JP2001332576A - バンプ強度改善装置及び方法、並びにバンプ形成装置 - Google Patents

バンプ強度改善装置及び方法、並びにバンプ形成装置

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JP2001332576A JP2000151287A JP2000151287A JP2001332576A JP 2001332576 A JP2001332576 A JP 2001332576A JP 2000151287 A JP2000151287 A JP 2000151287A JP 2000151287 A JP2000151287 A JP 2000151287A JP 2001332576 A JP2001332576 A JP 2001332576A
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Makoto Imanishi
誠 今西
Takaharu Mae
貴晴 前
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真司 金山
Kenji Fukumoto
健治 福本
Hiroshi Wada
浩 和田
Masachika Narita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体部品の電極上に形成されたバンプと上
記電極との接合強度を低下させることなく、上記半導体
部品の品質を従来に比べて向上可能な、バンプ強度改善
装置及び方法、並びにバンプ形成装置を提供する。 【解決手段】 バンプ形成後、制御装置117の加熱制
御によってボンディングステージ116にてバンプ形成
済半導体部品を接合強度改善条件にて加熱する。該加熱
により上記バンプ形成済半導体部品の電極1とバンプ2
との材料の拡散が行なわれ、電極とバンプとの接合強度
は向上する。よって、上記半導体部品上の全バンプの上
記接合強度をほぼ均一化し、バンプ形成済みの半導体ウ
エハの品質を従来に比べて向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハや、半導体チップの電極上にバンプを形成したバンプ
形成済部品に対して、上記電極と上記バンプとの接合強
度の改善を図るためのバンプ強度改善装置、及びバンプ
強度改善方法、並びに上記バンプ強度改善装置を備えた
バンプ形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電子機
器における近年の小型化を支える手法の一つとして、例
えば、半導体ウエハより切り分けた半導体チップの電極
と、回路基板上の電極部とを対向させてワイヤを用いる
ことなく接続する手法がある。該手法を採るため、上記
半導体ウエハ及び上記半導体チップは加熱されながら、
図17に示すように、上記半導体ウエハの、又は上記半
導体チップの電極1上に金等にてなるバンプ2が形成さ
れる。又、上記小型化に伴い上記半導体チップ自体も微
小化しており、上記半導体チップの耐熱温度は低下傾向
にある。したがってバンプ形成時における上記加熱温度
の低減が要求されている。そこで本発明は、バンプ形成
時における上記加熱温度の低減を図った場合において
も、半導体部品の電極上に形成されたバンプと上記電極
との接合強度を低下させることなく、上記半導体部品の
品質を従来に比べて向上可能な、バンプ強度改善装置及
び方法、並びにバンプ形成装置を提供することを目的と
する。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様のバン
プ強度改善装置は、半導体部品の電極上にバンプが形成
されたバンプ形成済部品に対してバンプ形成時の上記電
極と上記バンプとの接合強度に比して該接合強度の改善
を図る接合強度改善条件にて加熱を行う加熱装置と、上
記接合強度改善条件による加熱制御を上記加熱装置に行
う制御装置と、を備えたことを特徴とする。
【0004】上記接合強度改善条件は、所望の上記接合
強度を得るための加熱時間及び該加熱温度を変数とした
条件であり、上記制御装置は、上記半導体部品の材質、
上記半導体部品の大きさ、上記電極の材質、上記電極の
大きさ、上記バンプの材質、及び上記バンプの大きさの
少なくとも一つについて、上記所望接合強度に達するた
めの加熱温度と該加熱時間との関係情報にてなる上記接
合強度改善条件を有し、該接合強度改善条件に基づいて
上記加熱装置の加熱制御を行うことができる。
【0005】上記制御装置が有する上記接合強度改善条
件は、上記半導体部品の材質及び大きさ、上記電極の材
質及び大きさ、並びに上記バンプの材質及び大きさの少
なくとも一組について、又は各組の組合せについて、上
記所望接合強度に達するための加熱温度と該加熱時間と
の関係情報であってもよい。
【0006】上記半導体部品は、半導体ウエハから切り
分けたチップ部品でであってもよい。
【0007】上記加熱装置は、それぞれが少なくとも一
つの上記チップ部品を載置する複数の加熱処理部を有す
ることができる。
【0008】上記制御装置は、上記加熱処理部に対して
それぞれ独立して、各加熱処理部に備わるそれぞれの上
記チップ部品におけるバンプ形成後経過時間に応じた温
度管理を行うことができる。
【0009】上記加熱装置は、上記半導体部品上にバン
プを形成するボンディングステージ、又は上記バンプ形
成済部品におけるバンプ高さを揃えるためのバンプレベ
リングステージ、又は上記バンプ形成済部品を収納する
バンプ形成済部品収納部のいずれかに設けることができ
る。
【0010】上記半導体部品が半導体ウエハであると
き、上記制御装置は、上記半導体ウエハ上へのほぼすべ
てのバンプ形成に要したバンプ形成時間(TE−TS)
に基づいて上記接合強度改善条件を求め、求めた接合強
度改善条件にて上記加熱装置の加熱制御を行うことがで
きる。
【0011】上記加熱による上記接合強度の改善が得ら
れる加熱適切時間(T)が上記バンプ形成時間を超える
とき、上記接合強度改善条件は、上記接合強度の目標値
(P0)を得る第1加熱時間(TB)による上記半導体
ウエハの加熱を行うことができる。
【0012】上記加熱による上記接合強度の改善が得ら
れる加熱適切時間(T)が上記バンプ形成時間以下であ
るとき、上記接合強度改善条件は、上記バンプ形成時間
から上記加熱適切時間を差し引いた第2加熱時間(T
A)による上記半導体ウエハの加熱を行うことができ
る。
【0013】上記加熱装置は、上記半導体ウエハを載置
し上記半導体ウエハにおけるバンプ形成順に対応した複
数の加熱処理部を有し、上記制御装置は、上記加熱処理
部に対してそれぞれ独立して、各加熱処理部に対応する
上記半導体ウエハにおけるバンプ形成後経過時間に応じ
た温度管理を行うことができる。
【0014】本発明の第2態様のバンプ形成装置は、上
記第1態様のバンプ強度改善装置と、半導体部品を載置
しかつ加熱して上記半導体部品の電極上にバンプを形成
するバンプ形成部と、を備えたことを特徴とする。
【0015】上記バンプ強度改善装置に備わる制御装置
は、さらに、上記バンプ形成部におけるバンプ形成時に
上記半導体部品に損傷を生じさせない非損傷温度に上記
バンプ形成部を温度制御し、バンプ形成後、上記加熱装
置に対して上記非損傷温度を超える温度による接合強度
改善条件による加熱制御を行うことができる。
【0016】本発明の第3態様のバンプ強度改善方法
は、半導体部品の電極上にバンプが形成されたバンプ形
成済部品を搬入し、上記バンプ形成済部品に対して、バ
ンプ形成時の上記電極と上記バンプとの接合強度に比し
て該接合強度の改善を図る接合強度改善条件に基づいて
加熱制御を行う、ことを特徴とする。
【0017】上記接合強度改善条件は、所望の上記接合
強度を得るための加熱時間及び該加熱温度を変数とした
条件であり、上記半導体部品の材質、上記半導体部品の
大きさ、上記電極の材質、上記電極の大きさ、上記バン
プの材質、及び上記バンプの大きさの少なくとも一つに
ついて、上記所望接合強度に達するための加熱温度と該
加熱時間との関係情報にてなる条件であり、該関係情報
に基づいて上記加熱制御が行うことができる。
【0018】上記接合強度改善条件は、上記半導体部品
の材質及び大きさ、上記電極の材質及び大きさ、並びに
上記バンプの材質及び大きさの少なくとも一組につい
て、又は各組の組み合わせについて、上記所望接合強度
に達するための加熱温度と該加熱時間との関係情報にて
なる条件であり、該関係情報に基づいて上記加熱制御が
行うことができる。
【0019】上記バンプ形成済部品の搬入前にて、上記
半導体部品の上記電極上に上記バンプを形成し、該バン
プ形成時には、上記半導体部品に損傷を生じさせない非
損傷温度に、上記バンプが形成されるバンプ形成部を温
度制御し、上記バンプ形成後、上記非損傷温度を超える
温度による上記接合強度改善条件による加熱制御を行う
ことができる。
【0020】ほぼ全てのバンプ形成に要したバンプ形成
時間(TE−TS)に基づいて上記接合強度改善条件を
求め、求めた接合強度改善条件にて上記加熱制御を行う
ことができる。
【0021】上記加熱による上記接合強度の改善が得ら
れる加熱適切時間(T)が上記バンプ形成時間を超える
とき、上記接合強度改善条件は、上記接合強度の目標値
(P0)を得る第1加熱時間(TB)による加熱を行う
ことができる。
【0022】上記加熱による上記接合強度の改善が得ら
れる加熱適切時間(T)が上記バンプ形成時間以下であ
るとき、上記接合強度改善条件は、上記バンプ形成時間
から上記加熱適切時間を差し引いた第2加熱時間(Y
A)による加熱を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態である、バンプ
強度改善装置、及び該バンプ強度改善装置にて実行され
る方法、並びに上記バンプ強度改善装置を備えたバンプ
形成装置について、図を参照しながら以下に説明する。
尚、各図において同じ構成部分については同じ符号を付
している。図1は、本実施形態の一例である上記バンプ
強度改善装置を備えた上記バンプ形成装置101を示し
ている。該バンプ形成装置101では、処理対象である
半導体部品は、半導体ウエハ上に形成された各電子回路
を切り分けて得られる半導体チップであり、該半導体チ
ップの電極1上にバンプ2が形成される。しかしながら
上記半導体部品は上記半導体チップに限定されるもので
はなく、上記半導体ウエハであってもよく、この場合、
半導体ウエハの電極1上にバンプ2を形成するバンプ形
成装置が構成される。
【0024】上記バンプ形成装置101は、半導体チッ
プ供給装置111と、半導体チップ搬送装置112と、
バンプ形成部113と、レベリング装置114と、完成
品収納装置115と、ボンディングステージ116と、
制御装置117と、を備える。上記半導体チップ供給装
置111は、上記半導体チップを上記半導体チップ搬送
装置112へ供給する装置であり、収納トレイ部111
1と、トレイ搬送装置1112とを有する。上記収納ト
レイ部1111は、上記半導体チップを収納するトレイ
を図示するように層状に収納可能である。トレイ搬送装
置1112は、上記収納トレイ部1111を図示するX
方向に沿って装荷位置と取出位置との間にて搬送する装
置であり、本実施形態ではボールネジを駆動モータ11
13にて駆動して移動動作を行う送り機構を有する。
尚、上記装荷位置は、トレイ搬送装置1112に収納ト
レイ部1111を装荷可能な位置であり、上記取出位置
は上記半導体チップ搬送装置112にて収納トレイ部1
111から収納されている半導体チップを取り出し可能
な位置である。尚、トレイ搬送装置1112は、制御装
置117に接続され動作制御される。
【0025】上記半導体チップ搬送装置112は、上記
半導体チップ供給装置111から上記半導体チップを取
り出して上記ボンディングステージ116上に載置し、
さらに、後述するバンプ形成済半導体チップ11を上記
ボンディングステージ116上から後述のレベリング装
置114を介して完成品収納装置115まで搬送する装
置であり、チップ搬送機構1121と、チップ規正機構
1122とを有する。上記チップ搬送機構1121は、
図2に示すように、上記X方向への搬送を行うX方向移
動機構11211と、上記X方向に直交するY方向への
搬送を行うY方向移動機構11212と、チップ保持部
11213とを有する。上記X方向移動機構11211
は、本実施形態ではボールネジを駆動モータ11214
にて駆動して移動動作を行う送り機構を有し、該送り機
構には上記Y方向移動機構11212が取り付けられて
いる。上記Y方向移動機構11212は、駆動モータ1
1215にて駆動する送り機構を有し、該送り機構には
上記チップ保持部11213が取り付けられている。該
チップ保持部11213は、本実施形態では吸引装置1
1216による吸着動作にて上記半導体チップを保持す
る。上記駆動モータ11214、上記Y方向移動機構1
1212、上記駆動モータ11215、及び上記吸引装
置11216は、制御装置117にて動作制御される。
このようなチップ搬送機構1121は以下のように動作
する。
【0026】即ち、X方向移動機構11211及びY方
向移動機構11212を駆動しチップ保持部11213
を上記取出位置に配置させて、チップ保持部11213
にて上記半導体チップ供給装置111から上記半導体チ
ップを取り出し保持する。該保持後、再びX方向移動機
構11211及びY方向移動機構11212を駆動し
て、上記半導体チップを保持しているチップ保持部11
213を上記ボンディングステージ116まで移動さ
せ、上記半導体チップを上記ボンディングステージ11
6上に載置する。上記半導体チップの電極1上にバンプ
2が形成された後、再びチップ保持部11213にてバ
ンプ形成済半導体チップ11を保持し、該保持後、再び
X方向移動機構11211及びY方向移動機構1121
2を駆動して、上記ボンディングステージ116上から
上記レベリング装置114のレベリングステージ114
1上にバンプ形成済半導体チップ11を載置する。さら
に、レベリング装置114にてバンプ高さを揃えた後、
チップ保持部11213にてバンプ形成済半導体チップ
11を保持し、該保持後、再びX方向移動機構1121
1及びY方向移動機構11212を駆動して、レベリン
グステージ1141上から完成品収納装置115へ搬送
する。
【0027】上記チップ規正機構1122は、上記ボン
ディングステージ116上に載置された半導体チップの
位置規正を行う装置であり、位置規正用部材11221
と、該位置規正用部材11221をX,Y方向に移動さ
せる部材移動機構11222とを有する。
【0028】上記ボンディングステージ116は、載置
され位置規正された上記半導体チップを、本実施形態で
は吸着により保持するとともにバンプ形成用温度に加熱
するステージであり、該ボンディングステージ116に
は上記吸着用の吸引装置1161及び上記加熱用の加熱
装置1162が接続されている。尚、吸引装置1161
及び上記加熱用の加熱装置1162は、制御装置117
に接続されそれぞれ動作制御がなされる。又、本実施形
態では、上記ボンディングステージ116は、図3に示
すように、2つの半導体チップ10を載置可能なスペー
スを有し、該2つのスペースに交互に半導体チップ10
を載置することでタクトの向上を図ることができる。
尚、ボンディングステージ116の大きさは、半導体チ
ップ10を2つ載置可能な大きさに限定されるものでは
なく、3つ以上載置可能な大きさであってもよく、一
方、タクト向上を考慮しなければ1つの半導体チップ1
0を載置可能な大きさでもよい。
【0029】さらに、本実施形態では、上記加熱装置1
162は、半導体チップ10の電極1上にバンプ2が形
成された、バンプ形成済部品に相当するバンプ形成済半
導体チップ11に対して電極1とバンプ2との接合強度
の改善を図る接合強度改善条件による加熱をも行う。該
接合強度改善条件による加熱の詳細については後述す
る。又、本実施形態では、ボンディングステージ116
において上記接合強度改善条件による加熱が行なわれ
る、加熱処理部に相当する接合強度改善用スペース11
63は、網目模様にて示した場所であるが、この位置に
限定されるものではなく、例えば図3に点線にて示すよ
うな場所に設けることもできるし、さらには後述のよう
にボンディングステージ116以外の構成部分に設ける
こともできる。又、接合強度改善用スペース1163
は、本実施形態では、2つのバンプ形成済半導体チップ
11を載置可能な大きさを有するが、これに限定される
ものではなく、3つ以上又は1つのバンプ形成済半導体
チップ11を載置可能な大きさでもよい。
【0030】上記バンプ形成部113は、上記ボンディ
ングステージ116上に保持されている半導体チップ1
0の電極1にバンプ2を形成する装置であり、バンプ形
成用ヘッド1131と、X,Yテーブル1132とを有
する。尚、本実施形態では、1台のバンプ形成部113
にてバンプ形成を行う。上記バンプ形成用ヘッド113
1は、バンプ2となる金線を供給すると伴に該金線先端
部分を溶融させてバンプ2となる、イニシャルボールと
呼ばれる溶融ボールを形成する金線供給部と、電極1上
へのバンプ形成時に上記溶融ボールを上記電極1上へ押
圧すると伴に超音波振動を付与する押圧振動部1131
1とを有し、上記X,Yテーブル1132に取り付けら
れている。X,Yテーブル1132は、バンプ形成用ヘ
ッド1131をX方向に移動させる、例えばモータにて
なる第1駆動源11321と、バンプ形成用ヘッド11
31をY方向に移動させる、例えばモータにてなる第2
駆動源11322とを有し、第1駆動源11321及び
第2駆動源11322による駆動によりバンプ形成用ヘ
ッド1131をX,Y方向に移動させ、半導体チップ1
0の所望の電極1上に上記溶融ボールを配置する。上記
第1駆動源11321、第2駆動源11322、及び押
圧振動部11311は制御装置117に接続され、上述
のように半導体チップ10の所望の電極1上に上記溶融
ボールを配置して、かつ電極1上にバンプ2を形成する
ように、制御装置117にて動作制御される。
【0031】上記レベリング装置114は、上記バンプ
形成部113にて上記半導体チップ10の電極1上に形
成されたバンプ2の高さを揃えるための装置であり、図
5に示すように、レベリングステージ1141と、プレ
ス装置1142と、バンプ高さ検査装置1143とを有
する。上記レベリングステージ1141は、バンプ形成
済半導体チップ11を載置して吸着により保持するとと
もに、例えばモータにてなる駆動源11441を有する
移動機構1144によりY方向に可動である。上記プレ
ス装置1142は、バンプ形成済半導体チップ11上に
形成されている全てのバンプ2に接触する押圧板114
21を有し、ステージ114上に保持されているバンプ
形成済半導体チップ11の厚み方向に上記押圧板114
21を移動させることで各バンプ2を押圧して、バンプ
形成済半導体チップ11の例えばバンプ形成面からのバ
ンプ2の高さを揃える。バンプ高さ検査装置1143
は、上記プレス装置1142にて処理されたバンプ2の
高さを検査する装置であり、例えばモータにてなる駆動
源11432を有する移動機構11431に取り付けら
れてX方向に可動である。尚、上記駆動源11412、
11432、プレス装置1142、及びバンプ高さ検査
装置1143のそれぞれは、制御装置117に接続され
動作制御される。
【0032】上記完成品収納装置115は、上記バンプ
形成済半導体チップ11を収納する装置であり、上述の
半導体チップ供給装置111と同様に、上記バンプ形成
済半導体チップ11を収納する収納トレイ1151と、
該収納トレイ1151を搬送するトレイ搬送装置とを有
する。尚、完成品収納装置115は制御装置117にて
動作制御される。
【0033】以上説明したようなバンプ形成装置101
では、特徴的な構成部分の一つとして、さらに、上述の
制御装置117を含むバンプ強度改善装置が設けられて
いる。該バンプ強度改善装置について以下に詳しく説明
する。図6は、Si半導体基板にてなる半導体チップ
の、又はSi半導体ウエハの、アルミニウムの電極1上
に金にてなるバンプ2を形成したバンプ形成済半導体チ
ップについて、50℃及び100℃にてそれぞれ加熱し
た場合、電極1とバンプ2との接合界面におけるせん断
力とバンプ形成後の経過時間との関係を示している。該
図6から明らかなように、バンプ形成後、適切な温度に
てバンプ形成済半導体チップ又はバンプ形成済半導体ウ
エハを適切な時間にて保温することで、上記せん断力、
即ち電極1とバンプ2との接合強度を増加させることが
できることがわかる。該現象は、適切な温度にてバンプ
形成済半導体チップ又はバンプ形成済半導体ウエハを保
温することで、上記接合界面部分において電極1のアル
ミニウムとバンプ2の金との材料拡散が進行し、それに
より上記接合強度が増すものと考えられる。
【0034】又、例えば半導体チップの電極1上にバン
プ2を形成する場合には、従来から上記半導体チップの
加熱を行なっているが、図6の結果から、バンプ形成時
における半導体チップの加熱温度は比較的低温なバンプ
形成時温度であっても、バンプ形成後、上記バンプ形成
時温度を超える温度にてバンプ形成済半導体チップを加
熱することで上記接合強度を向上させることができるこ
とがわかる。さらに図6から判るように、必要以上に上
記バンプ形成済半導体チップ又はバンプ形成済半導体ウ
エハを加熱すると、逆に上記接合強度は劣化してくる。
これは、電極1のアルミニウムが熱劣化してくることに
起因すると考えられる。
【0035】又、図7は、バンプ形成時における上記半
導体チップ又は上記半導体ウエハのバンプ形成時温度
と、上記せん断力との関係を示しており、この図7から
判るように、上記せん断力を向上させるためには比較的
高温、つまり図7から判断すると約100〜約250℃
程度にてバンピングするのが好ましい。又、図6を参照
して上述したように、必要以上の加熱は上記せん断力の
劣化を招くことから、例えば図8に示すような、加熱温
度と加熱時間との関係が存在する。よって、バンプ2の
形成後、上記接合強度を増加させるように接合強度の改
善を図る接合強度改善条件としては、上記バンプ形成済
半導体チップ又はバンプ形成済半導体ウエハを加熱する
温度及び時間を変数とする条件と言える。
【0036】尚、図8において、例えば上記バンプ形成
済半導体チップについて、100℃にて加熱するときに
は一例として約3時間±α時間の加熱時間が好ましく、
200℃にて加熱するときには一例として約1時間±β
分の加熱時間が好ましく、300℃にて加熱するときに
は一例として約1分±γ秒の加熱時間が好ましい。ここ
で、上記α時間の一例としては約1時間であり、上記β
分の一例としては約15分であり、上記γ秒の一例とし
ては約20秒である。上述のように上記接合強度の増加
は、電極1の材料とバンプ2の材料との拡散の促進に起
因すると考えられるため、このような接合強度改善条件
は、電極1の材質、電極1の大きさ、バンプ2の材質、
バンプ2の大きさ、上記半導体チップや上記半導体ウエ
ハを構成する半導体基板の材質、及び該半導体基板の大
きさの少なくとも一つについて決定され、好ましくは、
電極1の材質及び大きさ、バンプ2の材質及び大きさ、
並びに上記半導体チップや上記半導体ウエハを構成する
半導体基板の材質及び大きさの少なくとも一組につい
て、又はこれら各組の組合せによって決定される。
【0037】上記接合強度改善条件の一例として、Si
半導体基板の一辺6mmの正方形状の半導体チップであ
り、電極1は、アルミニウムにてなり一つの大きさが一
辺100μmの正方形であり厚みが1μmであり、バン
プ2は、金にてなり図17に示すD寸法がφ80μm、
台座高さであるH寸法が20μmである。このような半
導体チップに対して、バンプ形成後、200℃で1時間
の加熱を行なった。この結果、上記せん断力は、バンプ
形成時では500mNであったのが加熱処理後で800
mNと向上した。
【0038】上記半導体チップにおいても、1チップ当
たり例えば100個前後の電極1が存在しそれらに順次
バンプ2が形成されていくことから、1番目にバンプ2
が形成されてから全ての電極1にバンプ2が形成される
までには時間が経過する。上述のように、バンプ形成時
には半導体チップや半導体ウエハは加熱されており、バ
ンプ形成後の加熱により上記接合強度は向上することか
ら、例えば1番目に形成されたバンプ2の接合強度と、
最後に形成されたバンプ2の接合強度とでは差異が生じ
る。よって、1チップ内における各バンプ2の接合強度
は不均一であるという問題がある。該問題は、半導体ウ
エハ上の全ての電極1にバンプ2を形成するときにはさ
らに大きくなる。
【0039】又、Si半導体基板の場合には、バンプ形
成時の温度及びその後の加熱温度は、ともに比較的粗い
温度管理でも良いが、GaAs、LiTaO3、及びL
iNbO3のような化合物半導体基板の場合や水晶基板
の場合には、Si基板の場合における温度にてバンプ形
成を行なったときには反り等による基板損傷発生の可能
性が高い。よってバンプ形成時には、上記損傷が発生し
ない非損傷温度にて、具体的にはSi基板の場合よりも
低い温度にて半導体チップや半導体ウエハの加熱を行な
い、かつバンプ形成後の加熱温度も比較的低温で行う必
要がある。尚、Si半導体基板の場合には、バンプ形成
用温度を超える温度にてバンプ形成後の加熱を行うこと
ができる。よって、上記非損傷温度を超える温度にてバ
ンプ形成後の加熱を行うことができる。
【0040】そこで、図6〜図8を参照して説明したよ
うにバンプ形成後の加熱温度及び加熱時間にて上記接合
強度を増すことが可能であることを利用して、本実施形
態では、上記接合強度の不均一さを改善し半導体部品の
品質を従来に比べて向上させる上記バンプ強度改善装置
を備えている。該バンプ強度改善装置は、本実施形態の
バンプ形成装置101では、上記制御装置117と、上
記接合強度改善用スペース1163を有するボンディン
グステージ116に備えた加熱装置1162とによって
構成される。制御装置117は、上記接合強度改善条件
による加熱制御を上記加熱装置に行う。本実施形態のよ
うに、ボンディングステージ116に加熱装置1162
及び接合強度改善用スペース1163を設けることで、
加熱装置1162をバンプ形成する際の加熱用と、バン
プ形成後の加熱用との両方に兼用できる点で有益であ
る。本実施形態では、加熱装置1162は、ヒータと該
ヒータ電力供給部とから構成される。
【0041】しかしながら、上記接合強度の向上のた
め、バンプ形成後のバンプ形成済半導体部品を加熱すれ
ばよいことから、加熱装置1162及び該加熱装置11
62にて加熱制御される部分である接合強度改善用スペ
ース1163は、上記ボンディングステージ116に設
ける形態に限定されるものではない。例えば図9に示す
ように、上記レベリング装置114のレベリングステー
ジ1141に相当するレベリング装置214におけるス
テージ2141を上記接合強度改善用スペース1163
とし、上記ステージ2141に上記加熱装置1162を
備え、バンプ2の高さ揃えのためにステージ2141上
に載置された一若しくは複数のバンプ形成済半導体部品
に対して上記接合強度改善条件による加熱制御を行うよ
うに構成することもできる。
【0042】又、図10に示すように、上記完成品収納
装置115の収納トレイ1151に相当する完成品収納
装置215の収納トレイ2151に上記加熱装置116
2を備え、一若しくは複数のバンプ形成済半導体部品に
対して上記接合強度改善条件による加熱制御を行うよう
に構成することもできる。より具体的に説明すると、上
記加熱装置1162として、例えば、収納トレイ215
1を構成する筐体側面にヒータを設けたり、又は収納ト
レイ1151を移動させる上記トレイ搬送装置にヒータ
を設け、該ヒータの加熱を制御して該収納トレイ215
1又は収納トレイ1151内に収納される上記バンプ形
成済半導体部品に対して上記接合強度改善条件による加
熱制御を行う。この場合、上記収納トレイ2151の内
部、及び収納トレイ1151の内部が上記接合強度改善
用スペース1163に相当する。又、この場合、上記バ
ンプ形成済半導体部品を収納トレイ2151に収納して
いる間に接合強度の改善が図られるため、タクト面から
も有利である。
【0043】さらに又、図11に示すように、バンプ形
成装置に新たに加熱ステージ280を設け、該加熱ステ
ージ280上に一若しくは複数のバンプ形成済半導体部
品を載置し、該バンプ形成済半導体部品に対して上記接
合強度改善条件による加熱制御を行うように構成するこ
ともできる。
【0044】上記制御装置117が上記加熱装置116
2に対して実行する上記接合強度改善条件による加熱制
御について説明する。図6〜図8を参照して上述したよ
うに、上記接合強度改善条件は、電極1の材質及び大き
さ、バンプ2の材質及び大きさ、並びに上記半導体チッ
プや上記半導体ウエハを構成する半導体基板の材質及び
大きさのそれぞれについて、又はこれらの組合せによっ
て決定され、バンプ形成済半導体部品に相当するバンプ
形成済半導体チップやバンプ形成済半導体ウエハを加熱
する温度及び時間を変数とする条件である。よって、本
実施形態では制御装置117の記憶部1171に、予
め、図6〜図8を参照して上述した上記接合強度改善条
件による上記加熱温度及び時間を制御する接合強度改善
用プログラムを格納している。尚、該プログラムは、記
憶部1171に予め格納しなくてもよく、上記接合強度
改善用プログラムを記録したCD−ROM等の記録媒体
から読み出して格納するようにしてもよく、又、通信線
を介して格納するようにしてもよい。
【0045】上記接合強度改善用プログラムの一例とし
て、例えばSi半導体基板にてなる半導体チップや半導
体ウエハの場合、上記ボンディングステージ116上で
のバンプ2の形成時における半導体チップや半導体ウエ
ハの加熱温度は、約200℃とし、バンプ形成後、上記
接合強度改善用スペース1163に載置したバンプ形成
済半導体チップやバンプ形成済半導体ウエハの接合強度
改善用の温度は、約250℃とし、加熱時間は30分と
する。上述のように半導体基板の材質がSiであるとき
には、バンプ形成時温度、及び接合強度改善用の温度は
比較的粗く制御でき、上記接合強度改善用の温度はバン
プ形成時温度に比べて、高くても、低くても、又は同温
でもかまわない。
【0046】一方、上述の化合物半導体基板にてなる半
導体チップや半導体ウエハや、物理的な損傷を受けやす
い半導体チップや半導体ウエハの場合には、バンプ形成
時温度を約250℃以上とすると割れ等の損傷が生じる
可能性があるので、バンプ形成時温度、及び接合強度改
善用温度ともに、Si半導体基板にてなる場合に比べて
低い、上記非損傷温度とする。よって、接合強度改善用
温度による加熱時間は、Si半導体基板の場合に比べて
長くなる。具体例としては、バンプ形成時におけるバン
プ形成用温度は、150℃であり、バンプ形成後におけ
る接合強度改善用温度は、200℃であり、接合強度改
善用温度による加熱時間は、1時間である。
【0047】さらに又、上記制御装置117は次のよう
な動作制御を行うこともできる。上述のように上記接合
強度改善用スペース1163には、上記バンプ形成済半
導体チップやバンプ形成済半導体ウエハが複数個配置さ
れ、又、上述のようにバンプ形成後の加熱時間の経過に
より上記接合強度は向上する。よって、例えば上記加熱
ステージ280を例に採り図12を参照して説明する
が、加熱ステージ280における接合強度改善用スペー
ス1163を予め複数に区画し、各区画毎に加熱装置1
162を設ける。図12に示す例では、接合強度改善用
スペース1163を5つに区画2801−1〜2801
−5に分割し、それぞれの区画2801−1〜2801
−5を加熱処理部として別個に加熱制御可能なように、
各区画2801−1〜2801−5毎に、加熱装置11
62−1〜1162−5を配置するとともに、各区画2
801−1〜2801−5毎の温度測定を行う、例えば
熱電対である温度測定センサ2802−1〜2802−
5を設けている。加熱装置1162−1〜1162−5
及び温度測定センサ2802−1〜2802−5は、制
御装置117に接続されている。
【0048】このような構成において、制御装置117
は、各区画2801−1〜2801−5毎に、上記バン
プ形成済半導体チップやバンプ形成済半導体ウエハの載
置後の経過時間と加熱温度とを、それぞれの区画280
1−1〜2801−5に載置されたバンプ形成済半導体
チップやバンプ形成済半導体ウエハにおける上記接合強
度が適切値以上となるように、上記接合強度改善条件に
て制御する。
【0049】さらに又、図13に示すように、個々の半
導体チップ10に切り分ける前の半導体ウエハ20に対
して、各半導体チップ10となる回路部分で1番目の回
路部分21−1から最後の回路部分21−nまで、矢印
にて示す順にて、全ての回路部分21の電極1に、1台
のバンプ形成部113にてバンプ2を形成するような場
合、上記制御装置117は、特に次のような動作制御を
行うのが好ましい。即ち、特に半導体ウエハ20の場
合、上記回路部分21−1にバンプ2が形成された後、
上記回路部分21−nにバンプ2が形成終了するまで比
較的長時間を要することから、バンプ形成後の加熱時間
が各回路部分21によって異なる。該半導体ウエハ20
にバンプ2が形成された後のバンプ形成後半導体チップ
及びバンプ形成後半導体ウエハに対して加熱を行なった
場合、上述の説明でも述べたが上記接合強度の変化は、
具体的には例えば図6に示すように、概念的には図14
に示す接合強度曲線190のように、バンプ形成後、あ
る時間までは加熱時間の経過とともに増していくが、ピ
ーク値を過ぎると低下するという経過をたどる。つま
り、必要以上にバンプ形成後の加熱を行なったときには
上記接合強度は劣化してしまう。よって、初期にバンプ
形成が行なわれた回路部分21に対するバンプ形成後の
加熱は、短時間若しくは不要であり、後期にバンプ形成
が行なわれた回路部分21については上記初期のものに
比べて長い時間の加熱が可能である。このように、バン
プ2の上記接合強度は、それぞれの回路部分21で異な
ることから、半導体ウエハ20の全ての回路部分21に
おいて、バンプ2の接合強度を向上させ、かつできるだ
け均一化するためには、制御装置117による以下に説
明するような加熱制御が必要となる。
【0050】つまり、図15に示すように、制御装置1
17は、ステップ(図内では「S」にて示す)1にて、
半導体ウエハ20上に最初にバンプ2を形成し始めたと
きの開始時刻TSと、全ての電極1にバンプ2を形成し
終わったときの終了時刻TEとを計測し記憶する。次の
ステップ2では、上記半導体チップ搬送装置112に対
応したウエハ用の搬送装置にて、ボンディングステージ
116から例えば上記加熱ステージ280における接合
強度改善用スペース1163にバンプ形成済半導体ウエ
ハ20を載置する。
【0051】次に、ステップ3にて制御装置117は、
上記終了時刻TEから上記開始時刻TSを差し引いた時
間である全バンプ形成時間(TE−TS)に基づいて上
記接合強度改善条件を求め、求めた接合強度改善条件に
て上記加熱装置1162の加熱制御を行う。即ち、上記
接合強度曲線190にて示されるように予め上記接合強
度の変化が判っており、さらにバンプ形成後の加熱によ
り得られる最大接合強度値P2が判っており、又、バン
プ形成後の加熱によって得たい最低の接合強度値である
最低接合強度値P1を設定したとき、ステップ3におい
て、まず、制御装置117は、上記接合強度曲線190
が上記最低接合強度値P1を通過する時刻であるT4及
び時刻T1から求まる時間、つまりバンプ形成後におけ
る加熱にて上記接合強度の改善が得られる加熱適切時間
Tを求める。次に、制御装置117は、全てのバンプ形
成に要した実際の時間である上記全バンプ形成時間(T
E−TS)を、上記加熱適切時間Tが超えるか否かを判
断する。
【0052】上記加熱適切時間Tが上記全バンプ形成時
間(TE−TS)を超えるとき、換言すると、バンプ形
成後最も長く加熱が行なわれている1番目にバンプ形成
を行なった上記回路部分21−1について、さらに加熱
を続行しても上記接合強度の劣化が始まらず上記接合強
度の向上が確実であるとき、ステップ4及びステップ5
が実行される。ステップ4では、上記接合強度の目標値
P0を得ることができる上記接合強度改善条件を制御装
置117は求める。具体的には、上記接合強度曲線19
0に基づいて上記目標値P0以上の接合強度が得られる
時間TBを求め、該時間TBに対応する第1加熱時間T
0Bを求める。そしてステップ5にて、制御装置117
は、上記接合強度改善条件にて、具体的には上記第1加
熱時間T0Bにて上記加熱装置1162の加熱制御を行
ない上記バンプ形成済半導体ウエハ20のバンプ形成後
加熱を行う。このときの加熱温度は、上述のように、半
導体基板の材質や、電極1の材質及びサイズや、バンプ
2の材質及びサイズ等に基づいて、制御装置117によ
って決定される。
【0053】一方、ステップ3にて上記加熱適切時間T
が上記全バンプ形成時間(TE−TS)以下であると
き、換言すると、バンプ形成後最も長く加熱が行なわれ
ている1番目にバンプ形成を行なった上記回路部分21
−1について、これ以上、加熱を続行すると上記接合強
度が上記最低接合強度値P1未満となってしまうとき、
ステップ6及びステップ7が実行される。ステップ6で
は、上記接合強度改善条件に相当する、上記全バンプ形
成時間(TE−TS)から上記加熱適切時間Tを差し引
いた時間TAを制御装置117は求め、該時間TAに対
応する第2加熱時間T0Aを求める。そしてステップ7
にて、制御装置117は、上記接合強度改善条件にて、
具体的には上記第2加熱時間T0Aにて上記加熱装置1
162の加熱制御を行ない上記バンプ形成済半導体ウエ
ハ22のバンプ形成後加熱を行う。このときの加熱温度
も、上述のように、半導体基板の材質や、電極1の材質
及びサイズや、バンプ2の材質及びサイズ等に基づい
て、制御装置117によって決定される。
【0054】次に、ステップ8では、ウエハ用の上記搬
送装置にて、上記加熱ステージ280における接合強度
改善用スペース1163からバンプ形成済半導体ウエハ
22を、次工程の上記レベリング装置114のステージ
上へ搬送する。
【0055】上述の説明では、上記全バンプ形成時間
(TE−TS)に基づいて上記接合強度改善条件を求め
たが、全てのバンプ2の形成時間に基づかなくとも、ほ
ぼ全てのバンプ2の形成時間に基づいて上記接合強度改
善条件を求めてもよい。ここで、ほぼ全てのバンプ2と
は、全バンプの約8割以上のバンプ2が相当する。
【0056】又、上述の説明では、処理対象としての半
導体部品に半導体ウエハを例に採ったが、上記半導体チ
ップに対しても上記全バンプ形成時間(TE−TS)に
基づいて上記接合強度改善条件を求める、上述の制御方
法を適用することもできる。
【0057】又、上述したステップ1〜ステップ8の制
御動作は、バンプ形成済半導体ウエハ22の全体を一様
に加熱する場合の動作であるが、図12を参照して説明
した加熱制御方法に準じてバンプ形成済半導体ウエハ2
2を加熱することもできる。例えば図16に図示するよ
うに、区画2801−1には、最初にバンプ2が形成さ
れた回路部分21−1を含む第1群の回路部分21が配
置され、次の区画2801−2には、上記第1群よりも
時間的に遅くバンプ2が形成された第2群の回路部分2
1が配置され、次の区画2801−3には、上記第2群
よりも時間的に遅くバンプ2が形成された第3群の回路
部分21が配置され、次の区画2801−4には、上記
第3群よりも時間的に遅くバンプ2が形成された第4群
の回路部分21が配置され、次の区画2801−5に
は、最後にバンプ2が形成された回路部分21−nを含
む第5群の回路部分21が配置される。
【0058】よって、制御装置117の制御により、バ
ンプ形成済半導体ウエハ22内において、他の回路部分
21へのバンプ形成のための加熱によるバンプ形成後の
加熱時間が比較的長い上記第1群の回路部分21が配置
されている区画2801−1に設けられている加熱装置
1162−1に対しては加熱を行なわない、若しくは比
較的短時間の加熱を行う、若しくは加熱温度を他の区画
2801に比べて低くして加熱を行うことができる。以
下、区画2801−2〜区画2801−5の加熱装置1
162−2〜加熱装置1162−5に対して、制御装置
117は、バンプ形成後経過時間に応じた温度管理を行
うことが可能である。具体的には、区画2801−2〜
区画2801−5の加熱装置1162−2〜加熱装置1
162−5に対して、順次、加熱温度を高く設定した
り、若しくは加熱時間を長く設定したり、又は加熱温度
を高くかつ加熱時間を長く設定したりすることができ
る。
【0059】このようにバンプ形成済半導体ウエハ22
において、バンプ形成後経過時間に応じて区画された各
領域をそれぞれ独立して加熱制御することでも、バンプ
形成済半導体ウエハ22の全ての回路部分21において
バンプ2の接合強度を向上させ、かつ均一化することが
できる。
【0060】以上のように構成されるバンプ形成装置1
01において、半導体部品が搬入されバンプ形成済部品
が完成品収納装置115に収納されるまでの動作につい
て説明する。尚、上記動作は制御装置117にて制御さ
れる。又、上記半導体部品は上記半導体チップを例に採
る。
【0061】半導体チップ供給装置111の収納トレイ
111から、半導体チップ搬送装置112に備わるチッ
プ保持部11213によって半導体チップ10が保持さ
れ、該チップ保持部11213が半導体チップ搬送装置
112に備わるX方向移動機構11211及びY方向移
動機構11212にて移動されて、半導体チップ10は
ボンディングステージ116上に載置される。ボンディ
ングステージ116上に載置された半導体チップ10
は、バンプ形成用温度に加熱されながら、半導体チップ
10の各電極1に対してバンプ形成部113にてバンプ
2が形成される。
【0062】バンプ2が形成されたバンプ形成済半導体
チップ11は、上記チップ保持部11213にて、当該
ボンディングステージ116に備わる接合強度改善用ス
ペース1163上に配置され、上述したように、制御装
置117による接合強度改善条件にてバンプ形成後の加
熱が行なわれる。
【0063】該バンプ形成後の加熱が終了後、バンプ形
成済半導体チップ11は、再びチップ保持部11213
にて保持され、レベリング装置114のレベリングステ
ージ1141上に載置される。載置されたバンプ形成済
半導体チップ11に対してレベリング装置114にてバ
ンプ高さが均一化される。バンプ高さが均一化されたバ
ンプ形成済半導体チップ11は、再びチップ保持部11
213にて保持され、搬送されて、完成品収納装置11
5の収納トレイ1151に収納される。
【0064】尚、上述したように本実施形態では、ボン
ディングステージ116及び接合強度改善用スペース1
163には複数のバンプ形成済半導体チップ11が載置
可能であるので、ボンディングステージ116でのバン
プ形成時にバンプ形成済半導体チップ11を接合強度改
善用スペース1163へ移送したり、接合強度改善条件
による加熱を開始する前、若しくはほぼ同時に、既に接
合強度改善条件による加熱がなされたバンプ形成済半導
体チップ11をレベリング装置114へ移送したりする
ことができる。該動作により、タクトの改善を図ること
ができる。
【0065】上述した実施形態は、バンプ形成装置10
1に上記バンプ強度改善装置を備えた場合を例に採って
いる。しかしながらこれに限定されるものではなく、上
記制御装置117及び上記加熱装置1162を有する例
えば上記ボンディングステージ116を有するバンプ強
度改善装置を別個独立して構成してもよい。又、このよ
うに構成した場合、上記独立したバンプ強度改善装置に
は、既にバンプ2が形成されたバンプ形成済半導体チッ
プ11やバンプ形成済半導体ウエハ22を搬入すること
になる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
バンプ強度改善装置、及び第2態様のバンプ強度改善方
法、並びに第3態様のバンプ形成装置によれば、加熱装
置及び制御装置を備え、バンプ形成後において、上記接
合強度の改善を図る接合強度改善条件にて半導体部品の
加熱を行うようにした。よって、バンプ形成時には、上
記半導体部品の各バンプにおける接合強度が当該半導体
部品において不均一であっても、上記接合強度改善条件
による加熱を行うことで、ほぼ均一化することができ
る。よって、上記半導体部品の品質を従来に比べて向上
することができる。又、弱耐熱部品の接合強度確保にも
有益である。
【0067】上記接合強度改善条件は、加熱時間及び加
熱温度を変数とした条件であり、例えば半導体部品の材
質及び大きさ等によって変化可能である。よって、例え
ばバンプ形成時におけるバンプ形成用温度を比較的高温
とすると、材質上、物理的に損傷が発生する半導体部品
に対しては、上記バンプ形成用温度を比較的低い温度に
設定し、上記接合強度改善条件においても比較的低温で
長い時間にわたり上記半導体部品を加熱することで、上
記接合強度をほぼ均一化し、上記半導体部品の品質を従
来に比べて向上することができる。
【0068】又、上記加熱装置には、複数の半導体部品
を載置可能に構成することで、上記接合強度改善条件に
よる加熱と、他の動作とを並行処理することができ、タ
クトの向上を図ることができる。
【0069】又、処理対象である上記半導体部品が半導
体ウエハであるときには、半導体チップである場合に比
べて、バンプ形成開始から終了までの時間が長いので、
上記バンプ形成開始から終了までの時間と、バンプ形成
後の加熱により接合強度の改善が得られる加熱適切時間
との関係に基づいて上記接合改善条件を定めることがで
きる。このように上記接合改善条件を定めることで、上
記半導体ウエハ上の全バンプの上記接合強度をほぼ均一
化し、バンプ形成済みの半導体ウエハの品質を従来に比
べて向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のバンプ形成装置の斜視図
である。
【図2】 図1に示す半導体チップ搬送装置を拡大した
斜視図である。
【図3】 図1に示すボンディングステージの拡大斜視
図である。
【図4】 図1に示すバンプ形成部の拡大斜視図であ
る。
【図5】 図1に示すレベリング装置の拡大斜視図であ
る。
【図6】 バンプと電極との接合強度について、加熱時
間との関係を加熱温度毎に示したグラフである。
【図7】 バンプ形成用温度とバンプの接合強度との関
係を示すグラフである。
【図8】 上記接合強度について、加熱時間と加熱温度
との関係を示すグラフである。
【図9】 図1に示すレベリング装置の変形例における
斜視図である。
【図10】 図1に示す完成品収納装置の変形例におけ
る斜視図である。
【図11】 図1に示すバンプ形成装置の変形例であっ
て加熱ステージを設けた場合の配置図である。
【図12】 図1に示すバンプ形成装置の変形例であっ
て加熱ステージを複数の区画に分割して各区画毎の温度
制御を可能にする上記加熱ステージを示す図である。
【図13】 処理対象が半導体ウエハであるときの、バ
ンプ形成順を示す図である。
【図14】 処理対象が半導体ウエハであるとき、接合
強度改善条件を求め方の一例を説明するための図であ
り、接合強度とバンプ形成後加熱時間との関係を示すグ
ラフである。
【図15】 図14を参照した上記接合強度改善条件の
求め方を示すフローチャートである。
【図16】 図1に示すバンプ形成装置の変形例であっ
て、処理対象が半導体ウエハであるとき、加熱ステージ
を複数の区画に分割して各区画毎の温度制御を可能にす
る上記加熱ステージを示す図である。
【図17】 電極上に形成されるバンプの形状を示す図
である。
【符号の説明】
1…電極、2…バンプ、10…半導体チップ、11…バ
ンプ形成済半導体チップ、20…半導体ウエハ、22…
バンプ形成済半導体ウエハ、101…バンプ形成装置、
114…レベリングステージ、115…完成品収納装
置、116…ボンディングステージ、117…制御装
置、1162…加熱装置、1163…接合強度改善用ス
ペース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前 貴晴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 東 和司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 金山 真司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 福本 健治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 和田 浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 成田 正力 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体部品(10、20)の電極(1)
    上にバンプ(2)が形成されたバンプ形成済部品(1
    1、22)に対してバンプ形成時の上記電極と上記バン
    プとの接合強度に比して該接合強度の改善を図る接合強
    度改善条件にて加熱を行う加熱装置(1162)と、 上記接合強度改善条件による加熱制御を上記加熱装置に
    行う制御装置(117)と、を備えたことを特徴とする
    バンプ強度改善装置。
  2. 【請求項2】 上記接合強度改善条件は、所望の上記接
    合強度を得るための加熱時間及び該加熱温度を変数とし
    た条件であり、上記制御装置は、上記半導体部品の材
    質、上記半導体部品の大きさ、上記電極の材質、上記電
    極の大きさ、上記バンプの材質、及び上記バンプの大き
    さの少なくとも一つについて、上記所望接合強度に達す
    るための加熱温度と該加熱時間との関係情報にてなる上
    記接合強度改善条件を有し、該接合強度改善条件に基づ
    いて上記加熱装置の加熱制御を行う、請求項1記載のバ
    ンプ強度改善装置。
  3. 【請求項3】 上記制御装置が有する上記接合強度改善
    条件は、上記半導体部品の材質及び大きさ、上記電極の
    材質及び大きさ、並びに上記バンプの材質及び大きさの
    少なくとも一組について、又は各組の組合せについて、
    上記所望接合強度に達するための加熱温度と該加熱時間
    との関係情報である、請求項2記載の請求項1記載のバ
    ンプ強度改善装置。
  4. 【請求項4】 上記半導体部品は、半導体ウエハから切
    り分けたチップ部品である、請求項1から3のいずれか
    に記載のバンプ強度改善装置。
  5. 【請求項5】 上記加熱装置は、それぞれが少なくとも
    一つの上記チップ部品を載置する複数の加熱処理部(2
    801)を有する、請求項4記載のバンプ強度改善装
    置。
  6. 【請求項6】 上記制御装置は、上記加熱処理部に対し
    てそれぞれ独立して、各加熱処理部に備わるそれぞれの
    上記チップ部品におけるバンプ形成後経過時間に応じた
    温度管理を行う、請求項5記載のバンプ強度改善装置。
  7. 【請求項7】 上記加熱装置は、上記半導体部品上にバ
    ンプを形成するボンディングステージ(116)、又は
    上記バンプ形成済部品におけるバンプ高さを揃えるため
    のバンプレベリングステージ(114)、又は上記バン
    プ形成済部品を収納するバンプ形成済部品収納部(11
    5)のいずれかに設けられる、請求項1から6のいずれ
    かに記載のバンプ強度改善装置。
  8. 【請求項8】 上記半導体部品が半導体ウエハであると
    き、上記制御装置は、上記半導体ウエハ上へのほぼすべ
    てのバンプ形成に要したバンプ形成時間(TE−TS)
    に基づいて上記接合強度改善条件を求め、求めた接合強
    度改善条件にて上記加熱装置の加熱制御を行う、請求項
    1記載のバンプ強度改善装置。
  9. 【請求項9】 上記加熱による上記接合強度の改善が得
    られる加熱適切時間(T)が上記バンプ形成時間を超え
    るとき、上記接合強度改善条件は、上記接合強度の目標
    値(P0)を得る第1加熱時間(TB)による上記半導
    体ウエハの加熱である、請求項8記載のバンプ強度改善
    装置。
  10. 【請求項10】 上記加熱による上記接合強度の改善が
    得られる加熱適切時間(T)が上記バンプ形成時間以下
    であるとき、上記接合強度改善条件は、上記バンプ形成
    時間から上記加熱適切時間を差し引いた第2加熱時間
    (TA)による上記半導体ウエハの加熱である、請求項
    8記載のバンプ強度改善装置。
  11. 【請求項11】 上記加熱装置は、上記半導体ウエハを
    載置し上記半導体ウエハにおけるバンプ形成順に対応し
    た複数の加熱処理部(2801)を有し、上記制御装置
    は、上記加熱処理部に対してそれぞれ独立して、各加熱
    処理部に対応する上記半導体ウエハにおけるバンプ形成
    後経過時間に応じた温度管理を行う、請求項8から10
    のいずれかに記載のバンプ強度改善装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から11のいずれかに記載さ
    れたバンプ強度改善装置(117、1162)と、 半導体部品(10、20)を載置しかつ加熱して上記半
    導体部品の電極(1)上にバンプ(2)を形成するバン
    プ形成部(113)と、を備えたことを特徴とするバン
    プ形成装置。
  13. 【請求項13】 上記バンプ強度改善装置に備わる制御
    装置(117)は、さらに、上記バンプ形成部における
    バンプ形成時に上記半導体部品に損傷を生じさせない非
    損傷温度に上記バンプ形成部を温度制御し、バンプ形成
    後、上記加熱装置に対して上記非損傷温度を超える温度
    による接合強度改善条件による加熱制御を行う、請求項
    12記載のバンプ形成装置。
  14. 【請求項14】 半導体部品(10、20)の電極
    (1)上にバンプ(2)が形成されたバンプ形成済部品
    (11、22)を搬入し、 上記バンプ形成済部品に対して、バンプ形成時の上記電
    極と上記バンプとの接合強度に比して該接合強度の改善
    を図る接合強度改善条件に基づいて加熱制御を行う、こ
    とを特徴とするバンプ強度改善方法。
  15. 【請求項15】 上記接合強度改善条件は、所望の上記
    接合強度を得るための加熱時間及び該加熱温度を変数と
    した条件であり、上記半導体部品の材質、上記半導体部
    品の大きさ、上記電極の材質、上記電極の大きさ、上記
    バンプの材質、及び上記バンプの大きさの少なくとも一
    つについて、上記所望接合強度に達するための加熱温度
    と該加熱時間との関係情報にてなる条件であり、該関係
    情報に基づいて上記加熱制御が行われる、請求項14記
    載のバンプ強度改善方法。
  16. 【請求項16】 上記接合強度改善条件は、上記半導体
    部品の材質及び大きさ、上記電極の材質及び大きさ、並
    びに上記バンプの材質及び大きさの少なくとも一組につ
    いて、又は各組の組み合わせについて、上記所望接合強
    度に達するための加熱温度と該加熱時間との関係情報に
    てなる条件であり、該関係情報に基づいて上記加熱制御
    が行われる、請求項15記載のバンプ強度改善方法。
  17. 【請求項17】 上記バンプ形成済部品の搬入前にて、
    上記半導体部品の上記電極上に上記バンプを形成し、 該バンプ形成時には、上記半導体部品に損傷を生じさせ
    ない非損傷温度に、上記バンプが形成されるバンプ形成
    部を温度制御し、 上記バンプ形成後、上記非損傷温度を超える温度による
    上記接合強度改善条件による加熱制御を行う、請求項1
    4から16のいずれかに記載のバンプ強度改善方法。
  18. 【請求項18】 ほぼ全てのバンプ形成に要したバンプ
    形成時間(TE−TS)に基づいて上記接合強度改善条
    件を求め、求めた接合強度改善条件にて上記加熱制御を
    行う、請求項14から17のいずれかに記載のバンプ強
    度改善方法。
  19. 【請求項19】 上記加熱による上記接合強度の改善が
    得られる加熱適切時間(T)が上記バンプ形成時間を超
    えるとき、上記接合強度改善条件は、上記接合強度の目
    標値(P0)を得る第1加熱時間(TB)による加熱で
    ある、請求項18記載のバンプ強度改善方法。
  20. 【請求項20】 上記加熱による上記接合強度の改善が
    得られる加熱適切時間(T)が上記バンプ形成時間以下
    であるとき、上記接合強度改善条件は、上記バンプ形成
    時間から上記加熱適切時間を差し引いた第2加熱時間
    (YA)による加熱である、請求項18記載のバンプ強
    度改善方法。
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