JP2001337824A - 原子力計装設計支援システム - Google Patents

原子力計装設計支援システム

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JP2001337824A
JP2001337824A JP2000153504A JP2000153504A JP2001337824A JP 2001337824 A JP2001337824 A JP 2001337824A JP 2000153504 A JP2000153504 A JP 2000153504A JP 2000153504 A JP2000153504 A JP 2000153504A JP 2001337824 A JP2001337824 A JP 2001337824A
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design support
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Masaaki Yamaguchi
正明 山口
Yorimasa Endo
順政 遠藤
Kenji Kasai
健治 笠井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソフトウェアの検証及び健全性確認作業につい
て可能な範囲で機械化を行い、作業効率の向上と作業ミ
スの削減を可能とする原子力計装設計支援システムを提
供すること。 【解決手段】原子力施設の計装制御システムの設計を支
援する原子力計装設計支援システムにおいて、前記計装
制御システムに使用される計算機01のソフトウェアの
設計製作の各工程において、その直前の工程からの要求
仕様が正しく継承されて実現されているかを検証(確
認)する作業及び作成されたソフトウェアの各種機能の
入出力精度、応答時間等の健全性を確認する作業の支援
を行うことを目的とするソフト検証・健全性確認システ
ム16を新たに追加したところに特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば原子力発電
所等における原子力施設の計装システムの製作工程(エ
ンジニアリング、設計、製造、試験、調整、サービス)
全般に亘る統合情報管理などに用いられる原子力計装設
計支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原子力施設の計装システムの製作
に必要となる技術仕様情報、設計図面情報、生産管理情
報、製造情報、試験情報、フィールド調整情報について
は、個別にデータベース管理がなされていた。
【0003】具体的には、重要な計装制御システムのソ
フトウェアの製作工程においては、ソフトウェアの設計
製作に関する全ての図書(仕様書、機能ブロック図、フ
ロー図等)や、プログラム(ソースファイル、オブジェ
クトファイル等)に係り、上流工程の要求仕様が記載さ
れた図書(上位図書)、この上位図書を基に作成した図
書(下位図書)との内容を人間系で確認し、上位図書と
下位図書の仕様の整合性を検証し、その結果報告とし
て、所定のフォーマットに上位/下位図書の該当頁を貼
付け、確認結果を記載し報告書としていた。
【0004】又、作成されたソフトウェアについては、
ソフトウェアを実行状態に保ち、制御対象となるプラン
トの運転状態を模擬した基準信号値をインプットし、該
インプットに対するソフトウェアの処理結果(アウトプ
ット)を手作業で記録し、理論値に対する精度や結果が
出力されるまでの応答時間等を計算し、所定の報告書を
作成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた従来の技術においては、原子力施設の計装システム
の製作に必要となる技術仕様情報、設計図面情報、生産
管理情報、製造情報、試験情報、フィールド調整情報等
は、個別にデータベース管理がなされていたため、各デ
ータベース間のデータ接続が行われておらず、このため
仕様決定等の機器の自動設計が難しく、設計効率と設計
品質の向上が難しかった。
【0006】このようなことから、本発明者等は先に原
子力計装設計支援システムを開発した(特願平11−1
01876号明細書)原子力計装設計支援システムは、
図12に示すように計算機01からなり、これはプラン
トシミュレーションシステム1、系統設計仕様DB(デ
ータベース)2、解析システム/DB3、機器設計仕様
DB4、製造試験データDB5、機器シミュレーション
システムDB6、保守データDB7、設計基準仕様DB
8、CAE(Computer Aided Engi
neering)サブシステム9、CAD(Compu
ter Aided Design)サブシステム1
0、CIM(Computer Integrated
Manufaturing)サブシステム12、CA
M(Computer Aided Manufatu
ring)サブシステム13、CAT(Compute
r Aided Testing)サブシステム14を
有している。
【0007】このシステムは、上流の原子力発電所シミ
ュレーション及びプラント系統設計仕様を始めとして、
機器設計・製造、現地調査及び予防保全に至るまでの原
子力計装全般に亘る一貫したシステムであり、統合した
CAE環境の下で各サブシステム及びデータベースの一
元化を行うものである。
【0008】このようなシステムを実用に供するように
するには、原子力統合CAEシステムの一貫として、前
述のCAE/CAD/CATのデータベースを有効利用
でき、ソフトウェアの検査・健全性確認作業を可能な範
囲で機械化でき、作業効率の向上と作業ミスの削減を可
能とするシステムが望まれている。
【0009】本発明はこのような要望を満足できるシス
テムであって、ソフトウェアの検証及び健全性確認作業
について可能な範囲で機械化を行い、作業効率の向上と
作業ミスの削減を可能とする原子力計装設計支援システ
ムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、原子力施設の計装制御
システムの設計を支援する原子力計装設計支援システム
において、前記計装制御システムに使用される計算機の
ソフトウェアの設計製作の各工程において、その直前の
工程からの要求仕様が正しく継承されて実現されている
かを確認する作業及び作成されたソフトウェアの各種機
能の入出力精度、応答時間等の健全性を確認する作業の
支援を行うことを目的とするソフト検証・健全性確認シ
ステムを備え、該ソフト検証・健全性確認システムは、
整合性検証手段と健全性確認手段とからなり、前記整合
性検証手段はソフトウェアの設計製作に関する全ての仕
様書、機能ブロック図、フロー図等の設計図書やソース
ファイル、オブジェクトファイル等のプログラムをデー
タベース化し、上流工程の要求仕様が記載された上位図
書と、該上位図書を基に作成した下位図書との間で、仕
様の整合性検証作業を支援するものであり、前記健全性
確認手段はソフトウェアを実行状態に保ち、各種のプラ
ント運転状態模擬信号をインプットし、該インプットに
対するアウトプットを評価しソフトウェアの機能健全性
確認作業支援を行うことができるものである原子力計装
設計支援システムである。
【0011】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、前記請求項1に記載の原子力計装設計支援
システムにおいて、ディスプレイを追加し、前記ソフト
ウェアの設計仕様が記載されている図書をデータベース
化し、上流工程の要求仕様が記載された上位図書と、こ
の上位図書を基に作成した下位図書との間で、前記整合
性検証手段として前記上位図書の検証する頁を前記ディ
スプレイに表示し、仕様を示すキーワードを選択する
と、該当キーワードが記載されている下位図書の図書番
号が表示され、確認したい図書番号を指定すると上位図
書の横に下位図書のキーワード記載頁が並んで表示さ
れ、比較照合作業を行うことができるようにした原子力
計装設計支援システムである。
【0012】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、前記請求項1に記載の原子力計装設計支援
システムにおいて、ディスプレイを追加し、制御装置間
の機能的な接続が記載された計装ブロック図等の上位図
書と該上位図書を基に作成するさらに詳細な信号レベル
での接続や制御ロジックが記載されたインターブロック
線図等の下位図書との仕様の整合性検証作業を支援する
ことを目的として、前記上位図書を前記ディスプレイに
表示し、前記上位図書に記載されている制御装置の制御
装置番号を選択すると、該当制御装置番号が記載されて
いる前記下位図書の図書番号が表示され、確認したい図
書番号を指定すると前記上位図書の横に前記下位図書の
制御装置番号の記載頁が並んで表示され確認作業を行う
ことが可能で、且つ、該当制御装置と機能的に接続され
ている他の制御装置の構成が、上位図書の接続通りとな
っているかを確認し、その確認結果を表示する機能を具
備した原子力計装設計支援システムである。
【0013】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、前記請求項1に記載の原子力計装設計支援
システムにおいて、ディスプレイを追加し、ソフトウエ
アの機能仕様記載されたソフト機能仕様書等の上位図書
と該上位図書を基に作成するソフト機能フローが記載さ
れたフロー図等の下位図書との仕様の整合性検証作業を
支援することを目的として、前記上位図書のソフト機能
仕様書で規定されている信号名称と演算処理式が記載さ
れている前記下位図書のフロー図等並んで表示され確認
作業を行うことが可能で、且つ、前記下位図書で規定さ
れている信号名称と演算処理式の関係が前記上位図書の
ソフト機能仕様書通りとなっているかを確認し、その確
認結果を前記ディスプレイに表示する機能を具備した原
子力計装設計支援システムである。
【0014】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、前記請求項1に記載の原子力計装設計支援
システムにおいて、ディスプレイを追加し、ソフトウェ
アのフロー図からプログラムを自動生成する機能及びプ
ログラムからソフトウェアのフロー図を逆生成する機
能、オリジナルのソフトウェアフロー図とプログラムの
ソースコードの整合性確認支援機能及び逆生成したソフ
トウェアフロー図とオリジナルのソフトウェアフロー図
との自動比較照合機能を具備し、図書とプログラム間の
仕様整合性確認作業を自動で行うことが可能な原子力計
装設計支援システムである。
【0015】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明は、前記請求項2乃至請求項5のいずれか一つ
に記載の原子力計装設計支援システムにおいて、ディス
プレイを追加し、前記ディスプレイの検証報告書作成ボ
タンを選択すると、整合性が確認された場合等に作成す
る検証報告書の基準図書である上位図書と検証対象であ
る下位図書の欄に、各々ディスプレイに表示されている
頁の内容がコピーされて貼り付けられ、確認結果欄には
整合性検証結果を示す印が前記ディスプレイに表示され
る原子力計装設計支援システムである。
【0016】前記目的を達成するため、請求項7に対応
する発明は、前記請求項1に記載の原子力計装設計支援
システムにおいて、ディスプレイを追加し、ソフトウェ
アの各種機能の入出力精度、応答時間等の健全性を確認
することを目的とし、ソフトウェアを実行状態に保ち、
制御対象となるプラントの運転状態を模擬した基準信号
値をインプットし、該インプットに対するソフトウェア
の処理結果(アウトプット)について理論値に対する精
度や結果出力されるまでの応答時間等を計算し、該イン
プット、該アウトプット及び評価結果を前記ディスプレ
イに表示する原子力計装設計支援システムである。
【0017】前記目的を達成するため、請求項8に対応
する発明は、前記請求項7に記載の原子力計装設計支援
システムにおいて、関連する複数のソフトウェア機能モ
ジュールが連結して動作するように構成されているソフ
トウェアについて健全性確認作業を行う場合に、個々の
機能モジュール間の接続部分での処理結果も時系列で全
体をスルーした結果と併記して前記ディスプレイに表示
するようにした原子力計装設計支援システムである。
【0018】前記目的を達成するため、請求項9に対応
する発明は、請求項7又は請求項8に記載の原子力計装
設計支援システムにおいて、前記ディスプレイに形成さ
れている健全性確認報告書作成手段を選択すると、健全
性が確認された場合等に作成する報告書の入カ条件欄及
び出カ条件欄に、各々ディスプレイに表示されているデ
ータがグラフ等に加工された後にコピーされて貼り付け
られ、確認結果欄には健全性確認結果を示す印が表示さ
れる原子力計装設計支援システムである。
【0019】前記目的を達成するため、請求項10に対
応する発明は、請求項1に記載の原子力計装設計支援シ
ステムにおいて、ディスプレイを追加し、仕様変更等が
発生した場合に、仕様変更に関連するキーワードを前記
ディスプレイにて選択すると検証報告書のデータを検索
し、関連する下位図書を前記スプレイに並べて表示する
ようにした原子力計装設計支援システムである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の原子力計装設計支
援システムの実施形態について、図面を参照して説明す
るが、始めに図1及び図2により原子力計装設計支援シ
ステム、具体的には計装制御ソフトウェア検証及び健全
性確認支援システムの概要について説明する。図1は本
発明の基本構成を示すブロック図であり、図2は図1の
詳細な構成を説明するためのブロック図である。
【0021】本発明の原子力計装設計支援システムの基
本構成は、図1に示すように、原子力施設の計装制御シ
ステムの設計を支援する原子力計装設計支援システムに
おいて、前記計装制御システムに使用される計算機01
のソフトウェアの設計製作の各工程において、その直前
の工程からの要求仕様が正しく継承されて実現されてい
るかを検証(確認)する作業及び作成されたソフトウェ
アの各種機能の入出力精度、応答時間等の健全性を確認
する作業の支援を行うことを目的とするソフト検証・健
全性確認システム16を新たに追加したところに特徴を
有する。
【0022】計算機01は、プラントシミュレーション
システム1、系統仕様DB2、解析システム/DB3、
製造試験データDB5、機器シミュレーションシステム
DB6、保守データDB7、設計基準DB8、CAEサ
ブシステム9、CADサブシステム10、CIMサブシ
ステム12、CAMサブシステム13、CATサブシス
テム14、設計図書DB15、ソフトDB16を有して
いる。
【0023】該ソフト検証・健全性確認システム16
は、図2に示すように、整合性検証手段24と健全性確
認手段25とからなり、整合性検証手段24は、CAE
データベース26に格納され、ソフトウェアの設計製作
に関する全ての仕様書、機能ブロック図、フロー図等の
設計図書やソースファイル、オブジェクトファイル等の
プログラムをデータベース化し、上流工程の要求仕様が
記載された上位図書と、該上位図書を基に作成した下位
図書との間で、仕様の整合性検証作業を支援するもので
ある。
【0024】健全性確認手段25は、CADデータベー
ス27に格納され、IED、IBD、フロー図、プログ
ラム等のソフトウェアを実行状態に保ち、各種のプラン
ト運転状態模擬信号をインプットし、該インプットに対
するアウトプットを評価しソフトウェアの機能健全性確
認作業支援を行うことができるものである。
【0025】ソフト検証・健全性確認システム16は、
ハード構成として計算機01からなり、ドキュメントデ
ータベース(以下DBと略す)、データ処理装置(以下
EWSと略す)20、ディスプレイ(以下DISPと略
す)21、プリンタ(以下PRと略す)22からなる。
【0026】本発明に係る原子力計装設計支援システム
は、上流の原子力発電プラントシミレーション及びプラ
ント系統設計仕様を始めとして、機器設計、製造・試
験、現地調査及び予防保全に至るまでの原子力計装全般
に亘る一貫したシステムであり、統合したCAE環境の
下で各サブシステム及びデータベースDBの一元化を行
うものである。
【0027】ハード的には、1台の計算機01をサーバ
としてシステムを構築し、データベースを格納してい
る。もちろん、これに限らず複数の計算機にて機能分散
しネットワーク接続によりシステムを構成することも可
能である。
【0028】プラントシミュレーションシステム1は、
プラント運転状況のシミュレーションを行う。
【0029】系統仕様DB2は、プラント系設計仕様デ
ータでプラントの環境条件、プロセス仕様、配管系統仕
様等が含まれる。
【0030】解析システム/DB3は、上流仕様や設計
データを基に機器の特性、仕様の解析を行う。具体的に
は、熱、振動、強度、応答、回路、ノイズ等プラント計
装設計を進める上で機器の性能確認に必要な全ての解析
ツールがパッケージ化され用意してあり、その都度必要
な解析ツールを選択して使用する。
【0031】製造試験データDBは、機器の手配、組
立、試験に関連するデータである。
【0032】機器シミュレーションシステムDB6は、
計装機器及び計装システムの特性シミュレーションデー
タを作成し、試験結果評価を支援する。
【0033】保守データDB7は、機器納入後の保守に
関連するデータである。
【0034】設計基準DB8は、各種規格及びノウハウ
を含む設計標準データである。 これらのデータベース
が、以下に説明するCAEサブシステム9、CADサブ
システム10、CIMサブシステム12、CAMサブシ
ステム13、CATサブシステム14により接続され、
総合CAEシステムを構成している。
【0035】CAEサブシステム9は、系統仕様DB2
に格納されている上流の系統設計仕様データを設計CA
Dツール及び解析ツールに接続し、各種解析を行った結
果を詳細仕様決定に反映させながら機器の自動設計が可
能な原子力計装設計支援システムであり、最適設計を可
能にする。計装機器に関する詳細な解析結果を上流のプ
ラントシミュレーションシステム及び系統設計仕様にフ
ィードバックして、プラント運転特性を確認する機能も
有している。
【0036】CADサブシステム10は、系統仕様DB
2に格納されている系統設計仕様データを基に機器仕様
書、外観図、製作図面等を作成する。作成においては機
器間干渉チェック、機器取付け手順の設定等も併せて行
う。同時に、制御盤又はラックに関係する解析ツールに
接続可能なデータの生成を行う。
【0037】CIMサブシステム12は、後述する設計
図書DB15に格納されている設計仕様データを基に生
産管理データを作成する。特に、設計解析結果を参照し
て機器購入仕様書に機器の購入スペックインが可能であ
る。
【0038】CAMサブシステム13は、後述する設計
図書DB15に格納されている設計仕様データを基に製
造情報を作成する。配管/配線素材のNC加工データの
生成、組立て手順書自動作成等を行い製造作業効率化を
実現する。
【0039】CATサブシステム14は、後述する設計
図書DB15に格納されている設計仕様データを基に試
験仕様情報、製品仕様情報及び製品保守情報を作成す
る。製品の試験仕様、性能データ、製品履歴情報の生成
等を行い試験作業の効率化を実現する。
【0040】設計図書DB15は、CAEサブシステム
9からの出力、CADサブシステム10からの出力、プ
ラントシミュレーションシステム1からの出力に基づ
き、ソフトウェアの設計製作に関する全ての設計図書、
具体的には仕様書(系統設計仕様書、機器設計仕様書、
ソフト機能仕様書)、機能ブロック図、フロー図等を格
納している。
【0041】ソフトDB17は、ソフト検証・健全性確
認システム16により得られたソフト検証・健全性確認
データを格納する。
【0042】図1、図2において、ドキュメントデータ
ベースDBにはソフトウェアの設計製作に関する全ての
図書(仕様書、機能ブロック図、フロー図等)やプログ
ラム(ソースファイル、オブジェクトファイル等)が電
子化された状態で格納されている。
【0043】DISP21は作業者とのインターフェー
スの役目をするものであり、検索条件やソフト処理条件
の入力、図書の頁表示、ソフト処理結果の表示等を行
う。プリンタは検証結果報告書の印字等に使用する。図
書のデータ処理装置は作業者がDISP21から要求に
対してドキュメントデータベースを検索し、図2に示す
ソフト検証及び健全性確認システムにより健全性確認作
業に必要なデータの作成やデータ照合処理を行い、その
結果をDISP21に表示したり、PR22により印字
したりする。
【0044】以下各実施形態について、説明するが、上
記装置がどのように機能するかを、図3乃至図11を参
照して説明する。
【0045】図3は本発明の第1の実施形態を説明する
ための図である。すなわち、図2に示す原子力計装設計
支援システムにおいて、DISP21ディスプレイを追
加し、前記ソフトウェアの設計仕様が記載されている図
書をデータベース化し、上流工程の要求仕様が記載され
た上位図書と、この上位図書を基に作成した下位図書と
の間で、前記整合性検証手段24として前記上位図書の
検証する頁を前記ディスプレイに表示し、仕様を示すキ
ーワードを選択すると、該当キーワードが記載されてい
る下位図書の図書番号が表示され、確認したい図書番号
を指定すると上位図書の横に下位図書のキーワード記載
頁が並んで表示され、比較照合作業を行うことができる
ようにした原子力計装設計支援システムである。
【0046】以下、第1の実施形態について、図3を参
照して以下の処理手順に従いその機能を実現する。
【0047】(1)作業者が図2のDISP21から検
証を行う上流工程の要求仕様が記載された図書(上位図
書)の図書番号例えば5G8H1111を指定すると、
EWS20はCAEデータベース26を検索し、該図書
データを抽出しDISP21に図書番号と頁数、目次頁
(“目次”と記載のある頁で最小頁)及び上位図書に関
連する下位図書の一覧を表示する。尚、上位図書と下位
図書の関連付けは、図書作製時に作業者が属性設定を行
いDBに登録してある。
【0048】(2)作業者が目次を参照しながら検証し
たい頁を指定すると、その頁をDISP21に表示す
る。
【0049】(3)作業者が表示された頁から仕様を示
す単語例えばキーワードを選択し、検証対象とする下位
図書の図書番号例えば5B8H1234を指定する。下
位図書の図書番号を指定しない場合には該当キーワード
が記載されている下位図書の図書番号(該当図書が複数
ある場合は全ての図書番号)が表示される。
【0050】(4)作業者が確認したい図書番号を指定
すると、上位図書の横に下位図書のキーワードの記載頁
が並んで表示される。作業者はDISP21の画面を見
ながら比較照合作業を行う。
【0051】なお、表示ボタン30はDISP21を表
示させるときに使用し、又検索ボタン31は検索する際
に使用する。
【0052】第2の実施形態は、図4に示すように行わ
れる。本実施形態は、図2に示す前記請求項1に記載の
原子力計装設計支援システムにおいて、DISP21を
追加し、制御装置SC1,SC2,SC3間の機能的な
接続が記載された計装ブロック図等の上位図書IEDと
該上位図書1EDを基に作成するさらに詳細な信号レベ
ルでの接続や制御ロジックが記載されたインターブロッ
ク線図等の下位図書IBDとの仕様の整合性検証作業を
支援することを目的として、上位図書IEDをDISP
21に表示し、上位図書IEDに記載されている制御装
置SC1,SC2,SC3の制御装置番号を選択する
と、該当制御装置番号が記載されている下位図書IBD
の図書番号が表示され、確認したい図書番号を指定する
と上位図書IEDの横に下位図書IBDの制御装置番号
の記載頁が並んで表示され確認作業を行うことが可能
で、且つ、該当制御装置と機能的に接続されている他の
制御装置の構成が、上位図書の接続通りとなっているか
を確認し、その確認結果を表示する機能を具備した原子
力計装設計支援システムである。
【0053】以上述べた第2の実施形態は、すなわち、
制御装置間の機能的な接続が記載された上位図書IED
との仕様の整合性検証作業を支援することを目的として
おり、第1の実施形態での処理手順に対して以下の処理
手順が追加され、その機能を実現する。
【0054】(5)作業者がDISP21に表示されて
いる上位図書IEDにおいて、記載されている制御装置
SC1,SC2,SC3の装置番号を選択する。
【0055】(6)EWSはCADデータベースを検索
し、該当制御装置番号が記載されている下位図書IBD
の図書番号(該当図書が複数ある場合は全ての図書番
号)を表示する。
【0056】(7)作業者が確認したい図書番号を指定
すると、上位図書IEDの横に下位図書IBDの装置番
号の記載頁が並んで表示される。
【0057】(8)また、EWSは該当制御装置と機械
的に接続されている他の制御装置の構成が、上位図書I
EDの接続通りとなっているかを確認し、その確認結果
をDISP21に表示するので、作業者はDISP21
の画面を見ながら比較照合作業を行う。
【0058】第3の実施形態について、図5を参照して
説明する。第3の実施形態は第1の実施形態の原子力計
装設計支援システムにおいて、DISP21を追加し、
ソフトウエアの機能仕様記載されたソフト機能仕様書等
の上位図書と該上位図書を基に作成するソフト機能フロ
ーが記載されたフロー図等の下位図書との仕様の整合性
検証作業を支援することを目的として、前記上位図書の
ソフト機能仕様書で規定されている信号名称と演算処理
式が記載されている前記下位図書のフロー図等並んで表
示され確認作業を行うことが可能で、且つ、前記下位図
書で規定されている信号名称と演算処理式の関係が前記
上位図書のソフト機能仕様書通りとなっているかを確認
し、その確認結果をDISP21に表示する機能を具備
したものである。
【0059】以上述べた第3の実施形態は、第1の実施
形態での処理手順に対して、次の処理手順が追加され、
その機能を実現したものである。
【0060】(9)作業者がDISP21に表示されて
いる上位図書IEDにおいて、規定されている信号名称
すなわち温度データ格納エリアA、温度校正値B、校正
定数Cと演算処理式B=A(IK)×Cを選択する。
【0061】(10)図2のEWS20はCAEデータ
ベース26/CADデータベース27を検索し、信号名
称と演算処理式が記載されている下位図書の図書番号
(該当図書が複数ある場合は全ての図書番号)を表示す
る。
【0062】(11)作業者が確認したい図書番号を指
定すると、上位図書の横に下位図書の信号名称と演算処
理式の記載頁が並んで表示される。
【0063】(12)また、EWS20はフロー図等で
規定されている信号名称と演算処理式の関係が上位図書
のソフト機能仕様通りとなっているかを確認し、その確
認結果をDISPに表示するので、作業者はDISP2
1の画面を見ながら比較照合作業を行う。
【0064】第4の実施形態について、図6を参照して
説明する。第1の実施形態の原子力計装設計支援システ
ムにおいて、ディスプレイを追加し、ソフトウェアのフ
ロー図からプログラムを自動生成する機能及びプログラ
ムからソフトウェアのフロー図を逆生成する機能、オリ
ジナルのソフトウェアフロー図とプログラムのソースコ
ードの整合性確認支援機能及び逆生成したソフトウェア
フロー図とオリジナルのソフトウェアフロー図との自動
比較照合機能を具備し、図書とプログラム間の仕様整合
性確認作業を自動で行うことが可能な原子力計装設計支
援システムである。
【0065】ソフトウェアのフロー図からプログラムを
自動生成する機能及びプログラムからソフトウェアのフ
ロー図を逆生成する機能を有し、以下の処理手順でその
機能を実現する。
【0066】(13)作業者がDISP21から該当す
るソフトウェアのフロー図の図書番号を設定する。
【0067】(14)EWS20はCADデータベース
27を検索シムし、該当するソフトウェアのフロー図を
表示する。
【0068】(15)作業者がプログラム生成ボタンを
選択すると、プログラムが自動生成され、ソースコード
がソフトウェアのフロー図と併記してDISP21に表
示される。
【0069】(16)作業者はDISP21の面面を見
ながらソフトウェアのフロー図とソースコードの比較照
合作業を行う。又、生成されたプログラムを起動し動作
確認を行うと共に、後述する第6及び第7の実施形態に
示すところの健全性確認機能を呼び出し、ソフトウェア
の健全性確認も行うことができる。
【0070】(17)逆生成ボタンを選沢すると、上記
で作製したプログラムからソフトウェアフロー図を逆生
成する。
【0071】(18)第3の実施形態で逆生成したソフ
トウェアフロー図とオリジナルのソフトウェアフロー図
との比較照合を行い、整合性確認を自動で行う。もし、
両者の相違点が発見された場合には、DISP21に表
示し、作業者が確認し、ソフトウェアフロー図の変更作
業等を行う。
【0072】第5の実施形態について、図7を参照して
説明する。前述の第1乃至第4のいずれか一つに記載の
実施形態のと原子力計装設計支援システムにおいて、D
SP21を追加し、DSP21の検証報告書作成ボタン
を選択すると、整合性が確認された場合等に作成する検
証報告書の基準図書である上位図書と検証対象である下
位図書の欄に、各々DSP21に表示されている頁の内
容がコピーされて貼り付けられ、確認結果欄には整合性
検証結果を示す印がDSP21に表示される原子力計装
設計支援システムである。
【0073】以上述べた第5の実施形態において、整合
性が確認された場合等に作製する検証報告書の自動作製
機能であり、その機能手順にてその機能を実現する。
【0074】(19)作業者がDISP21に表示され
ている上位及び下位図書の比較照合を行い、整合性を確
認したら、DISP21の検証報告書の作成ポタンを選
択する。
【0075】(20)図2に示すEWS20はCAEデ
ータベース26/CADデータベース27/CATデー
タベース28を検索し、検証報告書の基準図書である上
位図書と検証対象である下位図書の欄に、各々DISP
21に表示されている頁の内容をコピーし、貼付けDI
SP21にこの検証報告書の内容を表示する。又、この
時、確認結果欄に整合性検証結果を示す「良」の印が表
示される。
【0076】(21)作業者はDISP表示内容を確認
し、良ければ報告書データのCATデータベース28へ
の保存を行う。
【0077】第6の実施形態について図8を参照して説
明する。第1の実施形態の原子力計装設計支援システム
において、DISP21を追加し、ソフトウェアの各種
機能の入出力精度、応答時間等の健全性を確認すること
を目的とし、ソフトウェアを実行状態に保ち、制御対象
となるプラントの運転状態を模擬した基準信号値をイン
プットし、該インプットに対するソフトウェアの処理結
果(アウトプット)について理論値に対する精度や結果
出力されるまでの応答時間等を計算し、該インプット、
該アウトプット及び評価結果をDISP21に表示する
原子力計装設計支援システムである。
【0078】以上述べた第6の実施形態において、ソフ
トウェアの各種機能の健全性(入出力精度、応答時間
等)を確認することを目的とし、以下の処理手順にてそ
の機能を実現する。
【0079】(22)作業者はDISP21から健全性
を確認するソフトウェアを起動し、実行状態に保つ。ソ
フトウェアを起動すると同時に、ESW20はプログラ
ムを解析して該当ソフトウェアのI/P信号や可変設定
パラメータを抽出し、DISP21にその初期値と一緒
に表示し、作業者からの設定指示待ちとする。又、初期
値におけるソフトウェアの処理結果(アウトプット)も
DISP21に表示する。
【0080】(23)作業者はDISP21に設定され
たI/P信号やパラメータの初期値を確認すると共に、
設定値制御対象となるプラントの運転状態を模擬した基
準信号値を設定したり、パラメータの値を設定する。
【0081】(24)EWS20は本設定変更に対する
ソフトウェアの処理結果(アウトプット)について理論
値に対する精度や結果が出力されるまでの応答時間等を
計算し、インプット、アウトプット及び評価結果をDI
SP21に表示する。又、精度が既定値範囲内か否か等
の健全性を確認のための判定を行い、その結果も合せて
DISP21に表示する。
【0082】(25)作業者は、DISP21から上記
作業と結果確認を必要点数を実行し、ソフトウェアの機
能健全性確認作業を行う。
【0083】第7の実施形態について、図9を参照して
説明する。
【0084】前述の第7の実施形態における原子力計装
設計支援システムにおいて、関連する複数のソフトウェ
ア機能モジュールが連結して動作するように構成されて
いるソフトウェアについて健全性確認作業を行う場合
に、個々の機能モジュール間の接続部分での処理結果も
時系列で全体をスルーした結果と併記して前記ディスプ
レイに表示するようにした原子力計装設計支援システム
である。
【0085】このような原子力計装設計支援システムに
おいて、関連する複数のソフトウェア機能モジュールが
連結して動作(上段のアウトプットが下段インプットと
なることを意味する)するように構成されているソフト
ウェアについて、健全性確認作業を行う時のEWS20
での処理方法は次の通りである。
【0086】例えば、F1とF2の2Zつの機能モジュ
ールが連結して(上段機能をF1及び下段機能をF2)
構成されているソフトウェアS1の健全性確認を行う場
合に、F1のアウトプットをF2のインプットとしてい
るが、健全性確認の対象として、ブラックボックス的に
S1のインプット/アウトプットのみ評価し、その結果
をDISP21に表示するだけでなく、内部処理の結果
であるF1のアウトプットとF2のインプットに関して
も、S1のインプット/アウトプットと併記してDIS
P21に表示する。すなわち、個々の機能モジュール間
の接続部分での処理結果も時系列で全体をスルーした結
果と併記してDISP21に表記することで、更に信頼
性がある健全性確認が可能となる。
【0087】第8の実施形態について図10を参照して
説明する。前述の第6又は第7の実施形態の原子力計装
設計支援システムにおいて、前記DISP21に形成さ
れている健全性確認報告書作成手段例えばボタン29を
選択すると、健全性が確認された場合等に作成する報告
書の入カ条件欄及び出カ条件欄に、各々DISP21に
表示されているデータがグラフ等に加工された後にコピ
ーされて貼り付けられ、確認結果欄には健全性確認結果
を示す印が表示される原子力計装設計支援システムであ
る。
【0088】前述の第7又は第8の実施形態において、
健全性が確認された場合等に作製する健全性確認報告書
の自動作成機能であり、以下の処理手順にてその機能を
実現する。
【0089】(26)作業者がDISP21に表示され
ている健全性確認データの確認作業を行い、健全性を確
認したら、DISP21の報告書作成ボタン29を選択
する。
【0090】(27)EWS20はCATデータベース
28を検索し、報告書の対象図書番号、健全性確認デー
タを抽出する。健全性確認データに関しては、予め設定
してある報告書に記載するグラフフォーマット等にデー
タを加工してDISP21に表示する。
【0091】(28)作成する報告書の対象図書番号
欄、入力条件欄及び出力条件欄に、DISP21に表示
されているデータがグラフ等に加工された後にコピーさ
れて貼り付けられ、確認結果欄には健全性確認結果を示
す「良」の印が表示される。
【0092】(29)作業者は、DISP21の表示内
容を確認し、良ければ報告書データのDBへの保存を行
う。
【0093】第9の実施形態について、図11を参照し
て説明する。請求項1に対応する実施形態の原子力計装
設計支援システムにおいて、DISP21を追加し、仕
様変更等が発生した場合に、仕様変更に関連するキーワ
ードをDISP21にて選択すると検証報告書のデータ
を検索し、関連する下位図書をDISP21に並べて表
示するようにした原子力計装設計支援システムである。
【0094】この場合の実施形態において、仕様変更等
が発生した場合に再検証作業支援を行う機能であり、以
下の処理手順にて、その機能を実現する。
【0095】(30)作業者がDISP21から仕様変
更があったさ図書番号を入力する。
【0096】(31)DISP21の該当図書が表示さ
れたならば、仕様変更に関連するキーワードを入力する
と、そのキーワードが記載されている頁が表示される。
この場合、直接頁指定も可能である。
【0097】(32)作業者がDISP21を見ながら
キーワードを選択すると、検証報告書のデータを検索
し、関連する下位図書の図書番号をDISP21に並べ
て表示する。
【0098】(33)作業者は表示された下位図書の図
書番号を選択すると、その図書の変更個所及び変更内容
がDISP21に表示されるので、内容を確認し、変更
実施後の再検証作業支援を行う。
【0099】以上述べた実施形態によれば、次のような
作用効果が得られる。
【0100】1)原子力施設等の発電所の計装制御シス
テムのソフトウェアの製作工程におけるソフトウェア検
証作業において、作業の機械化の支援を行うことで、作
業効率の向上と作業ミスの削減を実現できる。
【0101】2)原子力施設等の発電所の計装制御シス
テムのソフトウェアの製作工程におけるソフトウェアの
健全性確認作業において、作業機械化を行うことで、作
業効率向上と作業ミスの削減を実現できる。
【0102】3)ソフトウェアの仕様変更があった場合
においては、再検証作業の効率向上が可能であると同時
に、仕様変更の反映ミス等の削減につながり、ソフトウ
ェアの信頼性向上が可能となる。
【0103】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、ソフトウェ
アの検証及び健全性確認作業について可能な範囲で機械
化を行い、作業効率の向上と作業ミスの削減を可能とす
る原子力計装設計支援システムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原子力計装設計支援システムの基本構
成を示すブロック図。
【図2】図1のソフト検証・健全性確認システムを説明
するためのブロック図。
【図3】本発明の第1の実施形態を説明するためのディ
スプレイ装置の表示例を示す図。
【図4】本発明の第2の実施形態を説明するためのディ
スプレイ装置の表示例を示す図。
【図5】本発明の第3の実施形態を説明するためのディ
スプレイ装置の表示例を示す図。
【図6】本発明の第4の実施形態を説明するためのディ
スプレイ装置の表示例を示す図。
【図7】本発明の第5の実施形態を説明するためのディ
スプレイ装置の表示例を示す図。
【図8】本発明の第6の実施形態を説明するためのディ
スプレイ装置の表示例を示す図。
【図9】本発明の第7の実施形態を説明するためのディ
スプレイ装置の表示例を示す図。
【図10】本発明の第8の実施形態を説明するためのデ
ィスプレイ装置の表示例を示す図。
【図11】本発明の第9の実施形態を説明するためのデ
ィスプレイ装置の表示例を示す図。
【図12】本発明の先願明細書の例を説明するためのブ
ロック図。
【符号の説明】
01…計算機、1…プラントシミュレーションシステ
ム、2…系統仕様DB、3…解析システム/DB、5…
製造試験データDB、6…機器シミュレーションシステ
ムDB、7…保守データDB、8…設計基準DB、9…
CAEサブシステム、10…CADサブシステム、12
…CIMサブシステム、13…CAMサブシステム、1
4…CATサブシステム、15…設計図書DB、16…
ソフトDB、20…データ処理装置(EWS)、21…
ディスプレイ装置(DISP)、22…プリンタ(P
R)、24…整合性検証手段、25…保全性確認手段、
26…CAEデータベース、27…CADデータベー
ス、28…CATデータベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠井 健治 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 2G075 AA01 CA02 CA11 CA49 EA09 FB16 FC04 FD04 GA09 GA15 GA24 GA35 5B076 DB04 DC01 DE01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力施設の計装制御システムの設計を
    支援する原子力計装設計支援システムにおいて、 前記計装制御システムに使用される計算機のソフトウェ
    アの設計製作の各工程において、その直前の工程からの
    要求仕様が正しく継承されて実現されているかを確認す
    る作業及び作成されたソフトウェアの各種機能の入出力
    精度、応答時間等の健全性を確認する作業の支援を行う
    ことを目的とするソフト検証・健全性確認システムを備
    え、 該ソフト検証・健全性確認システムは、整合性検証手段
    と健全性確認手段とからなり、前記整合性検証手段はソ
    フトウェアの設計製作に関する全ての仕様書、機能ブロ
    ック図、フロー図等の設計図書やソースファイル、オブ
    ジェクトファイル等のプログラムをデータベース化し、
    上流工程の要求仕様が記載された上位図書と、該上位図
    書を基に作成した下位図書との間で、仕様の整合性検証
    作業を支援するものであり、前記健全性確認手段はソフ
    トウェアを実行状態に保ち、各種のプラント運転状態模
    擬信号をインプットし、該インプットに対するアウトプ
    ットを評価しソフトウェアの機能健全性確認作業支援を
    行うことができるものである原子力計装設計支援システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の原子力計装設計支
    援システムにおいて、ディスプレイを追加し、前記ソフ
    トウェアの設計仕様が記載されている図書をデータベー
    ス化し、上流工程の要求仕様が記載された上位図書と、
    この上位図書を基に作成した下位図書との間で、前記整
    合性検証手段として前記上位図書の検証する頁を前記デ
    ィスプレイに表示し、仕様を示すキーワードを選択する
    と、該当キーワードが記載されている下位図書の図書番
    号が表示され、確認したい図書番号を指定すると上位図
    書の横に下位図書のキーワード記載頁が並んで表示さ
    れ、比較照合作業を行うことができるようにした原子力
    計装設計支援システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の原子力計装設計支
    援システムにおいて、ディスプレイを追加し、制御装置
    間の機能的な接続が記載された計装ブロック図等の上位
    図書と該上位図書を基に作成するさらに詳細な信号レベ
    ルでの接続や制御ロジックが記載されたインターブロッ
    ク線図等の下位図書との仕様の整合性検証作業を支援す
    ることを目的として、前記上位図書を前記ディスプレイ
    に表示し、前記上位図書に記載されている制御装置の制
    御装置番号を選択すると、該当制御装置番号が記載され
    ている前記下位図書の図書番号が表示され、確認したい
    図書番号を指定すると前記上位図書の横に前記下位図書
    の制御装置番号の記載頁が並んで表示され確認作業を行
    うことが可能で、且つ、該当制御装置と機能的に接続さ
    れている他の制御装置の構成が、上位図書の接続通りと
    なっているかを確認し、その確認結果を表示する機能を
    具備した原子力計装設計支援システム。
  4. 【請求項4】 前記請求項1に記載の原子力計装設計支
    援システムにおいて、ディスプレイを追加し、ソフトウ
    エアの機能仕様記載されたソフト機能仕様書等の上位図
    書と該上位図書を基に作成するソフト機能フローが記載
    されたフロー図等の下位図書との仕様の整合性検証作業
    を支援することを目的として、前記上位図書のソフト機
    能仕様書で規定されている信号名称と演算処理式が記載
    されている前記下位図書のフロー図等並んで表示され確
    認作業を行うことが可能で、且つ、前記下位図書で規定
    されている信号名称と演算処理式の関係が前記上位図書
    のソフト機能仕様書通りとなっているかを確認し、その
    確認結果を前記ディスプレイに表示する機能を具備した
    原子力計装設計支援システム。
  5. 【請求項5】 前記請求項1に記載の原子力計装設計支
    援システムにおいて、ディスプレイを追加し、ソフトウ
    ェアのフロー図からプログラムを自動生成する機能及び
    プログラムからソフトウェアのフロー図を逆生成する機
    能、オリジナルのソフトウェアフロー図とプログラムの
    ソースコードの整合性確認支援機能及び逆生成したソフ
    トウェアフロー図とオリジナルのソフトウェアフロー図
    との自動比較照合機能を具備し、図書とプログラム間の
    仕様整合性確認作業を自動で行うことが可能な原子力計
    装設計支援システム。
  6. 【請求項6】 前記請求項2乃至請求項5のいずれか一
    つに記載の原子力計装設計支援システムにおいて、ディ
    スプレイを追加し、前記ディスプレイの検証報告書作成
    ボタンを選択すると、整合性が確認された場合等に作成
    する検証報告書の基準図書である上位図書と検証対象で
    ある下位図書の欄に、各々ディスプレイに表示されてい
    る頁の内容がコピーされて貼り付けられ、確認結果欄に
    は整合性検証結果を示す印が前記ディスプレイに表示さ
    れる原子力計装設計支援システム。
  7. 【請求項7】 前記請求項1に記載の原子力計装設計支
    援システムにおいて、ディスプレイを追加し、ソフトウ
    ェアの各種機能の入出力精度、応答時間等の健全性を確
    認することを目的とし、ソフトウェアを実行状態に保
    ち、制御対象となるプラントの運転状態を模擬した基準
    信号値をインプットし、該インプットに対するソフトウ
    ェアの処理結果(アウトプット)について理論値に対す
    る精度や結果出力されるまでの応答時間等を計算し、該
    インプット、該アウトプット及び評価結果を前記ディス
    プレイに表示する原子力計装設計支援システム。
  8. 【請求項8】 前記請求項7に記載の原子力計装設計支
    援システムにおいて、関連する複数のソフトウェア機能
    モジュールが連結して動作するように構成されているソ
    フトウェアについて健全性確認作業を行う場合に、個々
    の機能モジュール間の接続部分での処理結果も時系列で
    全体をスルーした結果と併記して前記ディスプレイに表
    示するようにした原子力計装設計支援システム。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8に記載の原子力計
    装設計支援システムにおいて、前記ディスプレイに形成
    されている健全性確認報告書作成手段を選択すると、健
    全性が確認された場合等に作成する報告書の入カ条件欄
    及び出カ条件欄に、各々ディスプレイに表示されている
    データがグラフ等に加工された後にコピーされて貼り付
    けられ、確認結果欄には健全性確認結果を示す印が表示
    される原子力計装設計支援システム。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の原子力計装設計支援
    システムにおいて、ディスプレイを追加し、仕様変更等
    が発生した場合に、仕様変更に関連するキーワードを前
    記ディスプレイにて選択すると検証報告書のデータを検
    索し、関連する下位図書を前記スプレイに並べて表示す
    るようにした原子力計装設計支援システム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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