JP2001336347A - リッド用開閉付勢装置 - Google Patents
リッド用開閉付勢装置Info
- Publication number
- JP2001336347A JP2001336347A JP2000162053A JP2000162053A JP2001336347A JP 2001336347 A JP2001336347 A JP 2001336347A JP 2000162053 A JP2000162053 A JP 2000162053A JP 2000162053 A JP2000162053 A JP 2000162053A JP 2001336347 A JP2001336347 A JP 2001336347A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable member
- lid
- closing
- opening
- rotational
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造を簡略化でき、製造コストの低減を推進
し得るリッド用開閉付勢装置を提供する。 【解決手段】 固定部材(フレーム部材2)と、該固定
部材に回動可能に取り付けられた可動部材(アーム部材
3)と、前記可動部材に回動付勢力を加える弾発手段
と、前記可動部材に回動抵抗力を加える制動手段(回転
ダンパ6)とを有するリッド用開閉付勢装置(1)を、
前記弾発手段による前記可動部材に対する付勢方向が前
記可動部材のある回動角度を境にして反転するようにし
てなるものとする。
し得るリッド用開閉付勢装置を提供する。 【解決手段】 固定部材(フレーム部材2)と、該固定
部材に回動可能に取り付けられた可動部材(アーム部材
3)と、前記可動部材に回動付勢力を加える弾発手段
と、前記可動部材に回動抵抗力を加える制動手段(回転
ダンパ6)とを有するリッド用開閉付勢装置(1)を、
前記弾発手段による前記可動部材に対する付勢方向が前
記可動部材のある回動角度を境にして反転するようにし
てなるものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リッド用開閉付勢
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばオーディオ機器においては、使用
頻度の少ない調整ノブ等が取付けられたパネル面を、通
常はリッドにて覆うようにしたデザインを採用すること
がある。このリッドは、オルタネート式のラッチ機構を
もってその閉扉状態を保持し得るようにされると共に、
ばね手段とグリス封入ダンパとを組合わせた開方向付勢
装置を設けることによってその開扉速度を適宜に設定
し、品質感を高めるような工夫が施されることがある
(実開平4−119078号公報参照)。
頻度の少ない調整ノブ等が取付けられたパネル面を、通
常はリッドにて覆うようにしたデザインを採用すること
がある。このリッドは、オルタネート式のラッチ機構を
もってその閉扉状態を保持し得るようにされると共に、
ばね手段とグリス封入ダンパとを組合わせた開方向付勢
装置を設けることによってその開扉速度を適宜に設定
し、品質感を高めるような工夫が施されることがある
(実開平4−119078号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記公報に
提案された構造の装置は、可動部材であるリッドに対し
て常時開方向への弾発付勢力が作用するので、リッドを
閉状態に保持するためのラッチ機構が不可欠である。そ
のため、構造が複雑化して部品点数の削減が困難である
上、閉位置の規定を行うラッチ機構の位置精度を高める
必要があり、製造コストの低減が困難であった。
提案された構造の装置は、可動部材であるリッドに対し
て常時開方向への弾発付勢力が作用するので、リッドを
閉状態に保持するためのラッチ機構が不可欠である。そ
のため、構造が複雑化して部品点数の削減が困難である
上、閉位置の規定を行うラッチ機構の位置精度を高める
必要があり、製造コストの低減が困難であった。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
構造を簡略化でき、製造コストの低減を推進し得るリッ
ド用開閉付勢装置を提供することにある。
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
構造を簡略化でき、製造コストの低減を推進し得るリッ
ド用開閉付勢装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明の請求項1においては、固定部材(フレ
ーム部材2)と、該固定部材に回動可能に取り付けられ
た可動部材(アーム部材3)と、前記可動部材に回動付
勢力を加える弾発手段と、前記可動部材に回動抵抗力を
加える制動手段(回転ダンパ6)とを有するリッド用開
閉付勢装置(1)を、前記弾発手段による前記可動部材
に対する付勢方向が前記可動部材のある回動角度を境に
して反転するようにしてなることを特徴とするものとし
た。
ために、本発明の請求項1においては、固定部材(フレ
ーム部材2)と、該固定部材に回動可能に取り付けられ
た可動部材(アーム部材3)と、前記可動部材に回動付
勢力を加える弾発手段と、前記可動部材に回動抵抗力を
加える制動手段(回転ダンパ6)とを有するリッド用開
閉付勢装置(1)を、前記弾発手段による前記可動部材
に対する付勢方向が前記可動部材のある回動角度を境に
して反転するようにしてなることを特徴とするものとし
た。
【0006】また請求項2においては、弾発手段の特徴
を、コイル部と、該コイル部の各端から延出された2つ
の延出部とを有し、これら2つの延出部のうちの一方が
固定部材に、他方が可動部材に、それぞれ連結されるも
のとした。
を、コイル部と、該コイル部の各端から延出された2つ
の延出部とを有し、これら2つの延出部のうちの一方が
固定部材に、他方が可動部材に、それぞれ連結されるも
のとした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明によるリッド用開閉付勢装置について詳細に説明す
る。
明によるリッド用開閉付勢装置について詳細に説明す
る。
【0008】図1および図2は、本発明に基づき構成さ
れたリッド用開閉付勢装置を示している。この開閉付勢
装置1は、筐体側に固定されるフレーム部材2と、フレ
ーム部材2に回動可能に枢着され、かつその遊端にリッ
ドLが止め付けられるアーム部材3とからなっている。
れたリッド用開閉付勢装置を示している。この開閉付勢
装置1は、筐体側に固定されるフレーム部材2と、フレ
ーム部材2に回動可能に枢着され、かつその遊端にリッ
ドLが止め付けられるアーム部材3とからなっている。
【0009】アーム部材3には、フレーム部材2に対す
る枢着点4を中心とする概ね90度の角度をなす適宜な
ピッチ円径のセクタギア5が一体形成されている。そし
てセクタギア5には、公知のグリス封入式回転ダンパ6
の回転軸に固定されたピニオンギヤ7が噛合している。
る枢着点4を中心とする概ね90度の角度をなす適宜な
ピッチ円径のセクタギア5が一体形成されている。そし
てセクタギア5には、公知のグリス封入式回転ダンパ6
の回転軸に固定されたピニオンギヤ7が噛合している。
【0010】このセクタギア5と一体をなすアーム部材
3には、捩りコイルばね9による弾発力が常時加えられ
ている。
3には、捩りコイルばね9による弾発力が常時加えられ
ている。
【0011】捩りコイルばね9は、コイル部9aと、コ
イル部9aの各端から延出された2つの延出部9b・9
cとを備えており、これら2つの延出部9b・9cのう
ちの一方9bがセクタギア4に於けるアーム部材3の延
出方向と概ね正反対の位置に、また他方が、フレーム部
材2の適所に、それぞれ止め付けられている。
イル部9aの各端から延出された2つの延出部9b・9
cとを備えており、これら2つの延出部9b・9cのう
ちの一方9bがセクタギア4に於けるアーム部材3の延
出方向と概ね正反対の位置に、また他方が、フレーム部
材2の適所に、それぞれ止め付けられている。
【0012】アーム部材3の遊端は、アーム部材3の回
動軸(枢着点4)と共通の軸を中心として上下に回動変
位可能なように支持されたリッドLの内面に連結されて
いる。
動軸(枢着点4)と共通の軸を中心として上下に回動変
位可能なように支持されたリッドLの内面に連結されて
いる。
【0013】さて、図1はリッドLの外面が概ね垂直面
に沿う閉扉状態を示している。この状態では、捩りコイ
ルばね9は両延出部9b・9c同士間の内角を拡大する
向きの弾発付勢力を発揮しており、この弾発付勢力によ
って閉扉状態が保持されている。
に沿う閉扉状態を示している。この状態では、捩りコイ
ルばね9は両延出部9b・9c同士間の内角を拡大する
向きの弾発付勢力を発揮しており、この弾発付勢力によ
って閉扉状態が保持されている。
【0014】この状態からリッドLを開こうとすると、
ある角度までは、捩りコイルばね9の両延出部9b・9
c間の内角が狭められ、開扉に対抗する向きに弾発力が
作用する。そしてある角度を超えると、図3に示したよ
うに捩りコイルばね9の弾発力は開扉方向へと反転し、
それ以後は、捩りコイルばね9の開扉方向付勢力がリッ
ドLに伝達され、回転ダンパ6によって与えられる適度
な回転抵抗と相俟って、適度な速度での開扉動作が実現
される。
ある角度までは、捩りコイルばね9の両延出部9b・9
c間の内角が狭められ、開扉に対抗する向きに弾発力が
作用する。そしてある角度を超えると、図3に示したよ
うに捩りコイルばね9の弾発力は開扉方向へと反転し、
それ以後は、捩りコイルばね9の開扉方向付勢力がリッ
ドLに伝達され、回転ダンパ6によって与えられる適度
な回転抵抗と相俟って、適度な速度での開扉動作が実現
される。
【0015】リッドLの全開位置では、捩りコイルばね
9は開扉状態を維持する向きの弾発力を発揮することと
なる。
9は開扉状態を維持する向きの弾発力を発揮することと
なる。
【0016】この反対にリッドLを閉じるときは、開扉
状態を維持する向きに捩りコイルばね9の弾発力がある
角度まで作用するが、リッドLの閉角度がある角度を超
えると、リッドLに対する捩りコイルばね9の弾発力は
閉扉方向へと反転する。そしてそれ以後は、捩りコイル
ばね9の回動付勢力がリッドLに伝達され、回転ダンパ
6によって与えられる適度な回転抵抗と相俟って、適度
な速度での閉扉動作が実現される。
状態を維持する向きに捩りコイルばね9の弾発力がある
角度まで作用するが、リッドLの閉角度がある角度を超
えると、リッドLに対する捩りコイルばね9の弾発力は
閉扉方向へと反転する。そしてそれ以後は、捩りコイル
ばね9の回動付勢力がリッドLに伝達され、回転ダンパ
6によって与えられる適度な回転抵抗と相俟って、適度
な速度での閉扉動作が実現される。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、捩りコイル
ばねの両延出端の取り付け位置で弾発力の向きが反転す
る位置を適宜に設定することができ、リッドの全閉或い
は全開位置を筐体とリッドの間のストッパで設定し得る
ので、特別な高精度は要求されず、全閉状態を保持する
ためのラッチ機構を要さないので構造も簡略で済む。し
かも筐体に固定される部分とリッドに係合する部分とを
1部品としてサブアセンブリ化することができるので、
この種のリッド用付勢装置を汎用化できるため、取り付
け対象機器に応じた専用の設計をとる必要がなくなる。
以上のことから、本発明によれば、製造コストの低廉化
を推進する上に多大な効果を奏することができる。
ばねの両延出端の取り付け位置で弾発力の向きが反転す
る位置を適宜に設定することができ、リッドの全閉或い
は全開位置を筐体とリッドの間のストッパで設定し得る
ので、特別な高精度は要求されず、全閉状態を保持する
ためのラッチ機構を要さないので構造も簡略で済む。し
かも筐体に固定される部分とリッドに係合する部分とを
1部品としてサブアセンブリ化することができるので、
この種のリッド用付勢装置を汎用化できるため、取り付
け対象機器に応じた専用の設計をとる必要がなくなる。
以上のことから、本発明によれば、製造コストの低廉化
を推進する上に多大な効果を奏することができる。
【図1】本発明装置の閉扉状態を示す側面図
【図2】本発明装置の閉扉状態を示す上面図
【図3】本発明装置の開扉状態を示す側面図
1 開閉付勢装置 2 フレーム部材 3 アーム部材 4 枢着点 5 セクタギア 6 回転ダンパ 7 ピニオン 9 捩りコイルばね 9a コイル部 9b・9c 延出部
Claims (2)
- 【請求項1】 固定部材と、該固定部材に回動可能に取
り付けられた可動部材と、前記可動部材に回動付勢力を
加える弾発手段と、前記可動部材に回動抵抗力を加える
制動手段とを有するリッド用開閉付勢装置であって、 前記弾発手段による前記可動部材に対する付勢方向が前
記可動部材のある回動角度を境にして反転するようにし
てなることを特徴とするリッド用開閉付勢装置。 - 【請求項2】 前記弾発手段は、コイル部と、該コイル
部の各端から延出された2つの延出部とを有し、前記2
つの延出部のうちの一方が前記固定部材に、他方が前記
可動部材に、それぞれ連結されるものであることを特徴
とする請求項1に記載のリッド用開閉付勢装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000162053A JP2001336347A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | リッド用開閉付勢装置 |
TW90111135A TW499537B (en) | 2000-05-31 | 2001-05-10 | Lid opening urging device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000162053A JP2001336347A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | リッド用開閉付勢装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001336347A true JP2001336347A (ja) | 2001-12-07 |
Family
ID=18665993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000162053A Pending JP2001336347A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | リッド用開閉付勢装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001336347A (ja) |
TW (1) | TW499537B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007332646A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | ロッカ装置 |
WO2008126903A1 (ja) * | 2007-04-11 | 2008-10-23 | Nifco Inc. | 回動体の制動機構 |
-
2000
- 2000-05-31 JP JP2000162053A patent/JP2001336347A/ja active Pending
-
2001
- 2001-05-10 TW TW90111135A patent/TW499537B/zh not_active IP Right Cessation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007332646A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | ロッカ装置 |
WO2008126903A1 (ja) * | 2007-04-11 | 2008-10-23 | Nifco Inc. | 回動体の制動機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW499537B (en) | 2002-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071001 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090804 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091201 |