JP2001338517A - 蛍光ランプ及びその製造方法 - Google Patents

蛍光ランプ及びその製造方法

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JP2001338517A JP2001083878A JP2001083878A JP2001338517A JP 2001338517 A JP2001338517 A JP 2001338517A JP 2001083878 A JP2001083878 A JP 2001083878A JP 2001083878 A JP2001083878 A JP 2001083878A JP 2001338517 A JP2001338517 A JP 2001338517A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛇行する放電路に包囲された空間内に反射部
材を設けることにより配光特性の改善を図った蛍光ラン
プにおいて、生産性を向上させることができる蛍光ラン
プ、及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 3本のU字形バルブ101aに包囲され
て形成された空間内にホルダ102と所定の位置関係を
もって固定された反射部材105が設けられる場合にお
いて、反射部材105は、発光管101からの光を反射
する反射部105aと当該反射部105aの端部に形成
された固定部105bとを有し、ホルダ102には、前
記反射部105aは通過することができるが固定部10
5bは通過できない形状の挿入孔が設けられており、反
射部材105は、ホルダ102のケース側から反射部1
05aを挿入孔に挿通させることにより設置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光ランプ及びそ
の製造方法に関し、特に、配光特性を改善するための反
射部材を設けた蛍光ランプにおいて、生産性を向上させ
るための改良、及び安定した配光特性を長期間維持させ
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に蛍光ランプは、放電路を蛇行形に
すると小さな空間内に長い放電路を形成することがで
き、小型化、コンパクト化が可能になるという利点があ
る。そして、従来より、複数のU字形バルブ、若しくは
直管形状バルブなどを略円周状に配置し、隣り合うバル
ブ同士をブリッジ接合部により接続してバルブ内に1本
の蛇行形の放電路を形成した発光管と、この発光管を保
持するホルダと、ホルダの一端に設けられた口金とを備
えた電球形蛍光ランプが知られている。
【0003】一方、上述のような蛇行形の放電路を有す
る蛍光ランプは、特に水平配光特性が不均一になりやす
いという欠点がある。この水平配光特性の改善のための
技術の一例として、複数のU字形バルブによって囲まれ
た空間に、棒状の反射部材を設置した電球形蛍光ランプ
(以下、単に「蛍光ランプ」という。)が提案されてい
る。
【0004】以下、図9及び図10を参照しながら、上
記従来の蛍光ランプについて説明する。図9は、上記蛍
光ランプの構成及び製造方法について説明するための図
である。同図に示される蛍光ランプは、発光管901及
びホルダ902を備え、ホルダ902上に、図10に示
されるような棒状の反射部材905を設置することによ
り配光特性の改善を図ったものである。
【0005】発光管901は、3本のU字形バルブ(以
下、「U字管」という。)901aを用い、隣り合うU
字管同士をブリッジ接合部901bにより接合して構成
したものであり、ホルダ902上において放電路が略円
周状に配置されるように固定される。また、ホルダ90
2上に反射部材905を設置するに際しては、反射部材
905の末端部に係止爪905aを、またホルダ902
の側に係止部902aを設けることにより両者の間で係
止させる構造となっており、係止爪905aは二肢に切
り欠かれた構造を有している。
【0006】反射部材905は、二肢に切り欠かれた係
止爪905a間に形成されるスリット905bによる弾
性を利用して、発光管901の側(以下、「発光管側」
という。)から係止部902aに挿通され、係止爪90
5aと係止部902aとが係止することでホルダ902
に固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
蛍光ランプでは、徐々に配光特性が劣化する場合がある
という問題点を有していた。また、上記の蛍光ランプで
は、生産性に難があるという問題点もあった。即ち、発
光管901にホルダ902を装着する際には、両者をシ
リコン接着剤等を用いて固定するのが一般的であり、接
着剤が外部に露出することによるランプ外観への影響を
防止するためには、発光管901の電極リード線のある
側を上方に向け、当該リード線の上方からホルダ902
を装着することが好ましい一方、反射部材905を装着
する際には、発光管901及びホルダ902を逆向きに
して、反射部材905を図9に示す方向から挿入するこ
とが好ましいため、途中に発光管901等を反転させる
工程が必要となり、生産性に好ましくない影響を与える
からである。
【0008】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたもので、その第1の目的は、生産性を向上させる
ことができる蛍光ランプ、及び蛍光ランプの製造方法を
提供することにある。また、第2の目的は、安定した配
光特性を長期間維持させることができる蛍光ランプを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る蛍光ランプは、内部に蛇行した放電路
を形成する発光管と、前記発光管を所定の姿勢に保持す
るホルダと、前記発光管と所定の位置関係をもつ状態で
前記ホルダと固定され、前記発光管からの光を反射する
反射部材とを有する蛍光ランプにおいて、前記反射部材
は、前記発光管からの光を反射する反射部と、前記ホル
ダと固定される固定部とを有し、前記ホルダは、前記反
射部の挿通を許容するが前記固定部の通過は阻止する領
域を含む設置部を有し、前記反射部材は、前記反射部を
前記領域に挿通した状態で、前記固定部を前記設置部に
当接固定することにより、前記ホルダに対する位置関係
が固定されることを特徴としている。
【0010】この蛍光ランプは、具体的には、例えば、
蛇行した放電路を形成する発光管に、反射部材の反射部
の挿通を許容するが、当該反射部材の固定部の通過は阻
止する領域を有するホルダを装着するホルダ装着ステッ
プと、前記反射部を、前記ホルダの、前記発光管の反対
側から前記領域に挿通し、当該反射部が前記領域を通過
した状態で前記固定部と前記ホルダとを当接固定するこ
とにより、前記反射部材を前記ホルダに装着する反射部
材装着ステップとを含むことを特徴とする蛍光ランプの
製造方法により製造することができる。
【0011】上記の蛍光ランプ及び蛍光ランプの製造方
法によると、発光管を反転させる工程が不要となり、も
って生産性の向上を図ることができる。なお、上記の構
成を有する蛍光ランプにより、第2の目的の達成を図る
こともできる。以下、第2の目的の達成を図ることがで
きる理由について説明する。本願発明者らは、上記蛍光
ランプにおいて配光特性が劣化する原因について鋭意検
討した結果、ランプ点灯中に発生する熱により二肢に切
り欠かれた係止爪905a部分が徐々に変形する場合が
あるという事実を見出した。この場合には二肢間のスリ
ット905bの幅が小さくなる方向に変形することか
ら、係止爪905aと係止部902aとの間の係止構造
に徐々に変化が生じることで反射部材905の位置が不
安定となり、これが配光特性の劣化を招来する。
【0012】即ち、上記本発明の蛍光ランプにおいて
は、固定部の径が反射部の径よりも大きくなる場合が多
いと考えられ、固定部の形状、構造等にもよるが、固定
部の熱容量を大きくしたり、ランプ点灯時の熱の発散を
図ったり、さらに両端が接続されたスリットを設けるな
ど、反射部材とホルダとの間の熱変形の防止を容易に図
ることができるため、上記第2の目的の達成を容易に図
ることもできるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実
施の形態の蛍光ランプの構成を示す一部切り欠き斜視図
である。本実施の形態の蛍光ランプ100は、蛇行形の
放電路を有する発光管101、発光管101を保持する
ホルダ102、ホルダ102との間に形成される空間内
部に、発光管101を点灯するための点灯回路(不図
示)を収納することが可能な樹脂ケース103、樹脂ケ
ース103の一端に設置される金属製の口金104を備
えている。
【0014】発光管101は、3本のU字管101aを
用い、隣り合うU字管同士をブリッジ接合部101bに
より接合したものであり、3本のU字管101aはホル
ダ102上に略円周状に配置される。U字管101aの
内面には蛍光体が被着されており、かつ、連結されたU
字管の両端部には電極101c及び101d(図1には
不図示)が設けられている。即ち、発光管101内に
は、両端部に設けられた電極101cと101dとの間
において1本の蛇行形の放電路が形成されている。
【0015】本実施の形態では、ホルダ102及び3本
のU字管101aに包囲された空間内に、基端がホルダ
102に固定された白色樹脂性の反射部材105が設け
られており、この反射部材105により、蛍光ランプ1
00の配光特性が改善される。以下、本実施の形態の反
射部材105の詳細について説明する。図2及び図3
は、反射部材105の形状の一例を示す図である。図2
は反射部材105の斜視図であり、図3は断面図であ
る。反射部材105は、その先端部分の円錐形状部分
と、それ以外の円柱状部分を有する棒状の反射部105
aと、当該反射部105aの端部に形成された固定部1
05bとを有し、本実施の形態では、両者は白色樹脂に
より一体成形されている。なお、固定部105bと反射
部105aとの境界部分の近辺には、係止爪105c、
及び末端に接続部105eを有するスリット105dが
設けられており、また、図3に示されるように、固定部
105bは内部が中空状態であるから、スリット105
dによって固定部105b、及び係止爪105cの近辺
に、反射部材105の水平方向の断面が縮小する方向に
弾性が付与される。
【0016】図4は、ホルダ102の形状の一例を示す
図である。図4(a)は、蛍光ランプ100の組み立て
後に樹脂ケース103に対向する側(以下、「ケース
側」という。)の斜め上方からホルダ102を見た斜視
図であり、図中点線で表された位置に発光管101が固
定される。また、図4(b)はホルダ102の断面図で
ある。
【0017】図4(a)及び図4(b)に示されるよう
に、ホルダ102には、反射部105aは通過すること
が可能であるが、固定部105bは通過することができ
ない大きさの挿入孔102aが設けられており、挿入孔
102aの縁部102bが、反射部材105の固定部1
05b及び係止爪105cの間で係合する構造となって
いる。即ち、図5に示されるように、反射部105aを
ホルダ102のケース側から挿入孔102aに挿入する
と、最終的に反射部105aがケース側から発光管側へ
貫通し、固定部105bが、ホルダ102の筒状部10
2cの内面と面接触する状態で圧接固定されるととも
に、係止爪105cが縁部102bと係止することで、
反射部材105の位置がより安定化するように構成され
ている。
【0018】次に、本実施の形態の蛍光ランプ100の
製造方法について説明する。図6は、蛍光ランプ100
の製造方法について説明するための図である。蛍光ラン
プ100の製造に際しては、図6(a)に示されるよう
に、発光管101は、電極101c及び101dにそれ
ぞれ接続されたリード線101e、101fが上方に向
いた状態で、例えばベルト上を搬送される。発光管10
1は、例えば不図示のクランプ等によりベルト上におけ
る位置が固定されており、そこに図6(b)に示される
ように、上方からホルダ102が装着され、例えばシリ
コン接着剤などを用いて発光管101とホルダ102と
の間が固着される。
【0019】さらに、図6(c)に示されるように、ホ
ルダ102の挿入孔102aに上方から反射部材105
が挿入、固定され、その後、不図示の点灯回路や樹脂ケ
ース103、口金104が同じく上方から装着されて蛍
光ランプ100が製造される。以上のように、本実施の
形態の蛍光ランプを製造するに際しては、発光管101
に対するホルダ102の装着と反射部材105の装着と
を同方向から行うことが可能であるから、従来のように
反射部材を発光管側から装着する場合と比較して、製造
工程が簡略化される。即ち、電極101c及び101d
と点灯回路との間を接続するには、少なくとも前記各電
極のリード線が上方を向いていることが好ましい一方、
反射部材を発光管側から装着するには、電極のリード線
が下方を向いた状態で行うことが好ましいと考えられて
いたことから、反射部材の挿着と点灯回路の設置との間
に発光管101を反転させる工程が必要となり生産性が
低下する。一方、本実施の形態の製造方法では、発光管
101を反転させる工程が不要であり、発光管101の
電極側が上方に位置する状態のままで、ホルダ102、
反射部材105、点灯回路等を順次装着することが可能
であるから、生産性を向上させることも可能となるので
ある。また、発光管101に囲まれた狭い隙間に反射部
材105を挿通する必要もなく、これによっても生産性
の向上を図ることができることとなる。
【0020】<変形例>以上、本発明を実施の形態に基
づいて説明したが、本発明の内容が上記に説明した具体
例に限定されるわけではなく、例えば、以下のような変
形例を考えることができる。 (1)上記実施の形態では、反射部材105とホルダ1
02とを固着する場合に、筒状部102cの内面と固定
部105bとを圧接固定するとともに、反射部材105
に係止爪105cを設け、係止構造とした。しかしなが
ら、両者の固定方法はこれに限定されるわけではない。
例えば、圧接固定せずとも、固定部105bとホルダ1
02との間を接着剤で固着するようにしてもよいし、係
止爪105cも必ず設けなければならないわけではな
い。
【0021】(2)上記実施の形態では、固定部105
b外面と筒状部102c内面の全体が図5に示されるよ
うに面接触するようにした。両者を面接触させることは
ランプ点灯時に発生する熱の拡散に有効であり、これに
より固定部近辺の熱変形を防止することが可能となる
が、全面を面接触させる方法に限られるわけではない。
例えば図7に示されるように、固定部の一部を面接触さ
せ、係止爪105cと縁部102bとを係止させて固定
するようにすることもできる。
【0022】(3)上記実施の形態では固定部105b
の形状を、反射部105aに向かうに従い徐々に径が細
くなるテーパ状の形状としている。これは固定部105
bを筒状部102cに挿入し、圧接固定する場合に有効
な形状と考えられるが、これに限定されるわけではな
く、角錐状、円柱状等、他の形状とすることもできる。
特に、固定部105bとホルダ102との間を接着剤を
用いて固定するような場合においては、板状、サイコロ
形、直方体など、少なくとも挿入孔102aを通過する
ことができない部分を有するのであれば任意の形状とす
ることが可能である。なお、これらの場合には、固定部
105bに弾性を付与することが不要となるので、固定
部105bにスリット105dを設けることが不要とな
るし、固定部105b全体を中空状態とせず、塊状の固
定部105bを設けるようにすることもできる。
【0023】(4)本実施の形態では、反射部材105
に接続部105eを有するスリット105dを設けるこ
とで、固定部105b、及び係止爪105c近辺に弾性
を付与し、ホルダ102への装着を容易にするようにし
た。このスリット105dについては、上記実施の形態
のように接続部105eを有するものとすることが、固
定部105bの熱変形をより確実に防止するためには有
効であるが、固定部105bの大きさ等によっては、接
続部105eを有せずとも、端部が開口状態となったス
リットにしてもよい。また、スリット105dの形状も
細長いものに限定されず、付与すべき弾性の如何によっ
て、例えば円形に近い形状など、種々の形状とすること
ができる。さらに、接続部105eの位置についても、
必ずしも固定部105bの末端に存在する必要はなく、
図8に示すような位置であってもよい。
【0024】(5)上記実施の形態では、反射部材10
5として白色樹脂により反射部105aと固定部105
bとを一体成形した部材を用いたが、反射部材105と
しては、反射部105aと固定部105bとを別部品と
して成形し、その後に一体化したものを用いてもよい。
ここで、両者を別部品として形成する場合には、反射部
105aと固定部105bとに同一の材料を用いてもよ
いし、別の材料を用いてもよい。
【0025】なお、具体的な材料としては、反射部10
5aの材料としては反射効果のあるものであれば、白色
樹脂の他にも、他の樹脂、ガラス、金属、または反射膜
をコーティングしたもの等を用いることができるし、固
定部105bについても種々の材料を用いることが可能
であり、これは両者を一体に成形する場合も同様であ
る。また、白色樹脂としては、具体的には、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレ
ート(PBT)等の樹脂を用いることが固定部105b
に弾性を付与する観点からは好ましい。さらに、反射部
材105等の表面に、熱劣化防止用被膜や紫外線劣化防
止用被膜をコーティングすることもできる。
【0026】(6)上記実施の形態では、3本のU字管
101aをブリッジ接合部101bで接続した発光管1
01を用い、各U字管をホルダ102上に略円周状に配
置した蛍光ランプ100について説明したが、本発明は
蛇行した放電路を有する発光管がホルダ上に固定された
構造を有するものであれば適用することが可能であり、
従ってU字管101aの本数は3本に限られず、4本の
U字管101aを用いた場合(略正方形状に配置され
る)などでも適用することが可能であるし、バルブ間の
隙間の大きさにも特に制限はない。また、バルブの形状
もU字管に限定されず、直管形状バルブを複数本用いて
端部をブリッジ接合して蛇行形の放電路を形成したもの
等でもよいし、バルブの数も複数に限られるわけではな
く、一本のバルブを用いて蛇行した放電路を形成したよ
うなものにも適用することができる。
【0027】(7)なお、反射部105aの形状は先端
部分の円錐形状部分と、それ以外の円柱状部分とを有す
るものに限定されるわけではなく、六角錐などの多角錐
形状部分と、六角柱などの多角柱状部分とから成るもの
などとしてもよい。また、柱状部分の太さは必ずしも一
定である必要もなく、ホルダ102上面に近い部分から
先端部分に向かい、徐々に細くなるようにしてもよい。
もっとも、上記実施の形態のように、複数のU字管10
1aを接合した発光管101が略円周状に配置された蛍
光ランプ上方の配光特性の改善のためには、柱状部分の
高さは、U字管101aの高さよりは低いことが好まし
い。
【0028】(8)一方、上記実施の形態では、複数の
U字管が略円周状に配置された蛍光ランプについて、そ
の略中央部に柱状の反射部材を設けた場合について説明
しているが、反射部材の形状も上記のように柱状の部材
に限定されるわけではなく、発光管の形状や設置状態等
に従って種々の形状とすることができる。例えばU字管
の二肢間に設置される反射板の如き部材に適用すること
も可能である。即ち、ホルダに設けられる挿入孔は円形
である必要はなく、反射部材105、特に反射部105
aの形状に応じて任意の形状とすることができるし、挿
入孔も完全な孔である必要はなく、固定部が通過できな
い領域を形成するものであれば、切り欠きのあるもの等
でもよい。
【0029】(9)上記実施の形態では、本発明の蛍光
ランプを、ホルダ102を、一端に金属製の口金104
が設けられた樹脂ケース103に取り付けたタイプの電
球型蛍光ランプに適用した場合について説明したが、本
発明の適用範囲が電球型蛍光ランプに限定されるわけで
はなく、例えばホルダ102を壁や天井に直接取り付け
るような実施の形態も可能である。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る蛍光ランプ
は、ホルダが、反射部材の反射部の挿通を許容するが固
定部の通過は阻止する領域(例えば挿入孔102a)を
含む設置部を有しており、反射部を前記領域に挿通した
状態で前記固定部を前記設置部に当接固定しているの
で、発光管へのホルダの装着と反射部材の装着とを同方
向から行うことができ、従って発光管を反転させる工程
が不要となるので、もって生産性の向上を図ることがで
きるという効果がある。また、固定部等の熱変形を抑制
する構成とすることにより、長時間にわたる安定した配
光特性の維持を図ることも容易にできるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る蛍光ランプの構成を
示す一部切り欠き斜視図である。
【図2】反射部材105の形状の一例を示す斜視図であ
る。
【図3】図2に示した反射部材105の断面図である。
【図4】ホルダ102の形状の一例を示す図である。
【図5】反射部材105及びホルダ102を固定する構
造について説明するための蛍光ランプ100の一部断面
図である。
【図6】蛍光ランプ100の製造方法について説明する
ための図である。
【図7】本発明の一変形例について説明するための断面
図である。
【図8】本発明の他の変形例について説明するための反
射部材105の斜視図である。
【図9】従来の蛍光ランプの構成を示す一部切り欠き斜
視図である。
【図10】従来の蛍光ランプに設置される反射部材90
5の形状の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
100 蛍光ランプ 101 発光管 101a U字管 101b ブリッジ接合部 101c、101d 電極 101e、101f リード線 102 ホルダ 102a 挿入孔 102b 縁部 102c 筒状部 103 樹脂ケース 104 口金 105 反射部材 105a 反射部 105b 固定部 105c 係止爪 105d スリット 105e 接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21Y 103:025 F21V 7/14 Z

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に蛇行した放電路を形成する発光管
    と、前記発光管を所定の姿勢に保持するホルダと、前記
    発光管と所定の位置関係をもつ状態で前記ホルダと固定
    され、前記発光管からの光を反射する反射部材とを有す
    る蛍光ランプにおいて、 前記反射部材は、前記発光管からの光を反射する反射部
    と、前記ホルダと固定される固定部とを有し、 前記ホルダは、前記反射部の挿通を許容するが前記固定
    部の通過は阻止する領域を含む設置部を有し、 前記反射部材は、 前記反射部を前記領域に挿通した状態で、前記固定部を
    前記設置部に当接固定することにより、前記ホルダに対
    する位置関係が固定されることを特徴とする蛍光ラン
    プ。
  2. 【請求項2】 前記発光管は、複数のバルブを直列に連
    結した構成であり、 前記放電路は、当該複数のバルブを連結して形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】 前記反射部材は、白色樹脂にて一体成形
    されることを特徴とする請求項1又は2に記載の蛍光ラ
    ンプ。
  4. 【請求項4】 前記反射部は、前記ホルダ上の略中央部
    に突設され、 前記発光管は、前記ホルダの外周縁に沿って前記反射部
    を囲繞する状態で配設されることを特徴とする請求項1
    から3のいずれかに記載の蛍光ランプ。
  5. 【請求項5】 前記領域は前記反射部の挿通を許容する
    挿入孔であり、前記設置部は、前記固定部が固定された
    状態において少なくとも一部が前記固定部と当接する筒
    状部を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか
    に記載の蛍光ランプ。
  6. 【請求項6】 前記固定部と前記筒状部とは、前記設置
    部と前記固定部とが固定された状態において面接触する
    領域を有することを特徴とする請求項5に記載の蛍光ラ
    ンプ。
  7. 【請求項7】 前記固定部は、外側面が筒状をしてお
    り、かつ、その径を縮小する方向に弾性を有することを
    特徴とする請求項5又は6に記載の蛍光ランプ。
  8. 【請求項8】 前記固定部にはスリットが設けられ、当
    該スリットにより前記固定部が弾性を有していることを
    特徴とする請求項7に記載の蛍光ランプ。
  9. 【請求項9】 前記スリットは、前記反射部と逆側に接
    続部を有することを特徴とする請求項8に記載の蛍光ラ
    ンプ。
  10. 【請求項10】 前記固定部は、 前記筒状部との間で圧接固定されることを特徴とする請
    求項5から9のいずれかに記載の蛍光ランプ。
  11. 【請求項11】 前記反射部材には係止爪が設けられて
    おり、前記挿入孔との間で係止されることを特徴とする
    請求項5から10のいずれかに記載の蛍光ランプ。
  12. 【請求項12】 前記反射部材には、前記係止爪の設け
    られている部分において、前記反射部材断面が縮小する
    方向に弾性を有していることを特徴とする請求項11に
    記載の蛍光ランプ。
  13. 【請求項13】 前記反射部は柱状部分を有することを
    特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の蛍光ラ
    ンプ。
  14. 【請求項14】 前記柱状部分は外側面が円筒状をして
    おり、 前記固定部は前記柱状部分よりも径の太い円筒形状の部
    分を有することを特徴とする請求項13に記載の蛍光ラ
    ンプ。
  15. 【請求項15】 前記円筒形状の部分は、反射部に近づ
    くにしたがって径が細くなるテーパ形状を有することを
    特徴とする請求項14に記載の蛍光ランプ。
  16. 【請求項16】 前記固定部と前記設置部との間は、前
    記固定部に設けられた係止爪と、前記設置部に設けられ
    た係止部との間の係止構造により固定されることを特徴
    とする請求項1から10のいずれかに記載の蛍光ラン
    プ。
  17. 【請求項17】 前記係止爪は弾性を有していることを
    特徴とする請求項16に記載の蛍光ランプ。
  18. 【請求項18】 蛇行した放電路を形成する発光管に、
    反射部材の反射部の挿通を許容するが、当該反射部材の
    固定部の通過は阻止する領域を有するホルダを装着する
    ホルダ装着ステップと、 前記反射部を、前記ホルダの、前記発光管の反対側から
    前記領域に挿通し、当該反射部が前記領域を通過した状
    態で前記固定部と前記ホルダとを当接固定することによ
    り、前記反射部材を前記ホルダに装着する反射部材装着
    ステップとを含むことを特徴とする蛍光ランプの製造方
    法。
  19. 【請求項19】 前記ホルダ装着ステップでは、 前記発光管の両端に設けられた二つの電極が上方を向い
    た状態で、上方から前記ホルダを装着し、 前記反射部材装着ステップでは、 前記反射部を前記ホルダの上方から前記領域に挿通する
    ことを特徴とする請求項18に記載の蛍光ランプの製造
    方法。
  20. 【請求項20】 前記ホルダ装着ステップでは、 接着剤を用いて前記発光管と前記ホルダとの間を固着す
    ることを特徴とする請求項18又は19に記載の蛍光ラ
    ンプの製造方法。
  21. 【請求項21】 前記反射部材装着ステップでは、 前記固定部と、前記ホルダに設けられた筒状部との間で
    圧接固定することにより、前記ホルダと前記反射部材と
    の間を固定することを特徴とする請求項18から20の
    いずれかに記載の蛍光ランプの製造方法。
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JP2008288130A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Nec Lighting Ltd 電球形蛍光ランプ

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