JP2001332542A - 有機絶縁膜材料、その製造方法、有機絶縁膜の形成方法、及び、有機絶縁膜を設けた半導体装置 - Google Patents

有機絶縁膜材料、その製造方法、有機絶縁膜の形成方法、及び、有機絶縁膜を設けた半導体装置

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JP2001332542A
JP2001332542A JP2000154515A JP2000154515A JP2001332542A JP 2001332542 A JP2001332542 A JP 2001332542A JP 2000154515 A JP2000154515 A JP 2000154515A JP 2000154515 A JP2000154515 A JP 2000154515A JP 2001332542 A JP2001332542 A JP 2001332542A
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organic insulating
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film material
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Katsumi Suzuki
克己 鈴木
Shunichi Fukuyama
俊一 福山
Yoshihiro Nakada
義弘 中田
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機絶縁膜材料、その製造方法、有機絶縁膜
の形成方法、及び、有機絶縁膜を設けた半導体装置に関
し、低誘電率で耐熱性が高く、且つ、Cuの拡散に対す
るバリア性に優れた絶縁膜材料を提供する。 【解決手段】 アダマンタン環同士を酸素を介して結合
して構成されるポリアダマンタンエーテル、特に、重量
平均分子量が1000以上500000以下であるポリ
アダマンタンエーテルからなる絶縁膜形成材料を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有機絶縁膜材料、そ
の製造方法、有機絶縁膜の形成方法、及び、有機絶縁膜
を設けた半導体装置に関するものであり、特に、半導体
集積回路装置の多層配線構造を構成する層間絶縁膜に適
した低比誘電率で耐熱性にすぐれた絶縁材料に特徴のあ
る有機絶縁膜材料、その製造方法、有機絶縁膜の形成方
法、及び、有機絶縁膜を設けた半導体装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータからハイ
パフォーマンスコンピュータに至るまで、使用されてい
る半導体デバイスの高速化は著しく、多層配線部におけ
る配線抵抗と配線間の寄生容量に起因する信号伝搬速度
の低下による伝送遅延がコンピュータの演算速度を左右
するようになってきている。
【0003】この様な信号伝搬速度の低下は、配線間隔
が1μm以上の世代ではデバイス全体への影響が少なか
ったものの、半導体デバイスの高集積化に伴う配線幅及
び配線間隔の微細化につれて、配線抵抗が上昇し且つ、
寄生容量が増大してくるので、ますます問題になってい
る。例えば、配線間隔が1μm以下ではデバイス速度へ
の影響が大きくなり、特に、今後0.5μm以下の配線
間隔で回路を形成した場合、配線間の寄生容量がデバイ
ス速度への影響が大きくなる。
【0004】この様な配線による信号遅延Tは、配線抵
抗をRとし、配線間の寄生容量をCとした場合、 T∝C・R で表され、一方、寄生容量Cは、ε0 を真空の誘電率、
εr を層間絶縁膜の誘電率、Sを配線層の側面積、dを
配線層の間隔とした場合、 C=ε0 ・εr ・S/d で表されるため、信号遅延Tを小さくするためには、配
線層間の寄生容量を増大を防止すれば良い。そのために
は、配線層厚を薄くして断面積Sを小さくすれば良い
が、そうすると、配線抵抗の上昇を招くため、信号遅延
を解消することができなかった。
【0005】従来、この様な寄生容量に基づく信号遅延
の増大を防止するために、上記の寄生容量の式のうちの
εr に注目して、層間絶縁膜として低比誘電率の絶縁膜
材料を用いることによって信号遅延の増大を抑制するこ
とがが試みられてきた。
【0006】この様な層間絶縁膜として凝縮系である樹
脂を用いた場合、層間絶縁膜の比誘電率εr は、局所電
場を考慮して、αを層間絶縁膜を構成する分子の分極
率、また、Nを単位体積当たりの分子数とすると、次の
クラウジウス−モソッティ(Clausius−Mos
sotti)の式で表される。 (εr −1)/(εr +2)=(4π/3)・N・α この式を、比誘電率εs について解き、α又はNで偏微
分すれば判るように、分極率αが小さいほど、また、単
位体積当たりの分子数Nが小さいほど比誘電率εs が小
さくなる。
【0007】従来、半導体デバイスに最も用いられてい
るCVD−SiO2 膜の比誘電率は約4程度と高く、誘
電率を小さくするために、電気陰性度の大きなフッ素を
添加して分極率を小さくしたSiOF膜等の低比誘電率
CVD膜の採用が検討されている。この様に、電気陰性
度の大きなフッ素が含まれていると、動きやすい電子が
少なくなり、小さい電場で大きな双極子を生ずることが
ないので分極率が低下して、比誘電率が3.3〜3.5
と小さくなる。しかし、このSiOF膜は吸湿性が高
く、環境中の水分の吸収に伴って比誘電率が上昇すると
いう問題がある。
【0008】一方、近年、配線の低抵抗化を行うため
に、Al系配線に代わってCu配線の導入が検討されて
いるが、SiO2 ベースの絶縁膜は、通電時にCuが絶
縁膜中に拡散してリーク不良が生ずることが知られてい
る。
【0009】例えば、Si−Hを含むSiO2 ベースの
樹脂に代表される塗布型半導体用絶縁材料は、熱処理を
工夫することによって、低誘電率絶縁膜として使用でき
るものの、配線材料としてCuを用いた場合、Cuと接
触する状態では、200℃の熱処理で簡単にCuが拡散
してしまうという問題がある。
【0010】この様な問題を解決するために、比誘電率
が2.5〜3.0と低い値を示し、且つ、Cu拡散が生
じないことが知られている有機高分子膜の使用が検討さ
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、有機系低誘電
率材料として知られているテフロン(登録商標)系材料
は、他材料との密着性が悪く、配線側部にボイドが生ず
ることがあり、この配線側部のボイドは多層配線構造を
形成するためのビアホール開口時に、位置ずれが生じた
場合に、配線層間のショートの原因となるという問題が
ある。
【0012】また、有機高分子膜の場合には、ガラス転
移温度が200〜350℃と低く、熱膨張率も大きいこ
とから配線へのダメージが問題となる。
【0013】また、有機系低誘電率材料には耐熱性が悪
いものが多く、他材料との界面へのガス放出が問題とな
る。即ち、有機系低誘電率材料は大気中の有機ガスを吸
着するので、Ta等のスパッタ工程において、加熱によ
り吸着したガスやポリマの熱分解に伴うガスを放出する
のでTa等が付着しずらくなるという問題がある。
【0014】また、Cu配線を用いる場合、Cuの拡散
を防止するために、通常は誘電率の高いSiN膜やTa
N等の抵抗の高いバリアメタルを用いる必要があるが、
SiN膜を用いた場合には、絶縁膜全体の実効誘電率が
上昇し高速化の妨げになるという問題があり、一方、バ
リアメタルを用いた場合には、配線層幅を狭め、配線抵
抗の上昇の原因となるという問題がある。
【0015】したがって、本発明は、低誘電率で耐熱性
が高く、且つ、Cuの拡散に対するバリア性に優れた絶
縁膜材料を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】ここで図1を参照して本
発明における課題を解決するための手段を説明する。な
お、図1はアダマンタン(C1016)の分子構造を示す
図である。 図1参照 上述の課題を解決するために、本発明においては、アダ
マンタン環同士を酸素を介して結合して構成されるポリ
アダマンタンエーテル、特に、重量平均分子量が100
0以上500000以下であるポリアダマンタンエーテ
ルからなる絶縁膜形成材料を用いることを特徴とする。
【0017】即ち、下記の一般式で表される構造単位の
繰り返しからなる嵩高い分子構造を有するポリアダマン
タンエーテルを用いることによって、分子レベルでの空
間を利用して有機絶縁膜の単位体積当たりの分子数Nを
小さくすることができ、それによって、有機絶縁膜の誘
電率を低減することができる。
【化1】 なお、置換基R1 は、図1における水素原子2の一部を
置き換えたものでも良いし、或いは、全てを置き換えた
ものでも良く、全てが水素原子2の場合も含むものであ
る。
【0018】また、アダマンタンは、図1に示すように
炭素原子1が全て単結合、即ち、飽和結合しているので
耐熱性に優れ、成膜プロセス等における熱処理温度に耐
えることができるという特徴があるほか、上記一般式に
示したアダマンタンエーテル骨格は耐熱性にすぐれるア
ダマンタン環を酸を介して結合したものであり、溶媒へ
の溶解性も良好であるため、基板上への塗布性にも優れ
ている。
【0019】また、ゲル・パーミエション・クロマトグ
ラーフィ(GPC)によって測定したポリアダマンタン
エーテルの重量平均分子量は、1000未満の場合には
塗膜形成性がないか或いは300℃以上の熱処理で蒸発
するという問題があり、一方、500,000を越える
と塗布溶剤に対する溶解性が低下するので、1000以
上500,000以下が望ましい。
【0020】また、本発明においては、ポリアダマンタ
ンエーテルを製造するに際して、アダマンタンフェノー
ル化合物をモノマとし、このモノマと酸性触媒とを含む
反応溶液を加熱して脱水重合させることを特徴とする。
【0021】また、本発明においては、この様な有機絶
縁膜を半導体装置の層間絶縁膜として用いることを特徴
とするものであり、特に、配線層及びビアとして選択エ
ッチングが可能なガスが無いために微細加工が困難なC
uを主成分とするCu系導電材料料を用いた場合には、
CMP法を用いた埋込配線層とすることが好適であり、
その際には、ビアもCMP法によって埋め込むことが好
適である。また、本発明は、有機絶縁膜をCu拡散に対
するバリア膜として用いることを特徴とする。
【0022】上述の様な低誘電率で耐熱性の高い有機絶
縁膜を用いることによって半導体装置における信号遅延
を抑制することができ、特に、配線層及びビアとしてC
u系導電性材料を用いた場合には、配線抵抗の低下も実
現することができるので、寄生容量の低下と併せてさら
なる信号遅延の抑制が可能になる。
【0023】さらに、アダマンタンは、イオン結合性が
非常に低いために、イオンとして拡散するCuに対する
障壁機能性、即ち、バリア性に優れるので、TiNやT
aN等のバリアメタルを用いることなく或いはバリアメ
タルをより薄層化しても配線層或いはビアを形成するこ
とが可能になり、それによって、配線層幅を狭めること
がないので、配線抵抗の上昇を抑制して高速化に寄与す
ることができる。
【0024】また、本発明は、上記の有機絶縁膜材料を
基板上に塗布したのち、120℃〜350℃の温度で第
1の熱処理を行い、次いで、酸素が100ppm以下の
不活性ガス雰囲気中で、250℃〜450℃の温度で第
2の熱処理を行うことによって塗布被膜を固化させるこ
とを特徴とする。
【0025】この様に、有機絶縁膜材料を用いて有機絶
縁膜を形成する際には、溶剤を飛ばす乾燥工程である第
1の熱処理工程と、架橋処理である第2の熱処理工程が
必要になる。また、第1の熱処理工程において、120
℃未満であると溶剤乾燥が不十分となり、350℃を越
えると酸化によって分解するので、120℃〜350℃
の範囲が好適である。
【0026】また、第2の熱処理工程においては、25
0℃未満であると架橋反応が起こらず、450℃を越え
ると熱分解するので、250℃〜450℃の範囲が好適
である。なお、架橋反応は酸化分解を抑制するために、
酸素を極力含まない不活性ガス雰囲気中、例えば、酸素
が100ppm以下の不活性ガス雰囲気中で行う必要が
ある。
【0027】
【発明の実施の形態】ここで、本発明の実施の形態にお
ける好適な手順を説明する。 ポリアダマンタンエーテルの合成:モノマであるヒド
ロキシアダマンタン化合物を溶剤に溶解し、酸性触媒の
存在下で、脱水重合することによって合成する。例え
ば、モノマ1molに対して酸性触媒を0.01〜0.
1molを添加した状態で、60〜120℃の温度で、
1〜2時間の加熱処理によって重合反応を行う。
【0028】この場合に用いるアダマンタンフェノール
化合物としては、例えば、1,3ジヒドロキシアダマン
タン、1,4ジヒドロキシアダマンタン、1,3ジヒド
ロキシ−5−メチルアダマンタンが挙げられる。また、
溶剤としてはアダマンタンフェノール化合物の溶解度の
高いトルエン或いはベンゼン等の芳香族炭化水素が挙げ
られる。また、酸としては、HCl、H2 SO4 、CF
3 SO3 H、HSbF6 、HAsF6 、HBF4 等が挙
げられ、収率が高い点でH2 SO4 が好適である。
【0029】 ポリマの精製:上記の工程で得られ
たポリマを、メタノール、イソプロピルアルコール等の
貧溶媒中で滴下してポリマを再沈澱させ、再沈澱で得た
ポリマを再びトルエン或いはベンゼン等の芳香族炭化水
素系溶剤に溶解させ、再び再沈澱させる工程を繰り返す
ことによって、ポリマを精製する。
【0030】次いで、この様にして得た精製されたポリ
マを用いた有機絶縁膜の形成工程を説明する。 ポリマの塗布:ポリマを塗布溶媒に溶解したのち、基
板上にスピンコート法によって塗布する。この場合の塗
布溶媒としては、トルエン、キシレン、メチルイソブチ
ルケトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、シ
クロペンタノン等が挙げられる。
【0031】塗布被膜の乾燥工程:基板上に塗布した
塗布被膜を、120℃〜350℃の温度で熱処理を行う
ことによって、塗布被膜中の溶剤を飛ばして乾燥させ
る。この乾燥工程において、120℃未満であると溶剤
乾燥が不十分となり、350℃を越えると酸化によって
分解するので、120℃〜350℃の範囲が好適であ
る。
【0032】乾燥被膜の架橋工程:乾燥した被膜を、
酸素を極力含まない不活性ガス雰囲気中、例えば、酸素
が100ppm以下の窒素ガス雰囲気中で、250℃〜
450℃の温度で熱処理を行うことによって、架橋反応
させて乾燥被膜を固化させる。この架橋工程において
は、250℃未満であると架橋反応が起こらず、450
℃を越えると熱分解するので、250℃〜450℃の範
囲が好適である。
【0033】次に、上記の事項を前提として、本発明の
具体的な実施例を説明する。まず、図2乃至図4を参照
して本発明の第1の実施例を説明する。 (第1の実施例)まず、攪拌機及び温度計を備えたフラ
スコ中に、 硫酸(H2 SO4 ) 0.01mol 1,3ジヒドロキシアダマンタン 0.1 mol をトルエンに溶解させ仕込んだのち、反応系内を、例え
ば、80℃に加熱し、2時間攪拌しながら脱水重合反応
を行って、ポリアダマンタンエーテルを合成する。
【0034】次いで、室温まで冷却したのち攪拌を停止
し、次いで、分液ロートによって下層に溜まった硫酸を
除去したのち、純水によって、例えば、5回繰り返し洗
浄して残留硫酸を除去する。
【0035】次いで、洗浄したポリマをメタノール中に
滴下して再沈澱することによってトルエンを除去したの
ち、凍結乾燥において蒸発しやすいベンゼンに溶解させ
て凍結乾燥することによって、精製されたポリマを得
た。なお、このポリマの重量平均分子量は、GPCで測
定したところ、約25,000であり、また、収率は約
38%であった。
【0036】図2(a)参照 次いで、精製されたポリマを塗布溶剤となるシクロヘキ
サノン中に溶解させることによって、例えば、20重量
%のポリマー溶液からなる絶縁膜形成用塗布液を調整
し、この絶縁膜形成用塗布液をスピンコータを用いてシ
リコン基板11上に、約400nm塗布して塗布被膜1
2を得る。
【0037】図2(b)参照 次いで、ホットプレートを用いて120℃〜350℃、
例えば、250℃において2分間の熱処理を行うことに
よって被膜中のシクロヘキサノンを蒸発させて乾燥被膜
13を得る。
【0038】図2(c)参照 次いで、酸素濃度が100ppm以下、例えば、50p
pmの窒素ガス雰囲気14中で、250℃〜450℃、
例えば、400℃で30分間で熱処理を行ってポリマを
架橋反応させることよって有機絶縁膜15が得られる。
【0039】次に、得られた有機絶縁膜15の誘電率を
測定するために、有機絶縁膜15上にφ=1mmのAu
電極を形成し、容量・電圧特性から1MHzにおける誘
電率を算出した結果、εr =2.35であった。
【0040】これは、有機絶縁膜15の基本骨格を構成
するアダマンタンが、図1に示すように嵩高い立体的な
分子構造を有しているため、分子レベルで低密度化して
誘電率が低下するためである。
【0041】図3参照 図3は、上記の有機絶縁膜の誘電率の経時変化の説明図
であり、25℃,60%RHの大気雰囲気中で7日間放
置した場合の誘電率の経時変化を示す図であり、比較の
ために、TEOS(テトラエトキシシラン)を用いたゾ
ルゲル法により形成した無機SOG(スピンオングラ
ス)膜の経時変化も併せて示している。
【0042】図から明らかなように、本発明の有機絶縁
膜におけては誘電率が殆ど変化しないのに対して、無機
SOG膜は誘電率が上昇することが理解される。これ
は、有機絶縁膜が極性の低いポリマからなるため、耐湿
性が高く、したがって、吸湿による誘電率の経時変化が
発生しないものである。
【0043】図4参照 図4は、上記の有機絶縁膜15上にスパッタリング法に
よって膜厚が50nmのCu膜を形成したのち、Arイ
オンでスパッタを行いながらXPS法によってC原子,
Cu原子の深さ方向の組成分布を測定した結果を示した
図であり、比較のために、TEOSを用いたゾルゲル法
により形成した無機SOG膜上に50nmのCuを設け
て同様の測定を行った結果を示したものである。
【0044】図から明らかなように、本発明において
は、スパッタ時間、即ち、エッチング時間が50分を越
えるとCu濃度は大幅に減少し、60分を過ぎると5%
以下になり、Cuの拡散が抑制されていることが理解さ
れる。一方、無機SOG膜の場合には、エッチング時間
が60分を越えてもCu濃度は20%程度であり、Cu
の拡散が顕著に発生していることが理解される。
【0045】これは、図1のアダマンタンの構成から明
らかなように、本発明の有機絶縁膜15はイオン結合性
が非常に低いために、イオンとして拡散するCuに対し
てバリア機能を有しているためである。
【0046】次に、本発明の有機絶縁膜を加熱昇温脱ガ
ス分析装置により脱ガス分析を行った結果、ポリマの分
解に伴う脱ガスが420℃まで見られなかった。これ
は、アダマンタン環は全てが飽和結合で構成されている
ので、原子間の結合が強固であり、したがって、アダマ
ンタン環を酸素を介して結合したポリアダマンタンエー
テルからなる有機絶縁膜の熱分解温度は高く、耐熱性が
良好であるためである。
【0047】次に、図5乃至図7を参照して、本発明の
有機絶縁膜を半導体集積回路装置の層間絶縁膜に用いた
一例である本発明の第2の実施例を説明する。 図5(a)参照 まず、従来の通常の工程によって、p型シリコン基板2
1に選択酸化法を用いて素子分離酸化膜22を形成した
のち、ゲート絶縁膜23、ゲート電極24、及び、Si
N保護膜26からなるゲート構造体を形成し、サイドウ
ォール25をマスクとしてAsイオンを注入することに
よってn型ソース・ドレイン領域27を形成する。な
お、図示・説明を簡単にするためにLDD領域の形成工
程等は省略する。
【0048】次いで、全面に、厚さが、例えば、1μm
のSiO2 膜28を堆積させて層間絶縁膜としたのち、
後のCMP(化学機械研磨)工程において研磨ストッパ
ーとなるSiN膜29を、例えば、100nmの厚さに
堆積させる。
【0049】次いで、n型ソース・ドレイン領域27に
達するビアホールを形成したのち、スパッタ法を用いて
全面に、厚さが、例えば、50nmのTaN膜30を堆
積させてバリアメタルとし、次いで、同じく、スパッタ
法によってWを厚く堆積させたのち、CMP法によって
SiN膜29が露出するまで研磨することによって、W
ビア31を形成する。
【0050】図5(b)参照 次いで、上記の第1の実施例と同様にして形成したポリ
アダマンタンエーテルをシクロヘキサノンに溶解した塗
布液をスピーンコータによって塗布し、上記の第1の実
施例と全く同様に乾燥工程及び架橋工程を順次行うこと
によって厚さが、例えば、450nmで有機絶縁膜32
を形成し、次いで、TEOS−NSG膜、即ち、SiO
2 膜33を、例えば、50nmの厚さに堆積させる。な
お、このSiO2 膜33もCMP工程におけるストッパ
ーとなる。
【0051】図6(c)参照 次いで、CF4 +CHF3 を用いた反応性イオンエッチ
ング(RIE)を施すことによってSiO2 膜33をエ
ッチングしたのち、SiO2 膜33をマスクとしてO2
を用いたRIEを施すことによって有機絶縁膜32をエ
ッチングしてWビア31に達する配線層用溝を形成す
る。この場合、有機絶縁膜は完全有機膜であるのでSi
2 等の無機膜とのエッチング選択比が大きくとれるた
め、誘電率の大きなSiN膜を用いる必要がなくなる。
【0052】次いで、スパッタ法を用いて、全面に、厚
さが、例えば、50nmのTaN膜34及び50nmの
Cuシード層35を順次堆積させたのち、Cuシード層
35をメッキベース層として電解メッキを行うことによ
ってCuメッキ層36を600nmの厚さに成膜して配
線層形成用溝を埋め込む。
【0053】図6(d)参照 次いで、再び、CMP法によってSiO2 膜33が露出
するまでCuメッキ層36、Cuシード層35、及び、
TaN膜34を研磨して除去することによって、Cuメ
ッキ層36とCuシード層35とが一体になったCu埋
込配線層37を形成する。
【0054】図7(e)参照 次いで、上記の有機絶縁膜32とSiO2 膜33の製造
工程と全く同様にして、厚さが、例えば、400nmの
有機絶縁膜38、50nmのSiO2 膜39、400n
mの有機絶縁膜40、及び、50nmのSiO2 膜41
を順次成膜する。
【0055】次いで、CF4 +CHF3 を用いたRIE
及びO2 を用いたRIEを2度繰り返すことによって、
有機絶縁膜38にCu埋込配線層37に達するビアホー
ルを形成するとともに、有機絶縁膜40に配線層用溝を
形成したのち、スパッタ法を用いて、全面に、厚さが、
例えば、50nmのTaN膜42,43及び50nmの
Cuシード層(図示せず)を順次堆積させ、次いで、厚
さが1400nmのCuメッキ層(図示せず)を成膜し
て配線層形成用溝及びビアホールをを埋め込む。
【0056】次いで、再び、CMP法によってSiO2
膜41が露出するまでCuメッキ層、Cuシード層、及
び、TaN膜42,43を研磨して除去することによっ
て、Cuメッキ層とCuシード層とが一体になったCu
埋込配線層44,45を形成する。なお、この場合、C
u埋込配線層44においては配線層とビアとが一体に形
成される。
【0057】この様な有機絶縁膜の形成工程、配線層用
溝及びビアホールの形成工程、Cu埋込配線層の形成工
程を必要回数だけ繰り返すことによって多層配線構造を
有する半導体集積回路装置が得られる。
【0058】この本発明の第2の実施例においては、C
u埋込配線層を形成する層間絶縁膜としてポリアダマン
タンエーテルを架橋反応させた有機絶縁膜を用いている
ので、耐熱性が高く、TaN膜やCuシード層のスパッ
タ工程における熱によってガスが発生することがなく、
したがって、TaN膜やCuシード層の被着性を向上す
ることができる。
【0059】また、上述のように、本発明の有機絶縁膜
の誘電率は2.35程度であるので隣接する配線層に起
因する寄生容量を大幅に低減することができ、且つ、耐
湿性が高く、誘電率が経時変化しないので、デバイス特
性及び信頼性をより向上することができる。
【0060】また、上述のように本発明の有機絶縁膜は
Cuに対する耐拡散性に優れるので、Cu埋込配線層か
らCuが層間絶縁膜中に拡散したり、さらには、シリコ
ン基板中に拡散することがないので、リーク不良やデバ
イス特性の劣化が発生することがない。
【0061】なお、この第2の実施例においては、バリ
アメタルとなるTaN膜を50nm堆積させているが、
これは、TaN膜とCuシード層との密着性を改善させ
るためであるので、TaNをさらに薄くしても問題がな
いものであり、それによって、Cu埋込配線層における
Cuの比率が増えるので微細化に伴う配線抵抗の上昇を
抑制することができる。
【0062】以上、本発明の実施の形態及び各実施例を
説明してきたが、本発明は実施の形態及び各実施例に記
載された構成・条件に限られるものではなく、各種の変
更が可能である。例えば、埋込配線を形成するためにC
uを用いているが、必ずしも純粋なCuである必要はな
く、Cu−Zn等のCu系導電体を用いても良いもので
あり、いずれにしても電解メッキが可能なCuを主成分
とするCu合金を用いても良いものである。
【0063】また、上記各実施例においては、バリアメ
タルとして、TaNを用いているが、TiN等の他の高
融点導電体を用いても良いものである。
【0064】また、上記の各実施例においては、CMP
法を用いた埋込配線層の形成工程として説明している
が、成膜後にパターニングを行う通常の配線層構造に対
しても適用されるものであり、この場合にも、上下のバ
リアメタル層を薄くできるので配線抵抗の増加を抑制す
ることができる。また、配線層の露出側面をバリアメタ
ルで被覆しなくともCu等の拡散は防止されるので、配
線層の露出側面においてはバリアメタルを省くことがで
きる。
【0065】また、上記の各実施例においては、半導体
装置の層間絶縁膜として用いているが、半導体装置に限
られるものではなく、他の固体電子装置の層間絶縁膜と
して用いることができるのである。
【0066】さらには、半導体装置や固体電子装置を実
装する多層配線構造実装回路基板の絶縁膜として用いて
も良いものであり、それによって、電子部品のアセンブ
リ工程における熱条件が緩和され、製品の信頼性が高ま
ることになる。
【0067】(付記1) アダマンタン環同士を酸素を
介して結合して構成されるポリアダマンタンエーテルか
らなることを特徴とする有機絶縁膜材料。 (付記2) 上記ポリアダマンタンエーテルが、下記の
一般式で表される構造単位の繰り返しからなることを特
徴とする付記1記載の有機絶縁膜材料。
【化2】 (付記3) 上記ポリアダマンタンエーテルの重量平均
分子量が、1000以上500000以下であることを
特徴とする付記1または2に記載の有機絶縁膜材料。 (付記4) 付記1乃至3のいずれか1に記載の有機絶
縁膜材料を用いて形成した有機絶縁膜を設けたことを特
徴とする半導体装置。 (付記5) 上記有機絶縁膜に配線用溝を設けるととも
に、前記配線用溝に表面が平坦な埋込配線層設けたこと
を特徴とする付記4記載の半導体装置。 (付記6) 上記有機絶縁膜を多層に設けるとともに、
埋込配線層間を接続するビアホールを設け、ビアホール
内に埋込導電性ビアを設けたことを特徴とする付記5記
載の半導体装置。 (付記7) 配線材料或いは埋込導電性ビアの少なくと
も一方をCuを主成分とするCu系導電材料で構成する
とともに、Cu系導電材料と有機絶縁膜とが直接接する
ように設けたことを特徴とする付記4乃至6のいずれか
1に記載の半導体装置。 (付記8) アダマンタンフェノール化合物をモノマと
し、このモノマと酸性触媒とを含む反応溶液を加熱して
脱水重合させることによってポリアダマンタンエーテル
とすることを特徴とする有機絶縁膜材料の製造方法。 (付記9) 付記1乃至3のいずれか1に記載の有機絶
縁膜材料を基板上に塗布したのち、120℃〜350℃
の温度で第1の熱処理を行い、次いで、酸素が100p
pm以下の不活性ガス雰囲気中で、250℃〜450℃
の温度で第2の熱処理を行うことによって塗布被膜を固
化させることを特徴とする有機絶縁膜の形成方法。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、ポリアダマンタンエー
テルからなる有機絶縁膜材料を用い、この有機絶縁膜材
料を架橋させて有機絶縁膜を構成しているので、炭素原
子が飽和結合した嵩高いアダマンタンの分子構造を反映
して、低誘電率で且つ耐湿性及び耐熱性に優れた絶縁膜
となり、層間絶縁膜として用いた場合には、配線層間の
寄生容量を大幅に低減することができるので、微細化に
伴う信号遅延を抑制することができる。
【0069】また、本発明の有機絶縁膜はCuに対する
耐拡散性に優れているので、SiN膜を必要とせず、ま
た、バリアメタルを設ける場合にも、密着性を保つのに
必要最小限の厚さにすれば良いのでバリアメタルの膜厚
の薄層化が可能になり、それによって、配線抵抗の増大
を抑制することができ、上記の寄生容量の低減効果と相
まって半導体集積回路装置等の微細化に伴う信号遅延を
効果的に抑制することができるので、半導体集積回路装
置のさらなる高集積化、高速化に寄与するところが大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】アダマンタンの分子構造を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例の製造工程の説明図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例の有機絶縁膜の誘電率の
経時変化の説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例の有機絶縁膜の対Cu拡
散効果の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例の途中までの製造工程の
説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例の図5以降の途中までの
製造工程の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例の図6以降の製造工程の
説明図である。
【符号の説明】
1 炭素原子 2 水素原子 11 シリコン基板 12 塗布被膜 13 乾燥被膜 14 窒素ガス雰囲気 15 有機絶縁膜 21 p型シリコン基板 22 素子分離酸化膜 23 ゲート絶縁膜 24 ゲート電極 25 サイドウォール 26 SiN保護膜 27 n型ソース・ドレイン領域 28 SiO2 膜 29 SiN膜 30 TaN膜 31 Wビア 32 有機絶縁膜 33 SiO2 膜 34 TaN膜 35 Cuシード層 36 Cuメッキ層 37 Cu埋込配線層 38 有機絶縁膜 39 SiO2 膜 40 有機絶縁膜 41 SiO2 膜 42 TaN膜 43 TaN膜 44 Cu埋込配線層 45 Cu埋込配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/768 H01L 21/90 S Q (72)発明者 中田 義弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 4J005 AA21 BB01 BB02 4J038 DF001 MA14 NA21 PA19 PB09 5F033 HH11 HH12 HH32 HH33 JJ19 JJ32 JJ33 KK01 MM01 MM12 MM13 NN06 NN07 PP15 PP27 PP33 QQ09 QQ13 QQ25 QQ28 QQ37 QQ48 RR04 RR06 RR21 SS22 TT04 XX18 XX25 XX27 XX28 5F058 AA10 AC10 AF04 AG01 AH02 5G305 AA07 AA14 AB10 AB24 AB40 BA18 BA24 BA26 CA13 DA22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アダマンタン環同士を酸素を介して結合
    して構成されるポリアダマンタンエーテルからなること
    を特徴とする有機絶縁膜材料。
  2. 【請求項2】 上記ポリアダマンタンエーテルの重量平
    均分子量が、1000以上500000以下であること
    を特徴とする請求項1記載の有機絶縁膜材料。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の有機絶縁膜材
    料を用いて形成した有機絶縁膜を設けたことを特徴とす
    る半導体装置。
  4. 【請求項4】 アダマンタンフェノール化合物をモノマ
    とし、このモノマと酸性触媒とを含む反応溶液を加熱し
    て脱水重合させることによってポリアダマンタンエーテ
    ルとすることを特徴とする有機絶縁膜材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の有機絶縁膜材
    料を基板上に塗布したのち、120℃〜350℃の温度
    で第1の熱処理を行い、次いで、酸素が100ppm以
    下の不活性ガス雰囲気中で、250℃〜450℃の温度
    で第2の熱処理を行うことによって塗布被膜を固化させ
    ることを特徴とする有機絶縁膜の形成方法。
JP2000154515A 2000-05-25 2000-05-25 有機絶縁膜材料、その製造方法、有機絶縁膜の形成方法、及び、有機絶縁膜を設けた半導体装置 Withdrawn JP2001332542A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005044899A1 (ja) * 2003-11-05 2005-05-19 Daicel Chemical Industries, Ltd. プレポリマー、プレポリマー組成物、空孔構造を有する高分子量重合体及び絶縁膜

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WO2005044899A1 (ja) * 2003-11-05 2005-05-19 Daicel Chemical Industries, Ltd. プレポリマー、プレポリマー組成物、空孔構造を有する高分子量重合体及び絶縁膜

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