JP2001332015A - サーボトラックライター - Google Patents

サーボトラックライター

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JP2001332015A
JP2001332015A JP2000288252A JP2000288252A JP2001332015A JP 2001332015 A JP2001332015 A JP 2001332015A JP 2000288252 A JP2000288252 A JP 2000288252A JP 2000288252 A JP2000288252 A JP 2000288252A JP 2001332015 A JP2001332015 A JP 2001332015A
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flexible disk
spindle
servo
disk
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JP2000288252A
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English (en)
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Jiyunichi Nakamigawa
順一 中三川
Kazuhiro Niitsuma
一弘 新妻
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーボ信号の書き込みにおけるフレキシブル
ディスクのハブをスピンドルに精度良く確実に保持して
サーボ信号品質の向上を図る。 【解決手段】 フレキシブルディスク21のハブ22をスピ
ンドル31に保持し2400rpm 以上の高速回転で駆動し、磁
気ヘッド6,7によってサーボ信号を書き込むについて、
スピンドル31の上端のハブチャック32をハブ22のセンタ
ーホール22aに突入するセンターピン33、ハブ22の底面
を支持する支持突起34、ハブ22を非接触吸着力のみで保
持するマグネット35で構成し、センターピン33の外径が
規定値に対して±1μm以内に形成し、そのロックウェ
ル硬度が62以上とし、確実なチャッキングと保持精度
を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクドライブ
の磁気ヘッドを正確に位置決めするためのサーボ信号
を、フレキシブルディスクに書き込むサーボトラックラ
イターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フレキシブルなポリエステル
シート等からなる円盤状のベースの両面に磁性層が形成
され、この磁性層に磁気ヘッドを用いて信号を磁気記録
し得るフレキシブルディスクが磁気ディスクメディアの
一種として提供されている。
【0003】このフレキシブルディスクは通常、円盤状
の中心部に硬質のハブ(センターコア)が装着され、全
体がプラスチック製のカートリッジケースに収められた
ディスクカートリッジとして提供されており、その取扱
いの容易性、低コストといった利点から、主としてコン
ピュータ用の記録媒体として用いられている。このよう
なディスクカートリッジのうち高密度ディスクカートリ
ッジでは、クローズループ制御によって磁気ヘッドの位
置決めを行う必要があり、この制御のためにはフレキシ
ブルディスクに同心円状にサーボ信号を予め記録してお
くことが要求される。
【0004】フレキシブルディスクにサーボ信号を記録
する方法としては、ディスクカートリッジをサーボトラ
ックライターにセットするのに伴ってフレキシブルディ
スクのハブが回転駆動用のスピンドルに保持されると共
に、磁気ヘッドがフレキシブルディスクに対してロード
され、その後、前記スピンドルによってフレキシブルデ
ィスクを回転させつつ、フレキシブルディスクの半径方
向に磁気ヘッドを移動させながらサーボ信号を書き込む
方法が一般に行われている(例えば、特開平9−180
418号公報参照)。
【0005】上記フレキシブルディスクへのサーボ信号
の書き込みは、カートリッジケースに収める以前のフレ
キシブルディスク単体の状態またはこのフレキシブルデ
ィスクの中心部にハブを固着した状態で行い、その後、
カートリッジケースに収納する方法と、ハブ付きのフレ
キシブルディスクをカートリッジケースに収めたディス
クカートリッジの状態で行う方法とがあるが、製造の観
点からは、ハンドリングの容易さからもフレキシブルデ
ィスクの中心部にハブを固着した状態、特にフレキシブ
ルディスクをカートリッジケースに収納した状態でサー
ボ信号を書き込むのが有利である。
【0006】また、大容量フレキシブルディスクへのサ
ーボ信号の書き込みは、このフレキシブルディスクを例
えば2400rpm以上、3600rpmなどで高速回
転させて処理時間の短縮化を図る。その際、磁気ヘッド
はハードディスク等で使用される浮上型ヘッドを用い、
フレキシブルディスクと磁気ヘッドとの接触を軽減して
行うのが好適である。
【0007】さらに、前記スピンドルの上端にはハブの
センターホールに突入するセンターピンが設けられ、こ
のセンターピンによって中心位置を規定してフレキシブ
ルディスクを回転駆動するように構成されている。回転
駆動力の伝達は、センターピンと別途に偏心位置に設け
た駆動ピンをハブの駆動ピン穴に係合して駆動し、ま
た、チャッキング力をスピンドル先端に設置したマグネ
ットの磁気吸着力で得るようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、品質よくサ
ーボ信号を書き込むためには、回転するフレキシブルデ
ィスクの回転中心位置が精度良くかつ確実に保持されて
いる必要がある。
【0009】通常のハードディスクにおけるサーボ信号
の記録は、このハードディスクに対して組み付けられて
いる記録再生用の磁気ヘッドをそのまま使用して行い、
その後の使用状態においては同じドライブ装置による回
転駆動が行われるので、記録されたサーボ信号に対する
回転中心が再現され、良好なサーボ機能が確保できる。
これに対して、フレキシブルディスク用のサーボトラッ
クライターでは、フレキシブルディスクを順次脱着して
複数のフレキシブルディスクにサーボ信号を書き込むこ
とから、実際の使用におけるフレキシブルディスクの駆
動状態では異なるドライブ装置に保持されて回転駆動さ
れることで、回転中心位置がそのまま再現されずに、誤
差を生じることになる。
【0010】そして、互換性のあるサーボ信号を書き込
むためには、フレキシブルディスクを正確にサーボトラ
ックライターのスピンドルにセットする必要がある。特
にサーボ信号の偏心は互換性にとって重要な項目であ
り、偏心が大きいとサーボ信号の追従が不能となって記
録再生特性の確保が困難となり商品の信頼性が低下す
る。また、トラックピッチを狭くして高密度記録化を図
る際の妨げとなる。一方、フレキシブルディスクのハブ
についても、センターホールの径変化、バラツキで同様
の問題が生じる。
【0011】1台のサーボトラックライターは、何枚も
のフレキシブルディスクにサーボ信号を記録するので、
そのスピンドルに対しては多数回のフレキシブルディス
クの脱着が繰り返される。前述のようにスピンドルの上
端に設けたセンターピンをハブのセンターホールに突入
して中心位置を規定しているが、フレキシブルディスク
のハブにはステンレス等の金属板が使用され、その脱着
操作時における擦れによってセンターピンに傷が付いた
り、削れて寸法が変化する可能性があり、書き込まれた
サーボ信号の回転中心精度が低下する原因となる。
【0012】また、フレキシブルディスクのチャッキン
グにおいて、通常のディスクドライブのように偏心駆動
ピンを有するものでは、回転駆動の当初はハブの駆動ピ
ン穴に対し駆動ピンが合致せず、スピンドルが1回転す
る間に駆動ピンが駆動ピン穴に係合してチャッキングが
行われるもので、フレキシブルディスクの回転抵抗が小
さいと駆動ピンが係合しないチャッキング不良が発生す
る。正確なチャッキングが保証されない場合には、次の
ような問題が発生する。まず、センターピンも十分にセ
ンターホールに突入せずに乗り上げた場合には、ハブお
よびフレキシブルディスクが大きく傾いた状態で回転す
ることで、ディスク面が磁気ヘッドに衝突して磁気ヘッ
ドの破損を招くか、面振れにより書き込まれたサーボ信
号に異常が発生する。また、センターピンはセンターホ
ールに係合しているが駆動ピンが係合せずに、ハブが傾
いている場合には、0面と1面の磁気ヘッドの当たり差
に伴うサーボ信号品質差が発生し、書き込み途中で駆動
ピンが駆動ピン穴に係合してハブが平坦状態となると、
当初はハブ吸着力が弱いためスピンドル回転に伴ってハ
ブとの間にずれが生じ、サーボ信号に曲がりが発生する
など、品質のよいサーボ信号が書き込めない要因とな
る。
【0013】また、スピンドルの受け面の面精度が十分
でなく、ハブを保持した状態でフレキシブルディスクの
回転に面振れが発生すると、特に高密度記録では書き込
み位置で20μmを越える面振れがあると、サーボ信号
異常、周期的なディスク面への傷発生、磁気ヘッドとの
浮上特性が変化し、ディスク面への衝突によるディスク
傷、ヘッド摩耗が発生すると共に、過負荷によるエアー
スピンドルの破損が発生する恐れがある。
【0014】そこで本発明は上記の点に鑑みてなされた
ものであり、サーボ信号の書き込みにおけるフレキシブ
ルディスクのハブをスピンドルに精度良く確実に保持し
てサーボ信号品質の向上を得るようにしたサーボトラッ
クライターを提供せんとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明のサーボトラックライターは、フレキシブルディスク
の中心部に固着されたハブをスピンドルに保持し240
0rpm以上の高速回転で駆動し、この回転中のフレキ
シブルディスクに磁気ヘッドによってサーボ信号を書き
込むサーボトラックライターにおいて、前記スピンドル
の上端にはフレキシブルディスクのハブのセンターホー
ルに突入するセンターピンが設けられ、このセンターピ
ンの外周部にハブの底面を接触支持する支持突起が設け
られ、さらに外周部にマグネットが設けられ、該マグネ
ットの非接触吸着力のみでハブを保持すると共に、前記
センターピンの外径が規定値に対して±1μm以内に形
成され、該センターピンのロックウェル硬度が62以上
であることを特徴とするものである。
【0016】前記支持突起の受け面の周方向の面振れ量
が最大幅で1μm以下であることが望ましい。
【0017】また、前記フレキシブルディスクのハブが
スピンドルに正規の姿勢で保持されたこと、または、前
記フレキシブルディスクを収容したカートリッジケース
が正規の姿勢で保持されたことを検出する姿勢検出手段
をさらに備えたものが好ましい。この姿勢検出手段によ
る検出の結果、ハブまたはカートリッジケースが正規の
姿勢である場合には、その後のサーボ信号の書き込みを
許容し、正規の姿勢であることが検出されなかった場合
にはサーボ信号の書き込みを禁止する制御を行う。姿勢
検出手段は、ハブの姿勢検出とカートリッジケースの姿
勢検出の一方または両方を備える。
【0018】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、サーボ信
号を書き込むフレキシブルディスクのハブをスピンドル
に保持し2400rpm以上の高速回転で駆動する際
に、ハブのセンターホールに外径精度が高いセンターピ
ンを突入して中心位置を規定すると共に、支持突起でハ
ブの高さを高精度に支持し、さらに外周部のマグネット
の非接触吸着力のみでハブを保持することで、確実なチ
ャッキングを確保して生産性を高めることができ、フレ
キシブルディスクの良好な回転状態を得ることでサーボ
品質を高めて信頼性を向上することができる。
【0019】特に、センターピンの外径が規定値に対し
て±1μm以内であることで、サーボ品質に優れ良好な
サーボ機能が得られると共に、トラックピッチが狭い高
密度記録に対応できる。また、センターピンのロックウ
ェル硬度が62以上と高いことで、ハブの繰り返しての
脱着に対しての傷付きおよび削れが防止でき、高精度を
長時間維持できる。
【0020】さらに、支持突起の受け面の周方向の面振
れ量が最大幅で1μm以下であると、フレキシブルディ
スクの外周部においても面振れ量が許容範囲より小さく
なり、面振れに起因するサーボ品質の低下が防止でき
る。
【0021】また、フレキシブルディスクのハブがスピ
ンドルに正規の姿勢で保持されたこと、または、フレキ
シブルディスクを収容したカートリッジケースが正規の
姿勢で保持されたことを検出する姿勢検出手段をさらに
備えると、正規の保持位置に正しく保持されたことの検
出に基づきサーボ信号の書き込みが行え、フレキシブル
ディスクの回転に異常が生起する状態のままでサーボ信
号が記録されるのを防止でき、これにより、サーボトラ
ックライターの磁気ヘッド、フレキシブルディスクまた
はカートリッジケースが干渉してこれらのいずれかが破
損する事態を未然に防ぐことができる。さらに、磁気ヘ
ッドのフレキシブルディスクの表裏面への当たりが均等
となるため、記録されたサーボ信号の品質を高いものと
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一つの
実施の形態にかかるサーボトラックライターを示す概略
図、図2はスピンドルの先端部構造を示す断面図であ
る。
【0023】サーボトラックライター1は、セットされ
たディスクカートリッジ2内のフレキシブルディスク2
1をモーター等を備えた回転駆動手段3により回転駆動
するスピンドル31を具備している。スピンドル31は
定盤9に設置された本体部30に支持され、その上端の
ハブチャック32によりディスクカートリッジ2に収納
されたフレキシブルディスク21の中心部に固着された
ハブ22(センータコア)をチャッキングする。スピン
ドル31の回転に伴い、ハブチャック32にチャッキン
グされたハブ22およびフレキシブルディスク21は所
定高速回転(例えば2400rpm以上、3600rp
m等)に保たれる。前記スピンドル31はエアスピンド
ルを適用するのが、ランアウトを小さくする上で好まし
い。
【0024】スピンドル31のハブチャック32は、図
2に示すように、フレキシブルディスク21のハブ22
を吸着保持して回転駆動するものであり、駆動ピンを有
さない構造となっている。スピンドル31は先端部の中
心にセンターピン33が突設され、このセンターピン3
3の外周部には同心円状に環状支持突起34が設けら
れ、さらに外周部にはリング状のマグネット35が設置
されている。
【0025】前記センターピン33はハブ22のセンタ
ーホール22aに突入されて回転中心を精度よく位置決
めするもので、先端部は円錐形状に設けられてセンター
ホール22aを誘い込む構造となっている。センターピ
ン33の外径は、規定値に対して±1μm以内に形成さ
れもので、例えば、3.990〜3.991mmの精度
で形成され、その精度測定はマイクロメーター等で行
う。また、センターピン33の表面硬度は、ロックウェ
ル硬度で62以上に形成される。例えば、材質として
は、スチール(521000)などが使用され、表面硬
化処理を施してもよい。なお、前記ハブ22の材質は、
ステンレス(SUS430)などである。
【0026】前記支持突起34は、先端面がハブ22の
内周側当接部22bの底面に当接する受け面(基準面)
として形成され、その高さ位置を精度よく位置決めす
る。支持突起34の受け面の周方向の面振れ量が最大幅
(p−p)で1μm以下であり、例えば、支持突起34
の内径が10mm、外径が14mmである。これによ
り、フレキシブルディスク21の書き込み位置での面振
れ量が20μm以下に抑えられる。面振れ量の測定方法
としては、レーザ変位計、タッチプローブ、静電容量変
位計などが使用される。
【0027】また、マグネット35はスピンドル31先
端の外周段部に嵌合固着され、その上端面が支持突起3
4を除く先端面と略同一に設けられる。支持突起34の
先端受け面とマグネット35の上面との高さは、0.3
00〜0.310mmに形成される。このマグネット3
5に面するハブ22の外周側吸着部22cは前記当接部
22bからマグネット35に接近するように低い段構造
に設けられ、マグネット35の上面と吸着部22cの底
面とには間隙Dがあって接触しない構造であり、マグネ
ット35との接近で大きな吸着力を確保してハブ22が
回転駆動中に回転方向にずれないように非接触な磁気吸
着力のみで保持される。マグネット35の磁気力は60
〜80mT程度と高いものを使用し、吸着力を強めてい
るが、これ以上に強いものでは磁気信号に影響を与える
恐れがある。なお、前記ディスクカートリッジ2を使用
するディスクドライブでのマグネットの磁気力は30m
T程度であり、2倍程度強いものを使用する。
【0028】前記ディスクカートリッジ2は、図1に示
すカートリッジケース23内に前記フレキシブルディス
ク21を回転可能に収納し、カートリッジケース23の
上下面には磁気ヘッド挿入用の窓部を有し、この窓部を
通して後述の磁気ヘッド6,7がフレキシブルディスク
21の下面(0面)および上面(1面)にアクセス可能
であり、この窓部を開閉するシャッター部材が摺動可能
に設置されている。
【0029】また、スピンドル31の先端部近傍には、
フレキシブルディスク21のハブ22がスピンドル31
に正規の姿勢で保持されたこと、および、フレキシブル
ディスク21を収容したカートリッジケース23が正規
の姿勢で保持されたことを検出する姿勢検出手段8が設
置され、その検出信号が後述の制御手段100に送出さ
れる。この姿勢検出手段8としては、光学的検出方法、
電気的検出方法または機械的検出方法等を採用すること
ができる。
【0030】本実施形態の姿勢検出手段8は、スピンド
ル31の先端部に配設された近接センサ81と、外周部
に配設された2つの光センサ82,82を備える。近接
センサ81(複数設置してもよい)は、ハブ22との接
近距離を検出してハブ22のチャッキング状態を検出す
る。光センサ82は、それぞれの設置位置からカートリ
ッジケース23の底面までの距離を計測し、カートリッ
ジケース23の高さおよび傾きから保持状態を検出す
る。
【0031】また、「正規の姿勢」とは、サーボ信号の
記録に際してフレキシブルディスク21やカートリッジ
ケース23がサーボライト用磁気ヘッド6,7に干渉す
ることなく、これらの破損を招かない正規の保持位置
(ハブ22がハブチャック32に均等に載置された状
態)に保持された状態の姿勢である。
【0032】なお、ハブ22の姿勢を検出するセンサと
しては、該ハブ22の底面との距離を検出する2つの光
センサで構成してもよく、この場合には、ハブ22の回
転中に計測された複数の計測データに基づいて、ハブ2
2の保持姿勢(ハブチャック32に対する傾斜、高さ)
を求めることができる。また、他の検出としては、水平
方向の投光器とこの投光器からの光を受光する受光器と
を設置して、ハブ22とハブチャック32との間の隙間
を検出し、または遮光による面振れを検出するようにし
てもよい。その他、ハブ22の接触面における圧力分布
から検出することもできる。また、静止状態で検出する
もの、回転状態で検出するものが適宜選択採用される。
【0033】前記スピンドル31にはフレキシブルディ
スク21と同軸にハードディスクによるクロックディス
ク41が設置され、このクロックディスク41にクロッ
ク信号(基準パルス)がクロックヘッド42によって記
録再生され、フレキシブルディスク21の回転角度の基
準位置を検出するタイミング検出手段4が構成される。
上記クロックディスク41およびクロックヘッド42
は、公知のハードディスク装置のものが使用可能であ
り、クロックヘッド42は定盤9に設置された支持部材
43に取り付けられる。また、上記タイミング検出手段
4はクロック信号の間隔からフレキシブルディスク21
の回転数を検出する手段としての機能も有する。
【0034】前記定盤9(防振台)には、サーボ信号を
書き込む信号書込手段5が設置される。この信号書込手
段5は、フレキシブルディスク21を挟むように配置さ
れたアッパー側(1面側)磁気ヘッド6とロアー側(0
面側)磁気ヘッド7とを上下に対向して備え、両磁気ヘ
ッド6,7がヘッドベース53に取り付けられている。
ヘッドベース53は定盤9に設置された基台51上のリ
ニアガイド52にスピンドル31の中心に向けて往復移
動可能に支持され、VCM(ボイスコイルモータ)54
の駆動によってリニアガイド52に沿って移動操作され
ると共に、レーザ測長器10を利用した位置制御によっ
て磁気ヘッド6,7の停止位置が精度よく制御される。
【0035】レーザ測長器10は、磁気ヘッド6,7の
位置をヘッドベース53の位置から検出するため、ヘッ
ドベース53にリフレクター11が設置され、レーザト
ランスデューサ12からハーフミラー13を介してリフ
レクター11にレーザ光が照射され、その反射光がハー
フミラー13を経てレシーバ14に入射され、その測長
により位置検出が行われ、後述の制御手段100に送出
される。この測長に応じた制御で磁気ヘッド6,7のロ
ード、アンロード、シーク動作などが行われる。
【0036】両側の磁気ヘッド6,7は、ダイナミック
ローディング等の公知のロード機構(図示せず)によっ
てVCM54の駆動に応じて開閉作動され、スピンドル
31にセットされたディスクカートリッジ2内のフレキ
シブルディスク21に面する位置にロードされると共
に、この位置から後退した待避位置にアンロードされ
る。アッパー側磁気ヘッド6およびロアー側磁気ヘッド
7は、サスペンション6a,7aの先端に、ヘッドギャ
ップを有するヘッドコアを備えたヘッド部6b,7b
(スライダ)が固着されている。このヘッド部6b,7
bはサスペンション6a,7aのバネ付勢力でフレキシ
ブルディスク21の表面側に弱い力で付勢される一方、
高速回転するフレキシブルディスク21に伴ってエアベ
アリング部分に発生する空気流により浮上し、ヘッドギ
ャップとフレキシブルディスク21の表面とが所定の間
隙を保持するようになっている。
【0037】ディスクカートリッジ2は上方からロボッ
ト等の供給機構によってスピンドル31に対して搬入セ
ットされるものであり、シャッター開閉機構によって開
かれた磁気ヘッド挿入用窓部に対して磁気ヘッド6,7
がロード/アンロードされる。
【0038】制御手段100は、回転駆動手段3による
スピンドル31すなわちフレキシブルディスク21の回
転駆動制御、信号書込手段5で書き込むサーボ信号の生
成およびサーボ信号の書き込み制御、レーザ測長器10
の検出に応じたVCM54の駆動制御などを行うもので
あり、この制御手段100にはタイミング検出手段4の
クロックヘッド42によるフレキシブルディスク21の
回転位置を検出するクロック信号(回転数信号)、レー
ザ測長器10の信号、姿勢検出手段8の信号、その他の
検出信号が入力される。
【0039】上記制御手段100による姿勢検出手段8
からの検出信号に基づく制御は、ディスクカートリッジ
2の供給に基づきハブ22がハブチャック32に保持さ
れた状態で姿勢検出手段8の検出信号を判定し、ハブ2
2およびカートリッジケース23が正規の姿勢である場
合には、その後の一連の処理によるサーボ信号の書き込
みを許容し、正規の姿勢であることが検出されなかった
場合にはサーボ信号の書き込みを禁止する制御を行う。
また、正規の姿勢であることが検出されなかった場合に
は、図示しない報知手段によりオペレーター等に報知
し、姿勢を正すことを促すか、自動的にディスクカート
リッジ2の再セッティングを行って、正規の姿勢が得ら
れるようにする。
【0040】次に前記サーボトラックライター1のサー
ボ信号の書き込み動作を説明する。まずロボットなどに
よりディスクカートリッジ2が供給され、フレキシブル
ディスク21のハブ22がスピンドル31のハブチャッ
ク32に保持される。つまり、センターホール22aに
センターピン33が突入され、当接部22b底面が支持
突起34の受け面に当接し、吸着部22cがマグネット
35の磁気吸着力で保持される。また、シャッター部材
が開閉機構によって開かれ、カートリッジケース23の
上下面に開口した磁気ヘッド挿入用窓部に対して、後に
信号書込手段5がロードされる。
【0041】前記スピンドル31は制御手段100の指
令に基づいて、姿勢検出手段8の検出によりハブ22お
よびカートリッジケース23が正規の姿勢に保持されフ
レキシブルディスク21の回転に支障がないことが確認
されると、回転駆動手段3の作用により所定回転数例え
ば3600rpmで回転駆動され、該スピンドル31に
セットされたフレキシブルディスク21を回転させる。
【0042】なお、スピンドル31の回転数は段階的に
上昇させるようにしてもよく、まず、低速回転(例えば
360rpm)で回転駆動し、この回転状態で姿勢検出
手段8によるチャッキングを確認し、その後高速回転す
るようにしてもよい。
【0043】磁気ヘッド6,7のロード動作は、制御手
段100の指令に基づきVCM54に駆動信号が出力さ
れてヘッドベース53を前進方向に移動させる。これに
伴いロード機構の作動により上下サスペンション6a,
7aが外側に開くように作動し、この状態でヘッドベー
ス53が前進移動して先端のヘッド部6b,7bがカー
トリッジケース23の前端部を越えて窓部に臨む位置に
なると、磁気ヘッド6,7のヘッド部6b,7bの表面
がフレキシブルディスク21に接近するように作動され
る。ロード状態となった磁気ヘッド6,7は、ヘッド部
6b,7bが上下サスペンション6a,7aの均等な付
勢力でフレキシブルディスク21側に付勢されるが、こ
れに抗してフレキシブルディスク21の回転に伴って発
生する気流によって浮上し、所定の間隙を保持してサー
ボ信号の書き込み可能状態となる。
【0044】次に、サーボ信号を書き込むものである
が、まず、VCM54の位置制御によって上下の磁気ヘ
ッド6,7のヘッドギャップをフレキシブルディスク2
1の所定の半径方向位置(最初にサーボ信号を書き込む
トラック位置)にロードし、クロックヘッド42からの
クロック信号を受けた所定の基準点からサーボ信号をサ
ーボトラックに1周書き込む。このサーボトラックへの
サーボ信号の書き込みが終了した後、次のサーボトラッ
クへの磁気ヘッド6,7のシーク動作を行い、次のクロ
ック信号を受けて次のサーボトラックにサーボ信号を1
周書き込む。このようにクロック信号と同期をとりつ
つ、フレキシブルディスク21の外周から内周(または
内周から外周)に順次磁気ヘッド6,7をサーボトラッ
クピッチに対応した所定距離送るシーク動作と書き込み
を繰り返してサーボライトを行う。
【0045】そして、所定の全サーボトラックのサーボ
ライトおよびその他の処理が終了した時点で、磁気ヘッ
ド6,7をディスクカートリッジ2から待避させるアン
ロードを行う。このアンロードは、VCM54の駆動で
ヘッドベース53が後退移動するのに伴うロード機構の
作動で磁気ヘッド6,7が開かれ、この状態でヘッドベ
ース53がさらに後退移動して先端のヘッド部6b,7
bがカートリッジケース23の前端部を越えて外側位置
になり、待避位置まで後退する。処理済みのディスクカ
ートリッジ2は、スピンドル31の回転が停止してから
ロボット等で保持して取り外し、新しいディスクカート
リッジ2をスピンドル31にセットして同様にサーボラ
イトを行う。
【0046】上述したように、本実施形態のサーボトラ
ックライター1によれば、姿勢検出手段8によるフレキ
シブルディスク21の支持状態の確認、およびスピンド
ル31のハブチャック32の特定により、フレキシブル
ディスク21のハブ22をセンターピン33により中心
位置精度および支持突起34により面精度の高い状態で
保持して、サーボ信号の書き込みが行え、信頼性を高め
ることができる。また、駆動ピンを有しないことでチャ
ッキング不良の発生を抑制しつつマグネット35の強い
吸着力で回転中にずれることがないように確実にチャッ
キングし、チャッキング不良による面振れを防止してサ
ーボ信号の書き込み不良、ヘッド破損等を防止すると共
に、生産性の向上が図れ、高速回転するサーボライト用
のハブチャック32として優れた特性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態によるサーボトラッ
クライターの概略構成図
【図2】スピンドルの先端部へのハブの保持状態を示す
要部断面図
【符号の説明】
1 サーボトラックライター 2 ディスクカートリッジ 3 回転駆動手段 4 タイミング検出手段 5 信号書込手段 6,7 磁気ヘッド 8 姿勢検出手段 10 レーザ測長器 21 フレキシブルディスク 22 ハブ 22a センターホール 22b 当接部 22c 吸着部 23 カートリッジケース 31 スピンドル 32 ハブチャック 33 センターピン 34 支持突起 35 マグネット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルディスクの中心部に固着さ
    れたハブをスピンドルに保持し2400rpm以上の高
    速回転で駆動し、この回転中のフレキシブルディスクに
    磁気ヘッドによってサーボ信号を書き込むサーボトラッ
    クライターにおいて、 前記スピンドルの上端にはフレキシブルディスクのハブ
    のセンターホールに突入するセンターピンが設けられ、
    このセンターピンの外周部にハブの底面を接触支持する
    支持突起が設けられ、さらに外周部にマグネットが設け
    られ、該マグネットの非接触吸着力のみでハブを保持す
    ると共に、前記センターピンの外径が規定値に対して±
    1μm以内に形成され、該センターピンのロックウェル
    硬度が62以上であることを特徴とするサーボトラック
    ライター。
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