JP2001338178A - インターネットによる商品購入方法 - Google Patents

インターネットによる商品購入方法

Info

Publication number
JP2001338178A
JP2001338178A JP2000156567A JP2000156567A JP2001338178A JP 2001338178 A JP2001338178 A JP 2001338178A JP 2000156567 A JP2000156567 A JP 2000156567A JP 2000156567 A JP2000156567 A JP 2000156567A JP 2001338178 A JP2001338178 A JP 2001338178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
customer
product
purchase
site
category
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000156567A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Tamura
田村雄二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000156567A priority Critical patent/JP2001338178A/ja
Publication of JP2001338178A publication Critical patent/JP2001338178A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 業者側にとってはサイトでの取引動向を常に
注視していなくても自社取扱商品に対する顧客からの引
き合いを確実に知ることができ、顧客側にとっては、価
格以外の購入条件にも配慮した入札結果の報告を受ける
ことができるインターネットにおける商品購入方法を提
供せんとする。 【解決手段】 取扱商品をカテゴリー別に類別管理する
サーバ手段をサイトに設け、業者の取扱商品分野をカテ
ゴリー単位で予め登録しておき、顧客からの商品購入の
申し込みがあると、その情報を該当カテゴリーに所属す
る全業者に対してネット上の電子通知手段によって配信
し、この報せを受けて入札に応札した各業者の販売条件
が出揃うと、これら販売条件を比較して顧客に有利な条
件順に順位をつけつつ、顧客が選択したフォーマットで
入札結果をネット上での電子通知手段にて報告するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客が主導権を持
ち、顧客、サイト管理者、業者のいずれにも利点のある
インターネット上での入札形式の商品購入方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネットにおける商取引は今後い
っそう盛んになることは間違いない。インターネット
(以下、単にネットと称す)における商取引のモデルと
しては、資材調達などに代表される企業間取引、個人保
有のリサイクル品の売買などに代表される個人間取引、
オークションに代表される個人対企業間取引などがあ
る。また最近にいたっては消費者が提示する購入希望条
件に対して複数の業者が応札して、最安値をつけた業者
が落札するという逆オークションモデルの企業対個人間
取引なども登場している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この逆オークションモ
デルの取引は、インターネットの利用者が急増したとい
う社会的背景があって初めて意味を有するもので、イン
ターネットの利用者が少なかった時代では手間ばかりか
かるこのような取引は経済的に見合わないものとして相
手にされなかった。逆オークションというこの発想は、
業者主導であった従来の商慣行を破り、取引の主導権を
消費者に移したという意味で画期的なものといえる。し
かしこのビジネスモデルには、未だ改善すべき点が数多
く残されていることも事実である。
【0004】例えばこのビジネスモデルでは、業者は、
Webサイト(以下、単にサイトと称す)上に公開され
る顧客からの購入申し込みを常に監視して、この中から
自社取扱商品を対象とした購入申し込みのみを抽出しな
ければならず、大変な手間を要する。この問題は、サイ
ト上に個別商品ごとに専用の取引ページを作り、この細
分化された取引ページのそれぞれに専門業者を割り振れ
ば解決できるが、個別商品ごとに専用の取引ページを作
るとなると、その量は膨大なものとなり、現実的ではな
い。そしてこの場合であってもサイトにもたらされる
(以下、これをアップすると表現する)顧客からの購入
申し込みを注視しなければならないことに変わりはな
く、業者の負担の本質的な軽減にはならない。
【0005】またこのビジネスモデルには買い手である
顧客側から見た場合の問題もある。例えば、このモデル
では入札の結果は、最安値をつけた1社のみが落札候補
としてノミネートされるだけである。これは価格を唯一
の価値基準としている結果であるといえる。しかしなが
ら、消費者の購入動機にとって価格が重要な要素である
ことは否定しないが、これ以外の要素が全く無視出来る
ものというとそうでもない。例えばパソコンを購入する
場合、保証期間が長く、またサービスが充実しているな
らば、価格差が数千円程度であるならば、むしろ高い方
を選択することはよくあることである。前記ビジネスモ
デルは、このような多様な選択基準を許容するものでは
なく、顧客が真に欲する商品を得るためのビジネスモデ
ルとは言いがたい。
【0006】本発明はかかる現況に鑑みてなされたもの
であり、業者の立場から見たときには、常にサイトにア
ップされる顧客からの購入申し込み注文に注視していな
くても、自社取扱商品への引き合いがあったときには、
逃すことなく確実にその情報を入手することができると
いう利点があり、また顧客の立場から見たときには、業
者から応札された販売条件を、自分にとって有利な条件
順に順位をつけつつ、自分が重要と判断する要素につい
ても加味しながら入札の報告を受けることができるとい
う利点を有するビジネスモデルを提供せんとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決すべく
本発明者は鋭意検討した結果、次の2点を着想した。第
一に商品購入サイトによる取扱商品の管理をカテゴリー
別に類別管理し、更に業者のネット上での自社取扱商品
分野の指定を前記カテゴリー単位で、しかも業者自身が
自分で行うこととする。そして各業者が登録したカテゴ
リーに含まれる具体的商品に対して顧客から購入申し込
みがあったときには、その情報をネット上での電子通知
手段を用いて、当該カテゴリーに登録されている全業者
に自動的に配信するようにする。第二は、入札結果の評
価と表示に関する事柄である。即ち、入札結果の通知
は、顧客に有利な条件順につけた順位を尊重しつつ、報
告形式は顧客が選択できるようにする。例えば価格以外
のサービスの内容についても、その結果を報告するよう
に設定できる。
【0008】このような着想に基づいて完成された本発
明は、次の内容を有する。即ち、入札による商品購入を
希望する顧客と、入札に参加して前記顧客に商品を供給
せんとする複数の業者が参画して運営される商品購入サ
イトがインターネット上に開設されており、当該商品購
入サイトにはその取扱商品をカテゴリー別に類別管理す
るサーバ手段を設けるとともに、前記各業者自身に前記
商品カテゴリーのうちの1つ以上を選択させることで前
記業者の当該サイト上での取扱商品分野をカテゴリー単
位で予めサーバ手段に登録しておき、顧客から購入希望
商品名が購入条件とともに提示されると、サーバ手段は
これら情報を、前記購入希望商品が所属するカテゴリー
を取扱商品分野として登録している業者全員に対して、
インターネット上での電子通知手段を用いて配信し、こ
の報せを受けて入札に応札した各業者の販売条件が出揃
うと、これら販売条件を比較して顧客に有利な件順に順
位をつけつつ、顧客が選択した表示フォームで入札結果
をインターネットの電子通知手段にて報告することを特
徴としている。
【0009】このような方法によれば、業者に対しては
カテゴリー単位で入札の状況が知らされるので、業者は
実際の取扱商品のみならず、関連商品に関する周辺情報
をも得ることができ、取扱商品拡大に向けての有益な情
報を得ることができる。またサイト管理者にとっては業
者への連絡を個別商品ごとに行う必要がなく簡略化でき
る利点がある。そして最も重要なことは、その業者にか
かわる入札があった場合にはサイト側から通知があるの
で、顧客によるサイトへの購入申し込みのアップ状況を
業者は常に注視している必要がなくなり日常業務の軽減
がはかれる。
【0010】更に、入札結果の表示フォームには顧客の
意思が反映されるので、顧客が重要と考える価格以外の
販売条件についても報告を受けることができ、顧客は真
に望む条件で商品購入できるようになる。
【0011】具体的な報告形式としては様々なものが考
えられるが、例えば応札価格以外の販売条件を示しなが
ら、応札価格の低い順に指定件数分を一覧表示するもの
などが考えられる。
【0012】顧客が提示する購入条件は、その顧客固有
のものもあれば全顧客に共通のものもある。全顧客に共
通のもの、即ち、基本項目については、これを入力する
ためのテンプレートを用意しておくことが好ましい。テ
ンプレートを用いることで入力手順が定形化し、入力ミ
スが少なくなり且つ入力の手間も軽減する。
【0013】顧客による購入条件の入力は、前記テンプ
レートを用いた入力以外に、自由文形式での入力を併用
することが好ましい。そしてこの場合、自由文形式で入
力された購入条件はそのままの文章で業者に伝えるよう
にする。このようにすれば、定形様式では伝えられない
特殊な購入条件や曖昧且つ漠然とした条件も入力するこ
とができる。
【0014】またインターネット取引においては、商談
成立後に行われる商品受渡しと商品代金の支払いが保証
されていることが極めて重要である。この商品受渡しと
代金支払いの保証を行うには、例えば商談成立後に行わ
れる顧客からのクレジットナンバーの通知をサイト管理
者に対してなすようにし、サイト管理者が業者に代わっ
て顧客の信用照会並びに代金回収を行うようにし、業者
発送商品の受け取りを報せる顧客からの通知を受けた後
に、サイト管理者が業者に対して商品代金を支払うよう
にすることが考えられる。この場合、サイト管理者は手
数料を引いた後の金額を業者に支払うこととなる。
【0015】また、商品購入サイトはインターネット上
に数多く開設されているが、そのほとんどのものは、画
面デザインや操作が無味乾燥で親近感を抱きにくく、顧
客の関心を持続させるには不十分である。このような状
況を解消するためには、顧客が当該サイトにアクセスし
た時、ディスプレイに表示されるWebページ上に、顧
客に対応する識別情報を持たせたマスコットキャラクタ
ーを表示させるようにし、このマスコットキャラクター
が、常に或いは重要な局面で付き添って商取引をナビゲ
ートするようにすることが考えられる。マスコットキャ
ラクター(以下、キャラクターと称す)は顧客の利益を
最優先したナビゲートを行うことが重要であり、これに
より、キャラクターーに対する愛着が増し、サイトに対
する親近感も増すようになる。
【0016】サイトから業者あるいは顧客に対して連絡
する際に用いるインターネット上の電子通知手段として
は、様々なものが対象となり、また将来的にも新しい手
段の登場が期待されるが、現時点では電子メールが最も
好ましい。
【0017】サイトから顧客に対して送られる入札結果
には、業者名を明記してもよいが、伏せた方が好ましい
場合もある。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の詳細を図示した実施
例に基づき説明する。図1は本発明の概要を示し、本サ
イトと顧客並びに業者の相互間での情報の授受の態様を
示している。ここでは説明を単純化するために、一人の
顧客に対して業者A,B,Cの3社が対応する場合を例
に挙げて説明するが、同様のやりとりが他の無数の顧客
に対して同時進行的に行われるから、結局、各業者は数
多くの顧客を対象に営業を行うこととなり、業者の経営
基盤に対する不安はない。
【0019】商品購入サイトには商品サーバーが設置さ
れている。この商品サーバーは、当該サイトの取扱商品
全体をカテゴリーに分けて類別管理するものである。こ
こでカテゴリーとは「ファッション」、「スポーツ」、
「家電・パソコン」などであり、これらカテゴリー内に
具体的取引対象となる商品名が階層化されて管理されて
いる。また商品名とは「テレビ」を指す場合もあるし、
さらに詳しい「○×社製フラットテレビTR−3」とい
うような、具体的機種名を指す場合もある。
【0020】商品サーバーは、当該サイトが取り扱う商
品群を管理するとともに、顧客から購入申し込みがある
と、この情報を業者に報せて入札に参加させ、さらにこ
の入札結果を顧客に知らせる機能をも備えている。ここ
では商品サーバーにこのような多様な機能を担わせてい
るが、これら機能は複数のコンピュータによって分担し
てもよく、例えば顧客や業者との連絡或いは入札結果の
整理作業等を他のコンピューターに分担させることが考
えられる。
【0021】商品サーバーには、カテゴリー別に類別さ
れた商品群が登録されているとともに、これらカテゴリ
ーに属する商品を取り扱う業者も登録されている。業者
の登録はカテゴリー単位で行われる。例えばその業者が
実際はテレビだけしか取り扱っていなかったとしても、
その業者は「家電・パソコン」カテゴリー全体に対して
登録され、当該サイト上では、この「家電・パソコン」
カテゴリー全体が当該業者の取扱商品分野となる。業者
登録を行うのは、サイトに顧客からの購入申し込みがア
ップされた場合に、この情報を、該当商品に関係する業
者に報せるためである。本発明では業者登録をカテゴリ
ー単位で行っているため、業者にとっては、自分の取扱
商品周辺の商品についての引き合い情報を得ることがで
き、現時点での取扱商品の周辺商品についての顧客の関
心度を知ることができ、今後の取扱商品の拡大を検討す
る際の参考にすることができる。またサイト管理者側か
ら見ると個別商品それぞれと業者との関係を把握する必
要はないので管理作業の軽減につながる。
【0022】顧客は消費者などの個人ユーザーが一般的
であるが、企業ユーザを特に排除するものではない。顧
客、商品サーバー並びに業者間での情報の授受に関して
図1〜6を参照して説明する。先ず図2に示すように、
業者が自社取扱商品の所属カテゴリーを商品サーバーに
登録する作業が存在する。この作業は当該サイトに新た
に参画する場合、必ず経なければならない。図3は、こ
のカテゴリー登録作業の一例であり、会社概要の登録と
を同時に行う場合を示し、カテゴリー選択欄1と会社概
要入力欄2とを同一ページ内に配している。カテゴリー
の登録作業はサイトへの新規加入時以外にも取扱商品が
カテゴリーを越えて拡大した場合やカテゴリーを越えて
変更された際にも行う必要がある。カテゴリーは少なく
とも1つ以上を選択すればよく、単数であるか複数であ
るかは問わない。また会社概要は、商取引の安全を保障
できる程度の内容のものは最低限必要であり、連絡用の
メールアドレスは省略することができない。
【0023】図示しないが、商品サーバーには当該サイ
トにおける取扱商品とそれらが所属する商品カテゴリー
が公開されている。例えば、多数併記されている商品カ
テゴリーのうちから特定のカテゴリーを選択すると、そ
のカテゴリーに属する具体的商品名がポップアップ或い
はページ切り換え等の手段によって表示されるようにな
っていたり、そして別のページには各商品カテゴリーに
所属する業者名の一覧が載っていたりする。
【0024】顧客は前記公開された商品サーバーの商品
群を閲覧して、興味のある商品があれば商品購入を申し
込むことになる。申し込みは商品サーバーに購入希望商
品名と購入条件を送り込むことで行う。商品サーバーへ
の送り込みはWebページ上での書き込みであっても、
またネット上で普及している各種通知手段を用いてもよ
い。例えばこのような通知手段としては、テキスト文を
中心とした電子メール、音声ファイルを主体にしたボイ
スメール、動画や静止画を主体にしたビデオメール、更
にはチャットなどが挙げられる。
【0025】図4はWebページ上で商品購入を申し込
む場合の一例を示している。ページには顧客情報欄3と
商品情報欄4とが設けられており、商品情報欄4は更
に、商品の区別なく共通に使用される定形入力欄4aと
それぞれの商品について不定形な購入条件や要望を記入
する自由記入欄4bとが設けられている。定形入力欄4
aには、価格、数量、納期、機能、品質、サイズ、色な
どの基本項目がテンプレートとして用意されている。そ
して各項目側部の下矢印をクリックすることで標準的な
入力例がプルダウン表示されるようになっている。また
自由記入欄4bには、定形入力欄4aの入力項目では表
現できない購入条件が自由文形式で入力され、例えば、
「若々しくておしゃれなバックが欲しい」とか「高級感
があって長持ちのするバックが欲しい」などの曖昧なコ
メントなどが入力される。ここに入力されたコメント
は、そのままのテキスト文で業者に伝えられ、その内容
は業者によって読解される。コメント文に対する理解は
業者によって多少異なる場合もあるが、コメント文があ
ることで、より豊かな情報を伝えることができることは
間違いない。コメント文の内容を商品サーバーが解析し
て、整理した形で業者側に報せるようにしてもよい。
【0026】テンプレートへの入力などは単調になりが
ちであるが、本実施例ではこれを防ぐために図4に示す
ようにかわいらしいマスコットキャラクターMを画面上
に登場させている。このキャラクターMは各顧客に対応
する識別情報が付与されている。識別情報は、識別情報
の内容は顧客が決定することが好ましく、例えば、当該
サイトへの新規会員登録時にキャラクターのデザインや
愛称、更にはキャラクターの性格などを顧客が自分で選
択することが考えられる。このキャラクターは入力すべ
き項目に順次移動して入力を促したり、また入力内容に
ついて注釈を加えるなどのナビゲートを行う。キャラク
ターは、購入条件の入力のときのみならず、ブラウザの
表示画面上に常駐させて、常に顧客の側に立ってさまざ
まなアドバイスをするようにしてもよい。例えば後述す
るように、入札結果の報告の際にも登場して購入商品の
決定に際してアドバイスをすることなども好ましい例で
ある。このように常に顧客サイドに立つキャラクターが
ガイダンスやナビゲートを行うことにより、無味乾燥に
なりがちな入力操作が楽しくなり、キャラクターへの愛
着も増し、買い物もよりいっそう楽しくなる。
【0027】このようにして顧客の購入条件が商品サー
バーに知らされると、商品サーバーは、この情報を業者
に報せ、入札への参加を呼びかける。この報せは顧客が
選んだ商品が属するカテゴリーを、自らの取扱商品分野
として指定している業者の全てに対して行われる。業者
への通知は電子メールを用いて行われる。電子メールに
代えて今後登場するかもしれない新しいネット上の通知
手段を適宜利用してもよい。業者は、当該サイトに会員
業者として登録しておくだけで、カテゴリー単位で指定
した自社の取扱商品分野に属する商品について顧客から
の引き合いがあると、その情報は必ず電子メールによっ
て自動的に知らされるので、顧客からのサイトへのアッ
プ動向に注視する必要はない。
【0028】商品サーバーから報せを受けた業者は、顧
客の購入条件を検討し、その購入条件に応じられる場合
は自らの販売条件を示して応札することになる。応札は
商品サーバーに自社の販売条件を電子メールにて通知す
ることで行う。複数業者の販売条件がそろうと商品サー
バーはこれら販売条件を比較し、顧客にとっての有利さ
を基準に順位をつける。ほとんどの場合この有利さの基
準は価格の安さである。したがって本実施例においても
価格の低い順に順位をつけているが、有利さの基準は低
価格であることを常に最優先する必要はない。複雑な電
気機器などで製品保証が絶対必要なものであれば、製品
保証のないものはいかに低価格であっても除外する必要
がある。何を最重要視するかは顧客によっても異なるの
で、本発明ではこれら事情を踏まえて、一応の汎用的な
評価基準(例えば価格)を定めて、これに基づき販売条
件の順位をつけながら、顧客が選択した表示フォームに
沿って入札結果を通知することにしている。顧客が選択
するフォームは事前に顧客から指定を受けておいてもよ
いし、または商品サーバー側で複数パターン用意してお
き、この中から顧客が自由に選択するようにしてもよ
い。例えば価格の安さで一応の順位を決めながら、保証
期間やサービスの有無、納期の早さなどを並列的に表示
して報告することなどが考えられる。このような表示を
行うことで価格以外の要素にも留意して購入先を決定で
きるようになる。
【0029】このようにして整理された入札結果は顧客
に通知される。通知手段としては電子メールを用いるこ
とが好ましいが、商品サイトのWebページ上にパスワ
ードで保護された顧客専用のページを設けておき、この
ページに表示することで入札結果を報せてもよい。図5
は顧客に報告された入札結果の一例である。この例で
は、商品カテゴリー「家電・パソコン」に属する「ノー
トパソコン」についての入札結果が報告されている。入
札結果欄5には、最も低い価格から順に「22.3万
円」、「22.9万円」……「24.8万円」というよ
うに複数件がリストアップされている。そしてこれら価
格と同時に保証期間と納期も示されている。ここでは上
位10件を表示しているが、この件数は顧客からの指示
で変更できるようになっており、例えば従来のように1
件のみをノミネートすることもできる。また価格と同時
に表示する項目は、ここでは「保証期間」と「納期」と
なっているが、これも顧客が指定できるようになってい
る。表示件数や表示項目の指定は、商品サーバーから報
告を受ける際にその都度行ってもよいが、通常はその顧
客が好む表示フォームをデフォルト値として登録してお
くことが好ましい。このように価格以外の顧客が関心を
寄せる項目についても同時に報告することにより、顧客
は真に望む条件での商品購入が可能となる。例えば、図
5では2位は1位に比べて価格が6000円高いが、保
証期間は1年長く、納期は1週間短い。長期にわたって
保証が受けられることや、パソコンの早期入手を何より
も優先する者にとっては、6000円の差は必ずしも高
いものとはいえない。このような場合には、2位の販売
条件を選択することになる。また最下段の「詳細を見ま
すか?」との問いに対して、「Yes」と答えること
で、他の購入条件についての詳細情報が表示されるよう
にしておけば、必要に応じて更に綿密な検討を加えたう
え購入商品の選択を行うことができる。尚、ここでは業
者名は表示していない。これは業者名を表示すると、サ
イトを通さない直接取引が行われる可能性があるためで
あるが、直接取引が行われた場合でも取引の安全性が保
証でき、且つサイトへの手数料収入の徴収が可能である
ならば業者名を表示してもよい。
【0030】また図5に描かれているマスコットMは、
顧客への通知手段が電子メールである場合には静止画で
あるが、通知がWebサイト上の該当顧客の専用ページ
を通じて行われる場合にはアニメーション化して画面上
の注視すべき箇所に順次移動して、顧客が報告書を内容
を理解するのを支援してもよい。報告書の内容を理解し
た顧客は、気に入った販売条件を選択し、これをサイト
へ通知し、サイトはこの通知を受けて、顧客が選択した
業者に対して、「落札」したことを知らせる電子メール
を送ることになる。このようにして入札から購入商品決
定までの各工程が処理され、あとは商品の受渡しと、商
品代金の支払いとが残ることになる。
【0031】ところで商品の受渡し及び商品代金の支払
いに関しては、インターネットを通じた取引であるがゆ
えに顧客と業者の間ではそれぞれ異なる不安がある。即
ち顧客にとっては代金を支払ったにもかかわらず商品が
届かないのではないかという不安であり、一方、業者に
とっては商品を送ったにもかかわらず代金が支払われな
いのではないかという不安である。そこで本実施例で
は、図6で示すような仕組みを採用して、この懸念を解
消している。その仕組みは次のような内容である。
【0032】まず顧客が販売条件を決定すると、顧客か
ら商品購入指示とクレジットナンバーがサイト管理者に
伝えられる。これら情報を受けたサイト管理者は商品購
入指示は業者に伝えるが、クレジットナンバーは業者に
は伝えない。サイト管理者は自らクレジットナンバーの
信用照会を行い且つ業者に代わって代金を徴収する。顧
客から見れば、商品が届いていない段階で代金を支払う
ことになるが、支払う相手が業者よりも信用力のあるサ
イト管理者であるため不安はない。そして業者に対する
支払いは、業者から発送された商品が顧客によって受け
取られ、受理を認める顧客からの通知を確認した後に業
者に対して代金を支払うようにする。業者から見れば、
商品代金をもらっていないのに商品を発送することにな
るが、代金の支払いについてはサイトが保証しているの
で不安はない。このようにサイトが、顧客に対しては商
品の受け渡しを保証し、他方、業者に対しては代金の支
払いを保証しているため、ネット上で初対面の相手であ
っても不安なく取引できるようになる。尚、サイトから
業者への代金支払いの際に、サイトの手数料を差し引く
ようにすれば、手数料を取り損ねることもない。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、サイトが取り扱
う商品をカテゴリー別に類別管理し、業者は前記カテゴ
リー単位で自社をサイトに登録し、そのカテゴリー内に
属する個別商品について顧客から引き合いがあったとき
には、その情報をそのカテゴリーに登録されている全業
者に対して電子通知手段を用いて配信することにしたか
ら、サイト側では各業者の取扱商品を個別商品単位で管
理する必要がなくなる。また業者側では常にサイトでの
取引を注視していなくても最新の顧客からの引き合いを
知ることができ、さらにカテゴリー単位で登録している
ことにより、自社保有商品の周辺情報も得ることができ
るから、取り扱い商品拡大を検討する際の参考にもな
る。また入札結果は、各業者の販売条件を比較して顧客
に有利な条件順に順位をつけつつ、顧客が選択した表示
フォームで入札結果を顧客に報告することとしたから、
価格以外の要素も購入先決定の重要な要素に盛り込むこ
とができ、真に顧客の望む条件での商品入手が可能とな
る。
【0034】請求項2記載のように、応札価格以外の販
売条件も示しながら、応札価格の低い順に指定件数分を
一覧表示した場合、価格を中心とした全体動向を把握し
ながら、それ以外の要素にも配慮した購入先決定ができ
る。
【0035】請求項3記載のように、顧客が提示する購
入条件のうち基本項目について入力するためのテンプレ
ートを用意した場合、入力ミスがなくなり、また入力の
スピードアップにもつながる。
【0036】請求項4記載のように、顧客が提示する購
入条件に自由文形式で表現したものを付加するようにし
た場合、基本項目では表現できない条件やあいまいな条
件なども伝えることができる。
【0037】請求項5記載のように、サイト管理者が顧
客からクレジットナンバーを受け取ったうえ、業者に代
わって信用照会並びに代金回収を行い、そして顧客から
商品受け取りの通知を受けた後、預かっていた商品代金
を業者に対して支払うようにした場合、顧客に対しては
商品発送が保証され、他方、業者に対しては代金支払い
が保証されるので、不特定多数を対象とするインターネ
ット経由の取引でありながらも安心した取引が行える。
【0038】請求項6記載のように、Webページ上
に、アクセスした顧客に対応する識別情報を持たせたマ
スコットキャラクターを登場させ、このマスコットキャ
ラクターに商取引をナビゲートさせるようにした場合、
パソコン操作に不慣れな者でも迷うことなく操作がで
き、しかもマスコットキャラクターに対する愛着を通じ
て、サイトに対する親近感を持つようになる。
【0039】請求項7記載のように、サイトから業者あ
るいは顧客に対して連絡する際に用いるインターネット
上の電子通知手段として電子メールを用いた場合、電子
メールの授受に関するルールが既に社会的に確立してい
るので、このルールを基礎として情報の受け渡しを確実
に行うことができる。
【0040】請求項8記載のように、サイトから顧客に
対して送られる入札結果に業者名を明記せず伏せるよう
にした場合、全ての取引がサイトの信用で行われるよう
になるので、サイトの信用力が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 顧客、商品サーバーと業者間の情報の授受の
あり方を示す説明図
【図2】 顧客、商品サーバーと業者間の情報の授受の
あり方を示す説明図
【図3】 業者によるカテゴリー登録の一例を示す説明
【図4】 顧客による購入条件の入力の一例を示す説明
【図5】 顧客に知らされる入札結果を示す説明図
【図6】 代金支払いの仕組みを示す説明図
【符号の説明】
1 カテゴリー選択欄 2 会社概要入力欄 3 顧客情報欄 4 商品情報欄 4a 定形入力欄 4b 自由記入欄 5 入札結果欄 M マスコットキャラクタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入札による商品購入を希望する顧客と、入
    札に参加して前記顧客に商品を供給せんとする複数の業
    者が参画して運営される商品購入サイトがインターネッ
    ト上に開設されており、 当該商品購入サイトにはその取扱商品をカテゴリー別に
    類別管理するサーバ手段を設けるとともに、前記各業者
    自身に前記商品カテゴリーのうちの1つ以上を選択させ
    ることで前記業者の当該サイト上での取扱商品分野をカ
    テゴリー単位で予めサーバ手段に登録しておき、 顧客から購入希望商品名が購入条件とともに提示される
    と、サーバ手段はこれら情報を、前記購入希望商品が所
    属するカテゴリーを取扱商品分野として登録している業
    者全員に対して、インターネット上での電子通知手段を
    用いて配信し、この報せを受けて入札に応札した各業者
    の販売条件が出揃うと、これら販売条件を比較して顧客
    に有利な条件順に順位をつけつつ、顧客が選択した表示
    フォームで入札結果をインターネット上での電子通知手
    段にて報告することを特徴とするインターネットによる
    商品購入方法。
  2. 【請求項2】 顧客が選択する表示フォームが、応札価
    格以外の販売条件も示しながら、応札価格の低い順に指
    定件数分を一覧表示するものである請求項1記載のイン
    ターネットによる商品購入方法。
  3. 【請求項3】 顧客が提示する購入条件のうち基本項目
    について入力するためのテンプレートが用意されている
    請求項1または2記載のインターネットによる商品購入方
    法。
  4. 【請求項4】 顧客が提示する購入条件には自由文形式
    で表現されたものが付加されている請求項1〜3のいず
    れか1項記載のインターネットによる商品購入方法。
  5. 【請求項5】 商談成立後に行われる顧客からのクレジ
    ット番号の通知はサイト管理者に対してなされ、サイト
    管理者は業者に代わって顧客の信用照会並びに代金回収
    を行い、業者発送商品の受け取りを報せる顧客からの通
    知を受けた後、サイト管理者が業者に対して商品代金を
    支払うようにした請求項1〜4のいずれか1項記載のイ
    ンターネットによる商品購入方法。
  6. 【請求項6】 顧客が当該商品購入サイトにアクセスし
    た時、ディスプレイに表示されるWebページに、顧客
    に対応する識別情報を持たせたマスコットキャラクター
    を表示させ、このマスコットキャラクターが商取引をナ
    ビゲートするようにした請求項1〜5のいずれか1項記
    載のインターネットによる商品購入方法。
  7. 【請求項7】 インターネット上での電子通知手段が電
    子メールである請求項1〜6のいずれか1項記載のイン
    ターネットによる商品購入方法。
  8. 【請求項8】 入札による商品購入を希望する顧客と、
    入札に参加して前記顧客に商品を供給せんとする複数の
    業者が参画して運営される商品購入サイトがインターネ
    ット上に開設されており、 当該商品購入サイトにはその取扱商品をカテゴリー別に
    類別管理するサーバ手段を設けるとともに、前記各業者
    自身に前記商品カテゴリーのうちの1つ以上を選択させ
    ることで前記業者の当該サイト上での取扱商品分野をカ
    テゴリー単位で予めサーバ手段に登録しておき、 顧客から購入希望商品名が購入条件とともに提示される
    と、サーバ手段はこれら情報を、前記購入希望商品が所
    属するカテゴリーを取扱商品分野として登録している業
    者全員に対して電子メールを用いて配信し、この報せを
    受けて入札に応札した各業者の販売条件が出揃うと、こ
    れら販売条件を比較して顧客に有利な条件順に順位をつ
    けつつ、顧客が選択した表示フォームで業者名を伏せた
    入札結果をインターネット上の電子通知手段にて報告す
    ることを特徴とするインターネットによる商品購入方
    法。
JP2000156567A 2000-05-26 2000-05-26 インターネットによる商品購入方法 Pending JP2001338178A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000156567A JP2001338178A (ja) 2000-05-26 2000-05-26 インターネットによる商品購入方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000156567A JP2001338178A (ja) 2000-05-26 2000-05-26 インターネットによる商品購入方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001338178A true JP2001338178A (ja) 2001-12-07

Family

ID=18661340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000156567A Pending JP2001338178A (ja) 2000-05-26 2000-05-26 インターネットによる商品購入方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001338178A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004213065A (ja) * 2002-12-26 2004-07-29 Hikkoshisha:Kk 引越し客への商品販売コンピュータシステム
JP2006338207A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Sharp Corp 回路基板オークションシステム
JP2011186931A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Life Innovation Co Ltd オークション管理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004213065A (ja) * 2002-12-26 2004-07-29 Hikkoshisha:Kk 引越し客への商品販売コンピュータシステム
JP2006338207A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Sharp Corp 回路基板オークションシステム
JP2011186931A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Life Innovation Co Ltd オークション管理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7664682B2 (en) Methods and systems for electronic commerce facility client-based presentation offer management
US20080162305A1 (en) Apparatuses, methods and systems for a product manipulation and modification interface
US20010049654A1 (en) System and method for tracking work flow actvities
WO2001071968A9 (en) Subscription auction and sale system
Wang et al. A study of online auction sites in Taiwan: product, auction rule, and trading type
ZA200600075B (en) Electro-dynamic pricing exchange
US20080059327A1 (en) Methods & systems for electronic commerce facility client-based presentation offer management
TWI239453B (en) Network-based virtual commodity exchange
US20030041013A1 (en) System and method for configuring goods and services
KR101979442B1 (ko) 기업 간 전자상거래를 위한 양방향 글로벌 b2b 사이트 구축방법
WO2019212437A2 (en) An electronic sales system that allows consumers to be integrated into the marketing chain to get the product they need along with gaining profit from such trade
TWI569220B (zh) A management device, a management method, and a non-temporary recording medium
JP2010108342A (ja) 質屋運営方法、質屋運営システム、古物営業運営方法、古物営業運営システム及びプログラム
JP2001338178A (ja) インターネットによる商品購入方法
KR20010096041A (ko) 인터넷 전자상거래 구매대행 방법
KR20030070754A (ko) 인터넷을 이용한 중고용품 거래방법 및 시스템
JP2002230342A (ja) 電子商取引仲介方法、システム、記録媒体、データベースおよびコンピュータプログラム
JP2002236821A (ja) 電子商取引方法
KR100482251B1 (ko) 인터넷 경매에서 진행과정을 실시간으로 표시하는 방법 및이를 이용한 경매 시스템
KR20050050156A (ko) idea 정보 판매방법
KR20040080401A (ko) 인터넷에서의 온라인 조립컴퓨터견적서 검색을 이용한조립컴퓨터 구매 및 판매 방법.
TW202341035A (zh) 商品與服務自動販賣系統與方法
KR20010111323A (ko) 온라인을 이용한 상거래 시스템 및 그 방법
JP2004178226A (ja) 売買仲介システム
JP2015103097A (ja) 交渉取引システム