JPH10317855A - 跳ね上げ式門扉 - Google Patents

跳ね上げ式門扉

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JPH10317855A
JPH10317855A JP9150482A JP15048297A JPH10317855A JP H10317855 A JPH10317855 A JP H10317855A JP 9150482 A JP9150482 A JP 9150482A JP 15048297 A JP15048297 A JP 15048297A JP H10317855 A JPH10317855 A JP H10317855A
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rotation
door
viscous shear
shear resistance
casing
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賢治 福入
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小さな操作力でもって開扉を軽く行うことが
できる跳ね上げ式門扉の提供。 【解決手段】 跳ね上げ式門扉は、支柱2に回動自在に
支持されたアーム手段と扉との自重に抗して跳ね上げ方
向に弾性力をアーム手段に付与する弾性力付与手段11
と、伝達された一方の方向の回転においては当該回転に
抗する粘性剪断抵抗力を発生し、他方の方向の回転にお
いては当該回転に抗する粘性剪断抵抗力を発生しないよ
うにされた選択発生手段13とを備え、開扉動作におい
ては少なくとも微小開扉から途中開扉まで、閉扉動作に
おいて少なくとも途中閉扉からは選択発生手段において
発生された粘性剪断抵抗力を、アーム手段の回動に抵抗
する力としてアーム手段に伝達する伝達手段15を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車庫等の出入口に
用いて好適な跳ね上げ式門扉に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の門扉として
は、特開平7−279564号公報等に記載のような、
支柱と、一端で支柱に回動自在に支持されたアームと、
アームの他端に取り付けられた扉と、この扉及びアーム
の自重に抗して扉の跳ね上げ方向に弾性力をアームに付
与するコイルばね及びガススプリングからなる弾性力付
与手段とを具備したものが知られている。
【0003】上記公報記載の類いの跳ね上げ式門扉は、
コイルばねとガススプリングとによって、アーム及び扉
のそれぞれの自重に抗するような弾性的な跳ね上げ力を
アームに付与して、手動による開扉を容易にしている
が、開扉に際して扉にかける手動力が大きい場合には、
弾性的な跳ね上げ力に加えてこの大きな手動力がアーム
に加わるため、アームが勢いよく回動されることとな
り、アームがストッパ等に激突して、不快な騒音を発
し、扉の寿命を縮めたりする虞がある。また、手動によ
る閉扉の際にも、同じく大きな手動力を扉にかけると、
同様な不都合が生じる虞がある。
【0004】そこで、本出願人は、先に、支柱と、一端
で支柱に垂直面内で回動自在に支持されたアーム手段
と、アーム手段の他端に取り付けられた扉と、この扉及
びアーム手段の自重に抗して扉の跳ね上げ方向に弾性力
をアーム手段に付与する弾性力付与手段と、開閉扉によ
るアーム手段の回動において当該回動に抗する粘性剪断
抵抗力を、アーム手段に付与する粘性剪断抵抗力付与手
段とを具備した跳ね上げ式門扉を提案した。
【0005】提案に係る跳ね上げ式門扉は、扉にかける
手動力が通常より大きい場合においても、アーム手段及
び扉に急激な回動を生じさせることなしに、スムーズに
扉を開閉することができ、アーム手段の激突による不快
音の発生をなくし得、寿命を長くし得る等の初期の目的
を十分に達成し得るものである。
【0006】しかしながら、かかる跳ね上げ式門扉で
は、開閉扉のいずれの動作においても粘性剪断抵抗力付
与手段を作動させるようにしているため、開扉動作にお
いて比較的大きな操作力を必要とし、そして、特に、弾
性力付与手段にガススプリングを使用した場合等では、
冬期にはこのガススプリングによる扉の跳ね上げ方向の
弾性的な回動力が小さくなるため、開扉動作において更
に大きな操作力が必要となる虞が生じる。
【0007】また、提案の跳ね上げ式門扉では、閉扉動
作において完全開扉から直ちに粘性剪断抵抗力付与手段
が作動するために、閉扉動作の初期に比較的大きな操作
力を必要とする。
【0008】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、先の提案に係る跳
ね上げ式門扉による効果を維持して、更に、小さな操作
力でもって開扉を軽く行うことができ、例えば、弾性力
付与手段にガススプリングを使用した場合等でも、冬期
に開扉のために大きな操作力を必要とするような事態を
なくし得る跳ね上げ式門扉を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的とするところは、上記目
的を達成し得て、加えて、閉扉に際しても、小さな操作
力でもってそれを開始することができる跳ね上げ式門扉
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の跳ね上げ式門扉
は、支柱と、一端で支柱に垂直面内で回動自在に支持さ
れたアーム手段と、アーム手段の他端に取り付けられた
扉と、この扉及びアーム手段の自重に抗して扉の跳ね上
げ方向の弾性的な回動力をアーム手段に付与する弾性力
付与手段と、伝達された一方の方向の回転においては当
該回転に抗する粘性剪断抵抗力を発生し、伝達された他
方の方向の回転においては当該回転に抗する粘性剪断抵
抗力を発生しないように、粘性剪断抵抗力を選択的に発
生する手段と、この粘性剪断抵抗力を選択的に発生する
手段に、開扉動作において少なくとも微小開扉から途中
開扉までは、アーム手段の回動を他方の方向の回転とし
て伝達し、閉扉動作において少なくとも途中閉扉から
は、アーム手段の回動を一方の方向の回転として伝達す
ると共に、粘性剪断抵抗力を選択的に発生する手段にお
いて発生された粘性剪断抵抗力を、アーム手段の回動に
対する抵抗力としてアーム手段に伝達する伝達手段とを
具備している。
【0011】本発明において、粘性剪断抵抗力を選択的
に発生する手段(以下、選択発生手段という)は、粘性
剪断抵抗力を発生する粘性剪断抵抗力発生手段と、伝達
された一方の方向の回転においては粘性剪断抵抗力発生
手段を作動させる一方、伝達された他方の方向の回転に
おいては粘性剪断抵抗力発生手段を非作動にさせる一方
向クラッチとを具備している。ここで、粘性剪断抵抗力
発生手段は、ケーシングと、このケーシング内に、ケー
シングに対して相対的に回転自在に収容されて、ケーシ
ングと協同してケーシング内に隙間を形成する隙間形成
体と、この隙間形成体とケーシングとの間の隙間に充填
された粘性体と、隙間形成体が固着されて、ケーシング
に対して相対的に回転自在に配された軸とを具備してお
り、一方向クラッチは、軸及びケーシングのうちのいず
れか一方と支柱との間に介在されている。
【0012】隙間形成体は、板体を具備しており、この
板体には、好ましい一つの例では、同心状に複数の突起
が形成されており、この場合、ケーシングには、突起を
受容する凹所が同心状に形成されている。なお、隙間形
成体としては、上記のものに限定されず、円柱体又は円
筒体を具備して構成されてもよい。
【0013】本発明では、アーム手段の回動をケーシン
グに伝達するように、伝達手段を当該ケーシングに連結
し、一方向クラッチを軸と支柱との間に介在してもよ
く、また、これらに代えて、アーム手段の回動を軸に伝
達するように、伝達手段を当該軸に連結し、一方向クラ
ッチをケーシングと支柱との間に介在してもよい。
【0014】本発明の伝達手段は、選択発生手段に、開
扉動作における少なくとも途中開扉後の完全開扉手前か
ら完全開扉まで及び閉扉動作における途中閉扉から完全
閉扉までは、アーム手段の回動を一方の方向の回転とし
て伝達するように、構成されており、ここで、伝達手段
は、選択発生手段に、開扉動作における完全閉扉から微
小開扉まで及び途中開扉から完全開扉手前まで並びに閉
扉動作における途中閉扉までは、アーム手段の回動を伝
達しないように、構成されていてもよい。
【0015】また本発明の伝達手段は、一端が、アーム
手段に、他端が、選択発生手段にそれぞれ回動自在に連
結された連結棒を具備している。連結棒の他端は、選択
発生手段に、回動自在に加えて、更に、直動自在に連結
されていてもよく、ここで、選択発生手段に形成された
長孔と、この長孔に挿通された連結ピンとにより、連結
棒の他端を選択発生手段に回動かつ直動自在に連結して
も、これに代えて又はこれと共に、連結棒の他端に形成
された長孔と、この長孔に挿通された連結ピンとによ
り、連結棒の他端を選択発生手段に回動かつ直動自在に
連結してもよい。更に、連結棒の他端を、上記のよう
に、長孔及びこの長孔に挿通された連結ピンにより選択
発生手段に回動かつ直動自在に連結する代わりに又はこ
れと共に、連結棒の一端を、長孔及びこの長孔に挿通さ
れた連結ピンによりアーム手段に回動かつ直動自在に連
結してもよい。
【0016】本発明の伝達手段は、選択発生手段におい
て発生された粘性剪断抵抗力に基づくアーム手段の回動
に対する抵抗力を、閉扉動作において徐々に増大してア
ーム手段に伝達するように、構成されている。
【0017】なお、本発明の第一の目的を達成するため
には、伝達手段として、歯車機構を用いても、スプロケ
ットホイールとスプロケットホイールに掛け渡されたチ
ェーンとを具備した巻き掛け伝達機構を用いてもよく、
更には、選択発生手段とアーム手段とを共通軸で連結し
て、この共通軸を伝達手段としてもよい。
【0018】本発明では弾性力付与手段は、同心に配さ
れた一対のコイルばねを具備しており、この一対のコイ
ルばねは、互いにその弾性係数が異なっている。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明及び本発明の実施の形
態を、図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説
明する。なお、本発明はこれら実施例に何等限定されな
いのである。
【0020】
【実施例】図1から図5において、本例の跳ね上げ式門
扉1は、立設された一対の支柱2及び3と、一端4及び
5で支柱2及び3のそれぞれに垂直面内で回動自在、す
なわちR1及びR2方向に回動自在に支持された一対の
アーム手段6及び7と、アーム手段6及び7のそれぞれ
の他端8及び9に取り付けられた扉10と、扉10及び
アーム手段6及び7の自重に抗して扉10の跳ね上げ方
向に弾性力をアーム手段6及び7のそれぞれに付与する
弾性力付与手段11及び12と、伝達された一方の方向
R3の回転においては当該回転に抗する粘性剪断抵抗力
を発生し、伝達された他方の方向R4の回転においては
当該回転に抗する粘性剪断抵抗力を発生しないようにさ
れた選択発生手段13及び14と、選択発生手段13及
び14に、開扉動作において少なくとも微小開扉から途
中開扉までは、アーム手段6及び7の回動を他方の方向
R4の回転として伝達し、閉扉動作において少なくとも
途中閉扉からは、アーム手段6及び7の回動を一方の方
向R3の回転として伝達すると共に、選択発生手段13
及び14において発生された粘性剪断抵抗力を、アーム
手段6及び7の回動に対する抵抗力としてアーム手段6
及び7に伝達する伝達手段15及び16とを具備してい
る。
【0021】本例では、支柱2側に、弾性力付与手段1
1、選択発生手段13及び伝達手段15が、支柱3側
に、弾性力付与手段12、選択発生手段14及び伝達手
段16がそれぞれ設けられているが、支柱2及び3側の
うちいずれか一方にのみに弾性力付与手段、選択発生手
段及び伝達手段を設けて構成してもよく、また、支柱2
側には、弾性力付与手段と選択発生手段及び伝達手段と
のうちいずれか一方を、支柱3側には、弾性力付与手段
と選択発生手段及び伝達手段とのうちいずれか他方をそ
れぞれ設けて構成してもよい。以下、支柱2側について
説明し、支柱3側は、同様に構成されているので説明を
省略する。
【0022】支柱2は本例では中空体からなり、この中
空体の中に、弾性力付与手段11、選択発生手段13及
び伝達手段15が収容されている。支柱2には、完全開
扉を規定するストッパ17が取り付けられている。
【0023】アーム手段6は、断面矩形状のアーム部材
21と、一端22にアーム部材21の一端4が嵌着され
た軸23とを具備しており、軸23は、支柱2に回転自
在に支持されており、これによりアーム手段6は、一端
4で支柱2にR1及びR2方向に回動自在に支持されて
いる。本例では、アーム手段6は、一本のみのアーム部
材21を具備して構成されているが、これに代えて、特
開平7−279564号公報に記載のような複数本のア
ーム部材を具備して構成されてもよい。なお、扉10と
アーム部材21との間には、補強部材24が取り付けら
れている。
【0024】本例の扉10は、目隠し用の多数の横格子
25が取り付けられたものであるが、これに限定され
ず、縦格子を取り付けたもの等その他のものであっても
よい。
【0025】弾性力付与手段11は、軸23に固着され
たカム板31と、カム板31にピン32を介してピスト
ンロッド33の一端34が回動自在に連結され、シリン
ダ35の下端36が、支柱2に取り付けられたブラケッ
ト37にピン38を介して回動自在に連結されたガスス
プリング39と、カム板31にピン40を介して一端4
1が連結され、中間42がカム板31のカム縁43に当
接して曲げ案内され、他端44にピン45を介して回動
自在に連結された連結具46を有したチェーン47と、
それぞれの一端51及び52が連結具46の孔53に引
っ掛けられ、それぞれの他端54及び55が、支柱2に
取り付けられたブラケット56に取り付けられた連結具
57の孔58に引っ掛けられた一対のコイルばね59及
び60とを具備しており、同心に配された一対のコイル
ばね59及び60は、互いにその弾性係数が異なるもの
からなっている。カム縁43は、軸23の回転中心を中
心とした円弧縁61と、円弧縁61に連続した直線縁6
2とを具備している。なお、カム板31には、ストッパ
17に当接して、それ以上の回転ができないようにし
て、完全開扉を規定する当接部63が形成されている。
【0026】連結具57は、ねじ部65を有しており、
ねじ部65にばね力調整用のナット66が螺合されて、
ブラケット56に取り付けられており、ナット66のね
じ部65への螺合量を変えることにより、コイルばね5
9及び60によって生起される弾性力を調整することが
できる。また、本例では、弾性力付与手段11が一対の
コイルばね59及び60を具備しているため、大部分の
跳ね上げ力を一方のコイルばね59に担当させ、他方の
コイルばね60を微調整用として用いることができる。
ガススプリング39並びにコイルばね59及び60は、
それぞれの弾性力によって、図2において時計回りの方
向(R1方向)にカム板31を回転させるようになって
いる。
【0027】選択発生手段13は、粘性剪断抵抗力を発
生する粘性剪断抵抗力発生手段65と、伝達された一方
の方向R3の回転においては粘性剪断抵抗力発生手段6
5を作動させる一方、伝達された他方の方向R4の回転
においては粘性剪断抵抗力発生手段65を非作動にさせ
る一方向クラッチ66とを具備している。
【0028】粘性剪断抵抗力発生手段65は、ケーシン
グ71と、ケーシング71内に、ケーシング71に対し
て相対的にR3及びR4方向の両方向に回転自在に収容
されて、ケーシング71と協同してケーシング71内に
隙間72を形成する隙間形成体73と、隙間形成体73
とケーシング71との間の隙間72に充填されたシリコ
ンオイル等の流体からなる粘性体74と、隙間形成体7
3が固着されて、ケーシング71に対して相対的にR3
及びR4方向の両方向に回転自在に配された軸81とを
具備している。ケーシング71は、対称に形成された二
つの半割部材76及び77からなり、リベット78等に
よりこれらが一体化されて形成されている。隙間形成体
73は、対向して両面に段部79が形成された円盤状の
板体80を具備しており、各段部79には、粘性体74
の漏出を防止するシールリング82が設けられている。
粘性剪断抵抗力発生手段65は、隙間形成体73の板体
80のケーシング71内でのR3又はR4方向の回転に
より、粘性体74に粘性剪断抵抗力を発生させる。
【0029】一方向クラッチ66は、本例では、一方で
は、支柱2に支持されており、他方では、軸81を支持
して、軸81と支柱2との間に介在されており、軸81
のR4方向の回転では、支柱2に対して当該軸81のR
4方向の回転を許容して、支柱2に対して軸81をR4
方向に空転させ、軸81のR3方向の回転では、支柱2
に対して当該軸81のR3方向の回転を禁止して、支柱
2に対して軸81がR3方向に回転しないように固定す
る。このようにして、軸81の一端82側は、一方向ク
ラッチ66を介して支柱2に支持されており、軸81の
他端83側は、軸受84を介して支柱2にR3及びR4
方向の両方向に関して回転自在に支持されている。
【0030】一方向クラッチ66は、ケーシング71に
回転された一方の方向R3の回転においては、支柱2に
対して軸81がR3方向に回転しないように固定する結
果、ケーシング71と軸81に固定された板体80との
間にR3方向の相対回転を生じさせて、これにより、粘
性体74に粘性剪断抵抗力を発生させるように粘性剪断
抵抗力発生手段65を作動させる一方、ケーシング71
に伝達された他方の方向R4の回転においては、支柱2
に対して軸81を空転可能し、粘性体74を介してケー
シング71のR4方向の回転と共に軸81をR4方向に
回転可能とする結果、ケーシング71と軸81に固定さ
れた板体80との間に相対回転を生じさせなくし、これ
により、粘性体74に粘性剪断抵抗力を発生させないよ
うに粘性剪断抵抗力発生手段65を非作動にさせる。
【0031】伝達手段15は、連結棒86を具備してお
り、連結棒86の一端87は、連結ピン88を介してカ
ム板31に回動自在に連結されており、連結棒86の他
端89は、連結ピン90を介して選択発生手段13のケ
ーシング71に回動自在に連結されている。アーム部材
21が回動されると、アーム部材21が固着された軸2
3が回転され、これにより軸23に固着されたカム板3
1が回転される結果、連結棒86は、カム板31の回転
をケーシング71に伝達するようになっている。このよ
うに本例では、連結棒86の一端87は、連結ピン88
及びカム板31を介してアーム手段6に回動自在に連結
されている。
【0032】連結棒86は、後述するように、アーム部
材21の一定範囲のR1方向の回動では、アーム部材2
1のこの回動をケーシング71に、当該ケーシング71
をR4方向に回転させるように伝達し、アーム部材21
の他の一定範囲のR1方向の回動では、アーム部材21
のこの回動をケーシング71に、当該ケーシング71を
R3方向に回転させるように伝達し、アーム部材21の
一定範囲のR2方向の回動では、アーム部材21のこの
回動をケーシング71に、当該ケーシング71をR3方
向に回転させるように伝達し、アーム部材21の他の一
定範囲のR2方向の回動では、アーム部材21のこの回
動をケーシング71に、当該ケーシング71をR4方向
に回転させるように伝達する。また、連結棒86は、選
択発生手段13において発生されてケーシング71に現
出する粘性剪断抵抗力をアーム部材21の回動に対する
抵抗力としてアーム部材21に伝達する。
【0033】また本例では、連結棒86の他端89に
は、連結ピン90が挿通された長孔102が形成されて
おり、連結棒86の他端89は、連結棒86自体に形成
された長孔102と、長孔102に挿通された連結ピン
90とにより、選択発生手段13のケーシング71に回
動かつA及びB方向に直動自在に連結されている。
【0034】なお、本例では、連結ピン88と90と
は、連結棒86が存在しないとした場合、すなわち、ケ
ーシング71がカム板31の回転にしたがって回転され
ないとした場合において、完全閉扉から途中開扉(本例
では、開扉角度67°)までは、カム板31のR1方向
の回転で、連結ピン88が連結ピン90に接近、すなわ
ち、連結ピン88と連結ピン90との間の距離が短くな
り、途中開扉から完全開扉までは、カム板31のR1方
向の回転で、連結ピン88が連結ピン90から離反、す
なわち、連結ピン88と連結ピン90との間の距離が長
くなるような位置関係をもって、設けられている。
【0035】以上の跳ね上げ式門扉1では、手動により
扉10が持ち上げられると、アーム部材21が上方にR
1方向に回動され、これと共にカム板31も同様に回転
される。この回転において、コイルばね59及び60の
弾性引っ張り力及びガススプリング39の空気弾性伸張
力により、扉10等の自重が適宜打ち消されて、手動開
扉が困難なく行えるようになっている。一方、閉扉の場
合も同様であって、手動による扉10への少しの下降力
の付加により、アーム部材21が下方にR2方向に回動
され、これと共にカム板31も同様に回転され、これと
共にコイルばね59及び60の引っ張り力及びガススプ
リング39の伸張力の作用で、容易に閉扉することがで
きる。
【0036】更に、跳ね上げ式門扉1では、開扉におい
て、初期のカム板31のR1方向の回転(本例では、完
全閉扉から微小開扉角度8°まで)での連結ピン88を
連結ピン90に近づける移動と連結棒86のケーシング
71側に向かうA方向の移動とは、長孔102の一端1
00からその他端101への連結ピン90の相対的な移
動を生起させるだけであって、連結棒86を介してのア
ーム部材21のR1方向の回動は、ケーシング71に伝
達されず、したがって、粘性剪断抵抗力発生手段65か
らの粘性剪断抵抗力なしに開扉を行うことができる。
【0037】連結ピン90の長孔102の他端101へ
の当接後、更に、アーム部材21のR1方向の回動が続
行されると、アーム部材21のR1方向の回動は、連結
棒86を介してケーシング71に伝達されて、ケーシン
グ71がR4方向に回転される。ケーシング71のR4
方向の回転は、粘性体74を介して軸81に伝達され
る。ここで、軸81は、一方向クラッチ66を介して支
柱2に対して空転可能に支持されているため、粘性体7
4を介して軸81に伝達されたケーシング71のR4方
向の回転は、軸81を同じくR4方向に回転させる結
果、軸81に固定された板体80とケーシング71との
間に相対回転が生じなく、したがって、粘性剪断抵抗力
発生手段65からの粘性剪断抵抗力なしに更なる開扉を
行うことができる。
【0038】更に、アーム部材21のR1方向の回動が
続行されて、完全開扉手前(本例では、開扉角度67
°)を過ぎると、カム板31のR1方向の回転は、前記
とは逆に、連結ピン88を連結ピン90から遠ざけるよ
うになる。この結果、連結棒86は、ケーシング71か
ら離れるようにB方向に移動されて、連結ピン90に長
孔102の他端101からその一端100への相対的な
移動を生起させる。連結ピン90の長孔102の他端1
01から一端100への相対的な移動では、アーム部材
21のR1方向の回動は、連結棒86を介してケーシン
グ71に伝達されず、したがって、この回動中もまた、
粘性剪断抵抗力発生手段65からの粘性剪断抵抗力なし
に開扉を行うことができる。
【0039】開扉において、連結ピン90の長孔102
の一端100への当接(本例では、開扉角度91.9
°)後は、カム板31のR1方向の回転は、連結棒86
を介してケーシング71に伝達されて、前記とは逆に、
ケーシング71をR3方向に回転させる。ケーシング7
1のR3方向の回転は、粘性体74を介して軸81に伝
達される。ここで、R3方向の回転に対しては、軸81
が一方向クラッチ66により回転しないようにされてい
るため、軸81に固定された板体80とケーシング71
との間に相対回転が生じ、これにより、粘性体74が粘
性剪断されて、この粘性剪断に相当して粘性剪断抵抗力
がケーシング71に現出して、この粘性剪断抵抗力は、
連結棒86を介してアーム部材21のR2方向の回動に
制動を加える。
【0040】図6に示すように、完全開扉(本例では、
開扉角度93°)になると、カム板31の当接部63が
ストッパ17に当接して、アーム部材21のR1方向の
回動を禁止する。
【0041】このように本例では、伝達手段15は、選
択発生手段13に、開扉動作における完全閉扉(開扉角
度0°)から微小開扉(開扉角度8°)まで及び途中開
扉(開扉角度67°)から完全開扉手前(開扉角度9
1.9°)までは、アーム手段6の回動を伝達しないよ
うにし、開扉動作における途中開扉(開扉角度67°)
後の完全開扉手前(開扉角度91.9°)から完全開扉
(開扉角度93°)までは、アーム手段6の回動R1を
一方の方向R3の回転として伝達するように、構成され
ている。したがって、跳ね上げ式門扉1では、開扉動作
において、粘性剪断抵抗力発生手段65からの粘性剪断
抵抗力によって開扉動作が困難になるというような不都
合がなく、例えば、冬期にガススプリング39による扉
の跳ね上げ方向の弾性的な回動力が小さくなっても、比
較的小さな操作力でもって開扉を行い得、しかも、当接
部63のストッパ17への当接手前で、アーム部材21
の回動に制動が与えられるため、当接部63のストッパ
17への激突を避けることができる。
【0042】一方、閉扉において跳ね上げ式門扉1で
は、図6に示す完全開扉から手動により扉10が持ち下
げられると、アーム部材21が下方にR2方向に回動さ
れ、これと共にカム板31も同様に回転される。この回
転において、完全開扉からカム板31のR2方向の回転
(本例では、開扉角度40.5°まで)での連結ピン8
8を連結ピン90に近づけ、その後、連結ピン88を連
結ピン90から遠ざける移動と、ケーシング71側に向
かいその後ケーシング71側から離れるA及びB方向の
連結棒86の移動とは、連結ピン90を長孔102の一
端100からその他端101へのまたその逆の相対的な
移動を生起させるだけであって、連結棒86を介しての
アーム部材21のR2方向の回動は、ケーシング71に
伝達されず、したがって、粘性剪断抵抗力発生手段65
からの粘性剪断抵抗力なしに閉扉を行うことができる。
【0043】連結ピン90の長孔の他端100への当接
(本例では、開扉角度40.5°)後、更に、アーム部
材21のR2方向の回動が続行されると、アーム部材2
1のR2方向の回動は、連結棒86を介してケーシング
71に伝達されて、ケーシング71がR3方向に回転さ
れる。ケーシング71のR3方向の回転は、粘性体74
を介して軸81に伝達される。ここで、軸81は、一方
向クラッチ66を介して支柱2に対してR3方向に回転
されないように支持されているため、軸81に固定され
た板体80とケーシング71との間に相対回転が生じ、
したがって、粘性体74が粘性剪断されて、この粘性剪
断に相当して粘性剪断抵抗力がケーシング71に現出し
て、この粘性剪断抵抗力は、連結棒86を介してアーム
部材21のR2方向の回動に制動を加える。この制動
は、図2に示す完全閉扉になるまでアーム部材21のR
2方向の回動に対して加えられる。
【0044】このように本例では、伝達手段15は、選
択発生手段13に、閉扉動作における完全開扉(開扉角
度93°)から途中閉扉(開扉角度40.5°)まで
は、アーム手段6の回動を伝達せず、途中閉扉(開扉角
度40.5°)から完全閉扉(開扉角度0°)までは、
アーム手段6の回転を一方の方向R3の回転として伝達
するように、構成されている。したがって、閉扉に際し
ても、小さな操作力でもってそれを開始することがで
き、しかも、閉扉途中からゆっくりと閉扉し得て、完全
閉扉において地面等への激突を避けることができる。
【0045】なお本例では、連結ピン88の中心と連結
ピン90の中心とを結ぶ線111と、連結ピン90の中
心と軸81の中心とを結ぶ線112との交差角Θを、途
中閉扉(開扉角度40.5°)から完全閉扉に至るにし
たがって増大させて、完全閉扉においてほぼ90°とな
り、ここで回転トルクが最大となるようにして、選択発
生手段13において発生された粘性剪断抵抗力に基づく
アーム手段6の回動に対する抵抗力が、閉扉動作におい
て徐々に増大してアーム手段6に伝達するように、構成
されている。したがって、これによっても、閉扉途中か
らゆっくりと閉扉し得て、完全閉扉において地面等への
激突を避けることができる。
【0046】また、跳ね上げ式門扉1では、粘性剪断抵
抗力発生手段65を用いているため、コイルばね59及
び60の弾性引っ張り力及びガススプリング39の空気
弾性伸張力の微妙なバランスが崩れても、これにそれほ
ど影響されることなく、スムーズな開扉及び閉扉を得る
ことができる。また、扉10に加える持ち上げ力又は引
き下げ力が比較的大きく、アーム部材21が急激に回動
されようとした場合、板体80のケーシング71内での
相対回転がより速くなろうとする結果、粘性体74によ
り生じる粘性剪断抵抗力が大きくなり、この大きな粘性
剪断抵抗力をアーム部材21に付与するため、実質的に
アーム部材21には、回動速度に比例した制動力が働
き、扉10が急激に回動して、地面又はストッパに激突
して、不快な騒音を発するような事態を避けることがで
きる。
【0047】なお、前記に代えて又は前記と共に、選択
発生手段13のケーシング71に長孔を形成し、この長
孔とこの長孔に挿通された連結ピン90とにより、連結
棒86の他端89を選択発生手段13に回動かつ直動自
在に連結してもよい。また、軸81にアーム部材21の
回転を伝達するように、連結棒86を軸81に連結し、
一方向クラッチ66をケーシング71と支柱2との間に
介在してもよい。
【0048】上記の例では、凹凸のない板体80で隙間
形成体73を構成したが、これに代えて、図7に示すよ
うに、板体80の両面に同心状に複数の突起91を形成
してもよく、この場合、ケーシング71には、当該突起
を受容する凹所92を同心状に形成するとよく、このよ
うな突起91を有する隙間形成体73と、凹所92を有
するケーシング71との間の隙間72に、粘性体74を
充填して、前記と同様に作動させてもよい。
【0049】また、長孔102を形成することなしに、
連結棒86の他端89をケーシング71に連結ピン90
によって回動自在にのみ連結してもよく、更に、長孔1
02による作用を必要としない場合には、伝達手段15
としては、連結棒86に代えて、無端チェーン及びこの
無端チェーンが掛け回されたスプロケットホイールとを
具備した巻き掛け伝動機構又は複数の互いに噛み合った
歯車を具備した歯車機構から構成してもよく、更には、
アーム手段6の回動を隙間形成体73に直接伝達する共
通軸から構成してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、扉にかけ
る手動力が通常より大きい場合においても、アーム手段
及び扉に急激な回動を生じさせることなしに、スムーズ
に扉を開閉することができ、アーム手段の激突による不
快音の発生をなくし得、寿命を長くすることができる上
に、更に、小さな操作力でもって開扉を軽く行うことが
でき、例えば、弾性力付与手段にガススプリングを使用
した場合等でも、冬期に開扉のために大きな操作力を必
要とするような事態をなくし得、加えて、閉扉に際して
も、小さな操作力でもってそれを開始することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一実施例の斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の完全閉扉の支柱上部の側面
説明図である。
【図3】図1に示す実施例の支柱下部の側面説明図であ
る。
【図4】図1に示す実施例の支柱上部の正面説明図であ
る。
【図5】図1に示す実施例の粘性剪断抵抗力付与手段の
平面断面説明図である。
【図6】図1に示す実施例の完全開扉の支柱上部の側面
説明図である。
【図7】図1に示す実施例に適用し得る他の粘性剪断抵
抗力付与手段の平面断面説明図である。
【符号の説明】
1 跳ね上げ式門扉 2 支柱 6 アーム手段 10 扉 11 弾性力付与手段 13 選択発生手段 15 伝達手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱と、一端で支柱に垂直面内で回動自
    在に支持されたアーム手段と、アーム手段の他端に取り
    付けられた扉と、この扉及びアーム手段の自重に抗して
    扉の跳ね上げ方向の弾性的な回動力をアーム手段に付与
    する弾性力付与手段と、伝達された一方の方向の回転に
    おいては当該回転に抗する粘性剪断抵抗力を発生し、伝
    達された他方の方向の回転においては当該回転に抗する
    粘性剪断抵抗力を発生しないように、粘性剪断抵抗力を
    選択的に発生する手段と、この粘性剪断抵抗力を選択的
    に発生する手段に、開扉動作において少なくとも微小開
    扉から途中開扉までは、アーム手段の回動を他方の方向
    の回転として伝達し、閉扉動作において少なくとも途中
    閉扉からは、アーム手段の回動を一方の方向の回転とし
    て伝達すると共に、粘性剪断抵抗力を選択的に発生する
    手段において発生された粘性剪断抵抗力を、アーム手段
    の回動に対する抵抗力としてアーム手段に伝達する伝達
    手段とを具備した跳ね上げ式門扉。
  2. 【請求項2】 粘性剪断抵抗力を選択的に発生する手段
    は、粘性剪断抵抗力を発生する粘性剪断抵抗力発生手段
    と、伝達された一方の方向の回転においては粘性剪断抵
    抗力発生手段を作動させる一方、伝達された他方の方向
    の回転においては粘性剪断抵抗力発生手段を非作動にさ
    せる一方向クラッチとを具備している請求項1に記載の
    跳ね上げ式門扉。
  3. 【請求項3】 粘性剪断抵抗力発生手段は、ケーシング
    と、このケーシング内に、ケーシングに対して相対的に
    回転自在に収容されて、ケーシングと協同してケーシン
    グ内に隙間を形成する隙間形成体と、この隙間形成体と
    ケーシングとの間の隙間に充填された粘性体と、隙間形
    成体が固着されて、ケーシングに対して相対的に回転自
    在に配された軸とを具備しており、一方向クラッチは、
    軸及びケーシングのうちのいずれか一方と支柱との間に
    介在されている請求項2に記載の跳ね上げ式門扉。
  4. 【請求項4】 伝達手段は、アーム手段の回動をケーシ
    ングに伝達するように、当該ケーシングに連結されてお
    り、一方向クラッチは、軸と支柱との間に介在されてい
    る請求項3に記載の跳ね上げ式門扉。
  5. 【請求項5】 伝達手段は、アーム手段の回動を軸に伝
    達するように、当該軸に連結されており、一方向クラッ
    チは、ケーシングと支柱との間に介在されている請求項
    3に記載の跳ね上げ式門扉。
  6. 【請求項6】 隙間形成体は、板体を具備しており、こ
    の板体には、同心状に複数の突起が形成されており、ケ
    ーシングには、突起を受容する凹所が同心状に形成され
    ている請求項3から5のいずれか一項に記載の跳ね上げ
    式門扉。
  7. 【請求項7】 伝達手段は、粘性剪断抵抗力を選択的に
    発生する手段に、開扉動作における少なくとも途中開扉
    後の完全開扉手前から完全開扉まで及び閉扉動作におけ
    る途中閉扉から完全閉扉までは、アーム手段の回動を一
    方の方向の回転として伝達するように、構成されている
    請求項1から6のいずれか一項に記載の跳ね上げ式門
    扉。
  8. 【請求項8】 伝達手段は、粘性剪断抵抗力を選択的に
    発生する手段に、開扉動作における完全閉扉から微小開
    扉まで及び途中開扉から完全開扉手前まで並びに閉扉動
    作における途中閉扉までは、アーム手段の回動を伝達し
    ないように、構成されている請求項7に記載の跳ね上げ
    式門扉。
  9. 【請求項9】 伝達手段は、一端が、アーム手段に、他
    端が、粘性剪断抵抗力を選択的に発生する手段にそれぞ
    れ回動自在に連結された連結棒を具備している請求項1
    から8のいずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  10. 【請求項10】 連結棒の他端は、粘性剪断抵抗力を選
    択的に発生する手段に、更に直動自在に連結されている
    請求項9に記載の跳ね上げ式門扉。
  11. 【請求項11】 連結棒の他端は、粘性剪断抵抗力を選
    択的に発生する手段に形成された長孔と、この長孔に挿
    通された連結ピンとにより、粘性剪断抵抗力を選択的に
    発生する手段に回動かつ直動自在に連結されている請求
    項9又は10に記載の跳ね上げ式門扉。
  12. 【請求項12】 連結棒の他端は、連結棒の他端に形成
    された長孔と、この長孔に挿通された連結ピンとによ
    り、粘性剪断抵抗力を選択的に発生する手段に回動かつ
    直動自在に連結されている請求項9から11のいずれか
    一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  13. 【請求項13】 伝達手段は、粘性剪断抵抗力を選択的
    に発生する手段において発生された粘性剪断抵抗力に基
    づくアーム手段の回動に対する抵抗力を、閉扉動作にお
    いて徐々に増大してアーム手段に伝達するように、構成
    されている請求項1から12のいずれか一項に記載の跳
    ね上げ式門扉。
  14. 【請求項14】 弾性力付与手段は、同心に配された一
    対のコイルばねを具備しており、この一対のコイルばね
    は、互いにその弾性係数が異なっている請求項1から1
    3のいずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
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