JP2002025209A - サーボトラックライター - Google Patents
サーボトラックライターInfo
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- JP2002025209A JP2002025209A JP2000200866A JP2000200866A JP2002025209A JP 2002025209 A JP2002025209 A JP 2002025209A JP 2000200866 A JP2000200866 A JP 2000200866A JP 2000200866 A JP2000200866 A JP 2000200866A JP 2002025209 A JP2002025209 A JP 2002025209A
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- disk
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サーボ信号の書き込みにおけるフレキシブル
ディスクと磁気ヘッドの相対位置関係を最適化し、書き
込まれたサーボ信号品質の向上、装置の円滑な稼働を得
る。 【解決手段】 カートリッジケース23内に収納したフレ
キシブルディスク21をスピンドル31に保持し所定回転速
度で回転させ、この回転中のフレキシブルディスク21に
磁気ヘッド6,7によってサーボ信号を書き込むについ
て、スピンドル31に保持されたフレキシブルディスク21
に対し、磁気ヘッド6,7の高さ位置を調整する高さ調整
機構8を備え、その高さ調整でフレキシブルディスク21
とヘッド部6b,7bとの高さ関係を最適状態とする。
ディスクと磁気ヘッドの相対位置関係を最適化し、書き
込まれたサーボ信号品質の向上、装置の円滑な稼働を得
る。 【解決手段】 カートリッジケース23内に収納したフレ
キシブルディスク21をスピンドル31に保持し所定回転速
度で回転させ、この回転中のフレキシブルディスク21に
磁気ヘッド6,7によってサーボ信号を書き込むについ
て、スピンドル31に保持されたフレキシブルディスク21
に対し、磁気ヘッド6,7の高さ位置を調整する高さ調整
機構8を備え、その高さ調整でフレキシブルディスク21
とヘッド部6b,7bとの高さ関係を最適状態とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクドライブ
の磁気ヘッドを正確に位置決めするためのサーボ信号
を、フレキシブルディスクに書き込むサーボトラックラ
イターに関するものである。
の磁気ヘッドを正確に位置決めするためのサーボ信号
を、フレキシブルディスクに書き込むサーボトラックラ
イターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フレキシブルなポリエステル
シート等からなる円盤状のベースの両面に磁性層が形成
され、この磁性層に磁気ヘッドを用いて信号を磁気記録
し得るフレキシブルディスクが磁気ディスクメディアの
一種として提供されている。
シート等からなる円盤状のベースの両面に磁性層が形成
され、この磁性層に磁気ヘッドを用いて信号を磁気記録
し得るフレキシブルディスクが磁気ディスクメディアの
一種として提供されている。
【0003】このフレキシブルディスクは通常、円盤状
の中心部に硬質のハブ(センターコア)が装着され、全
体がプラスチック製のカートリッジケースに収められた
ディスクカートリッジとして提供されており、その取扱
いの容易性、低コストといった利点から、主としてコン
ピュータ用の記録媒体として用いられている。このよう
なディスクカートリッジのうち高密度ディスクカートリ
ッジでは、クローズループ制御によって磁気ヘッドの位
置決めを行う必要があり、この制御のためにはフレキシ
ブルディスクに同心円状にサーボ信号を予め記録してお
くことが要求される。
の中心部に硬質のハブ(センターコア)が装着され、全
体がプラスチック製のカートリッジケースに収められた
ディスクカートリッジとして提供されており、その取扱
いの容易性、低コストといった利点から、主としてコン
ピュータ用の記録媒体として用いられている。このよう
なディスクカートリッジのうち高密度ディスクカートリ
ッジでは、クローズループ制御によって磁気ヘッドの位
置決めを行う必要があり、この制御のためにはフレキシ
ブルディスクに同心円状にサーボ信号を予め記録してお
くことが要求される。
【0004】フレキシブルディスクにサーボ信号を記録
する方法としては、ディスクカートリッジをサーボトラ
ックライターにセットするのに伴ってフレキシブルディ
スクのハブが回転駆動用のスピンドルに保持されると共
に、磁気ヘッドがフレキシブルディスクに対してロード
され、その後、前記スピンドルによってフレキシブルデ
ィスクを回転させつつ、フレキシブルディスクの半径方
向に磁気ヘッドを移動させながらサーボ信号を書き込む
方法が一般に行われている(例えば、特開平9−180
418号公報参照)。
する方法としては、ディスクカートリッジをサーボトラ
ックライターにセットするのに伴ってフレキシブルディ
スクのハブが回転駆動用のスピンドルに保持されると共
に、磁気ヘッドがフレキシブルディスクに対してロード
され、その後、前記スピンドルによってフレキシブルデ
ィスクを回転させつつ、フレキシブルディスクの半径方
向に磁気ヘッドを移動させながらサーボ信号を書き込む
方法が一般に行われている(例えば、特開平9−180
418号公報参照)。
【0005】上記フレキシブルディスクにサーボ信号を
書き込むについては、カートリッジケースに収める以前
のフレキシブルディスク単体の状態またはこのフレキシ
ブルディスクの中心部にハブを固着した状態で行い、そ
の後、カートリッジケースに収納する方法と、ハブ付き
のフレキシブルディスクをカートリッジケースに収めた
ディスクカートリッジの状態で行う方法とがあるが、製
造の観点からは、ハンドリングの容易さ、ドロップアウ
トの低減(あるいは必要なクリーンルームの規模)から
もフレキシブルディスクをカートリッジケースに収納し
た状態でサーボ信号を書き込むのが有利である。
書き込むについては、カートリッジケースに収める以前
のフレキシブルディスク単体の状態またはこのフレキシ
ブルディスクの中心部にハブを固着した状態で行い、そ
の後、カートリッジケースに収納する方法と、ハブ付き
のフレキシブルディスクをカートリッジケースに収めた
ディスクカートリッジの状態で行う方法とがあるが、製
造の観点からは、ハンドリングの容易さ、ドロップアウ
トの低減(あるいは必要なクリーンルームの規模)から
もフレキシブルディスクをカートリッジケースに収納し
た状態でサーボ信号を書き込むのが有利である。
【0006】また、大容量フレキシブルディスクにサー
ボ信号を書き込むにあたっては、このフレキシブルディ
スクを例えば2400rpmさらには3600rpmな
どで高速回転させて処理時間の短縮化を図る。その際、
磁気ヘッドはハードディスク等で使用される浮上型ヘッ
ドを用い、フレキシブルディスクと磁気ヘッドとの接触
を軽減して行うのが好適である。
ボ信号を書き込むにあたっては、このフレキシブルディ
スクを例えば2400rpmさらには3600rpmな
どで高速回転させて処理時間の短縮化を図る。その際、
磁気ヘッドはハードディスク等で使用される浮上型ヘッ
ドを用い、フレキシブルディスクと磁気ヘッドとの接触
を軽減して行うのが好適である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、品質よくサ
ーボ信号を書き込むためには、回転するフレキシブルデ
ィスクの高さと磁気ヘッドとの位置関係が所定の状態に
精度良く保持されている必要がある。
ーボ信号を書き込むためには、回転するフレキシブルデ
ィスクの高さと磁気ヘッドとの位置関係が所定の状態に
精度良く保持されている必要がある。
【0008】つまり、前記浮上型磁気ヘッドはフレキシ
ブルディスクが高速回転している状態において、このデ
ィスクに伴って生成する気流によって浮上することか
ら、フレキシブルディスクの片面(0面)および他面
(1面)にそれぞれサーボ信号を書き込む0面側および
1面側の磁気ヘッドのロード状態において、両側の磁気
ヘッドの中心位置をフレキシブルディスクが平坦な状態
で回転する位置関係にないと、片方の磁気ヘッドがフレ
キシブルディスクに対して強く当たった状態となり、フ
レキシブルディスクが変形した状態で回転し、磁気ヘッ
ドに偏摩耗を発生したり、ディスク面の傷付きの原因と
なる。
ブルディスクが高速回転している状態において、このデ
ィスクに伴って生成する気流によって浮上することか
ら、フレキシブルディスクの片面(0面)および他面
(1面)にそれぞれサーボ信号を書き込む0面側および
1面側の磁気ヘッドのロード状態において、両側の磁気
ヘッドの中心位置をフレキシブルディスクが平坦な状態
で回転する位置関係にないと、片方の磁気ヘッドがフレ
キシブルディスクに対して強く当たった状態となり、フ
レキシブルディスクが変形した状態で回転し、磁気ヘッ
ドに偏摩耗を発生したり、ディスク面の傷付きの原因と
なる。
【0009】また、上記のように最適な高さ位置関係に
ないと、フレキシブルディスクの面振れによるサーボ信
号異常、0面と1面のヘッド当たり差に伴う信号品質
差、フレキシブルディスクの回転トルクの増大によりス
ピンドル回転に伴ってハブとの間にずれが生じ、サーボ
信号に曲がりが発生するなど、品質のよいサーボ信号が
書き込めない要因となる。
ないと、フレキシブルディスクの面振れによるサーボ信
号異常、0面と1面のヘッド当たり差に伴う信号品質
差、フレキシブルディスクの回転トルクの増大によりス
ピンドル回転に伴ってハブとの間にずれが生じ、サーボ
信号に曲がりが発生するなど、品質のよいサーボ信号が
書き込めない要因となる。
【0010】前記フレキシブルディスクと磁気ヘッドと
の高さ方向(スピンドルの軸方向)の位置関係は、基本
的にはフレキシブルディスクの中心部に固着されたハブ
がスピンドルの先端受け面にチャッキング保持される高
さを基準として規定され、フレキシブルディスクの回転
高さ、磁気ヘッドのロード高さ等が厳密に設定されてい
るが、フレキシブルディスクはその可撓性によって変形
してその回転高さが変動する。特に、カートリッジケー
ス内に収納されたフレキシブルディスクは、0面および
1面に微小間隙をもってライナーが近接し、その回転状
態においてはこのライナーとの距離関係の影響を大きく
受け、上下の負圧差によって変位する。カートリッジケ
ースは成形品であることで、成形時の変形などにより製
品間で寸法誤差が大きく、ディスクカートリッジをサー
ボトラックライターにセットし、スピンドルにチャッキ
ングしたフレキシブルディスクはハブによって規定され
る回転位置からずれた高さ位置で回転する場合がある。
また、このライナーとの近接関係において、片方のライ
ナーとの間隙が狭く上下の間隙が不均等となると高速回
転するフレキシブルディスクの回転トルクが高くなる傾
向にあり、安定した高速回転状態が得られず、サーボ信
号の書き込み品質に影響を与える。
の高さ方向(スピンドルの軸方向)の位置関係は、基本
的にはフレキシブルディスクの中心部に固着されたハブ
がスピンドルの先端受け面にチャッキング保持される高
さを基準として規定され、フレキシブルディスクの回転
高さ、磁気ヘッドのロード高さ等が厳密に設定されてい
るが、フレキシブルディスクはその可撓性によって変形
してその回転高さが変動する。特に、カートリッジケー
ス内に収納されたフレキシブルディスクは、0面および
1面に微小間隙をもってライナーが近接し、その回転状
態においてはこのライナーとの距離関係の影響を大きく
受け、上下の負圧差によって変位する。カートリッジケ
ースは成形品であることで、成形時の変形などにより製
品間で寸法誤差が大きく、ディスクカートリッジをサー
ボトラックライターにセットし、スピンドルにチャッキ
ングしたフレキシブルディスクはハブによって規定され
る回転位置からずれた高さ位置で回転する場合がある。
また、このライナーとの近接関係において、片方のライ
ナーとの間隙が狭く上下の間隙が不均等となると高速回
転するフレキシブルディスクの回転トルクが高くなる傾
向にあり、安定した高速回転状態が得られず、サーボ信
号の書き込み品質に影響を与える。
【0011】上記のような点から、フレキシブルディス
クの0面および1面で正確なサーボ信号の書き込みを行
うには、個々のディスクカートリッジにおけるフレキシ
ブルディスクの回転高さとサーボトラックライターの磁
気ヘッド高さとが最適な高さ位置関係とならなければな
らない。
クの0面および1面で正確なサーボ信号の書き込みを行
うには、個々のディスクカートリッジにおけるフレキシ
ブルディスクの回転高さとサーボトラックライターの磁
気ヘッド高さとが最適な高さ位置関係とならなければな
らない。
【0012】そこで本発明は上記の点に鑑みてなされた
ものであり、サーボ信号の書き込みにおけるフレキシブ
ルディスクと磁気ヘッドの相対位置関係を最適状態とし
てサーボ信号品質の向上、装置の円滑な稼働を得るよう
にしたサーボトラックライターを提供せんとするもので
ある。
ものであり、サーボ信号の書き込みにおけるフレキシブ
ルディスクと磁気ヘッドの相対位置関係を最適状態とし
てサーボ信号品質の向上、装置の円滑な稼働を得るよう
にしたサーボトラックライターを提供せんとするもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明のサーボトラックライターは、カートリッジケース内
に収納したフレキシブルディスクをスピンドルに保持し
所定回転速度で回転させ、この回転中のフレキシブルデ
ィスクに磁気ヘッドによってサーボ信号を書き込むサー
ボトラックライターにおいて、前記スピンドルに保持さ
れたフレキシブルディスクに対し、前記磁気ヘッドの高
さ位置を調整する高さ調整機構を備えたことを特徴とす
るものである。
明のサーボトラックライターは、カートリッジケース内
に収納したフレキシブルディスクをスピンドルに保持し
所定回転速度で回転させ、この回転中のフレキシブルデ
ィスクに磁気ヘッドによってサーボ信号を書き込むサー
ボトラックライターにおいて、前記スピンドルに保持さ
れたフレキシブルディスクに対し、前記磁気ヘッドの高
さ位置を調整する高さ調整機構を備えたことを特徴とす
るものである。
【0014】前記高さ調整機構は、フレキシブルディス
クに書き込んだ信号を前記磁気ヘッドによって読み取っ
た出力レベルが最大値となるように調整するのが好まし
い。また、前記高さ調整機構は、フレキシブルディスク
の回転トルクが最小値となるように調整するのが好まし
い。
クに書き込んだ信号を前記磁気ヘッドによって読み取っ
た出力レベルが最大値となるように調整するのが好まし
い。また、前記高さ調整機構は、フレキシブルディスク
の回転トルクが最小値となるように調整するのが好まし
い。
【0015】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、スピンド
ルに保持したフレキシブルディスクに対して磁気ヘッド
の高さ位置を調整する高さ調整機構を備えたことによ
り、カートリッジケースの寸法誤差等に起因して変化す
るフレキシブルディスクの高さに対して磁気ヘッドの高
さを最適状態に調整して、フレキシブルディスクと磁気
ヘッドとの最適な位置関係を得ることができる。
ルに保持したフレキシブルディスクに対して磁気ヘッド
の高さ位置を調整する高さ調整機構を備えたことによ
り、カートリッジケースの寸法誤差等に起因して変化す
るフレキシブルディスクの高さに対して磁気ヘッドの高
さを最適状態に調整して、フレキシブルディスクと磁気
ヘッドとの最適な位置関係を得ることができる。
【0016】これにより、フレキシブルディスクの面振
れによるサーボ信号異常、0面と1面のヘッド当たり差
に伴う信号品質差、および、ハブのずれによるサーボ信
号の曲がりがなくなり、正確なサーボ信号の書き込みが
行えて信頼性を高めることができると共に、ディスク面
の傷付きを防止でき、磁気ヘッドの偏摩耗を阻止して耐
久性を延ばすことができる。
れによるサーボ信号異常、0面と1面のヘッド当たり差
に伴う信号品質差、および、ハブのずれによるサーボ信
号の曲がりがなくなり、正確なサーボ信号の書き込みが
行えて信頼性を高めることができると共に、ディスク面
の傷付きを防止でき、磁気ヘッドの偏摩耗を阻止して耐
久性を延ばすことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一つの
実施の形態にかかるサーボトラックライターを示す概略
図である。
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一つの
実施の形態にかかるサーボトラックライターを示す概略
図である。
【0018】サーボトラックライター1は、セットされ
たディスクカートリッジ2内のフレキシブルディスク2
1をモーター等を備えた回転駆動手段3により回転駆動
するスピンドル31を具備している。スピンドル31は
定盤9に設置された本体部30に支持され、その上端に
はディスクカートリッジ2に収納されたフレキシブルデ
ィスク21の中心部に固着されたハブ22(センータコ
ア)のセンターホールに突入するセンターピン33が設
けられると共に、この上端面がハブ22の受け面(基準
面)として形成されて、磁気吸着力等によりチャッキン
グするハブチャック32を備えている。
たディスクカートリッジ2内のフレキシブルディスク2
1をモーター等を備えた回転駆動手段3により回転駆動
するスピンドル31を具備している。スピンドル31は
定盤9に設置された本体部30に支持され、その上端に
はディスクカートリッジ2に収納されたフレキシブルデ
ィスク21の中心部に固着されたハブ22(センータコ
ア)のセンターホールに突入するセンターピン33が設
けられると共に、この上端面がハブ22の受け面(基準
面)として形成されて、磁気吸着力等によりチャッキン
グするハブチャック32を備えている。
【0019】前記スピンドル31はエアスピンドルを適
用するのが、ランアウトを小さくする上で好ましい。ス
ピンドル31の回転に伴い、ハブチャック32にチャッ
キングされたハブ22およびフレキシブルディスク21
は所定高速回転(例えば3600rpm)に保たれる。
用するのが、ランアウトを小さくする上で好ましい。ス
ピンドル31の回転に伴い、ハブチャック32にチャッ
キングされたハブ22およびフレキシブルディスク21
は所定高速回転(例えば3600rpm)に保たれる。
【0020】前記ディスクカートリッジ2は、鎖線で示
すカートリッジケース23内に前記フレキシブルディス
ク21を回転可能に収納し、図示してないが、カートリ
ッジケース23の上下面には磁気ヘッド挿入用の窓部を
有し、この窓部を通して後述の磁気ヘッド6,7がフレ
キシブルディスク21の下面(0面)および上面(1
面)にアクセス可能であり、この窓部を開閉するシャッ
ター部材が摺動可能に設置されている。また、カートリ
ッジケース23の内面には、前記フレキシブルディスク
21の上下面に対向して不織布等によるライナー(図示
せず)が配設されている。
すカートリッジケース23内に前記フレキシブルディス
ク21を回転可能に収納し、図示してないが、カートリ
ッジケース23の上下面には磁気ヘッド挿入用の窓部を
有し、この窓部を通して後述の磁気ヘッド6,7がフレ
キシブルディスク21の下面(0面)および上面(1
面)にアクセス可能であり、この窓部を開閉するシャッ
ター部材が摺動可能に設置されている。また、カートリ
ッジケース23の内面には、前記フレキシブルディスク
21の上下面に対向して不織布等によるライナー(図示
せず)が配設されている。
【0021】前記スピンドル31にはフレキシブルディ
スク21と同軸にハードディスクによるクロックディス
ク41が設置され、このクロックディスク41にクロッ
ク信号(基準信号パルス)がクロックヘッド42によっ
て記録再生され、フレキシブルディスク21の回転角度
の基準位置を検出するタイミング検出手段4が構成され
る。上記クロックディスク41およびクロックヘッド4
2は、公知のハードディスク装置のものが使用可能であ
り、クロックヘッド42は定盤9に設置された支持部材
43に取り付けられる。
スク21と同軸にハードディスクによるクロックディス
ク41が設置され、このクロックディスク41にクロッ
ク信号(基準信号パルス)がクロックヘッド42によっ
て記録再生され、フレキシブルディスク21の回転角度
の基準位置を検出するタイミング検出手段4が構成され
る。上記クロックディスク41およびクロックヘッド4
2は、公知のハードディスク装置のものが使用可能であ
り、クロックヘッド42は定盤9に設置された支持部材
43に取り付けられる。
【0022】前記定盤9(防振台)にはサーボ信号を書
き込む信号書込手段5が設置される。この信号書込手段
5は、フレキシブルディスク21を挟むように配置され
たアッパー側(1面側)磁気ヘッド6とロアー側(0面
側)磁気ヘッド7とを上下に対向して備え、両磁気ヘッ
ド6,7が移動部材55に取り付けられ、この移動部材
55が後述の高さ調整機構8により高さ方向に移動可能
にヘッドベース53に支持されている。ヘッドベース5
3は定盤9に設置された基台51上のリニアガイド52
にスピンドル31の中心に向けて往復移動可能に支持さ
れ、VCM(ボイスコイルモータ)54の駆動によって
リニアガイド52に沿って移動操作されると共に、レー
ザ測長器10を利用した位置制御によって磁気ヘッド
6,7の停止位置が精度よく制御される。
き込む信号書込手段5が設置される。この信号書込手段
5は、フレキシブルディスク21を挟むように配置され
たアッパー側(1面側)磁気ヘッド6とロアー側(0面
側)磁気ヘッド7とを上下に対向して備え、両磁気ヘッ
ド6,7が移動部材55に取り付けられ、この移動部材
55が後述の高さ調整機構8により高さ方向に移動可能
にヘッドベース53に支持されている。ヘッドベース5
3は定盤9に設置された基台51上のリニアガイド52
にスピンドル31の中心に向けて往復移動可能に支持さ
れ、VCM(ボイスコイルモータ)54の駆動によって
リニアガイド52に沿って移動操作されると共に、レー
ザ測長器10を利用した位置制御によって磁気ヘッド
6,7の停止位置が精度よく制御される。
【0023】レーザ測長器10は、磁気ヘッド6,7の
位置をヘッドベース53の位置から検出するため、ヘッ
ドベース53にリフレクター11が設置され、レーザト
ランスデューサ12からハーフミラー13を介してリフ
レクター11にレーザ光が照射され、その反射光がハー
フミラー13を経てレシーバ14に入射され、その測長
により位置検出が行われ、後述の制御手段100に送出
される。この測長に応じた制御で磁気ヘッド6,7のロ
ード、アンロード、シーク動作などが行われる。
位置をヘッドベース53の位置から検出するため、ヘッ
ドベース53にリフレクター11が設置され、レーザト
ランスデューサ12からハーフミラー13を介してリフ
レクター11にレーザ光が照射され、その反射光がハー
フミラー13を経てレシーバ14に入射され、その測長
により位置検出が行われ、後述の制御手段100に送出
される。この測長に応じた制御で磁気ヘッド6,7のロ
ード、アンロード、シーク動作などが行われる。
【0024】両側の磁気ヘッド6,7は、ダイナミック
ローディング等の公知のロード機構(図示せず)によっ
てVCM54の駆動に応じて開閉作動され、スピンドル
31にセットされたディスクカートリッジ2内のフレキ
シブルディスク21に面する位置にロードされると共
に、この位置から後退した待避位置にアンロードされ
る。アッパー側磁気ヘッド6およびロアー側磁気ヘッド
7は、サスペンション6a,7aの先端に、ヘッドギャ
ップを有するヘッドコアを備えたヘッド部6b,7b
(スライダ)が固着されている。このヘッド部6b,7
bはサスペンション6a,7aのバネ付勢力でフレキシ
ブルディスク21の表面側に弱い力で付勢される一方、
エアベアリング部分により高速回転するフレキシブルデ
ィスク21に伴って発生する空気流により浮上し、ヘッ
ドギャップとフレキシブルディスク21の表面とが所定
の間隙を保持するようになっている。
ローディング等の公知のロード機構(図示せず)によっ
てVCM54の駆動に応じて開閉作動され、スピンドル
31にセットされたディスクカートリッジ2内のフレキ
シブルディスク21に面する位置にロードされると共
に、この位置から後退した待避位置にアンロードされ
る。アッパー側磁気ヘッド6およびロアー側磁気ヘッド
7は、サスペンション6a,7aの先端に、ヘッドギャ
ップを有するヘッドコアを備えたヘッド部6b,7b
(スライダ)が固着されている。このヘッド部6b,7
bはサスペンション6a,7aのバネ付勢力でフレキシ
ブルディスク21の表面側に弱い力で付勢される一方、
エアベアリング部分により高速回転するフレキシブルデ
ィスク21に伴って発生する空気流により浮上し、ヘッ
ドギャップとフレキシブルディスク21の表面とが所定
の間隙を保持するようになっている。
【0025】ディスクカートリッジ2は上方からロボッ
ト等の供給機構によってスピンドル31に対して搬入セ
ットされるものであり、シャッター開閉機構によって開
かれた磁気ヘッド挿入用窓部に対して磁気ヘッド6,7
がロード/アンロードされる。
ト等の供給機構によってスピンドル31に対して搬入セ
ットされるものであり、シャッター開閉機構によって開
かれた磁気ヘッド挿入用窓部に対して磁気ヘッド6,7
がロード/アンロードされる。
【0026】また、搬入セットされたディスクカートリ
ッジ2に対し、磁気ヘッド6,7の高さ位置を調整する
高さ調整機構8が設置されている。高さ調整機構8は、
磁気ヘッド6,7の読み取り出力レベルまたは回転駆動
手段3(スピンドルモータ)の回転トルクに基づき、フ
ィードバック制御による自動調整または手動調整で高さ
調整するもので、フレキシブルディスク21の高さに対
して磁気ヘッド6,7の高さを調整して両者の位置関係
を最適状態とする。
ッジ2に対し、磁気ヘッド6,7の高さ位置を調整する
高さ調整機構8が設置されている。高さ調整機構8は、
磁気ヘッド6,7の読み取り出力レベルまたは回転駆動
手段3(スピンドルモータ)の回転トルクに基づき、フ
ィードバック制御による自動調整または手動調整で高さ
調整するもので、フレキシブルディスク21の高さに対
して磁気ヘッド6,7の高さを調整して両者の位置関係
を最適状態とする。
【0027】具体的には、高さ調整機構8は、図2に示
すように、上下の磁気ヘッド6,7が取り付けられた移
動部材55が、ギヤ機構等の昇降手段81によってヘッ
ドベース53に上下方向(スピンドル31の軸方向)に
移動可能に保持され、昇降手段81の図示しないアクチ
ュエータによって高さ方向に作動され、上下の磁気ヘッ
ド6,7とフレキシブルディスク21との相対的高さ位
置を調整する。昇降手段81のアクチュエータは、制御
手段100によって作動制御される。この制御手段10
0による高さ調整は、フレキシブルディスク21に書き
込んだ信号(高さ調整のための疑似信号)をロード状態
にある磁気ヘッド6,7によって読み取り、その出力レ
ベルP(図3参照)が最大値となるように昇降手段81
の作動をフィードバック制御するか、または、スピンド
ル31の回転トルクT(図3参照)を検出し、フレキシ
ブルディスク21の駆動抵抗が最小値となるように昇降
手段81の作動をフィードバック制御する。
すように、上下の磁気ヘッド6,7が取り付けられた移
動部材55が、ギヤ機構等の昇降手段81によってヘッ
ドベース53に上下方向(スピンドル31の軸方向)に
移動可能に保持され、昇降手段81の図示しないアクチ
ュエータによって高さ方向に作動され、上下の磁気ヘッ
ド6,7とフレキシブルディスク21との相対的高さ位
置を調整する。昇降手段81のアクチュエータは、制御
手段100によって作動制御される。この制御手段10
0による高さ調整は、フレキシブルディスク21に書き
込んだ信号(高さ調整のための疑似信号)をロード状態
にある磁気ヘッド6,7によって読み取り、その出力レ
ベルP(図3参照)が最大値となるように昇降手段81
の作動をフィードバック制御するか、または、スピンド
ル31の回転トルクT(図3参照)を検出し、フレキシ
ブルディスク21の駆動抵抗が最小値となるように昇降
手段81の作動をフィードバック制御する。
【0028】前記読み取り出力レベルPは、図3に示す
ように、フレキシブルディスク21と磁気ヘッド6,7
のヘッド部6b,7bとの相対的高さの変動に対して、
所定の高さa点の近傍で最大値を示すものであり、この
適性高さ範囲を越えて離れるか接近すると、出力レベル
Pが低下する特性を有し、アッパー側磁気ヘッド6およ
びロアー側磁気ヘッド7のいずれにおいても読み取り出
力レベルPが最大値となって高さが上記適性範囲となる
ように、上下のヘッド部6b,7bの高さを昇降手段8
1の駆動制御で自動的に調整する。
ように、フレキシブルディスク21と磁気ヘッド6,7
のヘッド部6b,7bとの相対的高さの変動に対して、
所定の高さa点の近傍で最大値を示すものであり、この
適性高さ範囲を越えて離れるか接近すると、出力レベル
Pが低下する特性を有し、アッパー側磁気ヘッド6およ
びロアー側磁気ヘッド7のいずれにおいても読み取り出
力レベルPが最大値となって高さが上記適性範囲となる
ように、上下のヘッド部6b,7bの高さを昇降手段8
1の駆動制御で自動的に調整する。
【0029】その調整動作は、ディスクカートリッジ2
がセットされてフレキシブルディスク21がスピンドル
31の先端にチャッキングされると、磁気ヘッド6,7
によって高さ調整用の疑似信号を書き込み(または予め
書き込んでおく)、これを磁気ヘッド6,7で読み取
り、昇降手段81の作動によって高さを変動させて両側
の磁気ヘッド6,7の読み取り出力のレベルチェックを
行う。両側の出力が最大値となる高さ位置に調整する。
この高さ調整を、磁気ヘッド6,7をフレキシブルディ
スク21の内周側および外周側にロードして行った後
に、上記疑似信号を消去し、続いてサーボ信号の書き込
みを開始する。
がセットされてフレキシブルディスク21がスピンドル
31の先端にチャッキングされると、磁気ヘッド6,7
によって高さ調整用の疑似信号を書き込み(または予め
書き込んでおく)、これを磁気ヘッド6,7で読み取
り、昇降手段81の作動によって高さを変動させて両側
の磁気ヘッド6,7の読み取り出力のレベルチェックを
行う。両側の出力が最大値となる高さ位置に調整する。
この高さ調整を、磁気ヘッド6,7をフレキシブルディ
スク21の内周側および外周側にロードして行った後
に、上記疑似信号を消去し、続いてサーボ信号の書き込
みを開始する。
【0030】また、前記回転トルクTは、図3に示すよ
うに、フレキシブルディスク21と磁気ヘッド6,7の
ヘッド部6b,7bとの相対的高さの変動に対して、所
定の高さa点の近傍で最小値を示すものであり、この適
性高さ範囲を越えて離れるか接近すると、回転トルクT
が上昇する特性を有し、この回転トルクTが最小値とな
って高さが適性範囲となるように、磁気ヘッド6,7の
高さを昇降手段81の駆動制御で自動的に調整する。
うに、フレキシブルディスク21と磁気ヘッド6,7の
ヘッド部6b,7bとの相対的高さの変動に対して、所
定の高さa点の近傍で最小値を示すものであり、この適
性高さ範囲を越えて離れるか接近すると、回転トルクT
が上昇する特性を有し、この回転トルクTが最小値とな
って高さが適性範囲となるように、磁気ヘッド6,7の
高さを昇降手段81の駆動制御で自動的に調整する。
【0031】上記のように高さ調整を行った状態におい
ては、上下のヘッド部6b,7bがフレキシブルディス
ク21の表面に対して均等な浮上状態となり、最適なサ
ーボ信号記録が行える。
ては、上下のヘッド部6b,7bがフレキシブルディス
ク21の表面に対して均等な浮上状態となり、最適なサ
ーボ信号記録が行える。
【0032】制御手段100は、回転駆動手段3による
スピンドル31すなわちフレキシブルディスク21の回
転駆動制御、信号書込手段5で書き込むサーボ信号の生
成およびサーボ信号の書き込み制御、レーザ測長器10
の検出に応じたVCM54の駆動制御、高さ調整機構8
の昇降手段81の駆動制御などを行うものであり、この
制御手段100にはタイミング検出手段4のクロックヘ
ッド42によるフレキシブルディスク21の回転位置を
検出するタイミング信号、レーザ測長器10の信号、高
さ調整用の読み取り出力レベルの信号または回転トルク
信号、その他の検出信号が入力される。
スピンドル31すなわちフレキシブルディスク21の回
転駆動制御、信号書込手段5で書き込むサーボ信号の生
成およびサーボ信号の書き込み制御、レーザ測長器10
の検出に応じたVCM54の駆動制御、高さ調整機構8
の昇降手段81の駆動制御などを行うものであり、この
制御手段100にはタイミング検出手段4のクロックヘ
ッド42によるフレキシブルディスク21の回転位置を
検出するタイミング信号、レーザ測長器10の信号、高
さ調整用の読み取り出力レベルの信号または回転トルク
信号、その他の検出信号が入力される。
【0033】次に前記サーボトラックライター1のサー
ボ信号の書き込み動作を説明する。まずロボットなどに
よりディスクカートリッジ2が供給され、フレキシブル
ディスク21のハブ22がスピンドル31のハブチャッ
ク32に保持される。また、シャッター部材が開閉機構
によって開かれ、カートリッジケース23の上下面に開
口した磁気ヘッド挿入用窓部に対して信号書込手段5が
ロードされる。
ボ信号の書き込み動作を説明する。まずロボットなどに
よりディスクカートリッジ2が供給され、フレキシブル
ディスク21のハブ22がスピンドル31のハブチャッ
ク32に保持される。また、シャッター部材が開閉機構
によって開かれ、カートリッジケース23の上下面に開
口した磁気ヘッド挿入用窓部に対して信号書込手段5が
ロードされる。
【0034】前記スピンドル31は制御手段100の指
令に基づいて回転駆動手段3の作用により所定回転数例
えば3600rpmで回転駆動され、該スピンドル31
にセットされたフレキシブルディスク21を回転させ
る。磁気ヘッド6,7のロード動作は、制御手段100
の指令に基づきVCM54に駆動信号が出力されてヘッ
ドベース53を前進方向に移動させる。これに伴いロー
ド機構の作動により上下サスペンション6a,7aが外
側に開くように作動し、この状態でヘッドベース53が
前進移動して先端のヘッド部6b,7bがカートリッジ
ケース23の前端部を越えて窓部に臨む位置になると、
磁気ヘッド6,7のヘッド部6b,7bの表面がフレキ
シブルディスク21に接近するように作動される。ロー
ド状態となった磁気ヘッド6,7は、ヘッド部6b,7
bが上下サスペンション6a,7aの付勢力でフレキシ
ブルディスク21側に付勢されるが、これに抗してフレ
キシブルディスク21の回転に伴って発生する気流によ
って浮上し、所定の間隙を保持してサーボ信号の書き込
み可能状態となる。
令に基づいて回転駆動手段3の作用により所定回転数例
えば3600rpmで回転駆動され、該スピンドル31
にセットされたフレキシブルディスク21を回転させ
る。磁気ヘッド6,7のロード動作は、制御手段100
の指令に基づきVCM54に駆動信号が出力されてヘッ
ドベース53を前進方向に移動させる。これに伴いロー
ド機構の作動により上下サスペンション6a,7aが外
側に開くように作動し、この状態でヘッドベース53が
前進移動して先端のヘッド部6b,7bがカートリッジ
ケース23の前端部を越えて窓部に臨む位置になると、
磁気ヘッド6,7のヘッド部6b,7bの表面がフレキ
シブルディスク21に接近するように作動される。ロー
ド状態となった磁気ヘッド6,7は、ヘッド部6b,7
bが上下サスペンション6a,7aの付勢力でフレキシ
ブルディスク21側に付勢されるが、これに抗してフレ
キシブルディスク21の回転に伴って発生する気流によ
って浮上し、所定の間隙を保持してサーボ信号の書き込
み可能状態となる。
【0035】この後、高さ調整機構8によって磁気ヘッ
ド6,7の高さ位置を調整して、回転するフレキシブル
ディスク21とヘッド部6b,7bとの高さ位置関係を
最適状態とし、両ヘッド部6b,7bの中間位置にフレ
キシブルディスク21が平坦に回転するように調整す
る。
ド6,7の高さ位置を調整して、回転するフレキシブル
ディスク21とヘッド部6b,7bとの高さ位置関係を
最適状態とし、両ヘッド部6b,7bの中間位置にフレ
キシブルディスク21が平坦に回転するように調整す
る。
【0036】次に、サーボ信号を書き込むものである
が、まず、VCM54の位置制御によって上下の磁気ヘ
ッド6,7のヘッドギャップをフレキシブルディスク2
1の所定の半径方向位置(最初にサーボ信号を書き込む
トラック位置)にロードし、クロックヘッド42からの
タイミング信号を受けた所定の基準点からサーボ信号を
サーボトラックに1周書き込む。このサーボトラックへ
のサーボ信号の書き込みが終了した後、次のサーボトラ
ックへの磁気ヘッド6,7のシーク動作を行い、次のタ
イミング信号を受けて次のサーボトラックにサーボ信号
を1周書き込む。このようにクロック信号と同期をとり
つつ、フレキシブルディスク21の外周から内周(また
は内周から外周)に順次磁気ヘッド6,7をサーボトラ
ックピッチに対応した所定距離送るシーク動作と書き込
みを繰り返してサーボライトを行う。
が、まず、VCM54の位置制御によって上下の磁気ヘ
ッド6,7のヘッドギャップをフレキシブルディスク2
1の所定の半径方向位置(最初にサーボ信号を書き込む
トラック位置)にロードし、クロックヘッド42からの
タイミング信号を受けた所定の基準点からサーボ信号を
サーボトラックに1周書き込む。このサーボトラックへ
のサーボ信号の書き込みが終了した後、次のサーボトラ
ックへの磁気ヘッド6,7のシーク動作を行い、次のタ
イミング信号を受けて次のサーボトラックにサーボ信号
を1周書き込む。このようにクロック信号と同期をとり
つつ、フレキシブルディスク21の外周から内周(また
は内周から外周)に順次磁気ヘッド6,7をサーボトラ
ックピッチに対応した所定距離送るシーク動作と書き込
みを繰り返してサーボライトを行う。
【0037】そして、所定の全サーボトラックのサーボ
ライトおよびその他の処理が終了した時点で、磁気ヘッ
ド6,7をディスクカートリッジ2から待避させるアン
ロードを行う。このアンロードは、VCM54の駆動で
ヘッドベース53が後退移動するのに伴うロード機構の
作動で磁気ヘッド6,7が開かれ、この状態でヘッドベ
ース53がさらに後退移動して先端のヘッド部6b,7
bがカートリッジケース23の前端部を越えて外側位置
になり、待避位置まで後退する。処理済みのディスクカ
ートリッジ2は、スピンドル31の回転が停止してから
ロボット等で保持して取り外し、新しいディスクカート
リッジ2をスピンドル31にセットして同様にサーボラ
イトを行う。
ライトおよびその他の処理が終了した時点で、磁気ヘッ
ド6,7をディスクカートリッジ2から待避させるアン
ロードを行う。このアンロードは、VCM54の駆動で
ヘッドベース53が後退移動するのに伴うロード機構の
作動で磁気ヘッド6,7が開かれ、この状態でヘッドベ
ース53がさらに後退移動して先端のヘッド部6b,7
bがカートリッジケース23の前端部を越えて外側位置
になり、待避位置まで後退する。処理済みのディスクカ
ートリッジ2は、スピンドル31の回転が停止してから
ロボット等で保持して取り外し、新しいディスクカート
リッジ2をスピンドル31にセットして同様にサーボラ
イトを行う。
【0038】上述したように、本実施形態のサーボトラ
ックライター1によれば、スピンドル31に保持された
フレキシブルディスク21に対して磁気ヘッド6,7の
高さ位置を調整する高さ調整機構8を備えたことによ
り、回転するフレキシブルディスク21とヘッド部6
b,7bとの高さ位置関係を最適状態とすることがで
き、品質のよいサーボ信号を書き込んで信頼性を高める
と共に、磁気ヘッド6,7の偏摩耗およびディスク面の
傷付きを防止することができる。
ックライター1によれば、スピンドル31に保持された
フレキシブルディスク21に対して磁気ヘッド6,7の
高さ位置を調整する高さ調整機構8を備えたことによ
り、回転するフレキシブルディスク21とヘッド部6
b,7bとの高さ位置関係を最適状態とすることがで
き、品質のよいサーボ信号を書き込んで信頼性を高める
と共に、磁気ヘッド6,7の偏摩耗およびディスク面の
傷付きを防止することができる。
【0039】次に図4および図5は高さ調整機構8の他
の実施の形態を示す図である。この実施形態の高さ調整
機構8はネジ式で手動調整する方式であり、上下の磁気
ヘッド6,7が取り付けられた移動部材55が、高さ調
整ネジ82によってヘッドベース53に上下方向に移動
可能に保持され、この高さ調整ネジ82のねじ込み量調
整で上下の磁気ヘッド6,7とフレキシブルディスク2
1との相対的高さ位置を調整する。高さ調整ネジ82は
移動部材55の前部中央と後部左右の3点に設けられ、
全体の高さ調整と前後および左右方向の傾き(ロール/
ピッチ)の調整も行えるようになっている。移動部材5
5とヘッドベース53との間には各高さ調整ネジ82に
それぞれスプリング83が縮装され、移動部材55をヘ
ッドベース53から離間して上方に付勢している。
の実施の形態を示す図である。この実施形態の高さ調整
機構8はネジ式で手動調整する方式であり、上下の磁気
ヘッド6,7が取り付けられた移動部材55が、高さ調
整ネジ82によってヘッドベース53に上下方向に移動
可能に保持され、この高さ調整ネジ82のねじ込み量調
整で上下の磁気ヘッド6,7とフレキシブルディスク2
1との相対的高さ位置を調整する。高さ調整ネジ82は
移動部材55の前部中央と後部左右の3点に設けられ、
全体の高さ調整と前後および左右方向の傾き(ロール/
ピッチ)の調整も行えるようになっている。移動部材5
5とヘッドベース53との間には各高さ調整ネジ82に
それぞれスプリング83が縮装され、移動部材55をヘ
ッドベース53から離間して上方に付勢している。
【0040】本実施形態の高さ調整機構8による高さ調
整は、前述と同様に、磁気ヘッド6,7の読み取り出力
レベルまたは回転駆動手段3(スピンドルモータ)の回
転トルクの検出に基づき、高さ調整ネジ82のねじ込み
量を手動調節するもので、フレキシブルディスク21と
磁気ヘッド6,7との位置関係を最適状態とする。
整は、前述と同様に、磁気ヘッド6,7の読み取り出力
レベルまたは回転駆動手段3(スピンドルモータ)の回
転トルクの検出に基づき、高さ調整ネジ82のねじ込み
量を手動調節するもので、フレキシブルディスク21と
磁気ヘッド6,7との位置関係を最適状態とする。
【0041】なお、上記高さ調整機構8による調整は、
セットされた各ディスクカートリッジ2に対してそれぞ
れ行うか、ユニット単位で行う。
セットされた各ディスクカートリッジ2に対してそれぞ
れ行うか、ユニット単位で行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態によるサーボトラッ
クライターの概略構成図
クライターの概略構成図
【図2】高さ調整機構の一つの実施の形態を示す要部正
面図
面図
【図3】高さ変動に対する出力レベルおよび回転トルク
の変動特性を示す図
の変動特性を示す図
【図4】高さ調整機構の他の実施の形態を示す要部正面
図
図
【図5】図4の要部平面図
1 サーボトラックライター 2 ディスクカートリッジ 3 回転駆動手段 4 タイミング検出手段 5 信号書込手段 6,7 磁気ヘッド 6a,7a サスペンション 6b,7b ヘッド部 8 高さ調整機構 10 レーザ測長器 21 フレキシブルディスク 22 ハブ 23 カートリッジケース 31 スピンドル 32 ハブチャック 41 クロックディスク 42 クロックヘッド 54 VCM 55 移動部材 81 昇降手段 82 高さ調整ネジ 100 制御手段
Claims (1)
- 【請求項1】 カートリッジケース内に収納したフレキ
シブルディスクをスピンドルに保持し所定回転速度で回
転させ、この回転中のフレキシブルディスクに磁気ヘッ
ドによってサーボ信号を書き込むサーボトラックライタ
ーにおいて、 前記スピンドルに保持されたフレキシブルディスクに対
し、前記磁気ヘッドの高さ位置を調整する高さ調整機構
を備えたことを特徴とするサーボトラックライター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000200866A JP2002025209A (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | サーボトラックライター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000200866A JP2002025209A (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | サーボトラックライター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002025209A true JP2002025209A (ja) | 2002-01-25 |
Family
ID=18698663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000200866A Withdrawn JP2002025209A (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | サーボトラックライター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002025209A (ja) |
-
2000
- 2000-07-03 JP JP2000200866A patent/JP2002025209A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |