JP2001329007A - オレフィン重合用触媒およびそれを用いたポリオレフィンの製造方法 - Google Patents
オレフィン重合用触媒およびそれを用いたポリオレフィンの製造方法Info
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- JP2001329007A JP2001329007A JP2000154778A JP2000154778A JP2001329007A JP 2001329007 A JP2001329007 A JP 2001329007A JP 2000154778 A JP2000154778 A JP 2000154778A JP 2000154778 A JP2000154778 A JP 2000154778A JP 2001329007 A JP2001329007 A JP 2001329007A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 担体付きオレフィン重合用触媒の提供。
【解決手段】 ケイ素の酸化物および/または複酸化物
と、2価のアルコールで例示される化合物とを接触させ
て得られる担体成分(III)と、メタロセン系遷移金属化
合物からなる成分(I)と、変性有機アルミニウム化合物
で例示される成分(III)とを相互に接触させる。
と、2価のアルコールで例示される化合物とを接触させ
て得られる担体成分(III)と、メタロセン系遷移金属化
合物からなる成分(I)と、変性有機アルミニウム化合物
で例示される成分(III)とを相互に接触させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、担体つきのオレフ
ィン類重合用触媒と、その触媒を用いたポリオレフィン
の製造方法に関する。さらに詳しく言えば、本発明は、
分子量分布が狭く、組成分布が狭く、粒子性状が良好で
重合反応器系でのファウリングが無く、特に超高分子量
成分が生成せず、それによりゲルの生成のないポリオレ
フィンを製造することができる固体触媒と、この固体触
媒を用いたポリオレフィンの製造方法に関する。
ィン類重合用触媒と、その触媒を用いたポリオレフィン
の製造方法に関する。さらに詳しく言えば、本発明は、
分子量分布が狭く、組成分布が狭く、粒子性状が良好で
重合反応器系でのファウリングが無く、特に超高分子量
成分が生成せず、それによりゲルの生成のないポリオレ
フィンを製造することができる固体触媒と、この固体触
媒を用いたポリオレフィンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ポリ
オレフィン、特にエチレン重合体またはエチレン・α―
オレフィン共重合体を製造するに際して、ジルコニウム
化合物(典型的にはメタロセン化合物)とアルミノキサ
ンとからなる触媒を使用することは、特開昭58−19
309号公報において知られている。この技術はエチレ
ン系共重合体を高収率で製造できる利点があるものの、
スラリー重合、気相重合に使用すると、生成重合体のか
さ密度が極めて小さく、粒体性状に劣るという問題点が
あり、重合工程における生産性の面あるいはポリマーハ
ンドリングの面から改良が強く望まれていた。また、上
記の技術で生成されるポリマーは、成形加工する際にも
粉塵の発生、作業能率の低下等の問題を伴うため、微粒
子状粉末部分の減少が強く望まれていた。一方、前記し
たジルコニウム化合物などの遷移金属化合物を、シリ
カ、アルミナ、シリカアルミナなどの多孔性無機酸化物
担体に担持させた固体触媒成分と、アルミノキサンから
なる触媒を使用する方法も、特開昭60−35006号
公報、特開昭60−35007号公報、特開昭60−3
5008号公報などで提案されており、さらに特開昭6
1−31404号公報、特開昭61−108610号公
報および特開昭60−106808号公報などにも、類
似の多孔性無機酸化物担体に担持させた固体触媒成分を
使用する方法が提案されている。しかし、これらの先行
技術文献に記載された方法は、担持した固体触媒成分を
採用している関係で、重合活性が大きく低下したり、得
られた重合体中に微粉や粗大粒子が多く見られ、またか
さ密度も低いなど粉体性状に満足な結果を得ることがで
きないものが多い。これらの問題を解決するため、前記
ジルコニウム化合物をはじめとした遷移金属化合物を、
特定の物性を持つシリカ、アルミナ、シリカーアルミナ
等の粒状担体に担持させた触媒成分も提案されている
(特開昭63−61008号公報、特開平6−3061
14号公報、特開平6−306116号公報など参
照)。このような金属酸化物担体に担持させた触媒成分
を使用した場合には、かさ密度が高く、平均粒径の大き
いポリマーを得ることができる。しかし、金属酸化物担
体に担持する遷移金属化合物の量比を高めると、重合反
応器系でのファウリングが生じ、長期間の連続運転が不
可能になる。また、金属酸化物担体の吸着水あるいは金
属酸化物担体中の過剰な−OH基(水酸基)の存在によ
り、一部超高分子量重合体を生成する不都合があった。
ちなみに、超高分子量重合体が夾雑している生成重合体
は、これを製品に成形加工すると、超高分子量重合体を
核とするフィッシュアイ(MIゲル)が形成する場合があ
り、これが形成された場合には、製品の外観を損ね、強
度を低下させる結果を招くことが珍しくない。特にフィ
ルムに成形加工する場合には、このフィッシュアイ低減
が強く望まれた。本発明はこれらの欠点を改良し、分子
量分布が狭く、組成分布が狭く、粒子性状が良好で重合
反応器系でのファウリングの無く、特に超高分子量成分
が生成せず、それによりゲルの生成のないポリオレフィ
ンを製造することを目的として鋭意研究の結果、本発明
に到達したものである。
オレフィン、特にエチレン重合体またはエチレン・α―
オレフィン共重合体を製造するに際して、ジルコニウム
化合物(典型的にはメタロセン化合物)とアルミノキサ
ンとからなる触媒を使用することは、特開昭58−19
309号公報において知られている。この技術はエチレ
ン系共重合体を高収率で製造できる利点があるものの、
スラリー重合、気相重合に使用すると、生成重合体のか
さ密度が極めて小さく、粒体性状に劣るという問題点が
あり、重合工程における生産性の面あるいはポリマーハ
ンドリングの面から改良が強く望まれていた。また、上
記の技術で生成されるポリマーは、成形加工する際にも
粉塵の発生、作業能率の低下等の問題を伴うため、微粒
子状粉末部分の減少が強く望まれていた。一方、前記し
たジルコニウム化合物などの遷移金属化合物を、シリ
カ、アルミナ、シリカアルミナなどの多孔性無機酸化物
担体に担持させた固体触媒成分と、アルミノキサンから
なる触媒を使用する方法も、特開昭60−35006号
公報、特開昭60−35007号公報、特開昭60−3
5008号公報などで提案されており、さらに特開昭6
1−31404号公報、特開昭61−108610号公
報および特開昭60−106808号公報などにも、類
似の多孔性無機酸化物担体に担持させた固体触媒成分を
使用する方法が提案されている。しかし、これらの先行
技術文献に記載された方法は、担持した固体触媒成分を
採用している関係で、重合活性が大きく低下したり、得
られた重合体中に微粉や粗大粒子が多く見られ、またか
さ密度も低いなど粉体性状に満足な結果を得ることがで
きないものが多い。これらの問題を解決するため、前記
ジルコニウム化合物をはじめとした遷移金属化合物を、
特定の物性を持つシリカ、アルミナ、シリカーアルミナ
等の粒状担体に担持させた触媒成分も提案されている
(特開昭63−61008号公報、特開平6−3061
14号公報、特開平6−306116号公報など参
照)。このような金属酸化物担体に担持させた触媒成分
を使用した場合には、かさ密度が高く、平均粒径の大き
いポリマーを得ることができる。しかし、金属酸化物担
体に担持する遷移金属化合物の量比を高めると、重合反
応器系でのファウリングが生じ、長期間の連続運転が不
可能になる。また、金属酸化物担体の吸着水あるいは金
属酸化物担体中の過剰な−OH基(水酸基)の存在によ
り、一部超高分子量重合体を生成する不都合があった。
ちなみに、超高分子量重合体が夾雑している生成重合体
は、これを製品に成形加工すると、超高分子量重合体を
核とするフィッシュアイ(MIゲル)が形成する場合があ
り、これが形成された場合には、製品の外観を損ね、強
度を低下させる結果を招くことが珍しくない。特にフィ
ルムに成形加工する場合には、このフィッシュアイ低減
が強く望まれた。本発明はこれらの欠点を改良し、分子
量分布が狭く、組成分布が狭く、粒子性状が良好で重合
反応器系でのファウリングの無く、特に超高分子量成分
が生成せず、それによりゲルの生成のないポリオレフィ
ンを製造することを目的として鋭意研究の結果、本発明
に到達したものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明に係るオレフィン
重合用触媒は、下記の(I),(II),(III)を相互に
接触させることによって得ることを特徴とする。 (I)メタロセン系遷移金属化合物 (II)Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム
化合物、ボランおよびボレートからなる群から選ばれる
化合物 (III)下記(III−a)と(III−b)で表される化合
物を相互に接触することで得られる反応物 (III−a)ケイ素の酸化物および/または複酸化物 (III−b)一般式:Z(YHk)jで表される化合物 [ここでZは炭素数1〜20の炭化水素残基、Yは窒素
原子、燐原子、酸素原子または硫黄原子から選ばれる原
子、Hは水素原子を示し、kは1または2、jは2以上
の整数である] そして、本発明に係るポリオレフィンの製造法は、上記
した(I),(II)及び(III)を相互に接触させて得ら
れる触媒の存在下に、オレフィンを重合させることを特
徴とする。本発明のオレフィン重合用触媒は、従来の担
体付きオレフィン重合用触媒に比較して、長期間の連続
重合反応に供しても、重合反応器系でのファウリングが
無い。また、本発明の触媒を用いて得られるポリオレフ
ィンは、成形加工時にフィッシュアイ(MIゲル)が生
成されることもない。このような好結果が得られる理由
は、現時点では明らかではないが、特定の化合物で処理
されたケイ素の酸化物および/または複酸化物を担体に
使用すると、担体中の−OH基と遷移金属化合物との反
応が阻止され、超高分子量重合体を生成する誘発する変
性活性種の生成が防止されるためと考えられる。
重合用触媒は、下記の(I),(II),(III)を相互に
接触させることによって得ることを特徴とする。 (I)メタロセン系遷移金属化合物 (II)Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム
化合物、ボランおよびボレートからなる群から選ばれる
化合物 (III)下記(III−a)と(III−b)で表される化合
物を相互に接触することで得られる反応物 (III−a)ケイ素の酸化物および/または複酸化物 (III−b)一般式:Z(YHk)jで表される化合物 [ここでZは炭素数1〜20の炭化水素残基、Yは窒素
原子、燐原子、酸素原子または硫黄原子から選ばれる原
子、Hは水素原子を示し、kは1または2、jは2以上
の整数である] そして、本発明に係るポリオレフィンの製造法は、上記
した(I),(II)及び(III)を相互に接触させて得ら
れる触媒の存在下に、オレフィンを重合させることを特
徴とする。本発明のオレフィン重合用触媒は、従来の担
体付きオレフィン重合用触媒に比較して、長期間の連続
重合反応に供しても、重合反応器系でのファウリングが
無い。また、本発明の触媒を用いて得られるポリオレフ
ィンは、成形加工時にフィッシュアイ(MIゲル)が生
成されることもない。このような好結果が得られる理由
は、現時点では明らかではないが、特定の化合物で処理
されたケイ素の酸化物および/または複酸化物を担体に
使用すると、担体中の−OH基と遷移金属化合物との反
応が阻止され、超高分子量重合体を生成する誘発する変
性活性種の生成が防止されるためと考えられる。
【0004】
【発明の実施の形態】以下に本発明のオレフィン重合用
触媒についてさらに具体的に説明する。本発明のオレフ
ィン重合用触媒における成分(I)は、メタロセン系遷
移金属化合物であって、その遷移金属はZr、Tiまた
はHfであり、特にZrが好ましい。成分(I)として
使用可能なメタロセン系遷移金属化合物のひとつは、下
記の一般式(I‐a)で表すことができる。 R1R2M1X1X2 (I-a) 前記一般式(I‐a)において、M1はZr,Ti,また
はHfを示し、特にZrが好ましい。R1,R2は個別
に、シクロペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニ
ル基、インデニル基、置換インデニル基を示す。置換シ
クロペンタジエニル基および置換インデニル基における
置換基は、炭素数1〜18の炭化水素基、好ましくは1
〜12の炭化水素基であって、これには、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル
基などのアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基;フェニル基、トリル基、キシリル基などのアリ
ール基;ベンジル基、フェネチル基、スチリル基、ネオ
フィル基などのアラルキル基が含まれる。R1,R2は、
炭素数2〜18の炭化水素基及び/又はシリレン基を介
し結合していてもよく、この場合の炭化水素基として
は、メチレン、エチレン、イソプロピレンなどのアルキ
レン基;ジフェニルメチレン、メチルフェニルメチレ
ン、ジトリルメチレンなどのアリール置換基の付いたア
ルキレン基;ジビニルメチレン、ジアリルメチレンなど
のアルケニル置換基の付いたアルキレン基;ベンジル
基、フェネチル基、スチリル基、ネオフィル基などのア
ラルキル置換基の付いたアルキレン基などがあげられ
る。また、シリレン基としては、ジメチルシリレン、ジ
エチルシリレンなどアルキル基のついたシリレン基;ジ
フェニルシリレン、メチルフェニルシリレン、ジトリル
シリレンなどのアリール置換基のついたシリレン基;ジ
ビニルシリレン、ジアリルシリレンなどのアルケニル置
換基のついたシリレン基;ベンジル基、フェネチル基、
スチリル基、ネオフィル基などのアラルキル置換基のつ
いたシリレン基などがあげられる。X1、X2は個別に、
水素、F,Cl,Br,I等のハロゲン原子、炭素数1
〜24、好ましくは1〜12、さらに好ましくは1〜8
のアルキル基、アリール基、アラルキル基またはアルコ
キシ基等の炭化水素残基を表わす。アルキル基として
は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基などを例示することができ、アリー
ル基としては、例えば、フェニル基、トリル基などを例
示することができ、アラルキル基としては、例えば、ベ
ンジル基,ネオフィル基などを例示することができ、ア
ルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基、2−エチルヘキシルオ
キシ基などを例示することができる。
触媒についてさらに具体的に説明する。本発明のオレフ
ィン重合用触媒における成分(I)は、メタロセン系遷
移金属化合物であって、その遷移金属はZr、Tiまた
はHfであり、特にZrが好ましい。成分(I)として
使用可能なメタロセン系遷移金属化合物のひとつは、下
記の一般式(I‐a)で表すことができる。 R1R2M1X1X2 (I-a) 前記一般式(I‐a)において、M1はZr,Ti,また
はHfを示し、特にZrが好ましい。R1,R2は個別
に、シクロペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニ
ル基、インデニル基、置換インデニル基を示す。置換シ
クロペンタジエニル基および置換インデニル基における
置換基は、炭素数1〜18の炭化水素基、好ましくは1
〜12の炭化水素基であって、これには、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル
基などのアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基;フェニル基、トリル基、キシリル基などのアリ
ール基;ベンジル基、フェネチル基、スチリル基、ネオ
フィル基などのアラルキル基が含まれる。R1,R2は、
炭素数2〜18の炭化水素基及び/又はシリレン基を介
し結合していてもよく、この場合の炭化水素基として
は、メチレン、エチレン、イソプロピレンなどのアルキ
レン基;ジフェニルメチレン、メチルフェニルメチレ
ン、ジトリルメチレンなどのアリール置換基の付いたア
ルキレン基;ジビニルメチレン、ジアリルメチレンなど
のアルケニル置換基の付いたアルキレン基;ベンジル
基、フェネチル基、スチリル基、ネオフィル基などのア
ラルキル置換基の付いたアルキレン基などがあげられ
る。また、シリレン基としては、ジメチルシリレン、ジ
エチルシリレンなどアルキル基のついたシリレン基;ジ
フェニルシリレン、メチルフェニルシリレン、ジトリル
シリレンなどのアリール置換基のついたシリレン基;ジ
ビニルシリレン、ジアリルシリレンなどのアルケニル置
換基のついたシリレン基;ベンジル基、フェネチル基、
スチリル基、ネオフィル基などのアラルキル置換基のつ
いたシリレン基などがあげられる。X1、X2は個別に、
水素、F,Cl,Br,I等のハロゲン原子、炭素数1
〜24、好ましくは1〜12、さらに好ましくは1〜8
のアルキル基、アリール基、アラルキル基またはアルコ
キシ基等の炭化水素残基を表わす。アルキル基として
は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基などを例示することができ、アリー
ル基としては、例えば、フェニル基、トリル基などを例
示することができ、アラルキル基としては、例えば、ベ
ンジル基,ネオフィル基などを例示することができ、ア
ルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基、2−エチルヘキシルオ
キシ基などを例示することができる。
【0005】一般式(I‐a)で表されるメタロセン系遷
移金属化合物の具体例としては、次の化合物を例示する
ことができる。 ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジベンジル ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムモノクロリ
ドモノハイドライド ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムモノメチル
モノハイドライド ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムモノベンジ
ルモノハイドライド ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメ
チル ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジベ
ンジル ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
クロリドモノハイドライド ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
メチルモノハイドライド ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
ベンジルモノハイドライド ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメ
チル ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジベ
ンジル ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
クロリドモノハイドライド ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
メチルモノハイドライド ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
ベンジルモノハイドライド ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
メチル ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
ベンジル ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノクロリドモノハイドライド ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノメチルモノハイドライド ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノベンジルモノハイドライド ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメ
チル ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジベ
ンジル ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
クロリドモノハイドライド ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
メチルモノハイドライド ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
ベンジルモノハイドライド ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
メチル ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
ベンジル ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノクロリドモノハイドライド ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノメチルモノハイドライド ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノベンジルモノハイドライド ビス(オクチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド ビス(デシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド ビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド ビス(インデニル)ジルコニウムジメチル ビス(インデニル)ジルコニウムジベンジル ビス(インデニル)ジルコニウムモノクロリドモノハイ
ドライド ビス(インデニル)ジルコニウムモノメチルモノハイド
ライド ビス(インデニル)ジルコニウムモノベンジルモノハイ
ドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
メチル ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
ベンジル ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノクロリドモノハイドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノメチルモノハイドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノベンジルモノハイドライド ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジメチル ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジベンジル ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムモノクロリドモノハイドライド ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムモノメチルモノハイドライド ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムモノベンジルモノハイドライド ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムジクロリド ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムジメチル ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムジベンジル ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムモノクロリドモノハイドライド ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムモノメチルモノハイドライド ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムモノベンジルモノハイドライド ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジメチル ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジベンジル ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムモノクロリドモノハイドライド ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムモノメチルモノハイドライド ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムモノベンジルモノハイドライド エチレンビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド プロピレンビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウム
ジクロリド プロピレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド エチレン(インデニルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムジクロリド プロピレン(インデニルシクロペンタジエニル)ジルコ
ニウムジクロリド ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジクロリド ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジメチル ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジベンジル ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムモノクロリド
モノハイドライド ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムモノメチルモ
ノハイドライド ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムモノベンジル
モノハイドライド ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタニウムジクロ
リド ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタニウムジメチ
ル ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタニウムジベン
ジル ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタニウムモノク
ロリドモノハイドライド ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタニウムモノメ
チルモノハイドライド ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタニウムモノベ
ンジルモノハイドライド ビス(エチルシクロペンタジエニル)チタニウムジクロ
リド ビス(プロピルシクロペンタジエニル)チタニウムジク
ロリド ビス(ブチルシクロペンタジエニル)チタニウムジクロ
リド ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)チタニウムジク
ロリド ビス(オクチルシクロペンタジエニル)チタニウムジク
ロリド ビス(デシルシクロペンタジエニル)チタニウムジクロ
リド ビス(インデニル)チタニウムジクロリド ビス(インデニル)チタニウムジメチル ビス(インデニル)チタニウムジベンジル ビス(インデニル)チタニウムモノクロリドモノハイド
ライド ビス(インデニル)チタニウムモノメチルモノハイドラ
イド ビス(インデニル)チタニウムモノベンジルモノハイド
ライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)チタニウムジク
ロリド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)チタニウムジメ
チル ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)チタニウムジベ
ンジル ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)チタニウムモノ
クロリドモノハイドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)チタニウムモノ
メチルモノハイドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)チタニウムモノ
ベンジルモノハイドライド ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)チタニウム
ジクロリド ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)チタニウ
ムジクロリド ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)チタニウム
ジクロリド エチレンビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジク
ロリド エチレンビス(インデニル)チタニウムジクロリド プロピレンビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジ
クロリド プロピレンビス(インデニル)チタニウムジクロリド エチレン(インデニルシクロペンタジエニル)チタニウ
ムジクロリド プロピレン(インデニルシクロペンタジエニル)チタニ
ウムジクロリド ビス(シクロペンタジエニル)ハフニウムジクロリド ビス(メチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロ
リド ビス(エチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロ
リド ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ハフニウムジク
ロリド ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロ
リド ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ハフニウムジク
ロリド ビス(オクチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジク
ロリド ビス(デシルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロ
リド ビス(インデニル)ハフニウムジクロリド ビス(インデニル)ハフニウムジメチル ビス(インデニル)ハフニウムジベンジル ビス(インデニル)ハフニウムモノクロリドモノハイド
ライド ビス(インデニル)ハフニウムモノメチルモノハイドラ
イド ビス(インデニル)ハフニウムモノベンジルモノハイド
ライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジク
ロリド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジメ
チル ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジベ
ンジル ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムモノ
クロリドモノハイドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムモノ
メチルモノハイドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムモノ
ベンジルモノハイドライド ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ハフニウム
ジクロリド ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ハフニウ
ムジクロリド ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ハフニウム
ジクロリド エチレンビス(シクロペンタジエニル)ハフニウムジク
ロリド エチレンビス(インデニル)ハフニウムジクロリド プロピレンビス(シクロペンタジエニル)ハフニウムジ
クロリド プロピレンビス(インデニル)ハフニウムジクロリド エチレン(インデニルシクロペンタジエニル)ハフニウ
ムジクロリド プロピレン(インデニルシクロペンタジエニル)ハフニ
ウムジクロリド
移金属化合物の具体例としては、次の化合物を例示する
ことができる。 ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジベンジル ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムモノクロリ
ドモノハイドライド ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムモノメチル
モノハイドライド ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムモノベンジ
ルモノハイドライド ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメ
チル ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジベ
ンジル ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
クロリドモノハイドライド ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
メチルモノハイドライド ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
ベンジルモノハイドライド ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメ
チル ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジベ
ンジル ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
クロリドモノハイドライド ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
メチルモノハイドライド ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
ベンジルモノハイドライド ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
メチル ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
ベンジル ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノクロリドモノハイドライド ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノメチルモノハイドライド ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノベンジルモノハイドライド ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメ
チル ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジベ
ンジル ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
クロリドモノハイドライド ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
メチルモノハイドライド ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモノ
ベンジルモノハイドライド ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
メチル ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
ベンジル ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノクロリドモノハイドライド ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノメチルモノハイドライド ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノベンジルモノハイドライド ビス(オクチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド ビス(デシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド ビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド ビス(インデニル)ジルコニウムジメチル ビス(インデニル)ジルコニウムジベンジル ビス(インデニル)ジルコニウムモノクロリドモノハイ
ドライド ビス(インデニル)ジルコニウムモノメチルモノハイド
ライド ビス(インデニル)ジルコニウムモノベンジルモノハイ
ドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
メチル ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
ベンジル ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノクロリドモノハイドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノメチルモノハイドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムモ
ノベンジルモノハイドライド ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジメチル ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジベンジル ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムモノクロリドモノハイドライド ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムモノメチルモノハイドライド ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムモノベンジルモノハイドライド ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムジクロリド ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムジメチル ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムジベンジル ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムモノクロリドモノハイドライド ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムモノメチルモノハイドライド ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムモノベンジルモノハイドライド ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジメチル ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジベンジル ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムモノクロリドモノハイドライド ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムモノメチルモノハイドライド ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムモノベンジルモノハイドライド エチレンビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド プロピレンビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウム
ジクロリド プロピレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド エチレン(インデニルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムジクロリド プロピレン(インデニルシクロペンタジエニル)ジルコ
ニウムジクロリド ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジクロリド ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジメチル ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジベンジル ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムモノクロリド
モノハイドライド ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムモノメチルモ
ノハイドライド ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムモノベンジル
モノハイドライド ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタニウムジクロ
リド ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタニウムジメチ
ル ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタニウムジベン
ジル ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタニウムモノク
ロリドモノハイドライド ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタニウムモノメ
チルモノハイドライド ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタニウムモノベ
ンジルモノハイドライド ビス(エチルシクロペンタジエニル)チタニウムジクロ
リド ビス(プロピルシクロペンタジエニル)チタニウムジク
ロリド ビス(ブチルシクロペンタジエニル)チタニウムジクロ
リド ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)チタニウムジク
ロリド ビス(オクチルシクロペンタジエニル)チタニウムジク
ロリド ビス(デシルシクロペンタジエニル)チタニウムジクロ
リド ビス(インデニル)チタニウムジクロリド ビス(インデニル)チタニウムジメチル ビス(インデニル)チタニウムジベンジル ビス(インデニル)チタニウムモノクロリドモノハイド
ライド ビス(インデニル)チタニウムモノメチルモノハイドラ
イド ビス(インデニル)チタニウムモノベンジルモノハイド
ライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)チタニウムジク
ロリド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)チタニウムジメ
チル ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)チタニウムジベ
ンジル ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)チタニウムモノ
クロリドモノハイドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)チタニウムモノ
メチルモノハイドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)チタニウムモノ
ベンジルモノハイドライド ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)チタニウム
ジクロリド ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)チタニウ
ムジクロリド ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)チタニウム
ジクロリド エチレンビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジク
ロリド エチレンビス(インデニル)チタニウムジクロリド プロピレンビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジ
クロリド プロピレンビス(インデニル)チタニウムジクロリド エチレン(インデニルシクロペンタジエニル)チタニウ
ムジクロリド プロピレン(インデニルシクロペンタジエニル)チタニ
ウムジクロリド ビス(シクロペンタジエニル)ハフニウムジクロリド ビス(メチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロ
リド ビス(エチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロ
リド ビス(プロピルシクロペンタジエニル)ハフニウムジク
ロリド ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロ
リド ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)ハフニウムジク
ロリド ビス(オクチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジク
ロリド ビス(デシルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロ
リド ビス(インデニル)ハフニウムジクロリド ビス(インデニル)ハフニウムジメチル ビス(インデニル)ハフニウムジベンジル ビス(インデニル)ハフニウムモノクロリドモノハイド
ライド ビス(インデニル)ハフニウムモノメチルモノハイドラ
イド ビス(インデニル)ハフニウムモノベンジルモノハイド
ライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジク
ロリド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジメ
チル ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジベ
ンジル ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムモノ
クロリドモノハイドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムモノ
メチルモノハイドライド ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムモノ
ベンジルモノハイドライド ビス(メチルエチルシクロペンタジエニル)ハフニウム
ジクロリド ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)ハフニウ
ムジクロリド ビス(メチルブチルシクロペンタジエニル)ハフニウム
ジクロリド エチレンビス(シクロペンタジエニル)ハフニウムジク
ロリド エチレンビス(インデニル)ハフニウムジクロリド プロピレンビス(シクロペンタジエニル)ハフニウムジ
クロリド プロピレンビス(インデニル)ハフニウムジクロリド エチレン(インデニルシクロペンタジエニル)ハフニウ
ムジクロリド プロピレン(インデニルシクロペンタジエニル)ハフニ
ウムジクロリド
【0006】上記した化合物のなかでも、特に、ビス
(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド,ビ
ス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロ
リド,ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド,ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド,ビス(メチルプロピルシクロ
ペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド,ビス(メチ
ルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ド,ビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド,エチ
レンビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロ
リド エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド 等が好ましい。もちろん、本発明の成分(I)として、
上記した各化合物の2種以上を組み合わせて使用するこ
ともできる。
(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド,ビ
ス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロ
リド,ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド,ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド,ビス(メチルプロピルシクロ
ペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド,ビス(メチ
ルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ド,ビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド,エチ
レンビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロ
リド エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド 等が好ましい。もちろん、本発明の成分(I)として、
上記した各化合物の2種以上を組み合わせて使用するこ
ともできる。
【0007】本発明の成分(I)として使用可能なメタ
ロセン系遷移金属化合物の他のひとつは、下記の一般式
(I‐b)で表すことができる。
ロセン系遷移金属化合物の他のひとつは、下記の一般式
(I‐b)で表すことができる。
【化2】 一般式(I‐b)において、M1はZr,Ti,またはH
fを示し、特にZrが好ましい。M2はAlまたはBを
示し、特にAlが好ましい。R1,R2は個別に、シクロ
ペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニル基、イン
デニル基、置換インデニル基を示す。置換シクロペンタ
ジエニル基および置換インデニル基における置換基は、
炭素数1〜18の炭化水素基、好ましくは1〜12の炭
化水素基であって、これには、例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オク
チル基などのアルキル基;ビニル基、アリル基などのア
ルケニル基;フェニル基、トリル基、キシリル基などの
アリール基;ベンジル基、フェネチル基、スチリル基、
ネオフィル基などのアラルキル基が含まれる。R1,R2
は炭素数1〜18の炭化水素基および/またはシリレン
基を介し結合していてもよく、この場合の炭化水素基と
しては、メチレン、エチレン、イソプロピレンなどのア
ルキレン基;ジフェニルメチレン、メチルフェニルメチ
レン、ジトリルメチレンなどのアリール置換基の付いた
アルキレン基;ジビニルメチレン、ジアリルメチレンな
どのアルケニル置換基の付いたアルキレン基;ベンジル
基、フェネチル基、スチリル基、ネオフィル基などのア
ラルキル置換基の付いたアルキレン基などがあげられ
る。また、シリレン基としては、ジメチルシリレン、ジ
エチルシリレンなどアルキル基のついたシリレン基;ジ
フェニルシリレン、メチルフェニルシリレン、ジトリル
シリレンなどのアリール置換基の付いたシリレン基;ジ
ビニルシリレン、ジアリルシリレンなどのアルケニル置
換基の付いたシリレン基;ベンジル基、フェネチル基、
スチリル基、ネオフィル基などのアラルキル置換基の付
いたシリレン基などがあげられる。R3,R4は個別に水
素原子、炭素数1〜18、好ましくは1〜12、さらに
好ましくは1〜8の炭化水素基、炭素数1〜18、好ま
しくは1〜12、さらに好ましくは1〜8のハロゲン化
炭化水素基を示す。M2がAlの場合、R3,R4は水素
原子または炭化水素基であることが好ましく、M2がB
の場合、R3,R4は水素原子またはハロゲン化炭化水素
基であることが好ましい。R3および/またはR4がとり
得る炭化水素基の具体例としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、
ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、
イソペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、
ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプ
チル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基などのアル
キル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェ
ニル基、トリル基、キシリル基、メシチル基、インデニ
ル基、ナフチル基などのアリール基;ベンジル基、トリ
チル基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル
基、フェニルブチル基、フェニルプロピル基、ネオフィ
ル基などのアラルキル基などが包含される。R3および
/またはR4がとり得るハロゲン炭化水素基の具体例と
しては、モノフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、
トリフルオロメチル基、モノフルオロエチル基、ジフル
オロエチル基、トリフルオロエチル基、テトラフルオロ
エチル基、ペンタフルオロエチル基(パーフルオロエチ
ル基)、モノフルオロプロピル基、ジフルオロプロピル
基、トリフルオロプロピル基、テトラフルオロプロピル
基、ペンタフルオロプロピル基、ヘキサフルオロプロピ
ル基、ヘプタフルオロプロピル基(パーフルオロプロピ
ル基)、モノフルオロブチル基、ジフルオロブチル基、
トリフルオロブチル基、テトラフルオロブチル基、ペン
タフルオロブチル基、ヘキサフルオロブチル基、ヘプタ
フルオロブチル基、オクタフルオロブチル基、ノナフル
オロブチル基(パーフルオロブチル基)、モノフルオロ
イソブチル基、ジフルオロイソブチル基、トリフルオロ
イソブチル基、テトラフルオロイソブチル基、ペンタフ
ルオロイソブチル基、ヘキサフルオロイソブチル基、ヘ
プタフルオロイソブチル基、オクタフルオロイソブチル
基、ノナフルオロイソブチル基(パーフルオロイソブチ
ル基)、モノフルオロペンチル基、ジフルオロペンチル
基、トリフルオロペンチル基、パーフルオロペンチル
基、モノフルオロヘキシル基、ジフルオロヘキシル基、
トリフルオロヘキシル基、パーフルオロヘキシル基、モ
ノフルオロフェニル基、ジフルオロフェニル基、トリフ
ルオロフェニル基、テトラフルオロフェニル基、パーフ
ルオロフェニル基、モノフルオロベンジル基、ジフルオ
ロベンジル基、トリフルオロベンジル基、テトラフルオ
ロベンジル基、パーフルオロベンジル基、モノフルオロ
トリル基、ジフルオロトリル基、トリフルオロトリル
基、テトラフルオロトリル基、パーフルオロトリル基 モノフルオロナフチル基、ジフルオロナフチル基、トリ
フルオロナフチル基、テトラフルオロナフチル基、ペン
タフルオロナフチル基、ヘキサフルオロナフチル基、パ
ーフルオロナフチル基 モノクロロメチル基、ジクロロメチル基、トリクロロメ
チル基、モノクロロエチル基、ジクロロエチル基、トリ
クロロエチル基、テトラクロロエチル基、ペンタクロロ
エチル基(パークロロエチル基)、モノクロロプロピル
基、ジクロロプロピル基、トリクロロプロピル基、テト
ラクロロプロピル基、ペンタクロロプロピル基、ヘキサ
クロロプロピル基、ヘプタクロロプロピル基(パークロ
ロプロピル基)、モノクロロブチル基、ジクロロブチル
基、トリクロロブチル基、テトラクロロブチル基、ペン
タクロロブチル基、ヘキサクロロブチル基、ヘプタクロ
ロブチル基、オクタクロロブチル基、ノナクロロブチル
基(パークロロブチル基)、モノクロロイソブチル基、
ジクロロイソブチル基、トリクロロイソブチル基、テト
ラクロロイソブチル基、ペンタクロロイソブチル基、ヘ
キサクロロイソブチル基、ヘプタクロロイソブチル基、
オクタクロロイソブチル基、ノナクロロイソブチル基
(パークロロイソブチル基)、モノクロロペンチル基、
ジクロロペンチル基、トリクロロペンチル基、パークロ
ロペンチル基、モノクロロヘキシル基、ジクロロヘキシ
ル基、トリクロロヘキシル基、パークロロヘキシル基、
モノクロロフェニル基、ジクロロフェニル基、トリクロ
ロフェニル基、テトラクロロフェニル基、パークロロフ
ェニル基、モノクロロベンジル基、ジクロロベンジル
基、トリクロロベンジル基、テトラクロロベンジル基、
パークロロベンジル基、モノクロロトリル基、ジクロロ
トリル基、トリクロロトリル基、テトラクロロトリル
基、パークロロトリル基、モノクロロナフチル基、ジク
ロロナフチル基、トリクロロナフチル基、テトラクロロ
ナフチル基、ペンタクロロナフチル基、ヘキサクロロナ
フチル基、パークロロナフチル基、モノブロモメチル
基、ジブロモメチル基、トリブロモメチル基、モノブロ
モエチル基、ジブロモエチル基、トリブロモエチル基、
テトラブロモエチル基、ペンタブロモエチル基(パーブ
ロモエチル基)、モノブロモプロピル基、ジブロモプロ
ピル基、トリブロモプロピル基、テトラブロモプロピル
基、ペンタブロモプロピル基、ヘキサブロモプロピル
基、ヘプタブロモプロピル基(パーブロモプロピル
基)、モノブロモブチル基、ジブロモブチル基、トリブ
ロモブチル基、テトラブロモブチル基、ペンタブロモブ
チル基、ヘキサブロモブチル基、ヘプタブロモブチル
基、オクタブロモブチル基、ノナブロモブチル基(パー
ブロモブチル基)、モノブロモイソブチル基、ジブロモ
イソブチル基、トリブロモイソブチル基、テトラブロモ
イソブチル基、ペンタブロモイソブチル基、ヘキサブロ
モイソブチル基、ヘプタブロモイソブチル基、オクタブ
ロモイソブチル基、ノナブロモイソブチル基(パーブロ
モイソブチル基)、モノブロモペンチル基、ジブロモペ
ンチル基、トリブロモペンチル基、パーブロモペンチル
基、モノブロモヘキシル基、ジブロモヘキシル基、トリ
ブロモヘキシル基、パーブロモヘキシル基、モノブロモ
フェニル基、ジブロモフェニル基、トリブロモフェニル
基、テトラブロモフェニル基、パーブロモフェニル基、
モノブロモベンジル基、ジブロモベンジル基、トリブロ
モベンジル基、テトラブロモベンジル基、パーブロモベ
ンジル基、モノブロモトリル基、ジブロモトリル基、ト
リブロモトリル基、テトラブロモトリル基、パーブロモ
トリル基、モノブロモナフチル基、ジブロモナフチル
基、トリブロモナフチル基、テトラブロモナフチル基、
ペンタブロモナフチル基、ヘキサブロモナフチル基、パ
ーブロモナフチル基、モノヨードメチル基、ジヨードメ
チル基、トリヨードメチル基、モノヨードエチル基、ジ
ヨードエチル基、トリヨードエチル基、テトラヨードエ
チル基、ペンタヨードエチル基(パーヨードエチル
基)、モノヨードプロピル基、ジヨードプロピル基、ト
リヨードプロピル基、テトラヨードプロピル基、ペンタ
ヨードプロピル基、ヘキサヨードプロピル基、ヘプタヨ
ードプロピル基(パーヨードプロピル基)、モノヨード
ブチル基、ジヨードブチル基、トリヨードブチル基、テ
トラヨードブチル基、ペンタヨードブチル基、ヘキサヨ
ードブチル基、ヘプタヨードブチル基、オクタヨードブ
チル基、ノナヨードブチル基(パーヨードブチル基)、
モノヨードイソブチル基、ジヨードイソブチル基、トリ
ヨードイソブチル基、テトラヨードイソブチル基、ペン
タヨードイソブチル基、ヘキサヨードイソブチル基、ヘ
プタヨードイソブチル基、オクタヨードイソブチル基、
ノナヨードイソブチル基(パーヨードイソブチル基)、
モノヨードペンチル基、ジヨードペンチル基、トリヨー
ドペンチル基、パーヨードペンチル基、モノヨードヘキ
シル基、ジヨードヘキシル基、トリヨードヘキシル基、
パーヨードヘキシル基、モノヨードフェニル基、ジヨー
ドフェニル基、トリヨードフェニル基、テトラヨードフ
ェニル基、パーヨードフェニル基、モノヨードベンジル
基、ジヨードベンジル基、トリヨードベンジル基、テト
ラヨードベンジル基、パーヨードベンジル基、モノヨー
ドトリル基、ジヨードトリル基、トリヨードトリル基、
テトラヨードトリル基、パーヨードトリル基、モノヨー
ドナフチル基、ジヨードナフチル基、トリヨードナフチ
ル基、テトラヨードナフチル基、ペンタヨードナフチル
基、ヘキサヨードナフチル基、パーヨードナフチル基な
どが包含される。また、R3,R4は、互いに結合して1
個以上の環状炭化水素基を形成してもよく、その具体例
を炭素骨格で示せば、次のとおりである。
fを示し、特にZrが好ましい。M2はAlまたはBを
示し、特にAlが好ましい。R1,R2は個別に、シクロ
ペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニル基、イン
デニル基、置換インデニル基を示す。置換シクロペンタ
ジエニル基および置換インデニル基における置換基は、
炭素数1〜18の炭化水素基、好ましくは1〜12の炭
化水素基であって、これには、例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オク
チル基などのアルキル基;ビニル基、アリル基などのア
ルケニル基;フェニル基、トリル基、キシリル基などの
アリール基;ベンジル基、フェネチル基、スチリル基、
ネオフィル基などのアラルキル基が含まれる。R1,R2
は炭素数1〜18の炭化水素基および/またはシリレン
基を介し結合していてもよく、この場合の炭化水素基と
しては、メチレン、エチレン、イソプロピレンなどのア
ルキレン基;ジフェニルメチレン、メチルフェニルメチ
レン、ジトリルメチレンなどのアリール置換基の付いた
アルキレン基;ジビニルメチレン、ジアリルメチレンな
どのアルケニル置換基の付いたアルキレン基;ベンジル
基、フェネチル基、スチリル基、ネオフィル基などのア
ラルキル置換基の付いたアルキレン基などがあげられ
る。また、シリレン基としては、ジメチルシリレン、ジ
エチルシリレンなどアルキル基のついたシリレン基;ジ
フェニルシリレン、メチルフェニルシリレン、ジトリル
シリレンなどのアリール置換基の付いたシリレン基;ジ
ビニルシリレン、ジアリルシリレンなどのアルケニル置
換基の付いたシリレン基;ベンジル基、フェネチル基、
スチリル基、ネオフィル基などのアラルキル置換基の付
いたシリレン基などがあげられる。R3,R4は個別に水
素原子、炭素数1〜18、好ましくは1〜12、さらに
好ましくは1〜8の炭化水素基、炭素数1〜18、好ま
しくは1〜12、さらに好ましくは1〜8のハロゲン化
炭化水素基を示す。M2がAlの場合、R3,R4は水素
原子または炭化水素基であることが好ましく、M2がB
の場合、R3,R4は水素原子またはハロゲン化炭化水素
基であることが好ましい。R3および/またはR4がとり
得る炭化水素基の具体例としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、
ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、
イソペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、
ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプ
チル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基などのアル
キル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェ
ニル基、トリル基、キシリル基、メシチル基、インデニ
ル基、ナフチル基などのアリール基;ベンジル基、トリ
チル基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル
基、フェニルブチル基、フェニルプロピル基、ネオフィ
ル基などのアラルキル基などが包含される。R3および
/またはR4がとり得るハロゲン炭化水素基の具体例と
しては、モノフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、
トリフルオロメチル基、モノフルオロエチル基、ジフル
オロエチル基、トリフルオロエチル基、テトラフルオロ
エチル基、ペンタフルオロエチル基(パーフルオロエチ
ル基)、モノフルオロプロピル基、ジフルオロプロピル
基、トリフルオロプロピル基、テトラフルオロプロピル
基、ペンタフルオロプロピル基、ヘキサフルオロプロピ
ル基、ヘプタフルオロプロピル基(パーフルオロプロピ
ル基)、モノフルオロブチル基、ジフルオロブチル基、
トリフルオロブチル基、テトラフルオロブチル基、ペン
タフルオロブチル基、ヘキサフルオロブチル基、ヘプタ
フルオロブチル基、オクタフルオロブチル基、ノナフル
オロブチル基(パーフルオロブチル基)、モノフルオロ
イソブチル基、ジフルオロイソブチル基、トリフルオロ
イソブチル基、テトラフルオロイソブチル基、ペンタフ
ルオロイソブチル基、ヘキサフルオロイソブチル基、ヘ
プタフルオロイソブチル基、オクタフルオロイソブチル
基、ノナフルオロイソブチル基(パーフルオロイソブチ
ル基)、モノフルオロペンチル基、ジフルオロペンチル
基、トリフルオロペンチル基、パーフルオロペンチル
基、モノフルオロヘキシル基、ジフルオロヘキシル基、
トリフルオロヘキシル基、パーフルオロヘキシル基、モ
ノフルオロフェニル基、ジフルオロフェニル基、トリフ
ルオロフェニル基、テトラフルオロフェニル基、パーフ
ルオロフェニル基、モノフルオロベンジル基、ジフルオ
ロベンジル基、トリフルオロベンジル基、テトラフルオ
ロベンジル基、パーフルオロベンジル基、モノフルオロ
トリル基、ジフルオロトリル基、トリフルオロトリル
基、テトラフルオロトリル基、パーフルオロトリル基 モノフルオロナフチル基、ジフルオロナフチル基、トリ
フルオロナフチル基、テトラフルオロナフチル基、ペン
タフルオロナフチル基、ヘキサフルオロナフチル基、パ
ーフルオロナフチル基 モノクロロメチル基、ジクロロメチル基、トリクロロメ
チル基、モノクロロエチル基、ジクロロエチル基、トリ
クロロエチル基、テトラクロロエチル基、ペンタクロロ
エチル基(パークロロエチル基)、モノクロロプロピル
基、ジクロロプロピル基、トリクロロプロピル基、テト
ラクロロプロピル基、ペンタクロロプロピル基、ヘキサ
クロロプロピル基、ヘプタクロロプロピル基(パークロ
ロプロピル基)、モノクロロブチル基、ジクロロブチル
基、トリクロロブチル基、テトラクロロブチル基、ペン
タクロロブチル基、ヘキサクロロブチル基、ヘプタクロ
ロブチル基、オクタクロロブチル基、ノナクロロブチル
基(パークロロブチル基)、モノクロロイソブチル基、
ジクロロイソブチル基、トリクロロイソブチル基、テト
ラクロロイソブチル基、ペンタクロロイソブチル基、ヘ
キサクロロイソブチル基、ヘプタクロロイソブチル基、
オクタクロロイソブチル基、ノナクロロイソブチル基
(パークロロイソブチル基)、モノクロロペンチル基、
ジクロロペンチル基、トリクロロペンチル基、パークロ
ロペンチル基、モノクロロヘキシル基、ジクロロヘキシ
ル基、トリクロロヘキシル基、パークロロヘキシル基、
モノクロロフェニル基、ジクロロフェニル基、トリクロ
ロフェニル基、テトラクロロフェニル基、パークロロフ
ェニル基、モノクロロベンジル基、ジクロロベンジル
基、トリクロロベンジル基、テトラクロロベンジル基、
パークロロベンジル基、モノクロロトリル基、ジクロロ
トリル基、トリクロロトリル基、テトラクロロトリル
基、パークロロトリル基、モノクロロナフチル基、ジク
ロロナフチル基、トリクロロナフチル基、テトラクロロ
ナフチル基、ペンタクロロナフチル基、ヘキサクロロナ
フチル基、パークロロナフチル基、モノブロモメチル
基、ジブロモメチル基、トリブロモメチル基、モノブロ
モエチル基、ジブロモエチル基、トリブロモエチル基、
テトラブロモエチル基、ペンタブロモエチル基(パーブ
ロモエチル基)、モノブロモプロピル基、ジブロモプロ
ピル基、トリブロモプロピル基、テトラブロモプロピル
基、ペンタブロモプロピル基、ヘキサブロモプロピル
基、ヘプタブロモプロピル基(パーブロモプロピル
基)、モノブロモブチル基、ジブロモブチル基、トリブ
ロモブチル基、テトラブロモブチル基、ペンタブロモブ
チル基、ヘキサブロモブチル基、ヘプタブロモブチル
基、オクタブロモブチル基、ノナブロモブチル基(パー
ブロモブチル基)、モノブロモイソブチル基、ジブロモ
イソブチル基、トリブロモイソブチル基、テトラブロモ
イソブチル基、ペンタブロモイソブチル基、ヘキサブロ
モイソブチル基、ヘプタブロモイソブチル基、オクタブ
ロモイソブチル基、ノナブロモイソブチル基(パーブロ
モイソブチル基)、モノブロモペンチル基、ジブロモペ
ンチル基、トリブロモペンチル基、パーブロモペンチル
基、モノブロモヘキシル基、ジブロモヘキシル基、トリ
ブロモヘキシル基、パーブロモヘキシル基、モノブロモ
フェニル基、ジブロモフェニル基、トリブロモフェニル
基、テトラブロモフェニル基、パーブロモフェニル基、
モノブロモベンジル基、ジブロモベンジル基、トリブロ
モベンジル基、テトラブロモベンジル基、パーブロモベ
ンジル基、モノブロモトリル基、ジブロモトリル基、ト
リブロモトリル基、テトラブロモトリル基、パーブロモ
トリル基、モノブロモナフチル基、ジブロモナフチル
基、トリブロモナフチル基、テトラブロモナフチル基、
ペンタブロモナフチル基、ヘキサブロモナフチル基、パ
ーブロモナフチル基、モノヨードメチル基、ジヨードメ
チル基、トリヨードメチル基、モノヨードエチル基、ジ
ヨードエチル基、トリヨードエチル基、テトラヨードエ
チル基、ペンタヨードエチル基(パーヨードエチル
基)、モノヨードプロピル基、ジヨードプロピル基、ト
リヨードプロピル基、テトラヨードプロピル基、ペンタ
ヨードプロピル基、ヘキサヨードプロピル基、ヘプタヨ
ードプロピル基(パーヨードプロピル基)、モノヨード
ブチル基、ジヨードブチル基、トリヨードブチル基、テ
トラヨードブチル基、ペンタヨードブチル基、ヘキサヨ
ードブチル基、ヘプタヨードブチル基、オクタヨードブ
チル基、ノナヨードブチル基(パーヨードブチル基)、
モノヨードイソブチル基、ジヨードイソブチル基、トリ
ヨードイソブチル基、テトラヨードイソブチル基、ペン
タヨードイソブチル基、ヘキサヨードイソブチル基、ヘ
プタヨードイソブチル基、オクタヨードイソブチル基、
ノナヨードイソブチル基(パーヨードイソブチル基)、
モノヨードペンチル基、ジヨードペンチル基、トリヨー
ドペンチル基、パーヨードペンチル基、モノヨードヘキ
シル基、ジヨードヘキシル基、トリヨードヘキシル基、
パーヨードヘキシル基、モノヨードフェニル基、ジヨー
ドフェニル基、トリヨードフェニル基、テトラヨードフ
ェニル基、パーヨードフェニル基、モノヨードベンジル
基、ジヨードベンジル基、トリヨードベンジル基、テト
ラヨードベンジル基、パーヨードベンジル基、モノヨー
ドトリル基、ジヨードトリル基、トリヨードトリル基、
テトラヨードトリル基、パーヨードトリル基、モノヨー
ドナフチル基、ジヨードナフチル基、トリヨードナフチ
ル基、テトラヨードナフチル基、ペンタヨードナフチル
基、ヘキサヨードナフチル基、パーヨードナフチル基な
どが包含される。また、R3,R4は、互いに結合して1
個以上の環状炭化水素基を形成してもよく、その具体例
を炭素骨格で示せば、次のとおりである。
【化3】
【0008】一般式(I-b)におけるR5,R6,R7,R
8は個別に、水素原子または炭素数1〜18、好ましく
は1〜12、さらに好ましくは1〜8の炭化水素基を示
す。この炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペ
ンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシ
ル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基などのアルキル
基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェニル
基、トリル基、キシリル基、メシチル基、ナフチル基、
ナフチル基などのアリール基;ベンジル基、トリチル
基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル基、フ
ェニルブチル基、フェニルプロピル基、ネオフィル基な
どのアラルキル基などが包含される。また、R5,R6,
R7,R8は、炭素数1〜18、好ましくは1〜12、さ
らに好ましくは1〜8の炭化水素基を介して結合してい
てもよい。この炭化水素基にはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペ
ンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシ
ル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基などのアルキル
基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェニル
基、トリル基、キシリル基、メシチル基、ナフチル基、
ナフチル基などのアリール基;ベンジル基、トリチル
基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル基、フ
ェニルブチル基、フェニルプロピル基、ネオフィル基な
どのアラルキル基などが包含される。一般式(I−b)で
表されるメタロセン系遷移金属化合物の具体例として
は、次の化合物を例示することができる。
8は個別に、水素原子または炭素数1〜18、好ましく
は1〜12、さらに好ましくは1〜8の炭化水素基を示
す。この炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペ
ンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシ
ル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基などのアルキル
基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェニル
基、トリル基、キシリル基、メシチル基、ナフチル基、
ナフチル基などのアリール基;ベンジル基、トリチル
基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル基、フ
ェニルブチル基、フェニルプロピル基、ネオフィル基な
どのアラルキル基などが包含される。また、R5,R6,
R7,R8は、炭素数1〜18、好ましくは1〜12、さ
らに好ましくは1〜8の炭化水素基を介して結合してい
てもよい。この炭化水素基にはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペ
ンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシ
ル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基などのアルキル
基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェニル
基、トリル基、キシリル基、メシチル基、ナフチル基、
ナフチル基などのアリール基;ベンジル基、トリチル
基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル基、フ
ェニルブチル基、フェニルプロピル基、ネオフィル基な
どのアラルキル基などが包含される。一般式(I−b)で
表されるメタロセン系遷移金属化合物の具体例として
は、次の化合物を例示することができる。
【0009】
【化4】
【0010】
【化5】
【0011】
【化6】
【0012】
【化7】
【0013】
【化8】
【0014】
【化9】
【0015】
【化10】
【0016】
【化11】
【0017】
【化12】
【0018】
【化13】
【0019】
【化14】
【0020】
【化15】
【0021】
【化16】
【0022】
【化17】
【0023】
【化18】
【0024】
【化19】
【0025】
【化20】
【0026】
【化21】
【0027】
【化22】
【0028】
【化23】
【0029】
【化24】
【0030】
【化25】
【0031】
【化26】
【0032】
【化27】
【0033】
【化28】
【0034】
【化29】
【0035】
【化30】
【0036】
【化31】
【0037】
【化32】
【0038】
【化33】
【0039】
【化34】
【0040】
【化35】
【0041】
【化36】
【0042】
【化37】
【0043】
【化38】
【0044】
【化39】
【0045】
【化40】
【0046】
【化41】
【0047】
【化42】
【0048】
【化43】
【0049】
【化44】
【0050】
【化45】
【0051】
【化46】
【0052】
【化47】
【0053】
【化48】
【0054】一般式(I‐b)で表されるメタロセン系遷
移金属化合物のなかにあって、より好ましい化合物は、
下記の一般式(I−c)で表される。
移金属化合物のなかにあって、より好ましい化合物は、
下記の一般式(I−c)で表される。
【化49】 前記一般式において、M1はZr,Ti,またはHfを
示し,特にZrが好ましい。M2はAlまたはBを示
し、特にAlが好ましい。R1,R2,R3,R4は、前記
一般式(I−b)で定義したのと同様の基である。R5,
R6,R9,R10,R11,R12は互いに同一でも異なって
いてもよく、水素原子または炭素数1〜18、好ましく
は1〜12、さらに好ましくは1〜8の炭化水素基を示
す。この炭化水素基には、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、ブチル基、
イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチ
ル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル
基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル基、
オクチル基、デシル基、ドデシル基などのアルキル基;
ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェニル基、
トリル基、キシリル基、メシチル基、ナフチル基、ナフ
チル基などのアリール基;ベンジル基、トリチル基、フ
ェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル基、フェニル
ブチル基、フェニルプロピル基、ネオフィル基などのア
ラルキル基などが包含される。また、R9,R10,
R11,R12のいずれか2つ以上が炭化水素基であって、
隣接している場合、それらの炭化水素基は互いに結合し
て一個以上の環状化合物を形成してもよい。一般式(I-
c)に包含されるメタロセン系遷移金属化合物の具体例
としては、次の化合物を例示することができる。
示し,特にZrが好ましい。M2はAlまたはBを示
し、特にAlが好ましい。R1,R2,R3,R4は、前記
一般式(I−b)で定義したのと同様の基である。R5,
R6,R9,R10,R11,R12は互いに同一でも異なって
いてもよく、水素原子または炭素数1〜18、好ましく
は1〜12、さらに好ましくは1〜8の炭化水素基を示
す。この炭化水素基には、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、ブチル基、
イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチ
ル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル
基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル基、
オクチル基、デシル基、ドデシル基などのアルキル基;
ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェニル基、
トリル基、キシリル基、メシチル基、ナフチル基、ナフ
チル基などのアリール基;ベンジル基、トリチル基、フ
ェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル基、フェニル
ブチル基、フェニルプロピル基、ネオフィル基などのア
ラルキル基などが包含される。また、R9,R10,
R11,R12のいずれか2つ以上が炭化水素基であって、
隣接している場合、それらの炭化水素基は互いに結合し
て一個以上の環状化合物を形成してもよい。一般式(I-
c)に包含されるメタロセン系遷移金属化合物の具体例
としては、次の化合物を例示することができる。
【0055】
【化50】
【0056】
【化51】
【0057】
【化52】
【0058】
【化53】
【0059】
【化54】
【0060】
【化55】
【0061】
【化56】
【0062】
【化57】
【0063】
【化58】
【0064】
【化59】
【0065】
【化60】
【0066】
【化61】
【0067】
【化62】
【0068】
【化63】
【0069】
【化64】
【0070】
【化65】
【0071】
【化66】
【0072】
【化67】
【0073】
【化68】
【0074】
【化69】
【0075】
【化70】
【0076】
【化71】
【0077】
【化72】
【0078】
【化73】
【0079】
【化74】
【0080】
【化75】
【0081】
【化76】
【0082】
【化77】
【0083】
【化78】
【0084】
【化79】
【0085】
【化80】
【0086】
【化81】
【0087】
【化82】
【0088】
【化83】
【0089】
【化84】
【0090】
【化85】
【0091】
【化86】
【0092】
【化87】
【0093】
【化88】
【0094】一般式(I‐b)で表されるメタロセン系遷
移金属化合物のなかにあって、最も好ましい化合物は、
下記の一般式(I−c)で表される。
移金属化合物のなかにあって、最も好ましい化合物は、
下記の一般式(I−c)で表される。
【化89】 前記一般式において、M1はZr,Ti,またはHfを
示し、特にZrが好ましい。M2はAlまたはBを示
し、特にAlが好ましい。R1,R2,R3,R4は前記一
般式(I−b)で定義したのと同様の基である。R5,R
6,R11,R12,R13,R14,R15,R16は、互いにに
同一でも異なっていてもよく、水素原子または炭素数1
〜18、好ましくは1〜12、さらに好ましくは1〜8
の炭化水素基を示す。この炭化水素基には、メチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピ
ル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチ
ル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチ
ル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基な
どのアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル
基、フェニル基、トリル基、キシリル基、メシチル基、
ナフチル基、ナフチル基などのアリール基;ベンジル
基、トリチル基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒ
ドリル基、フェニルブチル基、フェニルプロピル基、ネ
オフィル基などのアラルキル基などが包含される。ま
た、R13,R14,R15,R16のいずれか2つ以上が炭化
水素基であって、隣接している場合、それらの炭化水素
基は互いに結合して一個以上の環状化合物を形成しても
よい。一般式(I-c)に包含されるメタロセン系遷移金
属化合物の具体例としては、次の化合物を例示すること
ができる。
示し、特にZrが好ましい。M2はAlまたはBを示
し、特にAlが好ましい。R1,R2,R3,R4は前記一
般式(I−b)で定義したのと同様の基である。R5,R
6,R11,R12,R13,R14,R15,R16は、互いにに
同一でも異なっていてもよく、水素原子または炭素数1
〜18、好ましくは1〜12、さらに好ましくは1〜8
の炭化水素基を示す。この炭化水素基には、メチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピ
ル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチ
ル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチ
ル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基な
どのアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル
基、フェニル基、トリル基、キシリル基、メシチル基、
ナフチル基、ナフチル基などのアリール基;ベンジル
基、トリチル基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒ
ドリル基、フェニルブチル基、フェニルプロピル基、ネ
オフィル基などのアラルキル基などが包含される。ま
た、R13,R14,R15,R16のいずれか2つ以上が炭化
水素基であって、隣接している場合、それらの炭化水素
基は互いに結合して一個以上の環状化合物を形成しても
よい。一般式(I-c)に包含されるメタロセン系遷移金
属化合物の具体例としては、次の化合物を例示すること
ができる。
【0095】
【化90】
【0096】
【化91】
【0097】
【化92】
【0098】
【化93】
【0099】
【化94】
【0100】
【化95】
【0101】
【化96】
【0102】
【化97】
【0103】
【化98】
【0104】
【化99】
【0105】
【化100】
【0106】
【化101】
【0107】
【化102】
【0108】本発明のオレフィン重合用触媒における成
分(II)は、Al−O−Al結合を含む変性有機アルミ
ニウム化合物、ボランおよびボレートからなる群から選
ぶことができるが、特に変性有機アルミニウム化合物で
あることが好ましい。本発明で使用する変性有機アルミ
ニウム化合物は、分子中にAl−O−Al結合を含み、
その結合数は、通常1〜100、好ましくは1〜50個
の範囲にある。このような変性有機アルミニウム化合物
は、通常、有機アルミニウム化合物と水との反応するこ
とにより得られる生成物である。有機アルミニウムと水
との反応は、通常、不活性炭化水素中で行われる。不活
性炭化水素としてはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シ
クロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素及
び芳香族炭化水素が使用できるが、脂肪族炭化水素又は
芳香族炭化水素を使用することが好ましい。変性有機ア
ルミニウム化合物の調製に用いる有機アルミニウム化合
物は、次の一般式(II−a)で表すことができる。 R17 cAlX3 3-c (II−a) 〔式中、R17は炭素数1〜18、好ましくは1〜12の
アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基
等の炭化水素基を、X3は水素原子又はハロゲン原子を
示し、cは1≦c≦3の整数を示す〕 一般式(II−a)で表される有機アルミニウム化合物と
しては、トリアルキルアルミニウムが好ましい。トリア
ルキルアルミニウムのアルキル基は、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル
基、ドデシル基等のいずれでも差し支えないが、メチル
基であることが特に好ましい。水と有機アルミニウム化
合物との反応比(水/Alモル比)は、0.25/1〜
1.2/1、特に、0.5/1〜1/1であることが好
ましく、反応温度は通常−70〜100℃、好ましくは
−20〜20℃の範囲にある。反応時間は通常5〜24
時間、好ましくは10〜5時間の範囲で選ばれる。反応
に要する水として、単なる水のみならず、硫酸銅水和
物、硫酸アルミニウム水和物等に含まれる結晶水や反応
系中に水が生成しうる成分も利用することもできる。な
お、上記した変性有機アルミニウム化合物のうち、アル
キルアルミニウムと水とを反応させて得られるものは、
通常アルミノキサンと呼ばれ、特にメチルアルミノキサ
ン(もしくはメチルアルミノキサンから実質的になるも
の)は、本発明の成分(II)として好適である。もちろ
ん、本発明の成分(II)として、上記した各変性有機ア
ルミニウム化合物の2種以上を組み合わせて使用するこ
ともでき、また、前記変性有機アルミニウム化合物を前
述の不活性炭化水素溶媒に溶液または分散させた溶液と
したものを用いても良い。
分(II)は、Al−O−Al結合を含む変性有機アルミ
ニウム化合物、ボランおよびボレートからなる群から選
ぶことができるが、特に変性有機アルミニウム化合物で
あることが好ましい。本発明で使用する変性有機アルミ
ニウム化合物は、分子中にAl−O−Al結合を含み、
その結合数は、通常1〜100、好ましくは1〜50個
の範囲にある。このような変性有機アルミニウム化合物
は、通常、有機アルミニウム化合物と水との反応するこ
とにより得られる生成物である。有機アルミニウムと水
との反応は、通常、不活性炭化水素中で行われる。不活
性炭化水素としてはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シ
クロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素及
び芳香族炭化水素が使用できるが、脂肪族炭化水素又は
芳香族炭化水素を使用することが好ましい。変性有機ア
ルミニウム化合物の調製に用いる有機アルミニウム化合
物は、次の一般式(II−a)で表すことができる。 R17 cAlX3 3-c (II−a) 〔式中、R17は炭素数1〜18、好ましくは1〜12の
アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基
等の炭化水素基を、X3は水素原子又はハロゲン原子を
示し、cは1≦c≦3の整数を示す〕 一般式(II−a)で表される有機アルミニウム化合物と
しては、トリアルキルアルミニウムが好ましい。トリア
ルキルアルミニウムのアルキル基は、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル
基、ドデシル基等のいずれでも差し支えないが、メチル
基であることが特に好ましい。水と有機アルミニウム化
合物との反応比(水/Alモル比)は、0.25/1〜
1.2/1、特に、0.5/1〜1/1であることが好
ましく、反応温度は通常−70〜100℃、好ましくは
−20〜20℃の範囲にある。反応時間は通常5〜24
時間、好ましくは10〜5時間の範囲で選ばれる。反応
に要する水として、単なる水のみならず、硫酸銅水和
物、硫酸アルミニウム水和物等に含まれる結晶水や反応
系中に水が生成しうる成分も利用することもできる。な
お、上記した変性有機アルミニウム化合物のうち、アル
キルアルミニウムと水とを反応させて得られるものは、
通常アルミノキサンと呼ばれ、特にメチルアルミノキサ
ン(もしくはメチルアルミノキサンから実質的になるも
の)は、本発明の成分(II)として好適である。もちろ
ん、本発明の成分(II)として、上記した各変性有機ア
ルミニウム化合物の2種以上を組み合わせて使用するこ
ともでき、また、前記変性有機アルミニウム化合物を前
述の不活性炭化水素溶媒に溶液または分散させた溶液と
したものを用いても良い。
【0109】成分(II)としては、ボレートまたはボラ
ンも使用可能である。本発明で使用できるボレートの第
1の例は、一般式(II−b−1)で示される。 [L1 −H]+ [BR18 R19 X4 X5 ]− (II−b−1) 式中、L1は中性ルイス塩基を、Hは水素原子を示し、
[L1 −H]はアンモニウム、アニリニウム、ホスフォ
ニウム等のブレンステッド酸である。アンモニウムとし
ては、トリメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウ
ム、トリプロピルアンモニウム、トリブチルアンモニウ
ム、トリ(n−ブチル)アンモニウムなどのトリアルキ
ル置換アンモニウム、ジ(n−プロピル)アンモニウ
ム、ジシクロヘキシルアンモニウムなどのジアルキルア
ンモニウムが例示できる。アニリウムとしては、N,N
−ジメチルアニリニウム、N,N−ジエチルアニリニウ
ム、N,N−2,4,6−ペンタメチルアニリニウムな
どのN,N−ジアルキルアニリニウムが例示できる。ま
た、ホスフォニウムとしてはトリフェニルホスフォニウ
ム、トリブチルホスホニウム、トリ(メチルフェニル)
ホスフォニウム、トリ(ジメチルフェニル)ホスフォニ
ウムなどのトリアリールホスフォニウム、トリアルキル
ホスフォニウムが挙げられる。R18およびR19は個別
に、炭素数6〜20、好ましくは6〜16の芳香族炭化
水素基又は置換芳香族炭化水素基を示し、両者は架橋基
によって互いに連結されていてもよい。置換芳香族炭化
水素基の置換基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、イソプロピル基等に代表されるアルキル基やフッ
素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンが好ましい。X4
及びX5はハイドライド基、ハライド基、炭素数1〜2
0のヒドロカルビル基、1個以上の水素原子がハロゲン
原子によって置換された炭素数1〜20の置換ヒドロカ
ルビル基を示す。一般式(II−b−1)で示されるボレ
ートの具体例としては、トリブチルアンモニウムテトラ
(p−トリル)ボレート、トリブチルアンモニウムテト
ラ(m−トリル)ボレート、トリブチルアンモニウムテ
トラ(o−フルオロフェニル)ボレート、トリブチルア
ンモニウムテトラ(p−フルオロフェニル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(m−フルオロフェニ
ル)ボレート、トリブチルアンモニウムテトラ(3,5
−ジフルオロフェニル)ボレート、ジメチルアニリニウ
ムテトラ(o−トリル)ボレート、ジメチルアニリニウ
ムテトラ(p−トリル)ボレート、ジメチルアニリニウ
ムテトラ(m−トリル)ボレート、ジメチルアニリニウ
ムテトラ(o−フルオロフェニル)ボレート、ジメチル
アニリニウムテトラ(p−フルオロフェニル)ボレー
ト、ジメチルアニリニウムテトラ(m−フルオロフェニ
ル)ボレート、ジメチルアニリニウムテトラ(3,5−
ジフルオロフェニル)ボレート、ジメチルアニリニウム
テトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェ
ニルホスホニウムテトラフェニルボレート、トリフェニ
ルホスホニウムテトラ(o−トリル)ボレート、トリフ
ェニルホスホニウムテトラ(p−トリル)ボレート、ト
リフェニルホスホニウムテトラ(m−トリル)ボレー
ト、トリフェニルホスホニウムテトラ(o−フルオロフ
ェニル)ボレート、トリフェニルホスホニウムテトラ
(p−フルオロフェニル)ボレート、トリフェニルホス
ホニウムテトラ(m−フルオロフェニル)ボレート、ト
リフェニルホスホニウムテトラ(3,5−ジフルオロフ
ェニル)ボレート、トリフェニルホスホニウムテトラ
(ペンタフルオロフェニル)ボレートを例示することが
できる。さらにトリエチルアンモニウムテトラ(o−フ
ルオロフェニル)ボレート、トリエチルアンモニウムテ
トラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリエチル
アンモニウムテトラ(フェニル)ボレート、トリプロピ
ルアンモニウムテトラフェニルボレート、トリ(n−ブ
チル)アンモニウムテトラフェニルボレート、トリメチ
ルアンモニウムテトラ(p−トリル)ボレート、トリメ
チルアンモニウムテトラ(o−トリル)ボレート、トリ
プロピルアンモニウムテトラ(o,p−ジメチルフェニ
ル)ボレート、トリブチルアンモニウムテトラ(p−ト
リフルオロメチルフェニル)ボレート、トリブチルアン
モニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラ(o−トリル)
ボレートなどのトリアルキル置換アンモニウム塩、N,
N−ジメチルアニリニウムテトラ(フェニル)ボレー
ト、N,N−ジエチルアニリニウムテトラ(フェニル)
ボレート、N,N−2,4,6−ペンタメチルアニリニ
ウムテトラ(フェニル)ボレートなどのN,N−ジアル
キルアニリニウム塩、ジ(1−プロピル)アンモニウム
テトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジシクロ
ヘキシルアンモニウムテトラフェニルボレートなどのジ
アルキルアンモニウム塩を例示することができる。これ
らの中でも、トリブチルアンモニウムテトラ(o−フル
オロフェニル)ボレート、トリブチルアンモニウムテト
ラ(p−フルオロフェニル)ボレート、トリブチルアン
モニウムテトラ(m−フルオロフェニル)ボレート、ト
リブチルアンモニウムテトラ(3,5−ジフルオロフェ
ニル)ボレート、トリブチルアンモニウムテトラ(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、ジメチルアニリニウム
テトラ(o−フルオロフェニル)ボレート、ジメチルア
ニリニウムテトラ(p−フルオロフェニル)ボレート、
ジメチルアニリニウムテトラ(m−フルオロフェニル)
ボレート、ジメチルアニリニウムテトラ(3,5−ジフ
ルオロフェニル)ボレート、ジメチルアニリニウムテト
ラ(ペンタフルオロフェニル)ボレートが好ましく、ト
リブチルアンモニウムテトラ(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、ジメチルアニリニウムテトラ(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレートが特に好ましい。
ンも使用可能である。本発明で使用できるボレートの第
1の例は、一般式(II−b−1)で示される。 [L1 −H]+ [BR18 R19 X4 X5 ]− (II−b−1) 式中、L1は中性ルイス塩基を、Hは水素原子を示し、
[L1 −H]はアンモニウム、アニリニウム、ホスフォ
ニウム等のブレンステッド酸である。アンモニウムとし
ては、トリメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウ
ム、トリプロピルアンモニウム、トリブチルアンモニウ
ム、トリ(n−ブチル)アンモニウムなどのトリアルキ
ル置換アンモニウム、ジ(n−プロピル)アンモニウ
ム、ジシクロヘキシルアンモニウムなどのジアルキルア
ンモニウムが例示できる。アニリウムとしては、N,N
−ジメチルアニリニウム、N,N−ジエチルアニリニウ
ム、N,N−2,4,6−ペンタメチルアニリニウムな
どのN,N−ジアルキルアニリニウムが例示できる。ま
た、ホスフォニウムとしてはトリフェニルホスフォニウ
ム、トリブチルホスホニウム、トリ(メチルフェニル)
ホスフォニウム、トリ(ジメチルフェニル)ホスフォニ
ウムなどのトリアリールホスフォニウム、トリアルキル
ホスフォニウムが挙げられる。R18およびR19は個別
に、炭素数6〜20、好ましくは6〜16の芳香族炭化
水素基又は置換芳香族炭化水素基を示し、両者は架橋基
によって互いに連結されていてもよい。置換芳香族炭化
水素基の置換基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、イソプロピル基等に代表されるアルキル基やフッ
素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンが好ましい。X4
及びX5はハイドライド基、ハライド基、炭素数1〜2
0のヒドロカルビル基、1個以上の水素原子がハロゲン
原子によって置換された炭素数1〜20の置換ヒドロカ
ルビル基を示す。一般式(II−b−1)で示されるボレ
ートの具体例としては、トリブチルアンモニウムテトラ
(p−トリル)ボレート、トリブチルアンモニウムテト
ラ(m−トリル)ボレート、トリブチルアンモニウムテ
トラ(o−フルオロフェニル)ボレート、トリブチルア
ンモニウムテトラ(p−フルオロフェニル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(m−フルオロフェニ
ル)ボレート、トリブチルアンモニウムテトラ(3,5
−ジフルオロフェニル)ボレート、ジメチルアニリニウ
ムテトラ(o−トリル)ボレート、ジメチルアニリニウ
ムテトラ(p−トリル)ボレート、ジメチルアニリニウ
ムテトラ(m−トリル)ボレート、ジメチルアニリニウ
ムテトラ(o−フルオロフェニル)ボレート、ジメチル
アニリニウムテトラ(p−フルオロフェニル)ボレー
ト、ジメチルアニリニウムテトラ(m−フルオロフェニ
ル)ボレート、ジメチルアニリニウムテトラ(3,5−
ジフルオロフェニル)ボレート、ジメチルアニリニウム
テトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェ
ニルホスホニウムテトラフェニルボレート、トリフェニ
ルホスホニウムテトラ(o−トリル)ボレート、トリフ
ェニルホスホニウムテトラ(p−トリル)ボレート、ト
リフェニルホスホニウムテトラ(m−トリル)ボレー
ト、トリフェニルホスホニウムテトラ(o−フルオロフ
ェニル)ボレート、トリフェニルホスホニウムテトラ
(p−フルオロフェニル)ボレート、トリフェニルホス
ホニウムテトラ(m−フルオロフェニル)ボレート、ト
リフェニルホスホニウムテトラ(3,5−ジフルオロフ
ェニル)ボレート、トリフェニルホスホニウムテトラ
(ペンタフルオロフェニル)ボレートを例示することが
できる。さらにトリエチルアンモニウムテトラ(o−フ
ルオロフェニル)ボレート、トリエチルアンモニウムテ
トラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリエチル
アンモニウムテトラ(フェニル)ボレート、トリプロピ
ルアンモニウムテトラフェニルボレート、トリ(n−ブ
チル)アンモニウムテトラフェニルボレート、トリメチ
ルアンモニウムテトラ(p−トリル)ボレート、トリメ
チルアンモニウムテトラ(o−トリル)ボレート、トリ
プロピルアンモニウムテトラ(o,p−ジメチルフェニ
ル)ボレート、トリブチルアンモニウムテトラ(p−ト
リフルオロメチルフェニル)ボレート、トリブチルアン
モニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラ(o−トリル)
ボレートなどのトリアルキル置換アンモニウム塩、N,
N−ジメチルアニリニウムテトラ(フェニル)ボレー
ト、N,N−ジエチルアニリニウムテトラ(フェニル)
ボレート、N,N−2,4,6−ペンタメチルアニリニ
ウムテトラ(フェニル)ボレートなどのN,N−ジアル
キルアニリニウム塩、ジ(1−プロピル)アンモニウム
テトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジシクロ
ヘキシルアンモニウムテトラフェニルボレートなどのジ
アルキルアンモニウム塩を例示することができる。これ
らの中でも、トリブチルアンモニウムテトラ(o−フル
オロフェニル)ボレート、トリブチルアンモニウムテト
ラ(p−フルオロフェニル)ボレート、トリブチルアン
モニウムテトラ(m−フルオロフェニル)ボレート、ト
リブチルアンモニウムテトラ(3,5−ジフルオロフェ
ニル)ボレート、トリブチルアンモニウムテトラ(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、ジメチルアニリニウム
テトラ(o−フルオロフェニル)ボレート、ジメチルア
ニリニウムテトラ(p−フルオロフェニル)ボレート、
ジメチルアニリニウムテトラ(m−フルオロフェニル)
ボレート、ジメチルアニリニウムテトラ(3,5−ジフ
ルオロフェニル)ボレート、ジメチルアニリニウムテト
ラ(ペンタフルオロフェニル)ボレートが好ましく、ト
リブチルアンモニウムテトラ(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、ジメチルアニリニウムテトラ(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレートが特に好ましい。
【0110】成分(II)として使用可能なボレートの第
2の例は、一般式(II−b−2)で示される。 [L2]+[BR18R19 X4 X5 ]− (II−b−2) 式中、L2はカルボカチオン、メチルカチオン、エチル
カチオン、プロピルカチオン、イソプロピルカチオン、
ブチルカチオン、イソブチルカチオン、tert-ブチ
ルカチオン、ペンチルカチオン、トロピニウムカチオ
ン、ベンジルカチオン、トリチルカチオン等を示し、R
18およびR19 、X4及び X5は、一般式(II−b−1)
で定義したところと同一である。一般式(II−b−2)
に包含されるボレートの具体例としては、トリチルテト
ラフェニルボレート、トリチルテトラ(o−トリル)ボ
レート、トリチルテトラ(p−トリル)ボレート、トリ
チルテトラ(m−トリル)ボレート、トリチルテトラ
(o−フルオロフェニル)ボレート、トリチルテトラ
(p−フルオロフェニル)ボレート、トリチルテトラ
(m−フルオロフェニル)ボレート、トリチルテトラ
(3,5−ジフルオロフェニル)ボレート、トリチルテ
トラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トロピニウ
ムテトラフェニルボレート、トロピニウムテトラ(o−
トリル)ボレート、トロピニウムテトラ(p−トリル)
ボレート、トロピニウムテトラ(m−トリル)ボレー
ト、トロピニウムテトラ(o−フルオロフェニル)ボレ
ート、トロピニウムテトラ(p−フルオロフェニル)ボ
レート、トロピニウムテトラ(m−フルオロフェニル)
ボレート、トロピニウムテトラ(3,5−ジフルオロフ
ェニル)ボレート、トロピニウムテトラ(ペンタフルオ
ロフェニル)ボレートを例示することができる。これら
の中でもトリチルテトラ(o−フルオロフェニル)ボレ
ート、トリチルテトラ(p−フルオロフェニル)ボレー
ト、トリチルテトラ(m−フルオロフェニル)ボレー
ト、トリチルテトラ(3,5−ジフルオロフェニル)ボ
レート、トリチルテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート、トロピニウムテトラ(o−フルオロフェニル)
ボレート、トロピニウムテトラ(p−フルオロフェニ
ル)ボレート、トロピニウムテトラ(m−フルオロフェ
ニル)ボレート、トロピニウムテトラ(3,5−ジフル
オロフェニル)ボレート、トロピニウムテトラ(ペンタ
フルオロフェニル)ボレートが好ましい。更に好ましく
は、トリチルテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、トロピニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボ
レートが挙げられる。
2の例は、一般式(II−b−2)で示される。 [L2]+[BR18R19 X4 X5 ]− (II−b−2) 式中、L2はカルボカチオン、メチルカチオン、エチル
カチオン、プロピルカチオン、イソプロピルカチオン、
ブチルカチオン、イソブチルカチオン、tert-ブチ
ルカチオン、ペンチルカチオン、トロピニウムカチオ
ン、ベンジルカチオン、トリチルカチオン等を示し、R
18およびR19 、X4及び X5は、一般式(II−b−1)
で定義したところと同一である。一般式(II−b−2)
に包含されるボレートの具体例としては、トリチルテト
ラフェニルボレート、トリチルテトラ(o−トリル)ボ
レート、トリチルテトラ(p−トリル)ボレート、トリ
チルテトラ(m−トリル)ボレート、トリチルテトラ
(o−フルオロフェニル)ボレート、トリチルテトラ
(p−フルオロフェニル)ボレート、トリチルテトラ
(m−フルオロフェニル)ボレート、トリチルテトラ
(3,5−ジフルオロフェニル)ボレート、トリチルテ
トラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トロピニウ
ムテトラフェニルボレート、トロピニウムテトラ(o−
トリル)ボレート、トロピニウムテトラ(p−トリル)
ボレート、トロピニウムテトラ(m−トリル)ボレー
ト、トロピニウムテトラ(o−フルオロフェニル)ボレ
ート、トロピニウムテトラ(p−フルオロフェニル)ボ
レート、トロピニウムテトラ(m−フルオロフェニル)
ボレート、トロピニウムテトラ(3,5−ジフルオロフ
ェニル)ボレート、トロピニウムテトラ(ペンタフルオ
ロフェニル)ボレートを例示することができる。これら
の中でもトリチルテトラ(o−フルオロフェニル)ボレ
ート、トリチルテトラ(p−フルオロフェニル)ボレー
ト、トリチルテトラ(m−フルオロフェニル)ボレー
ト、トリチルテトラ(3,5−ジフルオロフェニル)ボ
レート、トリチルテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート、トロピニウムテトラ(o−フルオロフェニル)
ボレート、トロピニウムテトラ(p−フルオロフェニ
ル)ボレート、トロピニウムテトラ(m−フルオロフェ
ニル)ボレート、トロピニウムテトラ(3,5−ジフル
オロフェニル)ボレート、トロピニウムテトラ(ペンタ
フルオロフェニル)ボレートが好ましい。更に好ましく
は、トリチルテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、トロピニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボ
レートが挙げられる。
【0111】また、成分(II)として使用可能なボラン
化合物の具体例を摘記すると、トリフェニルボラン、ト
リ(o−トリル)ボラン、トリ(p−トリル)ボラン、
トリ(m−トリル)ボラン、トリ(o−フルオロフェニ
ル)ボラン、トリ(p−フルオロフェニル)ボラン、ト
リ(m−フルオロフェニル)ボラン、トリ(3,5−ジ
フルオロフェニル)ボラン、トリ(ペンタフルオロフェ
ニル)ボランが挙げられる。これらの中でも、トリ(o
−フルオロフェニル)ボラン、トリ(p−フルオロフェ
ニル)ボラン、トリ(m−フルオロフェニル)ボラン、
トリ(3,5−ジフルオロフェニル)ボラン、トリ(ペ
ンタフルオロフェニル)ボランがより好ましく、特にト
リ(ペンタフルオロフェニル)ボランが好ましい。ボラ
ンおよび/またはボレートは、2種以上を成分(II)と
して併用することができ、また、上記した変性有機アル
ミニウム化合物を併用してもよい。
化合物の具体例を摘記すると、トリフェニルボラン、ト
リ(o−トリル)ボラン、トリ(p−トリル)ボラン、
トリ(m−トリル)ボラン、トリ(o−フルオロフェニ
ル)ボラン、トリ(p−フルオロフェニル)ボラン、ト
リ(m−フルオロフェニル)ボラン、トリ(3,5−ジ
フルオロフェニル)ボラン、トリ(ペンタフルオロフェ
ニル)ボランが挙げられる。これらの中でも、トリ(o
−フルオロフェニル)ボラン、トリ(p−フルオロフェ
ニル)ボラン、トリ(m−フルオロフェニル)ボラン、
トリ(3,5−ジフルオロフェニル)ボラン、トリ(ペ
ンタフルオロフェニル)ボランがより好ましく、特にト
リ(ペンタフルオロフェニル)ボランが好ましい。ボラ
ンおよび/またはボレートは、2種以上を成分(II)と
して併用することができ、また、上記した変性有機アル
ミニウム化合物を併用してもよい。
【0112】本発明のオレフィン重合用触媒における成
分(III)は、触媒担体として機能する成分であって、
このものは成分(III‐a)であるケイ素の酸化物およ
び/または複酸化物と、成分(III‐b)である一般式:
Z(YHk)jで表される化合物とを相互に接触させること
によって調製される。成分(III‐a)に関して言うケ
イ素の酸化物とは、シリカを意味し、ケイ素の複酸化物
とは、ケイ素と周期律表I〜VIII族の少なくとも一種の
他の金属との複酸化物を意味する。ケイ素の複酸化物と
しては、例えば、Al2O3・SiO 2、Al2O3・M
gO・SiO2、SiO2・MgOなどの天然または合
成の各種複酸化物を例示することができる。これらはい
ずれも組成式(実験式)であって、分子式ではない。従
って、上記複酸化物の構造および成分比率は、特に限定
されるものではない。成分(III‐a)としてはシリカ
が好ましい。成分(III‐a)として用いられるケイ素
の酸化物および/または複酸化物は、少量の水分を吸収
していても差し支えなく、少量の不純物を含有していて
も差し支えない。しかし、後述する成分(III‐b)と
の接触に先立って、これらを通常100〜800℃、好
ましくは200〜600℃で、空気中または窒素、アル
ゴン等の不活性ガス中で焼成して、表面水酸基の量を
0.2〜3.0mmol/g、さらに好ましくは0.4
〜2.5mmol/gに調節しておくことが好ましい。
ケイ素の酸化物および/または複酸化物の性状には特に
制限はない。しかし、一般的には、平均粒径が5〜20
0μm、好ましくは10〜150μm、比表面積が15
0〜1,000m2/g、好ましくは200〜600m2
/g、細孔容積が0.3〜2.5cm3/g、好ましく
は0.5〜2.0cm3/g、見掛比重が0.20〜
0.50g/cm3、好ましくは0.25〜0.45g
/cm3であるケイ素の酸化物および/または複酸化物
を使用するのが望ましい。
分(III)は、触媒担体として機能する成分であって、
このものは成分(III‐a)であるケイ素の酸化物およ
び/または複酸化物と、成分(III‐b)である一般式:
Z(YHk)jで表される化合物とを相互に接触させること
によって調製される。成分(III‐a)に関して言うケ
イ素の酸化物とは、シリカを意味し、ケイ素の複酸化物
とは、ケイ素と周期律表I〜VIII族の少なくとも一種の
他の金属との複酸化物を意味する。ケイ素の複酸化物と
しては、例えば、Al2O3・SiO 2、Al2O3・M
gO・SiO2、SiO2・MgOなどの天然または合
成の各種複酸化物を例示することができる。これらはい
ずれも組成式(実験式)であって、分子式ではない。従
って、上記複酸化物の構造および成分比率は、特に限定
されるものではない。成分(III‐a)としてはシリカ
が好ましい。成分(III‐a)として用いられるケイ素
の酸化物および/または複酸化物は、少量の水分を吸収
していても差し支えなく、少量の不純物を含有していて
も差し支えない。しかし、後述する成分(III‐b)と
の接触に先立って、これらを通常100〜800℃、好
ましくは200〜600℃で、空気中または窒素、アル
ゴン等の不活性ガス中で焼成して、表面水酸基の量を
0.2〜3.0mmol/g、さらに好ましくは0.4
〜2.5mmol/gに調節しておくことが好ましい。
ケイ素の酸化物および/または複酸化物の性状には特に
制限はない。しかし、一般的には、平均粒径が5〜20
0μm、好ましくは10〜150μm、比表面積が15
0〜1,000m2/g、好ましくは200〜600m2
/g、細孔容積が0.3〜2.5cm3/g、好ましく
は0.5〜2.0cm3/g、見掛比重が0.20〜
0.50g/cm3、好ましくは0.25〜0.45g
/cm3であるケイ素の酸化物および/または複酸化物
を使用するのが望ましい。
【0113】成分(III−b)は一般式:Z(YHk)jで
表される。式中、Zは炭素数1〜20、好ましくは1〜
10、さらに好ましくは1〜5の炭化水素残基を示し、
これにはエチレン基、プロピレン基、イソプロピレン
基、シクロプロピレン基、ブチレン基、イソブチレン
基、t−ブチレン基、ペンチレン基、イソペンチレン
基、ネオペンチレン基、シクロペンチレン基、ヘキシレ
ン基、イソヘキシレン基、シクロヘキシレン基、ヘプチ
レン基、オクチレン基、デシレン基、ドデシレン基など
のアルキレン基、フェニレン基、置換フェニレン基、な
どが挙げられる。好ましくはアルキレン基である。Yは
窒素原子、燐原子、酸素原子または硫黄原子から選ばれ
る原子を示し、好ましくは窒素原子または酸素原子であ
る。Hは水素原子を示し、kは1または2である。jは
2以上の整数であり、好ましくは2〜4、さらに好まし
くは2である。なお、Zがアルキレン基の場合、その炭
素数は2〜4であることが好ましく、2〜3であること
がさらに好ましい。成分(III−b)の具体例を摘記す
ると、エチレングリコール、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、2,3−ブタンジオール、イソブチレングリコー
ル、1,2−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、2,3−ペンタンジ
オール、2,4−ペンタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、2,5−ヘキサンジオール、3,4−ヘキサ
ンジオール、3−メチルー2,4−ペンタンジオール、
1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオー
ル、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジ
オール、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミ
ン、1,3−プロパンジアミン、1,4−ブタンジアミ
ン、1,5−ペンタンジアミン、1,6−ヘキサンジア
ミン、1,7−ヘプタンジアミン、1,8−オクタンジ
アミン、1,10−デカンジアミン、1,12−ドデカ
ンジアミン、エチルホスフィン、1,2−プロピルホス
フィン、1,3−プロピルホスフィン、1,4−ブチル
ホスフィン、ジメルカプトエタン、1,2−ジメルカプ
トプロパン、1,3−ジメルカプトプロパン、1,4−
ジメルカプトブタン、グリセロール、1,2,4−トリ
ヒドロキシブタン、2−ヒドロキシメチル−1,3−プ
ロパンジオール、2−メチル−2−ヒドロキシメチル−
1,3−プロパンジオール、ペンタエリスリトールなど
が挙げられる。これらのなかではエチレングリコール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオー
ル、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール
が好ましく、エチレングリコール、1,2−プロパンジ
オール、1,3−プロパンジオールがさらに好ましい。
本発明の担体成分を取得するに際して、成分(III−
a)と成分(III−b)との反応割合は、前者100g
に対して後者を1〜5000ミリモル、好ましくは5〜
500ミリモル、さらに好ましくは50〜250ミリモ
ルの範囲で選ばれる。成分(III−a)と成分(III−
b)とは、通常、窒素またはアルゴンなどの不活性雰囲
気下中で、無溶媒またはベンゼン、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素、ペンタン、
ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、シ
クロヘキサンなどの脂肪族あるいは脂環族炭化水素の存
在下、攪拌下または非攪拌下に接触せしめられる。この
接触は、通常0〜300℃、好ましくは10〜200
℃、さらに好ましくは20〜150℃の温度にて10分
間〜50時間、好ましくは30分〜24時間行うことが
望ましい。なお、こうして得られる本発明の成分(II
I)は、成分(I)および成分(II)との接触に先立ち、
残存(未反応)する成分(III−b)や溶媒を除去して
おくことが望ましい。
表される。式中、Zは炭素数1〜20、好ましくは1〜
10、さらに好ましくは1〜5の炭化水素残基を示し、
これにはエチレン基、プロピレン基、イソプロピレン
基、シクロプロピレン基、ブチレン基、イソブチレン
基、t−ブチレン基、ペンチレン基、イソペンチレン
基、ネオペンチレン基、シクロペンチレン基、ヘキシレ
ン基、イソヘキシレン基、シクロヘキシレン基、ヘプチ
レン基、オクチレン基、デシレン基、ドデシレン基など
のアルキレン基、フェニレン基、置換フェニレン基、な
どが挙げられる。好ましくはアルキレン基である。Yは
窒素原子、燐原子、酸素原子または硫黄原子から選ばれ
る原子を示し、好ましくは窒素原子または酸素原子であ
る。Hは水素原子を示し、kは1または2である。jは
2以上の整数であり、好ましくは2〜4、さらに好まし
くは2である。なお、Zがアルキレン基の場合、その炭
素数は2〜4であることが好ましく、2〜3であること
がさらに好ましい。成分(III−b)の具体例を摘記す
ると、エチレングリコール、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、2,3−ブタンジオール、イソブチレングリコー
ル、1,2−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、2,3−ペンタンジ
オール、2,4−ペンタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、2,5−ヘキサンジオール、3,4−ヘキサ
ンジオール、3−メチルー2,4−ペンタンジオール、
1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオー
ル、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジ
オール、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミ
ン、1,3−プロパンジアミン、1,4−ブタンジアミ
ン、1,5−ペンタンジアミン、1,6−ヘキサンジア
ミン、1,7−ヘプタンジアミン、1,8−オクタンジ
アミン、1,10−デカンジアミン、1,12−ドデカ
ンジアミン、エチルホスフィン、1,2−プロピルホス
フィン、1,3−プロピルホスフィン、1,4−ブチル
ホスフィン、ジメルカプトエタン、1,2−ジメルカプ
トプロパン、1,3−ジメルカプトプロパン、1,4−
ジメルカプトブタン、グリセロール、1,2,4−トリ
ヒドロキシブタン、2−ヒドロキシメチル−1,3−プ
ロパンジオール、2−メチル−2−ヒドロキシメチル−
1,3−プロパンジオール、ペンタエリスリトールなど
が挙げられる。これらのなかではエチレングリコール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオー
ル、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール
が好ましく、エチレングリコール、1,2−プロパンジ
オール、1,3−プロパンジオールがさらに好ましい。
本発明の担体成分を取得するに際して、成分(III−
a)と成分(III−b)との反応割合は、前者100g
に対して後者を1〜5000ミリモル、好ましくは5〜
500ミリモル、さらに好ましくは50〜250ミリモ
ルの範囲で選ばれる。成分(III−a)と成分(III−
b)とは、通常、窒素またはアルゴンなどの不活性雰囲
気下中で、無溶媒またはベンゼン、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素、ペンタン、
ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、シ
クロヘキサンなどの脂肪族あるいは脂環族炭化水素の存
在下、攪拌下または非攪拌下に接触せしめられる。この
接触は、通常0〜300℃、好ましくは10〜200
℃、さらに好ましくは20〜150℃の温度にて10分
間〜50時間、好ましくは30分〜24時間行うことが
望ましい。なお、こうして得られる本発明の成分(II
I)は、成分(I)および成分(II)との接触に先立ち、
残存(未反応)する成分(III−b)や溶媒を除去して
おくことが望ましい。
【0114】本発明のオレフィン重合用触媒は、成分
(I)〜(III)を相互に接触させることによって得るこ
とができるが、各成分の接触手順は特には限定されな
い。例えば、以下の組合わせを採用することができる。 1)成分(I)、(II)と(III)を同時に加える方法。 2)成分(I)、(II)を接触させ、次に成分(III)を
接触させる方法。 3)成分(I)と(III)を接触させ、次に成分(II)を
接触させる方法。 4)成分(II)と(III)を接触させ、次に成分(I)を
接触させる方法。 5)成分(I)、(II)を接触させたものに、別に成分
(III)、(I)を接触させたものを接触させる方法。 6)成分(I)、(II)を接触させたものに、別に成分
(III)、(II)を接触させたものを接触させる方法。 7)成分(I)、(III)を接触させたものに、別に成分
(III)、(II)を接触させたものを接触させる方法。
これらの接触手順のなかでは、1)、2)、3)、4)
が好ましく、2)が最も好ましい。いずれの接触手順を
採用する場合でも、通常は、窒素またはアルゴンなどの
不活性雰囲気中、一般的にはベンゼン、トルエン、キシ
レン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素(通常炭素
数は6〜12)、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オク
タン、デカン、ドデカン、シクロヘキサンなどの脂肪族
あるいは脂環族炭化水素(通常炭素数5〜12)等の液
状不活性炭化水素の存在下、攪拌下または非攪拌下に各
成分を接触させる方法が採用される。この接触は、通常
−100℃〜200℃、好ましくは−50℃〜100℃
の温度にて、10分〜50時間、好ましくは1時間〜2
4時間行うことが望ましい。成分(I)〜(III)の接触
に際しては、上記した通り、ある種の成分が可溶な芳香
族炭化水素溶媒と、ある種の成分が不溶ないしは難溶な
脂肪族または脂環族炭化水素溶媒とがいずれも使用可能
である。各成分同士の接触反応を段階的に行う場合にあ
っては、前段で用いた可溶性の芳香族炭化水素溶媒を何
等除去することなく、これをそのまま後段の接触反応の
溶媒に用いてもよい。また、可溶性溶媒を使用した前段
の接触反応後、ある種の成分が不溶もしくは難溶な液状
不活性炭化水素(例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、デカン、ドデカン、シクロヘキサンなど
の脂肪族あるいは脂環族炭化水素)を添加して、所望生
成物を固形物として回収した後に、改めて上記不活性炭
化水素溶媒の存在下に後段の接触反応を実施することが
できる。あるいはまた、前段の接触反応で使用した芳香
族炭化水素溶媒の一部または全部を、乾燥等の手段によ
り除去して所望生成物を固形物として取り出した後に、
この所望生成物の後段の接触反応を、上記した不活性炭
化水素溶媒の存在下に実施することも可能である。本発
明では各成分の接触反応を複数回行うことを妨げない。
本発明の成分(I)、成分(II)、成分(III)の使用割
合は、特に限定されないが、以下の範囲が好ましい。成
分(II)が変性アルミニウム化合物である場合、成分
(I)の遷移金属濃度(Me)1モルに対して、成分(I
I)は、遷移金属に対するアルミニウムの原子比(Al
/Me)が通常1〜100,000、好ましくは5〜1
000、さらに好ましくは50〜200の範囲になる量
で使用される。成分(II)がボランおよび/またはボレ
ートである場合、成分(I)の遷移金属濃度(Me)1
モルに対して、成分(II)は、遷移金属に対するホウ素
の原子比(B/Me)が通常0.01〜100モル、好
ましくは0.1〜50モル、さらに好ましくは0.2〜
10モルの範囲になる量で使用される。成分(III)の
使用量は、成分(I)0.0001〜5ミリモル当た
り、好ましくは0.001〜0.5ミリモル当たり、さ
らに好ましくは0.01〜0.1ミリモル当たり1gで
ある。本発明のオレフィン重合用触媒は、成分(I)〜
(III)を前記した接触手順1)〜7)のいずれかで相
互に接触させた後、溶媒を除去することにより固体触媒
として得ることができる。溶媒の除去は、大気下または
減圧下、温度0〜200℃、好ましくは20〜150℃
で、1分〜50時間、好ましくは10分〜10時間で行
うことが望ましい。本発明のオレフィン重合用触媒は、
次の手順で調製することも可能である。 8)溶媒の存在下に成分(I)と成分(III)を接触さ
せ、溶媒を除去して固体触媒成分とし、重合条件下でこ
の固体触媒成分と成分(II)と接触させる。 9)溶媒の存在下に成分(II)と成分(III)を接触さ
せ、溶媒を除去して固体触媒成分とし、重合条件下でこ
の固体触媒成分と成分(I)と接触させる。上記8)
9)の接触手順を採用する場合の成分比、接触条件およ
び溶媒除去条件は、前記したところと同様である。
(I)〜(III)を相互に接触させることによって得るこ
とができるが、各成分の接触手順は特には限定されな
い。例えば、以下の組合わせを採用することができる。 1)成分(I)、(II)と(III)を同時に加える方法。 2)成分(I)、(II)を接触させ、次に成分(III)を
接触させる方法。 3)成分(I)と(III)を接触させ、次に成分(II)を
接触させる方法。 4)成分(II)と(III)を接触させ、次に成分(I)を
接触させる方法。 5)成分(I)、(II)を接触させたものに、別に成分
(III)、(I)を接触させたものを接触させる方法。 6)成分(I)、(II)を接触させたものに、別に成分
(III)、(II)を接触させたものを接触させる方法。 7)成分(I)、(III)を接触させたものに、別に成分
(III)、(II)を接触させたものを接触させる方法。
これらの接触手順のなかでは、1)、2)、3)、4)
が好ましく、2)が最も好ましい。いずれの接触手順を
採用する場合でも、通常は、窒素またはアルゴンなどの
不活性雰囲気中、一般的にはベンゼン、トルエン、キシ
レン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素(通常炭素
数は6〜12)、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オク
タン、デカン、ドデカン、シクロヘキサンなどの脂肪族
あるいは脂環族炭化水素(通常炭素数5〜12)等の液
状不活性炭化水素の存在下、攪拌下または非攪拌下に各
成分を接触させる方法が採用される。この接触は、通常
−100℃〜200℃、好ましくは−50℃〜100℃
の温度にて、10分〜50時間、好ましくは1時間〜2
4時間行うことが望ましい。成分(I)〜(III)の接触
に際しては、上記した通り、ある種の成分が可溶な芳香
族炭化水素溶媒と、ある種の成分が不溶ないしは難溶な
脂肪族または脂環族炭化水素溶媒とがいずれも使用可能
である。各成分同士の接触反応を段階的に行う場合にあ
っては、前段で用いた可溶性の芳香族炭化水素溶媒を何
等除去することなく、これをそのまま後段の接触反応の
溶媒に用いてもよい。また、可溶性溶媒を使用した前段
の接触反応後、ある種の成分が不溶もしくは難溶な液状
不活性炭化水素(例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、デカン、ドデカン、シクロヘキサンなど
の脂肪族あるいは脂環族炭化水素)を添加して、所望生
成物を固形物として回収した後に、改めて上記不活性炭
化水素溶媒の存在下に後段の接触反応を実施することが
できる。あるいはまた、前段の接触反応で使用した芳香
族炭化水素溶媒の一部または全部を、乾燥等の手段によ
り除去して所望生成物を固形物として取り出した後に、
この所望生成物の後段の接触反応を、上記した不活性炭
化水素溶媒の存在下に実施することも可能である。本発
明では各成分の接触反応を複数回行うことを妨げない。
本発明の成分(I)、成分(II)、成分(III)の使用割
合は、特に限定されないが、以下の範囲が好ましい。成
分(II)が変性アルミニウム化合物である場合、成分
(I)の遷移金属濃度(Me)1モルに対して、成分(I
I)は、遷移金属に対するアルミニウムの原子比(Al
/Me)が通常1〜100,000、好ましくは5〜1
000、さらに好ましくは50〜200の範囲になる量
で使用される。成分(II)がボランおよび/またはボレ
ートである場合、成分(I)の遷移金属濃度(Me)1
モルに対して、成分(II)は、遷移金属に対するホウ素
の原子比(B/Me)が通常0.01〜100モル、好
ましくは0.1〜50モル、さらに好ましくは0.2〜
10モルの範囲になる量で使用される。成分(III)の
使用量は、成分(I)0.0001〜5ミリモル当た
り、好ましくは0.001〜0.5ミリモル当たり、さ
らに好ましくは0.01〜0.1ミリモル当たり1gで
ある。本発明のオレフィン重合用触媒は、成分(I)〜
(III)を前記した接触手順1)〜7)のいずれかで相
互に接触させた後、溶媒を除去することにより固体触媒
として得ることができる。溶媒の除去は、大気下または
減圧下、温度0〜200℃、好ましくは20〜150℃
で、1分〜50時間、好ましくは10分〜10時間で行
うことが望ましい。本発明のオレフィン重合用触媒は、
次の手順で調製することも可能である。 8)溶媒の存在下に成分(I)と成分(III)を接触さ
せ、溶媒を除去して固体触媒成分とし、重合条件下でこ
の固体触媒成分と成分(II)と接触させる。 9)溶媒の存在下に成分(II)と成分(III)を接触さ
せ、溶媒を除去して固体触媒成分とし、重合条件下でこ
の固体触媒成分と成分(I)と接触させる。上記8)
9)の接触手順を採用する場合の成分比、接触条件およ
び溶媒除去条件は、前記したところと同様である。
【0115】本発明のポリオレフィン製造法によれば、
上記した触媒の存在下に、オレフィン類が単独重合又は
共重合せしめられる。本発明でいうオレフィン類には、
α−オレフィン類、環状オレフィン類、ジエン類、トリ
エン類及びスチレン類似体が包含される。α−オレフィ
ン類には、炭素数2〜12、好ましくは2〜8のものが
包含され、その具体例には、エチレン、プロピレン、ブ
テン−1、ヘキセン−1,4−メチルペンテン−1等が
例示される。α−オレフィン類は、本発明の触媒成分を
使用して単独重合させることができる他、2種類以上の
α−オレフィンを共重合させることも可能であり、その
共重合は交互共重合、ランダム共重合、ブロック共重合
のいずれであっても差し支えない。α−オレフィン類の
共重合には、エチレンとプロピレン、エチレンとブテン
−1、エチレンとヘキセン−1、エチレンと4−メチル
ペンテン−1のように、エチレンと炭素数3〜12、好
ましくは3〜8のα−オレフィンとを共重合する場合、
プロピレンとブテン−1、プロピレンと4−メチルペン
テン−1、プロピレンと4−メチルブテン−1、プロピ
レンとヘキセン−1、プロピレンとオクテン−1のよう
に、プロピレンと炭素数3〜12、好ましくは3〜8の
α−オレフィンとを共重合する場合が含まれる。エチレ
ン又はプロピレンと他のα−オレフィンとを共重合させ
る場合、当該他α−オレフィンの量は全モノマーの90
モル%以下の範囲で任意に選ぶことができるが、一般的
には、エチレン共重合体にあっては、40モル%以下、
好ましくは30モル%以下、さらに好ましくは20モル
%以下であり、プロピレン共重合体にあっては、1〜9
0モル%、好ましくは5〜90モル%、さらに好ましく
は10〜70モル%の範囲で選ばれる。環状オレフィン
としては、炭素数3〜24、好ましくは3〜18のもの
が本発明で使用可能であり、これには例えば、シクロペ
ンテン、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセ
ン、3−メチルシクロヘキセン、シクロオクテン、シク
ロデセン、シクロドデセン、テトラシクロデセン、オク
タシクロデセン、ジシクロペンタジエン、ノルボルネ
ン、5−メチル−2−ノルボルネン、5−エチル−2−
ノルボルネン、5−イソブチル−2−ノルボルネン、
5,6−ジメチル−2−ノルボルネン、5,5,6−ト
リメチル−2−ノルボルネン、エチリデンノルボルネン
などが包含される。環状オレフィンは前記のα−オレフ
ィンと共重合せしめるのが通例であるが、その場合、環
状オレフィンの量は共重合体の50モル%以下、通常は
1〜50モル%、好ましくは2〜50モル%の範囲にあ
る。本発明で使用可能なジエン類及びトリエン類は、次
の一般式で表すことができる鎖式ポリエンである。 CH2CH(CH)n(CHCH2)m ここで、mは1又は2、nは0〜20、好ましくは2〜
20の数を示す。具体的には、ブタジエン、1,4−ヘ
キサジエン、1,5−ヘキサジエン、1,9−デカジエ
ン、1,13−テトラデカジエン、2,6−ジメチル−
1,5−ヘプタジエン、2−メチル−2,7−オクタジ
エン、2,7−ジメチル−2,6−オクタジエン、1,
5,9−デカトリエンなどが例示される。本発明で鎖式
ジエン又はトリエンを使用する場合、通常は上記したα
−オレフィンと共重合させるのが通例であるが、その共
重合体中の鎖式ジエン及び/又はトリエンの含有量は、
一般に、0.1〜50モル%、好ましくは0.2〜10
モル%の範囲にある。本発明で使用可能なスチレン類似
体は、スチレン及びスチレン誘導体であって、その誘導
体としては、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、1,1−
ジフェニルエチレン、N,N−ジメチル−p−アミノエ
チルスチレン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルス
チレンなどを例示することができる。重合反応は前記し
た触媒の存在下、スラリー重合、溶液重合、又は気相重
合にて行うことができる。特にスラリー重合又は気相重
合が好ましく、実質的に酸素、水等を断った状態で、イ
ソブタン、イソペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪
族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の
脂環族炭化水素等から選ばれる不活性炭化水素溶媒の存
在下または不存在下で、オレフィンを重合させる。この
時の重合条件には、温度20〜200℃、好ましくは5
0〜100℃、圧力0.1MPa(常圧)〜7MPa・
G(70kg/cm2G)、好ましくは0.1MPa
(常圧)〜2MPa・G(20kg/cm2G)の範囲
にあり、重合時間としては5分〜10時間、好ましくは
5分〜5時間が採用されるのが普通である。生成重合体
の分子量は、重合温度、触媒のモル比等の重合条件を変
えることによってもある程度調節可能であるが、重合反
応系に水素を添加することでより効果的に分子量調節を
行うことができる。また、重合系中に、水分除去を目的
とした成分、いわゆる、スカベンジャーを加えても何ら
支障なく重合反応を実施することができる。なお、かか
るスカベンジャーとしては、トリメチルアルミニウム、
トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム
などの有機アルミニウム、前記変性有機アルミニウム化
合物、分岐アルキルを含有する変性有機アルミニウムな
どである。水素濃度、モノマー量、重合圧力、重合温度
等の重合条件が互いに異なる2段階以上の多段階重合方
式も、本発明のポリオレフィン製造法に支障なく適用す
ることができる。
上記した触媒の存在下に、オレフィン類が単独重合又は
共重合せしめられる。本発明でいうオレフィン類には、
α−オレフィン類、環状オレフィン類、ジエン類、トリ
エン類及びスチレン類似体が包含される。α−オレフィ
ン類には、炭素数2〜12、好ましくは2〜8のものが
包含され、その具体例には、エチレン、プロピレン、ブ
テン−1、ヘキセン−1,4−メチルペンテン−1等が
例示される。α−オレフィン類は、本発明の触媒成分を
使用して単独重合させることができる他、2種類以上の
α−オレフィンを共重合させることも可能であり、その
共重合は交互共重合、ランダム共重合、ブロック共重合
のいずれであっても差し支えない。α−オレフィン類の
共重合には、エチレンとプロピレン、エチレンとブテン
−1、エチレンとヘキセン−1、エチレンと4−メチル
ペンテン−1のように、エチレンと炭素数3〜12、好
ましくは3〜8のα−オレフィンとを共重合する場合、
プロピレンとブテン−1、プロピレンと4−メチルペン
テン−1、プロピレンと4−メチルブテン−1、プロピ
レンとヘキセン−1、プロピレンとオクテン−1のよう
に、プロピレンと炭素数3〜12、好ましくは3〜8の
α−オレフィンとを共重合する場合が含まれる。エチレ
ン又はプロピレンと他のα−オレフィンとを共重合させ
る場合、当該他α−オレフィンの量は全モノマーの90
モル%以下の範囲で任意に選ぶことができるが、一般的
には、エチレン共重合体にあっては、40モル%以下、
好ましくは30モル%以下、さらに好ましくは20モル
%以下であり、プロピレン共重合体にあっては、1〜9
0モル%、好ましくは5〜90モル%、さらに好ましく
は10〜70モル%の範囲で選ばれる。環状オレフィン
としては、炭素数3〜24、好ましくは3〜18のもの
が本発明で使用可能であり、これには例えば、シクロペ
ンテン、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセ
ン、3−メチルシクロヘキセン、シクロオクテン、シク
ロデセン、シクロドデセン、テトラシクロデセン、オク
タシクロデセン、ジシクロペンタジエン、ノルボルネ
ン、5−メチル−2−ノルボルネン、5−エチル−2−
ノルボルネン、5−イソブチル−2−ノルボルネン、
5,6−ジメチル−2−ノルボルネン、5,5,6−ト
リメチル−2−ノルボルネン、エチリデンノルボルネン
などが包含される。環状オレフィンは前記のα−オレフ
ィンと共重合せしめるのが通例であるが、その場合、環
状オレフィンの量は共重合体の50モル%以下、通常は
1〜50モル%、好ましくは2〜50モル%の範囲にあ
る。本発明で使用可能なジエン類及びトリエン類は、次
の一般式で表すことができる鎖式ポリエンである。 CH2CH(CH)n(CHCH2)m ここで、mは1又は2、nは0〜20、好ましくは2〜
20の数を示す。具体的には、ブタジエン、1,4−ヘ
キサジエン、1,5−ヘキサジエン、1,9−デカジエ
ン、1,13−テトラデカジエン、2,6−ジメチル−
1,5−ヘプタジエン、2−メチル−2,7−オクタジ
エン、2,7−ジメチル−2,6−オクタジエン、1,
5,9−デカトリエンなどが例示される。本発明で鎖式
ジエン又はトリエンを使用する場合、通常は上記したα
−オレフィンと共重合させるのが通例であるが、その共
重合体中の鎖式ジエン及び/又はトリエンの含有量は、
一般に、0.1〜50モル%、好ましくは0.2〜10
モル%の範囲にある。本発明で使用可能なスチレン類似
体は、スチレン及びスチレン誘導体であって、その誘導
体としては、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、1,1−
ジフェニルエチレン、N,N−ジメチル−p−アミノエ
チルスチレン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルス
チレンなどを例示することができる。重合反応は前記し
た触媒の存在下、スラリー重合、溶液重合、又は気相重
合にて行うことができる。特にスラリー重合又は気相重
合が好ましく、実質的に酸素、水等を断った状態で、イ
ソブタン、イソペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪
族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の
脂環族炭化水素等から選ばれる不活性炭化水素溶媒の存
在下または不存在下で、オレフィンを重合させる。この
時の重合条件には、温度20〜200℃、好ましくは5
0〜100℃、圧力0.1MPa(常圧)〜7MPa・
G(70kg/cm2G)、好ましくは0.1MPa
(常圧)〜2MPa・G(20kg/cm2G)の範囲
にあり、重合時間としては5分〜10時間、好ましくは
5分〜5時間が採用されるのが普通である。生成重合体
の分子量は、重合温度、触媒のモル比等の重合条件を変
えることによってもある程度調節可能であるが、重合反
応系に水素を添加することでより効果的に分子量調節を
行うことができる。また、重合系中に、水分除去を目的
とした成分、いわゆる、スカベンジャーを加えても何ら
支障なく重合反応を実施することができる。なお、かか
るスカベンジャーとしては、トリメチルアルミニウム、
トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム
などの有機アルミニウム、前記変性有機アルミニウム化
合物、分岐アルキルを含有する変性有機アルミニウムな
どである。水素濃度、モノマー量、重合圧力、重合温度
等の重合条件が互いに異なる2段階以上の多段階重合方
式も、本発明のポリオレフィン製造法に支障なく適用す
ることができる。
【0116】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるもので
はない。 [変性有機アルミニウム化合物の調製]硫酸銅5水塩1
3gを容量300mlの電磁誘導撹拌機付き三ツ口フラ
スコに入れ、トルエン50mlで懸濁させた。次いで濃
度1mmol/mlのトリメチルアルミニウムの溶液1
50mlを0℃の温度条件下に前記懸濁液に2時間かけ
て滴下し、滴下終了後25℃に昇温しその温度で24時
間反応させた。しかる後反応物を濾過し反応生成物を含
有する液中のトルエンを除去して、白色結晶状メチルア
ルモキサン4gを得た。 実施例1 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径45μ
m、表面積240m3/g、細孔容積1.10cm3/
g、見掛比重0.40cm3/g)30gを加え、次に
1,3−プロパンジオール3.4g(1.5mmol/
gSiO2)を30分かけて滴下して110℃で4時間
および120℃で2時間攪拌した。その後、200℃で
4時間真空乾燥して1,3−プロパンジオール処理した
SiO2を得た。 (固体触媒成分の調製)500mlのフラスコに精製し
たトルエン150ml、次に1,3−プロパンジオール
処理したSiO230gを加え、さらにメチルアルモキ
サンのトルエン溶液(濃度;Al原子にして2.5mm
ol/ml)を60ml加えて、室温で2時間攪拌後、
窒素ブローにて乾燥し流動性のある粉体とした。300
mlのフラスコに精製したトルエン50mlを加え、窒
素下で上記で得られた担体成分10gを入れ、ついでビ
ス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリドの
トルエン溶液(0.05mmol/ml)10mlを加
え、室温で2時間攪拌した。その後窒素ブローおよび減
圧下で溶媒を除去し、固体状の触媒成分を得た。 (気相重合)内径10cm、高さ100cmのたて型流
動床反応器にガス循環ブロアー、熱交換器を備えたガス
循環系を有する連続気相重合装置を用いた。十分に乾燥
したたて型流動床反応器に、種ポリマーを約1.8kg
を入れ、気相中の1−ヘキセン/エチレンモル比を0.
03、水素/エチレンモル比を0.0002、窒素を3
0モル%になるように調節しながら各々のガスを供給
し、全圧を0.8MPaGに保ちながらブロワーにより
系内のガスを循環させた。ガス温度を75℃に調節し、
スカベンジャーとしてトリエチルアルミニウム(TE
A)を0.04g/h、触媒を0.25g/hフィード
し、生成ポリマーを間欠的に抜き出しながら4日間の連
続重合を行った。触媒効率は210,000g重合体/
gZrときわめて高活性であった。生成したエチレン共
重合体は、メルトフローレイト(MFR)3.0g/1
0min,(ASTM−D1238−65T準拠、条件
190℃、荷重2.16kg)、密度0.9175g/
cm3であり、かさ密度0.49g/cm3、平均粒径6
78μmの形状の丸い粒状物であった。また、4日間の
連続重合後、流動層内壁とガス循環ライン内壁へのポリ
マーの付着は無かった。 (ゲルの評価)得られた重合体を180℃で65mmφ
押し出し機を用いてTダイにてフィルム成型を行い、厚
さ90μmのフィルムを得た。このフィルムの10cm
×10cm中の50μm以上のゲルの個数を肉眼で計測
したところゲルは10個であった。固体触媒成分の内容
および重合結果は表1に示した。 比較例1 実施例1において、SiO2の1,3−プロパンジオー
ル処理を行なわないことを除いては実施例1と同様に行
った。触媒効率は220,000g重合体/gZr、生
成したエチレン共重合体は、MFRが3.2g/10m
in、密度が0.9172g/cm3であり、かさ密度
0.48g/cm3、平均粒径680μmの形状の丸い
粒状物であった。4日間の連続重合後流動層内壁とガス
循環ライン内壁へのポリマーの付着が少量あり、フィル
ム成型品中のゲルの数は75個と多くなった。固体触媒
成分の内容および重合結果は表1に示した。 実施例2 実施例1において200℃で5時間焼成したSiO2の
代わりに600℃で5時間焼成したシリカを用いること
を除いては実施例1と同様に行った。触媒効率は25
0,000g重合体/gZr、生成したエチレン共重合
体は、MFRが3.9g/10min、密度が0.91
70g/cm3であり、かさ密度0.48g/cm3、平
均粒径683μmの形状の丸い粒状物であった。流動層
内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無かっ
た。またゲルの数は23個と少なかった。固体触媒成分
の内容および重合結果は表1に示した。 比較例2 実施例2において、SiO2の1,3−プロパンジオー
ル処理を行なわないことを除いては実施例1と同様に行
った。触媒効率は255,000g重合体/gZr、生
成したエチレン共重合体は、MFRが3.8g/10m
in、密度が0.9182g/cm3であり、かさ密度
0.47g/cm3、平均粒径685μmの形状の丸い
粒状物であった。4日間の連続重合後、流動層内壁とガ
ス循環ライン内壁へのポリマーの付着は多量にあり、ま
たゲルの数は40個であった。固体触媒成分の内容およ
び重合結果は表1に示した。
るが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるもので
はない。 [変性有機アルミニウム化合物の調製]硫酸銅5水塩1
3gを容量300mlの電磁誘導撹拌機付き三ツ口フラ
スコに入れ、トルエン50mlで懸濁させた。次いで濃
度1mmol/mlのトリメチルアルミニウムの溶液1
50mlを0℃の温度条件下に前記懸濁液に2時間かけ
て滴下し、滴下終了後25℃に昇温しその温度で24時
間反応させた。しかる後反応物を濾過し反応生成物を含
有する液中のトルエンを除去して、白色結晶状メチルア
ルモキサン4gを得た。 実施例1 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径45μ
m、表面積240m3/g、細孔容積1.10cm3/
g、見掛比重0.40cm3/g)30gを加え、次に
1,3−プロパンジオール3.4g(1.5mmol/
gSiO2)を30分かけて滴下して110℃で4時間
および120℃で2時間攪拌した。その後、200℃で
4時間真空乾燥して1,3−プロパンジオール処理した
SiO2を得た。 (固体触媒成分の調製)500mlのフラスコに精製し
たトルエン150ml、次に1,3−プロパンジオール
処理したSiO230gを加え、さらにメチルアルモキ
サンのトルエン溶液(濃度;Al原子にして2.5mm
ol/ml)を60ml加えて、室温で2時間攪拌後、
窒素ブローにて乾燥し流動性のある粉体とした。300
mlのフラスコに精製したトルエン50mlを加え、窒
素下で上記で得られた担体成分10gを入れ、ついでビ
ス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリドの
トルエン溶液(0.05mmol/ml)10mlを加
え、室温で2時間攪拌した。その後窒素ブローおよび減
圧下で溶媒を除去し、固体状の触媒成分を得た。 (気相重合)内径10cm、高さ100cmのたて型流
動床反応器にガス循環ブロアー、熱交換器を備えたガス
循環系を有する連続気相重合装置を用いた。十分に乾燥
したたて型流動床反応器に、種ポリマーを約1.8kg
を入れ、気相中の1−ヘキセン/エチレンモル比を0.
03、水素/エチレンモル比を0.0002、窒素を3
0モル%になるように調節しながら各々のガスを供給
し、全圧を0.8MPaGに保ちながらブロワーにより
系内のガスを循環させた。ガス温度を75℃に調節し、
スカベンジャーとしてトリエチルアルミニウム(TE
A)を0.04g/h、触媒を0.25g/hフィード
し、生成ポリマーを間欠的に抜き出しながら4日間の連
続重合を行った。触媒効率は210,000g重合体/
gZrときわめて高活性であった。生成したエチレン共
重合体は、メルトフローレイト(MFR)3.0g/1
0min,(ASTM−D1238−65T準拠、条件
190℃、荷重2.16kg)、密度0.9175g/
cm3であり、かさ密度0.49g/cm3、平均粒径6
78μmの形状の丸い粒状物であった。また、4日間の
連続重合後、流動層内壁とガス循環ライン内壁へのポリ
マーの付着は無かった。 (ゲルの評価)得られた重合体を180℃で65mmφ
押し出し機を用いてTダイにてフィルム成型を行い、厚
さ90μmのフィルムを得た。このフィルムの10cm
×10cm中の50μm以上のゲルの個数を肉眼で計測
したところゲルは10個であった。固体触媒成分の内容
および重合結果は表1に示した。 比較例1 実施例1において、SiO2の1,3−プロパンジオー
ル処理を行なわないことを除いては実施例1と同様に行
った。触媒効率は220,000g重合体/gZr、生
成したエチレン共重合体は、MFRが3.2g/10m
in、密度が0.9172g/cm3であり、かさ密度
0.48g/cm3、平均粒径680μmの形状の丸い
粒状物であった。4日間の連続重合後流動層内壁とガス
循環ライン内壁へのポリマーの付着が少量あり、フィル
ム成型品中のゲルの数は75個と多くなった。固体触媒
成分の内容および重合結果は表1に示した。 実施例2 実施例1において200℃で5時間焼成したSiO2の
代わりに600℃で5時間焼成したシリカを用いること
を除いては実施例1と同様に行った。触媒効率は25
0,000g重合体/gZr、生成したエチレン共重合
体は、MFRが3.9g/10min、密度が0.91
70g/cm3であり、かさ密度0.48g/cm3、平
均粒径683μmの形状の丸い粒状物であった。流動層
内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無かっ
た。またゲルの数は23個と少なかった。固体触媒成分
の内容および重合結果は表1に示した。 比較例2 実施例2において、SiO2の1,3−プロパンジオー
ル処理を行なわないことを除いては実施例1と同様に行
った。触媒効率は255,000g重合体/gZr、生
成したエチレン共重合体は、MFRが3.8g/10m
in、密度が0.9182g/cm3であり、かさ密度
0.47g/cm3、平均粒径685μmの形状の丸い
粒状物であった。4日間の連続重合後、流動層内壁とガ
ス循環ライン内壁へのポリマーの付着は多量にあり、ま
たゲルの数は40個であった。固体触媒成分の内容およ
び重合結果は表1に示した。
【0117】実施例3 (固体触媒成分の調製)500mlのフラスコに精製し
たトルエン150ml、ビス(インデニル)ジルコニウ
ムジクロリドのトルエン溶液(0.05mmol/m
l)30mlおよびメチルアルモキサンのトルエン溶液
(濃度;Al原子にして2.5mmol/ml)を60
ml加えた。添加終了後、25℃で3時間攪拌反応させ
た。この溶液に実施例1と同様の方法で調製した1,3
−プロパンジオール処理した SiO230gを加えて2
5℃を保ち5時間攪拌反応させた。その後窒素ブローお
よび減圧下で溶媒を除去し、固体状の触媒成分を回収し
た。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は240,000g重合体/gZrと高活性であ
った。生成したエチレン共重合体は、MFR4.0g/
10min、密度0.9180g/cm3であり、かさ
密度0.48g/cm3、平均粒径683μmの形状の
丸い粒状物であった。また、4日間の連続重合後、流動
層内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無か
った。またゲルの数は12個と極めて少なかった。固体
触媒成分の内容および重合結果は表1に示した。 比較例3 実施例3において、SiO2の1,3−プロパンジオー
ル処理を行なわないことを除いては実施例3と同様に行
った。触媒効率は240,000g重合体/gZrと高
活性であった。生成したエチレン共重合体は、MFR
4.1g/10min、密度0.9190g/cm3で
あり、かさ密度0.46g/cm3、平均粒径670μ
mの形状の丸い粒状物であった。また、4日間の連続重
合後、流動層内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの
付着が少量あり、ゲルの数は90個と極めて多かった。
固体触媒成分の内容および重合結果は表1に示した。 実施例4 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径50μ
m、表面積230m3/g,細孔容積1.10cm3/
g,見掛比重0.42cm3/g)30gを加え、次に
1,4−ブタンジオール4.6g(1.7mmol/g
SiO2)を30分かけて滴下して110℃で4時間攪
拌した後に120℃で2時間攪拌した後に250℃で4
時間真空乾燥して反応生成物と未反応1,4−ブタンジ
オールを除去して、1,4−ブタンジオール処理したS
iO2を得た。 (固体触媒成分の調製)実施例3において1,3−プロ
パンジオール処理したSiO2の代わりに、上記の1,
4−ブタンジオール処理したSiO2を用いることを除
いては実施例3と同様に固体触媒を調製した。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は230,000g重合体/gZrと高活性であ
った。生成したエチレン共重合体は、MFR4.3g/
10min、密度0.9185g/cm3であり、かさ
密度0.49g/cm3、平均粒径687μmの形状の
丸い粒状物であった。また、4日間の連続重合後、流動
層内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無か
った。またゲルの数は20個と少なかった。固体触媒成
分の内容および重合結果は表1に示した。 実施例5 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径45μ
m、表面積240m3/g,細孔容積1.10cm3/
g,見掛比重0.40cm3/g)30gを加え、次に
1,3−ジアミノプロパン4.0g(1.8mmol/
gSiO2)を30分かけて滴下して80℃で4時間攪
拌し、115℃で2時間攪拌した後に150℃で4時間
真空乾燥して1,3−ジアミノプロパン処理したSiO
2を得た。 (固体触媒成分の調製)実施例3において1,3−プロ
パンジオール処理したSiO2の代わりに、上記の1,
3−ジアミノプロパン処理したSiO2を用いることを
除いては実施例3と同様に固体触媒を調製した。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は200,000g重合体/gZrと高活性であ
った。生成したエチレン共重合体は、MFR3.5g/
10min、密度0.9195g/cm3であり、かさ
密度0.47g/cm3、平均粒径660μmの形状の
丸い粒状物であった。また、4日間の連続重合後、流動
層内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無か
った。またゲルの数は20個と少なかった。固体触媒成
分の内容および重合結果は表1に示した。 実施例6 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径45μ
m、表面積240m3/g,細孔容積1.10cm3/
g,見掛比重0.40cm3/g)30gを加え、次に
1,3−ジメルカプトプロパン5.8g(1.8mmo
l/gSiO2)を30分かけて滴下して80℃で4時
間攪拌し、115℃で2時間攪拌した後に150℃で4
時間真空乾燥して1,3−ジメルカプトプロパン処理し
たSiO2を得た。 (固体触媒成分の調製)実施例3において1,3−プロ
パンジオール処理したSiO2の代わりに、上記の1,
3−ジメルカプトプロパン処理したSiO2を用いるこ
とを除いては実施例3と同様に固体触媒を調製した。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は190,000g重合体/gZrと高活性であ
った。生成したエチレン共重合体は、MFR3.3g/
10min、密度0.9185g/cm3であり、かさ
密度0.46g/cm3、平均粒径640μmの形状の
丸い粒状物であった。また、4日間の連続重合後、流動
層内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無か
った。またゲルの数は28個と少なかった。固体触媒成
分の内容および重合結果は表1に示した。
たトルエン150ml、ビス(インデニル)ジルコニウ
ムジクロリドのトルエン溶液(0.05mmol/m
l)30mlおよびメチルアルモキサンのトルエン溶液
(濃度;Al原子にして2.5mmol/ml)を60
ml加えた。添加終了後、25℃で3時間攪拌反応させ
た。この溶液に実施例1と同様の方法で調製した1,3
−プロパンジオール処理した SiO230gを加えて2
5℃を保ち5時間攪拌反応させた。その後窒素ブローお
よび減圧下で溶媒を除去し、固体状の触媒成分を回収し
た。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は240,000g重合体/gZrと高活性であ
った。生成したエチレン共重合体は、MFR4.0g/
10min、密度0.9180g/cm3であり、かさ
密度0.48g/cm3、平均粒径683μmの形状の
丸い粒状物であった。また、4日間の連続重合後、流動
層内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無か
った。またゲルの数は12個と極めて少なかった。固体
触媒成分の内容および重合結果は表1に示した。 比較例3 実施例3において、SiO2の1,3−プロパンジオー
ル処理を行なわないことを除いては実施例3と同様に行
った。触媒効率は240,000g重合体/gZrと高
活性であった。生成したエチレン共重合体は、MFR
4.1g/10min、密度0.9190g/cm3で
あり、かさ密度0.46g/cm3、平均粒径670μ
mの形状の丸い粒状物であった。また、4日間の連続重
合後、流動層内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの
付着が少量あり、ゲルの数は90個と極めて多かった。
固体触媒成分の内容および重合結果は表1に示した。 実施例4 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径50μ
m、表面積230m3/g,細孔容積1.10cm3/
g,見掛比重0.42cm3/g)30gを加え、次に
1,4−ブタンジオール4.6g(1.7mmol/g
SiO2)を30分かけて滴下して110℃で4時間攪
拌した後に120℃で2時間攪拌した後に250℃で4
時間真空乾燥して反応生成物と未反応1,4−ブタンジ
オールを除去して、1,4−ブタンジオール処理したS
iO2を得た。 (固体触媒成分の調製)実施例3において1,3−プロ
パンジオール処理したSiO2の代わりに、上記の1,
4−ブタンジオール処理したSiO2を用いることを除
いては実施例3と同様に固体触媒を調製した。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は230,000g重合体/gZrと高活性であ
った。生成したエチレン共重合体は、MFR4.3g/
10min、密度0.9185g/cm3であり、かさ
密度0.49g/cm3、平均粒径687μmの形状の
丸い粒状物であった。また、4日間の連続重合後、流動
層内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無か
った。またゲルの数は20個と少なかった。固体触媒成
分の内容および重合結果は表1に示した。 実施例5 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径45μ
m、表面積240m3/g,細孔容積1.10cm3/
g,見掛比重0.40cm3/g)30gを加え、次に
1,3−ジアミノプロパン4.0g(1.8mmol/
gSiO2)を30分かけて滴下して80℃で4時間攪
拌し、115℃で2時間攪拌した後に150℃で4時間
真空乾燥して1,3−ジアミノプロパン処理したSiO
2を得た。 (固体触媒成分の調製)実施例3において1,3−プロ
パンジオール処理したSiO2の代わりに、上記の1,
3−ジアミノプロパン処理したSiO2を用いることを
除いては実施例3と同様に固体触媒を調製した。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は200,000g重合体/gZrと高活性であ
った。生成したエチレン共重合体は、MFR3.5g/
10min、密度0.9195g/cm3であり、かさ
密度0.47g/cm3、平均粒径660μmの形状の
丸い粒状物であった。また、4日間の連続重合後、流動
層内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無か
った。またゲルの数は20個と少なかった。固体触媒成
分の内容および重合結果は表1に示した。 実施例6 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径45μ
m、表面積240m3/g,細孔容積1.10cm3/
g,見掛比重0.40cm3/g)30gを加え、次に
1,3−ジメルカプトプロパン5.8g(1.8mmo
l/gSiO2)を30分かけて滴下して80℃で4時
間攪拌し、115℃で2時間攪拌した後に150℃で4
時間真空乾燥して1,3−ジメルカプトプロパン処理し
たSiO2を得た。 (固体触媒成分の調製)実施例3において1,3−プロ
パンジオール処理したSiO2の代わりに、上記の1,
3−ジメルカプトプロパン処理したSiO2を用いるこ
とを除いては実施例3と同様に固体触媒を調製した。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は190,000g重合体/gZrと高活性であ
った。生成したエチレン共重合体は、MFR3.3g/
10min、密度0.9185g/cm3であり、かさ
密度0.46g/cm3、平均粒径640μmの形状の
丸い粒状物であった。また、4日間の連続重合後、流動
層内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無か
った。またゲルの数は28個と少なかった。固体触媒成
分の内容および重合結果は表1に示した。
【0118】実施例7 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径45μ
m、表面積240m3/g,細孔容積1.10cm3/
g,見掛比重0.40cm3/g)30gを加え、次に
1,3−プロピルホスフィン5.6g(1.8mmol
/gSiO2)を30分かけて滴下して80℃で4時間
攪拌し、115℃で2時間攪拌した後に150℃で4時
間真空乾燥して1,3−プロピルホスフィン処理したS
iO2を得た。 (固体触媒成分の調製)実施例3において1,3−プロ
パンジオール処理したSiO2の代わりに、上記の1,
3−プロピルホスフィン処理したSiO2を用いること
を除いては実施例3と同様に固体触媒を調製した。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は180,000g重合体/gZrと高活性であ
った。生成したエチレン共重合体は、MFR3.2g/
10min、密度0.9175g/cm3であり、かさ
密度0.45g/cm3、平均粒径640μmの形状の
丸い粒状物であった。また、4日間の連続重合後、流動
層内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無か
った。またゲルの数は30個と少なかった。固体触媒成
分の内容および重合結果は表1に示した。 実施例8 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(デビソン社製#
952:平均粒径92μm、表面積300m3/g,細
孔容積1.70cm3/g,見掛比重0.30cm3/
g)30gを加え、次に1,3−プロパンジオール3.
0g(1.3mmol/gSiO2)を30分かけて滴
下して110℃で4時間攪拌した後に120℃で2時間
攪拌した。その後、200℃で4時間真空乾燥して1,
3−プロパンジオール処理したSiO2を得た。 (固体触媒成分の調製)500mlのフラスコに精製し
たトルエン100ml、エチレンビス(インデニル)ジ
ルコニウムジクロリドのトルエン溶液(0.05mmo
l/ml)45mlおよびメチルアルモキサンのトルエ
ン溶液(濃度;Al原子にして2.5mmol/ml)
を90ml加えた。添加終了後、25℃で3時間攪拌反
応させた。次にこの溶液に1,3−プロパンジオール処
理した SiO230gを加えて25℃を保ち2時間攪拌
を継続後、25℃で3時間攪拌反応させた。その後窒素
ブローおよび減圧下で溶媒を除去し、固体状の触媒成分
を回収した。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は160,000g重合体/gZrで、生成した
エチレン共重合体は、MFR3.2g/10min、密
度0.9124g/cm3であり、かさ密度0.38g
/cm3、平均粒径630μmの形状の丸い粒状物であ
った。また、4日間の連続重合後、流動層内壁とガス循
環ライン内壁へのポリマーの付着は無かった。またゲル
の数は15個と少なかった。固体触媒成分の内容および
重合結果は表1に示した。 比較例4 実施例8において、SiO2の1,3−プロパンジオー
ル処理を行なわないことを除いては実施例8と同様に行
った。触媒効率は165,000g重合体/gZr、生
成したエチレン共重合体は、MFR3.5g/10mi
n、密度0.9200g/cm3であり、かさ密度0.
35g/cm3、平均粒径620μmの形状の丸い粒状
物であった。また、4日間の連続重合後、流動層内壁と
ガス循環ライン内壁へのポリマーは少量あり、ゲルの数
は80個と極めて多かった。固体触媒成分の内容および
重合結果は表1に示した。
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径45μ
m、表面積240m3/g,細孔容積1.10cm3/
g,見掛比重0.40cm3/g)30gを加え、次に
1,3−プロピルホスフィン5.6g(1.8mmol
/gSiO2)を30分かけて滴下して80℃で4時間
攪拌し、115℃で2時間攪拌した後に150℃で4時
間真空乾燥して1,3−プロピルホスフィン処理したS
iO2を得た。 (固体触媒成分の調製)実施例3において1,3−プロ
パンジオール処理したSiO2の代わりに、上記の1,
3−プロピルホスフィン処理したSiO2を用いること
を除いては実施例3と同様に固体触媒を調製した。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は180,000g重合体/gZrと高活性であ
った。生成したエチレン共重合体は、MFR3.2g/
10min、密度0.9175g/cm3であり、かさ
密度0.45g/cm3、平均粒径640μmの形状の
丸い粒状物であった。また、4日間の連続重合後、流動
層内壁とガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無か
った。またゲルの数は30個と少なかった。固体触媒成
分の内容および重合結果は表1に示した。 実施例8 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(デビソン社製#
952:平均粒径92μm、表面積300m3/g,細
孔容積1.70cm3/g,見掛比重0.30cm3/
g)30gを加え、次に1,3−プロパンジオール3.
0g(1.3mmol/gSiO2)を30分かけて滴
下して110℃で4時間攪拌した後に120℃で2時間
攪拌した。その後、200℃で4時間真空乾燥して1,
3−プロパンジオール処理したSiO2を得た。 (固体触媒成分の調製)500mlのフラスコに精製し
たトルエン100ml、エチレンビス(インデニル)ジ
ルコニウムジクロリドのトルエン溶液(0.05mmo
l/ml)45mlおよびメチルアルモキサンのトルエ
ン溶液(濃度;Al原子にして2.5mmol/ml)
を90ml加えた。添加終了後、25℃で3時間攪拌反
応させた。次にこの溶液に1,3−プロパンジオール処
理した SiO230gを加えて25℃を保ち2時間攪拌
を継続後、25℃で3時間攪拌反応させた。その後窒素
ブローおよび減圧下で溶媒を除去し、固体状の触媒成分
を回収した。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は160,000g重合体/gZrで、生成した
エチレン共重合体は、MFR3.2g/10min、密
度0.9124g/cm3であり、かさ密度0.38g
/cm3、平均粒径630μmの形状の丸い粒状物であ
った。また、4日間の連続重合後、流動層内壁とガス循
環ライン内壁へのポリマーの付着は無かった。またゲル
の数は15個と少なかった。固体触媒成分の内容および
重合結果は表1に示した。 比較例4 実施例8において、SiO2の1,3−プロパンジオー
ル処理を行なわないことを除いては実施例8と同様に行
った。触媒効率は165,000g重合体/gZr、生
成したエチレン共重合体は、MFR3.5g/10mi
n、密度0.9200g/cm3であり、かさ密度0.
35g/cm3、平均粒径620μmの形状の丸い粒状
物であった。また、4日間の連続重合後、流動層内壁と
ガス循環ライン内壁へのポリマーは少量あり、ゲルの数
は80個と極めて多かった。固体触媒成分の内容および
重合結果は表1に示した。
【0119】実施例9 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径45μ
m、表面積240m3/g,細孔容積1.10cm3/
g,見掛比重0.40cm3/g)15gを加え、次に
1,3−プロパンジオール1.7g(1.5mmol/
gSiO2)を30分かけて滴下して110℃で4時間
攪拌した後に120℃で2時間攪拌した。その後200
℃で4時間真空乾燥して1,3−プロパンジオール処理
したSiO2を得た。 (固体触媒成分の調製)特願平10−184482の実
施例1にしたがって下記化合物(A)を調製した。すな
わち、窒素雰囲気下、200ccの三つ口フラスコに精
製トルエン20mlを加え、次いで1mmolのZr
(0Bu)4に8mmolのインデンを加えて90℃に
加熱した。この溶液に8mmolの希釈したトリイソブ
チルアルミニウムのトルエン溶液を100分かけて加
え、さらに90℃で4時間撹拌した。この溶液を40℃
に保ち、オイルポンプを用いて低沸点物を除いた。得ら
れた油状の液体をさらに高真空ラインを用いて1.33
×10-4Pa程度の減圧度にし、減圧処理して固体物を
得た。この固体にペンタン20mlを加えよく攪拌した
後、−78℃に冷却し、茶褐色の液体と沈殿物が得られ
た。冷やした状態ですばやく遠心分離装置にかけ、沈殿
部と溶液部を分けた。沈殿部に再度ペンタンを加え、冷
却、遠心分離操作を行い、黄色い固体物を得た。この固
体にトルエンを加え60℃で溶解させ飽和状態とした。
−30℃で静置することにより、0.44gの黄色の結
晶を得た。
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径45μ
m、表面積240m3/g,細孔容積1.10cm3/
g,見掛比重0.40cm3/g)15gを加え、次に
1,3−プロパンジオール1.7g(1.5mmol/
gSiO2)を30分かけて滴下して110℃で4時間
攪拌した後に120℃で2時間攪拌した。その後200
℃で4時間真空乾燥して1,3−プロパンジオール処理
したSiO2を得た。 (固体触媒成分の調製)特願平10−184482の実
施例1にしたがって下記化合物(A)を調製した。すな
わち、窒素雰囲気下、200ccの三つ口フラスコに精
製トルエン20mlを加え、次いで1mmolのZr
(0Bu)4に8mmolのインデンを加えて90℃に
加熱した。この溶液に8mmolの希釈したトリイソブ
チルアルミニウムのトルエン溶液を100分かけて加
え、さらに90℃で4時間撹拌した。この溶液を40℃
に保ち、オイルポンプを用いて低沸点物を除いた。得ら
れた油状の液体をさらに高真空ラインを用いて1.33
×10-4Pa程度の減圧度にし、減圧処理して固体物を
得た。この固体にペンタン20mlを加えよく攪拌した
後、−78℃に冷却し、茶褐色の液体と沈殿物が得られ
た。冷やした状態ですばやく遠心分離装置にかけ、沈殿
部と溶液部を分けた。沈殿部に再度ペンタンを加え、冷
却、遠心分離操作を行い、黄色い固体物を得た。この固
体にトルエンを加え60℃で溶解させ飽和状態とした。
−30℃で静置することにより、0.44gの黄色の結
晶を得た。
【化103】 この化合物の1H−NMRのデータを以下に示す。1 H−NMR、(BRUKER製600mHz)(重溶媒=C6D6、濃
度、ケミカルシフト(TMS)室温):7.4(d、1H)、7.3(d、
1H)、7.1(d、1H)、7.0(t、1H)、6.9(t、1
H)、6.8(1H)、6.8(1H)、6.8(1H)、6.8(1H)、
6.8(1H)、6.7(t、1H)、6.7(t、1H)5.8(s、1
H)、5.5(s、1H)、5.4(s、1H)、5.1(s、1H)、
4.6(t、1H)、4.3(t、1H)、3.5(d,d、1H)、2.9
(d,d、1H)、2.4(m、1H)、2.2(m、1H)、1.4
(d、3H)、1.4(d、3H)、1.3(d、3H)、1.3
(d、3H)、0.8(d,d、1H)、0.6(d,d、1H)、0.6
(d,d、1H)、0.4(d,d,t、1H)、0.3(d,d、1H)、0.0
(d、1H)、-2.2(s、1H) N2下100mlフラスコに上記化合物(A)のZrあ
たり0.4mmolを採取し、5mlのトルエンを加
え、トルエン溶液とした。ついで濃度1mmol/ml
(Al原子モル数)のメチルアルミノキサン溶液 40
mlを加えて室温で1時間攪拌した。200mlフラス
コに上記1,3−プロパンジオール処理したSiO21
0gを加え、上記の溶液の全量を加え、窒素ブローおよ
び減圧下で溶媒を除去して流動性のある固体触媒成分を
得た。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は280,000g重合体/gZrときわめて高
活性であった。生成したエチレン共重合体は、メルトフ
ローレイト(MFR)3.8g/10min、密度0.
9188g/cm3であり、かさ密度0.49g/c
m3、平均粒径720μmの形状の丸い粒状物であっ
た。また、4日間の連続重合後、オートクレーブ内壁と
ガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無かった。 (ゲルの評価)得られた重合体をTダイ成形によりフィ
ルムを得た。10cm×10cm×90μmのフィルム
中のゲルは8個であった。固体触媒成分の内容および重
合結果は表1に示した。 比較例5 実施例9において、SiO2の1,3−プロパンジオー
ル処理のないことを除いては実施例9と同様に行った。
触媒効率は260,000g重合体/gZr、生成した
エチレン共重合体は、MFR3.9g/10min、密
度0.9190g/cm3であり、かさ密度0.47g
/cm3、平均粒径690μmの形状の丸い粒状物であ
った。また、4日間の連続重合後、流動床内壁とガス循
環ライン内壁へのポリマーは少量あり、ゲルの数は30
個であった。固体触媒成分の内容および重合結果は表1
に示した。 実施例10 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径45μ
m、表面積240m3/g,細孔容積1.10cm3/
g,見掛比重0.40cm3/g)15gを加え、次に
1,3−プロパンジオール1.7g(1.5mmol/
gSiO2)を30分かけて滴下して110℃で4時間
攪拌した後に120℃で2時間攪拌した。その後200
℃で4時間真空乾燥して1,3−プロパンジオール処理
したSiO2を得た。 (固体触媒成分の調製)特願平11−368467の実
施例1にしたがって下記化合物(B)を調製した。すな
わち窒素雰囲気下、100mlの2口フラスコに精製し
た脱水トルエン10mlを加え、次いで実施例7で調製
した化合物(A)1mmolおよび10mmolの9−B
BN(9−ボラビシシクロ[3.3.1]ノナン)を室温
で加え、90℃に加熱し4時間撹拌した。この溶液をの
1H−NMRを測定することにより、上記化合物(B)
が生成していることを確認した。1 H−NMR、(JEOL製400mHz)(重溶媒=C6D6、ケミカルシ
フト(テトラメチルシラン=0ppm)室温):6.8〜7.5(12H)、5.0〜
6.2(6H)、0〜4(18H)、−2.7(s、1H)
度、ケミカルシフト(TMS)室温):7.4(d、1H)、7.3(d、
1H)、7.1(d、1H)、7.0(t、1H)、6.9(t、1
H)、6.8(1H)、6.8(1H)、6.8(1H)、6.8(1H)、
6.8(1H)、6.7(t、1H)、6.7(t、1H)5.8(s、1
H)、5.5(s、1H)、5.4(s、1H)、5.1(s、1H)、
4.6(t、1H)、4.3(t、1H)、3.5(d,d、1H)、2.9
(d,d、1H)、2.4(m、1H)、2.2(m、1H)、1.4
(d、3H)、1.4(d、3H)、1.3(d、3H)、1.3
(d、3H)、0.8(d,d、1H)、0.6(d,d、1H)、0.6
(d,d、1H)、0.4(d,d,t、1H)、0.3(d,d、1H)、0.0
(d、1H)、-2.2(s、1H) N2下100mlフラスコに上記化合物(A)のZrあ
たり0.4mmolを採取し、5mlのトルエンを加
え、トルエン溶液とした。ついで濃度1mmol/ml
(Al原子モル数)のメチルアルミノキサン溶液 40
mlを加えて室温で1時間攪拌した。200mlフラス
コに上記1,3−プロパンジオール処理したSiO21
0gを加え、上記の溶液の全量を加え、窒素ブローおよ
び減圧下で溶媒を除去して流動性のある固体触媒成分を
得た。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は280,000g重合体/gZrときわめて高
活性であった。生成したエチレン共重合体は、メルトフ
ローレイト(MFR)3.8g/10min、密度0.
9188g/cm3であり、かさ密度0.49g/c
m3、平均粒径720μmの形状の丸い粒状物であっ
た。また、4日間の連続重合後、オートクレーブ内壁と
ガス循環ライン内壁へのポリマーの付着は無かった。 (ゲルの評価)得られた重合体をTダイ成形によりフィ
ルムを得た。10cm×10cm×90μmのフィルム
中のゲルは8個であった。固体触媒成分の内容および重
合結果は表1に示した。 比較例5 実施例9において、SiO2の1,3−プロパンジオー
ル処理のないことを除いては実施例9と同様に行った。
触媒効率は260,000g重合体/gZr、生成した
エチレン共重合体は、MFR3.9g/10min、密
度0.9190g/cm3であり、かさ密度0.47g
/cm3、平均粒径690μmの形状の丸い粒状物であ
った。また、4日間の連続重合後、流動床内壁とガス循
環ライン内壁へのポリマーは少量あり、ゲルの数は30
個であった。固体触媒成分の内容および重合結果は表1
に示した。 実施例10 (担体の調製)窒素雰囲気下にて300mlのフラスコ
に200℃で5時間焼成したSiO2(平均粒径45μ
m、表面積240m3/g,細孔容積1.10cm3/
g,見掛比重0.40cm3/g)15gを加え、次に
1,3−プロパンジオール1.7g(1.5mmol/
gSiO2)を30分かけて滴下して110℃で4時間
攪拌した後に120℃で2時間攪拌した。その後200
℃で4時間真空乾燥して1,3−プロパンジオール処理
したSiO2を得た。 (固体触媒成分の調製)特願平11−368467の実
施例1にしたがって下記化合物(B)を調製した。すな
わち窒素雰囲気下、100mlの2口フラスコに精製し
た脱水トルエン10mlを加え、次いで実施例7で調製
した化合物(A)1mmolおよび10mmolの9−B
BN(9−ボラビシシクロ[3.3.1]ノナン)を室温
で加え、90℃に加熱し4時間撹拌した。この溶液をの
1H−NMRを測定することにより、上記化合物(B)
が生成していることを確認した。1 H−NMR、(JEOL製400mHz)(重溶媒=C6D6、ケミカルシ
フト(テトラメチルシラン=0ppm)室温):6.8〜7.5(12H)、5.0〜
6.2(6H)、0〜4(18H)、−2.7(s、1H)
【化104】 N2下100mlフラスコに上記化合物(B)のZrあ
たり0.4mmolを採取し、5mlのトルエンを加
え、トルエン溶液とした。ついで濃度1mmol/ml
(Al原子モル数)のメチルアルミノキサン溶液 40
mlを加えて室温で1時間攪拌した。200mlフラス
コに上記1,3−プロパンジオール処理したSiO21
0gを加え、上記の溶液の全量を加え、窒素ブローおよ
び減圧下で溶媒を除去して流動性のある固体触媒成分を
得た。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は290,000g重合体/gZr、生成したエ
チレン共重合体は、MFR2.5g/10min、密度
0.9182g/cm3であり、かさ密度0.49g/
cm3、平均粒径740μmの形状の丸い粒状物であっ
た。また、4日間の連続重合後、流動層内壁へのポリマ
ーの付着は無かった。 (ゲルの評価)得られた重合体をTダイ成形によりフィ
ルムを得た。10cm×10cm×90μmのフィルム
中のゲルは9個であった。固体触媒成分の内容および重
合結果は表1に示した。 比較例6 実施例10において、SiO2の1,3−プロパンジオ
ール処理のないことを除いては実施例10と同様に行っ
た。触媒効率は270,000g重合体/gZr、生成
したエチレン共重合体は、MFR2.8g/10mi
n、密度0.9176g/cm3であり、かさ密度0.
44g/cm3、平均粒径670μmの形状の丸い粒状
物であった。また、4日間の連続重合後、流動層内壁と
ガス循環ライン内壁へのポリマーは少量あり、ゲルの数
は35個であった。固体触媒成分の内容および重合結果
は表1に示した。
たり0.4mmolを採取し、5mlのトルエンを加
え、トルエン溶液とした。ついで濃度1mmol/ml
(Al原子モル数)のメチルアルミノキサン溶液 40
mlを加えて室温で1時間攪拌した。200mlフラス
コに上記1,3−プロパンジオール処理したSiO21
0gを加え、上記の溶液の全量を加え、窒素ブローおよ
び減圧下で溶媒を除去して流動性のある固体触媒成分を
得た。 (気相重合)実施例1と同様の気相重合装置を用い、実
施例1と同様な条件で4日間の連続重合を行なった。触
媒効率は290,000g重合体/gZr、生成したエ
チレン共重合体は、MFR2.5g/10min、密度
0.9182g/cm3であり、かさ密度0.49g/
cm3、平均粒径740μmの形状の丸い粒状物であっ
た。また、4日間の連続重合後、流動層内壁へのポリマ
ーの付着は無かった。 (ゲルの評価)得られた重合体をTダイ成形によりフィ
ルムを得た。10cm×10cm×90μmのフィルム
中のゲルは9個であった。固体触媒成分の内容および重
合結果は表1に示した。 比較例6 実施例10において、SiO2の1,3−プロパンジオ
ール処理のないことを除いては実施例10と同様に行っ
た。触媒効率は270,000g重合体/gZr、生成
したエチレン共重合体は、MFR2.8g/10mi
n、密度0.9176g/cm3であり、かさ密度0.
44g/cm3、平均粒径670μmの形状の丸い粒状
物であった。また、4日間の連続重合後、流動層内壁と
ガス循環ライン内壁へのポリマーは少量あり、ゲルの数
は35個であった。固体触媒成分の内容および重合結果
は表1に示した。
【0120】
【表1】
フロントページの続き Fターム(参考) 4J028 AA01A AB01A AC01A AC10A AC20A AC28A BA00A BA01B BC12B BC25B CA24C CA25C CA27C CA28C CB24C CB63C CB82C CB87C EB01 EB02 EB03 EB04 EB05 EB07 EB09 EB10 EB11 EB13 EB14 EB16 EB17 EB18 EB21 EC01 EC02 4J100 AA02P AA03P AA04P AA16P AA17P CA01 CA04 FA10
Claims (12)
- 【請求項1】 下記の(I),(II),(III)を相互に
接触させて得られるオレフィン重合用触媒。 (I)メタロセン系遷移金属化合物 (II)Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム
化合物、ボランおよびボレートからなる群から選ばれる
化合物 (III)下記(III−a)と(III−b)で表される化合
物を相互に接触することで得られる反応物 (III−a)ケイ素の酸化物および/または複酸化物 (III−b)一般式:Z(YHk)jで表される化合物 [ここでZは炭素数1〜20の炭化水素残基、Yは窒素
原子、燐原子、酸素原子または硫黄原子から選ばれる原
子、Hは水素原子を示し、kは1または2、jは2以上
の整数である] - 【請求項2】 前記(I)が下記一般式(I−a)で表さ
れるメタロセン系遷移金属化合物であることを特徴とす
る請求項1記載のオレフィン重合用触媒。 R1R2M1X1X2 (I−a) [式中、M1はZr、Ti、またはHfを示し、R1,R2
は個別にシクロペンタジエニル基、置換ペンタジエニル
基、インデニル基または置換インデニル基を示し、
R1,R2は炭素数1〜18の炭化水素残基および/また
はシリレン基を介し結合していてもよく、X1,X2は水
素またはハロゲン原子または炭素数は1〜24の炭化水
素残基を示す。] - 【請求項3】 前記(I)が下記一般式(I−b)で表さ
れるメタロセン系遷移金属化合物であることを特徴とす
る請求項1記載のオレフィン重合用触媒。 【化1】 [式中、M1はZr、Ti、またはHfを示し、M2はA
lまたはBを示し、R1,R2は個別にシクロペンタジエ
ニル基、置換ペンタジエニル基、インデニル基または置
換インデニル基を示し、R1,R2は炭素数1〜18の炭
化水素残基および/またはシリレン基を介し結合してい
てもよく、R3,R4は個別に水素原子、炭素数1〜18
の炭化水素基、炭素数1〜18のハロゲン化炭化水素基
を示し、R 3,R4は互いに結合して1個以上の環状炭化
水素基を形成してもよく、R5,R6,R7,R8は個別に
水素原子または炭素数1〜18の炭化水素基を示し、R
7,R8は互いに結合して1個以上の環状炭化水素基を形
成してもよい。] - 【請求項4】 メタロセン系遷移金属化合物のM1がZ
rである請求項2または3に記載のオレフィン重合用触
媒。 - 【請求項5】 メタロセン系遷移金属化合物のM2がA
lである請求項3に記載のオレフィン重合用触媒。 - 【請求項6】 メタロセン系遷移金属化合物のM2がB
である請求項3に記載のオレフィン重合用触媒。 - 【請求項7】 Al−O−Al結合を含む変性有機アル
ミニウム化合物がメチルアルモキサンである請求項1に
記載のオレフィン重合用触媒。 - 【請求項8】 上記の(III−a)がシリカであり、(I
II−b)がエチレングリコール、1,2−プロパンジオ
ール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオ
ールおよび1,3−ブタンジオールから選ばれるジオー
ルの1種または2種以上である請求項1記載のオレフィ
ン重合用触媒。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項記載の触媒
の存在下にオレフィンを重合させるポリオレフィンの製
造法。 - 【請求項10】 オレフィンの重合がスカベンジャーの
存在下に行われる請求項9記載のポリオレフィンの製造
方法。 - 【請求項11】 スカベンジャーが有機アルミニウム化
合物である請求項10記載のポリオレフィンの製造方
法。 - 【請求項12】 オレフィンの重合がエチレンの単独重
合またはエチレンとα−オレフィン共重合である請求項
9記載のポリオレフィンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000154778A JP2001329007A (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | オレフィン重合用触媒およびそれを用いたポリオレフィンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000154778A JP2001329007A (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | オレフィン重合用触媒およびそれを用いたポリオレフィンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001329007A true JP2001329007A (ja) | 2001-11-27 |
Family
ID=18659821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000154778A Pending JP2001329007A (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | オレフィン重合用触媒およびそれを用いたポリオレフィンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001329007A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018501323A (ja) * | 2014-12-10 | 2018-01-18 | エルジー・ケム・リミテッド | 繊維製造用ポリオレフィンペレットおよびこれを含む繊維 |
US10150825B2 (en) | 2014-04-11 | 2018-12-11 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Production method for olefin-based polymer, and olefin polymerization catalyst |
US10246531B2 (en) | 2014-04-11 | 2019-04-02 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Production method for olefin-based polymer, olefin polymerization catalyst, and olefin-based polymer |
-
2000
- 2000-05-25 JP JP2000154778A patent/JP2001329007A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10150825B2 (en) | 2014-04-11 | 2018-12-11 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Production method for olefin-based polymer, and olefin polymerization catalyst |
US10246531B2 (en) | 2014-04-11 | 2019-04-02 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Production method for olefin-based polymer, olefin polymerization catalyst, and olefin-based polymer |
JP2018501323A (ja) * | 2014-12-10 | 2018-01-18 | エルジー・ケム・リミテッド | 繊維製造用ポリオレフィンペレットおよびこれを含む繊維 |
US10570532B2 (en) | 2014-12-10 | 2020-02-25 | Lg Chem, Ltd. | Polyolefin pellet for preparing fiber and fiber comprising the same |
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