JP2001338973A - 基板収納ボックス - Google Patents

基板収納ボックス

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JP2001338973A
JP2001338973A JP2000160731A JP2000160731A JP2001338973A JP 2001338973 A JP2001338973 A JP 2001338973A JP 2000160731 A JP2000160731 A JP 2000160731A JP 2000160731 A JP2000160731 A JP 2000160731A JP 2001338973 A JP2001338973 A JP 2001338973A
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storage box
substrate storage
support surface
support
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JP2000160731A
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English (en)
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Nobuaki Oki
信昭 大木
Susumu Yoshida
進 吉田
Takashi Futamura
孝 二村
Katsumi Morita
勝巳 森田
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MEIDEN ENGINEERING CO Ltd
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
MEIDEN ENGINEERING CO Ltd
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型且つ薄型の基板を確実に搬送することが
でき、パーティクル等による基板の汚染を防止すること
のできる基板収納ボックスを提供すること。 【解決手段】 本発明の基板収納ボックス20は、下部
部材50と、この下部部材と共働して密閉空間80を形
成する上部部材72と、密閉空間内で基板14を支持す
る支持面56,70と、密閉空間を形成すべく上部部材
と下部部材とを分離可能に固定する固定手段88と、前
記支持面上で支持された基板の位置ずれを防止する位置
ずれ防止手段86とを備える。このような構成では、密
閉空間内で基板が支持されるので、基板が外部のパーテ
ィクル等で汚染されることはない。また、基板支持面上
で支持された基板は位置ずれが防止されるので、安定、
確実な搬送が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面型表示装置
(フラットパネルディスプレイ)や半導体デバイス等の
製造現場において薄型の加工対象物である基板を搬送す
る際に用いる基板収納ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の代表的な基板搬送技術としては、
例えば液晶パネルのアレイ工程においてみられるものが
ある。この工程では、加工対象物であるガラス基板を2
0枚程度カセットと呼ばれる箱に入れ、一括して搬送す
るバッチ方式の搬送が普及している。これは、液晶パネ
ルの製造が始まった初期の頃は基板の大きさが未だ小さ
く、基板処理装置や搬送系の信頼性も低かったため一枚
一枚を運ぶよりもカセット単位で人力により運んだ方が
有効と考えられていたためである。しかし、近年の基板
の大型化、大口径化に伴い、基板を納めるカセットの外
形や重さが非常に大きなものとなり、人力での搬送が困
難になってきている。
【0003】このため、近年においては、天井走行台車
や無人搬送車のような自動搬送機器を用いて工程間搬送
等の比較的長い距離の搬送と工程内搬送等の比較的短い
距離の搬送とを組み合せるジョブショップ方式が一般的
となっているが、製品の多様化に伴い、カセットを用い
る搬送方法では運用の柔軟性に欠けるという問題が生じ
ている。
【0004】そこで、カセットを使用せずに基板を1枚
ずつ流していく枚葉式の搬送が種々提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、例え
ば平面型表示装置用のガラス基板等は20インチを越え
る大型のものが増えてきている。このような大型で薄い
基板は破損しやすく、取扱いに注意を要する。特に、枚
葉式の搬送では、常に基板を1枚ずつ搬送するため、基
板を保護する手段が求められる。かかる手段としては、
基板を載置して搬送するトレーが考えられる。
【0006】しかしながら、単なるトレーでは、基板の
表面が露出されるため、基板がパーティクル等により汚
染される可能性がある。また、基板が搬送中に振動等に
よりトレーから脱落する可能性がある。更に、基板搬送
装置と基板処理装置との間での基板の受渡しを容易化し
たいという要請もある。
【0007】そこで、本発明の主目的は、大型且つ薄型
の基板を確実に搬送することができ、パーティクル等に
よる基板の汚染を防止することのできる手段を提供する
ことにある。
【0008】また、本発明の別の目的は、基板搬送装置
と基板処理装置との間において基板を容易に受け渡すこ
とができる手段を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、第1部材と、この第1部材
と共働して密閉空間を形成する第2部材と、前記密閉空
間内で基板を支持する支持面と、前記密閉空間を形成す
べく第1部材と第2部材とを分離可能に固定する固定手
段と、前記支持面上で支持された基板の位置ずれを防止
する位置ずれ防止手段とを備える基板収納ボックスを特
徴としている。
【0010】このような基板収納ボックスにおいては、
密閉空間内で基板が支持されるので、ボックスの外部に
パーティクルが存在しても基板が汚染されることはな
い。また、基板支持面上で支持された基板は位置ずれ防
止手段により位置ずれが防止されるので、安定、確実な
搬送が可能となる。
【0011】密閉空間の一部が、第1部材に形成された
凹部から画成されている場合、支持面はこの凹部に取出
し可能に配置される基板支持体上に形成されることが好
ましい。従来は、基板の移載にはリフトピンが用いられ
ており、リフトピンをこの基板収納ボックスに適用しよ
うとすると、第1部材にリフトピンを通す貫通孔を形成
する必要があった。しかし、本発明では、基板支持体を
第1部材の凹部から取り出せるようにしているので、リ
フトピンを必ずしも利用する必要はなく、貫通孔を第1
部材に形成しなくともよい。従って、密閉空間の密閉度
を向上させることができる。
【0012】また、位置ずれ防止手段としては、第2部
材に形成され支持面に対して基板を押圧する突起とから
なるものが考えられる。
【0013】位置ずれ防止手段の存在により、基板支持
面を傾斜させ、或いは鉛直に向けることができる。これ
により、基板収納ボックスの水平面への投影面積を小さ
くすることができるので、搬送面、ひいては基板搬送装
置を小型化することができる。なお、基板支持面を鉛直
に向けた場合、投影面積が最小となるので、その状態を
確保するために、第1部材及び第2部材を支持するため
の脚部材を設けることが好ましい。
【0014】また、請求項4にかかる発明は、第1部材
と、第1部材と共働して密閉空間を形成する第2部材
と、第2部材に取り付けられ、密閉空間内で基板を支持
する支持面を有する基板支持体と、密閉空間を形成すべ
く第1部材と第2部材とを分離可能に固定する固定手段
とを備える基板収納ボックスを特徴としている。
【0015】この基板収納ボックスも、請求項1にかか
る発明によるボックスと同様、基板が基板支持面により
支持されるので、搬送を確実に行うことができ、且つ、
基板支持面が密閉空間内に配置されるので、汚染からも
有効に保護される。
【0016】加えて、基板支持体が第2部材と一体化さ
れているので、第2部材を第1部材から分離するのと同
時に、基板支持体は外部に取り出され、基板の出し入れ
が容易となる。すなわち、基板搬送装置と基板処理装置
との間の基板受渡しを容易化するものである。また、こ
の構成はリフトピンの使用を不要とするもので、密閉空
間の密閉度を高めるものでもある。
【0017】第1部材と第2部材とを固定する固定手段
としては、第2部材に形成されたリング状部材と、第1
部材に配置され、リング状部材と掛合する掛合位置とリ
ング状部材から分離する分離位置との間で移動可能とな
っているフック状部材と、フック状部材と一体であって
第1部材内に配置され、フック状部材を移動させる可動
部材とからなるものが考えられる。そして、可動部材の
一部を第1部材から露出させ、第1部材の外部から可動
部材を操作できるようにすることが、ロボット等を用い
ての固定及びその解除を可能とし、有効である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について説明する。なお、全図を通して同
一又は相当部分には同一符号を付することとする。ま
た、各図は概略図であり、寸法的には誇張して描いてい
る。
【0019】図1は、本発明に関連される基板搬送装置
の一例を示す平面図である。図示の基板搬送装置10
は、複数台のCVD装置やエッチング装置等の基板処理
装置12に対して基板を枚葉搬送するためのものであ
る。また、この基板搬送装置10は種々の基板に対して
適用可能であるが、この実施形態では、最終的には平面
型表示装置となる矩形のガラス基板14を扱うものとす
る。
【0020】図1において、符号16は基板搬送装置1
0の搬送面の一部を示しており、この搬送面16上をガ
ラス基板14が移動するようになっている。搬送面16
は水平面であり、この実施形態では、図2にも示すよう
に、水平に設置された平板18の上面から所定距離離れ
た位置で水平に延びる面として規定されている。このガ
ラス基板14は、薄く大型であるため破損し易いため、
図3〜図5に示すような基板収納ボックス20に収納し
た状態で搬送させることとしている。基板収納ボックス
20にしては以下で更に詳細に説明する。
【0021】搬送面16は、図1において中抜き矢印で
示す第1の搬送方向(以下「主搬送方向」という)と、
この主搬送方向に直角の第2の搬送方向(以下「横方
向」という)とに沿って格子状に配列された複数の同一
形状のエリア(図1において破線により画された矩形領
域)22に区画されている。各エリア22は、ガラス基
板14、すなわち基板収納ボックス20が待機されるエ
リアであり、ボックス20はこれらのエリア22間を主
搬送方向又は横方向に間欠的に移動される。
【0022】基板収納ボックス20がエリア22の所定
位置に待機された状態、典型的にはボックス20の中心
点とエリア22の中心点がほぼ一致した状態では、当該
ボックス20の一部が隣接のエリア22に掛かることが
ないよう、エリア22の形状と寸法が定められている。
具体的には、エリア22は基板収納ボックス20と同形
の矩形とし、ボックス20の寸法よりもやや大きい程度
とすることが好ましい。
【0023】主搬送方向に連なるエリア列は主搬送路を
構成するものであり、主搬送路が2本以上、図示実施形
態では3本となるようにエリア22が配列されている。
従って、各エリア列を3個の基板収納ボックス20が同
時に並んで進むことができ、また、上述したように基板
収納ボックス20は横方向にも移動可能となっている。
よって、一のエリア列を進んでいる基板収納ボックス2
0を適時、他のエリア列に移動させ、必要ならばそこで
待機させることもできる。このような動きは基板収納ボ
ックス20の追越しやすれ違いを可能とするものであ
る。
【0024】隣合うエリア22間で基板収納ボックス2
0を移動させる機構としては種々考えられる。一例とし
ては、図2に示すようなボックス移動機構24がある。
このボックス移動機構24は、楕円軌道26に沿って正
逆両方向に楕円運動するように配置された回転体28を
備えている。この回転体28は、図示しない駆動源及び
伝動機構により等速楕円運動を行うよう構成されてい
る。また、回転体28は上下方向に貫通する貫通孔30
を有しており、楕円運動時においてこの貫通孔30が常
に垂直に維持されるようになっている。回転体28の貫
通孔30には棒状体32が摺動可能に配置されている。
棒状体32はばね(図示せず)により支持されており、
弾性復帰可能に下方に押し込むことができる。ばねの弾
性復帰力は比較的小さく、基板収納ボックス20の重量
が作用した場合には棒状体32は回転体28に対して下
方に移動する。
【0025】棒状体32に負荷がかかっていない状態に
おいては、棒状体32の上端部は、回転体28が楕円軌
道26の上側の長径部分にあるとき、搬送面16よりも
上方の位置に配置される。そして、回転体28が上側の
長径部分から短径部分に移り、短径部分の適所に達する
と、棒状体32の上端部は搬送面16よりも下方に移動
する。
【0026】棒状体32は基板収納ボックス20の下面
に形成された凹部34と協働して基板収納ボックス20
を水平に移動させる。すなわち、基板収納ボックス20
が一のエリア22の所定位置に配置されており、且つ、
回転体28が楕円軌道26の一方(図2の左側)の短径
部分の最外部にある状態(図2で実線で示す状態))か
ら、回転体28を矢印の方向に等速楕円運動させると、
棒状体32が上方に移動し、その上端部が基板収納ボッ
クス20の凹部34に嵌合する。更に、同方向に回転体
28の楕円運動を続けると、棒状体32の移動に伴って
基板収納ボックス20は搬送面16に沿って隣接のエリ
ア22に移動する。この際、回転体28が楕円軌道26
の長径部分にあるとき、棒状体32の上端は搬送面16
から基板収納ボックス20の凹部34の深さよりも高く
突出しようとするが、棒状体32を弾性的に支持してい
るばねのばね力は弱いので、棒状体32は回転体28に
対して下方に移動し、基板収納ボックス20は持ち上が
ることはない。回転体28が楕円軌道26の長径部分か
ら他方の短径部分に移動すると、棒状体32の上端部は
基板収納ボックス20の凹部34から離れ、基板収納ボ
ックス20は停止する。この時、基板収納ボックス20
は隣接のエリアの所定位置に配置される。
【0027】ところで、回転体28の楕円運動は等速楕
円運動であるため、回転体28が楕円軌道26の短径部
分から長径部分まで移動する際、棒状体32の水平方向
における移動速度は徐々に加速する。また、回転体28
が長径部分を移動する際は、棒状体32の水平移動速度
は比較的高速であり、長径部分から短径部分に移ると、
棒状体32は徐々に減速していく。従って、基板収納ボ
ックス10は始動時、停止時はゆっくり加速、減速さ
れ、その中間では高速で安定的に移動される。このよう
な動きは、傷付き易く汚染され易いガラス基板14を搬
送する場合に適している。かかる動作をコンピュータに
よるモータの回転速度制御で達成しようとすると、高価
な電子制御システムを構築する必要があるが、図2に示
す機械的なシステムでは安価に構成することができる。
【0028】なお、平板18の上面にはボール状の受け
38が所定配列で多数設置されており、基板収納ボック
ス20の重量を受け持ち、基板収納ボックス20が円滑
に移動できるようにしている。また、図示しないが、基
板収納ボックス20の裏面の適所にもコロが取り付けら
れており、前記受け38と協働して、基板収納ボックス
20の円滑な移動を補助している。
【0029】このようなボックス移動機構24は、主搬
送方向及び横方向に隣合うエリア22間にそれぞれ設け
られており、ボックス移動機構24をコンピュータ等か
らなる制御装置により制御することで、基板収納ボック
ス20を所望のエリア22に移動させることが可能であ
る。
【0030】更に、各基板処理装置12と基板搬送装置
10との間のガラス基板14の受渡しのために、インタ
フェースステーション40が各基板処理装置12の近傍
のエリア22に隣接して設けられている。インタフェー
スステーション40には基板収納ボックス20を扱うロ
ーダー(図示せず)や、基板収納ボックス20と基板処
理装置12との間でガラス基板14を移載するロボット
(例えばシャトル型ロボット42やスカラー型ロボット
44)が配備されており、これらのローダーないしはロ
ボットを制御することで、ガラス基板14の受け渡しが
自動的に行われる。なお、インタフェースステーション
40自体は基本的には基板搬送装置10の各エリア22
と同様な構成であり、隣接するエリア22から基板収納
ボックス20が搬入されるよう、上記と同様なボックス
移動機構(図示せず)を備えている。
【0031】次に、図3〜図5を参照して本発明による
基板収納ボックスの第1実施形態について詳細に説明す
る。
【0032】図3〜図5に示す基板収納ボックス20
は、略矩形の平板形状をなす下部部材(第1部材)50
と、この下部部材50の上面に形成された略矩形の凹部
52内に嵌合配置される基板支持体54とを備えてい
る。基板支持体54は、略矩形の底板56と、その各縁
部に一体的に形成された側壁58と、側壁58の上縁部
に一体的に形成された外向きの係合片60とから構成さ
れている。側壁58の外面と底板56の下面により画さ
れる形状は下部部材50の凹部52とほぼ同等とされて
いる。また、側壁58の下端から係合片60の下面まで
の高さは、凹部52の高さとほぼ同じとされている。係
合片60の外縁部の下面側は段差が付けられており、当
該部分は下部部材50の周縁部(凹部52を囲む上面部
分)62から僅かに浮き上がった状態となる。
【0033】基板支持体54の底板56の上面はガラス
基板14の支持面として機能するものである。また、こ
の支持面に置かれたガラス基板14の水平方向の動きを
側壁58により拘束するために、基板支持体54の側壁
58により囲まれる領域の形状はガラス基板14の形状
と実質的に同等とされている。なお、底板56に対して
ガラス基板14の載置、持上げを容易にするために、図
3に示すように、側壁58の下部にテーパ状のガイド6
4を複数、形成することが好ましい。或いはまた、側壁
58の内面を上方ほど外側に傾斜させてもよい。
【0034】更に、基板支持体54は、基板搬送用ロボ
ットのアーム66にガラス基板14を移載させることが
できるように、アーム66の形状に合わせた切欠き68
が形成されている。図示実施形態では、ロボットアーム
66は二叉状であるので、切欠き68は2カ所に設けら
れている。なお、図示実施形態では、下部部材50の凹
部52の底面上には2カ所に切欠き68と同形の平坦な
隆起部70が形成されているが、この隆起部70は基板
支持体54を下部部材50の凹部52に配置した際に切
欠き68に嵌合される部分である。隆起部70の上面は
平面であり、その高さは基板支持体54の底板56の厚
さと同等であるので、下部部材50に基板支持体54が
嵌合配置された状態では、隆起部70の上面と基板支持
体54の底板56の上面とは同一平面となり、全体が基
板支持面として機能する。また、隆起部70の存在によ
り基板支持体54の位置ずれが確実に防止される。
【0035】下部部材50上には蓋となる上部部材(第
2部材)72が配置されるようになっている。上部部材
72は、上板74と、その各縁部から一体的に垂下する
側壁76と、側壁76の下縁部から外方に延びるフラン
ジ部78とから構成されている。フランジ部78の下面
は平坦であり、下部部材50の周縁部62の上面に密着
させることができ、これにより下部部材50の凹部52
は上部部材72により覆われ密閉空間80が形成される
(図4参照)。空間80の密閉性を確実にするために
は、フランジ部78の下面又は下部部材50の周縁部6
2の上面のいずれかに或いはその両方にOリング又はパ
ッキン等のシール部材82が配置されることが望まし
い。
【0036】上部部材72を下部部材50の所定位置に
配置した状態において、下部部材50の凹部52に嵌合
配置された基板支持体54の係合片60の外縁はフラン
ジ部78の内側に位置する。この状態で基板支持体54
の係合片60を下部部材50の周縁部62に押し付ける
ために、上部部材72の上板74の下面には係合片60
を押す突起84が複数箇所に形成されている。
【0037】更に、上部部材72の上板74の下面に
は、下部部材50及び基板支持体54により支持された
ガラス基板14を基板支持面(56,70)に対して押
さえ付ける基板押え用突起86が複数箇所に形成されて
いる。この基板押え用突起86の先端はガラス基板14
に傷を付けることがないよう、柔軟な材料が取り付けら
れていることが好ましい。
【0038】上部部材72と下部部材50とは適当な固
定手段により互いに固定されるようになっている。固定
手段としてはフックやクランプ、ラッチと称される種々
の型式のものを使用することが可能であるが、自動機に
よる操作に適したものとしては、図5に明示する掛止機
構88が好適である。
【0039】図示の掛止機構88は、基板収納ボックス
20の長辺側となる各縁部に設けられている。この掛止
機構88は、基本的には、フック状部材90と、それを
受けるリング状部材92とからなるもので、リング状部
材92は、上部部材72の各長辺側フランジ部78の下
面に一体形成又は取り付けられている。リング状部材9
2は複数個設けられており、長手方向に沿ってリング状
部材92の目穴が同軸に配置され且つ互いに適宜間隔を
もって並べられている。下部部材50の長辺側縁部62
の上面には、リング状部材92を受け入れる穴94が形
成されており、各穴94にフック状部材90が配置され
ている。また、これらの穴94を貫く形で貫通孔96が
当該縁部62に長手方向に沿って形成されている。貫通
孔96には1本のロッド(可動部材)98が摺動可能に
配置されており、フック状部材90はこのロッド98に
一体的に結合されている。ロッド98は、それが設けら
れた下部部材50の縁部62の長さよりも長くされてお
り、ロッド98の位置に応じてそのいずれか一方の端部
が必ず下部部材50から突出するようになっている。
【0040】図5から明らかなように、ロッド98を一
方の側(図5において左側であり、二点鎖線で示す位
置)に配置した場合、フック状部材90はリング状部材
92から分離する分離位置となるため、上部部材72を
下部部材50から外すことができる。この状態では、ロ
ッド98の左側端部が下部部材50から露出している。
この露出端部を適当なロボットや専用装置を用いて押
し、ロッド98を他方の側(図5において右側であり、
実線で示す位置)に移動させると、リング状部材92の
目穴の中にフック状部材90の先端部が入り込み、掛合
状態となる。フック状部材90の先端部の下面は根元ほ
ど肉厚となっているため、フック状部材90をリング状
部材92に差し込んでいくと、くさび作用によりリング
状部材92は下方に引き寄せられ、上部部材72は下部
部材50に確実に固定される。また、リング状部材92
は、例えば細いステンレス鋼のような弾性に富む部材で
作られていると、フック状部材90の取付誤差を吸収
し、また、密着力も均等に調整できるので好適である。
しかも、このようなリング状部材92とフック状部材9
0が長辺側縁部に沿って複数対、設けられているので、
基板収納ボックス20の内部空間80の密閉度を高める
ことができる。これは、大型基板用の大型のボックス2
0で製造誤差が生じやすいものでも、空間80の密閉状
態を確保することを可能とする。フック状部材90が掛
止位置にあるとき、ロッド98の右側端部が下部部材5
0から突出するので、ロッド98を左方へ移動させ掛止
状態を解除することも容易に行うことができる。なお、
掛止機構88は全ての辺に設けてもよいし、上部部材7
2の一辺をヒンジにより下部部材50に取り付けるよう
にした場合には、掛止機構88はヒンジに対向する側の
縁部にのみ設けられればよい。また、ロッド98の右側
端部に下部部材50の貫通孔96を塞いでバネを配置す
ると共に、掛止状態の場合にはロッド98を固定できる
爪を設けることで、掛止時には、下部部材50の外側に
突出することがなく、開放もこの爪を解除するだけで容
易にすることもできる。
【0041】基板収納ボックス20は、図4に示す如
く、更に上部部材72にバルブ(弁手段)100を有し
ている。このバルブ100は単純な逆止弁であり、外部
からボックス20内部にガスを封入することができるよ
うになっている。このバルブ100のガス導入口から清
浄な空気又は窒素ガス等を基板収納ボックス20内に導
入し、ボックス20の内部空間80を陽圧とすること
で、下部部材50と上部部材72との間のシールの密着
性が低く僅かに隙間が生じた場合でも、しばらくの間は
ボックス20の内部からこの空気又は窒素ガスが漏出す
るため、ボックス20内に外部から空気が入り込むこと
が防止され、ガラス基板14は外部のパーティクルから
保護される。
【0042】このような基板収納ボックス20にガラス
基板14を配置するには、人手は不要であり、適当なロ
ボットを用いて遠隔操作することができる。まず、イン
タフェースステーション40等の所定位置に空の基板収
納ボックス20を配置した後、上述したようにして掛止
機構88による固定状態を解除して、上部部材72を持
ち上げる。この時、基板支持体54の係合片60の外縁
部が下部部材50の周縁部62から浮き上がった状態と
なっているので、ロボットハンド等の自動機で基板支持
体54の係合片60を支持することが可能となり、基板
支持体54を下部部材50の上方に水平に配置すること
ができる(図3参照)。次いで、ロボットの二叉状アー
ム66に載せたガラス基板14を基板支持体54の上方
に配置し、アーム66を下降させてガラス基板14を基
板支持体54の底板56上に移載する。基板支持体54
には切欠き68が形成されているので、アーム66は基
板支持体54と干渉することなく、基板支持体54から
離れた位置に移動させることができる。この後、基板支
持体54を下部部材50の凹部52に戻し、上部部材7
2をその上に置き、掛止機構88により上部部材72を
下部部材50に固定することで、図4に示す収納状態と
なる。そして最後に、バルブ100から清浄な空気又は
窒素ガス等を封入して内部を陽圧とする。基板収納ボッ
クス20からガラス基板14を取り出す場合には、上記
とは逆の手順で作業を行えばよい。
【0043】上記から了解される通り、図示の基板収納
ボックス20は、ガラス基板14の移載に通常用いられ
るリフトピンを使用しないので、下部部材50等にリフ
トピンを通すための貫通孔が必要ない構造となってい
る。この構造が基板収納ボックス20内の密閉性を格段
に向上させ、パーティクル等の汚染源から基板を有効に
保護することに寄与している。
【0044】上述したように、基板収納ボックス20
は、その内部空間80が密閉され、且つ陽圧とされてい
る。従って、ボックス20が開放されるインターフェー
スステーション40については高度の清浄度を維持する
必要があるが、基板搬送装置10の搬送領域は一般の空
調による程度の清浄度であっても、ガラス基板14が汚
染されることはない。このため、基板搬送装置10に付
随する空調設備を大幅に簡略化し、設備費用を低減する
ことが可能となる。また、基板収納ボックス20内のガ
ラス基板14は突起86等により位置ずれが防止されて
いる。従って、基板収納ボックス20の移動を比較的高
速で行うことができ、基板収納ボックス20とガラス基
板14との相対的な動作による摩耗も防止されるという
効果も奏する。
【0045】なお、上記実施形態は種々の変形や変更、
或いは別態様の使用が可能である。例えば、図6に示す
ように多段に基板収納ボックス20を積み重ねて搬送す
ることができる。この際、各段が位置ずれを起こさない
ように、例えば基板収納ボックス20の下面に穴102
を形成すると共に上面に突起104を形成し、ボックス
20を積み重ねたときに下側のボックス20の突起10
4が上側のボックス20の穴102に嵌合するようにす
ると良い。
【0046】また、上記実施形態の基板収納ボックス2
0は、突起86や内壁面によりガラス基板14の内部で
の動きが抑制されるようになっている。従って、下部部
材50の隆起部70の上面及び基板支持体54の底板5
6の上面で形成される基板支持面が鉛直向きとなるよ
う、基板収納ボックス20を図7に示すように縦置きと
することも可能となる。この場合、基板収納ボックス2
0の水平面への投影面積が横置き(水平配置)の場合に
比して相当に小さくなり、基板搬送装置10の搬送面1
6の縮小、ひいては基板搬送装置10、基板処理施設の
小型化に寄与する。なお、縦置きの場合には転倒のおそ
れがあるため、図7に示すような脚部材106を設けて
おくことが好適である。
【0047】図8及び図9は、本発明による基板収納ボ
ックスの第2実施形態を示している。この基板収納ボッ
クス120は、互いに分離可能な下部部材150と上部
部材172とを備えている。下部部材150及び上部部
材172は、第1実施形態の基板収容ボックス20にお
けるものと同様な構成となっているが、図9に示すよう
に、下部部材150の一縁部には迫り上がり部200が
形成され、上部部材172の対応縁部は、迫り上がり部
200を相補的に受け得るよう切り欠かれている。
【0048】また、上部部材172の下面側には、一定
の間隔をおいて、板状の基板支持体154が水平に配置
されている。この基板支持体154は、少なくとも互い
に対向する1対の縁部、好ましくは3カ所の縁部で上部
部材172の上板174から吊支されている。残る一つ
の縁部は開放され、上部部材172の切欠き縁部202
の側に配置されており、水平方向側方から見た場合、基
板支持体154の開放縁部を臨むことができる。
【0049】その他の構成、例えば固定手段(掛止機
構)、シール部材及びバルブについては第1実施形態の
基板収納ボックス20と同様であるので、図においては
同一符号を付すが、その詳細な説明は省略する。
【0050】上記構成の第2実施形態にかかる基板収納
ボックス120においては、上部部材172を持ち上げ
ることで、基板支持板154が上部部材172と共に上
昇する。従って、基板支持板154を下部部材150か
ら取り出す特別な装置が不要である。そして、上部部材
172を持ち上げた状態で、ロボットの二叉状アーム6
6を上部部材172の切欠き縁部202から出し入れす
ることで、ガラス基板14を基板支持体154上に載置
することが可能となる。
【0051】また、図10は、第2実施形態にかかる基
板収納ボックス120の変形例を示している。先に示し
た図8に示す基板収納ボックス120は、基板位置ずれ
防止手段となる突起が上部部材172の上板174に形
成されておらず、ガラス基板14は上下方に動く可能性
がある。そこで、図10の基板収納ボックス120′
は、基板支持板154が上部部材172に対して上下方
向に移動可能に取り付けられており、上部部材172を
下部部材150に固定した状態(図10の(b)の状
態)では、基板支持板154の上面は上部部材172の
上板174の下面に接近するようにしている。この接近
状態で、上板174の下面に形成した突起186がガラ
ス基板14の表面に押圧的に接するよう寸法決めすれ
ば、ガラス基板14の位置ずれが防止され、縦置きをも
可能となる。なお、上部部材172を下部部材150か
ら持ち上げた場合には、基板支持板154が上部部材1
72から下方に離れ、突起186からの押付けによる固
定からも開放され、ガラス基板14の出し入れが容易と
なる。
【0052】第2実施形態及びその変形形態にかかる基
板収納ボックス120を開閉する装置としては、図11
に示すものが適している。なお、当該開閉装置300に
適用される基板収納ボックス120″は、上部部材17
2のフランジ部178が下部部材150よりも外方に突
出し、この突出部分の下面にパッキンやOリング等のシ
ール部材210を設けることができる点で、図8〜図1
0に示すものとは相違している。
【0053】図示の開閉装置300は、中央に開口部3
02を有するステージ304を備えている。この開口部
302は、上部部材172のフランジ部178の通過を
妨げるが、下部部材150の通過を許容する大きさとさ
れている。また、ステージ304の開口部302の下側
には、ヒンジ306により開閉可能に取り付けられたト
レー308が配置されている。このトレー308の内側
は、基板収納ボックス120″の下部部材150の外形
とほぼ一致する形状となっており、その底面上には突起
310が形成されている。この突起310は、基板収納
ボックス120″の下部部材150の下面に形成された
凹部212に嵌合し、ボックス120″を位置決めする
ためのものである。そして、開口部302を囲むステー
ジ304の縁部又はトレー308の縁部のいずれかにパ
ッキン等のシール部材312が設けられており、トレー
308の縁部がステージ304の縁部に接している状態
(図11の(a)の状態)では、ステージ304及びト
レー308により空間を上部空間314と下部空間31
6とに気密に仕切っている。
【0054】このような構成において、基板収納ボック
ス120″をトレー308上に配置する(図11の
(b)参照)。この時、ボックス120″のフランジ部
178の下面がステージ304の縁部上に置かれ、シー
ル部材210により両者間が気密に接する。この後、基
板収納ボックス120″の掛止機構(図示せず)の掛止
状態を解除すると共に、トレー308をヒンジ306中
心に下方に可動させると、下部部材150がトレー30
8と共に上部部材172から分離され、基板支持体15
4が下部空間316に露出される(図11の(c)参
照)。これによって、下部空間316に配置されたロボ
ットのアーム66により基板支持体154上のガラス基
板14を取り出すことが可能となり、逆にガラス基板1
4を基板支持体に載せることができる。
【0055】ところで、ステージ304の下方の下部空
間316のみを清浄な状態に維持すれば、基板収納ボッ
クス120″の表面全体にパーティクルが付着していて
も、上部部材172と下部部材150とを分離させた際
にパーティクルがボックス120″内に入り込むことは
ない。すなわち、下部部材150の外表面はトレー30
8により覆われるため、パーティクルの飛散が防止され
ている。また、上部部材172の外表面は、ステージ3
04で囲まれているので、清浄な下部空間316とは遮
断されている。従って、トレー308を下方に回動させ
た際には、パーティクルが、基板収納ボックス120″
の内部に回り込むことはなく、ボックス内部を清浄に保
つことができる。更に、下部空間316を陽圧に維持す
ることで、ステージ304と上部部材172との間に僅
かな隙間が生じても、上部空間314から空気が下部空
間316に流入することがなく、下部空間316を清浄
な環境に維持できる。
【0056】以上、本発明の好適な実施形態について詳
細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない
ことはいうまでもない。
【0057】例えば、上記実施形態では、基板収納ボッ
クスが収容する基板はガラス基板に限られず、半導体ウ
ェハ等のその他の基板に対しても本発明は適用可能であ
る。
【0058】また、本発明の基板収納ボックスを移動さ
せる機構も、空気浮上方式や磁気式、ベルトコンベヤ式
等、種々の変形例が考えられる。図12はベルトコンベ
ヤ式の一例であり、各エリアについて主搬送方向移動用
のベルトコンベヤ機構480と横方向移動用ベルトコン
ベヤ機構481とを上下動可能に配設したものである。
図12の構成では、一方のベルトコンベヤ機構80を上
昇させ、ボックス20の下面にベルト482を接触さ
せ、ベルト482を循環駆動することで、所望の方向に
ボックス20を移動させることができる。更に、基板搬
送装置は、一般的なベルトコンベヤ式等、様々な搬送装
置に適用可能である。
【0059】更にまた、上記実施形態では基板支持面が
平面となっているが、多数の突起を設けて、突起の先端
で支持するような形態をとってもよい。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による基板収
納ボックスは、パーティクルから基板を保護することが
できる。これは、当該ボックスが置かれる空間の清浄度
が低いことを許容するものである。従って、基板搬送装
置の搬送領域や、基板搬送装置が設置される部屋の内部
空間の清浄度を上げる高価な空調設備が不要となり、基
板搬送に関係する施設、装置の保守管理の手間や費用を
低減することができる。
【0061】また、基板はその全体が基板収納ボックス
により覆われ、保持されるので、薄く大型の基板であっ
ても、安定に且つ確実に搬送を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基板収納ボックスを用いることの
できる基板搬送装置の一例を概略的に示す平面部分図で
ある。
【図2】エリア間で基板収納ボックスを移動させるため
の機構を示す概略説明図である。
【図3】本発明による基板収納ボックスの第1実施形態
を概略的に示す分解斜視図である。
【図4】図3の基板収納ボックスを概略的に示す断面図
である。
【図5】図4の(b)のV−V線に沿っての断面図であ
る。
【図6】図3の基板収納ボックスを多段に積み重ねた状
態を示す側面図である。
【図7】図3の基板収納ボックスを縦置きとした状態を
示す側面図である。
【図8】本発明による基板収納ボックスの第2実施形態
を概略的に示す断面図であり、(a)は上部部材が持ち
上げられた状態、(b)は上部部材と下部部材とを結合
させた状態を示す図である。
【図9】図8の基板収納ボックスを概略的に示す側面図
である。
【図10】図8の基板収納ボックスの変形例を概略的に
示す断面図であり、(a)は上部部材が持ち上げられた
状態、(b)は上部部材と下部部材とを結合させた状態
を示す図である。
【図11】第2実施形態にかかる基板収納ボックスを開
閉するための開閉装置及び開閉の手順を概略的に示す説
明図である。
【図12】ボックス移動機構の変形例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…基板搬送装置、12…基板処理装置、14…ガラ
ス基板、20,120…基板収納ボックス、50,15
0…下部部材(第1部材)、52…凹部、54,154
…基板支持板、56…底板(基板支持面)、60…係合
片、64…ガイド、66…ロボットアーム、68…切欠
き、70…隆起部(基板支持面)、72,172…上部
部材(第2部材)、78…フランジ部、80…密閉空
間、82…シール部材、86,186…突起(位置ずれ
防止手段)、88…掛止機構(固定手段)、90…フッ
ク状部材、92…リング状部材、98…ロッド(可動部
材)、100…バルブ(弁手段)、300…開閉機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 進 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)発明者 二村 孝 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)発明者 森田 勝巳 東京都品川区大崎3丁目7番9号 明電エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 DA12 EA09 EA14 PA26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材と、 前記第1部材と共働して密閉空間を形成する第2部材
    と、 前記密閉空間内で基板を支持するための支持面と、 前記密閉空間を形成すべく前記第1部材と前記第2部材
    とを分離可能に固定する固定手段と、 前記支持面上で支持された基板の位置ずれを防止する位
    置ずれ防止手段とを備える基板収納ボックス。
  2. 【請求項2】 前記密閉空間の一部が前記第1部材に形
    成された凹部から画成され、前記支持面が前記凹部に取
    出し可能に配置される基板支持体上に形成されている請
    求項1に記載の基板収納ボックス。
  3. 【請求項3】 前記位置ずれ防止手段が、前記第2部材
    に形成され前記支持面に対して該基板を押圧する突起を
    備える請求項1又は2に記載の基板収納ボックス。
  4. 【請求項4】 前記基板支持体の前記支持面が鉛直とな
    る向きに、互いに固定された前記第1部材及び前記第2
    部材を支持する脚部材を備える請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の基板収納ボックス。
  5. 【請求項5】 第1部材と、 前記第1部材と共働して密閉空間を形成する第2部材
    と、 前記第2部材に取り付けられ、前記密閉空間内で基板を
    支持する支持面を有する基板支持体と、 前記密閉空間を形成すべく前記第1部材と前記第2部材
    とを分離可能に固定する固定手段と、を備える基板収納
    ボックス。
  6. 【請求項6】 前記基板支持体の前記支持面上で支持さ
    れた基板の位置ずれを防止する位置ずれ防止手段を備え
    る請求項5に記載の基板収納ボックス。
  7. 【請求項7】 前記位置ずれ防止手段が、前記第2部材
    に形成され前記支持面に対して該基板を押圧する突起を
    備える請求項6に記載の基板収納ボックス。
  8. 【請求項8】 前記基板支持体の前記支持面が鉛直とな
    る向きに、互いに固定された前記第1部材及び前記第2
    部材を支持する脚部材を備える請求項6又は7に記載の
    基板収納ボックス。
  9. 【請求項9】 前記固定手段が、前記第2部材に形成さ
    れたリング状部材と、前記第1部材に配置され、前記リ
    ング状部材と掛合する掛合位置と前記リング状部材から
    分離する分離位置との間で移動可能となっているフック
    状部材と、前記フック状部材と一体であって前記第1部
    材内に配置され、前記フック状部材を移動させる可動部
    材とを備え、前記可動部材の一部が前記第1部材から露
    出され該第1部材の外部から該可動部材を操作すること
    ができるようになっている請求項1〜8のいずれか1項
    に記載の基板収納ボックス。
  10. 【請求項10】 前記密閉空間内に空気を封入すること
    を可能とする弁手段を備える請求項1〜9のいずれか1
    項に記載の基板収納ボックス。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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