP2001339802A JP2000200161A JP2000200161A JP2001339802A JP 2001339802 A JP2001339802 A JP 2001339802A JP 2000200161 A JP2000200161 A JP 2000200161A JP 2000200161 A JP2000200161 A JP 2000200161A JP 2001339802 A JP2001339802 A JP 2001339802A
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autotransformer
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wire
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Tadao Nagano
忠雄 長野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電車の運行時において、パンタグラフのトロー
ル線よりの離線時に発生するアークを単に減少或いは軽
減させることを目的とする従来の方法と異なり、そのよ
うなアークの発生そのものを防止するために、新しい発
想による画期的な方法を発明することが本発明の課題で
ある。 【解決手段】一基のパンタグラフの集電用すり板を互い
に電気的に絶縁された二つのすり板に分け、その一方の
すり板とレール間に単巻変圧器を接続し他の一方のすり
板とレール間に電車負荷を接続し、この二つのすり板が
同時にトロール線と摺動接続すると、これら二つのすり
板がトロール線自体によって電気的に短絡されることを
利用して、電車負荷に直接的に給電する電源が該単巻変
圧器となるように運行時の電車の集電方法を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】電車の運行時において、パン
タグラフのすり板が何らかの原因によりり離線した場合
に、トロール線とすり板との間にアークが発生しですり
板とトロール線の双方の磨耗の増大や電波障害、騒音等
の原因となるので、本発明はこのようなアークを発生さ
せないような方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は離線を少なくして集電特性を向上
させるために、列車のパンタグラフの数を減じ或いは二
基以上のパンタグラフ間を高圧ケーブルで接続して一基
のパンタグラフが離線しても電流の切断がないようにす
る等の工夫がなされた。また列車の速度の増大に対応し
て、パンタグラフの質量を小さくし且つトロール線の平
均ばね定数を小さくすると共にパンタグラフの振動を減
衰させるためのダンバーをつける等の工夫もなされた
が、何れも離線時のアークを軽減させる方法に関するも
のであって、離線時のアークの発生を防止することを目
的とする根源的な方法に関するものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、パンタグラ
フのトロール線よりの離線時に発生するアークを単に減
少或いは軽減させることを目的とする従来の方法と異な
り、このようなアークの発生そのものを防止する革新的
な方法を発明することが課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】単巻変圧器き電方式の電
気鉄道において、トロール線よりパンタグラフによっで
電車に給電する場合に
【図1】に示す如く一基のパンタグラフのすり板10と
レール8との間に単巻変圧器12を接続し該パンタグラ
フ上において絶縁体9によってすり板10と絶縁された
すり板11とレールとの間に電車負荷13を接続する。
このすり板10とすり板11は、電車の運行時には共に
トロール線6と摺動接触を続けることになるから、この
状態が続く限り互いに絶縁された二つのすり板10と1
1とはトロール線6を通じて短絡状態となってトロール
線6とレール8との間には、レール8−単巻変圧器12
−すり板10−トロール線6の部分14−すり板11−
電車負荷13−レール8という電気回路が形成されるこ
ととなる。このようにすることによって、電車負荷13
に給電される電流に関する限りこの電流をトロール線に
摺動接続する単巻変圧器12からトロール線6の部分1
4を通じて供給するという仕組みを構成する。
【0005】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。
【図1】は電気鉄道において本発明が実施される単巻変
圧器き電方式の基本的構成図であるが、1は変電所の主
変圧器によってトロール線6とき電線7の両端に供給さ
れる電源であり、2は適当な間隔で線路に配置される単
巻変圧器でその巻線を構成する3と4の中央5はレール
8に接続されている。この単巻変圧器の両端子のうちの
一端はき電線7に接続され、他の一端はトロール線6に
接続されて、レール8とトロール線6間の電圧が電車の
運転電圧となっている。従ってパンタグラフのすり板1
0よりレール8に接続されている単巻変圧器12と他の
一方のすり板11よりレール8に接続されている電車負
荷13には同じくこの運転電圧がかかっていることにな
る。該すり板10とすり板11とはパンタグラフ上にお
いて絶縁体9によって互いに絶縁されているが、この両
すり板がトロール線6に摺動接触している限り、トロー
ル線6の部分14によってこの両すり板は短絡された状
態を持続すから、電車負荷13に供給される電力は適当
な間隔で線路に配置される単巻変圧器2等の存在にも拘
らず、直接的には電車のパンタグラフのすり板10に接
続された単巻変圧器12の負荷として存在し、そのため
に流れる電流は単巻変圧器12の端子よりすり板10−
トロール線6の部分14−すり板11−電車負荷13−
レール8−単巻変圧器12の端子の順に流れて、電車の
運行を継続させている。
【0006】
【発明の効果】この発明によって、従来の技術によって
解決できなかった電車のパンタグラフのトロール線より
の離線時におけるアークの発生を防止できる。その効果
の革新的な点を述べると次の如くである。 (イ)
【図2】(a)に示す如く、単巻変圧器12によって電
車負荷13に供給される負荷電流15は図の矢印によっ
て示される方向に流れ、線路に適当な間隔で配置された
単巻変圧器より負荷電流15に対応してトロリー線6に
よって単巻変圧器12に流入する電流16とは、単巻変
圧器12の巻線内において方向が反対の向きである。 (ロ) 前記(イ)の状態において、同図(b)に示す
如く電車のパンタグラフのすり板10及びすり板11が
何らかの原因でトロール線6より同時に離線したとして
も、すり板10とトロール線6との間に形成される間隙
17並びにすり板11とトロール線6との間に形成され
る間隙18との間にはアークが発生することはない。何
故なら間隙17が形成されるより以前の状態においてす
り板10とトロール線6との間に流れていた電流15と
16は、流れる向きが互いに反対方向であって互いに打
ち消しあう性質のものであるから離線した場合にもアー
クを発生することはない。電流16には単巻変圧器12
の励磁電流が含まれているとしても、これだけでアーク
を発生させるだけのエネルギーはないからである。また
すり板11はすり板10と同時に離線するから、その時
に形成される間隙18に負荷電流15によるアークを発
生させようとしても、その時には既に此の負荷電流の電
源即ちアークを発生させるべき電源たる単巻変圧器12
は離線しているから、アークを発生させるエネルギーは
存在しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気鉄道において本発明が実施される単巻変圧
器き電方式の基本的構成を示すと共にその実施例に基づ
く説明図である。
【図2】(a)本発明の実施例に基づく作用効果の説明
図である。 (b)離線時における本発明の実施例に基づく作用効果
の説明図である。
【符号の説明】
1 変電所電源 2 単巻変圧器 3 単巻変圧器巻線 4 同上 5 巻線3及び巻線4よりなる単巻変圧器巻線の中点 6 トロール線 7 き電線 8 レール 9 絶縁体 10 パンタグラフのすり板 11 同上 12 単巻変圧器 13 電車負荷 14 すり板10とすり板11間ですり板10とすり板
11とを電気的に短絡しているトロリー線の部分 15 電車負荷に流れる負荷電流 16 負荷電流15に対応してトロリー線6より単巻変
圧器12に流入する電流 17 すり板がトロール線より離線した場合に、トロー
ル線6とすり板10との間に生ずる間隙 18 すり板とトロール線より離線した場合に、トロー
ル線6とすり板11との間に生ずる間隙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電車の一基のパンタグラフの互いに絶縁
    された二つのすり板の一方のすり板とレールとの間に単
    巻変圧器を接続し他の一方のすり板とレールとの間に電
    車負荷を接続し、この二つのすり板が同時にトロール線
    と摺動接続することによってこれら二つのすり板間をト
    ロール線自体によって電気的に短絡させて、該単巻変圧
    器より電車負荷に給電する電車の集電方法。
JP2000200161A 2000-05-29 2000-05-29 トロール線と電車負荷との摺動接続集電方法 Pending JP2001339802A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100752306B1 (ko) * 2001-04-30 2007-08-29 주식회사 포스코 트롤리바의 가변형 전원제어장치
CN104608640A (zh) * 2015-01-16 2015-05-13 郑州宇通客车股份有限公司 一种无轨电车集电头和无轨电车

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