JP2001333931A - 使い捨ておむつ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着用者の肌に、立体ギャザー及び／又はレッ
グギャザーを、適切な締め付け力にて容易にフィットさ
せることができ、優れた着用感及び漏れ防止効果を得る
ことのできる使い捨ておむつを提供すること。 【解決手段】 液透過性の表面シート２、液不透過性の
防漏シート３及び両シート２，３間に介在された液保持
性の吸収体４を具備し、実質的に縦長であり、長手方向
の左右両側に、立体ギャザー弾性部材６１及び／又はレ
ッグ部弾性部材７１が長手方向に沿って配されている使
い捨ておむつにおいて、前記立体ギャザー弾性部材６１
及び／又は前記レッグ部弾性部材７１は、他の部材に固
定されていない自由部分６１ａ，７１ａを有しており、
該自由部分６１ａ，７１ａの少なくとも一端部に、該自
由部分の伸張率を調整可能な止着手段９が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、脚廻りの太さの個
人差に対する適応性に優れており、着用者の肌に、立体
ギャザー及び／又はレッグギャザーを、適切な締め付け
力にて容易にフィットさせることのできる使い捨ておむ
つに関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】使い捨
ておむつにおいては、漏れを効果的に防止することが重
要な課題であるため、吸収体の左右両側に立体ギャザー
やレッグギャザーを形成したものが種々提案されてい
る。立体ギャザーは、立体ギャザー弾性部材により起立
し、着用者にフィットすると共に、立体ギャザーと表面
シートとの間にポケットを形成し、該ポケットに排泄物
を一時ストックすることにより、表面シートの表面を排
泄物が流れて、漏れを生じることを防止するものであ
る。また、レッグギャザーは、おむつの左右両側縁部に
レッグ部弾性部材を配して形成され、脚廻りのフィット
性を高めて漏れを防止するものである。

【０００３】しかし、従来の使い捨ておむつにおける立
体ギャザーやレッグギャザーは、着用者の脚廻りの長さ
の個人差に対する適応性に劣り、例えば着用者の体重を
基準としてＳ、Ｍ、Ｌサイズ等のおむつのサイズを選択
すると、その体重の割に、着用者の脚廻りが太い場合に
は、脚廻りの締め付け力が過剰となって、着用者の肌に
過度の負担を与える恐れがあり、逆に、その体重の割
に、着用者の脚廻りが細い場合には、脚廻りに対するフ
ィット性が十分に得られず、漏れ等の不都合を生じる恐
れがあった。

【０００４】従って、本発明の目的は、脚廻りの太さの
個人差に対する適応性に優れており、着用者の肌に、立
体ギャザー及び／又はレッグギャザーを、適切な締め付
け力にて容易にフィットさせることができ、優れた着用
感及び漏れ防止効果を得ることのできる使い捨ておむつ
を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性の表
面シート、液不透過性の防漏シート及び両シート間に介
在された液保持性の吸収体を具備し、実質的に縦長であ
り、長手方向の左右両側に、立体ギャザー弾性部材及び
／又はレッグ部弾性部材が長手方向に沿って配されてい
る使い捨ておむつにおいて、前記立体ギャザー弾性部材
及び／又は前記レッグ部弾性部材は、他の部材に固定さ
れていない自由部分を有しており、前記自由部分の少な
くとも一端部に、前記自由部分の伸張率を調整可能な止
着手段が設けられている使い捨ておむつを提供すること
により、上記目的を達成したものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態に基づいて説明する。本発明の第１実施形態の使い
捨ておむつ１は、液透過性の表面シート２、液不透過性
の防漏シート３、及び両シート２，３間に介在された液
保持性の吸収体４を具備し、実質的に縦長に形成されて
おり、着用時に着用者の背側に配される背側部Ａの左右
両側縁部にファスニングテープ５，５が設けられてい
る、いわゆる展開型の使い捨ておむつである。

【０００７】表面シート２及び防漏シート３は、それぞ
れ吸収体４よりも大きい外形寸法を有し、これら両シー
ト２，３間に、略矩形状をなす縦長の吸収体４が挟持固
定されている。防漏シート３は、長手方向の左右両側部
が、吸収体４の両側端部４ａ，４ａよりも左右外方に延
出している。

【０００８】おむつ１の長手方向の両側には、左右一対
の立体ギャザー６，６が形成されている。立体ギャザー
６は、図２に示すように、おむつ１の長手方向の両側
に、立体ギャザー弾性部材６１を有する立体ギャザー形
成用のシート材６２を配して形成されており、各立体ギ
ャザー６の基端６３は、該シート材６２を、吸収体４の
側端部４ａの近傍において、表面シート２に接着固定し
て形成されている。立体ギャザー弾性部材６１は、立体
ギャザー６の自由端部６４に、自由縁端６５と略平行を
なすように配されている。

【０００９】立体ギャザー形成用のシート材６２におけ
る基端６３に対して自由端６４とは反対側に位置する部
分は、吸収体４の側端部４ａよりも左右外方に延出し、
防漏シート３と貼り合わされてレッグ部７を形成してい
る。レッグ部７は、おむつの長手方向の両側縁部を形成
する部分であり、各レッグ部７には、レッグギャザー形
成用のレッグ部弾性部材７１が、それぞれ複数本、図示
例では３本、おむつの長手方向に沿って配されている。
尚、使い捨ておむつ１の長手方向の両端部には、それぞ
れ、ウエストギャザー形成用のウエスト部弾性部材８１
（背側部Ａ側のウエスト部弾性部材のみ図示）が幅方向
に配されている。

【００１０】尚、表面シート２、防漏シート３、吸収体
４、ファスニングテープ５、立体ギャザー形成用のシー
ト材６２、各弾性部材６１，７１，８１の形成材料とし
ては、それぞれ、従来、使い捨ておむつに使用されてい
る各種の材料を特に制限なく用いることができる。

【００１１】而して、第１実施形態の使い捨ておむつ１
においては、立体ギャザー弾性部材６１は、他の部材に
固定されていない自由部分６１ａを有している。詳細に
は、立体ギャザー弾性部材６１は、立体ギャザー６の自
由端部６４に形成されたチューブ状の中空挿通部６６内
に配されており、背側部Ａに、立体ギャザー弾性部材６
１を立体ギャザーの形成材としてのシート材６２に固定
した固定部６１ｂが形成されており、立体ギャザー弾性
部材６１における該固定部６１ｂよりも着用時に着用者
の腹側に配される腹側部Ｂ側に位置する部分が、中空挿
通部６６の内壁面に対して固定されていない自由部分６
１ａとなっている。

【００１２】中空挿通部６６は、図２に示すように、シ
ート材６２を、おむつの長手方向に沿う直線に沿って折
り返すと共に、折り返し部分の内側にチューブ状の中空
部６６が形成されるように、折り返した部分６２ａを対
向部分に接合して形成されている。尚、固定部６１ｂに
おける立体ギャザー弾性部材６１のシート材６２への固
定方法としては、ヒートシール、超音波シール、接着剤
等の公知の接合方法を用いることができる。

【００１３】使い捨ておむつは、背側部Ａ、腹側部Ｂ及
びこれら両者間に位置し、その両側縁部が着用時にレッ
グ開口部の周縁部を形成する股下部Ｃを有しており、中
空挿通部６６は、これらの背側部Ａ、股下部Ｃ及び腹側
部Ｂの３領域に亘るように形成されている。立体ギャザ
ー弾性部材６１は、股下部Ｃ及び腹側部Ｂに位置する部
分がその全長に亘って自由部分６１ａである。

【００１４】自由部分６１ａの固定部６１ｂとは反対側
の端部は、腹側部Ｂにおいて開口した中空挿通部６６の
開口部６７から延出しており、延出した該端部に止着手
段としての止着片９が設けられている。

【００１５】第１実施形態における止着片９は、略矩形
の板状体であり、その片面に、粘着剤を塗布するか又は
機械的ファスナーのオス材を貼着して形成した止着部９
１を有している。粘着剤を塗布して形成した止着部は、
図示しない剥離紙で被覆し、使用時まで保護する。立体
ギャザー弾性部材６１は、２０〜２００％伸張させた状
態で配されているが、止着片９が開口部６７より大きい
ため、立体ギャザー弾性部材６１の端部が中空挿通部６
６内に引き込まれることが防止されている。

【００１６】使い捨ておむつ１の背側部Ａには、止着片
９を止着するための被止着部９２が設けられている。被
止着部９２は、矩形状の板状体を、その上部が立体ギャ
ザー６の自由縁端６５よりも上方に突出するように、そ
の下部を立体ギャザー６に固定して形成されている。ま
た、被止着部９２には、止着片９を止着する位置を選択
する際の目安となる記号や線等の表示９３が上下方向に
複数、印刷等により示されている。

【００１７】第１実施形態の使い捨ておむつ１を、着用
者に装着するには、先ず、使い捨ておむつ１を、図３に
示すように着用者にあてがう。そして、止着片９を指で
摘んで引っ張り、被止着部９２における適宜選択した位
置に止着する。本使い捨ておむつ１においては、止着片
９を、被止着部９２の中央の表示９３ｃ上に止着した場
合には、体重との関係において標準的な脚廻りの太さを
有する着用者の脚廻りに、最適な締め付け力が得られる
ようになっている。

【００１８】脚廻りの太さが、標準的な脚廻りより細い
場合には、止着片９の止着位置を被止着部９２における
下方の表示９３ｂ上とする。これにより、自由部分６１
ａの伸張率を、標準の伸張率よりも高めることができ、
着用者の脚廻りの長さが、標準的な脚廻りの長さより短
いにも拘わらず、着用者の肌に、立体ギャザーを最適な
締め付け力をもってフィットさせることができ、漏れの
発生を効果的に防止することができる。

【００１９】脚廻りの太さが、標準的な脚廻りより太い
場合には、止着片９の止着位置を被止着部９２における
上方の表示９３ａ上とする。これにより、自由部分６１
ａの伸張率を、標準の伸張率よりも低くすることがで
き、着用者の脚廻りの長さが標準的な脚廻りの長さより
長いにも拘わらず、着用者の肌に、立体ギャザーを最適
な締め付け力をもってフィットさせることができ、着用
者の肌に過度の負担が加わるのを防止することができ
る。このようにして、止着片９を被止着部９２に止着し
た後、従来の使い捨ておむつと同様にして、ファスニン
グテープ５，５を、腹側部Ｂの外面に設けたランディン
グテープ５１上に止着して、おむつの装着を完了する。

【００２０】このように、第１実施形態の使い捨ておむ
つは、立体ギャザー弾性部材６１が他の部材に固定され
ていない自由部分６１ａを有し、該自由部分の一端部
に、該自由部分６１ａの伸張率を調整可能な止着手段と
しての止着片９が設けられているため、脚廻りの長さの
個人差に対する適応性に優れており、おむつを装着する
にあたって、自由部分６１ａの伸張率を適宜に調整する
ことにより、着用者の肌に、立体ギャザーを最適な締め
付け力をもってフィットさせることができ、優れた着用
感を得ることができる。また、自由部分６１ａの伸張率
を適宜に調整することにより、着用者の脚廻りの長さの
固体差に拘わらず、立体ギャザー６，６を確実に起立さ
せることができる。そのため、両立体ギャザー６，６間
に、排泄物の保持空間を確実に形成させることができ、
吸収性能に優れた使い捨ておむつが得られる。

【００２１】斯かる効果を確実に発現させる等の観点か
ら、立体ギャザー弾性部材６１における自由部分６１ａ
の長さは、おむつ１を図１に示すように拡げた状態にお
いて、おむつの長手方向の長さの５０〜１００％、特に
６０〜９０％であることが好ましい。

【００２２】次に、本発明の第２実施形態の使い捨てお
むつ１’について説明する。第２実施形態の使い捨てお
むつ１’については、主として第１実施形態の使い捨て
おむつ１と異なる点について説明する。特に説明しない
点に関しては、第１実施形態のおむつ１と同様であり、
第１実施形態に関して上述した説明が適用される。

【００２３】第２実施形態の使い捨ておむつ１’におい
ては、レッグ部弾性部材７１が、他の部材に固定されて
いない自由部分７１ａを有しており、該自由部分７１ａ
の一端部に、該自由部分の伸張率を調整可能な止着手段
としての止着片９’が設けられている。第２実施形態に
おける立体ギャザー弾性部材６１は、その全長に亘って
シート材６２に固定されている。

【００２４】本使い捨ておむつ１’における複数本のレ
ッグ部弾性部材７１は、それぞれ、おむつの長手方向に
沿って形成されたチューブ状の中空挿通部７６内に配さ
れている。

【００２５】そして、使い捨ておむつ１’の背側部Ａ
に、レッグ部弾性部材７１がレッグ部の形成材としての
シート材６２及び防漏シート３に固定した固定部７１ｂ
が形成されており、レッグ部弾性部材７１における該固
定部７１ｂよりも腹側部Ｂ側に位置する部分が、中空挿
通部７６の内壁面に対して固定されていない自由部分７
１ａとなっている。そして、自由部分７１ａの固定部７
１ｂとは反対側の端部は、股下部Ｃにおける腹側部Ｂの
近傍部に開口した中空挿通部７６の開口部（図示せず）
から延出しており、延出した該端部に止着手段としての
止着片９’が接合されて設けられている。

【００２６】第２実施形態における止着片９’は、略三
角形状の板状の形態をなしており、その片面に、第１実
施形態における止着片９と同様の止着部（図示せず）を
有している。第２実施形態の使い捨ておむつ１’は、図
６に示すように、止着用片９’を固定するための被止着
部９２’を、腹側部Ｂの左右両側部における外面に有し
ている。被止着部９２’は、防漏シート３の外面により
形成されており、被止着部９２’には、止着片９’を止
着する位置を決定する際の目安となる表示９３’がおむ
つの長手方向に沿って複数、印刷等により示されてい
る。

【００２７】第２実施形態の使い捨ておむつ１’を装着
する際には、おむつ１’を図６に示すように着用者にあ
てがった状態において、止着片９’を指で摘んで引っ張
り、被止着部９２’における適宜選択した位置に止着す
る。このように、第２実施形態の使い捨ておむつ１’
は、レッグ部弾性部材７１が他の部材に固定されていな
い自由部分７１ａを有し、該自由部分の一端部に、該自
由部分７１ａの伸張率を調整可能な止着手段としての止
着片９’が設けられているため、第１実施形態の使い捨
ておむつと同様に、着用者の脚廻りの長さの個人差に対
する適応性に優れており、おむつを装着する際に、自由
部分７１ａの伸張率を適宜に調整することにより、着用
者の肌に、レッグギャザーを最適な締め付け力をもって
フィットさせることができる。従って、着用者の脚廻り
の太さに拘わらずに、漏れの発生を効果的に防止するこ
とができ、また、着用者の肌に対する過度の負担を防止
でき、優れた着用感を得ることができる。

【００２８】斯かる効果を効果的に発現させる観点か
ら、おむつ１を図４に示すように拡げた状態で、レッグ
部弾性部材７１を自由部分７１ａに沿って測定したとき
の該自由部分７１ａの長さは、おむつの長手方向の長さ
の３０〜９０％、特に５０〜７５％であることが好まし
い。

【００２９】尚、第１実施形態における立体ギャザー弾
性部材６１及び第２実施形態におけるレッグ部弾性部材
７１としては、それぞれ、従来の使い捨ておむつに使用
されているものを用いることができ、例えば、天然糸ゴ
ム、ウレタン系ゴム、平ゴム、エラストマーフィルム、
ポリウレンタンフィルム、エラストマーフォーム、ポリ
ウレタンフォーム等を用いることができる。

【００３０】本発明は、上述した第１及び第２の実施形
態に制限されない。例えば、自由部分を有する立体ギャ
ザー弾性部材６１及び／又はレッグ部弾性部材７１は、
該自由部分の両端部に、該自由部分の伸張率を調整可能
な止着手段が設けられていても良い。また、第１実施形
態におけるレッグギャザー及び第２実施形態における立
体ギャザーは、それぞれ設けなくても良い。また、立体
ギャザー弾性部材及びレッグ部弾性部材の両者が上述し
たような止着手段を有していても良い。また、立体ギャ
ザー弾性部材又はレッグ部弾性部材がそれぞれ複数本配
されている場合、複数本の弾性部材の内の一部の弾性部
材のみが、伸張率を調整可能な自由部分を有していても
良い。

【００３１】また、止着手段が、おむつの表面シート側
又は裏面シート側に、弾性部材の伸張率を調整可能に止
着可能である場合、被止着部形成用の特別な部材を設け
ずに、該表面シート等又は該裏面シート等を被止着部と
しても良い。その場合は、止着場所を適宜選択して装着
する。また、止着手段の位置や、形状、大きさは適宜変
更可能であり、例えば、図３や図６のようにおむつをあ
てがって、先ずファスニングテープを腹側部Ｂに止着し
た後に、止着手段によってレッグ部弾性部材または立体
ギャザー弾性部材の伸長率を調整できるように、止着手
段をおむつの装着後に調整可能に設けても良い。更に、
各部の形状、寸法、形成材料等は、適宜に変更可能であ
る。

【００３２】

【発明の効果】本発明の使い捨ておむつは、脚廻りの太
さの個人差に対する適応性に優れており、着用者の肌
に、立体ギャザー及び／又はレッグギャザーを、適切な
締め付け力にて容易にフィットさせることができ、優れ
た着用感及び漏れ防止効果を得ることができるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の使い捨ておむつの第１実施形
態を示す斜視図である。

【図２】図２は、図１のＸ−Ｘ断面図である。

【図３】図３は、図１の使い捨ておむつを装着する様子
を示す斜視図である。

【図４】図４は、本発明の使い捨ておむつの第２実施形
態を示す平面図である。

【図５】図５は、図４のＹ−Ｙ断面図である。

【図６】図６は、図４の使い捨ておむつを装着する様子
を示す斜視図である。

【符号の説明】

１，１’ 使い捨ておむつ ２ 表面シート ３ 裏面シート ４ 吸収体 ５ ファスニングテープ ６ 立体ギャザー ６１ 立体ギャザー弾性部材 ６２ 立体ギャザー形成用のシート材 ６３ 基端 ６４ 自由端部 ６５ 自由縁端 ６６ 中空挿通部 ６７ 開口部 ７ レッグ部 ７１ レッグ部弾性部材 ７６ 中空挿通部 ９，９’ 止着片（止着手段） ９１ 止着部 ９２，９２’ 被止着部 Ａ 背側部 Ｂ 腹側部 Ｃ 股下部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 液透過性の表面シート、液不透過性の防
   漏シート及び両シート間に介在された液保持性の吸収体
   を具備し、実質的に縦長であり、長手方向の左右両側
   に、立体ギャザー弾性部材及び／又はレッグ部弾性部材
   が長手方向に沿って配されている使い捨ておむつにおい
   て、 前記立体ギャザー弾性部材及び／又は前記レッグ部弾性
   部材は、他の部材に固定されていない自由部分を有して
   おり、前記自由部分の少なくとも一端部に、前記自由部
   分の伸張率を調整可能な止着手段が設けられている使い
   捨ておむつ。
2. 【請求項２】 前記立体ギャザー弾性部材は、立体ギャ
   ザーに形成された中空挿通部内に配されており、背側部
   に、前記立体ギャザー弾性部材を立体ギャザーの形成材
   に固定した固定部が形成されており、前記立体ギャザー
   弾性部材における前記固定部よりも腹側部側に位置する
   部分が前記自由部分となしてあり、前記自由部分の前記
   固定部とは反対側の端部に前記止着手段が設けられ、前
   記止着手段は前記背側部に設けられた被止着部に止着可
   能になされている請求項１記載の使い捨ておむつ。
3. 【請求項３】 前記レッグ部弾性部材は、レッグ部に形
   成された中空挿通部内に配されており、背側部に、前記
   レッグ部弾性部材をレッグ部の形成材に固定した固定部
   が形成されており、前記レッグ部弾性部材における前記
   固定部よりも腹側部側に位置する部分が前記自由部分と
   なしてあり、前記自由部分の前記固定部とは反対側の端
   部に前記止着手段が設けられ、前記止着手段は前記腹側
   部に設けられた被止着部に止着可能になされている請求
   項１記載の使い捨ておむつ。