JP2001331325A - 初期起動装置及び初期起動方法並びに記録媒体 - Google Patents

初期起動装置及び初期起動方法並びに記録媒体

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JP2001331325A
JP2001331325A JP2000148141A JP2000148141A JP2001331325A JP 2001331325 A JP2001331325 A JP 2001331325A JP 2000148141 A JP2000148141 A JP 2000148141A JP 2000148141 A JP2000148141 A JP 2000148141A JP 2001331325 A JP2001331325 A JP 2001331325A
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memory
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processing unit
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JP2000148141A
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Takahiro Sasaki
高広 笹木
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラムROMの書き替えに失敗した場合
でも、自動的に予備のブートプログラムに切り替えるこ
とができるようにする。 【解決手段】 現用ブートROM1,予備ブートROM
2,マルチプレクサ3,起動検出回路5,切替回路6,
リセット信号発生回路7及びタイマー回路8等とを設け
る。起動検出回路5においてCPU4が正常に起動して
いないことを検出し、その検出出力をタイマー回路8に
より監視する。そして、起動開始から所定時間が経過し
てもCPU4が正常に起動しない場合には、リセット信
号発生回路7と、切替回路6とに対する計時完了信号を
生成し、切替回路6により予備ブートROM2を選択す
る切り替え信号を生成し、CPU4に対して予備ブート
ROM2に格納されているブートプログラムを有効とし
た状態で、リセット信号発生回路7によりCPU4とタ
イマー回路8とをリセットすることで、CPU4を自動
的に再起動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、遠隔コン
ピューティングシステム等の情報処理装置に用いて好適
なブート処理を実施する初期起動装置及び初期起動方法
並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置においては、電源投入時や
システムリセットに際して、正常にプログラム制御が実
行できる状態とするためブート処理により各部に対して
初期化を行う。ブート処理に用いられるプログラムデー
タは、ブートプログラムと呼ばれ、例えば、電気的に書
き換え可能な不揮発性メモリ(所謂EEPROMやフラ
ッシュメモリ)の所定の領域に格納されている。
【0003】また、通信機能を有する複数の情報処理装
置をネットワークを介して接続し、接続された複数の情
報処理装置を一元的に管理することができる遠隔コンピ
ューティングシステムが知られている。これらのシステ
ムにおいては、プログラムの更新や変更を行う際には、
遠隔操作にてプログラムデータの書き替えがなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においては、遠隔操作にてブート領域を含むプログラ
ムROMの書き替えを行い、それに失敗した場合には、
CPUが起動しなくなるため、全く対処できない状態と
なる問題点があった。このような場合には、当然、再書
き替えを実施することも不可能なため、遠隔地まで赴
き、実際にROMを交換しなければならなかった。ま
た、このような問題に対処するため、プログラムの格納
をブートとアプリケーションとに分離し、アプリケーシ
ョンのみを書き替えることで、CPUが起動できなくな
るという状態を避けることが可能となるが、この対処法
の場合には、ブートプログラムの書き替えができないば
かりか、プログラムの更新や変更の自由度を妨げる問題
点があり、プログラムの作成作業の効率を低減させる。
【0005】本発明は、斯かる問題点を鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、プログラムRO
Mの書き替えに失敗した場合でも、自動的に予備のブー
トプログラムに切り替えることができる信頼性の高い初
期起動装置及び初期起動方法並びに記録媒体を提供する
点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべく、以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発
明の要旨は、起動用のメモリに格納されているプログラ
ムデータを用いて中央処理部に対するブート処理を行う
初期起動装置であって、前記起動用のメモリと別体の起
動用の副メモリと、前記中央処理部が前記起動用のメモ
リに格納されているプログラムデータにより正常に起動
したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定
出力に応じて前記起動用の副メモリに格納されているプ
ログラムデータを有効とし、再度前記中央処理部に対し
てブート処理を行うように制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする初期起動装置に存する。請求項2記載
の発明の要旨は、前記判定手段には、前記中央処理部の
起動を検出する検出回路と、前記検出回路の出力を監視
するタイマー回路とが含まれ、前記判定手段は、前記検
出回路の出力がブート処理開始から所定時間にわたって
所定レベルの場合に前記中央処理部が前記起動用のメモ
リに格納されているプログラムデータにより正常に起動
していないと判定することを特徴とする請求項1記載の
初期起動装置に存する。請求項3記載の発明の要旨は、
前記制御手段には、前記起動用のメモリに格納されてい
るプログラムデータ、もしくは、前記起動用の副メモリ
に格納されているプログラムデータのどちらか一方を有
効とする切替回路と、前記中央処理部と前記判定手段と
をリセットするリセット回路とが含まれ、前記制御手段
は、前記判定手段において前記中央処理部が前記起動用
のメモリに格納されているプログラムデータにより正常
に起動していないと判定された場合に前記起動用の副メ
モリに格納されているプログラムデータを有効とすると
共に、前記中央処理部と前記判定手段とをリセットして
再度前記中央処理部に対してブート処理を行うように制
御することを特徴とする請求項1または2記載の初期起
動装置に存する。請求項4記載の発明の要旨は、前記起
動用の副メモリがN個のメモリからなり、前記制御手段
は、前記判定手段の判定出力に応じて前記N個の起動用
の副メモリの内の所定の一つに格納されているプログラ
ムデータを有効とし、再度前記中央処理部に対してブー
ト処理を行うように制御することを特徴とする請求項1
〜3記載の初期起動装置に存する。請求項5記載の発明
の要旨は、起動用のメモリに格納されているプログラム
データと、前記起動用のメモリと別体の起動用の副メモ
リに格納されているプログラムデータとを用いて中央処
理部に対するブート処理を行う初期起動方法であって、
前記中央処理部が前記起動用のメモリに格納されている
プログラムデータにより正常に起動したか否かを判定す
る工程と、前記判定する工程における判定結果に応じて
前記起動用の副メモリに格納されているプログラムデー
タを有効とし、再度前記中央処理部に対してブート処理
を行うように制御する工程とを有することを特徴とする
初期起動方法に存する。請求項6記載の発明の要旨は、
前記判定する工程には、前記中央処理部の起動を検出す
る工程と、前記検出する工程における検出結果を監視す
る工程とが含まれ、前記判定する工程手段においては、
前記検出する工程の検出結果がブート処理開始から所定
時間にわたって同一の場合に前記中央処理部が正常に起
動していないと判定することを特徴とする請求項5記載
の初期起動方法に存する。請求項7記載の発明の要旨
は、前記制御する工程には、前記起動用のメモリに格納
されているプログラムデータ、もしくは、前記起動用の
副メモリに格納されているプログラムデータのどちらか
一方を有効とする工程と、前記中央処理部と前記判定す
る工程とをリセットする工程とが含まれ、前記制御する
工程においては、前記判定する工程において前記中央処
理部が正常に起動していないと判定された場合に前記起
動用の副メモリに格納されているプログラムデータを有
効とすると共に、前記中央処理部と前記判定する工程と
をリセットするように制御することを特徴とする請求項
5または6記載の初期起動方法に存する。請求項8記載
の発明の要旨は、前記起動用の副メモリがN個のメモリ
からなり、前記制御する工程においては、前記判定する
工程の判定結果に応じて前記N個の起動用の副メモリの
内の所定の一つに格納されているプログラムデータを有
効とし、再度前記中央処理部に対してブート処理を行う
ように制御することを特徴とする請求項5〜7記載の初
期起動方法に存する。請求項9記載の発明の要旨は、請
求項5〜8のいずれか1項に記載の初期起動方法を実行
可能なプログラムが記載された記録媒体に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細説明する。
【0008】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態の全体構成を示すブロック図である。図
1において4で示されるのがCPUであり、図1に示す
ように第1の実施の形態に係わる初期起動装置は、現用
ブートROM1,予備ブートROM2,マルチプレクサ
3,起動検出回路5,切替回路6,リセット信号発生回
路7及びタイマー回路8等とにより構成されている。な
お、現用ブートROM1及び予備ブートROM2として
は、EEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモ
リが用いられ、その所定の領域には、ブートプログラム
が格納されている。
【0009】現用ブートROM1及び予備ブートROM
2に対してマルチプレクサ3が設けられており、現用ブ
ートROM1、もしくは、予備用ブートROM2のどち
らか一方がマルチプレクサ3により選択され、CPU4
に接続される。マルチプレクサ3は、切替回路6から入
力されるブートROM切り替え信号に従って、CPU4
に接続するブートROMを切り替える。
【0010】CPU4は、リセット信号発生回路7から
入力されるリセット信号が解除されると、マルチプレク
サ3で選択されているROMのブートプログラムによっ
て起動を行なう。CPU4は、起動すると、CPUの起
動検出回路5に対し起動を通知する動作を行なう。CP
Uの起動検出回路5は、CPUの起動を検出すると、タ
イマー回路8に対してタイマー停止信号を出力する。
【0011】タイマー回路8は、リセット信号発生回路
7から入力されるリセット信号が解除されると、計時を
開始し、所定の時間が経過すると、リセット信号発生回
路7及び切替回路6に対して、計時完了信号を出力す
る。また、所定の時間が経過する以前にCPUの起動検
出回路5からタイマー停止信号が入力されれば、計時を
停止し、計時完了信号を出力しない。
【0012】リセット信号発生回路7は、システムリセ
ット信号によってリセットされた場合、もしくは、タイ
マー回路8から計時完了信号が入力された場合に、CP
U4及びタイマー回路8に対して、リセット信号を出力
する。
【0013】切替回路6はシステムリセット信号によっ
てリセット、初期化され、マルチプレクサ3に対して、
現用ブートROM1を選択する信号を出力し、その後、
タイマー回路8から計時完了信号が入力されると、マル
チプレクサ3に対して、予備用ブートROM2を選択す
る信号を出力する。切替回路6からCPU4に入力され
ている切り替え信号は、CPU4がどのROMでブート
したかをCPU自身で認識するためのものである。
【0014】図2は、マルチプレクサ3一例としての具
体的な構成を示すブロック図である。実際には、ブート
する側のROMチップセレクト信号とブートしない側の
ROMチップセレクト信号とが、マルチプレクサ3でブ
ートROM切り替え信号により入れ替えられ、現用ブー
トROM1と予備用ブートROM2とのそれぞれのチッ
プセレクト端子に入力される。従って、現用ブートRO
M1、もしくは、予備用ブートROM2のどちらか一方
に格納されているブートプログラムが有効となり、バス
を介してCPU4に供給される。
【0015】図3は、CPUの起動検出回路5の一例と
しての具体的な構成を示すブロック図である。図3に示
すようにCPUの起動検出回路5がアドレスデコーダ3
1,ORゲート32及びD型のフリップフロップ(以
下、DFFと記す)33により構成されている。アドレ
スデコーダ31は、所定のCPUアドレスが入力される
とローレベルな信号(以下、Lと記す)を出力する。O
Rゲート32は、アドレスデコーダ31からLが入力さ
れた状態で、CPU4からライトパルス(ここでは、L
パルスとする)が入力されると、DFF33に対してL
パルスを出力する。DFF33は、リセット信号によっ
て、その出力がLにリセットされ、ORゲート32から
のLパルスがクロック入力端子に入力されると、ハイレ
ベルな信号(以下、Hと記す)を出力する。このDFF
33のQ出力端子から取り出された出力がタイマー停止
信号として用いられる。
【0016】図4は、タイマー回路8の一例としての具
体的な構成を示すブロック図である。カウンタ42は、
リセット信号によって、出力が0に初期化され、NOR
ゲート41からHが入力された状態で、CPUクロック
が入力されるとカウントアップする。NORゲート41
は、タイマー停止信号がLで、かつ、比較器43の出力
がLの場合にカウンタ42に対してHを出力する。比較
器43は、カウンタ42の出力と設定値が一致するとH
を出力する。この出力がカウンタ42のカウントを停止
すると共に、DFF44を介して取り出され、計時完了
信号として用いられる。なお、DFF44は、信号反転
時に発生するノイズ成分が計時完了信号に含まれるのを
防ぐものである。
【0017】図5は、切替回路6の一例としての具体的
な構成を示すブロック図である。DFF51は、リセッ
ト信号によって初期化され、ブートROM切り替え信号
をLにし、計時完了信号がHからLに反転する時に、ブ
ートROM切り替え信号をHにする。
【0018】図6は、リセット信号発生回路7の一例と
しての具体的な構成を示すブロック図である。図6にお
いて61で示されるのがモノステーブル・マルチバイブ
レータであり、リセット信号発生回路7がモノステーブ
ル・マルチバイブレータ61と、ANDゲート62とに
より構成されている。モノステーブル・マルチバイブレ
ータ61は、計時完了信号を入力とし、その立ち下がり
エッジで、所定の時間幅のLパルスをANDゲート62
の一方の入力端子に出力する。ANDゲート62の他方
の入力端子には、システムリセット信号が供給されてお
り、ANDゲート62は、システムリセット時と、計時
完了信号がLに反転した場合にリセット信号を出力す
る。
【0019】なお、CPUに通常備わっているクロック
信号、アドレスバス、データバス、ライト信号、リード
信号等の信号線、及びその他CPU周辺回路は、本発明
の本質と関係が無いため、図面上では省略されている
が、それらのものは、全て備わっているものとする。
【0020】上述したように構成される第1の実施の形
態の動作について更に詳細に説明する。図7〜図10
は、一例としての各部の状態を示すタイミングチャート
であり、まず、図7及び図8を用いて現用ブートROM
1に異常が無く、CPU4が正常に起動する場合の動作
について説明する。
【0021】図7における時刻T0において、システム
リセット信号が解除されると、リセット信号発生回路7
の出力するCPUリセット信号も解除される。CPUリ
セット信号が解除されると、CPU4は、マルチプレク
サ3によって選択されている現用ブートROM1で起動
を開始し、タイマー回路8は計時を開始する。CPU4
は、正常に起動すると、タイマー値T以内の時刻T1
で、CPUの起動検出回路5に対して、書き込み動作を
行ない、これにより、CPUの起動検出回路5は、タイ
マー停止信号を出力する。タイマー回路8は、所定の時
間T以内にタイマー停止信号によって停止されるので、
計時完了信号を出力しない。従って、リセット信号発生
回路7からは、CPUリセット信号が出力されず、切替
回路6もブートROM切り替えの信号を出力しない。
【0022】この場合のタイマー回路8の動作は、図8
に示すようにCPUリセット信号の解除に伴って、カウ
ンタ42はカウントを開始するが、時刻T1において、
タイマー停止信号が入力されたことにより、カウンタ4
2は、カウントを停止する。停止した時のカウンタの値
は、Nであるため、比較器43に入力されている設定値
に達せず、比較器43の出力はLのまま保持され、その
結果、Hの計時完了信号は出力されない。
【0023】次に、図9及び図10を用いて、現用ブー
トROM1に異常が発生し、CPU4が正常に起動でき
ない場合の動作について説明する。図9における時刻T
10において、システムリセット信号が解除されると、
リセット信号発生回路7の出力するCPUリセット信号
も解除される。CPUリセット信号が解除されると、C
PU4は、マルチプレクサ3によって選択されている現
用ブートROM1で起動を開始し、タイマー回路8は計
時を開始する。CPU4は、ブートROMに異常がある
ため、正常に起動できず、CPUの起動検出回路5に対
して、書き込み動作を行わないため、CPUの起動検出
回路5は、タイマー停止信号を出力しない。
【0024】タイマー回路8は、所定の時間T以内に計
時動作が停止されず、T11において、Hの計時完了信
号を出力する。これにより、リセット信号発生回路7
は、T11からT12にかけてリセット信号を出力して
CPU4及びタイマー回路8をリセットし、切替回路6
は、T11において、マルチプレクサ3に対しブートR
OM切り替え信号を出力し、マルチプレクサ3がCPU
4に対するブートプログラムを予備ブートROM2に切
り替える。T12においてリセット信号発生回路7がC
PUリセット信号を解除すると、CPU4は、マルチプ
レクサ3によって選択されている予備ブートROM2で
起動を開始し、タイマー回路8は計時を開始する。CP
U4は、予備ブートROM2でブートを行なうため、正
常に起動し、タイマー値T以内の時刻T13で、CPU
の起動検出回路5に対して、書き込み動作を行ない、こ
れにより、CPUの起動検出回路5は、タイマー停止信
号を出力する。タイマー回路8は、所定の時間T以内に
タイマー停止信号によって停止されるので、計時完了信
号を出力しない。従って、リセット信号発生回路7から
は、CPUリセット信号が出力されず、切替回路もブー
トROM切り替えの信号を出力しない。以上により、C
PU4は、再起動の後、正常に起動することができる。
【0025】この場合のタイマー回路8の動作は、図1
0に示すようにT10においてCPUリセット信号が解
除されるとカウンタ42は、カウントを開始する。カウ
ント開始より所定の時間T以内、即ち、T31以前にタ
イマー停止信号が入力されないため、比較器43に入力
されている設定値と同一の値Mに達し、比較器43の出
力はHとなり、カウンタ42はこの信号によってカウン
トを停止する。この比較器43の出力は、DFF44で
CPUクロックに同期化され、T32のタイミングでH
に立ち上がる計時完了信号としてタイマー回路8から出
力される。T32で計時完了信号が出力されると、リセ
ット信号発生回路7からCPUリセット信号が出力さ
れ、T33でカウンタ42と比較器43は初期化され、
T34において計時完了信号も初期化される。T34以
降の動作に関しては、図9に示した場合と同一の動作を
行なうため、ここでは省略する。
【0026】以上説明したように第1の実施の形態によ
れば、以下に掲げる効果を奏する。その第1の効果は、
遠隔操作によって、CPUのブート領域を含むプログラ
ムROMを書き替えて書き損じた場合でも、自動的に予
備のブートプログラムに切り替わることで、再起動しな
くなることを防止することができ、実際に現場に赴いて
ROMの交換をする必要がなくなることである。また、
第2の効果は、予備のブートプログラムでCPUが起動
するので、現用のブートプログラムを再度書き替えるこ
とが可能となることである。さらに、第3の効果は、プ
ログラムの格納をブートとアプリケーションとに分離し
て、アプリケーションのみを書き替える必要がなくなる
ため、プログラムの更新や変更の自由度が向上し、プロ
グラムの作成作業の効率が上がることである。
【0027】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を説明する。図11は、第2の実施の形態に
おける切替回路の一例としての具体的な構成を示すブロ
ック図である。なお、切替回路,マルチプレクサ及びブ
ートROM以外の部分に関しては、前述した第1の実施
の形態と同一の構成とされているため、その部分の説明
を省略する。
【0028】図11に示すようにDFF51(図5参
照)の代わりにnビットのカウンタ101が用いられ、
図示されていないがブートROMが対応して増設される
と共に、マルチプレクサがnビットに対応したものとさ
れる。従って、切替回路の出力がn本となり、マルチプ
レクサにおいて、2のn乗−1個の予備ブートROMを
切り替えることができるようになり、より、確実にブー
トROMの切り替えが行えるようになる。
【0029】なお、上述した第1及び第2の実施の形態
の説明においては、マルチプレクサを用いて二つのブー
トROMのどちらか一方のブートプログラムを有効とす
る場合について説明したが、他の切替回路を用いてバス
上に挿入し、所定のROMのプログラムを有効とするよ
うに構成しても良い。つまり、どちらか一方のブートプ
ログラムが有効になれば良く、その方法に限定されな
い。
【0030】また、本発明が上記各実施の形態に限定さ
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形
態が適宜変更され得ることは明らかである。また、上記
構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定さ
れず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等に
することができる。また、各図において、同一構成要素
には同一符合を付している。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。その第1の効果は、遠
隔操作によって、CPUのブート領域を含むプログラム
ROMを書き替えて書き損じた場合でも、自動的に予備
のブートプログラムに切り替わることで、再起動しなく
なることを防止することができ、実際に現場に赴いてR
OMの交換をする必要がなくなることである。また、第
2の効果は、予備のブートプログラムでCPUが起動す
るので、現用のブートプログラムを再度書き替えること
が可能となることである。さらに、第3の効果は、プロ
グラムの格納をブートとアプリケーションとに分離し
て、アプリケーションのみを書き替える必要がなくなる
ため、プログラムの更新や変更の自由度が向上し、プロ
グラムの作成作業の効率が上がることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるマルチプレ
クサの動作説明に用いる説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における起動検出回
路の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるタイマー回
路の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における切替回路の
構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるリセット信
号発生回路の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の動作説明に用いる
タイムチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態の動作説明に用いる
タイムチャートである。
【図9】本発明の第1の実施の形態の動作説明に用いる
タイムチャートである。
【図10】本発明の第1の実施の形態の動作説明に用い
るタイムチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態における切替回路
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・現用ブートROM 2・・・予備ブートROM 3・・・マルチプレクサ 4・・・CPU 5・・・起動検出回路 6・・・切替回路 7・・・リセット信号発生回路 8・・・タイマー回路 31・・・アドレスデコーダ 32・・・ORゲート 33,44,51・・・D型のフリップフロップ(DF
F) 41・・・NORゲート 42・・・カウンタ 43・・・比較器 61・・・モノステーブル・マルチバイブレータ 62・・・ANDゲート 101・・・nビットのカウンタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起動用のメモリに格納されているプログ
    ラムデータを用いて中央処理部に対するブート処理を行
    う初期起動装置であって、 前記起動用のメモリと別体の起動用の副メモリと、 前記中央処理部が前記起動用のメモリに格納されている
    プログラムデータにより正常に起動したか否かを判定す
    る判定手段と、 前記判定手段の判定出力に応じて前記起動用の副メモリ
    に格納されているプログラムデータを有効とし、再度前
    記中央処理部に対してブート処理を行うように制御する
    制御手段とを備えたことを特徴とする初期起動装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段には、前記中央処理部の起
    動を検出する検出回路と、前記検出回路の出力を監視す
    るタイマー回路とが含まれ、 前記判定手段は、前記検出回路の出力がブート処理開始
    から所定時間にわたって所定レベルの場合に前記中央処
    理部が前記起動用のメモリに格納されているプログラム
    データにより正常に起動していないと判定することを特
    徴とする請求項1記載の初期起動装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段には、前記起動用のメモリ
    に格納されているプログラムデータ、もしくは、前記起
    動用の副メモリに格納されているプログラムデータのど
    ちらか一方を有効とする切替回路と、前記中央処理部と
    前記判定手段とをリセットするリセット回路とが含ま
    れ、 前記制御手段は、前記判定手段において前記中央処理部
    が前記起動用のメモリに格納されているプログラムデー
    タにより正常に起動していないと判定された場合に前記
    起動用の副メモリに格納されているプログラムデータを
    有効とすると共に、前記中央処理部と前記判定手段とを
    リセットして再度前記中央処理部に対してブート処理を
    行うように制御することを特徴とする請求項1または2
    記載の初期起動装置。
  4. 【請求項4】 前記起動用の副メモリがN個のメモリか
    らなり、 前記制御手段は、前記判定手段の判定出力に応じて前記
    N個の起動用の副メモリの内の所定の一つに格納されて
    いるプログラムデータを有効とし、再度前記中央処理部
    に対してブート処理を行うように制御することを特徴と
    する請求項1〜3記載の初期起動装置。
  5. 【請求項5】 起動用のメモリに格納されているプログ
    ラムデータと、前記起動用のメモリと別体の起動用の副
    メモリに格納されているプログラムデータとを用いて中
    央処理部に対するブート処理を行う初期起動方法であっ
    て、 前記中央処理部が前記起動用のメモリに格納されている
    プログラムデータにより正常に起動したか否かを判定す
    る工程と、 前記判定する工程における判定結果に応じて前記起動用
    の副メモリに格納されているプログラムデータを有効と
    し、再度前記中央処理部に対してブート処理を行うよう
    に制御する工程とを有することを特徴とする初期起動方
    法。
  6. 【請求項6】 前記判定する工程には、前記中央処理部
    の起動を検出する工程と、前記検出する工程における検
    出結果を監視する工程とが含まれ、 前記判定する工程手段においては、前記検出する工程の
    検出結果がブート処理開始から所定時間にわたって同一
    の場合に前記中央処理部が正常に起動していないと判定
    することを特徴とする請求項5記載の初期起動方法。
  7. 【請求項7】 前記制御する工程には、前記起動用のメ
    モリに格納されているプログラムデータ、もしくは、前
    記起動用の副メモリに格納されているプログラムデータ
    のどちらか一方を有効とする工程と、前記中央処理部と
    前記判定する工程とをリセットする工程とが含まれ、 前記制御する工程においては、前記判定する工程におい
    て前記中央処理部が正常に起動していないと判定された
    場合に前記起動用の副メモリに格納されているプログラ
    ムデータを有効とすると共に、前記中央処理部と前記判
    定する工程とをリセットするように制御することを特徴
    とする請求項5または6記載の初期起動方法。
  8. 【請求項8】 前記起動用の副メモリがN個のメモリか
    らなり、 前記制御する工程においては、前記判定する工程の判定
    結果に応じて前記N個の起動用の副メモリの内の所定の
    一つに格納されているプログラムデータを有効とし、再
    度前記中央処理部に対してブート処理を行うように制御
    することを特徴とする請求項5〜7記載の初期起動方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のいずれか1項に記載の初
    期起動方法を実行可能なプログラムが記載された記録媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7383431B2 (en) 2002-06-11 2008-06-03 Seiko Epson Corporation Control system and method for rewriting data in a flash memory and a data storage medium in which a program is stored for rewriting data in a flash memory
JP2015039984A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 本田技研工業株式会社 診断装置

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