JP2001337094A - キャリオーバレス分注装置 - Google Patents

キャリオーバレス分注装置

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JP2001337094A
JP2001337094A JP2000164730A JP2000164730A JP2001337094A JP 2001337094 A JP2001337094 A JP 2001337094A JP 2000164730 A JP2000164730 A JP 2000164730A JP 2000164730 A JP2000164730 A JP 2000164730A JP 2001337094 A JP2001337094 A JP 2001337094A
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Japan
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nozzle
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syringe
cleaning
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JP2000164730A
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English (en)
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Katsuaki Araki
克昭 荒木
Hakuo Owada
伯男 大和田
Tetsuya Isobe
哲也 磯部
Shinichi Nagara
信一 長良
Kenichi Takahashi
健一 高橋
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Hitachi Ltd
Hitachi Science Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Science Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】血液や尿分析などを行なう臨床検査自動分析装
置に関係し、従来の圧送ポンプに変わるシリンジユニッ
トを同等の洗浄性能で且つ安価な価格で提供する。 【解決手段】分注用シリンジ12に圧送ポンプ1に変わ
る大容量の洗浄用シリンジ13を直列に配置し、分注用
シリンジ12が検体サンプル4を吸引・分注している時
に洗浄用シリンジ13で洗浄液15を大量に吸引してお
くことで、ノズル6の洗浄に於いて、分注用シリンジ1
2からの洗浄液吐出、洗浄用シリンジ13からの洗浄液
吐出を短時間で行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体試料などの血
液や尿分析などを行う臨床検査自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置には、分注を行なわず
反応体9そのものを検体サンプル4に浸漬させるディッ
ピングタイプと、同様の分注ノズル6を用いたピペッテ
ィングタイプとの2種類がある。前者の場合は、検体サ
ンプル4を攪拌するための棒が各サンプル毎に挿入され
るためキャリオーバの問題が有った。後者の場合は、図
1に示すように、吸水口に圧送ポンプ1を接続し、大量
の洗浄液15を流すためキャリオーバの問題はなかった
が、水の消費量が多い、高圧電源2を準備しなければな
らない、振動対策で除振台3を付けなければならないな
どの問題が有り、高価なものとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消するもので、分注用シリンジと洗浄用シリンジを
直列に配置したシリンジポンプユニットを圧送ポンプと
同等の性能で且つ安価な価格で提供することと、その流
路構成とサイクル動作タイムテーブルでキャリオーバレ
ス分注装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、分注用(精度出し用)シリンジに大容量
の洗浄用シリンジを直列に配置し、特別な流路構成のも
とでのサイクル動作タイムテーブルで動作させることで
実現することができる。
【0005】また、洗浄流量を減らすためには、SGメ
ータの測定流路構成容器の容積を小型にすることで、S
Gメータ自体をノズル分注機構に搭載しノズルに近づけ
ることで実現することができる。さらに、ノズルの洗浄
槽は、ノズル内洗に使用した洗浄液を捨てる濃廃液部
と、あらかじめ洗浄液が満たされている洗浄液槽にノズ
ル先端を浸し、ノズル内洗浄液を吐出することで洗浄液
を置換しながらノズル外周を洗浄するオーバーフロー式
の淡廃液部を設けることで実現することができる。ま
た、ノズルは、サンプルと接触する部位に撥水剤をコー
ティングすることと、一定の長さ以上サンプル内にノズ
ルが入らないように液面検知を行ないプロテクトするこ
とで実現することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0007】図1は、従来のサンプルを吸引・吐出する
分注装置の流路構成概略図である。また、図2は、本発
明のサンプルを吸引・吐出する分注装置の流路構成概略
図である。図3は、本発明の分注系のサイクル動作タイ
ムテーブルである。図4は、本発明の洗浄槽とノズルの
概略図である。
【0008】図5はサンプルを収容した試料容器とノズ
ルの概略図である。
【0009】本発明は検体サンプル4の分析を行なう自
動分析装置に関係し、上記、検体サンプル4を分析媒体
である反応体9に一定量移し替える分注機構のキャリオ
ーバレス化の発明である。キャリオーバは、性質の異な
る検体サンプル4が、同時に反応体9に分注されている
ことであり、ノズル6の内外部が十分に洗浄されていな
いと発生する。結果として、誤診につながる問題であ
る。
【0010】本発明を図2、図3、図4、図5で説明す
る。
【0011】図2に示す全体構成は、検体サンプル4を
収容する試料容器5、試料容器5から検体サンプル4を
吸引するノズル6、検体サンプル4の液面を検知する液
面検知棒7、吸引した検体サンプル4の比重を測定する
ための測定流路構成容器8、ノズル6と液面検知棒7と
測定流路構成容器8ごと試料容器5、反応体9、洗浄槽
10の位置まで移送するノズル分注機構11、試料容器
5から検体サンプル4を吸引し、反応体9への吐出動作
を行なう分注用シリンジ12、分注用シリンジ12が検
体サンプル4の吸引動作を行なう時に洗浄用シリンジ1
3との間をクローズさせるシリンジ間バルブ14、洗浄
液15をタンク16から吸引し、分注用シリンジ12側
に送出する洗浄用シリンジ13、洗浄用シリンジ13
が、洗浄液15を分注用シリンジ12側に送り出す時に
タンク16との間をクローズさせるタンク側バルブ17
で構成されている。次に各動作について記述する。
【0012】ノズル分注機構11は、図5に示すように
試料容器5にノズル6を侵入させ、液面検知棒7とノズ
ル6との間で電気的導通がある時に液面を認識し、その
位置から一定ストロークl分さらに侵入させる。ノズル
6には、撥水性コーティング18が長さL分塗布してあ
り、コーティング部だけが、検体サンプル4に接触す
る。この時、図3のサイクル動作タイムテーブルに示し
たシリンジ間バルブ14はクローズ、タンク側バルブ1
7はオープン状態になり、分注用シリンジ12は検体サ
ンプル4の吸引動作を行ない、同時に洗浄用シリンジ1
3は洗浄液15の吸引動作を行なう。上記、検体サンプ
ル4の吸引が終了した時点で測定流路構成容器8で比重
の測定が行なわれる。
【0013】測定後、ノズル分注機構11は、反応体9
まで移動しサンプル分注動作を行なう。分注動作終了
後、ノズル分注機構11は、図4に示す洗浄槽10まで
移動する。洗浄槽10は、ノズル内部洗浄用の濃廃液部
19とノズル外部洗浄用のオーバーフロー式淡廃液部2
0から構成されており、分注用シリンジ12の動作で濃
廃液部19にノズル6内部に残留する検体サンプル4を
排出する。次に、図3のサイクル動作タイムテーブルに
示したシリンジ間バルブ14はオープン、タンク側バル
ブ17はクローズ状態になり、洗浄用シリンジ13は洗
浄液15を洗浄槽10のオーバーフロー式淡廃液部20
に排出し、ノズル6の内外部の洗浄を同時に行なう。次
に実施例特有の効果を記述する。
【0014】本実施例によれば、検体サンプル4の吸引
と洗浄液15の吸引が専用のシリンジで独立して行われ
るため、検体サンプル4の洗浄液15への侵入を防止す
る効果がある。また、測定流路構成容器8をノズル分注
機構11に搭載したことで、ノズル6から測定流路構成
容器8までの検体サンプル4の吸引量を少量に押さえる
ことができ、ノズル6内の洗浄エリアを少なくする効果
がある。さらに、洗浄槽10は、濃廃液部19でノズル
内部を洗浄した後、オーバーフロー式淡廃液部20でノ
ズル6の内部洗浄を行ないながら十分に洗浄液の置換を
行なうことで、ノズル6外部の洗浄も十分に行なえる効
果がある。また、ノズル6の先端部に撥水剤をコーティ
ングしているため、洗浄効率を高める効果がある。
【0015】さらに、液面検知機能でノズル6先端の検
体サンプル4との接触長さをコントロールしているの
で、安定して洗浄できる効果がある。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、測定流路構成容器をノ
ズル分注機構に搭載し検体サンプルの通過流路を短縮で
きることと、ノズルの検体サンプルへの侵入量を液面検
知機能でコントロールし接触量を管理できることで洗浄
量を従来の半分にでき洗浄効率を向上させる効果があ
る。さらに、濃廃液部とオーバーフロー式淡廃液部を組
み合わせた洗浄槽を用いることと、濃廃液用シリンジの
動作に関係無く、淡廃液用シリンジを動作できる独立し
た2本のシリンジを用いることで、洗浄時には、バルブ
の切替えだけで洗浄液を吐出するだけの動作を連続して
行なえ、時間あたりの洗浄液量を従来の倍にできる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術でのサンプルを吸引・吐出する分注
装置の流路構成概略図である。
【図2】本発明の実施例でのサンプルを吸引・吐出する
分注装置の流路構成概略図である。
【図3】本発明の実施例での分注系のサイクル動作タイ
ムテーブルを示す図である。
【図4】本発明の実施例での洗浄槽とノズルの概略図で
ある。
【図5】本発明の実施例でのサンプルを収容した試料容
器とノズルの概略図である。
【符号の説明】
1…圧送ポンプ、2…高圧電源、3…除振台、4…検体
サンプル、5…試料容器、6…ノズル、7…液面検知
棒、8…測定流路構成容器、9…反応体、10…洗浄
槽、11…ノズル分注機構、12…分注用シリンジ、1
3…洗浄用シリンジ、14…シリンジ間バルブ、15…
洗浄液、16…タンク、17…タンク側バルブ、18…
撥水性コーティング、19…濃廃液部、20…オーバー
フロー式淡廃液部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大和田 伯男 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器グループ内 (72)発明者 磯部 哲也 茨城県ひたちなか市大字市毛1040番地 株 式会社日立サイエンスシステムズ内 (72)発明者 長良 信一 茨城県ひたちなか市大字市毛1040番地 株 式会社日立サイエンスシステムズ内 (72)発明者 高橋 健一 茨城県ひたちなか市大字市毛1040番地 株 式会社日立サイエンスシステムズ内 Fターム(参考) 2G058 EA02 ED01 ED12 FB05 FB19 GB04 3B116 AA12 AB01 BB03 BB62 3B201 AA12 AB01 BB04 BB62 BB92 CB11 4D056 EA06 EA08 4G068 AA04 AB15 AD16 AD41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプルを収容した試料容器からサンプ
    ルを吸引し、反応体に吐出するノズル分注機構と、吸引
    したサンプルの比重と濁度を測定するSGメータ部と実
    際にサンプルの吸引・吐出動作を行うシリンジ機構を有
    する分注装置において、シリンジを2本直列に接続し、
    片側のシリンジを分注用に、他方のシリンジを洗浄用に
    割当て、分注用シリンジが分注動作中に、洗浄用シリン
    ジを動作させ、必要な洗浄液を吸引しておくことで、洗
    浄工程においては、分注用シリンジ、洗浄用シリンジの
    順に吐出動作だけを行ない、短時間で洗浄を行なうこと
    を特徴とするキャリオーバレス分注装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキャリオーバレス分注装
    置において、SGメータ用の測定流路構成容器は、小ス
    ペース設計で、ノズル分注機構に搭載できることでノズ
    ルの近くに設置できるため、少量のサンプル吸引量でS
    Gメータ内にサンプルを導入できることを特徴とするキ
    ャリオーバレス分注装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のキャリオーバレス分注装
    置において、ノズル洗浄用の洗浄槽は、ノズル内部洗浄
    用の濃廃液部とノズル外部洗浄用のオーバーフロー式の
    淡廃液部から成ることを特徴とするキャリオーバレス分
    注装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のキャリオーバレス分注装
    置において、ノズル分注機構のノズルは、サンプルの付
    着防止のためにノズル先端外周に發水剤をコーティング
    し、一定量以上サンプル内に浸漬しないためにノズル先
    端部に液面検知機能を設置したことを特徴とするキャリ
    オーバレス分注装置。
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