JP2001333234A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム

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JP2001333234A
JP2001333234A JP2000151735A JP2000151735A JP2001333234A JP 2001333234 A JP2001333234 A JP 2001333234A JP 2000151735 A JP2000151735 A JP 2000151735A JP 2000151735 A JP2000151735 A JP 2000151735A JP 2001333234 A JP2001333234 A JP 2001333234A
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Kazuyoshi Tanaka
一義 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置の処理能力のスペックを劣化さ
せることなく、また、応答レスポンスを向上させるとと
もにシステムの汎用性を高めることによって、使い勝手
のよい画像形成システムを提供することである。 【解決手段】 画像形成装置と情報処理装置とをネット
ワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記
画像形成装置で行う処理に優先度を設け、前記優先度の
高い処理の実行中には他の優先度の低い処理を行わない
ように制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成システムに
関し、特に、機器相互で画像データの転送を行う、画像
形成装置と情報処理装置とを有する画像形成システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来からネットワーク環境で用いられる
画像形成システムが提供されている。
【0003】画像形成システムは、たとえば、ディジタ
ル複写機等の画像形成装置と、この画像形成装置に対し
て画像のスキャン(読み取り)やプリント(印刷)を指
示するパソコンやワークステーション等の情報処理装置
とが相互に接続されて構成される。また、ネットワーク
に複数の画像形成装置や複数の情報処理装置が接続され
る構成もとり得る。
【0004】この画像形成システムにおいて、画像形成
装置と情報処理装置とはたとえば画像データの相互転送
を行うことができ、また、ネットワークに複数の画像形
成装置や複数の情報処理装置が接続されている場合に
は、画像形成装置同士や情報処理装置同士でのデータ転
送を行うこともできる。
【0005】画像形成装置をこのような画像形成システ
ムで用いるためには、以前からある画像形成装置として
の基本機能すなわち画像の読み取りや画像の形成等を行
う機能のほかに、ネットワークと接続してデータ転送を
行うためのネットワーク機能が必要となる。
【0006】このような画像形成装置としての基本機能
とネットワーク機能とを実現するために、従来は、異な
るCPUでそれぞれの機能の処理を行っていた。
【0007】また、上述のネットワーク環境で用いられ
る画像形成システムにおいては、ネットワークに接続さ
れた装置同士の通信を、1つの信号線を用いてシリアル
通信によって行い、一連のデータの転送が完了した後に
のみ、他のデータや制御コマンド等の送信を行うことが
できるものであった。
【0008】また、画像形成システムで扱う画像データ
は、解像度の向上とともにデータ量が増大する。ネット
ワーク環境においては大量のデータを転送する場合に
は、その転送時間が大きな問題となる。そこで、従来の
画像形成システムでは画像データを圧縮して転送するこ
とが検討されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な画像形成システムにおいては以下のような問題があっ
た。
【0010】まず、従来の画像形成システムのように、
画像形成装置としての基本機能とネットワーク機能と
を、それぞれ異なるCPUで処理していた場合、それぞ
れのCPUで行う処理の相互の調停が複雑で困難である
という問題があった。
【0011】すなわち、上述の基本機能とネットワーク
機能とはまったく独立で存在し得るものではなく、たと
えば、基本機能の1つである画像読取機能によって読み
取った画像データをネットワーク機能によってネットワ
ークに送信することを考えても、両機能がまったく無関
係で済まないことが分かる。このほか複雑な処理を矛盾
することなく実現するためには両機能の間に様々な調停
が必要であるが、従来は、この両機能をそれぞれ別々の
CPUで処理していたため、処理がより複雑化してしま
うとともに、I/Oも複雑化してしまうという問題があ
った。
【0012】そこで、画像形成装置のCPUを1つに
し、この1つのCPUによって基本機能およびネットワ
ーク機能の両機能を処理することが考えられる。ところ
がこの場合、たとえば、画像の複写処理を実行している
最中に、ネットワークを介してデータが転送されてきた
ときには、CPUの処理能力が両処理に分散され、基本
機能のみを処理している場合と比べて基本機能の処理能
力が低下してしまう。ディジタル複写機等の画像形成装
置においては、その処理能力を1分間に何枚の複写を行
えるかといった数値で表すことがあり、これは予め定め
た必須のスペックであるが、単純に1つのCPUによっ
て基本機能およびネットワーク機能の両機能を処理する
ことにすると、このスペックを維持することができなく
なってしまい、場合によっては用紙詰まり等の異常をき
たしてしまうことさえあり得るという問題がある。
【0013】また、従来の画像形成システムのように、
一連のデータの転送が完了した後にのみ、他のデータや
制御コマンド等の送信を行うことができるものであった
場合、データの転送中にたとえば緊急に停止させたい旨
の制御コマンドを送ろうとしても、データの転送が完了
してからでないと制御コマンドを送ることができず、緊
急の処理に対処することができないという問題があっ
た。このため、たとえば、画像形成装置の操作者がデー
タ転送中にその転送処理を中止したい場合などでも、即
座に対応することができず、操作者から見るとレスポン
スの悪いものとなってしまっていた。
【0014】また、画像データの転送時間の短縮を考え
ると画像データを圧縮して送信することが望ましいが、
この場合、受け手側にて受け取った画像データを閲覧す
る必要があるとすると、受け取った画像データを元に戻
す伸長処理が必要となり、受け手側の装置においてこの
伸長処理を行う機能を設ける必要があり、汎用性に欠け
るという問題がある。また、画像データを圧縮したとし
てもデータ量がさほど変わらない場合もあり、このよう
な場合、データ転送時間が短縮されないにも関わらず、
画像データの圧縮、伸長処理のための時間が必要である
ため、無駄な時間がかかってしまうという問題があっ
た。
【0015】これに対して、画像データを圧縮しないで
転送する場合においては、そのデータ量の多さから、転
送時間がかかってしまうという問題があるし、データを
メモリ等に保存する場合においても多くのメモリ容量を
消費するという問題がある。
【0016】このように、画像データを圧縮する場合と
圧縮しない場合とでは一長一短があり、従来は最適なシ
ステムを提供することができなかった。
【0017】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、画像形成装置と情報処理装置とをネットワークで
接続して成る画像形成システムにおいて、画像形成装置
の処理能力のスペックを劣化させることなく、また、応
答レスポンスを向上させるとともにシステムの汎用性を
高めることによって、使い勝手のよい画像形成システム
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、画像形成装置と情報処理装置とをネット
ワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記
画像形成装置で行う処理に優先度を設け、前記優先度の
高い処理の実行中には他の優先度の低い処理を行わない
ように制御することを特徴とする。
【0019】また、本発明は、前記優先度を設ける処理
が基本機能の処理とネットワーク機能の処理であり、前
記基本機能の処理の優先度を前記ネットワーク機能の処
理の優先度よりも高く設定したことを特徴とする。
【0020】また、本発明は、前記基本機能の処理およ
び前記ネットワーク機能の処理が単一のCPUによって
制御され実行されることを特徴とする。
【0021】また、本発明は、前記優先度を任意に変更
することができることを特徴とする。
【0022】また、本発明は、画像形成装置と情報処理
装置とをネットワークで接続して成る画像形成システム
において、前記ネットワークを介して転送されるデータ
が、該データの種類によって異なる論理的なチャネルを
示す領域を有することを特徴とする。
【0023】また、本発明は、画像形成装置と情報処理
装置とをネットワークで接続して成る画像形成システム
において、画像形成装置が、前記ネットワークを介して
データを転送する際に、圧縮して転送するか、非圧縮で
転送するかを選択可能な圧縮選択手段を備えたことを特
徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、本実施の形態では、画像形
成装置がディジタル複写機であり、情報処理装置がパソ
コンである場合について説明する。なお、本発明は画像
形成装置と情報処理装置とが通信する場合にのみ適用さ
れるものではなく、画像形成装置と他の画像形成装置と
が通信する場合にあっても適用されるものである。
【0025】図1は、本発明による画像形成システムの
一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0026】本実施の形態は、画像形成装置としてのデ
ィジタル複写機1を有して構成されている。このディジ
タル複写機1は、単独で原稿の読み取り(スキャン)お
よび画像形成(プリント)が可能なものであり、そのほ
かに、ネットワーク4に接続されることにより、ディジ
タル複写機1で読み取った画像をネットワーク4を介し
て他の装置に転送したり、ネットワーク4を介して他の
装置から受け取った画像をディジタル複写機1で画像形
成したりすることが可能である。
【0027】また、本実施の形態では、ネットワーク4
にパソコン2および3が接続されて構成されている。こ
のパソコン2および3は、ディジタル複写機1に対し
て、画像の読み取り、画像の形成、および画像の転送等
の指示を行うことができる。また、パソコン2および3
内に有する画像をディジタル複写機1に転送してディジ
タル複写機1において画像形成したり、ディジタル複写
機1で読み取った画像をパソコン2および3に転送しパ
ソコン2および3において編集や保存を行なうことも可
能である。
【0028】図1において、ネットワーク4は、たとえ
ばイーサネット(登録商標)等のLANやその他どのよ
うなネットワークでもかまわない。
【0029】図2は、図1に示したディジタル複写機1
の構成を示すブロック図である。
【0030】ディジタル複写機1は、図1に示したネッ
トワーク4とのインタフェースとなるネットワーク接続
手段11と、ディジタル複写機1全体の動作を制御する
制御手段12と、原稿から画像を読み取る画像読取手段
13と、たとえば紙などに画像を形成する画像形成手段
14と、画像読取手段13が読み取った画像データやそ
のほかディジタル複写機1の動作に必要なパラメータ等
を記憶する記憶手段15と、ユーザーがディジタル複写
機1に対する操作、指示等を入力する入力手段16と、
ユーザーに対して様々な情報を表示する表示手段17と
を有して構成される。
【0031】制御手段12は単一のCPUによって構成
され、この単一のCPUによってディジタル複写機1の
全体の動作、制御が行われる。
【0032】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0033】本実施の形態のディジタル複写機1におい
ては、上述のディジタル複写機の基本機能とネットワー
ク機能とが同時に実行されることがないように、制御手
段12によって制御する。
【0034】従って、本実施の形態では、基本機能の処
理を実行中にはネットワーク機能の処理を受け付けない
ようにする。また、ネットワーク機能の処理を実行中に
は基本機能の処理を受け付けないようにしてもよいし、
ネットワーク機能の処理を実行中に基本機能の処理が指
示されたときには、ネットワーク機能の処理を中断し
て、基本機能の処理を受け付け、実行するようにしても
よい。すなわち、本実施の形態では、各処理に優先度を
設定し、この優先度に基づいて処理の実行、拒否、中断
を行う。この優先度は任意に変更することができるよう
にしておくのが好ましい。なお、ネットワーク機能の処
理を中断した場合でも、ネットワークとしてはデータが
再送されるので問題は生じない。
【0035】ところで、ディジタル複写機の機能の1つ
として電子RDHが知られている。この電子RDHは、
複数ページの原稿を複数部数複写したい場合に、複写さ
れた記録紙を元原稿の順番どおりに並べて出力する機能
であり、たとえば4ページの原稿を3部複写するような
場合に、1ページ目について3枚出力してから2ページ
目について出力するのではなく、1部目について4ペー
ジすべて出力してから2部目について出力するように動
作するものである。
【0036】この機能を機械的に実現しようとすると、
原稿を複写部数の数だけ回してスキャンする必要があ
り、原稿を傷めてしまうおそれが増加してしまうが、電
子RDHではすべてのページについて1度だけスキャン
して、得られた画像データをメモリに記憶しておくこと
により、複数部数の複写を行うことができる。
【0037】たとえばこの電子RDHでは、複数ページ
の原稿の読み取り処理を、絶対に予め定めた一定時間内
に終了させなければならず、すなわち、たとえば1分間
に予め定めた枚数の画像読み取りを行うことができる処
理能力を常に維持しなければならず、ディジタル複写機
においては、このようなクリティカルな処理が存在す
る。
【0038】この一方で、ディジタル複写機がネットワ
ークに接続されていると、任意の時間に他の装置が送信
したデータが流入してしまう。たとえば、パケットによ
って通信を行っているような場合、ネットワークには自
分宛てではないパケットが存在するため、ディジタル複
写機ではネットワークを流れるパケットが自分宛てかど
うかをチェックする必要がある。このような処理でさえ
も、ディジタル複写機のCPUの処理能力を消費するも
のであり、上記クリティカルな処理に影響を与え、たと
えば1分間に予め定めた枚数の画像読み取りを行うだけ
の読み取り能力を発揮することができなくなってしまう
おそれがある。
【0039】そこで、本実施の形態では、画像読取手段
13による画像読取処理や画像形成手段14による画像
形成処理の実行中には、ネットワーク接続手段11によ
るネットワーク処理に対してディジタル複写機1全体の
資源を振り分けないよう動作する。また、極端な例とし
ては、一時ネットワークの処理を完全に止めてしまうこ
とが考えられる。これによって、ネットワーク4からデ
ィジタル複写機1へのデータの流入はまったくなくな
り、ネットワーク4に接続されている他の装置から見る
と、ネットワーク4内にディジタル複写機1は存在して
いないように見えてしまう。
【0040】このため、このような場合には、画像読取
手段13による画像読取処理や画像形成手段14による
画像形成処理等の基本機能の処理を実行する直前に、
「これから、別処理実行のためネットワーク機能を使用
できなくなる」といった旨のメッセージを、ディジタル
複写機1からネットワーク4に接続された他の装置に対
して出力しておくのがよい。このようにしておけば、た
とえばパソコン2の操作者がディジタル複写機1に対し
て画像データを送信しようとした場合に、パソコン2は
「現在、別処理中のため画像データの送信を行うことが
できない」といった旨のメッセージをディスプレイ装置
に表示することができ、これによって、操作者はシステ
ムの障害によって送信ができないのではないことを知る
ことができる。
【0041】その後、本実施の形態では、画像読取手段
13による画像読取処理や画像形成手段14による画像
形成処理が終了したならば、ネットワーク接続手段11
によるネットワーク処理を再開する。再開したならば、
ディジタル複写機1は、「ネットワーク機能の処理を再
開した」といった旨のメッセージを、ディジタル複写機
1からネットワーク4に接続された他の装置に対して出
力しておくのがよい。
【0042】このように本実施の形態によれば、単一の
CPUによって優先度の高い処理を優先的に確実に行う
ことができるとともに、ネットワークの負荷を制御する
ことができるという効果がある。
【0043】次に、本実施の形態において、ディジタル
複写機1とパソコン2や3との間で転送されるデータの
形式について説明する。
【0044】図3は、図1に示したディジタル複写機1
とパソコン2や3との間で転送されるデータのデータフ
ォーマットの概略を示す図であり、(a)は画像データ
を送信する際のデータフォーマットの概略を示す図であ
り、(b)は制御コマンドを送信する際のデータフォー
マットの概略を示す図である。
【0045】図3(a)に示すように、画像データを送
信する際には、相手のネットワーク上のアドレスが収容
される領域20と、本パケットのポート番号を示す値が
収容される領域21と、画像データが収容される領域2
2とを有してパケット23が構成され、図3(b)に示
すように、制御コマンドを送信する際には、相手のネッ
トワーク上のアドレスが収容される領域30と、本パケ
ットのポート番号を示す値が収容される領域31と、画
像データが収容される領域32とを有してパケット33
が構成される。
【0046】ポート番号の領域21、31には、そのパ
ケットで送信されるデータが画像データか制御コマンド
かを識別することができる値がポート番号として収容さ
れる。たとえば画像データのパケット23のポート番号
の領域21には数値8000が収容され、制御コマンド
のパケット33のポート番号の領域31には数値800
1が収容される。
【0047】本実施の形態において画像データおよび制
御コマンドは、図3(a)および図3(b)に示すよう
なパケット形式で送信されが、画像データのように一連
のデータのデータ量が多く、1つのパケットに一連のデ
ータのすべてを収容することができない場合には、一連
のデータを分割して複数のパケットによって送信する。
【0048】このようにすることによって、画像データ
と制御コマンドとはポート番号の領域21、31にセッ
トされる値によって識別することが可能となる。これに
よって、画像データおよび制御コマンドを共通のシリア
ル線で送信する構成であっても、種類が異なるデータご
とに論理的に独立な別チャネルを割り当て、時分割して
データを送信することによって、複数種類のデータを見
掛け上同時に流すことができるようになる。
【0049】従来は1つの画像データの送信が完了する
まで制御コマンドの送信を行うことができなかったが、
本実施の形態によれば、1つの画像データを分割して複
数のパケット23で送信されている最中、すなわち、こ
の複数のパケット23のうちのあるパケットを送信し次
のパケットを送信するまでの間のタイミングで、制御コ
マンドのパケット33を送信することができ、この結
果、1つの画像データの送信中に制御コマンドを送信す
ることができるようになる。これにより、画像データ送
信中にも効率的な制御を行うことができ、トラブルへの
対応も迅速に行うことができるようになる。
【0050】次に、本実施の形態における画像データの
圧縮に関する処理について説明する。
【0051】本実施の形態のディジタル複写機1では、
画像データを圧縮する圧縮手段と、この圧縮手段によっ
て画像データを圧縮して転送するか、それとも画像デー
タを圧縮せずに転送するかを自動的に選択し決定する圧
縮選択手段とを制御手段12に設けた。この圧縮選択手
段は、画像データを圧縮して転送するか、それとも画像
データを圧縮せずに転送するかを、様々な条件に基づい
て決定する。
【0052】以下に、この条件の例を列挙する。
【0053】(1)転送先の装置とのネゴシエーション
の結果に基づく。ディジタル複写機1は画像データの転
送を行う前に転送先の装置と通信を行い、この通信時に
転送先の装置はディジタル複写機1に対して圧縮するか
否かの指示を行う。ディジタル複写機1の圧縮選択手段
では、この指示に従って、画像データを圧縮して転送す
るか、それとも画像データを圧縮せずに転送するかを選
択して決定する。転送先の装置では、自身の操作者の操
作入力に基づいて指示内容を決定し、ディジタル複写機
1に対して指示する。
【0054】(2)転送先の装置とのネゴシエーション
の結果に基づく。ディジタル複写機1は画像データの転
送を行う前に転送先の装置と通信を行い、この通信時に
転送先の装置はディジタル複写機1に対して圧縮するか
否かの指示を行う。ディジタル複写機1の圧縮選択手段
では、この指示に従って、画像データを圧縮して転送す
るか、それとも画像データを圧縮せずに転送するかを選
択して決定する。転送先の装置では、圧縮された画像デ
ータを伸長する伸長機能を自身が有している場合には画
像データを圧縮して転送するように指示し、そうでない
場合には画像データを圧縮せずに転送するように指示す
る。
【0055】(3)ディジタル複写機1の操作者の操作
入力に基づく。ディジタル複写機1の操作者は入力手段
16によって圧縮モードおよび非圧縮モードのどちらか
を選択し入力する。ディジタル複写機1の圧縮選択手段
では、この入力に従い、圧縮モードが選択された場合に
は画像データを圧縮して転送するように決定し、非圧縮
モードが選択された場合には画像データを圧縮せずに転
送するように決定する。
【0056】(4)画像データを圧縮する前のデータ量
に基づく。ディジタル複写機1の圧縮選択手段では、転
送する画像データのデータ量が所定のデータ量以上の場
合には画像データを圧縮して転送するように決定し、そ
うでない場合には画像データを圧縮せずに転送するよう
に決定する。
【0057】(5)画像データを圧縮する前後のデータ
量の差分に基づく。ディジタル複写機1の圧縮選択手段
では、転送する画像データの、圧縮前のデータ量から圧
縮後のデータ量を引いた結果である差分が、所定値以上
の場合には画像データを圧縮して転送するように決定
し、そうでない場合には画像データを圧縮せずに転送す
るように決定する。
【0058】(6)画像データを圧縮する前後のデータ
量に比率に基づく。ディジタル複写機1の圧縮選択手段
では、転送する画像データの、圧縮前のデータ量を圧縮
後のデータ量で割った結果である比率が、所定値以上の
場合には画像データを圧縮して転送するように決定し、
そうでない場合には画像データを圧縮せずに転送するよ
うに決定する。
【0059】(7)デフォルトに基づく。ディジタル複
写機1の圧縮選択手段では、通常はデフォルトとして画
像データを圧縮して転送するように決定し、何等かの操
作があったときにのみ画像データを圧縮せずに転送する
ように決定する。
【0060】(8)デフォルトに基づく。ディジタル複
写機1の圧縮選択手段では、通常はデフォルトとして画
像データを圧縮せずに転送するように決定し、何等かの
操作があったときにのみ画像データを圧縮して転送する
ように決定する。
【0061】なお、上記の(1)〜(8)はあくまでも
例に過ぎず、本発明の本質は、画像データを圧縮して転
送するか圧縮せずに転送するかを選択可能である点にあ
る。
【0062】このように、本実施例によれば、様々な状
況に応じて圧縮、非圧縮を自動的に選択することがで
き、システムの汎用性を高めることができる。
【0063】また、本実施の形態によれば、画像データ
を圧縮してその有効性が認められる場合に圧縮を行うよ
うにすることができるので、圧縮、伸長の処理にかかる
時間を考慮し、最適なシステムを提供することができ
る。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置と情報処理装置とをネットワークで接続し
て成る画像形成システムにおいて、画像形成装置の処理
能力のスペックを劣化させることなく、また、応答レス
ポンスを向上させるとともにシステムの汎用性を高める
ことによって、使い勝手のよい画像形成システムを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成システムの一実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したディジタル複写機の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1に示したディジタル複写機とパソコンとの
間で転送されるデータのデータフォーマットの概略を示
す図であり、(a)は画像データを送信する際のデータ
フォーマットの概略を示す図であり、(b)は制御コマ
ンドを送信する際のデータフォーマットの概略を示す図
である。
【符号の説明】
1 ディジタル複写機 2、3 パソコン 4 ネットワーク 11 ネットワーク接続手段 12 制御手段 13 画像読取手段 14 画像形成手段 15 記憶手段 16 入力手段 17 表示手段 20、30 相手アドレス領域 21、31 ポート番号領域 22 画像データ領域 32 制御コマンド領域 23、34 パケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 BB10 HH03 HJ06 HJ08 HK04 HN05 HN13 HN15 HN29 HR02 5B021 AA01 AA19 BB01 BB04 BB10 CC05 EE01 5C062 AA05 AA29 AB22 AB38 AB40 AB42 AB46 AC04 AC22 AC25 AC38 AC43 AE14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置と情報処理装置とをネット
    ワークで接続して成る画像形成システムにおいて、 前記画像形成装置で行う処理に優先度を設け、前記優先
    度の高い処理の実行中には他の優先度の低い処理を行わ
    ないように制御することを特徴とする画像形成システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記優先度を設ける処理が基本機能の処
    理とネットワーク機能の処理であり、前記基本機能の処
    理の優先度を前記ネットワーク機能の処理の優先度より
    も高く設定したことを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成システム。
  3. 【請求項3】 前記基本機能の処理および前記ネットワ
    ーク機能の処理が単一のCPUによって制御され実行さ
    れることを特徴とする請求項2に記載の画像形成システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記優先度を任意に変更することができ
    ることを特徴とする請求項1、2または3に記載の画像
    形成システム。
  5. 【請求項5】 画像形成装置と情報処理装置とをネット
    ワークで接続して成る画像形成システムにおいて、 前記ネットワークを介して転送されるデータが、該デー
    タの種類によって異なる論理的なチャネルを示す領域を
    有することを特徴とする画像形成システム。
  6. 【請求項6】 画像形成装置と情報処理装置とをネット
    ワークで接続して成る画像形成システムにおいて、 画像形成装置が、前記ネットワークを介してデータを転
    送する際に、圧縮して転送するか、非圧縮で転送するか
    を選択可能な圧縮選択手段を備えたことを特徴とする画
    像形成システム。
JP2000151735A 2000-05-19 2000-05-23 画像形成システム Withdrawn JP2001333234A (ja)

Priority Applications (3)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004193818A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Hitachi Ltd ワイヤレス画像送受信システム、ワイヤレス画像送信装置及びワイヤレス画像受信装置

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