JP2001331582A - 治療薬配達システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の治療薬の入手方法では、病院の過疎地
域においては診察を受けるためにかなり遠方まで出向か
なければならなかったり、人口が多い地域では病院で治
療薬を貰うまでに長時間待たなければならなかった。 【解決手段】 本発明では、治療薬請求情報として送信
することで患者情報から処方箋を作成し、作成された処
方箋に基づき治療薬と伝票を作成して治療薬請求情報の
配達場所に配達することで、時間や場所を問わず希望す
る治療薬を希望する場所で入手することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、病院外の通信端末
からネットワーク経由で病院に治療薬を請求すること
で、病院側で治療薬を処方して指定の場所へ配達する治
療薬配達システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の治療薬の入手方法は、患者が病院
に行って診察を受け、その診察結果に基づく処方箋をも
とに、病院または近郊の薬局で入手するというものであ
った。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の治療薬の入手方法では、病院の過疎地域においては
診察を受けるためにかなり遠方まで出向かなければなら
ないため、お年寄りや体の不自由な人にとっては大きな
問題であった。

【０００４】また、人口が多い地域では病院で治療薬を
貰うまでに長時間待たなければならず、忙しい人にとっ
ては無駄な時間を費やすといった問題があった。

【０００５】本発明は、何時でも何処からでも治療薬を
入手することができる治療薬配達システムを提供するこ
とを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の治療薬配達システムでは、患者の識別情報
と所望する治療薬と配達場所を治療薬請求情報として送
信する通信手段と、患者の識別番号と医療情報を患者情
報として記憶する記憶手段と、通信手段が送信する治療
薬請求情報の患者の識別情報から記憶手段に記憶された
患者情報を取得して処方箋を作成する総合管理手段と、
総合管理手段が作成した処方箋に基づき治療薬を作成す
る処方手段と、総合管理手段が作成した処方箋に基づき
伝票を作成する伝票作成手段と、総合管理手段による配
達指示に基づき処方手段が作成した治療薬と伝票作成手
段が作成した伝票を治療薬請求情報の配達場所に配達す
る配達手段を有することで、時間や場所を問わず希望す
る治療薬を希望する場所で入手することができる。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図１、図２を用いて説明する。

【０００８】（実施の形態１）図１は、本実施の形態に
おける治療薬配達システムのシステム構成図である。

【０００９】図１において、１は患者が要求する治療薬
の種類や配達場所などの情報を患者の識別番号と共に入
力して病院に送信するための通信手段、２は患者の病歴
などの情報を記憶する記憶手段、３は発行された処方箋
により治療薬を処方する処方手段、４は処方代金請求の
ための伝票を作成する伝票作成手段、５は指定された配
達場所へ伝票と共に治療薬を配達する配達手段、６は通
信手段１、記憶手段２、処方手段３、伝票作成手段４、
配達手段５を統合制御する総合管理手段である。

【００１０】なお、本実施の形態では、通信手段１は病
院外に、それ以外の手段は病院内に存在し、通信手段１
と総合管理手段６は通信回線で接続されているものとす
る。

【００１１】図２は、本実施の形態の治療薬配達システ
ムにおける治療薬の請求から配達までの処理を示すフロ
ーチャートである。

【００１２】ステップ１で、患者は通信手段１に治療薬
請求情報として患者の識別番号と所望する治療薬と治療
薬の配達場所を入力する。

【００１３】ステップ２で、通信手段１は入力された治
療薬請求情報を通信回線を介して総合管理手段６に送信
する。

【００１４】ステップ３で、総合管理手段６は受信した
治療薬請求情報内の患者の識別番号に対応した患者情報
が記憶手段２に存在するかチェックし、存在すればステ
ップ４に移り、存在しなければ患者に再入力を促しステ
ップ１に移る。

【００１５】ステップ４で、総合管理手段６は治療薬請
求情報と患者情報に基づき処方箋を作成する。

【００１６】ステップ５で、総合管理手段６は作成した
処方箋を処方手段３に発行する。

【００１７】ステップ６で、処方手段３は発行された処
方箋に基づき治療薬を作成する。

【００１８】ステップ７で、総合管理手段６は作成した
処方箋を伝票作成手段４に発行する。

【００１９】ステップ８で、伝票作成手段４は発行され
た処方箋に基づき伝票を作成する。

【００２０】ステップ９で、総合管理手段６は治療薬請
求情報に対応した配達指示を配達手段５に出す。

【００２１】ステップ１０で、配達手段５は作成された
治療薬と伝票を患者の指示した配達場所に配達する。

【００２２】以上のように本実施の形態では、患者は病
院に行かなくとも治療薬を希望する場所に配達してもら
うことができ、治療薬を受取りに行く手間を省くことが
できる。

【００２３】尚、通信手段１以外の手段は病院内に存在
しているとしたが、処方手段３を薬局内に、また、配達
手段５を配達業務を行なう企業内に、通信手段１以外の
残りの手段を病院内に設置して、これらを電話回線など
のネットワークで接続するようにしても良い。

【００２４】

【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
患者は所望する治療薬が希望する場所に配達されること
で、治療薬調達の利便性が向上し、また、通院のための
時間も節約することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１に係る治療薬配達システ
ムのシステム構成図

【図２】本発明の実施の形態１に係る治療薬配達システ
ムにおける治療薬の請求から配達までの処理を示すフロ
ーチャート

【符号の説明】

１ 通信手段 ２ 記憶手段 ３ 処方手段 ４ 伝票作成手段 ５ 配達手段 ６ 総合管理手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】患者の識別情報と所望する治療薬と配達場
   所を治療薬請求情報として送信する通信手段と、患者の
   識別番号と医療情報を患者情報として記憶する記憶手段
   と、前記通信手段が送信する治療薬請求情報の患者の識
   別情報から前記記憶手段に記憶された患者情報を取得し
   て処方箋を作成する総合管理手段と、前記総合管理手段
   が作成した処方箋に基づき治療薬を作成する処方手段
   と、前記総合管理手段が作成した処方箋に基づき伝票を
   作成する伝票作成手段と、前記総合管理手段による配達
   指示に基づき前記処方手段が作成した治療薬と前記伝票
   作成手段が作成した伝票を治療薬請求情報の配達場所に
   配達する配達手段を有する治療薬配達システム。
2. 【請求項２】患者の識別情報と所望する治療薬と配達場
   所を治療薬請求情報として送信する通信手順と、患者の
   識別番号と医療情報を患者情報として記憶する記憶手順
   と、前記通信手順で送信する治療薬請求情報の患者の識
   別情報から前記記憶手順で記憶された患者情報を取得し
   て処方箋を作成する処方箋作成手順と、前記処方箋作成
   手順で作成した処方箋に基づき治療薬を作成する処方手
   順と、前記処方箋作成手順で作成した処方箋に基づき伝
   票を作成する伝票作成手順と、前記処方手順で作成した
   治療薬と前記伝票作成手順で作成した伝票を治療薬請求
   情報の配達場所に配達する配達手順から成る治療薬配達
   方法。