JP2001336576A - ダンパー機構 - Google Patents

ダンパー機構

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JP2001336576A
JP2001336576A JP2000155836A JP2000155836A JP2001336576A JP 2001336576 A JP2001336576 A JP 2001336576A JP 2000155836 A JP2000155836 A JP 2000155836A JP 2000155836 A JP2000155836 A JP 2000155836A JP 2001336576 A JP2001336576 A JP 2001336576A
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JP
Japan
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damper mechanism
rotating member
peripheral portion
axial direction
damper
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Application number
JP2000155836A
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Kozo Mori
幸三 森
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Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンパー機構において不要な摺動抵抗を発生
しにくくする。 【解決手段】 ダンパー機構1はフロントカバー2とダ
ンパー機構3とを備えている。ダンパー機構3は入力部
材4と出力部材5とトーションスプリング6とを備えて
いる。入力部材4は、フロントカバー2に相対回転不能
に係合し、フロントカバー2によって半径方向に支持さ
れている。出力部材5は入力部材4に相対回転可能に配
置されている。トーションスプリング6は入力部材4と
出力部材5とを回転方向に弾性的に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンパー機構、特
に、トルクを伝達するとともに捩じり振動を吸収・減衰
するめたのダンパー機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ダンパー機構は、ばねや各種ヒステリシ
ス発生装置等を組み合わせて、トルクを伝達するととも
に捩じり振動を吸収・減衰するための装置である。ダン
パー機構は、例えば、車輌においては、トルクコンバー
タのロックアップ装置、クラッチディスク、フライホイ
ール組立体、湿式クラッチ等に用いられている。
【0003】ダンパー機構は、例えば、入力部材と、出
力部材と、両者を回転方向に弾性的に連結するための複
数のトーションスプリングとから構成されている。入力
及び出力部材は円板状の部材からなり、トーションスプ
リングを収容するための窓を有している。トルク変動が
ダンパー機構に入力されると、入力部材と出力部材が相
対回転してトーションスプリングが回転方向に圧縮され
る。この結果、捩じり振動が吸収される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】入力部材は、さらにそ
の前段の入力回転体に対して、複数の歯同士によるラグ
係合している場合がある。その場合は、入力部材は入力
回転体に対して一体回転するが、軸方向及び半径方向に
移動可能となっている。そこで、一般に、入力部材はそ
の一部が出力部材によって半径方向及び軸方向に移動不
能となるように保持されている。しかし、このような構
造では、ダンパー作動時に入力部材と出力部材が保持部
分で摺動してしまい、望ましくない摺動抵抗を発生させ
てしまう。このような摺動抵抗はダンパー機構の振動吸
収性能を低下させる。
【0005】本発明の目的は、ダンパー機構において不
要な摺動抵抗が発生しにくくすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のダンパ
ー機構は第1回転部材とダンパー機構とを備えている。
ダンパー機構は第1部材と第2部材と弾性部材とを備え
ている。第1部材は、第1回転部材に相対回転不能に係
合し、第1回転部材によって半径方向に支持されてい
る。第2部材は第1部材に相対回転可能に配置されてい
る。弾性部材は第1部材と前記第2部材とを回転方向に
弾性的に連結する。
【0007】このダンパー機構では、ダンパー作動時に
第1部材は第2部材に対して回転するが第1回転部材に
対しては回転しない。このように第1部材は一体回転す
る部材によって半径方向に支持されているため、ダンパ
ー作動時に第1部材の支持部分において摺動抵抗が生じ
ない。請求項2に記載のダンパー機構では、請求項1に
おいて、第1部材は、環状の部材であり、外周部及び内
周部の一方が第1回転部材に相対回転不能に係合し、外
周部及び内周部の他方が第1回転部材によって半径方向
に支持されている。
【0008】請求項3に記載のダンパー機構では、請求
項1又は2において、第1部材は第1回転部材によって
軸方向に移動不能に支持されている。したがって第1部
材のがたつきが生じにくい。請求項4に記載のダンパー
機構では、請求項3において、第1部材は、環状の部材
であり、外周部及び内周部の一方が第1回転部材によっ
て軸方向片側を支持され、外周部及び内周部の他方が前
記第1回転部材によって軸方向反対側を支持されてい
る。
【0009】請求項5に記載のダンパー機構は第1回転
部材とダンパーとを備えている。ダンパーは第1部材と
第2部材と弾性部材とを有する。第1部材は、第1回転
部材に相対回転不能に係合し、第1回転部材によって軸
方向に移動不能に支持されている。第2部材は第1部材
に相対回転可能に配置されている。ダンパーは第1部材
と第2部材とを回転方向に弾性的に連結する。第1部材
は環状の部材である。第1部材は、外周部及び内周部の
一方が第1回転部材によって軸方向片側を支持され、外
周部及び内周部の他方が前記第1回転部材によって軸方
向反対側を支持されている、ダンパー機構。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態が採用
されたダンパー機構1を示す模式図である。図1の左側
にはエンジン(図示せず)が配置され、図1の右側には
トランスミッション(図示せず)が配置されている。ダ
ンパー機構1は、エンジンとトランスミッションとの間
で動力を伝達するための装置であって、図示しない湿式
クラッチに対してトルクを出力するようになっている。
ダンパー機構1は、主に、フロントカバー2とその内部
に配置されたダンパー3とから構成されている。
【0011】フロントカバー2(第1回転部材)は、1
カバー2aと第2カバー2bとから構成され、ダンパー
3及び図示しない湿式クラッチを収容している。第1カ
バー2aは、エンジンからのトルクが入力される部材で
あり、図1の左側(エンジン側)に配置された環状の部
材である。第1カバー2aの外周縁には軸方向トランス
ミッション側に延びる外周筒状部2dが形成されてい
る。第2カバー2bは外周縁が第1カバー2aの外周筒
状部2dの先端に溶接によって固定された環状の部材で
ある。
【0012】第2カバー2bの先端は第1カバー2aの
筒状部2dの内周側に当接して配置されている。第2カ
バー2bの先端には、軸方向に延びる複数の第1係合部
2cが形成されている。第1係合部2cは、回転方向に
所定の幅を有し回転方向に並んで配置された複数の爪形
状部分である。この第1係合部2cは後述のトルク伝達
部31の一部を形成している。
【0013】フロントカバー2の内部には、トランスミ
ッションから延びるシャフトに形成された油路を介して
潤滑油が供給される。また、フロントカバー2には、内
部の潤滑油を外側に排出するための排出孔が形成されて
いる。ダンパー3は、入力部材4と、出力部材5と、複
数のトーションスプリング6とから構成されている。入
力部材4(第1部材)は主に1対の環状プレート11,
12から構成されている。環状プレート11,12は円
板状部材であり、円形の中心孔が形成されることで環状
になっている。環状プレート11は環状プレート12に
対して軸方向エンジン側にすなわち第1カバー2a側に
配置されている。1対の環状プレート11,12は、外
周部同士が環状のスペーサ13を間に挟んでおり、複数
のリベット14により互いに固定されている。環状プレ
ート11の外周縁は、環状プレート12の外周縁よりさ
らに外周側に延び、複数の第2係合部11aを有してい
る。第2係合部11aは環状プレート11の外周縁から
軸方向トランスミッション側に延びる複数の爪形状部分
である。第2係合部11aは第2カバー2bの第1係合
部2cに対して回転方向に係合し、図2に示すように両
者によってトルク伝達部31を構成している。この結
果、環状プレート11はフロントカバー2に対して一体
回転するようになっている。なお、トルク伝達部31に
おいて、環状プレート11は、軸方向トランスミッショ
ン側へは第2カバー2bの外周縁によって保持されてい
るが、軸方向エンジン側には移動可能になっている。ま
た、第2係合部11aは、フロントカバー2の外周筒状
部2dとの間に半径方向の隙間を確保しており、フロン
トカバー2に対して半径方向にわずかな距離ではあるが
移動可能となっている。
【0014】各環状プレート11,12の径方向中間部
には、トーションスプリング6を収容するためのばね収
容部11c,12cが形成されている。環状プレート1
1の内周縁11bは、環状プレート12の内周縁より径
が小さく、図3に示すように第1カバー2aの保持部3
2によって保持されている。より具体的には、環状プレ
ート11の内周縁11bは保持部32によって半径方向
及び軸方向片側(軸方向エンジン側)を支持されてい
る。具体的な構造としては、保持部32は第1カバー2
aの筒状部2eの外周面(フロントカバー2内を向く
面)に形成された環状の溝である。保持部32は軸方向
トランスミッション側を向く環状平面33とその内周縁
から軸方向に延びる外周面34とから構成されている。
環状プレート11の内周縁11bは保持部32に対して
軸方向トランスミッション側から当接している。より具
体的には、環状プレート11の内周縁11bの軸方向エ
ンジン側面35は環状平面33に当接し、環状プレート
11の内周縁11bの内周面36は外周面34に当接し
ている。
【0015】この保持部32においては、環状プレート
11は第1カバー2aに対して軸方向トランスミッショ
ン側への移動及び相対回転は可能であるが、トルク伝達
部31によってそれら移動は制限されているため、結果
としては環状プレート11はフロントカバー2に対して
相対回転不能であり、しかも軸方向両側に移動不能にな
っている。言い換えると、環状プレート11は外周縁に
おいてフロントカバー2にトルク伝達可能に係合すると
ともに軸方向トランスミッション側を支持され、内周縁
においてフロントカバー2に半径方向に位置決めされる
とともに軸方向エンジン側を支持されている。
【0016】なお、環状プレート11,12は出力部材
5や他の出力側部材に当接も支持もされていない。出力
部材5(第2部材)は、1対の環状プレート11,12
の軸方向間に配置されている。出力部材5にはトーショ
ンスプリング6を支持するための複数の窓孔5aが円周
方向に所定の間隔で形成されている。出力部材5は図示
しない湿式クラッチに連結されている。
【0017】トーションスプリング6(弾性部材)は、
1対の環状プレート11,12と出力部材5とを回転方
向に弾性的に連結するためのコイルスプリングであり、
出力部材5の窓孔5aに収納され、各環状プレート1
1,12のばね収容部11c,12cによって支持され
ている。次に、このダンパー機構1の動作について説明
する。
【0018】フロントカバー2ににエンジンからのトル
クが入力されると、このトルクは1対の環状プレート1
1,12を介してトーションスプリング6に伝達され、
さらに出力部材5に伝達される。トルクは出力部材5か
ら図示しない湿式クラッチに伝達される。エンジン側か
らトルク変動が入力されると、ダンパー3において入力
部材4と出力部材5とが相対回転し、複数のトーション
スプリング6が回転方向に圧縮される。この結果、ダン
パー3において捩じり振動が吸収される。以上のダンパ
ー作動時において、入力部材4はフロントカバー2と一
体回転するため、保持部32において摺動抵抗は生じな
い。すなわち、ダンパー作動時に入力部材4と出力部材
5との間で不要なヒステリシストルクが発生せず、トー
ションスプリング6の低剛性による振動吸収性能を維持
できる。また、入力部材4はフロントカバー2によって
軸方向に保持されているため、がたつき等が生じにく
い。 〔他の実施形態〕本発明に係るダンパー機構は湿式クラ
ッチに用いられるダンパー機構に限定されず、トルクコ
ンバータのロックアップ装置やフライホイール組立体等
の他の機構にも採用可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るダンパー機構では、第1部
材が一体回転する部材によって半径方向に支持されてい
るため、ダンパー作動時に第1部材の保持部分において
摺動抵抗が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用されたダンパー機構
の部分断面図。
【図2】図1の部分拡大図であり、トルク伝達部の断面
図。
【図3】図1の部分拡大図であり、保持部の断面図。
【符号の説明】
1 ダンパー機構 2 フロントカバー 3 ダンパー 4 入力部材 5 出力部材 6 トーションスプリング 31 トルク伝達部 32 保持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1回転部材と、 前記第1回転部材に相対回転不能に係合し前記第1回転
    部材によって半径方向に支持されている第1部材と、前
    記第1部材に相対回転可能に配置された第2部材と、前
    記第1部材と前記第2部材とを回転方向に弾性的に連結
    する弾性部材とを有するダンパーと、を備えたダンパー
    機構。
  2. 【請求項2】前記第1部材は、環状の部材であり、外周
    部及び内周部の一方が前記第1回転部材に相対回転不能
    に係合し、前記外周部及び内周部の他方が前記第1回転
    部材によって半径方向に支持されている、請求項1に記
    載のダンパー機構。
  3. 【請求項3】前記第1部材は前記第1回転部材によって
    軸方向に移動不能に支持されている、請求項1又は2に
    記載のダンパー機構。
  4. 【請求項4】前記第1部材は、環状の部材であり、外周
    部及び内周部の一方が前記第1回転部材によって軸方向
    片側を支持され、前記外周部及び内周部の他方が前記第
    1回転部材によって軸方向反対側を支持されている、請
    求項3に記載のダンパー機構。
  5. 【請求項5】第1回転部材と、 前記第1回転部材に相対回転不能に係合し前記第1回転
    部材によって軸方向に移動不能に支持されている第1部
    材と、前記第1部材に相対回転可能に配置された第2部
    材と、前記第1部材と前記第2部材とを回転方向に弾性
    的に連結する弾性部材とを有するダンパーとを備え、 前記第1部材は、環状の部材であり、外周部及び内周部
    の一方が前記第1回転部材によって軸方向片側を支持さ
    れ、前記外周部及び内周部の他方が前記第1回転部材に
    よって軸方向反対側を支持されている、ダンパー機構。
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